Notice: Undefined variable: fterm_desc_sub in /mnt/www/biblio_conv.php on line 353
乳化皮膚外用剤
説明

乳化皮膚外用剤

【課題】十分なハリ感を有し、べたつき感がなく、ふっくら感に優れるとともに、低温〜高温の幅広い温度域において長期保存安定性に優れるクリーム状の乳化皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】(a)ポリビニルアルコールを主成分とする水溶性高分子を0.4質量%以上と、(b)高級脂肪族アルコールを含む固形〜半固形油分と、(c)グリセリン脂肪酸モノエステルと、(d)ポリオキシエチレン(2〜50モル付加)アルキルエーテルを含み、(c)成分/(d)成分=0.1〜1.3(質量比)の割合で含有する乳化皮膚外用剤。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は乳化皮膚外用剤に関する。さらに詳しくは、十分なハリ感を有し、べたつき感がなく、ふっくら感に優れるとともに、低温〜高温の幅広い温度域において長期保存安定性に優れるクリーム状の乳化皮膚外用剤に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、皮膚外用の乳化製剤中には、増粘させたり安定性を付与するために水溶性高分子が配合されている(例えば特許文献1〜2参照)。水溶性高分子の中でも特にポリビニルアルコールは乳化製剤に汎用されている水溶性高分子で、皮膜剤成分としても知られ、ハリ感向上等に寄与する。しかしながらポリビニルアルコールのような水溶性高分子の配合は、一方でべたつき感が生じるという問題がある。そのため十分なハリ感を有しながらべたつき感のない皮膚外用剤が求められていた。さらに皮膚外用剤には、ふっくら感などの使用感の要望もあり、また製品特性上、保存安定性も求められる。特にクリーム状の乳化製剤では、経時で性状が変化(例えば凝集、ゲル化など)を生じやすく、保存安定性と使用感の両立が望まれている。
【0003】
また特許文献3には、非イオン界面活性剤と高級脂肪族アルコールとでα−ゲルを形成してクリームを固化することにより水中油型クリーム製剤を得ることが記載されている。特許文献3のクリーム製剤は、非イオン界面活性剤と高級脂肪族アルコールを特定の条件下で配合することにより高温安定性、使用性を高めるというものであるが、べたつき感や低温で製剤が弾性化する傾向になるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10−279466号公報
【特許文献2】特開2007−261995号公報
【特許文献3】特開2001−97816号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記従来の事情に鑑みてなされたもので、十分なハリ感を有し、べたつき感がなく、ふっくら感に優れるとともに、低温〜高温の幅広い温度域において長期保存安定性に優れるクリーム状の乳化皮膚外用剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために本発明は、(a)ポリビニルアルコールを主成分とする水溶性高分子を0.4質量%以上と、(b)高級脂肪族アルコールを含む固形〜半固形油分と、(c)グリセリン脂肪酸モノエステルと、(d)ポリオキシエチレン(2〜50モル付加)アルキルエーテルを含み、(c)成分/(d)成分=0.1〜1.3(質量比)の割合で含有する乳化皮膚外用剤を提供する。
【0007】
また本発明は、(d)成分がポリオキシエチレン(2〜50モル付加)ベヘニルエーテルである、上記乳化皮膚外用剤を提供する。
【0008】
また本発明は、(a)成分中にさらにカルボキシビニルポリマーを含む、上記乳化皮膚外用剤を提供する。
【0009】
また本発明は、(a)成分中にさらに多糖類系水溶性高分子を含む、上記乳化皮膚外用剤を提供する。
【0010】
また本発明は、水中油型乳化皮膚外用剤である、上記乳化皮膚外用剤を提供する。
【発明の効果】
【0011】
本発明により、十分なハリ感を有し、べたつき感がなく、ふっくら感に優れるとともに、低温〜高温の幅広い温度域において長期保存安定性に優れるクリーム状の乳化皮膚外用剤が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明について詳述する。なお以下においてPOEはポリオキシエチレンを、POPはポリオキシプロピレンを、POBはポリオキシブチレンを、それぞれ示す。
【0013】
(a)成分はポリビニルアルコールを主成分とする水溶性高分子成分子である。具体的には、(a)成分に対しポリビニルアルコールを50質量%以上の割合で配合するのが好ましく、より好ましくは60質量%以上である。ポリビニルアルコールを主成分として含有させることにより、ハリ感、ふっくら感を効果的に得ることができる。
【0014】
(a)成分にはさらにカルボキシビニルポリマーを含有することができる。カルボキシビニルポリマーを配合することにより、ハリ感をより一層効果的に得ることができる。
【0015】
(a)成分にはさらに多糖類系水溶性高分子を含有することができる。多糖類系水溶性高分子としては、アラビアガム、トラガカントガム、グアーガム、カラギーナン、キサンタンガム、サクシノグリカン、カゼイン、ゼラチン、サクシノグルカン等が挙げられる。本発明では特に、ふっくら感向上等の点からキサンタンガムが好ましく用いられる。キサンタンガムを配合する場合、(a)成分に対し5〜20質量%程度の割合で配合するのが好ましい。
【0016】
(a)成分の総配合量は本発明乳化皮膚外用剤中に0.4質量%以上であり、好ましくは0.5質量%以上である。(a)成分が0.4質量%未満では十分なハリ感を得ることができない。なお配合量上限は特に限定されるものでないが、使用感等の点から1.0質量%程度以下にするのが好ましい。配合量が多すぎるとべたつき感やヨレ等を生じやすくなる。
【0017】
(b)成分は高級脂肪族アルコールを含む固形〜半固形油分である。高級脂肪族アルコールとしては、ベヘニルアルコール、ステアリルアルコール、セチルアルコール、バチルアルコール等の常温で固体の高級脂肪族アルコールが例示される。高級脂肪族アルコールと親水性界面活性剤が水中で形成する会合体をとり、十分に固化し、クリーミングを防ぐゲルを形成する。したがって高級脂肪族アルコールは本ゲル形成に必要な量含まれていればよいが、それよりも過剰量含まれているのが好ましい。(b)成分中に含まれる高級脂肪族アルコール以外の固形〜半固形油分としては、一般に化粧料に用いられる常温で固形若しくは半固形の油性成分であれば特に限定されるものでなく、例えば、固形パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、セレシン、バリコワックス、ポリエチレンワックス、シリコンワックス、カルナウバロウ、ビーズワックス(=ミツロウ)、キャンデリラロウ、ジョジョバロウ、セラックロウ、鯨ロウ、モクロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン等のロウ類;ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸等の常温で固体の高級脂肪酸類;カカオ脂、硬化ヒマシ油、硬化油、水添パーム油、パーム油、硬化ヤシ油、ワセリン、各種の水添加動植物油脂、脂肪酸モノカルボン酸ラノリンアルコールエステル等が挙げられる。本発明では、使用性の点から、特にはマイクロクリスタリンワックス、ポリエチレンワックス、ワセリン等の固形若しくは半固形の炭化水素油を用いることが好ましい。
【0018】
(b)成分の総配合量は、ハリ感、ふっくら感向上等の点から、本発明皮膚外用剤中に1〜20質量%が好ましく、より好ましくは1.5〜10質量%である。
【0019】
本発明では界面活性剤として(c)グリセリン脂肪酸モノエステルと、(d)ポリオキシエチレン(5〜40モル付加)アルキルエーテルを組み合せて用いる。(c)成分と(d)成分を併用することにより、使用感を保ちつつ、保存安定性、特には低温下での保存安定性を向上させることができる。
【0020】
(c)成分を構成する脂肪酸としては、炭素原子数8〜24の飽和または不飽和の脂肪酸が好ましい。また、直鎖状または分岐状いずれでもかまわない。脂肪酸の具体例としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸、2−パルミトイン酸、ペトロセリン酸、オレイン酸、エライジン酸、リシノール酸、リノール酸、リノレイン酸、アラキドン酸、イソステアリン酸、1,2−ヒドロキシステアリン酸等が挙げられる。本発明では炭素数12〜20の脂肪酸グリセリンモノエステルが好ましいく、特にモノステアリン酸グリセリンが好ましい。(c)成分は1種または2種以上を用いることができる。なお(c)成分は自己乳化型でないものが好ましい。
【0021】
(d)成分におけるアルキル基として炭素数12〜22のアルキル基を含むものが好ましく、ラウリル基、セチル基、オレイル基、ステアリル基、ベヘニル基等を含むものが好ましい。(d)成分の具体例としては、POEベヘニルエーテル、POEステアリルエーテル、POEセチルエーテル等が挙げられる。中でも、POE(20)ベヘニルエーテル、POE(30)ベヘニルエーテル等が特に好ましい。(d)成分は1種または2種以上を用いることができる。
【0022】
(c)成分と(d)成分の配合割合は、(c)成分/(d)成分=0.1〜1.3(質量比)であり、好ましくは0.1〜1.0(質量比)である。(c)成分と(d)成分の配合比が上記範囲を逸脱すると保存安定性、特には低温下での保存安定性に劣る。(c)成分と(d)成分の合計配合量は、0.5〜3質量%とするのが好ましく、より好ましくは1〜2質量%である。(c)成分と(d)成分の合計配合量を上記範囲内とすることで、保存安定性、特には低温下での保存安定性をより一層効果的に向上させることができる。本発明では、高級脂肪族アルコールと親水性界面活性剤が水中で形成する会合体をとり、十分に固化し、クリーミングを防ぐゲルを形成する。本ゲルは〔(c)成分および(d)成分〕:(b)成分=1:3(モル比)で形成される。
【0023】
本発明では上記(a)〜(d)成分を必須成分として配合することにより、ハリ感に優れ、べたつき感がなく、ふんわり感にも優れ、しかも低温〜高温の幅広い温度域において保存安定性に優れるという優れた効果を奏する。
【0024】
本発明乳化皮膚外用剤は、水中油型、油中水型のいずれの乳化型も取り得るが、好ましくは水中油型である。
【0025】
本発明の乳化皮膚外用剤は、常法により調製することができ、乳化の方法は特に限定されるものでない。例えば水中油型乳化型製剤の場合、油相(内相)と水相(外相)を、それぞれ70℃程度に加温し、加温した油相を水相に添加して、乳化機で乳化し、その後、冷却する等の方法が挙げられるが、これに限定されるものでない。
【0026】
水中油型乳化皮膚外用剤では、通常、油相(内相)の配合量は皮膚外用剤全量中に10〜30質量%程度配合される。その理由は30質量%を超えて配合すると乳化不良を起こし、安定性上好ましくないからである。しかるに本発明では、特に(c)成分と(d)成分を上記配合比で配合することにより、油相(内相)配合量を30質量%を超えて高配合しても硬度が低くならず、クリーム状を維持し、乳化安定性に優れるという効果を奏する。
【0027】
本発明の水中油型乳化皮膚外用剤には、上記した配合成分の他に、本発明の効果を損なわない範囲内で通常化粧品や医薬品等の皮膚外用剤に用いられる他の任意添加成分、例えば、界面活性剤((c)成分、(d)成分以外)、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、多価アルコール、液状油分、粉末成分、糖、アミノ酸およびその塩、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調整剤、皮膚栄養剤、ビタミン、酸化防止剤、酸化防止助剤、香料等を必要に応じて適宜配合することができる。
【0028】
その他の配合可能成分としては、例えば、防腐剤(メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン等);消炎剤(例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等);美白剤(例えば、ユキノシタ抽出物、アルブチン等);各種抽出物(例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等)、賦活剤(例えば、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等);血行促進剤(例えば、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等);抗脂漏剤(例えば、硫黄、チアントール等);抗炎症剤(例えば、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリン等)、抗ヒスタミン剤(例えば塩酸ジフェンヒドロミン)等が挙げられる。ただしこれら例示に限定されるものでない。
【0029】
本発明の乳化皮膚外用剤は、スキンケアクリーム、コールドクリーム、ナリシングクリーム、バニシングクリーム、ナイトクリーム、アイクリーム、ハンドクリーム、ボディ用乳液、シェービングクリームやヘアクリーム等として好適に用いられる。
【実施例】
【0030】
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれによってなんら限定されるものではない。配合量は特記しない限りすべて質量%である。
【0031】
まず初めに、本実施例で用いた試験方法、評価方法について説明する。
【0032】
[使用感(ハリ感)]
女性専門パネル(10名)により、各試料を肌へ塗布したときのハリ感を、下記評価基準に基づき評価した。
(評価基準)
◎:7名以上が、ハリ感に優れると回答
○:5〜6名が、ハリ感に優れると回答
△:3〜4名が、ハリ感に優れると回答
×:2名以下が、ハリ感に優れると回答
【0033】
[使用感(ふっくら感)]
女性専門パネル(10名)により、各試料を肌へ塗布したときのふっくら感を、下記評価基準に基づき評価した。
(評価基準)
◎:7名以上が、ふっくら感に優れると回答
○:5〜6名が、ふっくら感に優れると回答
△:3〜4名が、ふっくら感に優れると回答
×:2名以下が、ふっくら感に優れると回答
【0034】
[使用感(べたつき感のなさ)]
女性専門パネル(10名)により、各試料を肌へ塗布したときのべたつき感のなさを、下記評価基準に基づき評価した。
(評価基準)
◎:7名以上が、べたつき感のなさに優れると回答
○:5〜6名が、べたつき感のなさに優れると回答
△:3〜4名が、べたつき感のなさに優れると回答
×:2名以下が、べたつき感のなさに優れると回答
【0035】
[保存安定性(4週間後)]
各試料を調製後、−5℃、0℃、50℃の恒温槽に4週間放置し、性状について目視により外観を観察し、また試料の性状(弾性化したかどうか)を調べ、下記評価基準に基づき評価した。
(評価基準)
○:表面に光沢があり、弾性化せずやわらかな性状であった
△:表面の光沢がなく、やや弾性化した性状であった
×:表面の光沢がなく、弾性化した性状であった
【0036】
[総合評価]
A(合格):全5評価項目中に△、×評価がなく、使用感評価(3項目)がすべて◎評価で、保存安定性評価(2項目)が○評価のもの
B(合格):全5評価項目中に△、×評価がなく、使用感評価(3項目)中の◎評価が2つ以上で、保存安定性評価(2項目)が○評価のもの
全5評価項目が○、◎評価のみで、かつ◎評価が2以下のもの
C(不合格):全5評価項目中に△、×評価のいずれかが1個以上あるもの
(実施例1〜3、比較例1〜6)
下記表1に示す組成の試料を常法により調製し、上記試験方法、評価基準に従い、使用感、保存安定性について評価した。結果を表1に示す。
【0037】
【表1】

【0038】
表1に示す結果から明らかなように、本発明品である実施例1〜3は使用感、保存安定性(低温〜高温)のいずれにおいても優れた効果が得られた。これに対し(a)成分配合量が本発明の構成要件を満たさない比較例1はハリ感、ふっくら感に劣るものであった。また(d)成分に対し(c)成分の配合比(質量比)が過多である比較例2ではべたつきがみられた。また界面活性剤として、(c)成分に代えてPOE硬化ヒマシ油を用い、このPOE硬化ヒマシ油と(d)成分を組み合せた比較例3〜6では、いずれも保存安定性(特に低温下)に劣る結果となった。
【0039】
以下にさらに本発明の乳化皮膚外用剤の処方例を示す。
【0040】
[処方例1]
(配 合 成 分) (質量%)
精製水 残余
グリセリン 10
1,3−ブチレングリコール 10
ヒアルロン酸ナトリウム 0.001
カルボキシビニルポリマー 0.15
ポリビニルアルコール 0.4
キサンタンガム 0.03
POE(20)ベヘニルエーテル 0.75
モノステアリン酸グリセリン 0.75
ステアリルアルコール 2
ベヘニルアルコール 2
白色ワセリン 2
マイクロクリスタリンワックス 1
ミリスチン酸イソプロピル 12
流動パラフィン 5
水酸化カリウム 0.1
フェノキシエタノール 0.3
パラオキシ安息香酸メチル 0.2
【0041】
[処方例2]
(配 合 成 分) (質量%)
精製水 残余
グリセリン 10
ジプロピレングリコール 5
1,3−ブチレングリコール 5
シカクマメエキス(乾燥質量) 0.001
カルボキシビニルポリマー 0.15
ポリビニルアルコール 0.4
POE(20)ベヘニルエーテル 0.7
モノステアリン酸グリセリン 0.5
セチルアルコール 2
ステアリルアルコール 2
白色ワセリン 2
マイクロクリスタリンワックス 1
トリイソオクタン酸グリセリン 10
トコフェロール酢酸エステル 0.05
流動パラフィン 5
ジメチルポリシロキサン 2
水酸化カリウム 0.1
クエン酸水和物 0.02
パラオキシ安息香酸メチル 0.2
【0042】
[処方例3]
(配 合 成 分) (質量%)
精製水 残余
グリセリン 5
1,3−ブチレングリコール 7
マクロゴール1000 2
トラネキサム酸 2
カルボキシビニルポリマー 0.25
ポリビニルアルコール 0.3
POE(20)ベヘニルエーテル 0.3
モノステアリン酸グリセリン 0.2
ステアリルアルコール 0.5
ベヘニルアルコール 0.5
白色ワセリン 0.5
ミリスチン酸イソプロピル 5
軽質流動パラフィン 5
パラオキシ安息香酸メチル 0.2
【0043】
[処方例4]
(配 合 成 分) (質量%)
精製水 残余
グリセリン 12
ジプロピレングリコール 5
ユズ種子エキス(乾燥質量) 0.001
4−メトキシサリチル酸カリウム 0.5
カルボキシビニルポリマー 0.35
ポリビニルアルコール 0.4
キサンタンガム 0.05
POE(20)ベヘニルエーテル 1
モノステアリン酸グリセリン 0.1
ステアリルアルコール 0.7
ベヘニルアルコール 0.5
白色ワセリン 0.5
硬化油 1
ミリスチン酸イソプロピル 5
流動パラフィン 5
水酸化カリウム 0.1
パラオキシ安息香酸メチル 0.2
【0044】
[処方例5]
(配 合 成 分) (質量%)
精製水 残余
グリセリン 12
1,3−ブチレングリコール 10
ウフェナマート 1.0
カルボキシビニルポリマー 0.15
ポリビニルアルコール 0.35
キサンタンガム 0.05
POE(20)ベヘニルエーテル 0.5
モノステアリン酸グリセリン 0.75
ステアリルアルコール 3
ベヘニルアルコール 3
白色ワセリン 2
マイクロクリスタリンワックス 1
ミリスチン酸イソプロピル 12
軽質流動パラフィン 5
ビタミンA油 0.2
水酸化カリウム 0.1
パラオキシ安息香酸メチル 0.2
【0045】
[処方例6]
(配 合 成 分) (質量%)
精製水 残余
グリセリン 10
1,3−ブチレングリコール 5
ビタミンAアセテート 0.5
マクロゴール1500 2
カルボキシビニルポリマー 0.2
ポリビニルアルコール 0.4
キサンタンガム 0.05
POE(20)ベヘニルエーテル 1.5
モノステアリン酸グリセリン 1.5
ベヘニルアルコール 3
白色ワセリン 2
マイクロクリスタリンワックス 1
ミリスチン酸イソプロピル 12
軽質流動パラフィン 5
ジメチルポリシロキサン 2
水酸化カリウム 0.1
パラオキシ安息香酸メチル 0.2
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明により、十分なハリ感を有し、べたつき感がなく、ふっくら感に優れるとともに、低温〜高温の幅広い温度域において長期保存安定性に優れるクリーム状の乳化皮膚外用剤が提供される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)ポリビニルアルコールを主成分とする水溶性高分子を0.4質量%以上と、(b)高級脂肪族アルコールを含む固形〜半固形油分と、(c)グリセリン脂肪酸モノエステルと、(d)ポリオキシエチレン(2〜50モル付加)アルキルエーテルを含み、(c)成分/(d)成分=0.1〜1.3(質量比)の割合で含有する乳化皮膚外用剤。
【請求項2】
(d)成分がポリオキシエチレン(2〜50モル付加)ベヘニルエーテルである、請求項1記載の乳化皮膚外用剤。
【請求項3】
(a)成分中にさらにカルボキシビニルポリマーを含む、請求項1または2記載の乳化皮膚外用剤。
【請求項4】
(a)成分中にさらに多糖類系水溶性高分子を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の乳化皮膚外用剤。
【請求項5】
水中油型乳化皮膚外用剤である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の乳化皮膚外用剤。

【公開番号】特開2011−148716(P2011−148716A)
【公開日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−9504(P2010−9504)
【出願日】平成22年1月19日(2010.1.19)
【出願人】(000001959)株式会社 資生堂 (1,748)
【Fターム(参考)】