説明

二環式ヘテロアリール化合物

本発明は下記一般式(I) (式中、各記号の意味は明細書に記載した通り)で示される化合物並びにその製造及び用途に関する。
【化71】



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記一般式Iで示される化合物、あるいはその互変異性体、又はその単独異性体もしくは複数異性体の混合物、又はその薬剤に許容される塩、溶媒和物もしくは水和物:
【化1】

式中、
環Tは、1又は2個の窒素を含み、残りの環原子が炭素である5員ヘテロアリール環であり、少なくとも2つの環原子がR1基で置換され、R1基の少なくとも2つは隣接環原子上に位置していて、それらが結合している原子と一緒になって、O、N及びSから選ばれたヘテロ原子0〜3個を含有し、場合により1〜4個のRe基で置換されていてもよい、飽和、部分飽和又は不飽和の5又は6員環(環E)を形成し;
環Bは、5又は6員環のアリール又はヘテロアリール環を表し;
1は、NR1C(O)、C(O)NR1、NR1C(O)O、NR1C(O)NR1、及びOC(O)NR1から選ばれ;
a、Rb、Rtは、出てくる毎に独立して、ハロゲン、−CN、−NO2、−R4、−OR2、−NR23、−C(O)YR2、−OC(O)YR2、−NR2C(O)YR2、−SC(O)YR2、−NR2C(=S)YR2、−OC(=S)YR2、−C(=S)YR2、−YC(=NR3)YR2、−YP(=O)(YR4)(YR4)、−Si(R2)3、−NR2SO22、−S(O)r2、−SO2NR23、及び−NR2SO2NR23よりなる群から選ばれ、ここで各Yは独立して単結合、−O−、−S−、又は−NR3−であり;
eは、出てくる毎に独立して、ハロゲン、=O、−CN、−NO2、−R4、−OR2、−NR23、−C(O)YR2、−OC(O)YR2、−NR2C(O)YR2、−SC(O)YR2、−NR2C(=S)YR2、−OC(=S)YR2、−C(=S)YR2、−YC(=NR3)YR2、−YP(=O)(YR4)(YR4)、−Si(R2)3、−NR2SO22、−S(O)r2、−SO2NR23、及び−NR2SO2NR23よりなる群から選ばれ、ここで各Yは独立して単結合、−O−、−S−、又は−NR3−であり;
1、R2、及びR3は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、アリール、複素環基及びヘテロアリールから選ばれ;
或いは、R2とR3は、それらが結合している原子と一緒になって、N、O及びS(O)rから選ばれたヘテロ原子0〜2個を含有する、場合により置換されていてもよい、飽和、部分飽和又は不飽和の5又は6員環を形成し;
4は、出てくる毎に独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、アリール、複素環基及びヘテロアリールから選ばれ;
アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、アリール、複素環基及びヘテロアリールの各基は場合により置換されていてもよく;
mは0、1、2、3又は4であり;
nは2又は3であり;
pは0、1、2、3、4又は5であり;そして
rは0、1又は2である。
【請求項2】
環Tが下記構造を有する請求項1に記載の化合物:
【化2】

式中、環EはO、N及びSから選ばれたヘテロ原子0〜3個を含有する5又は6員不飽和環であり、sは0、1、2、3又は4である。
【請求項3】
環Tが下記から選ばれた二環式ヘテロアリール環であり:
【化3】

そして、sが0、1、2、3又は4である、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
次式で示される請求項1に記載の化合物:
【化4】

式中、
環Cは、複数の炭素原子と独立してO、N及びS(O)から選ばれた1〜3個のヘテロ原子とを含む5〜6員環の複素環又はヘテロアリール環であり;
cは、出てくる毎に独立して、ハロゲン、=O、−CN、−NO2、−R4、−OR2、−NR23、−C(O)YR2、−OC(O)YR2、−NR2C(O)YR2、−Si(R2)3、−SC(O)YR2、−NR2C(=S)YR2、−OC(=S)YR2、−C(=S)YR2、−YC(=NR3)YR2、−YP(=O)(YR4)(YR4)、−NR2SO22、−S(O)r2、−SO2NR23、及び−NR2SO2NR23よりなる群から選ばれ、ここで各Yは独立して単結合、−O−、−S−、又は−NR3−であり;そして
vは0、1、2、3、4又は5である。
【請求項5】
環Tが下記構造を有し:
【化5】

そして、sが0、1、2、3又は4である、請求項4に記載の化合物。
【請求項6】
環A及びBがアリールである、請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
環Cがイミダゾール環である、請求項5又は6に記載の化合物。
【請求項8】
下記一般式IIa、IIb及びIIcから選ばれた請求項7に記載の化合物。
【化6】

【請求項9】
sが0であり;m、p及びvが1であり;Ra及びRcがメチルであり;そしてRbがCF3である、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
下記一般式IIIで示される化合物、請求項1に記載の化合物:
【化7】

式中、
環Dは、複数の炭素原子と独立してO、N及びS(O)rから選ばれた1〜3個のヘテロ原子とを含む5〜6員環の複素環又はヘテロアリール環を表し;
2は、どちらの方向でもよい、(CH2)z、O(CH2)x、NR3(CH2)x、S(CH2)x又は(CH2)xNR3C(O)(CH2)xであり;
dは、出てくる毎に独立して、H、ハロゲン、=O、−CN、−NO2、−R4、−OR2、−NR23、−C(O)YR2、−OC(O)YR2、−NR2C(O)YR2、−SC(O)YR2、−NR2C(=S)YR2、−OC(=S)YR2、−C(=S)YR2、−YC(=NR3)YR2、−YP(=O)(YR4)(YR4)、−Si(R2)3、−NR2SO22、−S(O)r2、−SO2NR23、及び−NR2SO2NR23よりなる群から選ばれ、ここで各Yは独立して単結合、−O−、−S−、又は−NR3−であり;
2及びR3は、それぞれ独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、アリール、複素環基及びヘテロアリールから選ばれ;
或いは、R2とR3は、それらが結合している原子と一緒になって、O、N及びS(O)rから選ばれたヘテロ原子0〜2個を含有する、場合により置換されていてもよい、飽和、部分飽和又は不飽和の5又は6員環を形成し;
4は、出てくる毎に独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、アリール、複素環基及びヘテロアリールから選ばれ;
このセクション1におけるアルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、シクロアルキニル、アリール、複素環基及びヘテロアリールの各基は場合により置換されていてもよく;
wは0、1、2、3、4又は5であり;
xは0、1、2又は3であり;
zは1、2、3又は4である。
【請求項11】
環Tが下記構造を有し:
【化8】

そして、sが0、1、2、3又は4である、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
環A及びBがアリールである、請求項11に記載の化合物。
【請求項13】
環Tが下記から選ばれた二環式ヘテロアリール環であり:
【化9】

そして、sが0、1、2、3又は4である、請求項11又は12に記載の化合物。
【請求項14】
環Dがピペラジン環であり、そしてL2がCH2である、請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
下記一般式IIIa、IIIb及びIIIcから選ばれた請求項14に記載の化合物。
【化10】

【請求項16】
sが0、mが1、pが1、Raがメチル、RbがCF3、そしてRdがメチル又は−CH2CH2OHである、請求項15に記載の化合物。
【請求項17】
治療を必要とする哺乳動物のがんの治療方法であって、治療有効量の請求項1〜6又は10〜12のいずれか1項に記載の化合物又はその薬剤に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物を該哺乳動物に投与することを含む方法。
【請求項18】
治療を必要とする哺乳動物のがんの治療方法であって、治療有効量の請求項7に記載の化合物又はその薬剤に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物を該哺乳動物に投与することを含む方法。
【請求項19】
治療を必要とする哺乳動物のがんの治療方法であって、治療有効量の請求項13に記載の化合物又はその薬剤に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物を該哺乳動物に投与することを含む方法。
【請求項20】
請求項1〜6又は10〜12のいずれか1項に記載の化合物又はその薬剤に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物と、薬剤に許容される担体、希釈剤又はビヒクルとを含む組成物。
【請求項21】
請求項7に記載の化合物又はその薬剤に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物と、薬剤に許容される担体、希釈剤又はビヒクルとを含む組成物。
【請求項22】
請求項13に記載の化合物又はその薬剤に許容される塩、溶媒和物、もしくは水和物と、薬剤に許容される担体、希釈剤又はビヒクルとを含む組成物。

【公表番号】特表2009−521462(P2009−521462A)
【公表日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−547538(P2008−547538)
【出願日】平成18年12月22日(2006.12.22)
【国際出願番号】PCT/US2006/048758
【国際公開番号】WO2007/075869
【国際公開日】平成19年7月5日(2007.7.5)
【出願人】(500430383)アリアド・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド (11)
【Fターム(参考)】