説明

二環性複素環化合物

式(I)


[式中、Rは水素原子等を表し、
、R及びRは同一または異なって水素原子、置換もしくは非置換の低級アルキル等を表し、
Yは窒素原子またはCR(式中、Rは水素原子等を表す)等を表し、
XはNR11(式中、R11は水素原子、置換もしくは非置換の低級アルキル等を表す)、酸素原子等を表し、
、Z、Z及びZは同一または異なってCR12(式中、R12は水素原子等を表す)等を表し、
Wは置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキル等を表す]で表される二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩等を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)

〈式中、Rは水素原子、ハロゲン、アミノ、ニトロ、シアノ、カルボキシ、モノまたはジ低級アルキルアミノ、低級アルキルスルホニル、低級アルコキシカルボニルアミノ、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキル、置換もしくは非置換の低級アルケニル、置換もしくは非置換の低級アルキニル、置換もしくは非置換の低級アルコキシ、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしくは非置換の脂環式複素環基または置換もしくは非置換の芳香族複素環基(テトラゾリルを除く)を表し、
、R及びRは、同一または異なって水素原子、ハロゲン、シアノ、置換もしくは非置換の低級アルコキシカルボニル、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキル、置換もしくは非置換の低級アルケニル、置換もしくは非置換の低級アルコキシ、置換もしくは非置換の低級アルキニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしくは非置換の芳香族複素環基(テトラゾリルを除く。なお該置換もしくは非置換の芳香族複素環基は、その芳香族複素環内の炭素原子で母核に結合する)または置換もしくは非置換のアロイルを表し、
Yは窒素原子またはCR〔式中、Rは水素原子、ホルミル、低級アルキル、以下の置換基群Aから選ばれる同一のまたは異なる1〜3の置換基で置換された低級アルキル[置換基群A:ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、シアノ、ホルミル、トリフルオロメチル、ビニル、スチリル、フェニルエチニル、アロイル、置換もしくは非置換の脂環式複素環基、置換もしくは非置換の芳香族複素環基(テトラゾリルを除く)]、置換もしくは非置換の低級シクロアルキル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキルカルボニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしくは非置換のアロイル、置換もしくは非置換の芳香族複素環基(テトラゾリルを除く)、−C(=O)−NRH1H2[式中、RH1及びRH2は同一または異なって水素原子、ホルミル、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキルカルボニル、置換もしくは非置換の低級アルコキシカルボニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしくは非置換のアロイルまたは置換もしくは非置換の芳香族複素環基(テトラゾリルを除く)を表すか、またはRH1及びRH2が隣接する窒素原子と一緒になって置換もしくは非置換の複素環基を形成する]、式(A

{式中、Q−−−VはCR=CR[式中、R及びRは同一または異なって、水素原子、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキルカルボニル、置換もしくは非置換の低級アルコキシカルボニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしくは非置換のアロイルまたは置換もしくは非置換の芳香族複素環基(テトラゾリルを除く)を表す]またはC≡Cを表し、Rは水素原子、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキルカルボニル、置換もしくは非置換の低級アルコキシカルボニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしくは非置換のアロイル、置換もしくは非置換の芳香族複素環基(テトラゾリルを除く)または−C(=A)−NRA1A2[式中、Aは酸素原子または硫黄原子を表し、RA1及びRA2は同一または異なって水素原子、ホルミル、低級アルコキシ、低級アルコキシカルボニル、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキルカルボニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしくは非置換のアロイル、置換もしくは非置換の脂環式複素環基、置換もしくは非置換の芳香族複素環基(テトラゾリルを除く)または−C(=A)−(CHna−C(RB1)(RB2)−NRC1C2(式中、naは0〜3の整数を表し、Aは酸素原子または硫黄原子を表し、RB1及びRB2は同一または異なって水素原子、ホルミル、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキルカルボニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしくは非置換のアロイルまたは置換もしくは非置換の芳香族複素環基(テトラゾリルを除く)を表すか、RB1及びRB2が一緒になって酸素原子または硫黄原子を表すか、RB1及びRB2が隣接する炭素原子と一緒になって飽和脂肪族環を形成するか、あるいはRB1またはRB2が隣接する炭素原子、該炭素原子に隣接する窒素原子及びRC1またはRC2と一緒になって置換もしくは非置換の複素環基を形成し、RC1及びRC2は同一または異なって水素原子、ホルミル、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキルカルボニル、置換もしくは非置換の低級アルコキシカルボニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしくは非置換のアロイルまたは置換もしくは非置換の芳香族複素環基(テトラゾリルを除く)を表すか、RC1及びRC2が隣接する窒素原子と一緒になって置換もしくは非置換の複素環基を形成するか、あるいはRC1またはRC2が隣接する窒素原子、該窒素原子に隣接する炭素原子及びRB1またはRB2と一緒になって置換もしくは非置換の複素環基を形成する)を表すか、またはRA1及びRA2が隣接する窒素原子と一緒になって置換もしくは非置換の複素環基を形成する]を表す}
または式(B

[式中、nbは0〜3の整数を表し、
9a及びR9bは、同一または異なって水素原子、ハロゲン、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキルカルボニル、置換もしくは非置換の低級アルコキシカルボニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしくは非置換のアロイルまたは置換もしくは非置換の芳香族複素環基(テトラゾリルを除く)を表すか、R9a及びR9bが隣接する炭素原子と一緒になって飽和脂肪族環を形成するか、またはR9a及びR9bが一緒になって酸素原子または硫黄原子を表し、
10は水素原子、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキルカルボニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしくは非置換のアロイルまたは置換もしくは非置換の芳香族複素環基(テトラゾリルを除く)を表す。但し、R9a及びR9bが一緒になって酸素原子を表す場合は、R10は水素原子ではない]〕を表すか、またはYがW、及びYとWの間に位置する炭素原子と一緒になって

{式中、nkは0または1を表し、
、R、R及びRは、同一または異なって水素原子、ハロゲン、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキルカルボニル、置換もしくは非置換の低級アルコキシカルボニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしくは非置換のアロイルまたは置換もしくは非置換の芳香族複素環基(テトラゾリルを除く)を表すか、R及びRならびに/もしくはR及びRが隣接する炭素原子と一緒になって飽和脂肪族環または脂環式複素環を形成するか、またはR及びRならびに/もしくはR及びRが一緒になって酸素原子または硫黄原子を表し、
は酸素原子またはNR[式中、Rは水素原子、ホルミル、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキルカルボニル、置換もしくは非置換の低級アルコキシカルボニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしくは非置換のアロイル、置換もしくは非置換の脂環式複素環基または置換もしくは非置換の芳香族複素環基(テトラゾリルを除く)を表す]を表す}または

(式中、nk、R、R、R、R及びVはそれぞれ前記と同義である)を表し、
XはNR11[式中、R11は水素原子、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキルカルボニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしくは非置換のアロイルまたは置換もしくは非置換の芳香族複素環基(テトラゾリルを除く)を表す]、酸素原子または硫黄原子を表し、
、Z、Z及びZは同一または異なって、窒素原子またはCR12[式中、R12は水素原子、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキルカルボニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしくは非置換のアロイルまたは置換もしくは非置換の芳香族複素環基(テトラゾリルを除く)を表す]を表し、
Wはニトロ、ホルミル、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキル、置換もしくは非置換の低級シクロアルケニル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキルカルボニル、アリール、以下の置換基群Bから選ばれる同一のまたは異なる1〜3の置換基で置換されたアリール{置換基群B:ハロゲン、ニトロ、シアノ、ホルミル、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、アリール、アリールオキシ、アラルキル、アラルキルオキシ、芳香族複素環基(テトラゾリルを除く)、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級アルコキシ、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換のアロイル、−C(=R13)NR14a14b[式中、R13は酸素原子または硫黄原子を表し、R14a及びR14bは、同一または異なって水素原子、ホルミル、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキルカルボニル、置換もしくは非置換の低級アルコキシカルボニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしくは非置換のアロイル、置換もしくは非置換の脂環式複素環基または置換もしくは非置換の芳香族複素環基(テトラゾリルを除く)を表すか、またはR14aとR14bが隣接する窒素原子と一緒になって置換もしくは非置換の複素環基を形成する]、−C(=R15)OR16(式中、R15は酸素原子または硫黄原子を表し、R16は前記R10と同義である)、−NR17a17b(式中、R17a及びR17bはそれぞれ前記R14a及びR14bと同義である)}、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしくは非置換のアロイル、置換もしくは非置換の脂環式複素環基、置換もしくは非置換の芳香族複素環基(テトラゾリルを除く)、置換もしくは非置換の芳香族複素環カルボニル(該芳香族複素環カルボニルの芳香族複素環基部分はテトラゾリルではない)、−NR18a18b(式中、R18a及びR18bはそれぞれ前記R14a及びR14bと同義である)、式(A

(式中、E−−−F及びR21は、それぞれ前記Q−−−V及びRと同義である)、
−C(=A)−NR22a22b(式中、Aは酸素原子または硫黄原子を表し、R22a及びR22bはそれぞれ前記R14a及びR14bと同義である)または
−C(=A)−OR23(式中、A及びR23はそれぞれ前記A及びR10と同義である。但し、Aが酸素原子を表す場合は、R23は水素原子ではない)を表すか、またはWがY、及びWとYの間に位置する炭素原子と一緒になって

(式中、nk、R、R、R、R及びVはそれぞれ前記と同義である)または

(式中、nk、R、R、R、R及びVはそれぞれ前記と同義である)を表す。
但し、(1)Yが窒素原子であり、XがNR11(式中、R11は前記と同義である)であり、R11が置換ベンジルである場合、該置換ベンジルのベンゼン環上の置換基はシアノ、カルボキシまたは低級アルカノイルオキシではなく、
(2)YがCHであり、XがNR11(式中、R11は前記と同義である)である場合、R11は置換もしくは非置換のベンゾイルまたは置換もしくは非置換のベンジルではなく、
(3)YがCR(式中、Rは前記と同義である)であり、Xが酸素原子である場合、Wはアリールではなく、
(4)Yが窒素原子であり、XがNR11(式中、R11は前記と同義である)である場合、R11は置換メチルではない〉で表される二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項2】
YがCRであり、Rが式(A

(式中、Q−−−V及びRはそれぞれ前記と同義である)であり、Rが式(D

(式中、ncは0〜3の整数を表し、R24a、R24b、R25a及びR25bはそれぞれ前記R9a、R9b、R14a及びR14bと同義である)である請求の範囲1記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項3】
25a及びR25bの少なくとも一方が、同一または異なって式(E

[式中、nd及びneは同一または異なってそれぞれ0〜3の整数を表し、
26a及びR26bは、同一または異なって水素原子、ホルミル、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキルカルボニル、置換もしくは非置換の低級アルコキシカルボニル、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアロイルまたは置換もしくは非置換の芳香族複素環基(テトラゾリルを除く)を表すか、R26a及びR26bが隣接する炭素原子と一緒になって飽和脂肪族環を形成するか、またはR26a及びR26bが一緒になって酸素原子または硫黄原子を表し、
27a及びR27bは、同一または異なって水素原子、ホルミル、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキルカルボニル、置換もしくは非置換の低級アルコキシカルボニル、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアロイルまたは置換もしくは非置換の芳香族複素環基(テトラゾリルを除く)を表すか、R27a及びR27bが隣接する炭素原子と一緒になって飽和脂肪族環を形成するか、R27a及びR27bが一緒になって酸素原子または硫黄原子を表すか、またはR27aもしくはR27bがR28bもしくはR28b、ならびにそれぞれが隣接する炭素原子及び窒素原子と一緒になって置換もしくは非置換の複素環基を形成し、
28a及びR28bは、同一または異なって水素原子、ホルミル、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキルカルボニル、置換もしくは非置換の低級アルコキシカルボニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしくは非置換のアロイルまたは置換もしくは非置換の芳香族複素環基(テトラゾリルを除く)を表すか、R28a及びR28bが隣接する窒素原子と一緒になって置換もしくは非置換の複素環基を形成するか、またはR28aもしくはR28bがR27aもしくはR27b、ならびにそれぞれが隣接する炭素原子及び窒素原子と一緒になって置換もしくは非置換の複素環基を形成する]である請求の範囲2記載の二環性複素化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項4】
YがCR5a(式中、R5aは水素原子または低級アルキルを表す)である請求の範囲1記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項5】
YがCHである請求の範囲1記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項6】
Yが窒素原子である請求の範囲1記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項7】
XがNR11(式中、R11は前記と同義である)である請求の範囲1〜6のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項8】
XがNHである請求の範囲1〜6のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項9】
Xが酸素原子である請求の範囲1〜6のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項10】
がCR12a(式中、R12aは水素原子または置換もしくは非置換の低級アルキルを表す)である請求の範囲1〜9のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項11】
がCHである請求の範囲1〜9のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項12】
Wが式(D

(式中、nf、R22c、R22d、R29a及びR29bはそれぞれ前記na、R22a、R22b、R9a及びR9bと同義である)である請求の範囲1〜11のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩
【請求項13】
Wが式(D

(式中、R22a及びR22dはそれぞれ前記と同義である)である請求の範囲1〜11のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項14】
Wが式(B

(式中、ng、R23a、R30a及びR30bはそれぞれ前記na、R23、R9a及びR9bと同義である。但し、R30a及びR30bが一緒になって酸素原子を表す場合は、R23a水素原子ではない)である請求の範囲1〜11のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項15】
Wが式(A

(式中、E−−−F及びR21はそれぞれ前記と同義である)である請求の範囲1〜11のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項16】
−−−FがCH=CHである請求の範囲15記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項17】
Wが式(A

(式中、RD1及びRD2はそれぞれ前記RA1及びRA2と同義である)である請求の範囲1〜11のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項18】
Wが式(A

(式中、RE1及びRE2は同一または異なって水素原子、低級アルコキシまたは置換もしくは非置換の低級アルキルを表すか、またはRE1及びRE2が隣接する窒素原子と一緒になって置換もしくは非置換の複素環基を形成する)である請求の範囲1〜11のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項19】
Wが式(C

[式中、nhは0〜3の整数を表し、niは1〜4の整数を表し、
−−−MはCR20−CH(式中、R20は水素原子、ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、シアノ、トリフルオロメチル、低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルカノイルまたは低級アルコキシカルボニルを表す)またはC=CHを表し、
19は水素原子、ホルミル、置換もしくは非置換の低級アルキル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキル、置換もしくは非置換の低級アルカノイル、置換もしくは非置換の低級シクロアルキルカルボニル、置換もしくは非置換の低級アルコキシカルボニル、置換もしくは非置換のアリール、置換もしくは非置換のアラルキル、置換もしくは非置換のアロイルまたは置換もしくは非置換の芳香族複素環基(テトラゾリルを除く)を表す]である請求の範囲1〜11のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項20】
Wが式(A

(式中、njは1〜3の整数を表し、RF1及びRF2はそれぞれ前記RE1及びRE2と同義である)である請求の範囲1〜11のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項21】
Wが

(式中、RG1及びRG2はそれぞれ前記RE1及びRE2と同義である)である請求の範囲1〜11のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項22】
が水素原子である請求の範囲1〜21のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項23】
が置換もしくは非置換の低級アルコキシである請求の範囲1〜21のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項24】
がメトキシである請求の範囲1〜21のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項25】
、R及びRが、同一または異なって水素原子または置換もしくは非置換の低級アルキルである請求の範囲1〜24のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項26】
、Z及びZが、それぞれCHである請求の範囲1〜25のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩。
【請求項27】
請求の範囲1〜26のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する医薬。
【請求項28】
請求の範囲1〜26のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有する好中球性炎症疾患の予防及び/または治療剤。
【請求項29】
請求の範囲1〜26のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有するGPR4受容体の機能亢進に由来する疾患の予防及び/または治療剤。
【請求項30】
請求の範囲1〜26のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩を有効成分として含有するGPR4受容体拮抗剤。
【請求項31】
請求の範囲1〜26のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩の有効量を投与する工程を含む、好中球性炎症疾患の予防及び/または治療方法。
【請求項32】
請求の範囲1〜26のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩の有効量を投与する工程を含む、GPR4受容体の機能亢進に由来する疾患の予防及び/または治療方法。
【請求項33】
好中球性炎症疾患の予防及び/または治療剤の製造のための、請求の範囲1〜26のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩の使用。
【請求項34】
GPR4受容体の機能亢進に由来する疾患の予防及び/または治療剤の製造のための、請求の範囲1〜26のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩の使用。
【請求項35】
GPR4受容体拮抗剤の製造のための、請求の範囲1〜26のいずれかに記載の二環性複素環化合物またはその薬理学的に許容される塩の使用。

【国際公開番号】WO2005/082905
【国際公開日】平成17年9月9日(2005.9.9)
【発行日】平成19年8月2日(2007.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−510540(P2006−510540)
【国際出願番号】PCT/JP2005/003687
【国際出願日】平成17年2月25日(2005.2.25)
【出願人】(000001029)協和醗酵工業株式会社 (276)
【Fターム(参考)】