説明

乾燥地帯における人工降雨装置

【課題】
地球には太陽熱が降り注ぎ、地球を暖めています。そして陸地や大洋を暖め、太陽熱で海、河、湖、陸地の水分を蒸発させて、雨、雪、霧、となり地表に降ります。地球の水の97,4%は海にあります。雨、雪、霧は陸地より海に降ります。砂漠は陸地の1/4〜1/3を占めます。陸地の広大な面積が砂漠のような乾燥地域と険しい山岳地帯と氷に閉ざされた極地です。最近では都市が自動車、ビルの顕熱の増加で砂漠化してきています。
【解決手段】 地球の乾燥地域は非常に広大な面積です。この広大な乾燥地域にエアーワッシャを設置して、海水をエアーワッシャで噴霧してやれば、乾燥地域の空気を洗浄して綺麗にして湿度を与え、雨を降らせることが出来ます。砂漠に雨を降らせることが地球温暖化を防ぎ、乾燥地域がなくなります。人々が、農耕が出来るようになると地球の食糧問題、環境問題、皆解決します。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、乾燥地帯に高速気流用エアーワッシャを設置して、乾燥地帯の空気に海水を噴霧して、乾燥地域の空気に湿度を与え、気化熱で気温を下げ、雨を降らす様にした人工降雨装置。
【背景技術】
【0002】
従来、人工降雨は雲に薬品をまき雨の結晶を成長させて雨を降らしていました。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
今までの乾燥地域の緑化は如何にすくない水で植物を育てるか、乾燥に強い植物を植えて緑化するかでした。世界の乾燥地帯は陸地の1/3〜1/4と言われています。この広大な土地に雨を降らすことにより乾燥地帯をなくし、人工増加による飢餓の問題もなくする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
地球上の砂漠と呼ばれる乾燥地域は全陸地面積の1/4〜1/3と言われています。近年都市では自動車や電車の交通機関の発達で顕熱の発生が多くなり、オフィスビルの普及で建物のコンクリート化、オフィスビル内の機械化によるコピー機、コンピュータ、照明等から発生する顕熱、道路のアスファルト舗装による顕熱の増加で砂漠化して空気は乾燥して来ています。砂漠化を促進している、この顕熱をエネルギーにして、これらの乾燥地域の空気に海水をエアーワッシャで噴霧して、乾燥地域の空気に湿度を吸収させて、気化熱で気温を下げて、雨を降るようにした人工降雨装置。 上記目的を達成するために、本発明は乾燥地域に特許高速気流用エリミネータを備えた高速気流用エアーワッシャを数多く備え、海水を噴霧して、乾燥地域の気温を気化熱で下げて湿度を与えます。24時間エアーワッシャで海水を噴霧して運転することにより、乾燥地域の気温を下げ湿度を上げます。夕方太陽が沈み顕熱がなくなると、気温が下がり、空気中の水分が結露して水滴になり、乾燥地域の地面に落ちます。日中太陽の顕熱で気温が上がると、地面に落ちた水滴を蒸発させ、乾燥地域の空気の温度と湿度を上げます。この乾燥地域の空気にエアーワッシャで海水を噴霧することを続けると、乾燥地帯の空気が段々と湿度が高くなり、太陽が沈み顕熱がなくなると、結露する水滴も多く露となり、地面に落ちます。朝又太陽が昇ると水滴が蒸発して、乾燥地域の空気の湿度が段々と高くなります。毎日エアーワッシャを乾燥地域の空気に繰り返すことにより、乾燥地域の空気に湿度を持たすことができ、乾燥地域の一日の気温差が少なくなります。
【発明の効果】
【0005】
エアーワッシャ内に海水を噴霧して混合気流にして運転することにより、乾燥地域の空気温度を下げ、湿度を上げます。夕方太陽が沈み顕熱がなくなると、放射冷却で気温が下がり、空気中の水分が結露して水滴になり、乾燥地域の地面に落ちます。日中太陽の顕熱で気温が上がると、地面に落ちた水滴を蒸発させ、乾燥地域の空気の湿度を上げます。乾燥地域の空気にエアーワッシャ内で海水を噴霧することを続けると、乾燥地域の空気が段々と湿度も高くなり、塵埃を落とし清浄になります。太陽が沈み顕熱がなくなると気温も下がり、結露する水滴も多くなり、露となり地面に落ちます。太陽が昇ると水滴が蒸発して、乾燥地域の空気の湿度が段々と高くなります。毎日エアーワッシャを繰り返すことにより、乾燥地域の空気に湿度を持たすことになり、顕熱を潜熱に変えることができて、雲も発生するようになり、乾燥地域の空気の温度差が少なくなります。地球の乾燥地域の空気に、湿度を持たすことにより、雨を降らすことが出来、乾燥地域の厳しい気候も人間が住むのに快適な気候に出来て、農耕が出来る様になります。農耕が出来ることにより、食糧問題も解決できて、炭酸ガスの消費を増やして温室ガスを減らすことが出来、地球温暖化を防ぎ、地球環境を守る事が出来ます。乾燥地域に雨を降らすことは人口問題、食糧問題も解決出来て、地球の環境問題も解決します。現在海は主に海上交通、漁業にしか利用されていませんが、太陽エネルギーと海水を利用した地球温暖化防止、水資源確保に利用すべきと考えます。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】 本発明のエアーワッシャ斜視図です。
【図2】 本発明の運転配管図面です。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本案の実施の形態について説明する
エアーワッシャ(空気洗浄室)に流れ込む空気がエアーワッシャ室(空気洗浄室)に入り、スプレーノズルで海水を噴霧されて、洗浄加湿されて混合気体になり、下流側に設けられた高速気流用エリミネータで空気と海水に分離されて、加湿された清浄な空気のみが出て行く。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
乾燥地域にエアーワッシャを設置して、エアーワッシャに海水を噴霧して、乾燥地機の空気に湿度を与えて塵埃を洗い落とし清浄にして、雨を降らす様にした装置。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2010−252767(P2010−252767A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−121393(P2009−121393)
【出願日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【出願人】(591059939)