説明

乳房を美しく見せるブラジャ

【課題】従来のブラジャは肩紐で乳房を支えるので肩が凝り、又、紐が肩へ出て、且つ背中にベルトを回して止めるので、美しい肩や背中を見せることが出来なかった。
【解決手段】 片面に肌を傷めない感圧性接着剤をコーティングした短冊状シート32の一端16を脇の下15から張り、両乳房を内側に寄せ且つ上方17へ上げながら徐々に前記短冊シート32を肌に張り、前記短冊状シート32の他端をもう片方の脇の方に張ることにより、両乳房を寄せ且つ上げ且つ肩紐が無く背ベルトを無くする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は女性が胸に装着するブラジャに関し、特に女性の乳房を美しく見せるブラジャに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、女性が装着するブラジャは、肩紐で乳房を支え背中にベルトを回して止めるものやヌーブラがほとんどであった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
すべての女性は美しくなりたい願望がある。そして、その代表的なものが乳房が小さいのを大きく見せるとか、中年で垂れ下がった乳房を上げたいとかの願望があるが、達成できなかった。又、従来のブラジャは肩紐で乳房を支えるので肩が凝り、又、紐が肩へ出て見苦しかった。さらに、従来のブラジャは背中にベルトを回して止めるので、美しい背中を見せることが出来なかった。また、ヌーブラにしても肩紐が無いため下方へ落ち、且つ夏など汗をかくと乳房から外れてしまう欠点があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明による乳房を美しく見せるブラジャは、短冊状のシートの片面に肌を傷めない感圧性接着剤をコーティングした前記シートの一端を脇の下から張り、両乳房を内側に寄せ且つ上方へ上げながらその下の肌に徐々に前記短冊状シートを張り、前記短冊状シートの他端をもう片方の脇の方に張ることにより、両乳房を内側へ寄せ且つ上方向へ上げ且つ肩紐が無く背ベルトを無くする。
【発明の効果】
【0005】
第1の効果は、小さい乳房でも大きく見せることが出来、垂れ下がった乳房を押上げ且つ美しい谷間を作ることが出来る。第2の効果は、肩紐が無いので肩や二の腕を全部出すことが出来る。第3の効果は、背中のベルトが無いので背中を出すことが出来、女性を美しく見せることができる。第4の効果は、肩紐が無いので装着していて肩が凝ることが無い。第5の効果は、背中にベルトが無いので背中を締め付けることが無く、背中に皺がよらない。第5の効果は、両脇の下まで背着されているので、汗をかいてもブラジャが下に落ちることが無い。第7の効果は、形状が扁平なので、平らにしたりグルグル巻きにしたりして格納スペースをとらない。第8の効果は、扁平なので大量急速コーティングで出来る上、同時スリッティングで形成できるので安価に量産できるし在庫もスペースをとらない。第9の効果は、使用に当たっては、女性の体格が個々に異なるのに合わせ、長さや幅を簡単にカットすることにより各人にフィットする最適のサイズを作ることが容易である。第10の効果は、起きないで寝ながら装着もできるので装着が容易で早くできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
片面に人体の皮膚を傷めない感圧性接着剤をコーティングしたシートを短冊状にし、これを脇の下から脇の下に貼る事により乳房を美しく見せるブラジャ。
【実施例】
【0007】
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は通常の女性を示し、乳房1が小さく悩んでいる人が多い。
また、図2の如く中年以降の女性は乳房2が垂れ下がって悩んでいる人が多い。さらに、図3の如く日本女性の乳房3は一般的に外側に向いており、谷間が無いので谷間を作りたい人が多い。
図4は、以上の女性の悩みを解決するための従来のブラジャ5を示す。
図に示す如く、従来のブラジャは肩紐6があり、これにより乳房を引き上げているので肩が凝る。また、肩紐6により肩や二の腕が出た衣装を着ることができないので、7の如き衣装となり女性としての美しさを半減させてしまう。また、図5の如く、背中に止めベルト8を設けるので、背中を見せる衣装を着ることが出来ず女性の美しさを半減させ、背中を隠した衣装7のみしか着用できなかった。
図6は、上記の欠点を除去するため考えられたヌーブラ9であり、お椀上のプラスティックの内側に糊を塗ったものであるが、肩紐が無いため下方向4へ下り、曲面に接着剤を塗るのでムラで品質も悪く夏など汗をかくと乳房から外れてしまう。しかも、1万円と高価であった。
図7は、本発明の乳房を美しく見せるブラジャの第1の実施例を示し、長さL,幅Wの短冊状のシート32である。この長さLは実験上450〜550mm,幅Wは50〜75mmが前後が適当とのデータを得た。
図8は、図7の短冊状シート32の断面図であり、サブストレート10の片面に人の皮膚を傷めない感圧性接着剤11をコーティングし、その上にライナ12を貼り合わせたものである。
図9は、図8の短冊状シート32の構造を説明したものであり、サブストレート10は厚さ1/16インチ,白色,4# クロスリンク ポリエチレン 発砲シートであり、感圧性接着剤11はアクリル医学用接着剤であり、ライナ12は84# シリコン ポリコート クラフト 剥離紙である。この性能は、180°ピール接着力はmin.50オンス/インチ,リリースレベルはmax.100g/インチ,コートウェイトは1.95オンス/ヤード平方,ライナー無しの厚みは64ミル,全厚は71ミル,であり、この材料の特徴は非常に良く皮膚に接着し、皮膚を傷めず、クッション性があり、簡単にダイカットできる。その結果、長く使用でき、皮膚を傷めず気持ちが良く、デザインが自由に出来る。この貯蔵条件は温度21℃、相対湿度50%が望ましい。
図10は、本発明ブラジャ量産製造ラインの一実施例であり、発砲シートサブストレート10のロールを図で左の方に流し、ホッパ34に入れた人肌を傷めない感圧性接着剤35をコーティングローラ33でサブストレート10にコーティングし、これをオーブン36(実際は長い)を通して感圧接着剤11面を形成し、次にライナ12を、張り合わせロール37で圧着しつつ感圧性接着剤11面に張り合わせたものをスリッタ14で幅2インチにスリットして2インチのスリットされたロール13とし、これを図7の如く長さ50cmにカットする。スリット幅は2インチ以外でもよい。
図11〜図15は、本発明の乳房を美しく見せるブラジャの使用方法を示し、図11は、脇の下15に本発明ブラジャの一端16を貼り付け、次に乳房を上方向17に上げ、更に図12の如く乳房を両側から内方向18寄せ、本発明ブラジャの中央部19を乳房の乳首下辺りに貼り、本発明ブラジャの他端20を他の脇の下21に貼る。
本発明ブラジャを装着した場合、衣装38は胸を大きく、肩、二の腕、背中を開けたものを着れるので女性が美しくなる。
図13は、本発明ブラジャを使用した人を背中から見た図であり、背中がまったく綺麗に出るし、肩紐も無い。
図14は、本発明の乳房を美しく見せるブラジャを寝ながら装着する方法を示し、乳房1を上方22に上げ、脇の下15に本発明ブラジャの一端16を貼り、他の一端で図15の如く胸に巻きつける。この方法だと、乳房が垂れないで装着できるので容易であり、起きずに寝ながら装着できるので容易且つ早く装着できる。
図16は本発明の乳房を美しく見せるブラジャの第2の実施例であり、本発明ブラジャの中央に凹み23を設け、両端のコーナー24部分をR(丸み)を取ったものである。
図17は本発明の乳房を美しく見せるブラジャの第3の実施例であって、人肌色のシート25に多数の空気抜け穴26を設け、その両端に人肌用医学接着剤27を貼り合わせたものである。この人肌用医学接着剤27は図18の如く、ライナ28の上に人肌用医学接着剤27の層を設け、この接着面をシート25に圧着して、前記人肌用医学接着剤27のみをアドヒシーブトランスファーしたものである。図17の実施例により、本発明ブラジャ25は人肌色であるので、装着しても装着しているかどうか見分けがつかない。また、空気や汗を通す小さい空気抜け穴26が設けられているので蒸れないし、ずれ落ちることもないし、汗もかかない。
図19は本発明の本発明の乳房を美しく見せるブラジャの第4の実施例を示し、発泡性のサブストレート10の上に花柄29や製品名や取扱注意等の文字30を印刷し、これを透明袋31に入れてシールしたものである。この場合、外側包装物である透明袋31に製品名や取り扱い方などを印刷してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】乳房が小さい通常の女性の側面図である。
【図2】乳房が垂れ下がった中年以降の女性の側面図である。
【図3】乳房が外側に向いて谷間が無い女性の正面図である。
【図4】従来の肩紐と止めベルトのあるブラジャを装着した女性の正面図である。
【図5】従来の肩紐と止めベルトのあるブラジャを装着した女性の背面図である。
【図6】従来のヌーブラを装着した女性の正面図である。
【図7】本発明の乳房を美しく見せるブラジャの第1の実施例を示す正面図である。
【図8】同実施例の図7における乳房を美しく見せるブラジャの断面図である。
【図9】同実施例の図7および図8における乳房を美しく見せるブラジャの構造を説明するための外観図である。
【図10】本発明ブラジャ量産製造ラインの一実施例を示す側面図である。
【図11】同実施例の乳房を美しく見せるブラジャを装着した場合の側面図である。
【図12】同実施例の乳房を美しく見せるブラジャを装着した場合の正面図である。
【図13】同実施例の乳房を美しく見せるブラジャを装着した場合の背面図である。
【図14】同実施例の乳房を美しく見せるブラジャを寝ながら装着する方法を示す側面図である。
【図15】同実施例の乳房を美しく見せるブラジャを寝ながら装着した場合の側面図である。
【図16】本発明の乳房を美しく見せるブラジャの第2の実施例を示す正面図である。
【図17】本発明の乳房を美しく見せるブラジャの第3の実施例を示す正面図である。
【図18】同実施例の乳房を美しく見せるブラジャの断面図である。
【図19】本発明の乳房を美しく見せるブラジャの第4の実施例を示す正面図である。
【符号の説明】
【0009】
1、2、3 乳房
5 従来のブラジャ
6 肩紐
7 衣装
8 止めベルト
9 従来のヌーブラ
10 サブストレート
11 感圧性接着剤
12 ライナ
13 スリットされたロール
14 スリッタ
15 一方の脇の下
16 本発明ブラジャの一端
17 上方
18 内方向
19 本発明ブラジャの中央部
20 本発明ブラジャの他端
21 他方の脇の下
22 上方
23 凹み
24 コーナー
25 シート
26 空気抜け穴
27 人肌用医学接着剤
28 ライナ
29 花柄
30 文字
31 透明袋
32 短冊状シート
33 コーティングローラ
34 ポッパ
35 感圧性接着剤
36 オーブン
37 ロール
38 衣装


























【特許請求の範囲】
【請求項1】
短冊状シートの片面に人体の皮膚を傷めない感圧性接着剤をコーティングしたことを特徴とする乳房を美しく見せるブラジャ。



































【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2010−7198(P2010−7198A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−166616(P2008−166616)
【出願日】平成20年6月25日(2008.6.25)
【出願人】(000211569)
【Fターム(参考)】