説明

事故車の修理費用計算装置

【目的】 事故車の塗装の修理をするにあたって、その修理費用の見積りなどの計算を簡便な作業で、しかも正確に行うことができるようにすること。
【構成】 CD−ROMなどの記録媒体1に、(a)塗色の種類と、塗料の種類との複数の組合せと、(b)各組合せに含まれる塗装作業項目と、(c)それらの塗装作業項目に個別的に対応した修理費用の値とをストアする記録媒体1と、記録媒体1のストア内容を読出して表示し、(a)前記組合せと、(b)塗装作業項目とを選択する第1手段と、選択された(a)前記組合せと、(b)塗装作業項目とに個別的に対応した前記値を演算して修理費用を求める第2手段とを含む。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車が事故を起こして損傷した場合、その塗装の修理費用を計算してたとえば見積書を作成し、あるいはまた売上伝票を作成するなどのために有利に実施することができる新規な事故車の修理費用計算装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、事故車修理の業界においても、精度の高い見積書が要求されるようになり、修理作業技術料および部品代の照会に多大の時間が割かれている。修理料金の見積りが修理に熟知した者の仕事であることは当然としても、細かな作業項目および部品の書出し作業が特殊技能とされていることは業態の近代化の大きな障害となってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、事故車の塗装の修理をするにあたって、その修理費用の見積りなどの計算を簡便な作業で、しかも正確に行うことができる事故車の修理費用計算装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、記録媒体1であって、(a)塗色の種類と、塗料の種類との複数の組合せと、(b)各組合せに含まれる塗装作業項目と、(c)それらの塗装作業項目に個別的に対応した修理費用の値とをストアする記録媒体1と、記録媒体1のストア内容を読出して表示し、(a)前記組合せと、(b)塗装作業項目とを選択する第1手段と、選択された(a)前記組合せと、(b)塗装作業項目とに個別的に対応した前記値を演算して修理費用を求める第2手段とを含むことを特徴とする事故車の修理費用計算装置である。
【0005】また本発明は、(a)前記記録媒体1は、自動車の複数の各車種毎に、前部損傷の複数段階に分けられた各損傷範囲および後部損傷の複数段階に分けられた各損傷範囲に属する修理作業を実行する際に必要とする対象となり得る複数の部位と、各部位に属する複数の作業項目と、各作業項目毎の作業指数と、各作業項目に属する部品の外形を示すイラスト図面と、そのイラスト図面で表される部品のコード番号に対応した部品名称と、各部品の金額とをストアし、さらに、(b)記録媒体1のストア内容を読取る読取手段2と、(c)表示手段4と、(d)記録紙に印字する印字手段5と、(e)入力手段6と、(f)処理回路3であって、読取手段2の出力と入力手段6の出力とに応答し、入力手段6によって選択して入力された車種の修理すべき損傷範囲を表示手段4に表示させ、入力手段6によって選択して入力された1つの損傷範囲の複数の部位を表示手段4に表示させ、入力手段6によって選択して入力された部位における複数の作業項目を表示手段4に表示させ、入力手段6によって選択して入力された作業項目に属する部品の外形を示すイラスト図面と、そのイラスト図面で表される部品を識別するコード番号と、コード番号に対応した部品名称とを表示手段4に表示させるとともに、前記選択して入力された作業項目毎の作業指数と予め設定された作業指数の単位に対応する金額との積を算出して作業項目毎の金額を求め、その算出された作業項目毎の作業指数または作業金額と、選択して入力された各部品の金額とを表示手段4によって表示させるとともに、印字手段5によって、算出された作業項目毎の作業金額と、選択して入力された部品名称と部品の金額とを記録紙に印字させる処理回路3とを含むことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明に従えば、記録媒体1には(a)塗色の種類と、塗料の種類との複数の組合せと、(b)各組合せに含まれる塗装作業項目と、(c)それらの塗装作業項目に個別的に対応した修理費用の値とをストアしておき、このストア内容を表示して前記組合せと塗装作業項目とを選択して修理費用を求めることができる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のブロック図である。コンパクトディスクによって実現されるリードオンリメモリ(略称CD−ROM)である記録媒体1は、本発明の重要な構成要素であり、読取手段2によって読取られ、その読取られたストア内容は、パーソナルコンピュータなどによって実現される処理回路3に与えられて演算処理され、陰極線管などによって実現される表示手段4によって表示され、またプリンタ5によって見積書および売上伝票などが印字されて作成される。処理回路3には入力手段6が接続され、この入力手段6はたとえばキーボードなどによって実現される。さらにまた経理処理などのためにフロッピディスクなどの書込み可能な記録媒体7が準備され、この記録媒体7は書込み/読出し手段8に装着され、処理回路3によって制御される。
【0008】図2は、処理回路3の動作を説明するためのフローチャートである。処理回路3は記録媒体1にストアされている内容に基づいて、作業者が入力手段6を操作することによって、事故車の修理費用の計算を自動的に、簡便に行うことができる。
【0009】図3は、記録媒体1にストアされているデータの構造を示す図である。記録媒体1には、1または複数の自動車の各車種D1毎に、修理作業データD2と、塗装作業データD3とがストアされる。修理作業データD2は、一覧表であるテキストD4と、画像D5とを含む。テキストD4には部位D6が含まれ、この部位D6は修理作業項目D7と、部品に関するデータD8とを含む。画像D5には各部位D9のデータを含む。塗装作業データD3は塗色の種類と塗料の種類との複数の組合せである塗色系/塗料系のデータD10と、塗装作業項目D11とを含む。このようにして、■修理作業項目と部品については、部位による階層化を採用しており、■塗装作業データについては塗色系/塗料系の別を部位と同様な概念として扱い、データの階層化を実現している。車種、部位、修理作業項目、部品、塗色系/塗料系の組合せ、塗装作業項目の各々に、コード番号を付与しており、入力選択などの取扱いを容易にしている。
【0010】本発明が導入している部位の概念について説明する。本件自動車の修理費用計算装置は、自動車ボデーの復元修理の実務経験者またはこれに関する基本的知識を有する作業者を対象に、費用見積りを迅速かつ正確に算出することを可能にするものであり、このため本発明に独自の部位という概念を採用している。
【0011】部位は、本件実施例では修理作業という能動的な働きかけに対し、自動車ボデーの限定された部分が部位として立ち現れるという関係概念を基本にしている。たとえば、フロントバンパーという部位は、バンパーフェイスとバンパーモールとバンパーステー等の個別の部品の集合として捉えるのではなく、フロントバンパー取替という作業を実行する(思考する)際に現れる関係概念として捉えられる。
【0012】修理の作業項目A1〜An,B1〜Bn,C1〜Cn,…に対応して、その修ん理作業を実行する際に必要となる部位A,B,C,…を対応させる。このことは図4に示されているとおりである。
【0013】本発明では、部位の概念を個別車種と個別作業項目および個別部品の中間項、つまり階層として積極的に利用している。部位という関係概念を、作業項目および部品のデータを車種別に整理する上での一種の階層概念として利用し、さらに表示手段4の画面表示と入力手段6の操作方法の構成に利用する。したがつて図5に示されるように車種xに対応して部位A,B,Cが含まれ、そのうちの1つの部位たとえばAについて、修理作業項目A1〜Anおよび各作業項目に対応する部品A1〜Anが階層化されて体系化される。こうして記録媒体1にストアされている大量の精密なデータを、検索および加工するにあたって、違和感のない快適な操作を可能とし、部位毎の修理作業項目および部品の各データの選択を基本とする画面表示と操作方法を提供する。この部位は、たとえば表1に構成する。
【0014】
【表1】


【0015】
【表2】


【0016】再び図2を参照して、ステップn1からステップn2に移り、修理すべき事故車の自動車のコード番号を入力する。これによってそのコード番号に対応した損傷範囲の選択を行うための画面が図6のように、記録媒体1から読出されて、表示手段4によって表示される。この画面を見ながら、損傷範囲の選択を行う。たとえば自動車の車体の前部の大損傷、中損傷および小損傷を選択し、また後部の大損傷、中損傷および小損傷を選択し、さらにまた側部の損傷を選択し、また同時に、塗装に関する選択も行われる。
【0017】ステップn3aでは、見積り順序の選択を行う。この見積り順序は、たとえば図7に示されるように車体9のフロント方向から矢符10のように、または車体9をリア方向から矢符11のように、一定の順序で見積もることができ、これによって見積り落しを確実に防ぐことができる。見積り順序は、次の部位の選択において、その部位が選択された見積り順序で表示される。
【0018】ステップn4では、図8に示される部位の選択のための画面が表示される。画面によって損傷範囲の選択を、入力手段6によって指示することによって、その損傷範囲の修理作業を実行する際に必要となる対象となり得る部位の一覧表を図8のようにして得る。この部位の一覧表から、見積りの対象となる部位を選択指示する。たとえば車体の前部の中損傷に対応した修理すべきことが予想される部位の一覧表が上述のようにリストアップされ、この画面を見て、作業者は入力手段6を操作し、カーソルで部位の選択を行う。
【0019】このようにして、損傷範囲と部位との合計二重の選択指示をとおして、部位を絞り込むことによって、必要な部位のデータのみを検索することができ、これによって操作者の負担の軽減が格段に図られる。
【0020】次に各部位における個別の作業項目および部品のデータの選択を行う。まず、ステップn5では、個別の作業項目の選択は、図9に示される表示画面を見ながら操作者が選択する。たとえばフロントフェンダーの脱着というのは、そのフロントフェンダーを車体から取外してから再び元の位置に取付ける作業を表している。
【0021】個別の作業項目毎に、作業指数(以下、簡略化のために指数という)が設定されており、この指数は、修理費用に対応しており、この指数に予め定める値を掛算することによって、修理費用を容易に求めることができる。処理回路3では指数の単位に対応する金額を予め設定する。
【0022】このように部位毎に、個別の作業項目を選択指示すると、次に図10に示される表示画面が、ステップn6の部品選択のための表示動作が行われる。
【0023】部品選択のための画面において図10に示されるように、複数の部品の外形を示すイラスト図面の画像10と、一覧表11とが一画面に表示される。この一覧表11は、複数の部品と、その各部品に付したコード番号とが一覧表となってリストアップされ、画像10にもまたその複数の各部品と、それに対応するコード番号とが付されており、したがってこのコード番号を見ながら、部品名を参照して、入力手段6によって部品の選択を行うことができる。これによって部品名称だけでは特定しがたい個々の部品を正確に選択指示することができ、また部品の構成およびボデーの構造についての認識を深めることによって、正確な見積りが可能になる。このように部品データと同じ画面に部品の図面が表示される構成は、本発明において重要である。
【0024】しかもまた本発明では、部品データの修理作業項目への転用を図っている。すなわち部品データの一部を構成する部品名称を転用することによって、図10R>0の一覧表11に明らかなように、一般的に、板金または板金修正と呼ばれるパネルの修正加工作業の選択指示を可能としている。このような部品および作業に関してもまた、修理費用の基礎となる指数が定められる。
【0025】次にステップn8において、塗色系/塗料系の選択を行う。このとき、記録媒体1の内容は表示手段4によって図11のように表示される。塗色の種類と塗料の種類の組合せは、複数存在し、修理すべき事故車の色である塗色の種類および使用する塗料の種類を入力手段6によって入力して指定する。
【0026】次にステップn9において、図12に示される画面が表示手段4によって表示され、ここで塗装作業項目の選択を行う。この塗装作業項目には、修理費用の基礎となる指数が付されており、また材料費が付されている。
【0027】このようにして、本発明では、塗装作業について、塗色系/塗料系の別を、部位に見立てることによって、まず図11の塗色系/塗料系選択画面で、塗色系および塗料系を選択指示した後、図12の塗装作業項目選択画面で、個別作業項目を選択指示する。これによって、容易に、塗装作業に関する見積りを高い精度で行うことが可能となる。
【0028】ステップn10では、図13に示されるように修理技術料の明細を一覧表で表示することができ、これらの指数の合計値とそれに対応する費用とが表示される。また図14に示されるように部品代の明細を一覧表にして同様に表示して確認することができ、また図15R>5に示されるように塗装技術料および材料費明細を一覧表にして同様に確認することができる。
【0029】このような確認後に、ステップn11では、図16〜図18に示されるような見積書などの作成を行うことができる。図16は見積書の一例を示し、図1717は修理技術料/部品代明細の表および塗装技術料/材料費明細の一覧表を示し、さらに図18は納品書を示す。このような構成によれば、次のような利点が達成される。
【0030】■部品イラストを見ながら、修理に必要な部品を選択指示できる。これにより、部品の選択指示が正確になり、さらに見積りに欠かせない部品構成および車体構造についての知識が自然に得られるようになる。
【0031】■CD−ROMである記録媒体1に作業項目、部品(イラストを含む)の情報を収録しているため、操作が容易である。たとえば2枚のCD−ROMである記録媒体1で、300車種以上の作業、部品の情報(部品点数にして40万点以上)を利用でき、これが年2回のペースで内容が改定され更新される。またCD−ROMである記録媒体1の使用により、車種によるフロッピディスクの差し替えや内容の更新のための特別の処理を必要とせず、操作が簡単であることも大きな特長である。
【0032】■CD−ROMである記録媒体1に収録されている情報が精密である。作業データでは、作業項目と作業指数(工数)が整備され、作業指数には損害保険会社と業界団体の協定指数を使用することを原則に、それで不足する作業項目については独自に調査した作業指数を整備している。さらに、独自の塗装作業データを整備しており、これは塗装作業項目と作業指数、材料費により構成されている。部品データでは、画面に表示されているイラストに対応する引き出し番号、部品名称、部品番号、標準価格が整備されている。
【0033】■膨大なデータを効率よく検索するため独自の部位の考え方を採用し、ボデー全体を40〜80の部位に分割して、部位毎に作業項目と部品を選択していくという方法を採用している。
【0034】■高品位の見積書を、誰にも作成できるように操作方法の細部に工夫をこらし、さらに見積書自体も事務の合理化に役立つよう数々の工夫が施されている。
【0035】また図19〜図21に示されるように一覧表の画面からの再度の修理作業項目および部品のデータの選択指示を行うことができる。すなわち選択指示した修理作業項目および部品のデータの一覧表の画面において、再び部位毎の修理作業項目および部品のデータの選択画面に戻つて、あるいは部位選択の画面に戻つて、あるいは損傷範囲選択の画面に戻つて、再選択または追加選択を行うことができる。図19は修理技術料明細の訂正を行う場合であり、図20は部品代明細の訂正を行う場合であり、図21は塗装技術料および材料費明細の訂正を行う場合の画面を示している。図19の状態から、前述の図9および図10に戻ることができ、あるいはまた図8または図6へ戻ることができる。図20の状態からは、図10へ戻ることができ、あるいはまた図8または図6へ戻ることができる。また図21の状態から図12R>2の状態に戻ることができ、あるいは図11の状態へ戻ることができる。
【0036】さらにまた本発明では、すべての画面の表示形式を統一し、さらに操作に関する表示に、点滅操作指示と、画面の最下段の入力手段6に含まれるファンクションキーの機能説明を行つている。これによって作業者は、操作方法の説明書を読む必要なしに、また他の助けを得ずして、容易に操作を習得することができ、本件発明の実施時における作業者の学習に要する時間および費用を低減することができる。本発明のさらに優れた構成は、コード入力による修理作業項目および部品のデータの選択を可能にすることができる。図22に示されるように、雑誌などの小冊子などのシートに、複数の部品の図面13と、その部品が属する部位のコード番号14と、修理作業項目15と、修理作業項目のコード番号16と、部品名17と、部品のコード番号18とが印刷されて表示される。このようなシートは紙などから成り、たとえば小冊子とされた積算マニュアルして発売され得る。作業者はシートに表示されているコード番号を、入力手段6によって入力することによって図23に示される表示を行い、これによって指数が同時に表示され、見積りを容易に行うことができる。
【0037】さらに本発明の実施例によれば、見積書の料金データを利用して売上伝票を発行する機能を有している。売上伝票発行の時点で、料金データを通常処理のための記憶媒体(フロッピディスクまたはハードディスク)7からデータ保存のための記憶媒体(フロッピディスク)7に移動させ、これにより通常処理のための記憶媒体の使用効率を向上および本件実施例の作動スピードの維持を実現させている。
【0038】さらにまた本発明の実施例では、税・保険料の徴収および代理支払い業務にともなう処理についても工夫している。
【0039】業界特有の重量税・自動車税・自賠責保険料等の徴収および代理支払いの業務は他の一般の売上とは一線を画して、税・保険料として処理されるべきである。一般的には、諸費用の名目で手続き料と税・保険料が一括して計上されるが、本件実施例では手続き料と税・保険料を別の名目として設定し、その合計を諸費用の名目で計上している。なお、税・保険料は会計上で総売上から控除されるべきであるとともに、売上伝票上では消費税非課税として処理される。
【0040】また前受金の自動処理に関して、前述の重量税・自動車税・自賠責保険料等の徴収および代理支払い業務にともない業界では諸費用金額を前受金として徴収することが広く行われているが、本件実施例では、見積書、売上伝票に前受金の項目を設定し事務の合理化を果たしている。さらに、売上伝票発行時に、特別の操作を必要とせずに処理回路3上で別に作動する売上管理計算装置が存在しており、その入金処理が自動的に実行され、これは他に例のない機能である。
【0041】また本発明の実施例では、保険金支払いにともなう売上の按扮と複数の売上の自動処理について工夫している。
【0042】自動車ボデーの修理では自動車保険により支払いが行われることが多いが、本件実施例では1通の売上伝票のなかで、売上金額を対物保険会社の支払い分と車両保険会社の支払い分と自動車の使用者(保険契約者)の支払い分に按分することができる。さらに売上伝票の発行時に、特別の操作を必要とせずに各々に対する処理回路3上で別に作動する売上管理計算装置が存在しており、その売上処理が自動的に実行され、これは他に例をみない機能である。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、事故車の塗装の修理費用を簡便な作業で、高精度で、見積り落しを生じることなしに、容易に計算して求めることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体の系統図である。
【図2】図1に示される処理回路3の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】記録媒体1に記録されているデータの構造を示す図である。
【図4】部位の概念を説明するための図である。
【図5】その部位に関してさらに説明を行うための図である。
【図6】損傷範囲の選択を行うために用いられる画面を示す図である。
【図7】見積り順序の選択をするための車体9の平面図である。
【図8】部位の選択を行うための画面を示す図である。
【図9】修理作業項目の選択を行うために用いられる画面の図である。
【図10】部品の選択を行うために用いられる画面の図である。
【図11】塗色系/塗料系の選択を行うために用いられる画面の図である。
【図12】塗装作業項目の選択を行うために用いられる画面の図である。
【図13】修理技術料明細の確認を行うための画面の図である。
【図14】部品代明細の確認を行うための画面の図である。
【図15】塗装技術料/材料費明細の確認を行うための画面の図である。
【図16】印字手段5によって印字される見積書などの例を示す図である。
【図17】印字手段5によって印字される見積書などの例を示す図である。
【図18】印字手段5によって印字される見積書などの例を示す図である。
【図19】修理技術料明細の訂正を行うための画面の図である。
【図20】部品代明細の訂正を行うための画面の図である。
【図21】塗装技術料/材料費明細の訂正を行うための画面の図である。
【図22】シートの記載例を示す図である。
【図23】シートを用いて入力を行ったときの画面の図である。
【符号の説明】
1 記録媒体
2 読取手段
3 処理回路
4 表示手段
5 印字手段
6 入力手段
7 フロッピディスク
8 書込み/読出し手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】 記録媒体1であって、(a)塗色の種類と、塗料の種類との複数の組合せと、(b)各組合せに含まれる塗装作業項目と、(c)それらの塗装作業項目に個別的に対応した修理費用の値とをストアする記録媒体1と、記録媒体1のストア内容を読出して表示し、(a)前記組合せと、(b)塗装作業項目とを選択する第1手段と、選択された(a)前記組合せと、(b)塗装作業項目とに個別的に対応した前記値を演算して修理費用を求める第2手段とを含むことを特徴とする事故車の修理費用計算装置。
【請求項2】 (a)前記記録媒体1は、自動車の複数の各車種毎に、前部損傷の複数段階に分けられた各損傷範囲および後部損傷の複数段階に分けられた各損傷範囲に属する修理作業を実行する際に必要とする対象となり得る複数の部位と、各部位に属する複数の作業項目と、各作業項目毎の作業指数と、各作業項目に属する部品の外形を示すイラスト図面と、そのイラスト図面で表される部品のコード番号に対応した部品名称と、各部品の金額とをストアし、さらに、(b)記録媒体1のストア内容を読取る読取手段2と、(c)表示手段4と、(d)記録紙に印字する印字手段5と、(e)入力手段6と、(f)処理回路3であって、読取手段2の出力と入力手段6の出力とに応答し、入力手段6によって選択して入力された車種の修理すべき損傷範囲を表示手段4に表示させ、入力手段6によって選択して入力された1つの損傷範囲の複数の部位を表示手段4に表示させ、入力手段6によって選択して入力された部位における複数の作業項目を表示手段4に表示させ、入力手段6によって選択して入力された作業項目に属する部品の外形を示すイラスト図面と、そのイラスト図面で表される部品を識別するコード番号と、コード番号に対応した部品名称とを表示手段4に表示させるとともに、前記選択して入力された作業項目毎の作業指数と予め設定された作業指数の単位に対応する金額との積を算出して作業項目毎の金額を求め、その算出された作業項目毎の作業指数または作業金額と、選択して入力された各部品の金額とを表示手段4によって表示させるとともに、印字手段5によって、算出された作業項目毎の作業金額と、選択して入力された部品名称と部品の金額とを記録紙に印字させる処理回路3とを含むことを特徴とする請求項1記載の事故車の修理費用計算装置。

【図1】
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【図2】
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【図7】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図19】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公開番号】特開平6−221863
【公開日】平成6年(1994)8月12日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平5−254488
【分割の表示】特願平1−208760の分割
【出願日】平成1年(1989)8月12日
【出願人】(593188453)