説明

二脚テント

【課題】支柱の数を2本まで削減して軽量化を図ると共に、閉鎖性を改善する従来に無い見栄えのよさを有する二脚テントを提供する。
【解決手段】少なくとも屋根幕とこの屋根幕を展張して支持する屋根構造フレーム体とからなる屋根構造体を有し、該屋根構造体を支持する支柱が2本であり、前記屋根構造体の展張時において、該屋根構造体がその内側に寄って、屋根幕が垂れ下がってしまうことを防ぐ、折畳防止手段を有することを特徴としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、屋根が複数本のフレームで作られ、これを2本の支柱によって支持する構造の二脚テントに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、屋根が複数本のフレームに作られているテントといえば、支柱すなわち脚の数量が、4本又は6本のものが一般的であり、広く普及している。これら4本脚や6本脚のテントの構造は、屋根幕とこの屋根幕を展張して支持する屋根構造フレーム体とからなる平面形状が方形の屋根構造体を有し、この屋根構造体の四隅にそれぞれ支柱が取り付けられ、場合によっては屋根構造体の長手方向の辺々の中点位置にそれぞれ1本ずつの支柱が取り付けられた構成を採っているのが一般的である。そのような構造のテントとしては、例えば、当該発明の発明者等によって以前に開示された特開2005−2699号公報(特許文献1)の如くのテントが挙げられる。前記特開2005−2699号公報に示されているテントにおいては、屋根構造体が3本以上のフレームに支持される構造を採り得るものであるが、基本的には上記4本脚テントと同様の構成が採られている。このような構造のテントは、設置及び収納が容易で、設置状態においては高度な安定性が得られるという特徴を有するが、その反面、非常に重く、また折り畳んで或いは分解して収納状態としても、大きく嵩張るという問題があった。また、少なくとも屋根構造体の四隅若しくは角部の全てに支柱が取り付けられているため、閉鎖的であり、また見栄えもよくないという問題があった。
【0003】
【特許文献1】特開2005−2699号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術においては、安定性はあるものの支柱の数が多く、そのため収納状態においても重く大きかった。また、テントの四隅には支柱が取り付けられているため閉鎖的であり、圧迫感を感じさせる上、見栄えも余りよくなかった。
【0005】
本発明は、これらのような問題を解決せんとするものであり、支柱の数を2本まで削減して軽量化を図ると共に、閉鎖性を改善する従来に無い見栄えのよさを有する二脚テントを提供する。従来のテントは四隅に支柱があったため、屋根幕は支柱部分で強いテンションを受けて強い張りを保つことができていたが、支柱が2本の場合には、屋根幕の四隅は直接支柱に保持されず、間接的に屋根フレームによって支えられるため、屋根幕の自重によって内側に引き寄せられ、特に、屋根構造フレーム体の一部を構成する端辺部展張フレームの先端部がテントの内側に引き寄せられて、屋根幕が垂れ下がる傾向にある。従って、本発明は、軽量でコンパクトに折り畳むことが出来、且、屋根幕の垂れ下がりを防止して安定性を向上させると共に、見栄えを改善した二脚テントを提供せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のテントは、少なくとも屋根幕と、この屋根幕を展張して支持する屋根構造フレーム体とからなる屋根構造体を有するテントであって、該屋根構造体を支持する支柱が二本であることを特徴とする。また、前記屋根構造体の展張時において、該屋根構造体がその内側に寄ってしまうことを防ぐ、折畳防止手段を有することを特徴としている。更に、前記折畳防止手段が、一方の支柱側と他方の支柱側とを連結するように配設され、少なくともこれら2つの支柱間に渡る長さを有する、1本以上のフレームからなる突っ張り部材であることを特徴とし、更には該折畳防止手段が折り畳み自在に構成される突っ張り部材であることを特徴とする。また、折畳防止手段が、予め屋根構造フレーム体内に組み込まれていることを特徴とする。また、折畳防止手段が、予め屋根構造体フレーム体に組み込まれず、屋根構造体を作ってから2つの支柱間に挟み込みながら折り畳みを防止する、後付構造であることを特徴とする。
【0007】
また、上記テントにおける屋根構造フレーム体が、折り畳み自在に構成されることを特徴とし、また該屋根構造フレーム体が棒状の2つのフレームを互いに重ねて交差させてX字形をなすフレーム構造体を少なくとも1つ含んで、折り畳み自在に構成されることを特徴とする。
【0008】
また、屋根構造体を支持する支柱が、着脱自在或いは折り畳み自在或いは伸縮自在に構成されることを特徴とする。更に、支柱の下端に、テントの転倒を防止するための転倒防止部材を配設することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、屋根幕と該屋根幕を展張して支持する屋根構造フレーム体とからなる屋根構造体を二本の支柱で支持し、展張時において屋根構造フレーム体の一部を構成する端辺部展張フレームの先端部がテントの内側に引き寄せられて、屋根幕のテンションが減退することを防止する折畳防止手段を採用し、展張及び収納が簡単にできる折り畳み可能な構造としたことによって、安定性を確保しつつ軽量化と収納サイズのコンパクト化を図ると共に、圧迫感をなくし、見栄えを改善したテントを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
この発明の好ましい実施の形態を以下に説明する。この発明の二脚テントは、屋根幕と該屋根幕を展張して支持する屋根構造フレーム体とからなる屋根構造体を、二本の支柱で立ち上げて支持するように構成される。また、好ましくは、前記屋根構造体の展張時において、該屋根構造体がその内側に寄ってしまうことを防ぐ折畳防止手段を備える。この折畳防止手段は、一方の支柱側と他方の支柱側とを連結するように配設して、少なくともこれら2つの支柱間に渡る長さを有する、1本以上のフレームから構成され、展張時には前記長さが保持され、収納の際には、長さを縮めてコンパクトに折り畳むことができる突っ張り部材であることが好ましい。また、前記折畳防止手段は、少なくとも設置時において屋根構造フレーム体内に含まれるように構成することができ、このように構成することによって、屋根構造体下の空間をより広くスッキリとすることができて好ましい。またこの際、折畳防止手段は、予め屋根構造体フレーム内に、該屋根構造フレーム体の一部として組み込む構成と、屋根構造フレーム体を作ってから2つの支柱間に挟み込み、折り畳みを防止する、後付構造であることを適宜選択し得る。
【0011】
屋根構造フレーム体は、折り畳み自在に構成されることが好ましく、この場合、例えば、棒状の2つのフレームを互いに重ねて交差させてX字形をなすフレーム構造体を用いて、折り畳み自在に構成することができる。
【0012】
また、屋根構造体を支持する支柱は、収納時のコンパクト性を向上させるため、着脱自在或いは折り畳み自在或いは伸縮自在若しくはこれらの組み合わせ構造に構成されることが好ましい。このように構成される二脚テントの設置は、屋根構造体を支持する二本の支柱の下端部をそれぞれ地中に埋設して立ち上げてもよいが、支柱の下端に、転倒を防止するための転倒防止部材を配設するのが好ましい。
【0013】
ここで、転倒防止部材とは、テントの転倒を防止する部材であって、一般的に用いられている転倒防止用の部材を意味する。その一例として、図1、図2、図3などに示されるように、水平方向の異なる2つの向きに延広した棒状の寄倒防止部(10)を挙げることができる。また、面状に延広したものであってもよい。また、支柱下端に三脚状の部材を取り付けても同様の効果を発揮する。
【実施例1】
【0014】
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。実施例1の二脚テント(1)は、図1又は図2に示すように、平面長方形、側面略三角形に展張される屋根幕(2)と、この屋根幕(2)を支持する屋根構造フレーム体(3)とからなる屋根構造体(4)を有する。この屋根構造体(4)は、該屋根構造フレーム体(3)から下方に向かって延在するように該屋根構造体(4)の長手方向の両側位置にそれぞれ1本ずつ配置される計二本の支柱(5)によって支持されている。この支柱(5)は、比較的太めの内径を有する上部筒状柱(6)に対して、前記内径よりも若干細身の外径を有する下部筒状柱(7)が差し込まれて所望の位置で固定できるように固定具(8)が設けられ、伸縮自在に構成されている。このように構成されるそれぞれの支柱(5)の下端には、前記屋根構造体(4)の幅方向に対して真っ直ぐ水平に延びた転倒防止部材(9)が固着され、地上に設置した際の二脚テント(1)の安定性を確保するように構成され、また該転倒防止部材(9)の中心位置には、二脚テントの長手方向内向きに対して真っ直ぐ水平に比較的短め目に延びた、支柱(5)の寄り倒れを防止するための寄倒防止部(10)が設けられている。
【0015】
図2乃至図6に示すように、屋根構造フレーム体(3)は、合計4本の端辺部展張フレーム(11)と、合計2つの摺動部材(12)と、合計4本の支持フレーム(13)と、バタフライ伸縮フレーム(14)1つと、合計2本の中腹部展張フレーム(15)と、合計2本の中腹部支持フレーム(16)と、合計2本の突っ張り部材(17)とから構成される。
【0016】
端辺部展張フレーム(11)は、屋根の幅方向に平行な鉛直面内におけるほぼ真下位置から真上位置までの弧状の回動が自在となるように、一端がそれぞれの支柱(5)の上端に取り付けられる屋根幕(2)の長手方向の端辺部を支持するように構成されている。摺動部材(12)は、二本の支柱(5)それぞれに、該支柱(5)に沿って自在に摺動し得るように取り付けられる。
【0017】
支持フレーム(13)は、屋根の幅方向に平行な鉛直面内におけるほぼ真下位置から真上位置までの弧状の回動が自在となるように、一端がそれぞれの前記摺動部材(12)に取り付けられ、他端が前記端辺部展張フレーム(11)の中腹位置に対して回動自在に連結されてこれを支持するように構成される。
【0018】
バタフライ伸縮フレーム(14)は、二本の棒状のフレーム(18)を互いに重ねて交差させこの交差点で両者をピン留めして回動自在としたX字形フレーム(19)2つを、互いに横に連ねて連結具(20)を用いて回動自在に結合してなり、その上端部がそれぞれ支柱(5)の上端部に対して長手方向に平行な鉛直面内の回動が自在となるように連結され、下端部がそれぞれ摺動部材(12)に対して長手方向に平行な鉛直面内の回動が自在となるように連結される。
【0019】
中腹部展張フレーム(15)は、屋根の幅方向に平行な鉛直面内におけるほぼ真下位置から真上位置までの弧状の回動が自在となるように、一端が上方に位置する前記連結具(20)に取り付けられる屋根幕(2)の長手方向の中腹部を支持するように構成される。
【0020】
中腹部支持フレーム(16)は、屋根の幅方向に平行な鉛直面内におけるほぼ真下位置から真上位置までの弧状の回動が自在となるように、一端が下方に位置する前記連結具(20)に取り付けられ、他端が前記中腹部展張フレーム(15)の中腹位置に対して回動自在に連結されてこれを支持するように構成される。
【0021】
折畳防止手段の1つである突っ張り部材(17)は、一方の支柱側と他方の支柱側とを連結するように配設され、少なくともこれら2つの支柱間に渡る長さを有する、1本以上のフレームからなる。突っ張り部材(17)は、屋根構造フレーム体(3)の一部を構成する端辺部展張フレーム(11)の先端部がテントの内側に引き寄せられて、屋根幕(2)のテンションが減退することを防止するものであるから、1本のフレームの両端で2本の支柱(5)を突っ張る構成でも可能だが、2本以上のフレームで突っ張り部材(17)を作り、この突っ張り部材(17)の両端を第2図及び第3図に見られるように、支持フレーム(13)に取り付けるたものが、安定性に優れている。
【0022】
また、突っ張り部材(17)は前述したように、2本の支柱(5)に摺動部材(12)を介して取り付けられた2つの支持フレーム(13)に中腹部支持フレーム(16)を貫通させて取り付けられているが、屋根幕(2)の張りをより保つためには、2本の支柱(5)の頂部から伸展し、回動自在に設けられている2本の端辺部展張フレーム(11)の先端部に、中腹部支持フレーム(16)を貫通させて、突っ張り部材(17)を取り付けることもできる(図示せず)。
【0023】
折畳防止手段の1つである突っ張り部材(17)は、折り畳み自在に構成することもできる。その場合は、図5に見られるように突っ張り部材(17)をその長さの4分の1、4分の3の位置に関節部(21)を作り、地面方向に力を加えたときにV字形に屈曲する構造とする。ここでの関節部(21)は地面方向の力を加えたときに折れ曲がる関節構造を有しているが、もちろん空方向に加えたときに折り曲がる関節構造としても良い。また、突っ張り部材(17)は、図4に見られるようにその端部がそれぞれ支持フレーム(13)に対し回動自在に取り付けられ、突っ張り部材(17)の略中央部は、図2及び図3に見られるように中腹部支持フレーム(16)を貫通する構造になっている。
【0024】
以上のように構成された屋根構造フレーム体は、摺動部材を支柱に沿って摺動させながら適当な位置まで上昇させることができるようになっている。この摺動部材の最上位置によって、バタフライ伸縮フレームの最大伸長と、屋根幕を展張して支持するための展張フレーム(15)(16)の傾斜角とが規定される。勿論、図1に示すように構成された屋根幕を予め屋根構造フレーム体に取り付けておけば、該屋根幕の幅によって、前記摺動部材の最上位置は自ずと規定され、従って屋根幕を展張して支持する展張フレーム(15)(16)の水平からの傾斜角度も規定される。このようにして当該二脚テントを展張した側面状態を模式的に示したのが図4である。
【0025】
本実施例の二脚テントの伸縮途中の屋根構造フレーム体の様子を図5に示す。摺動部材が最上位置よりも下方に位置する場合には、バタフライ伸縮フレームはテントの長手方向がその最長時よりも縮んで短くなり、この際、前述の如くに構成された突っ張り部材の各関節部がそれぞれV字形、へ字形、V字形に、全体としてW字形に屈曲して伸び縮みできテントの長手方向の長さを自在に変え得るようになっている。
【0026】
摺動部材(12)を最下位置近傍まで降下させて、屋根構造体(4)が折り畳まれる様子を示したのが図6である。図示しないが、更に、摺動部材(12)を最下位置まで降ろして、伸縮自在に構成された支柱(5)を縮め、左右に広がった転倒防止部材(9)及び寄倒防止部(10)を支柱(5)に対してV字形に折り込めば、コンパクトな収納状態の二脚テント(1)を得ることができる。
【実施例2】
【0027】
本実施例においては実施例1と同等の構成の説明は省略し、異なる構成の箇所を図面を参照しながら説明する。図7及び図8に示すように、実施例2の二脚テント(22)は、実施例1の二脚テント(1)の屋根幕(2)に比較し、幅方向が半分のみとなるように屋根構造体(23)が構成されている。また、支柱(24)の下端に取り付けられる転倒防止部材(25)も屋根構造体(23)と同方向に長尺に伸び、これと反対方向には短く伸びた構成を採っている。勿論、該転倒防止部材(25)に、重石となる土嚢等を載積して安定性を高めてもよいこと或いは転倒防止部材(25)を地中に埋設してもよいことはいうまでもない。
【0028】
また図8は、摺動部材(12)を最下位置まで降下させて屋根構造体(23)を折り畳んだ状態を示している。この図8に示すように、互いに長手方向に連結して一体化して展張時の支柱(24)間の距離に相当する長さに固定し得る数本の棒状のフレームからなる突っ張り部材(26)を折畳防止手段とし、該突っ張り部材(26)の適当な箇所を握持するために略C字形に形成された保持部(27)を有するクランプ(28)が、支持フレーム(13)及び中腹部支持フレーム(16)の適当な同位相位置に固定され、該クランプ(28)によって前記突っ張り部材(26)を握持することによって、屋根構造フレーム体の一部を構成する端辺部展張フレームがテントの内側に引き寄せられて、屋根幕のテンションが減退することを防止するようになっている。勿論、収納時においては、前記突っ張り部材(26)は、クランプ(28)から取り外され、棒状フレームを互いに取り外して分解し、コンパクトにすることができるようになっている。
【実施例3】
【0029】
本実施例においては実施例1及び実施例2と同等の構成の説明は省略し、異なる構成の箇所を図面を参照しながら説明する。図9及び図10に示すように、実施例3の二脚テント(29)は、実施例1の二脚テント(1)の屋根幕(2)に比較し、幅方向の片側が短尺となるように屋根構造体(30)が構成されている。この短尺側の展張フレーム(31)は、支持フレーム(32)が連結された連結部位までの長さしか有さず比較的短尺に構成されている。また、支柱(33)の下端に取り付けられる転倒防止部材(34)も屋根構造体(30)と同方向に長尺に伸び、これと反対方向には短く伸びた構成を採っている。このように構成された屋根構造体(30)の折り畳み状態を側面図に示したのが図10である。
【実施例4】
【0030】
本実施例においては実施例1乃至実施例3と同等の構成の説明は省略し、異なる構成の箇所を図面を参照しながら説明する。図11及び図12に示すように、実施例4の二脚テント(35)は、実施例1の二脚テント(1)の屋根幕(2)に比較し、幅方向の片側が短尺となるように屋根構造体(36)が構成されている。そして、幅方向における長尺側の屋根構造部(37)は支柱(38)の上端から下方に傾斜するように構成され、短尺側の屋根構造部(39)は支柱(38)の上端から上方に傾斜するように構成され、全体として屋根幕(40)が略一枚の平板状になるように構成されている。勿論、回転自在に連結された各連結部(41)の位置関係は、図11に示すように屋根構造体(36)を展張でき、且、図12に示すように折り畳むことができるように構成されている。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】二脚テントの一実施例の展張時の状態を示す斜視図
【図2】同二脚テントの骨組の構成を示す斜視図
【図3】同二脚テントの骨組の構成を示す正面図
【図4】同二脚テントの骨組の構成を示す側面図
【図5】同二脚テントの伸縮途中状態の骨組の構成を示す正面図
【図6】同二脚テントの折り畳みの一過程の骨組の構成を示す側面図
【図7】実施例2に係わる二脚テントの展張時の状態を示す側面図
【図8】実施例2に係わる屋根構造体の折り畳み状態を示す図
【図9】実施例3に係わる二脚テントの展張時の状態を示す側面図
【図10】実施例3に係わる屋根構造体の折り畳み状態を示す図
【図11】実施例4に係わる二脚テントの展張時の状態を示す側面図
【図12】実施例4に係わる屋根構造体の折り畳み状態を示す図
【符号の説明】
【0032】
1 二脚テント
2 屋根幕
3 屋根構造フレーム体
4 屋根構造体
5 支柱
6 上部筒状柱
7 下部筒状柱
8 固定具
9 転倒防止部材
10 寄倒防止部
11 端辺部展張フレーム
12 摺動部材
13 支持フレーム
14 バタフライ伸縮フレーム
15 中腹部展張フレーム
16 中腹部支持フレーム
17 突っ張り部材
18 棒状のフレーム
19 X字形フレーム
20 連結具
21 関節部
22 二脚テント
23 屋根構造体
24 支柱
25 転倒防止部材
26 突っ張り部材
27 保持部
28 クランプ
29 二脚テント
30 屋根構造体
31 短尺側の展張フレーム
32 支持フレーム
33 支柱
34 転倒防止部材
35 二脚テント
36 屋根構造体
37 長尺側の屋根構造部
38 支柱
39 短尺側の屋根構造部
40 屋根幕
41 連結部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも、屋根幕とこの屋根幕を展張して支持する屋根構造フレーム体とからなる屋根構造体を有するテントにおいて、該屋根構造体を支持する支柱が2本であることを特徴とする二脚テント。
【請求項2】
屋根構造体の展張時において、該屋根構造体がその内方に折り畳まれてしまうことを防ぐ、折畳防止手段を有することを特徴とする請求項1に記載の二脚テント。
【請求項3】
折畳防止手段が、一方の支柱側と他方の支柱側とを連結するように配設され、少なくとも、これら2つの支柱間に渡る長さを有する、1本以上のフレームからなる突っ張り部材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の二脚テント。
【請求項4】
折畳防止手段が、一方の支柱側と他方の支柱側とを連結するように配設され、少なくとも、これら2つの支柱間に渡る長さを有する、1本以上のフレームからなる折り畳み自在に構成される突っ張り部材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の二脚テント。
【請求項5】
折畳防止手段が、予め屋根構造体フレーム体の一部として組み込まれていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の二脚テント。
【請求項6】
折畳防止手段が、予め屋根構造体フレーム体に組み込まれず、屋根構造体を作ってから2つの支柱間に挟み込みながら折り畳みを防止する、後付構造であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の二脚テント。
【請求項7】
屋根構造フレーム体が、折り畳み自在に構成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の二脚テント。
【請求項8】
屋根構造フレーム体が、2つの棒状のフレームを互いに重ねて交差させてX字形をなすX字形フレーム構造体を少なくとも1つ含んで、折り畳み自在に構成されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の二脚テント。
【請求項9】
屋根構造体を支持する支柱が、着脱自在に構成されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の二脚テント。
【請求項10】
屋根構造体を支持する支柱が、折り畳み自在に構成されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の二脚テント。
【請求項11】
屋根構造体を支持する支柱が、伸縮自在に構成されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の二脚テント。
【請求項12】
支柱の下端に、転倒を防止するための転倒防止部材を配設することを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の二脚テント。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2007−16528(P2007−16528A)
【公開日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−200947(P2005−200947)
【出願日】平成17年7月8日(2005.7.8)
【出願人】(500010967)株式会社ニューテックジャパン (15)
【Fターム(参考)】