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乳化型エアゾール組成物
説明

乳化型エアゾール組成物

【課題】水性原液と液化ガスの乳化が容易であって取り扱いが容易であり、さらにべたつきがなく使用感に優れている乳化型エアゾール組成物を提供すること。
【解決手段】界面活性剤およびパウダーを含有する水性原液ならびに液化ガスを含有し、水性原液と液化ガスとが乳化した乳化型エアゾール組成物であって、前記パウダーが、比表面積が100〜800m2/gである高比表面積パウダーと比表面積が0.1〜50m2/gである低比表面積パウダーとからなる混合パウダーである乳化型エアゾール組成物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乳化型エアゾール組成物に関する。さらに詳しくは、水性原液および液化ガスからなる乳化型エアゾール組成物であって、水性原液と液化ガスの乳化が容易であり、べたつきがなく使用感に優れている乳化型エアゾール組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ヒドロキシエチルセルロースなどの水溶性高分子を配合した水性原液と液化ガスとからなり、吐出するとパチパチと弾ける音を発するエアゾール組成物が開示されている。しかし、水性原液と液化ガスはエアゾール容器内に充填した後、容器を振ることで乳化させているため、弾ける感触や音を強くするために水溶性高分子の含有量を多くすると水性原液の粘度が高くなり、乳化に手間がかかるという問題がある。また、皮膚に吐出するとベタツキが強く使用感が悪いという問題がある。
【0003】
また、特許文献2には、乳化剤を含む水性原液、液化ガス、パウダーを含有し、パウダーとして特定の一次粒子径を有するシリカを使用することで、水性原液と液化ガスの乳化が容易になるエアゾール組成物が開示されている。しかし、パウダーの粒子が細かいため原液を調合する際に飛散しやすく、取り扱いにくいという問題がある。また、このエアゾール組成物は製造時の乳化は容易であるが、一旦乳化が壊れてしまうと再乳化しにくいという問題がある。さらに、このシリカは乾式法により製造され、水性原液中に分散させるとpHが酸性になり、金属容器を腐食するという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第4173034号
【特許文献2】特開2011−178685号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、水性原液と液化ガスの乳化が容易であって取り扱いが容易であり、さらにべたつきがなく使用感に優れた乳化型エアゾール組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
界面活性剤およびパウダーを含有する水性原液ならびに液化ガスを含有し、水性原液と液化ガスとが乳化した乳化型エアゾール組成物であって、前記パウダーが、比表面積が100〜800m2/gである高比表面積パウダーと比表面積が0.1〜50m2/gである低比表面積パウダーとからなる混合パウダーである乳化型エアゾール組成物に関する。
【0007】
前記混合パウダーの含有量が水性原液中0.1〜10質量%であることが好ましい。
【0008】
前記高比表面積パウダーが親水性であることが好ましい。
【0009】
前記混合パウダー中の、高比表面積パウダーと低比表面積パウダーとの容積比率が90/10〜30/70であることが好ましい。
【0010】
前記水性原液と液化ガスとの質量比率が50/50〜5/95であることが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、特定の比表面積を有するパウダーを組み合わせた混合パウダーを水性原液中に分散させることにより、水性原液と液化ガスとの乳化が容易となり製造しやすい乳化型エアゾール組成物を提供することができる。
【0012】
また、本発明のエアゾール組成物は乳化安定性に優れているため、消費者が使用するときに容器を軽く振るだけで元の乳化状態に戻り(再乳化)、設計通りの吐出物の効果を消費者に提供することができる。
【0013】
さらに、吐出物中に液化ガスを長く保持できるため、吐出物が氷結するエアゾール組成物や、パチパチと弾ける感触や音を生じるエアゾール組成物や、空間に吐出するとシャボン玉状の泡を形成するエアゾール組成物を提供することができる。このとき、水溶性高分子のような増粘剤の含有量を少なくする、または含有しない、とすることができるため、皮膚に塗布したあとのべたつきをなくし、使用感に優れた乳化型エアゾール組成物とすることができる。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の乳化型エアゾール組成物は、界面活性剤およびパウダーを含有する水性原液ならびに液化ガスを含有し、水性原液と液化ガスとが乳化した乳化型エアゾール組成物であって、前記パウダーが、比表面積が100〜800m2/gである高比表面積パウダーと比表面積が0.1〜50m2/gである低比表面積パウダーとからなる混合パウダーであることを特徴とする。
【0015】
前記界面活性剤は、水性原液と液化ガスを乳化させる目的で用いられる。
【0016】
前記界面活性剤としては、たとえば、POEモノラウレート、POEモノステアレート、POEモノオレエートなどのポリオキシエチレン脂肪酸エステル、POEソルビタンモノラウレート、POEソルビタンモノステアレート、POEソルビタンモノオレエートなどのポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、POEグリセリルモノステアレート、POEグリセリルモノオレエートなどのポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、POEソルビットモノラウレート、POEソルビットテトラステアレート、POEソルビットテトラオレエートなどのポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、POEセチルエーテル、POEステアリルエーテル、POEオレイルエーテル、POEラウリルエーテル、POEベヘニルエーテル、POEオクチルドデシルエーテル、POEイソセチルエーテル、POEイソステアリルエーテルなどのポリオキシエチレンアルキルエーテル、POE・POPセチルエーテル、POE・POPデシルテトラデシルエーテルなどのポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、デカグリセリルモノラウレート、デカグリセリルモノミリステート、デカグリセリルモノステアレート、デカグリセリルモノオレエート、デカグリセリルジオレエート、ヘキサグリセリルモノラウレート、ヘキサグリセリルモノステアレート、ヘキサグリセリルモノオレエートなどのポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、およびこれらの混合物などの非イオン性界面活性剤、ベヘントリモニウムメトサルフェートなどのカチオン性界面活性剤、脂肪酸石鹸、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、などのアニオン系界面活性剤、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリオキシプロピレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・メチルポリシロキサン共重合体などのシリコーン系界面活性剤、サーファクチンナトリウム、シクロデキストリン、水添酵素大豆レシチンなどの天然系界面活性剤、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸カリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム、N−ラウロイル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、N−ラウロイル−L−グルタミン酸カリウム、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸カリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸ナトリウムおよびN−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウムなどのN−アシルグルタミン酸塩、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸、N−ラウロイル−L−グルタミン酸、N−ステアロイル−L−グルタミン酸などのN−アシルグルタミン酸、N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンカリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルグリシンナトリウムなどのN−アシルグリシン塩、N−ヤシ油脂肪酸アシル−DL−アラニントリエタノールアミンなどのN−アシルアラニン塩などのアミノ酸系界面活性剤などがあげられる。
【0017】
前記界面活性剤の含有量は、水性原液中0.05〜10質量%であることが好ましく、さらには0.1〜5質量%であることが好ましい。前記界面活性剤の含有量が0.05質量%よりも少ない場合は水性原液と液化ガスが乳化しにくくなる傾向があり、10質量%よりも多い場合は界面活性剤が皮膚上に残りやすく、べたつくなど使用感が悪くなる傾向がある。
【0018】
前記パウダーは、エアゾール容器内で水性原液と液化ガスを乳化しやすくして製造を容易にする(初期乳化)、パウダーが容器底部に沈降しても軽く振ることによりエアゾール組成物中で分散しやすくする(再分散性)、乳化安定性を高くして消費者に使いやすくする(再乳化)、吐出物中に液化ガスを長く保持させて氷結しやすくする、パチパチと泡が弾ける感触や音を強くする、粒の大きなシャボン玉状の泡を形成するなど、吐出物の性能を高くするなどの目的で用いられ、本発明におけるパウダーは、比表面積が100〜800m2/gである高比表面積パウダーと、比表面積が0.1〜50m2/gである低比表面積パウダーとからなる混合パウダーであることを特徴とする。なお、本発明における比表面積は、窒素を用いたBET法により測定される比表面積とする。
【0019】
前記高比表面積パウダーは、製造時に水性原液と液化ガスを短時間で簡単に乳化し易くする、つまり初期乳化を容易にする、また、後述する低比表面積パウダーと共に水性原液中に分散させることで粘性を付与し、吐出物を氷結しやすくする、パチパチと泡が弾ける感触や音を強くする、粒の大きなシャボン玉状の泡を形成するなど、吐出物の性能を高くする目的で用いられる。
【0020】
前記高比表面積パウダーの比表面積は100〜800m2/gであり、150〜7500m2/gであることが好ましい。比表面積が100m2/gよりも小さい、または800m2/gよりも大きい場合は前述の効果が得られにくい傾向がある。また、平均粒子径は1〜20μmであることが好ましく、嵩密度は0.07〜0.3g/mlであることが好ましい。
【0021】
前記高比表面積パウダーとしては、たとえばシリカ、アルミナ、ゼオライトなどがあげられ、特に水性原液中に分散させたときの増粘効果が高く前述の効果が得られやすいこと、水性原液中に分散させてもpHの変動がほとんどなく金属容器を腐食しないことから、湿式法により製造された親水性シリカを用いることが好ましい。
【0022】
前記高比表面積パウダーの含有量は、水性原液中0.05〜7質量%であることが好ましく、さらには0.1〜5質量%であることが好ましい。前記高比表面積パウダーの含有量が0.05質量%よりも少ない場合は前述の効果が得られにくい傾向があり、7質量%よりも多い場合は容器の底部に沈降しやすく濃度勾配が高くなり、均一な組成で吐出しにくくなる傾向がある。
【0023】
前記低比表面積パウダーは、水性原液と液化ガスの乳化状態を安定化させることで再乳化を容易にする、パウダーの再分散性を良くするなどの目的で用いられる。前記低比表面積パウダーの比表面積は0.1〜50m2/gであり、0.5〜30m2/gであることが好ましい。比表面積が0.1m2/gよりも小さい、または50m2/gよりも大きい場合は前述の効果が得られにくい傾向がある。また、平均粒子径は1〜20μmであることが好ましく、嵩密度は0.1〜0.6g/mlであることが好ましい。
【0024】
前記低比表面積パウダーとしては、たとえばタルク、ナイロンパウダーなどがあげられ、特にエアゾール組成物の製造時における初期乳化も容易にすることができる点からタルクを用いることが好ましい。
【0025】
前記低比表面積パウダーの含有量は、水性原液中0.05〜7質量%であることが好ましく、さらには0.1〜5質量%であることが好ましい。前記低比表面積パウダーの含有量が0.05質量%よりも少ない場合は前述の効果が得られにくい傾向があり、7質量%よりも多い場合は容器の底部に沈降しやすく濃度勾配が高くなり、均一な組成で吐出しにくくなる傾向がある。
【0026】
前記混合パウダーの含有量は水性原液中0.1〜10質量%であることが好ましく、さらには0.2〜7質量%であることが好ましい。前記混合パウダーの含有量が0.1質量%よりも少ない場合は前述の効果が得られにくい傾向があり、10質量%よりも多い場合は容器の底部に沈降しやすく濃度勾配が高くなり、均一な組成で吐出しにくくなる傾向がある。
【0027】
前記混合パウダー中の、高比表面積パウダーと低比表面積パウダーとの容積比率(高比表面積パウダー容積/低比表面積パウダー容積)は90/10〜30/70であることが好ましく、さらには80/20〜35/65であることが好ましい。この容積比率の範囲より、高比表面積パウダーの容積が大きい場合は再乳化しにくくなる傾向、沈降したパウダーの再分散性が低下しやすくなる傾向がある。一方、低比表面積パウダーの容積が大きい場合は初期乳化しにくくなる傾向がある。
【0028】
前記水性原液には、製品の性能や目的などに応じて、有効成分、アルコール、水溶性高分子、pH調整剤、油分などを含有することができる。
【0029】
前記有効成分は、皮膚などに付着あるいは揮発して効果を発揮するもの、空間に放出されて効果を発揮するものであり、たとえば、l−メントール、カンフル、ミントオイルなどの清涼剤、クロタミトン、d−カンフルなどの鎮痒剤、サリチル酸メチル、インドメタシン、ピロキシカム、フェルビナク、ケトプロフェンなどの消炎鎮痛剤、オキシコナゾール、クロトリマゾール、スルコナゾール、ビフォナゾール、ミコナゾール、イソコナゾール、エコナゾール、チオコナゾール、ブテナフィン、およびこれらの塩酸塩、硝酸塩、酢酸塩などの抗真菌剤、アラントインヒドロキシアルミニウム、タンニン酸、クエン酸、乳酸などの収斂剤、アラントイン、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸ジカリウム、アズレンなどの抗炎症剤、塩酸ジブカイン、塩酸テトラカイン、リドカイン、塩酸リドカインなどの局所麻酔剤、ジフェンヒドラミン、塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェニラミンなどの抗ヒスタミン剤、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、コラーゲン、キシリトール、ソルビトール、ヒアルロン酸、乳酸ナトリウム、DL−ピロリドンカルボン酸塩、ケラチン、カゼイン、レシチン、尿素などの保湿剤、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、エチルヘキシルトリアゾン、オキシベンゾンなどの紫外線吸収剤、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化クロルヘキシジン、感光素、パラクロルメタクレゾールなどの殺菌消毒剤、グリシン、アラニン、ロイシン、アスパラギン酸、グルタミン酸、アルギニンなどのアミノ酸、パントテン酸カルシウム、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸ナトリウムなどのビタミン類、N,N−ジエチル−m−トルアミド(ディート)、カプリル酸ジエチルアミド、ハーブエキスなどの害虫忌避剤、緑茶エキス、柿タンニン、銀などの消臭成分、香料などがあげられる。
【0030】
前記有効成分の含有量は、水性原液中0.01〜20質量%であることが好ましく、さらには0.1〜10質量%であることが好ましい。前記水溶性有効成分の含有量が0.01質量%よりも少ない場合は有効成分の効果が得られにくく、20質量%よりも多い場合は乳化を阻害する場合がある。
【0031】
前記アルコールは水に溶解しない有効成分の溶媒、吐出物の状態を調整するなどの目的で用いられ、たとえば、エタノール、イソプロパノールなど、炭素数が2〜3個の1価アルコールなどがあげられる。
【0032】
前記アルコールの含有量は、水性原液中0.5〜40質量%であることが好ましく、さらには1〜30質量%であることが好ましい。前記アルコールの含有量が0.5質量%よりも少ない場合はアルコールの効果が得られにくく、40質量%よりも多い場合は乳化しにくくなる傾向がある。
【0033】
前記水溶性高分子は水性原液の粘性を高くし、吐出物中に液化ガスを長く保持させて水性原液を氷結しやすくする、パチパチと弾ける感触や音を強くするなどの目的で用いられる。
【0034】
前記水溶性高分子としては、たとえば、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウムなどのセルロース系高分子、キサンタンガム、カラギーナン、アラビアゴム、トラガントゴム、カチオン化グアガム、グアガム、ジェランガム、ローカストビーンガムなどのガム質、デキストラン、カルボキシメチルデキストランナトリウム、デキストリン、ペクチン、デンプン、トウモロコシデンプン、コムギデンプン、アルギン酸ナトリウム、変性ポテトスターチ、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマーなどがあげられる。
【0035】
本発明のエアゾール組成物は特定のパウダーを組み合わせた混合パウダーを用いることで水性原液に粘性を付与することができるため、吐出物が氷結するエアゾール組成物や、吐出物がパチパチと弾ける感触や音を生じるエアゾール組成物を製造する場合においても、水溶性高分子の含有量は水性原液中0.7質量%以下とすることができ、さらには0.5質量%以下とすることができる。そのため、吐出物を皮膚に塗り伸ばしてもべたつきがなく、拭き取りが不要なエアゾール組成物を得ることができる。
【0036】
前記pH調整剤は、水性原液のpHを調整して皮膚への刺激を低減させ、金属製のエアゾール容器を腐食しにくくするなどの目的で用いられる。
【0037】
前記pH調整剤としては、たとえば、トリエタノールアミン(TEA)、ジエタノールアミン(DEA)、モノエタノールアミン(MEA)、ジイソプロパノールアミン(DIPA)、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール(AMP)、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール(AMPD)などの有機アルカリ、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化アンモニウムなどの無機アルカリ、クエン酸、クエン酸ナトリウム、グリコール酸、乳酸、リン酸などの有機酸、塩酸などの無機酸などがあげられる。
【0038】
前記pH調整剤を含有する場合、原液のpHが5〜9、さらには6〜8となるように含有することが好ましい。原液のpHが5よりも低い場合は容器が腐食されやすくなる傾向があり、pHが9よりも高くなると皮膚への刺激が強くなりやすくなる傾向がある。
【0039】
前記油分は吐出物の状態を調整する、皮膚にうるおいを与えるなど、使用感を向上させるなどの目的で用いられる。
【0040】
前記油分としては、メドウフォーム油、オリーブ油、ツバキ油、トウモロコシ油、ヒマシ油、サフラワー油、ホホバ油、ヤシ油などの油脂、ミリスチン酸、ステアリン酸、オレイン酸などの脂肪酸、セチルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコールなどの高級アルコール、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、イソオクタン酸セチル、ジネオペンタン酸メチルペンタンジオール、ジネオペンタン酸ジエチルペンタンジオール、ジ−2−エチルへキサン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジラウリン酸プロピレングリコール、ジステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、モノオレイン酸プロピレングリコール、モノステアリン酸エチレングリコール、トリ2−エチルへキサン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、コハク酸ジエトキシエチル、リンゴ酸ジイソステアリルなどのなどのエステル油、メチルポリシロキサン、シクロペンタシロキサン、シクロヘキサシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、テトラヒドロテトラメチルシクロテトラシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサンなどのシリコーンオイル、流動パラフィン、イソパラフィンなどの炭化水素、およびこれらの混合物などがあげられる。
【0041】
前記油分を含有する場合の含有量は、水性原液中0.1〜20質量%であることが好ましく、さらには0.5〜10質量%であることが好ましい。前記油分の含有量が0.1質量%よりも少ない場合は前記油分の効果が得られにくくなる傾向があり、20質量%よりも多い場合は乾燥性が悪くなる、べたつきやすくなるなど使用感が低下する傾向がある。
【0042】
前記水性原液は、界面活性剤および必要に応じて含有する有効成分や、水溶性高分子などを水に添加して混合し、これにパウダーを添加して分散させることにより調製することができる。
【0043】
前記水の含有量は水性原液中50〜99.5質量%であることが好ましく、さらには60〜99質量%であることが好ましい。水の含有量が50質量%よりも少ない場合は液化ガスと乳化しにくくなる傾向があり、99.5質量%よりも多い場合は界面活性剤やパウダーを必要量含有しにくくなる。
【0044】
前記水性原液の含有量は、エアゾール組成物中5〜50質量%であり、10〜45質量%であることが好ましい。水性原液の含有量が前述の範囲外である場合は所望の吐出形態が得られにくい傾向がある。
【0045】
前記液化ガスはエアゾール容器内では蒸気圧を有する液体であり、水性原液と乳化している。エアゾール容器から外部に吐出されると気化し、吐出物を冷却して氷結する、または吐出物を発泡、破泡させてパチパチと弾ける感触を付与する、破泡音を発する、シャボン玉状の泡を形成するなど、所望の状態にする。
【0046】
前記液化ガスとしては、たとえば、プロパン、ノルマルブタン、イソブタンおよびこれらの混合物である液化石油ガス、ジメチルエーテル、ハイドロフルオロオレフィン、およびこれらの混合物などがあげられる。
【0047】
前記液化ガスの含有量は、エアゾール組成物中50〜95質量%であることが好ましく、さらには55〜90質量%であることが好ましい。液化ガスの含有量が前述の範囲外である場合は所望の吐出形態が得られにくい。なお、本発明では特定のパウダーを組み合わせることで水性原液に粘性を持たせているため、従来の水溶性高分子による増粘と比べて液化ガスと乳化しやすく、特に液化ガスを70質量%以上含有しても容易に乳化できる。
【0048】
本発明の乳化型エアゾール組成物は、水性原液を耐圧容器に充填し、液化ガスをアンダーカップ充填した後、耐圧容器にエアゾールバルブを固着して密封し、エアゾール容器を振とうして水性原液と液化ガスを乳化させることにより調製することができる。本発明の乳化型エアゾール組成物は特定のパウダーを組み合わせて含有しているため、振とう工程において振とう時間を短くでき、製造効率が高くなる。なお、水性原液を充填したのちエアゾールバルブを耐圧容器に固着し、エアゾールバルブから液化ガスを充填しても良い。この場合、液化ガスの充填により水性原液とエアゾール容器内で混合されて乳化が進むため、振とう工程がさらに容易または不要とすることができる。
【0049】
本発明の乳化型エアゾール組成物は、乳化安定性に優れているため、消費者が使用するときに軽く振るだけで製造直後の乳化状態に戻り、設計通りの吐出物の効果が得られることから、やけど治療薬、消炎鎮痛剤、鎮痒剤、皮膚保護剤、抗真菌剤、制汗剤、収斂剤、ほてり止めなど、皮膚に付着させる人体用製品、芳香剤、消臭剤、花粉除去剤などの空間用製品などに好適に用いることができる。さらに本発明の乳化型エアゾール組成物は水溶性高分子のような増粘剤の含有量を少なくする、または含有せずとも、吐出物が氷結するエアゾール組成物や、パチパチと弾ける感触や音を生じるエアゾール組成物とすることができることから、優れた使用感が求められる人体用製品に用いることで本願発明の効果をより発揮することができる。
【0050】
以下、実施例によって本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0051】
評価方法を下記に示す。
【0052】
(1)初期乳化
金属製耐圧容器に水性原液を充填し、エアゾールバルブを固着した。次いでチューブを備えていないエアゾールバルブから液化ガスを充填し、水性原液と液化ガスとが分離しているエアゾール製品を製造した。そして、このエアゾール製品を手で持ち、30cmの幅で上下に振り、1往復を1回として乳化するまでの回数を数えた。また、パウダーを精製水で置き換えた水性原液を用いて製造したエアゾール製品を基準品(基準品1〜4)とし、基準品についても同様に乳化するまでの回数を数え、基準品の回数と各実施例および比較例の回数とを比較した。
○:基準品の40%以下
△:基準品の41〜60%
×:基準品の61%以上
【0053】
(2)再乳化
初期乳化試験に供したエアゾール製品を45℃の恒温室内に3箇月間静置し、このエアゾール製品を手に持ち、30cmの幅で上下に振り、1往復を1回として乳化するまでの回数を数えた。
○:3回振ると乳化した。
△:4〜10回振ると乳化した。
×:10回振っても乳化しなかった。
【0054】
(3)吐出物の状態
(3−1)〜(3−3)に示す評価試験から、各エアゾール組成物の特性に応じた評価試験を行った。
【0055】
(3−1)吐出物の状態<氷結タイプ>
初期乳化試験に供したエアゾール製品から、エアゾール組成物0.5gをハンカチに吐出したときの吐出物の状態を評価した。
○:吐出物のほとんど全部が氷結した。
×:泡立ち氷結しなかった。
【0056】
(3−2)吐出物の状態<弾ける泡タイプ>
初期乳化試験に供したエアゾール製品から、エアゾール組成物0.5gを手のひらに吐出し、腕に塗り伸ばしたときの状態を評価した。
○:パチパチと泡が弾ける感触と音が得られた。
×:泡だったがパチパチと弾ける感触がなく、音も発しなかった。
【0057】
(3−3)吐出物の状態<シャボン玉状の泡タイプ>
初期乳化試験に供したエアゾール製品から、エアゾール組成物0.5gを空間中に吐出し、空間中での状態を評価した。
○:空間中に浮遊するシャボン玉状の泡が得られた。
×:泡の塊になり、空間中に浮遊せずに直ぐに落下した。
【0058】
(4)使用感
(4−1)〜(4−3)に示す評価試験から、各エアゾール組成物の特性に応じた評価試験を行った。
【0059】
(4−1)使用感<氷結タイプ>
初期乳化試験に供したエアゾール製品から、エアゾール組成物0.5gをハンカチに吐出し、このハンカチを首筋に押し当てたときの状態を評価した。
○:べたつきはなかった。
×:べたつきが強く、拭き取らないと残留感があった。
【0060】
(4−2)使用感<弾ける泡タイプ>
初期乳化試験に供したエアゾール製品から、エアゾール組成物0.5gを手のひらに吐出し、腕に塗り伸ばしたときの状態を評価した。
○:べたつきはなかった。
×:べたつきが強く、拭き取らないと残留感があった。
【0061】
(4−3)使用感<シャボン玉状の泡タイプ>
初期乳化試験に供したエアゾール製品から、エアゾール組成物を空間中に吐出し、吐出物が床面に落下して付着した部分を指で触り評価した。
○:べたつきはなかった。
×:べたつきが強く、拭き取らないと残留感があった。
【0062】
(5)容器安定性
初期乳化試験に供したエアゾール製品を45℃の恒温室内に3箇月間静置し、金属製耐圧容器の腐食の有無を評価した。
○:異常はなかった。
×:耐圧容器の内面(金属表面)に錆があり、侵食されていた。
【0063】
(6)再分散性
透明なポリエチレンテレフタレート(PET)製耐圧容器(満注量100ml)に水性原液を充填し、エアゾールバルブを固着した。次いでチューブを備えていないエアゾールバルブから液化ガスを充填し、水性原液と液化ガスを乳化させた。得られたエアゾール製品を45℃の恒温室内に3箇月間静置してパウダーを沈降させ、そして、このエアゾール製品を手に持ち、30cmの幅で上下に3回振ったときのパウダーの再分散性を評価した。
○:パウダーが均一に分散した。
×:パウダーの塊があり、均一に分散しなかった。
【0064】
実施例1〜5および比較例1〜6<氷結タイプ>
表1に示す水性原液および液化ガス(液化石油ガス(*1))を用いて前記の評価試験を行った。金属製耐圧容器(ブリキ製耐圧容器(満注量510ml))への充填量は、水性原液を50g(25質量%)、液化ガスを150g(75質量%)とした。また、PET製耐圧容器(満注量100ml)への充填量は、水性原液を10g(25質量%)、液化ガスを30g(75質量%)とした。評価結果を表2に示す。
【0065】
【表1】

*1:ノルマルブタンとイソブタンの混合物、20℃での蒸気圧:0.15MPa
*2:NIKKOL PBC−44(商品名)、日光ケミカルズ株式会社製
*3:RHODOPOL 23(商品名)、ローディア日華株式会社製
*4:クラウンタルクPP(商品名)、松村産業株式会社製(比表面積:1.5m2/g、嵩密度:0.34g/ml、平均粒子径:10μm)
*5:TR−1(商品名)、東レ株式会社製(比表面積:3.8m2/g、嵩密度:0.25g/ml、平均粒子径:14μm)
*6:CARPLEX #67(商品名)、エボニックデグサ社製(比表面積:380m2/g、嵩密度:0.14g/ml、平均粒子径:12μm)
*7:CARPLEX #80(商品名)、エボニックデグサ社製(比表面積:200m2/g、嵩密度:0.15g/ml、平均粒子径:15μm)
*8:AEROSIL#200(商品名)、日本アエロジル株式会社製(比表面積:200m2/g、嵩密度:0.05g/ml、平均粒子径:0.012μm)
*9:サイリシア530(商品名)、富士シリシア化学株式会社製(比表面積:500m2/g、嵩密度:0.14g/ml、平均粒子径:2.7μm)
*10:サイリシア710(商品名)、富士シリシア化学株式会社製(比表面積:700m2/g、嵩密度:0.25g/ml、平均粒子径:2.8μm)
*11:テクポリマーMBP−8(商品名)、テクノポリマー株式会社(比表面積:85m2/g、嵩密度:0.14g/ml、平均粒子径8μm:)
【0066】
【表2】

【0067】
実施例6〜7および比較例6〜10<弾ける泡タイプ>
表3に示す水性原液および液化ガス(液化石油ガス(*1))を用いて前記の評価試験を行った。金属製耐圧容器(ブリキ製耐圧容器(満注量510ml))への充填量は、水性原液を60g(30質量%)、液化ガスを140g(70質量%)とした。また、PET製耐圧容器(満注量100ml)への充填量は、水性原液を12g(30質量%)、液化ガスを28g(70質量%)とした。評価結果を表4に示す。
【0068】
【表3】

*12:アクアジェルI−2(商品名)、新田ゼラチン株式会社製
【0069】
【表4】

【0070】
実施例8〜9および比較例11〜14<弾ける泡タイプ>
表5に示す水性原液および液化ガス(液化石油ガス(*1))を用いて前記の評価試験を行った。金属製耐圧容器(ブリキ製耐圧容器(満注量510ml))への充填量は、水性原液を80g(40質量%)、液化ガスを120g(60質量%)とした。また、PET製耐圧容器(満注量100ml)への充填量は、水性原液を16g(40質量%)、液化ガスを24g(60質量%)とした。評価結果を表6に示す。
【0071】
【表5】

*13:HEC SE−850(商品名)、株式会社ダイセル製
【0072】
【表6】

【0073】
実施例10〜11および比較例15〜18<シャボン玉状の泡タイプ>
表7に示す水性原液および液化ガス(液化石油ガス(*1))を用いて前記の評価試験を行った。金属製耐圧容器(ブリキ製耐圧容器(満注量510ml))への充填量は、水性原液を60g(30質量%)、液化ガスを140g(70質量%)とした。また、PET製耐圧容器(満注量100ml)への充填量は、水性原液を12g(30質量%)、液化ガスを28g(70質量%)とした。評価結果を表8に示す。
【0074】
【表7】

*14:BC−20TX(商品名)、日光ケミカルズ株式会社製
*15:アミソフト CS−11(商品名)、味の素株式会社製
*16:SH3771M(商品名)、東レ・ダウコーニング株式会社製
*17:セロゲンP−815C(商品名)、第一工業製薬株式会社製
【0075】
【表8】

【0076】
製品例1 収斂化粧水<弾ける泡タイプ>
下記の水性原液および液化ガス(液化石油ガス(*1))を用いて前記の評価試験を行った。金属製耐圧容器(アルミニウム製耐圧容器(満注量:200ml))への充填量は、水性原液を40g(40質量%)、液化ガスを60g(60質量%)とした。また、PET製耐圧容器(満注量100ml)への充填量は、水性原液を16g(40質量%)、液化ガスを24g(60質量%)とした。評価結果を表9に示す。
【0077】
POE(20)POP(8)セチルエーテル(*2) 1.0
ヒドロキシエチルセルロース(*13) 0.5
L−メントール 0.5
エタノール 20.0
精製水 76.5
タルク(*4) 1.0
シリカ(*6) 0.5
合計 100.0(質量%)
【0078】
製品例2 収斂化粧水<氷結タイプ>
下記の水性原液および液化ガス(液化石油ガス(*1))を用いて前記の評価試験を行った。金属製耐圧容器(アルミニウム製耐圧容器(満注量:200ml))への充填量は、水性原液を25g(25質量%)、液化ガスを75g(75質量%)とした。また、PET製耐圧容器(満注量100ml)への充填量は、水性原液を10g(25質量%)、液化ガスを30g(75質量%)とした。評価結果を表9に示す。
【0079】
POE(20)POP(8)セチルエーテル(*2) 0.5
L−メントール 1.0
精製水 97.0
ナイロンパウダー(*5) 1.0
シリカ(*6) 0.5
合計 100.0(質量%)
【0080】
製品例3 かゆみ止め<氷結タイプ>
下記の水性原液および液化ガス(液化石油ガス(*1))を用いて前記の評価試験を行った。金属製耐圧容器(アルミニウム製耐圧容器(満注量:200ml))への充填量は、水性原液を30g(30質量%)、液化ガスを70g(70質量%)とした。また、PET製耐圧容器(満注量100ml)への充填量は、水性原液を12g(30質量%)、液化ガスを28g(70質量%)とした。評価結果を表9に示す。
【0081】
POE(20)POP(8)セチルエーテル(*2) 1.0
クロタミトン 3.0
ジフェンヒドラミン 0.5
L−メントール 0.5
精製水 93.5
タルク(*4) 1.0
シリカ(*7) 0.5
合計 100.0(質量%)
【0082】
製品例4 害虫忌避剤<弾ける泡タイプ>
下記の水性原液および液化ガス(液化ガス(*18))を用いて前記の評価試験を行った。金属製耐圧容器(アルミニウム製耐圧容器(満注量:200ml))への充填量は、水性原液を30g(30質量%)、液化ガスを70g(70質量%)とした。また、PET製耐圧容器(満注量100ml)への充填量は、水性原液を12g(30質量%)、液化ガスを28g(70質量%)とした。評価結果を表9に示す。
【0083】
POE(20)POP(8)セチルエーテル(*2) 0.5
ヒドロキシエチルセルロース(*13) 0.2
N,N−ジメチルトルアミド 5.0
エタノール 10.0
精製水 83.3
タルク(*4) 0.5
シリカ(*6) 0.5
合計 100.0(質量%)
*18:液化石油ガス(*1)/ジメチルエーテル=80/20(質量比)
【0084】
製品例5 日焼け止め<弾ける泡タイプ>
下記の水性原液および液化ガス(液化石油ガス(*1))を用いて前記の評価試験を行った。金属製耐圧容器(アルミニウム製耐圧容器(満注量:200ml))への充填量は、水性原液を40g(40質量%)、液化ガスを60g(60質量%)とした。また、PET製耐圧容器(満注量100ml)への充填量は、水性原液を16g(40質量%)、液化ガスを24g(60質量%)とした。評価結果を表9に示す。
【0085】
POE(20)ソルビタンモノラウレート(*19) 1.0
ヒドロキシエチルセルロース(*13) 0.3
メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(*20) 8.0
l−メントール 0.5
メチルパラベン 0.1
デカメチルシクロペンタシロキサン(*21) 3.0
エタノール 20.0
精製水 61.1
酸化チタン(*22) 1.0
酸化亜鉛(*23) 3.0
タルク(*4) 1.0
シリカ(*7) 1.0
合計 100.0(質量%)
*19:NIKKOL TL−10(商品名)、日光ケミカルズ株式会社製
*20:パルソールMCX(商品名)、DSM ニュートリション ジャパン株式会社製
*21:SH−245(商品名)、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製
*22:MT−100AQ(商品名)、テイカ株式会社製
*23:MZ−500HP(商品名)、テイカ株式会社製
【0086】
製品例6 消臭剤<シャボン玉状の泡タイプ>
下記の水性原液および液化ガス(液化石油ガス(*1))を用いて前記の評価試験を行った。金属製耐圧容器(アルミニウム製耐圧容器(満注量:200ml))への充填量は、水性原液を30g(30質量%)、液化ガスを70g(70質量%)とした。また、PET製耐圧容器(満注量100ml)への充填量は、水性原液を12g(30質量%)、液化ガスを28g(70質量%)とした。評価結果を表9に示す。
【0087】
ポリオキシエチレンアルキルエーテル(*14) 2.0
N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム*15) 0.5
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体(*16) 2.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム(*17) 0.1
グリセリン 10.0
エタノール 20.0
精製水 63.8
香料 0.1
緑茶エキス 0.5
タルク(*4) 0.5
シリカ(*10) 0.5
合計 100.0(質量%)
【0088】
【表9】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
界面活性剤およびパウダーを含有する水性原液ならびに液化ガスを含有し、
水性原液と液化ガスとが乳化した乳化型エアゾール組成物であって、
前記パウダーが、比表面積が100〜800m2/gである高比表面積パウダーと比表面積が0.1〜50m2/gである低比表面積パウダーとからなる混合パウダーである乳化型エアゾール組成物。
【請求項2】
前記混合パウダーの含有量が水性原液中0.1〜10質量%である請求項1記載の乳化型エアゾール組成物。
【請求項3】
前記高比表面積パウダーが親水性である請求項1または2記載の乳化型エアゾール組成物。
【請求項4】
前記混合パウダー中の、高比表面積パウダーと低比表面積パウダーとの容積比率が90/10〜30/70である請求項1〜3のいずれか1項に記載の乳化型エアゾール組成物。
【請求項5】
前記水性原液と液化ガスとの質量比率が50/50〜5/95である請求項1〜4のいずれか1項に記載の乳化型エアゾール組成物。

【公開番号】特開2013−112798(P2013−112798A)
【公開日】平成25年6月10日(2013.6.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−262788(P2011−262788)
【出願日】平成23年11月30日(2011.11.30)
【出願人】(391021031)株式会社ダイゾー (130)
【Fターム(参考)】