説明

乳児ケア物品を陳列する陳列装置及び方法

乳児ケア物品の小売陳列が、第1の陳列セクションを含み、その第1の陳列セクションは、第1発育段階の間に使用するのに適合した乳児ケア物品の第1のセットに関連付けられる。乳児ケア物品の第1のセットは、おむつ、拭き取り用品、よだれ掛け、摂食用具、バスケア用品、及び個人向け衛生用製品を含む乳児ケア物品サブセットのグループから選択された少なくとも2つの異なる乳児ケア物品サブセットを含む。陳列は第2の陳列セクションを含み、その第2の陳列セクションは、第2発育段階の間に使用するように適合された乳児ケア物品の第2のセットに関連付けられる。乳児ケア物品の第2のセットは、おむつ、拭き取り用品、よだれ掛け、摂食用具、バスケア用品、及び個人向け衛生用製品を含む乳児ケア物品サブセットのグループから選択された少なくとも2つの異なる乳児ケア物品サブセットを含む。第1の陳列用絵入り表現は、第1の陳列セクションに関連付けられ、第1発育段階に対応しており、第2の陳列用絵入り表現は、第2の陳列セクションに関連付けられ、第2発育段階に対応している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、乳児ケア物品を陳列する装置及び方法に関し、より具体的には、消費者が自らの子供に適した乳児ケア物品を選択するのを支援する絵入り表現の使用法に関する。
【背景技術】
【0002】
乳児及び子供の発育は、複雑であり且つ多数の側面を有する。子供が乳児期から幼児期及び幼児期を越えて発育する際、子供は、身体的領域、生理学的領域、精神的領域、情緒的領域、及び他の領域における発育を経験することになる。これらの様々な局面における発育の度合いは子供ごとに異なり、従って、同じような年齢の子供であっても、異なる能力を有することがある。
【0003】
乳児及び小さな子供を対象とする製品の製造業者は、製品を子供の特定の発育段階に適合させる必要性を長きにわたり認識している。それ故に、ある製品は、様々な発育段階の子供に対応するために、異なる寸法といった複数のバージョンで提供されている。寸法は特に関心が持たれるものであるが、製品ラインのバリエーションには、子供の発育の様々な局面又は付加的な局面を考慮することができる。例えば、様々な寸法でおむつを提供することにより、明らかな利益が認められる。しかしながら、様々な発育段階に対しておむつを設計する際、生理学的発育などの付加的な側面を考慮すると、より一層有利となる。例えば、新生児は比較的動きが少なく、従って、新生児を対象とするおむつが、乳児の動きを促す必要はない。対照的に、よちよち歩きの幼児は通常、這ったり歩いたりすることができ、従って、よちよち歩きの幼児が使用することを意図したおむつは、設計要素として機能性をも考慮したものでなければならない。おむつに加えて、拭き取り用品、摂食用具、バスケア用品、個人向け衛生用製品、及び他の乳児ケア物品に対する製品ラインの構想においてもまた、子供の発育の多数の側面を考慮し得る。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
製造業者は、子供の様々な発育段階に特に適合する製品提供の必要性を認識してきたが、その様々な段階を消費者に伝えることと、製品が特定の発育段階に好適であるものとして明確に認識することとが困難であることが判明している。こうしたことが困難であるため、製造業者は典型的には、ひとつの年齢又は年齢範囲に注目することによって、製品の適合性を認識してきた。しかしながら、子供は様々な度合いで発育するため、この手法では、結果として消費者が不適切な購入判断をなすことがある。さらに、年齢に基づくシステムは、子供の発育の基準又は尺度として親に解釈され得るという危険性がある。結果的に、年齢に基づく手法は、子供が必要条件としての年齢を満たしているものの、製品を適切に使用できないことが分かると、親の不安を生じさせたり増大させたりすることがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
製品自体にマーク付けすることに加えて、小売業環境に設けられた陳列もまた、消費者の混乱及び間違った購入決定の一因となることがある。ある小売陳列においては、無計画で、且つ、時には明らかに無秩序な方法で乳児ケア物品が展示されている。他の陳列においては、製造業者別又は製品タイプ別に製品が整理されているものの、子供の特定の発育段階に対する適合性に従って物品が分類されていないことがある。いずれにしても、消費者は、陳列用に提示された各製品を念入りに調べて、その製品が適合する特定の発育段階を示すしるしを探さなければならない。単一の陳列または陳列領域に、よだれ掛け、拭き取り用品、おむつ、摂食用具、バスケア用品、個人向け衛生用製品、及び他の乳児ケア物品など、様々なタイプの乳児ケア物品が含まれるため、陳列製品を検討し、所望の品を選択することは、しばしば過度に時間を要すると共に混乱を招くものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本開示は、乳児の発育段階に従って乳児ケア物品をマーク付けし、識別し、陳列する装置及び方法に関する。ある例示的実施形態は、摂食用品のパッケージ上に絵入り表現を用いており、その絵入り表現は、子供の特定の発育段階に関連付けられ、消費者などによって容易に識別される。他の例示的実施形態は、子供の同じ発育段階を対象とする様々なタイプの乳児ケア物品上に、同様の又は一貫した絵入り表現を現す。例えば、すべて乳児の特定の発育段階を対象とするおむつ、拭き取り用品、よだれ掛け、摂食用具、バスケア用品、個人向け衛生用製品、及び他のタイプの乳児ケア物品は、共通の視覚的要素を有する絵入り表現のセットから選択された絵入り表現を備えることができ、それによって、消費者は、消費者自身の子供に適切なものとして製品をより容易に識別することが可能となる。乳児ケア物品は、子供の異なる発育段階に従って配置されることで、陳列の該当領域へ消費者をより容易に導くことができる、小売陳列のさらなる例示的実施形態が開示されている。
【0007】
本明細書で使用する時、「絵入り表現」という用語は、識別マークのいかなるタイプをも指し、その識別マークは、乳児ケア物品を表す言葉及び/又は図形を含むことが可能である。以下でより詳細に説明するように、その図形は、1つ若しくは複数の保護者、乳児、乳児ケア品、又は他の物体を含んでもよく、又、色、濃淡、肖像、又は他の特徴を含むことも可能である。絵入り表現は、乳児ケア物品上に、物品のパッケージ上に、物品又はそのパッケージに入れられた又は取り付けられた印刷物上に直接設けられてもよく、又はそれ以外の方法で物品に関連付けられてもよい。
【0008】
本明細書で使用する時、「乳児ケア物品」という用語は、乳児又は小さな子供を対象とする装置又は製品を指す。乳児ケア物品の例示的タイプには、おむつ、拭き取り用品、よだれ掛け、摂食用具、バスケア用品、及び個人向け衛生用製品が挙げられるが、これらに限定しない。
【0009】
本明細書で使用する時、「保護者」という用語は、親、ベビーシッター、家族、教師、託児所の従業員、又は乳児ケア物品を用いて子供を十分に補助したり監督したりすることができる他の人物など、子供以外の人物を意味する。
【0010】
子供の対応する発育段階を示す絵入り表現を有するパッケージに配置された、様々な例示的摂食用具が、図1、2A、2B、3A、3Bに示されている。図1は、第1のパッケージ12に入れられた哺乳瓶10の形体の第1の摂食用具を示す。哺乳瓶10は、基部11と、ニップル13と、カラー15と、キャップ17とを含む。パッケージ12はラベル14を含み、そのラベル14は、第1発育段階にある子供がボトル10を使用する様子を描いた絵入り表現16を有する。
【0011】
図2A及び2Bは、子供の第2発育段階で使用するのに好適な摂食用具を示す。図2Aは、ラベル22を有するパッケージ20に入れられたトレーニングカップ18を示す。トレーニングカップ18は、2つのハンドル19と、乳頭状の弁21とを有しており、その乳頭状の弁21は、それを通じて流量を調整するためのものである。ハンドル19は、運動技能が限られた又は未熟な子供が把持するように寸法決めされている。ラベル22は、絵入り表現24を含んでおり、その絵入り表現24は、第2発育段階にある子供がカップ18を使用する様子を表している。図2Bは、パッケージ30に入れられたボウル26とスプーン28とを示す。ボウル26は、側部の取手27と、2つの受け部29とを含む。スプーン28は、比較的薄いハンドル31と、子供の口の中に挿入するために寸法決めされた先頭部33とを有している。ボウル36及びスプーン38は、主として保護者によって操作されることを意図したものである。パッケージ30はラベル32を含み、そのラベル32は、第2発育段階にある子供がボウル26及びスプーン28を使用する様子を表した絵入り表現34を有している。
【0012】
図3A及び3Bは、子供の第3発育段階の間に使用するのに好適な摂食用具を示す。図3Aは、ラベル40を有するパッケージ38に入れられたシッピーカップ36を示す。シッピーカップ36は、より発達した運動技能を有する子供が操作するために寸法決めされた、ハンドルのない基部37と、取り外し式の蓋39とを有する。ラベル40は、絵入り表現42を含んでおり、その絵入り表現42は、第3発育段階にある子供がカップ36を使用する様子を表している。図3Bは、トレーニングボウル44、トレーニングフォーク46、及びトレーニングスプーン48を示す。ボウル44は、開口したボウル区分50a、50bを画定する分割された凹部と、蓋付きのボウル区分(不図示)を閉じるための移動式カバー52とを含む。フォーク46及びスプーン48は、子供が把持するのに好適な大き目のハンドル51、53を有している。フォーク48は歯55をさらに有しており、この歯55は、使用中に子供が怪我をする危険性を最小にするために丸い先端を有している。ボウル44と、フォーク46と、スプーン48とは、ラベル54を有するパッケージ52に入れられている。ラベル54は、絵入り表現56を含んでおり、その絵入り表現56は、第3発育段階にある子供がボウル44、フォーク46、及びスプーン48を使用する様子を表している。
【0013】
絵入り表現16、24、34、42及び56は、製品が適合する、乳児の関連する発育段階を伝える図形又は文章の機能を含む。図4Aにより詳細に示すように、ラベル14の絵入り表現16は、保護者の像58と、新生児の像60と、哺乳瓶の像62とを含む。片腕で立ったまま新生児を支え、手で哺乳瓶を保持して新生児に授乳させる保護者が表されている。この像は、保護者からのかなりの程度の補助を必要とする子供に、製品、つまり哺乳瓶を用いることを意図したものであることを伝えており、このように補助を必要とすることは、乳児の第1発育段階に相当しよう。
【0014】
ラベル22の絵入り表現24は、乳児の第2発育段階にある子供がトレーニングカップ18を使用していることを伝えることができる。図4Bにより詳細に示すように、絵入り表現24は、保護者の像64、幼児の像66、及びトレーニングカップの像68を含む。保護者がそばにいてより限られた補助を与えながらも、幼児は椅子に座り、トレーニングカップを保持しているものとして表わされている。絵入り表現16が伝えるメッセージとは対照に、絵入り表現24は、そのトレーニングカップが、少なくとも限られた程度の自立と身体的な運動技能を有する子供が使用することを意図したものであることを消費者に伝えており、そのような自立と運動技能は、乳児の第2発育段階に相当しよう。
【0015】
ラベル40上の絵入り表現42は、乳児の第3発育段階にある子供がシッピーカップ36を使用していることを伝えることができる。図4Cで最良に示されるように、絵入り表現34は、保護者の像70と、よちよち歩きの幼児の像72と、シッピーカップの像74とを含む。保護者が離れた場所から監視しながらも、よちよち歩きの幼児は、片手でシッピーカップを保持しながら自身で立っているものとして表わされている。絵入り表現34に示したよちよち歩きの幼児は、絵入り表現24に示した幼児よりも、より発達した運動能力及びより高い自立性を明らかに有している。それ故に、消費者に伝えられるメッセージは、そのシッピーカップが、生理学的気質及び身体的技能がより発達した子供を対象とするということであり、このような発達は乳児の第3発育段階に相当しよう。
【0016】
ラベル32の絵入り表現34は、図4Bに関連して上述した、乳児の第2発育段階にある子供が、ボウル26及びスプーン28を使用していることを伝えることができる。絵入り表現42は、保護者の像76と、幼児の像78と、ボウルの像80と、スプーンの像82とを含む。幼児は、トレーを有する子供椅子に座っており、そのトレーの上にボウルが載せられているものとして表現されている。スプーンを使用して幼児に食べさせる保護者が示されている。それ故に、絵入り表現34に表された幼児は、固形物を食べることができ、従って絵入り表現16に示す新生児よりも発育しているが、自分独りで食事するのに十分な運動技能は有していない。それ故に、その幼児は、上述の乳児の第2発育段階と同様の、保護者から幾分かの補助を必要とする発育段階にある。
【0017】
ラベル54の絵入り表現56は、乳児の第3発育段階に対応させることができる。図5Bを参照すると最良に示されるように、絵入り表現56は、よちよち歩きの幼児84の像と、トレーニングボウル86の像と、トレーニングフォーク88の像と、トレーニングスプーン90の像とを含む。トレーニングボウル及びトレーニングフォークを載せたテーブルの前に座り、トレーニングスプーンを使用して自身で食事するよちよち歩きの幼児が示されている。重要なこととして、保護者の像は、絵入り表現42に含まれておらず、従って、このよちよち歩きの幼児は、保護者に依存せずに自身で食事するのに十分な技能を有している。それ故に、消費者は、トレーニングボウル44と、トレーニングフォーク46と、トレーニングスプーン48とが、ある程度の自立性を有する子供を対象とするものであることを、絵入り表現56から理解することができ、そのように自立性を有することは、上述の乳児の第3発育段階に相当しよう。
【0018】
上述のように、乳児の第1発育段階は概ね新生児の段階に、乳児の第2発育段階は幼児の段階に、乳児の第3発育段階はよちよち歩きの幼児の段階に対応するものとして説明してきた。段階に対するこれらの名前は、特定の年齢又は年齢の範囲を意味するのではなく、むしろ子供の能力に対応することを意図したものである。あまり年齢を暗示することのないその他の用語を、発育段階を識別するために用いることができる。例えば、第1発育段階は、再帰的段階(reflexive stage)に対応することがあり、この段階において、子供は摂食中に完全な補助を必要とする。この段階において、子供は、摂食用具を自立して使用するのに十分な運動技能に欠けることがあり、流動食を必要とする限られたレベルの生理学的発育を有することがある。乳児の第2発育段階は、粗雑な運動技能の段階に対応することがあり、その段階において、子供は、身体的にも精神的にも幾分かの摂食活動を行うことができるが、依然として保護者からの幾分かの補助を必要とすることがある。この段階において、子供は、トレーニングカップ又はトレーニング用具上の大きなハンドルを把持する能力を有し得る。乳児の第3発育段階は、高度な運動技能の段階に対応させることができ、この第3段階において、子供は、摂食中に必要なすべての機能を概ね満たすことができ、従って保護者からの補助をほとんど必要としない。この段階において、子供は、ハンドルのないシッピーカップを把持し、トレーニング用具を操作する能力を有し得る。
【0019】
ここまでは、乳児の発育段階について、子供が有する生理学的特徴及び運動技能に関連して説明してきた。しかしながら、情緒的又は精神的な能力など、子供の発育上の他の側面に関して発育段階を定義することが可能である。一般に、考慮される要素に関わらず、個別の発育段階は、保護者が容易に認識する遷移期間に関連付けることができる。そのような遷移期間は、新たな身体的活動若しくは動作を行う子供の能力、子供が示す新たな生理学的特徴、新たな精神的若しくは感情的能力の表出、又は子供が示す他の新たな能力を含むことが可能である。
【0020】
さらに、例示的実施形態では、3つの発育段階を識別しているが、ある乳児ケア物品では、2つのみ又は3つを超えるレベルでの区別を必要とすることがあり、これらの段階を子供の発育の異なるパラメータに従って定義することもできる。例えば、第1発育段階は、発育盛りの又は歩行できる前の時期に該当し、母親との信頼を築く段階(bonding stage)にある新生児、並びに頭を上げる又は寝返りを打つのに過ぎない程度の活動の、その他の動けない幼児(infant)を含むことが可能である。第2発育段階は、這う時期を含む発見段階に該当し、座るという形態での行動、並びに突進する(scooting)、転がる、又は這うという形態での動きが発達中である好奇心の強いよちよち歩きの幼児(toddlers)を含む。第3発育段階は、歩行時期を含む探検段階に該当してもよく、その活動のレベルとして立つこと、歩くこと及び走り始めることが挙げられるよちよち歩きの幼児(toddlers)を含むことも可能である。第4発育段階は、学習の時期に該当してもよく、衣服の着用などは自分ででき、且つバランスを失わずに歩いたり、走ったりすることを可能にする筋肉運動の調整が発達中であるよちよち歩きの幼児(toddlers)を含むことが可能である。この第4段階では訓練に焦点を当ててもよく、排泄のしつけを受け、自立できることを試み、全体的には乳児から子供へと変わりつつある、よちよち歩きの幼児を含むことも可能である。まだ子宮の中にいる乳児の経験を例証する誕生前段階のような他の段階が考慮される。これらの段階は例として示されるに過ぎず、例えば5段階又はそれ以上の段階に更に細分化することができる。逆に、5段階未満に合併整理することもできる。よちよち歩きの幼児などの年長の子供は、発育の多様な局面に関連する更に複雑多岐な段階を有することもある。
【0021】
発育段階について、特定の摂食用具を用いる子供の能力に関連して説明してきたが、その段階は他の種類の乳児ケア製品に関して定義してもよいことは理解されよう。特定の種類の乳児ケア物品に対して関連付けられる発育段階は、その物品を適切に使用したり利用したりするのに必要な身体的、生理学的、情緒的、精神的又は他の技能によって決まる。
【0022】
種々の種類の物品を子供の特定の発育段階に好適なものとして識別するために、乳児ケアをマーク付けする調整システムを使用することができ、それによって、消費者が自らの子供に好適な製品を選択するのを支援することができる。そのマーク付けシステムは、乳児ケア物品の2つ又はそれ以上のサブセットからの乳児ケア物品に適用でき、その乳児ケア物品は、限定はしないが、おむつ、拭き取り用品、よだれ掛け、摂食用具、バスケア用品、及び個人向け衛生用製品を含むサブセットのグループから選択することができる。そのマーク付けシステムは、2つ又はそれ以上のサブセットからの、同じ又は同様の発育段階において使用することを意図した乳児ケア物品上に、同様の絵入り表現を使用する。それ故に、消費者は、自らの子供に好適な様々な種類の乳児ケア物品を容易に識別することができる。そのマーク付けシステムは、特定の発育段階にそれぞれが関連付けられた複数配列の絵入り表現を含んでもよい。そのような配列の例示的実施形態を図6A、6B、及び6Cに示す。
【0023】
絵入り表現の陳列は、第1発育段階に対応することが可能である。図6Aに示すように、第1の陳列100は、絵入り表現102、104を含んでいる。絵入り表現102は、図4Aに示すものと類似しており、保護者が幼児を抱いて哺乳瓶で授乳しているところを示している。絵入り表現104は、おむつを着用している幼児を抱く保護者を示している。これらの絵入り表現102、104のいずれにおいても、成長期の又は歩行できる前の子供が示されており、子供は概して自分自身で座ることができない。そのような例として、子供をまっすぐな姿勢に抱いている保護者が示されている。配列100の第1の絵入り表現102は、哺乳瓶と共に使用するのに好適であり、従って、乳児ケア物品の摂食用具サブセットに関連する。配列100の第2の絵入り表現104は、おむつと共に使用するのに好適であり、従って、乳児ケア物品のおむつサブセットに関連する。
【0024】
第2発育段階に対応する絵入り表現の配列を図6Bに示す。第2の配列106は、第1の絵入り表現108と、第2の絵入り表現110と、第3の絵入り表現112とを含む。第1の絵入り表現108は、図4Bに示すものと類似しており、保護者が、座っている子供にトレーニングカップを手渡しているところを示している。第2の絵入り表現110は、図5Aに示すものと類似しており、保護者が子供椅子に座っている子供に食べさせているところを示している。第3の絵入り表現112は、補助し励ましている保護者と、おむつを着用しながら這っている子供を示している。これらの絵入り表現108、110、112のそれぞれにおいて、限られたレベルの身体的運動技能を少なくとも有するものの、保護者から相当な補助を依然として受けている子供が示されている。それ故に、消費者は、これらの絵入り表現における子供の像を、発見段階に相当しうる第2発育段階にあるものとして識別することができる。配列106の第1の絵入り表現108は、トレーニングカップと共に使用するのに好適であり、配列106の第2の絵入り表現110は、ボウル及びスプーンと共に使用するのに好適であり、従って、絵入り表現108、110は、乳児ケア物品の摂食用具サブセットに関連する。配列106の第3の絵入り表現112は、おむつと共に使用するのに好適であり、従って、乳児ケア物品のおむつサブセットに関連する。
【0025】
第3発育段階に対応する絵入り表現の配列114を図6Cに示す。配列114は、図4Cのものと類似した第1の絵入り表現116を含んでおり、保護者が遠くから監視しながら、よちよち歩きの幼児がシッピーカップから飲み物を飲んでいるところを示している。第2の絵入り表現118は、図5Bのものと類似しており、テーブルの前に座った子供が、トレーニングスプーン、トレーニングフォーク、及びトレーニングボウルを使用しているところを示し、保護者は示されていない。第3の絵入り表現120は、保護者が立っている子供におむつを着用させているところを示している。配列114の第1の絵入り表現116は、シッピーカップと共に使用するのに好適であり、配列114の第2の絵入り表現118は、トレーニングボウル、フォーク、及びスプーンと共に使用するのに好適であり、従って、絵入り表現116、118は、乳児ケア物品の摂食用具サブセットに関連する。配列106の第3の絵入り表現120は、おむつと共に使用するのに好適であり、従って、乳児ケア物品のおむつサブセットに関連する。配列114内の各絵入り表現は、保護者があまり積極的な役割を果たさず、子供がより発達した身体的技能及び協調を有しているところを示している。各絵入り表現116、118、120における子供は、探検段階に相当し得る第3発育段階にある。
【0026】
特定の発育段階に適合する種々のサブセットから消費者が乳児ケア物品を選択するのを支援するために、配列内の各絵入り表現は、その特定の発育段階に関連付けられた共通の視覚的要素を組み込むことができる。その共通の視覚的要素は、図形、色、像、又は他のしるしであってもよい。例えば、第1の配列100において、各絵入り表現102、104は、第1の背景色122を有している。同様に、第2の配列106の絵入り表現108、110、及び112はすべて、共通の第2の背景色124を有している。更に又、第3の配列114の絵入り表現116、118、及び120はすべて、共通の第3の背景色126を有している。
【0027】
図面において種々の背景色がどのように表されているかを示す凡例を図7に記す。一般に、より大きな寸法の斑点は、より暗い濃淡を形成する。それ故に、凡例は、比較的小さな斑点を有して比較的明るい濃淡を形成する第1の背景色の見本128を含んでおり、その比較的明るい濃淡は、第1の背景色122が第1発育段階に関連付けられていることを示す。第2の背景色の見本130は、中間レベルの濃淡を形成するための中程度の寸法の斑点を示しており、その中間レベルの濃淡は、第2の背景色124が第2発育段階に関連付けられていることを示す。第3の背景色の見本132は、より暗い濃淡を形成するための比較的大きな斑点を示しており、そのより暗い濃淡は、第3の背景色126が第3発育段階に関連付けられていることを示す。
【0028】
別の方法として、又は背景色に加えて、各例示的配列の絵入り表現は、特定の発育段階にある子供が使用する適合性を示すために、1つ又はそれ以上の共通の像をさらに含んでもよい。例えば、第1の配列100において、各絵入り表現102、104は、歩行できる前の子供の像をさらに含む。絵入り表現102、104は、子供を立ったまま抱いている保護者の像をさらに含んでいる。これらの像の双方は、育ち盛りの、乳児ケア物品が適合する、発育段階を消費者に伝えている。
【0029】
第2の配列106において、絵入り表現108、110、112はすべて、少なくとも限られた運動技能を有する子供の像を含んでいる。絵入り表現108、110は、自身で座ることができる子供を示しており、一方で、絵入り表現112は、這っている子供を示している。各絵入り表現108、110、112は、子供の近くにいて補助する保護者の像をさらに含んでいる。それ故に、絵入り表現108、110、112に示す製品は、中間即ち発見発育段階にある子供に好適であることが、消費者に理解されよう。
【0030】
第3の配列114は、第3発育段階に関連付けられる像を有する絵入り表現を含む。絵入り表現116、118は、自身で食事する子供の像を含み、一方で、絵入り表現120は、立つことのできる子供の像を含む。それ故に、絵入り表現116、118、及び120に示す製品は、第3発育段階、即ち探検段階にある子供に好適であるものとして、消費者に理解されよう。
【0031】
本明細書で開示する3つの配列は、単に例として提供するものである。異なる又は更なる発育段階に対応する、絵入り表現の付加的な配列を企図する。例えば、例示的実施形態について、発育盛りの段階、発見段階、及び探検段階に関連付けられるものとして説明してきたが、これらの段階は、異なる定義を有してもよく、又、子供の発育の他の側面に重点を置いてもよい。他の段階定義は、限定はしないが、上記の定義を含んでもよく、その上記の定義は、上述の遷移期間に関連してもしなくてもよい。さらに、各配列100、106、114は、乳児ケア物品の摂食用具サブセット及びおむつサブセットに関連する絵入り表現を含んでいるが、各配列は、乳児ケア物品の更なる又は異なるサブセットに対応する更なる又は異なる絵入り表現を含んでもよいことが理解されよう。一般に、特定の配列の絵入り表現に示す乳児ケア物品は、限定はしないが、おむつ、拭き取り用品、よだれ掛け、摂食用具、バスケア用品、及び個人向け衛生用製品を含む乳児ケア物品サブセットのグループから選択された1つ又はそれ以上の物品を含むことが可能である。
【0032】
本明細書で開示するマーク付けシステムを鑑みると、特定の乳児に適切な乳児ケア物品の識別を支援する方法が又開示される。その方法は、第1発育段階に対応する絵入り表現の第1のセットと、第2発育段階に対応する絵入り表現の第2のセットとを少なくとも含む絵入り表現の配列を作り出すことを含む。第1発育段階の間に使用するのに適合した乳児ケア物品の第1のセットが識別される。乳児ケア物品の第1のセットは、少なくとも2つの異なる乳児ケア物品サブセットからの物品を含み、その乳児ケア物品サブセットは、おむつ、拭き取り用品、よだれ掛け、摂食用具、バスケア用品、及び個人向け衛生用製品を含む。第2発育段階の間の使用に適合した乳児ケア物品の第2のセットも識別される。乳児ケア物品の第2のセットは、少なくとも2つの異なる乳児ケア物品サブセットから選択された物品を含み、その乳児ケア物品サブセットは上述の乳児ケア物品サブセットのグループから選択されたものである。乳児ケア物品の第1のセットは、絵入り表現の第1のセットから選択された絵入り表現でマーク付けされ、乳児ケア物品の第2のセットは、絵入り表現の第2のセットから選択された絵入り表現でマーク付けされる。それ故に、消費者は、特定の発育段階を対象とする乳児ケア物品をより容易に識別することができ、従って、自らの子供のためにより適切な購入選択を行うことが可能となろう。
【0033】
消費者が自らの子供を該当する発育段階に分類するのを支援するために、各乳児ケア物品は、それ自体を、複数の発育段階に対応する絵入り表現と関連付けてもよい。例えば、図8Aにおいて、絵入り表現の配列140は、第1発育段階に対応する第1の絵入り表現142と、第2発育段階に対応する第2の絵入り表現144と、第3発育段階に対応する第3の絵入り表現146とを含む。配列140は、乳児ケア物品に関連付けられたパッケージ上に示すことができる。乳児ケア物品が適合する特定の発育段階を識別するために、その発育段階に対応する絵入り表現は、ある方法で強調され得る。例えば、第1の絵入り表現142を、図8Aに示すように、第2絵入り表現144及び第3の絵入り表現146よりも大きいものにすることができる。或いは、第2の絵入り表現144又は第3の絵入り表現146を、図8B及び8Cに示すように、他の2つの絵入り表現よりもそれぞれ大きいものとすることができる。より大きい寸法を使用することに加えて、異なる濃淡又は図形など、所望の絵入り表現を強調する他の方法を使用することができる。
【0034】
本明細書で開示するマーク付けシステムでは、異なるサブセットからの乳児ケア物品が、少なくとも2つの対応する発育段階を有することを仮定する。このことはマーキングシステム及び方法には適切であるが、留意されたいこととして、ある種類の乳児ケア物品に対して識別された発育段階が、それが一致する発育段階を別の種類の乳児ケア物品において有する必要はない。例えば、摂食用具に対して識別された乳児の第1発育段階は、おむつに関して識別された相対する発育段階を有さなくてもよく、逆もまた同様である。
【0035】
消費者を自らの子供に適切な乳児ケア物品に迅速に案内するように、小売陳列200を設けることができる。図9に示すように、小売陳列200は、第1のセクション202と、第2のセクション204と、第3のセクション206とを含むことができる。乳児ケア物品を収容するのに好適な棚板208を、各セクション202、204、206に設けることができる。第1のセクション202は、第1発育段階にある子供に好適な乳児ケア物品210を含む。第2のセクション204は、第2発育段階に好適な乳児ケア物品212を収容しており、第3のセクション206は、第3発育段階に好適な乳児ケア物品を収容している。第1段階に好適な各乳児ケア物品は、第1発育段階に関連付けられた絵入り表現の第1のセットから選択された絵入り表現216を含む。同様に、第2発育段階に好適な各乳児ケア物品212は、第2発育段階に関連付けられた絵入り表現のセットから選択された絵入り表現218を備える。更に又、第3発育段階に対する各乳児ケア物品は、第3発育段階に関連付けられた絵入り表現のセットから選択された絵入り表現220を備える。
【0036】
第1、第2、及び第3発育段階に好適な乳児ケア物品210、212、214は、限定はしないが、おむつ、拭き取り用品、よだれ掛け、摂食用具、バスケア用品、及び個人向け衛生用製品を含む乳児ケア物品の様々なサブセットからの製品を含むことが可能である。図9は、特定の陳列セクションにおいて各物品上にある同じ絵入り表現を示しているが、所定の陳列セクションにおける絵入り表現は、関連付けられる乳児ケア物品の種類に応じて異なっていてもよいことが理解されよう。例えば、絵入り表現の第1のセットは、図6Aに示す配列100に対応してもよく、従って、摂食用具に関連付けられた絵入り表現と、おむつに関連付けられた絵入り表現とを含む。このセットは、乳児ケア物品の異なるサブセットに関連付けられた更なる又は異なる絵入り表現を含んでもよい。所定のセットの各絵入り表現は、絵入り表現をセットの構成要素として識別する共通の視覚的要素を含む。その共通の視覚的要素は、詳細に上述したように、背景色、像、又は他の図形的特徴であることが可能である。
【0037】
各陳列セクションは、そのセクションに備えられた製品が適合する発育段階を識別する陳列用の絵入り表現を更に含んでおり、それによって、所望の発育段階に好適な乳児ケア物品を備える陳列セクションに消費者を迅速に案内する。図9に示す例示的実施形態において、第1の陳列セクション202は、第1発育段階に関連付けられた絵入り表現の第1のセットから選択された絵入り表現222を含む。同様に、第2の陳列セクション204は、第2発育段階に関連付けられた絵入り表現の第2のセットから選択された第2の絵入り表現224を含み、第3の陳列セクション206は、第3発育段階に関連付けられた絵入り表現の第3のセットから選択された第3の絵入り表現226を含む。その結果として、消費者は、セクション202、204、206に関連付けられた絵入り表現222、224、226を眺め、所望のセクションを確実に識別するか、又は、所望の発育段階に関連付けられていない1つ若しくはそれ以上のセクションを度外視することができる。展示用に設けられた絵入り表現222、224、226は、乳児ケア物品上に設けられた絵入り表現216、218、220と共通する視覚的要素を含むことができる。
【0038】
消費者が迅速且つ正確に選択するのを促進する、乳児ケア物品を陳列する方法も提供する。その方法は、乳児の第1発育段階に対応する絵入り表現の第1のセットを作り出すことと、乳児の第2発育段階に対応する絵入り表現の第2のセットを作り出すこととを含む。第1発育段階に適切な乳児ケア物品の第1のセットは、第1の陳列セクションに配置され、ここで、乳児ケア物品の第1のセットは、少なくとも2つの乳児ケア物品サブセットから選択された物品を含む。乳児の第2発育段階に適切な乳児ケア物品の第2のセットは、第2の陳列セクションに配置される。乳児ケア物品の第2のセットは、少なくとも2つの異なる乳児ケア物品サブセットからの物品を含む。上述のように、乳児ケア物品サブセットは、おむつ、拭き取り用品、よだれ掛け、摂食用具、バスケア用品、及び個人向け衛生用製品を含むサブセットのグループから選択され得る。第1の陳列セクションは、絵入り表現の第1のセットから選択された第1の陳列用の絵入り表現でマーク付けされ、第2の陳列セクションは、絵入り表現の第2のセットから選択された第2の陳列用の絵入り表現でマーク付けされる。この方法は、乳児の第3発育段階に対応する絵入り表現の第3のセットと、乳児の第3発育段階に適切な、第3の陳列セクションに配置される乳児ケア物品の第3のセットとを作り出すことを更に含んでもよく、ここで、第3の陳列セクションは、絵入り表現の第3のセットから選択された第3の陳列用の絵入り表現でマーク付けされる。
【0039】
「発明を実施するための最良の形態」で引用したすべての文書は、関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文書の引用も、それが本発明に関して先行技術であることを容認するものとして解釈されるべきではない。
【0040】
本開示の特定の実施形態について説明し記載したが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく他の様々な変更および修正が可能であることは当業者には明白であろう。 従って、本開示の範囲内にあるそのような全ての変更および修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】子供の第1発育段階に好適な摂食用具を示す。
【図2A】子供の第2発育段階の間に使用するのに好適な摂食用具を示す。
【図2B】子供の第2発育段階の間に使用するのに好適な摂食用具を示す。
【図3A】子供の第3発育段階の間に使用するのに好適な摂食用具を示す。
【図3B】子供の第3発育段階の間に使用するのに好適な摂食用具を示す。
【図4A】第1、第2、及び第3発育段階の間に使用するための摂食用具に関連付けられる絵入り表現をそれぞれ示す。
【図4B】第1、第2、及び第3発育段階の間に使用するための摂食用具に関連付けられる絵入り表現をそれぞれ示す。
【図4C】第1、第2、及び第3発育段階の間に使用するための摂食用具に関連付けられる絵入り表現をそれぞれ示す。
【図5A】乳児の2つの異なる発育段階の間に使用するための摂食用具に関連付けられる絵入り表現を示す。
【図5B】乳児の2つの異なる発育段階の間に使用するための摂食用具に関連付けられる絵入り表現を示す。
【図6A】第1、第2、及び第3発育段階の間に使用するのに好適な乳児ケア物品に関連付けられる絵入り表現の第1、第2、及び第3の配列をそれぞれ示す。
【図6B】第1、第2、及び第3発育段階の間に使用するのに好適な乳児ケア物品に関連付けられる絵入り表現の第1、第2、及び第3の配列をそれぞれ示す。
【図6C】第1、第2、及び第3発育段階の間に使用するのに好適な乳児ケア物品に関連付けられる絵入り表現の第1、第2、及び第3の配列をそれぞれ示す。
【図7】子供の特定の発育段階を示すために絵入り表現において使用できる一連の背景色構成を示す。
【図8A】絵入り表現の配列を示し、その配列において、1つの絵入り表現が、乳児の特定の発育段階を強調するために拡大されている。
【図8B】絵入り表現の配列を示し、その配列において、1つの絵入り表現が、乳児の特定の発育段階を強調するために拡大されている。
【図8C】絵入り表現の配列を示し、その配列において、1つの絵入り表現が、乳児の特定の発育段階を強調するために拡大されている。
【図9】小売陳列を示し、その小売陳列において、乳児ケア物品は、製品が適合する発育段階ごとに整理することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
乳児ケア物品を陳列する方法において、
第1発育段階に対応する絵入り表現の第1のセットと、第2発育段階に対応する絵入り表現の第2のセットとを少なくとも含む絵入り表現の配列を作り出すステップと、
第1発育段階に適切な乳児ケア物品の第1のセットを第1の陳列セクションに配置するステップであって、前記乳児ケア物品の第1のセットは、おむつ、拭き取り用品、よだれ掛け、摂食用具、バスケア用品、及び個人向け衛生用製品を含む乳児ケア物品サブセットのグループから選択された、少なくとも2つの異なる乳児ケア物品サブセットからの乳児ケア物品を含むステップと、
第2発育段階に適切な乳児ケア物品の第2のセットを第2の陳列セクションに配置するステップであって、前記乳児ケア物品の第2のセットは、おむつ、拭き取り用品、よだれ掛け、摂食用具、バスケア用品、及び個人向け衛生用製品を含む乳児ケア物品サブセットのグループから選択された、少なくとも2つの異なる乳児ケア物品サブセットからの乳児ケア物品を含むステップと、
前記第1の陳列セクションを、前記絵入り表現の第1のセットから選択された第1の陳列用絵入り表現でマーク付けするステップと、
前記第2の陳列セクションを、前記絵入り表現の第2のセットから選択された第2の陳列用絵入り表現でマーク付けするステップと、
を含むことを特徴とする、乳児ケア物品を陳列する方法。
【請求項2】
前記乳児ケア物品の第1のセットの各乳児ケア物品を、前記絵入り表現の第1のセットから選択された絵入り表現でマーク付けすることと、前記乳児ケア物品の第2のセットの各乳児ケア物品を、前記絵入り表現の第2のセットから選択された絵入り表現でマーク付けすることとを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記絵入り表現の第1のセットの各絵入り表現は、前記第1発育段階に関連付けられた第1の共通の視覚的要素を含み、前記絵入り表現の第2のセットの各絵入り表現は、前記第2発育段階に関連付けられた第2の共通の視覚的要素を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の共通の視覚的要素は第1の色を含み、前記第2の共通の視覚的要素は前記第1の色とは異なる第2の色を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記絵入り表現の第1のセットの各絵入り表現は、前記第1の色に対応する第1の背景色を少なくとも含み、前記絵入り表現の第2のセットの各絵入り表現は、前記第2の色に対応する第2の背景色を少なくとも含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の共通の視覚的要素は第1の像を含み、前記第2の共通の視覚的要素は第2の像を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の像は、前記第1発育段階に対応するものとして表現された第1の乳児の像を含み、前記第2の像は、前記第2発育段階に対応するものとして表現された第2の乳児の像を含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記絵入り表現の配列は、第3発育段階に対応する絵入り表現の第3のセットを更に含み、前記方法は、前記第3発育段階に適切な乳児ケア物品の第3のセットを第3の陳列セクションに配置するステップであって、前記乳児ケア物品の第3のセットは、おむつ、拭き取り用品、よだれ掛け、摂食用具、バスケア用品、及び個人向け衛生用製品を含む乳児ケア物品サブセットのグループから選択された、少なくとも2つの異なる乳児ケア物品サブセットからの乳児ケア物品を含むステップと、前記第3の陳列セクションを、前記絵入り表現の第3のセットから選択された第3の陳列用絵入り表現でマーク付けするステップとを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
乳児ケア物品の配列であって、
第1発育段階の間に使用するために適合された乳児ケア物品の第1のセットに関連付けられた第1の陳列セクションであり、前記乳児ケア物品の第1のセットは、おむつ、拭き取り用品、よだれ掛け、摂食用具、バスケア用品、及び個人向け衛生用製品を含む乳児ケア物品サブセットのグループから選択された、少なくとも2つの異なる乳児ケア物品サブセットからの乳児ケア物品を含む第1の陳列セクションと、
第2発育段階の間に使用するために適合された乳児ケア物品の第2のセットに関連付けられた第2の陳列セクションであって、前記乳児ケア物品の第2のセットは、おむつ、拭き取り用品、よだれ掛け、摂食用具、バスケア用品、及び個人向け衛生用製品を含む乳児ケア物品サブセットのグループから選択された、少なくとも2つの異なる乳児ケア物品サブセットからの乳児ケア物品を含む第2の陳列セクションと、
前記第1の陳列セクションに関連付けられ、且つ、前記第1発育段階に対応する、第1の陳列用絵入り表現と、
前記第2の陳列セクションに関連付けられ、且つ、前記第2発育段階に対応する、第2の陳列用絵入り表現と、
を含むことを特徴とする乳児ケア物品の配列。
【請求項10】
前記乳児ケア物品の第1のセットの各乳児ケア物品は、前記第1発育段階に関連付けられた第1の物品用絵入り表現を備え、前記乳児ケア物品の第2のセットの各乳児ケア物品は、前記第2発育段階に関連付けられた第2の物品用絵入り表現を備える、請求項9に記載の陳列。
【請求項11】
前記第1の陳列用絵入り表現及び前記第1の物品用絵入り表現のそれぞれは、前記第1発育段階に関連付けられた第1の共通の視覚的要素を含み、前記第2の陳列用絵入り表現及び前記第2の物品用絵入り表現のそれぞれは、前記第2発育段階に関連付けられた第2の共通の視覚的要素を含む、請求項10に記載の陳列。
【請求項12】
前記第1の共通の視覚的要素は第1の色を含み、前記第2の共通の視覚的要素は前記第1の色とは異なる第2の色を含む、請求項11に記載の陳列。
【請求項13】
前記第1の共通の視覚的要素は第1の像を含み、前記第2の共通の視覚的要素は第2の像を含む、請求項11に記載の陳列。
【請求項14】
前記第1の像は、前記第1発育段階に対応するものとして表現された第1の乳児の像を含み、前記第2の像は、前記第2発育段階に対応するものとして表現された第2の乳児の像を含む、請求項13に記載の陳列。
【請求項15】
第3発育段階の間に使用するために適合された乳児ケア物品の第3のセットに関連付けられた第3の陳列セクションであって、前記乳児ケア物品の第3のセットは、おむつ、拭き取り用品、よだれ掛け、摂食用具、バスケア用品、及び個人向け衛生用製品を含む乳児ケア物品サブセットのグループから選択された、少なくとも2つの異なる乳児ケア物品サブセットからの乳児ケア物品を含む第3の陳列セクションと、前記第3の陳列セクションに関連付けられ、且つ、前記第3発育段階に対応する第3の陳列用絵入り表現とを更に含む、請求項9に記載の陳列。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6A】
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【図6B】
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【図6C】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図9】
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【公表番号】特表2008−528183(P2008−528183A)
【公表日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−553148(P2007−553148)
【出願日】平成18年1月20日(2006.1.20)
【国際出願番号】PCT/US2006/002162
【国際公開番号】WO2006/083591
【国際公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【出願人】(590005058)ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー (2,280)
【Fターム(参考)】