説明

二つ折パスポートケース

【課題】パスポート、航空券、出入国カードなどをひとまとめにして収納でき、航空券には折り目をつけずに収納できるポケットを外側に有する、小型の二つ折りパスポートケースを提供する。
【解決手段】航空券に折り目をつける事無く収納する為のポケットを外側に有し、縦寸法が略150mm、横寸法が略220mmの小型で中央部から二つ折にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本体の外側に、航空券に折り目をつける事無く収納できるポケットを備え、内側にはパスポート及びカード類を収納できるポケットを有する中央部から二つ折されることを特徴とするパスポートケースに関する。
【背景技術】
【0002】
海外旅行の際に必要な書類はパスポート、航空券、出入国カードなどである。航空券は保有を必要とする時間は飛行機に搭乗するまでと短いのでバッグなどに収納しないで持ち歩くことが多い。航空券は磁気ストライプがある為、[本券を曲げたり、汚したりしないで下さい。]との注意書きが有り折り曲げる事ができない。又、財布などに航空券及びパスポートをひとまとめにして収納することは困難である。前記の理由により通常はパスポートケースを使用する。この時、航空券はパスポートより大きい為、折り目をつける事無く航空券を収納できるパスポートケースは縦寸法が航空券より長くなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実登3212548
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
実登3212548に記載されている二つ折収納ケースは航空券を折り曲げずに内側に収納できるが、縦寸法が略225mmと略215mmの航空券より長くなり衣服などのポケットに収まりにくい欠点がある。そこで本発明はケースの縦寸法を略150mmとし、外側に航空券に折り目をつける事無く収納する為のポケットを有する小型の二つ折りパスポートケースを提供することを目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本体の外側に航空券に折り目をつける事無く収納できるポケットを備え、内側にはパスポート及びカード類を収納できるポケットを有し中央部から二つ折されることを特徴とするパスポートケース。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、海外旅行の際に必要なパスポート、航空券、出入国カード、などをひとまとめにして収納することができる。さらには航空券を収納する為のポケットを外側に設けたことにより、航空券を緩やかに湾曲させた状態で挟み込む為、航空券に折り目をつける事無く収納できる。前記本体を二つ折した時の縦寸法が略150mm、横寸法が110mm程度の小型である為、衣服などのポケットに収納できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明にかかる二つ折りパスポートケースの実施形態を示す斜視図である。
【図2】本発明にかかる二つ折りパスポートケースの本体を開いた時の内側正面図である。
【図3】本発明にかかる二つ折りパスポートケースの本体を開いた時の外側正面図である。
【図4】図2におけるA−A断面図図である。
【図5】実登3212548記載された従来のパスポートケースの開いた状態の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の二つ折りケースは、本体6と内側の右側に第一ポケット1及び第二ポケット2を有し、左側に第三ポケット3、及び第四ポケット4と外側に第五ポケット5を有している。本体及び各ポケットは皮革、布、合成樹脂、などの伸縮性に乏しいシート素材から裁断され公知の手法によって縫着されたもので従来の収納ケース、財布、などと基本的構成に変わりはない。
【0009】
中央部から自在に二つ折りできる本体6の縦寸法をパスポートが収納できる程度の略150mmとし、横寸法は航空券を収納できる長さの略220mmとする。
【0010】
本体1の内側の左側に第一ポケット1、及び第二ポケット2、右側に第三ポケット3、及び第四ポケット4、外側に第五ポケット5を縫着する。第一ポケット1と第二ポケット2、及び第三ポケット3と第四ポケット4はそれぞれ積層している。
【0011】
本体に縫着された内側の第一ポケット1、第二ポケット2、第三ポケット3、及び第四ポケット4は本体の中央側が開放されていてパスポート、カード類の出し入れ口となる。又、外側の第五ポケット5は上端が開放されていて航空券の出し入れ口となる。
【0012】
第一ポケット1、または、第三ポケット3のどちらかにパスポートP1を収納し、他方にはカード類などを収納する。
【0013】
第二ポケット2及び第四ポケット4には出入国カードなどを収納する。
【0014】
第五ポケット5には航空券T1に折り目を付けず湾曲させて収納する。
【0015】
内側には札入れ、小銭入れなどの収納部を追加しても良い。各ポケットの形状はどのような形でも良い。
【符号の説明】
【0016】
1 第一ポケット
2 第二ポケット
3 第三ポケット
4 第四ポケット
5 第五ポケット
6 本体
P1 パスポート
T1 航空券
C1 出入国カード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体の外側に、航空券に折り目をつける事無く収納できるポケットを備え、内側にはパスポート及びカード類を収納できるポケットを有する中央部から二つ折されることを特徴とするパスポートケース。
【請求項2】
本体の大きさは縦寸法が略150mm、横寸法が略220mmであることを特徴とする請求項1に記載の二つ折されるパスポートケース。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2012−106465(P2012−106465A)
【公開日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−268784(P2010−268784)
【出願日】平成22年11月15日(2010.11.15)
【出願人】(510084437)
【Fターム(参考)】