説明

乾燥粉末合わせ調味料及び乾燥粉末合わせ調味料収納する方法.

【課題】腐敗しにくく、べたつかないため携帯に便利であり、水っぽくならない水分の吸収力の優れた合わせ調味料を提供する。また、冷蔵庫、テーブルの場所をとらない調味料の収納方法を提供する。
【解決手段】主な使用法として乾燥すし酢としての利用方法が主流である粉末酢2に、液体合わせ調味料と同様の配合で、塩類、糖類などの粉末を適宜調合してそれに香辛料と乾燥具材、健康機能食材を加えて作製し、それぞれの乾燥粉末合わせ調味料の種類に応じて調合した乾燥粉末合わせ調味料。乾燥粉末合わせ調味料を収納するために容器の中が2か所以上分割してあり各種乾燥粉末合わせ調味料を分けて収納し、振り出し口11、12を二か所以上設けてある容器に収納する乾燥粉末合わせ調味料の収納方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【001】
本発明は粉末酢を主原料とする 乾燥粉末合わせ調味料に関する。乾燥粉末合わせ調味料を収納する方法に関する
【背景技術】
【0002】
従来の合わせ調味料においては液体もしくはゲル状態のものである。例えばドレッシング、三杯酢、ゆずポン酢、胡麻和えの元、キムチの元などである。また粉末酢は主にすし酢の元の原料として用いられている。乾燥粉末合わせ調味料を収納する容器としては内部に仕切り柵を有し蓋をスライドさせることによってそれぞれの仕切り枠に設けた降り注ぎ口が蓋のふりそそぎ口とかさなることにより開口する仕組みのある粉末酢の乾燥粉末合わせ調味料の収納方法は存在しない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の粉末酢では粉末酢を甘味料と塩分を調合してできる乾燥即席粉末すし酢としての利用方法が主流である。またパスタソース、焼きそば用粉末ソース、粉末スパゲッティナポリタンソース、酢豚用ソースとしても粉末酢は利用されている。だが粉末酢を利用した合わせ調味料には用いられていないのが現状である。またドレッシングに関しては液体、もしくはゲル状のものに限られていて取り出すときに液だれしたり、手や衣服に付着したり扱いにくく、さらに水分を含んでいるので食材にかけたときに水っぽくなり、そのもの自身酸化しやすく腐敗しやすいという問題点があった。液体もしくはゲル状態のため弁当への使用や携帯にも不便であった。収納する容器としては一つの調味料に一本でたとえばドレッシングに関して、イタリアン、中華、和風と3種類ならば3本の容器が必要となる。よって冷蔵庫の中や食卓のテーブルでのスペースをとってしまうという欠点があった。また合わせ調味料には食酢以外の健康美容効果が期待できなかった。
【0004】
本発明は、[請求項1][請求項2]にあるように乾燥している粉末酢に塩類、粉末甘味料、粉末糖類、粉末香辛料、粉末ハーブ、の調味料、[請求項7][請求項8]でしめすような健康美容食品および食材を使用することによって手を汚すことなく、水分量をカットし、従来の液体もしくはゲル状態の合わせ調味料にはなかった機能を有することができさらに小分けして携帯でき食事をする直前に食材に振りかけることによって液体、ゲル状でない形態によって、上記[0003]の従来の問題点を解決して時間と手間とスペースを省き新鮮な料理と省エネ化と[請求項9]の構造を有する容器に収納することによってさらなる省スペース化を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために本乾燥粉末合わせ調味料においては[請求項1]にあるように粉末酢をベースとして塩類、粉末甘味料、粉末香辛料、に加えて[請求項2]にあるように乾燥動物性蛋白質を由来とする粉末片、乾燥農産物粉末片、乾燥ケチャップ粉末、乾燥卵粉末、乾燥乳製品粉末、各ビタミン粉末、生姜粉末、ニンニク粉末,みょうが粉末、乾燥海藻類粉末片、ゴマ粉末、乾燥キノコ粉末片、乾燥大豆由来加工品粉末片、粉末油脂、クエン酸、唐辛子粉末、粉末牡蠣油、粉末味噌を乾燥粉末調味料の種類に応じてその適量を各々混入させたものである。
【0006】
上記乾燥粉末調味料のドレッシングにおいては、和風、中華、イタリアン、フレンチに応じて香辛料を変化させることができる。脂肪分が添加されていない場合は低カロリーであ、別途好みのオイルを食事のときに振りいれることができるので酸化を遅らせて新鮮であり、水っぽさも減少させることができる。
【0007】
一例として[請求項3]で示すようにイタリアンドレッシングにおいては図1のように、香辛料として.胡椒、乾燥バジル、乾燥パセリ、乾燥ニンニクなどのハーブを混入する、和風ドレッシングであれば粉末醤油に、乾燥青紫蘇粉末、乾燥わさび、乾燥ニンニクを混入し、さらに乾燥わかめ、小魚、小エビ、キノコ、ベーコン,麩、高野豆腐など粉末片を添加することにより旨味を増し、乾燥したそれらの食材が生の野菜や食材の水分を吸収するので、食材の水気を吸収し減少させることができる。また乾燥食材においては水分の吸収性が良く戻しやすいフリーズドライ加工されたものが好ましい。
【0008】
三杯酢においては、[請求項1]に粉末醤油を添加する。さらにシイタケ粉末片、粉末マツタケ粉末片、シメジ粉末片などのキノコ類や乾燥長ネギ粉末片、乾燥魚介類粉末片,麩粉末片などの小片もしくは粉もくわえて、上記[0007]で述べたと同様の効果を得る。
【0009】
土佐酢においては上記[0008]に加えて鰹節エキスを添加する。また柑橘類の乾燥粉末,例として乾燥ゆず粉末片を添加するなら乾燥ゆず三杯酢となり煮た鍋の具材にも直接振りかけて使用することもできる。
【0010】
酢味噌においては、[請求項1]に乾燥味噌粉末を添加できる、また[0007]で述べたように乾燥具材を添加すれば同様の効果を得る。
【0011】
胡麻和えにおいては[請求項1]に乾燥ゴマ粉末片、粉末醤油を添加できる。
【0012】
からし及びわさびあえにおいては[請求項1]に乾燥からし粉末及び乾燥わさび粉末に粉末醤油を添加できる。
【0013】
キムチの元においては[請求項1]に乾燥粉末魚醤油を添加できる。さらに香辛料として唐辛子粉、具材として乾燥小エビ、乾燥[ミの塩辛、ニンニク粉末片、生姜粉末片、クエン酸、乳酸菌粉末、果実粉末片を混合する。キムチ鍋、ハクサ漬に振りかけるなら即席にキムチ鍋、白菜キムチができ上記[0008]と同様の効果を得る。上記各種乾燥粉末合わせ調味料においても[請求項8]の食材を添加することによってさらに健康美容効果をたかめる。
【0014】
粉末ピザソースおいては[請求項1]に乾燥ケチャップ粉末を添加する。さらに香辛料として唐辛子粉、粉末油脂、バジル、ニンニク粉末片、具材に乾燥ベーコンを添加しできる。またチーズの上から振りかけることができ、従来のゲル状の液体をヘラでパンに塗ることがなく調理の手間がはぶけ、また乾燥しているので腐敗しにくいので、長期保存ができる。また具材として、魚介類、キノコ類、玉ねぎの粉末片も混入することができる。
【0015】
このように添加する調味料の種類、また分量を従来の合わせ調味料にならって適切に調合するならドレッシング、三杯酢,土佐酢、ポン酢、キムチの元、ピザソース、胡麻和えのもと、多種類の乾燥調味料を提供できる。さらに乾燥材量と内部に仕切り柵を有する収納容器利用することによって省スペース化を可能にして冷蔵庫、テーブルの場所をとらず省スペース化を高めることができる。レストランでの使用も可能になり産業効果も高い。
【0016】
乾燥具材の乾燥農産物としてはねぎ粉末片、高野豆腐粉末、油揚げ粉末、キノコ類粉末片があり、乾燥畜産物としては乾燥ベーコン、ハム、干し肉、乾燥海産物としては干しエビ,干し貝類、わかめ、モズク、畜産物として粉チーズがある。これらを添加することにより旨味を増し余分の水分の吸収を促すことができる。
【0017】
[請求項4]の、岩塩、ミネラル混入塩、多機能塩,梅酢塩、ナトリウム、[請求項5]の低カロリー粉末甘味料、しょ糖、羅漢果、黒糖、[請求項6]の生姜、にんにく、唐辛子、みょうが、西洋ハーブ、日本ハーブ、東洋ハーブ及びわさび、みょうが、からし粉末片[請求項7]の黒酢,香酢、ワインビネガー粉末酢を適宜添加することにより、味の向上と健康美容効果を高めることができる。さらに素材の乾燥調味料に粉末油脂を加えることもでき、加えない場合はノンオイルなので低カロリーで健康に良い。また別に好みの オリーブオイル、グレープシードオイル、ひまわり油、胡麻油、菜種油、などの好みの油脂を振りかけることもでき、食前にかけるので油の新鮮さを保ち酸化も防ぐことができこの点でも健康にもよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
図1における粉末ドレッシングを説明する。容器1には粉末酢、岩塩、糖類及び甘味料、粉末香辛料を混ぜ合わせさらにビタミンA,B,C,D,E,さらに[請求項8]のうちコラーゲン,コエンザイムQ10粉末、デキストリン、ロイヤルゼリー、の少なくとも1種類を添加するなら健康美容ダイエット効果も期待できる。香辛料としてはガーリック、タイム、セロリ、オルガノ、パセリ、バジル、粉末玉ねぎをもちいるとよい。
【実施例1】
【0019】
上記と同様に粉末三杯酢には[請求項1]に粉末醤油を加え、香辛料として粉末ゆず粉末乾燥、具としては乾燥わかめ、モズク、雌株を加えてもよい、さらにフリーズドライ加工した長ネギ、アサリ、シジミを加えてもよい。
【0020】
[請求項8]にあるようにビタミンA,B,C,D,E,コラーゲン,コエンザイムQ10粉末、難消化性デキストリン、ロイヤルゼリー、葉酸、ロイヤルゼリー、朝鮮ニンジン、プロポリス,酵母、ゼラチンなど健康、美容に作用する食品を添加してもよい。
【実施例2】
【0020】
粉末キムチの元においてはコラーゲン,コエンザイムQ10粉末に唐辛子粉、乾燥朝鮮ニンジン粉、乾燥あみの塩辛、乾燥乳酸菌、を加える。
【実施例3】
【0021】
粉末胡麻ドレッシングにおいては[請求項1]に粉末胡麻、粉末醤油、を加える
【実施例4】
【0022】
粉末酢味噌においては[請求項1]に粉末味噌を加える。それぞれの粉末調味料は従来の液体の合わせ調味料の配合に準じる。
【参考文献】
【0023】
【出願番号】
特願平6−269054
【出願番号】
特願2000−170608(P2000−170608
【0024】
[請求項1][請求項2]にあるように上記に説明したとうりに使用する調味料、香辛料及び具材の種類、分量によっておのうの異なった乾燥粉末合わせ調味料を作成できるので、図2、3で示すように2か所以上に中が分割されている[請求項9]の収納方法で異なった乾燥粉末合わせ調味料を収納して1つの容器に、4種類のたとえばイタリアンドレッシング、胡麻ドレッシング、和風ドレッシングを乾燥粉末であるので水分がない分容積が少なくなるのでコンパクトに収納することを可能にする。よって図2は4種類の乾燥粉末合わせ調味料を収納して1つの容器に入れたところの蓋を取り外した時の平面図である
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】乾燥粉末イタリアンドレッシングを容器に入れたときの断面図
【図2】4種類の乾燥粉末合わせ調味料を収納して容器の蓋をとった時の平面図
【図3】4種類の乾燥粉末合わせ調味料を収納して収納容器の蓋を付けたときの側面図
【符号の説明】
【0026】
1 収納容器
2 ○、粉末酢
3 △、香辛料
4 ×、岩塩
5 V、糖類
6 d、難消化性デキストリン
7 C、粉末コラーゲン
8 k、粉末ガーリック
9 T、粉末玉ねぎ
10 収納容器蓋
11 蓋に設けたふりかけ口
12 収納容器本体に設けたふりかけ口
13 乾燥粉末イタリアンドレッシング
14 乾燥粉末胡麻ドレッシング
15 仕切りつき収納容器
16 乾燥粉末和風ドレッシング
17 乾燥粉末ゆず三杯酢
18 乾燥わかめ片
19 乾燥あさり
20 乾燥ゆず片
21 仕切り柵

【特許請求の範囲】
【請求項1】
粉末酢に塩類、粉末甘味料、粉末糖類、粉末香辛料を従来の液体、ゲル状態の合わせ調味料と同様の調合に混ぜ合わせた乾燥粉末合わせ調味料。
【請求項2】
[請求項1]に乾燥動物性蛋白質を由来とする粉末片、乾燥農産物粉末片、乾燥ケチャップ粉末、乾燥卵粉末、乾燥乳製品粉末、各ビタミン粉末、生姜粉末、ニンニク粉末,みょうが粉末、乾燥海藻類粉末片、ゴマ粉末、乾燥キノコ粉末片、大豆由来乾燥加工品粉末片、粉末油脂、クエン酸、唐辛子粉末、、粉末牡蠣油、粉末味噌の少なくとも1種類を混入させた乾燥粉末合わせ調味料。
【請求項3】
粉末酢に塩類、粉末甘味料、粉末糖類、粉末香辛料、粉末醤油を混入させた燥粉末合わせ調味料が乾燥粉末ドレッシング、乾燥粉末三杯酢、乾燥土佐酢、キムチの元、酢味噌、胡麻和えのもとである乾燥粉末合わせ調味料。
【請求項4】
[請求項1]の塩類が、岩塩、ミネラル混入塩、多機能塩,梅酢塩、ナトリウムである乾燥粉末合わせ調味料。
【請求項5】
[請求項1]の粉末甘味料、粉末糖類が、低カロリー粉末甘味料、しょ糖,、羅漢果、黒糖を含む多機能を有しミネラルを吟有する粉末甘味料、粉末糖類である乾燥粉末合わせ調味料。
【請求項6】
[請求項1]の粉末香辛料が生姜、にんにく、唐辛子、みょうが、西洋ハーブ、日本ハーブ、東洋ハーブ及びわさび、からし粉末片を含む乾燥粉末合わせ調味料。
【請求項7】
[請求項1]の粉末酢が黒酢,香酢、ワインビネガーを含む植物を由来とする粉末酢である乾燥粉末合わせ調味料。
【請求項8】
[請求項1]にビタミンA,B,C,D,E,コラーゲン,コエンザイムQ10粉末、難消化性デキストリン、ロイヤルゼリー、葉酸、ロイヤルゼリー、朝鮮ニンジン、プロポリス,酵母、ゼラチンのうち少なくとも1種類を添加した乾燥粉末合わせ調味料。
【請求項9】
[請求項1]にある乾燥粉末合わせ調味料を収納するために容器の中が2か所以上分割してあり各種乾燥粉末合わせ調味料を分けて収納し、振り出し口を二か所以上設けてある容器に収納する乾燥粉末合わせ調味料の収納方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2011−67184(P2011−67184A)
【公開日】平成23年4月7日(2011.4.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−238712(P2009−238712)
【出願日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【出願人】(309000624)
【Fターム(参考)】