二酸化炭素削減住宅評価システム

【課題】住宅建設に国産の木材を使用するモチベーションを高めることができる二酸化炭素削減住宅評価システムを提供する。
【解決手段】評価値取得部14は、住宅建築に使用した木材の産地識別情報に基づいて森林または森林内の領域毎に、原木による二酸化炭素の吸収量から予め算出された削減評価値を取得する。評価部16は、住宅への木材使用量と上記削減評価値とに基づいて、木材により固定化された二酸化炭素の量を算出し、予め決定した基準に従って点数化する。判定部20は、産地識別情報と原木の出荷量とから、原木が生育した森林毎または森林の中の領域毎に原木出荷総量を集計する。建築使用量集計部18は、産地識別情報から原木が生育した森林毎または森林内の領域毎に木材の建築使用量の総量を取得する。判定部20は、原木出荷総量と建築使用量の総量との差が予め定めた基準値以内のときに評価部16の評価結果の信頼度を高と判定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、二酸化炭素削減住宅評価システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、地球環境対策の一環として、二酸化炭素の排出量削減方法が種々検討されているが、二酸化炭素の排出量を削減するには、省エネルギー化を図ることが有効である。例えば、住宅における省エネルギー方法として、下記特許文献1には、断熱材への加熱負荷を低減して断熱材の蓄熱を軽減し、外気温の低下に短時間で追従出来る建物の外壁断熱構造が開示されている。
【0003】
また、下記特許文献2には、二酸化炭素削減に対するモチベーションを高める方法として、住宅などの小規模施設の二酸化炭素削減を明確に管理できるような二酸化炭素削減目標値表示システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−328464号公報
【特許文献2】特開2005−332103号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
二酸化炭素を削減するには、その排出量を削減することのほか、排出した二酸化炭素を植物等により固定化することも重要な対策となる。このため、例えば住宅建設において、国産の木材を使用することが我が国の二酸化炭素削減対策として大変重要となる。
【0006】
しかし、上記従来技術を含め、これまでに国産の木材を住宅建設に使用するモチベーションを高めるための技術的対策は提案されてこなかった。
【0007】
本発明の目的は、住宅建設に国産の木材を使用するモチベーションを高めることができる二酸化炭素削減住宅評価システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の二酸化炭素削減住宅評価システムの発明は、木材に加工される原木を生産した森林及び森林内の領域を識別するための産地識別情報を取得する産地識別情報取得手段と、前記産地識別情報に基づいて識別される森林内の領域毎に二酸化炭素の吸収量に基づいて予め決定された前記木材の評価値を取得する評価値取得手段と、前記評価値に基づいて、前記木材を使用した住宅の二酸化炭素削減効果を評価する二酸化炭素削減効果評価手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、上記二酸化炭素削減住宅評価システムが、前記産地識別情報に基づいて識別される原木が生育した森林毎に、住宅建築に使用された木材量を集計する建築使用量集計手段と、前記集計された建築使用量の総量と前記森林毎の原木生産量とに基づいて、前記二酸化炭素削減効果評価手段の評価結果の信頼度を判定する判定手段と、をさらに備えることを特徴とする。
【0010】
また、請求項3に記載の発明は、上記二酸化炭素削減住宅評価システムにおいて、前記産地識別情報が、前記森林内の領域の写真画像と、原木の伐採場所のGPSデータとを含むことを特徴とする。
【0011】
また、請求項4に記載の発明は、上記二酸化炭素削減住宅評価システムにおいて、前記写真に伐採位置の表示を含ませることを特徴とする。
【0012】
また、請求項5に記載の発明は、上記二酸化炭素削減住宅評価システムにおいて、前記二酸化炭素削減効果評価手段が、前記評価値に基づいて前記二酸化炭素削減効果を点数として出力することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、住宅建設に国産の木材を使用するモチベーションを高めることができる二酸化炭素削減住宅評価システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】実施形態にかかる二酸化炭素削減住宅評価システムを適用する、原木の生育、加工及び住宅への使用の流れの説明図である。
【図2】サーバの構成例を示す図である。
【図3】サーバの動作例のフロー図である。
【図4】サーバの動作例のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という)を説明する。
【0016】
図1には、実施形態にかかる二酸化炭素削減住宅評価システムを適用する、原木の生育、加工及び住宅への使用の流れの説明図が示される。図1において、森林Aで生育した原木は、加工拠点である製材所Bにて角材、板材、集成材に加工され、さらに他の加工拠点であるプレカット工場Cにて穴あけ等の加工が行われた後、施工業者Dに渡される。施工業者Dは、プレカット工場Cから受け取った木材を使用して消費者の住宅を建築する。
【0017】
以上の木材の流れにおいて、森林Aの管理者、製材所B、プレカット工場C、施工業者Dから管理センターに設置されたサーバ10に、住宅の建築に使用した木材により固定化され、削減された二酸化炭素の量を評価するためのデータが原木または木材の出荷の時点で送信される。送信されるデータは、以下の通りである。
【0018】
森林Aの管理者からは、住宅建築等に使用される木材に加工される原木の産地識別情報、原木の出荷量及び出荷先が送信される。この産地識別情報は、原木を生産した森林及び森林内の領域を識別するための情報であり、原木の伐採場所を表すデータとして、伐採が行われた森林の住所・名称、当該森林における原木の伐採場所を含む所定の広さの領域、例えば100m四方程度の領域の写真及び上記伐採場所の地理データが含まれる。地理データは、例えばGPS(Global Positioning System:全地球測位システム)により取得される座標データを使用することができる。この地理データとしては、当該原木の伐採位置または上記写真の撮影位置の地理データとすることができる。なお、森林の住所・名称は上記地理データにより特定できるので省略してもよい。
【0019】
また、上記写真には、当該領域の背景を写し込むことが好適である。どの森林のどの領域の背景でも、同一の背景は日本に一つしかない(ユニークなデータ)であるので、背景により、原木の伐採場所を特定することができるからである。また、上記写真に原木の伐採地点を丸印等により表示する構成としてもよい。産地識別情報に含まれる写真により、原木が生育した森林A及び森林A内の領域を担当者が視覚的に確認することができ、データの改竄等を抑制することができる。
【0020】
なお、以上に述べた各データは、サーバ10に送信する際に、出荷先である製材所Bに送信してもよい。
【0021】
原木による二酸化炭素の削減量(固定量)は、原木が生育した森林毎、及び森林の中の領域毎に異なる。これは、生育した森林毎、及び森林の中の領域毎に、日射量の相違その他の生育環境の相違に基づいて原木による二酸化炭素の吸収量が異なるからである。このため、住宅建築に使用した木材により削減できた二酸化炭素の量を評価するためには、原木が生育した地域を示す上記産地識別情報が必要となる。なお、上記評価に使用する原木による二酸化炭素の削減量は、原木が生育した森林毎、及び森林の中の領域毎に、原木による二酸化炭素の吸収量に基づいて削減評価値として予め算出し、決定しておく。算出した削減評価値は、サーバ10に格納しておき、上記産地識別情報に基づいて読み出し、削減できた二酸化炭素の量の評価に使用する。なお、原木を出荷したときに、その都度森林Aの管理者からサーバ10に削減評価値を送信してもよい。
【0022】
製材所Bからは、森林Aから仕入れた原木の入荷量、原木の産地識別情報、製材所Bの識別情報(ID符号等)、上記原木から加工された木材の出荷量及び出荷先が送信される。なお、以上に述べた各データは、サーバ10に送信する際に、出荷先であるプレカット工場Cに送信してもよい。
【0023】
プレカット工場Cからは、製材所Bから仕入れた、加工された木材の入荷量、プレカット工場Cの識別情報(ID符号等)、加工された木材の産地識別情報(入荷先である製材所Bで加工された原木の産地識別情報)、出荷量及び出荷先が送信される。なお、以上に述べた各データは、サーバ10に送信する際に、出荷先である施工業者Dに送信してもよい。
【0024】
施工業者Dからは、プレカット工場Cから仕入れた、加工された木材の入荷量、施工業者Dの識別情報(ID符号等)、住宅建築に使用した木材の産地識別情報(入荷先であるプレカット工場Cで加工された木材の産地識別情報)、建築した住宅への使用量及び建築した住宅の識別情報(ID符号等)が送信される。
【0025】
以上の各データは、例えば一次元コード(バーコード)または二次元コード(QRコード(登録商標)等)として原木及び加工済みの木材に記載し、またはタグとして付着若しくは取り付けておくのが好適である。サーバ10に上記各データを送信する際に、これらの一次元コードまたは二次元コードをリーダに読み取らせることにより、簡易に送信データを生成することができる。また、リーダに読み取らせた一次元コードまたは二次元コードにより、担当者が容易に木材の産地等を把握することができる。なお、製材所B及びプレカット工場Cで加工された木材の産地識別情報は、上述したように、原料となった原木の産地識別情報である。
【0026】
図2には、サーバ10の構成例が示される。なお、サーバ10は、適宜なコンピュータ上に構成することができる。
【0027】
図2において、サーバ10は、データ取得部12、評価値取得部14、評価部16、建築使用量集計部18、判定部20、記憶部22及び通信部24を含んで構成されている。
【0028】
データ取得部12は、森林Aの管理者、製材所B、プレカット工場C、施工業者Dからサーバ10に送信された上記各データを通信部24を介して取得する。取得した各データは、後述する各機能毎に、必要に応じて転送する。
【0029】
評価値取得部14は、上記産地識別情報に基づいて識別される森林内の領域毎に二酸化炭素の吸収量に基づいて予め決定された木材の削減評価値を取得する。この削減評価値は、上述したように、原木が生育した森林毎、及び森林の中の領域毎に、原木による二酸化炭素の吸収量に基づいて予め算出し、記憶部22に記憶させておく。あるいは、他のサーバ等に記憶しておき、評価部16が二酸化炭素の削減量を評価する際に当該他のサーバから取得する構成としてもよい。さらに、森林Aの管理者から削減評価値を取得する構成としてもよい。
【0030】
評価部16は、上記削減評価値に基づいて、上記木材を使用した住宅の二酸化炭素削減効果を評価する。評価方法としては、例えば上記削減評価値と施工業者Dから送信されたデータとに基づいて、建築した住宅に使用した木材により固定化された二酸化炭素の量を算出し、予め決定した基準(例えば住宅建築費用の補助制度等の基準)に従って点数化する等の方法がある。ここで、点数とは、数値でもよいし、A,B,C等の等級であってもよい。なお、このときの点数は、上記木材が国産木材であるか否かのみにより決定してもよい。すなわち、国産木材のときのみ点数が付与される構成としてもよい。評価部16の評価処理は、施工業者Dから送信される建築した住宅の識別情報に基づいて、各住宅毎に行われる。
【0031】
建築使用量集計部18は、上記産地識別情報に基づいて識別される原木が生育した森林毎に、住宅建築に使用された木材量を建築使用量として集計する。この場合、さらに森林の中の領域毎で上記木材の建築使用量を集計してもよい。これらの木材の建築使用量は、施工業者Dからサーバ10に送信される、住宅建築に使用した木材の使用量を、産地識別情報に基づいて上記森林毎または森林の中の領域毎に集計することにより算出することができる。この場合、施工業者Dの識別情報を使用することにより、同じ施工業者からのデータ(木材の使用量)を重複して集計することを回避できる。また、建築した住宅の識別情報を使用することにより、同じ住宅での木材の使用量を重複して集計することを回避できる。
【0032】
判定部20は、上記建築使用量集計部18が集計した上記建築使用量の総量と、原木が生育した森林毎または森林の中の領域毎の原木出荷量の総量とに基づいて、上記評価部16が行った評価結果の信頼度を判定する。原木出荷量の総量は、森林Aの管理者からサーバ10に送信される産地識別情報、原木の出荷量等のデータを使用して、原木が生育した森林毎または森林の中の領域毎に集計することができる。これらの建築使用量の総量と原木出荷量の総量との差が予め定めた基準値以内であれば、当該森林で生育した原木が住宅建築に使用されており、他の森林(例えば外国産の木材)が使用された可能性を否定する根拠とすることができる。この結果、判定部20は、上記評価部16が行った上記木材を使用した住宅の二酸化炭素削減効果の評価結果の信頼度を高と判定する。また、上記差が予め定めた基準値を超えている場合には、上記評価結果の信頼度を低と判定する。このような判定結果に基づき、例えば信頼度が高と判定された場合のみに、住宅建築費用の補助制度等の申請が可能となる運用をしてもよい。なお、上記信頼度の判定結果の表現は、例えば上記高低に限られるものではなく、優良可、上中下、適不適、合格不合格等適宜選択することができる。
【0033】
また、建築使用量集計部18は、森林Aの管理者から送信された産地識別情報、出荷量及び出荷先、並びに加工拠点(製材所B及びプレカット工場C)から送信された製材所B及びプレカット工場Cの識別情報、加工された木材の産地識別情報、出荷量及び出荷先の情報を使用して、原木が加工され、住宅建築に使用されるまでの経路を追跡し、経路毎の木材量を算出してもよい。上記経路は、上記送信された各データに基づいて、例えば森林Aから製材所Bに出荷され、製材所Bからプレカット工場Cに出荷され、プレカット工場Cから施工業者Dに出荷されたと判断した場合に、A→B→C→Dとなる。この場合に、上記サーバ10に送信された各出荷量に基づいて、上記経路毎の木材量を集計することができる。例えば、森林Aからの経路として、A→B1→C1→D1、A→B2→C2→D2、A→B3→C3→D3の3経路があった場合に、それぞれの経路毎に、加工され、住宅建築に使用された木材量を算出する。このようにして求めた経路毎の木材量をさらに集計し、産地識別情報に基づいて識別される原木が生育した森林毎または森林の中の領域毎の、住宅建築に使用された木材量としてもよい。判定部20は、このようにして求めた木材量を使用して、上記評価部16が行った評価結果の信頼度を判定してもよい。
【0034】
記憶部22は、例えば中央処理装置(例えばマイクロプロセッサ等のCPUを用いることができる)の作業メモリとして使用されるランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)またはハードディスク装置その他のコンピュータが読み取り可能な記憶装置で実現され、上記CPUの処理動作を制御するプログラム、森林Aの管理者、製材所B、プレカット工場C、施工業者Dからサーバ10に送信されたデータ、上記削減評価値、二酸化炭素削減効果の評価に使用する基準(例えば住宅建築費用の補助制度等の基準)、評価部16が行った評価結果の信頼度を判定するための基準値等を記憶する。
【0035】
通信部24は、USB(ユニバーサルシリアルバス)ポート、ネットワークポート等の適宜な通信インターフェースにより実現され、森林Aの管理者、製材所B、プレカット工場C、施工業者Dから送信される、削減された二酸化炭素の量を評価するためのデータを受信し、上記データ取得部12に転送する。
【0036】
以上に述べた各機能は、中央処理装置(例えばマイクロプロセッサ等のCPUを用いることができる)とCPUの処理動作を制御するプログラムとを含んで構成される。
【0037】
図3、図4には、サーバ10の動作例のフローが示される。図3は、建築された住宅の二酸化炭素削減効果の評価動作のフローである。また、図4は、評価部16が行った評価結果の信頼度を判定する動作のフローである。
【0038】
図3において、評価値取得部14は、データ取得部12が施工業者Dから取得した、住宅建築に使用した木材の産地識別情報をデータ取得部12から取得する(S1)。
【0039】
評価値取得部14では、上記産地識別情報に基づいて識別される森林または森林内の領域毎に、原木による二酸化炭素の吸収量に基づいて予め算出された削減評価値をサーバ10の記憶部22から取得する(S2)。なお、この削減評価値は、上述したように、森林Aの管理者から送信されたデータを通信部24を介して取得する構成でもよいし、他のサーバ等に記憶しておいたデータを取得する構成でもよい。
【0040】
評価部16は、施工業者Dから送信された住宅建築に使用した木材の産地識別情報、建築した住宅への使用量及び建築した住宅の識別情報をデータ取得部12から取得する。また、評価部16は、これらのデータと評価値取得部14が取得した削減評価値とに基づいて、住宅に使用した木材により固定化された二酸化炭素の量を算出する。次に、評価部16は、上記算出した二酸化炭素の量を予め決定した基準に従って点数化することにより、二酸化炭素の削減効果を評価する(S3)。
【0041】
このとき算出された点数を住宅建築費用の補助制度等の申請に使用することにより、二酸化炭素の削減効果が高いとして予め指定された森林で生育した木材を使用するモチベーション(動機付け)とすることができる。
【0042】
また、図4において、判定部20は、森林Aの管理者からサーバ10に送信される産地識別情報と原木の出荷量とをデータ取得部12から取得する(S11)。判定部20は、上記産地識別情報と原木の出荷量とを使用して、原木が生育した森林毎または森林の中の領域毎に原木出荷量の総量を集計する。
【0043】
次に、建築使用量集計部18は、施工業者Dからサーバ10に送信される、住宅建築に使用した木材の使用量とその木材の産地識別情報とをデータ取得部12から取得する。建築使用量集計部18は、上記データに基づいて、産地識別情報により識別される原木が生育した森林毎または森林の中の領域毎に、住宅建築に使用された木材量を建築使用量として集計し、建築使用量の総量を取得する(S12)。
【0044】
なお、上述したように、建築使用量集計部18は、原木が加工され、住宅建築に使用されるまでの経路毎に加工され、住宅建築に使用された木材量を算出し、これを集計して産地識別情報に基づいて識別される原木が生育した森林毎または森林の中の領域毎の、住宅建築に使用された木材量としてもよい。
【0045】
判定部20は、上記原木出荷総量と建築使用量の総量との差が予め定めた基準値以内か否かを判断し、基準値以内であれば評価部16の評価結果の信頼度を高と判定し、予め定めた基準値を超えている場合には、上記評価結果の信頼度を低と判定する(S13)。
【符号の説明】
【0046】
10 サーバ、12 データ取得部、14 評価値取得部、16 評価部、18 建築使用量集計部、20 判定部、22 記憶部、24 通信部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
木材に加工される原木を生産した森林及び森林内の領域を識別するための産地識別情報を取得する産地識別情報取得手段と、
前記産地識別情報に基づいて識別される森林内の領域毎に二酸化炭素の吸収量に基づいて予め決定された前記木材の評価値を取得する評価値取得手段と、
前記評価値に基づいて、前記木材を使用した住宅の二酸化炭素削減効果を評価する二酸化炭素削減効果評価手段と、
を備えることを特徴とする二酸化炭素削減住宅評価システム。
【請求項2】
請求項1に記載の二酸化炭素削減住宅評価システムが、前記産地識別情報に基づいて識別される原木が生育した森林毎に、住宅建築に使用された木材量を集計する建築使用量集計手段と、
前記集計された建築使用量の総量と前記森林毎の原木生産量とに基づいて、前記二酸化炭素削減効果評価手段の評価結果の信頼度を判定する判定手段と、
をさらに備えることを特徴とする二酸化炭素削減住宅評価システム。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の二酸化炭素削減住宅評価システムにおいて、前記産地識別情報は、前記森林内の領域の写真画像と、原木の伐採場所のGPSデータとを含むことを特徴とする二酸化炭素削減住宅評価システム。
【請求項4】
請求項3に記載の二酸化炭素削減住宅評価システムにおいて、前記写真には、伐採位置の表示を含ませることを特徴とする二酸化炭素削減住宅評価システム。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の二酸化炭素削減住宅評価システムにおいて、前記二酸化炭素削減効果評価手段は、前記評価値に基づいて前記二酸化炭素削減効果を点数として出力することを特徴とする二酸化炭素削減住宅評価システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−79250(P2012−79250A)
【公開日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−226312(P2010−226312)
【出願日】平成22年10月6日(2010.10.6)
【出願人】(504269925)株式会社 ハウステックス (1)