説明

二酸化炭素削減量演算装置及び二酸化炭素削減量演算プログラム

【課題】 使用者が削減した二酸化炭素の排出量を感覚的に把握することができる二酸化炭素削減量演算装置及び二酸化炭素削減量演算プログラムを提供する。
【解決手段】 地域選択スイッチ16を操作して、適切な地域を選択すると、読み出し手段45はその地域に合った計算要素を記憶手段43から読み出す。次に、選択スイッチ7を操作して削減対象を指定し、その単位数及び日数を数字入力スイッチ11で入力する。そしてエンタースイッチ13を操作することにより、削減量計算手段37が削減量を、そして、換算手段39が金額を計算・換算する。そして、計算結果及び換算結果は、画像表示部41に含まれる表示画面9に表示される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、簡単な操作で二酸化炭素の削減量を計算し、計算結果をわかりやすく表示することができる二酸化炭素削減量演算装置及び二酸化炭素削減量演算プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、地球の温暖化が問題となっており、その原因の一つである二酸化炭素その他の温室効果ガスの排出の抑制の必要性が叫ばれている。そこで、従来から、排出している温室効果ガス、特に二酸化炭素の量をある程度数値的に把握するための二酸化炭素排出量演算装置が知られている。例えば、実用新案登録第3059510号公報(特許文献1)には、二酸化炭素排出量を計算することが可能な電卓が開示されている。この電卓では、電気・ガスなどの各物質の使用量に各物質の二酸化炭素排出係数を乗じることにより二酸化炭素排出量を計算する。具体的に、この電卓では、物質の使用量を電卓の数字キーを用いて入力し、物質を選択するための電卓キーを押すことによって、二酸化炭素排出量を計算している。
【特許文献1】実用新案登録第3059510号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、従来の装置は、ある物質(電気などの無体物も含む)の使用や廃棄によって排出される二酸化炭素の量を計算するためのものであって、使用者が日々の生活の中で何をすれば二酸化炭素の排出量をどの程度削減することができるのかを実際の生活感覚で把握することが困難であった。
【0004】
また二酸化炭素の排出係数は、輸送コスト、製造コスト、廃棄コスト等が地域によって異なる。そのため平均的な排出係数を使用した場合には、地域によってかなりの誤差が生じてしまうという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、使用者が削減した二酸化炭素の排出量を実際の生活感覚で把握することができる二酸化炭素削減量演算装置及び二酸化炭素削減量演算プログラムを提供することにある。
【0006】
本発明の目的は、使用者が削減した二酸化炭素の排出量を感覚的に把握することができて、しかも地域間で生じる誤差を小さくすることができる二酸化炭素削減量演算装置及び二酸化炭素削減量演算プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の二酸化炭素削減量演算装置は、基本的な構成に、複数の二酸化炭素の削減対象について、二酸化炭素の削減量を計算要素に基づいて計算する削減量計算手段と、削減量を計算要素に基づいて金額に換算する換算手段と、二酸化炭素の削減量の計算及び金額の換算に必要な計算要素を入力する入力手段と、削減量と金額とを表示する表示手段とを具備している。二酸化炭素の削減対象とは、節電、節約、節減、不使用等の行動を取ることにより、二酸化炭素の発生を低減できる対象である。例えば、冷房の設定温度と使用時間、暖房の設定温度と使用時間、自動車のアイドリング時間等が削減対象となる。そして、入力手段は、複数の二酸化炭素の削減対象について、複数の地域毎の1単位当りの削減量及び金額を計算する計算要素が予め記憶された記憶手段と、複数の地域から1つの地域を選択する際に操作される地域選択スイッチを含む入力部と、地域選択スイッチの操作により複数の地域から1つの地域が選択されると記憶手段から選択された地域に対応する1単位当りの削減量及び金額を計算する計算要素を読み出して出力する読み出し手段とを含んで構成されている。したがって、本発明によれば、使用者は単純にある物質の二酸化炭素の排出量を知るのではなく、二酸化炭素の削減対象に応じて、具体的にどのようなことを行えば、どの程度の二酸化炭素の排出量が削減できて、しかもどの程度の金銭の節約がなされたのかを知ることができるため、二酸化炭素の排出量を削減できたことを実際の生活感覚で実感できる。特に、二酸化炭素の削減量が金額に換算されるため、二酸化炭素の削減が環境に良いだけでなく、費用の節約になることがわかり、二酸化炭素の削減がより身近なものに感じられるという効果がある。
【0008】
また本発明では、地域に対応した計算要素を記憶手段に記憶していて、地域選択スイッチの操作により、地域毎で異なる二酸化炭素の排出係数を考慮した計算要素を用いて演算を行うことができるので、演算装置を使用する地域を選択するだけで、その地域に合った計算要素を使用して二酸化炭素の削減量を知ることができる。したがって従来よりも地域間で生じる誤差を小さくすることができて、更に二酸化炭素の排出量を削減できたことをより高い精度を持って実感できる。
【0009】
また本発明の二酸化炭素削減量演算装置は、さらにケースを備え、ケースの内部に、削減量計算手段及び換算手段を内蔵し、入力手段の入力部と表示手段の表示画面をケースの壁部に配置したものとして構成しもよてい。このように構成すれば、持ち運びに便利に二酸化炭素削減量演算装置を提供することができる。
【0010】
ケースを備えて持ち運ぶことができる二酸化炭素削減量演算装置でも、入力部は、二酸化炭素の削減対象を選択する複数の選択スイッチを含んでいるのが好ましい。この場合、入力手段は、1つの選択スイッチが押されると選択された削減対象についての1単位当りの削減量を計算する計算要素を削減量計算手段に入力し、削減対象についての1単位当りの削減量を金額に換算する計算要素を換算手段に入力するように構成するのが好ましい。このようにすると、選択スイッチの数に応じた数の削減対象について削減量と金額を簡単に演算することができるので、操作性が向上する。
【0011】
さらに、入力部は数字入力スイッチを含んでいるのが好ましい。また入力手段は、数字入力スイッチの操作により入力された数字を単位数及び日数の計算要素として削減量計算手段及び換算手段に入力するように構成するのが好ましい。このようにすると、選択スイッチが押された後、単位数及び日数の計算要素が入力されると、削減量計算手段は、1単位当りの削減量を計算する計算要素と、日数の計算要素とに基づいて、入力された日数分の削減量を計算し、且つ換算手段は日数分の削減量を金額に換算する。これに対して、選択スイッチが押された後、日数の計算要素が入力されないときには、削減量計算手段は、1単位当りの削減量を計算する計算要素に基づいて、1単位当りの削減量を計算し、且つ換算手段は1単位当りの削減量を金額に換算するように構成するのが好ましい。このように構成すると、削減対象について1単位当りの削減量及び換算金額を知ることも、また同じ条件を数日間継続した場合の削減量又は換算金額を知ることも、日数を入力するか否かにより任意に選択することができる。
【0012】
なお、地域選択スイッチは、表示画面に選択可能な地域名を識別数字と一緒に表示する際に操作されるスタートスイッチを含むものとして構成し、しかも数字入力スイッチを、識別数字を入力する際に、地域選択スイッチとして兼用できるようにしてもよい。この場合、表示手段は、スタートスイッチが操作されると、表示画面に選択可能な地域名と識別数字とを一緒に表示する機能を有するように構成するのが好ましい。このように構成すれば、地域を選択する際に、表示画面に表示された地域に対応する識別数字を数字入力スイッチで入力すればよいため、少ないスイッチの数で複数の地域から簡単に地域の選択を行うことができる。
【0013】
本発明は、パーソナルコンピュータや携帯電話等の携帯端末を利用して実現することもできる。その場合には、それらの機器内に、複数の二酸化炭素の削減対象について、二酸化炭素の削減量を計算する削減量計算手段と、削減量を金額に換算する換算手段と、複数の地域毎に、複数の二酸化炭素の削減対象についての二酸化炭素の削減量及び前記金額を計算するために必要な計算要素を記憶する記憶手段と、複数の地域を選択する地域選択手段と、地域選択手段が選択した1つの地域に対応する計算要素を記憶手段から読み出す読み出し手段と、削減量と金額とを表示画面に表示する表示データを発生する表示データ発生手段とをコンピュータ内に実現する。この場合、削減量計算手段及び換算手段は、読み出し手段が読み出した計算要素に基づいて、削減量及び金額を計算するように構成する。
【0014】
さらに本発明は、コンピュータにインストールされるプログラムとして構成することも可能である。その場合には、複数の二酸化炭素の削減対象から選択された一つの削減対象について、二酸化炭素の削減量を計算要素に基づいて計算する削減量計算ステップと、削減量を計算要素に基づいて金額に換算する換算ステップと、特定の地域に関しての複数の二酸化炭素の削減対象についての二酸化炭素の削減量の計算及び金額の換算をするために必要な計算要素を記憶手段に記憶させるステップと、削減量と金額とを表示画面に表示する表示データを発生する表示データ発生ステップとをコンピュータで実施するようにプログラムを構成すればよい。本発明のプログラムは、すでに特定の地域に関しての複数の二酸化炭素の削減対象についての二酸化炭素の削減量の計算及び金額の換算をするために必要な計算要素を記憶手段に記憶させるように構成されるため、すぐにその地域に合った計算要素を使用して二酸化炭素の削減量及び換算金額を計算することが可能である。また、このようにすると、必要のない他の地域の計算要素を記憶手段に記憶しておく必要がないため、プログラムの容量を小さくすることができ、しかも記憶手段の記憶容量が少なくても済む利点が得られる。
【0015】
なお、はじめから特定の地域に決めておかずに、複数の地域において、正確に使用することができるように、プログラムを構成してもよい。この場合には、複数の地域に関しての複数の二酸化炭素の削減対象についての二酸化炭素の削減量の計算及び金額の換算をするために必要な計算要素を記憶手段に記憶させるステップと、複数の地域から、特定の地域を決定するステップとをコンピュータ実施するように本発明のプログラムを構成しておくこともできる。この場合には、使用するときに地域を決定することができるため、移動したために地域を変更したい場合にもプログラムを入手し直すことなく地域に関する設定を変更するだけで、その地域に合った計算要素を使用して二酸化炭素の削減量及び換算金額を計算することが可能である。
【発明の効果】
【0016】
本発明の二酸化炭素削減量演算装置及び二酸化炭素削減量演算プログラムによれば、地域に合った二酸化炭素の削減量及び換算金額を計算によって知ることができ、二酸化炭素の排出を削減できたことを実際の生活感覚で実感できる。しかも、二酸化炭素の削減量が金額に換算されるため、二酸化炭素の削減が環境に良いだけでなく、使用者にとっても費用の節約になることがわかり、二酸化炭素の削減がより身近なものに感じられるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面を参照して本発明の二酸化炭素削減量演算装置の実施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本発明の二酸化炭素削減量演算装置を電卓構造で実現した実施の形態の一例の正面図を示している。図1に示されるように、本実施の形態の二酸化炭素削減量演算装置1は、カード状ケース3を有している。カード状ケース3の表面部には、二酸化炭素の削減対象とそれに対応するアイコンを表示する表示部分5a乃至5h(総称して「表示部分5」という場合がある。)を有する選択スイッチ7a乃至7h(総称して「選択スイッチ7」という場合がある。)と、表示画面9と、数字の0から9までのスイッチを有する数字入力スイッチ11と、入力を確定させるためのエンタースイッチ13と、クリアスイッチ15と、計算・換算結果を記憶するための結果記憶スイッチ17と、記憶されている計算・換算結果を閲覧・削除するための記憶結果閲覧スイッチ19と、二酸化炭素削減量演算装置として利用するか通常の電卓として利用するかを切り替えるための機能切替スイッチ21が設けられている。なお、本実施の形態では、電卓構造を採用していることから、スイッチの数に制限があるため、数字入力スイッチ11と、エンタースイッチ13と、クリアスイッチ15を兼用して地域選択スイッチ16を構成している。そして、地域選択スイッチ16に含まれるスタートスイッチ18はクリアスイッチ15を押しながらエンタースイッチ13を押すことで動作するように構成されている。
【0018】
なお本実施の形態では、選択スイッチ7、数字入力スイッチ11、エンタースイッチ13、クリアスイッチ15、結果記憶スイッチ17、記憶結果閲覧スイッチ19、機能切替スイッチ21により、入力部6が構成されている。入力部6を構成する各スイッチは、通常カード式電卓で採用されるプッシュスイッチと同様のプッシュスイッチによって構成されている。またカード状ケース3の1つの角部には、ストラップを取り付ける際に利用する貫通孔から構成されたストラップ取付部8が形成されている。このストラップ取付部8に長いストラップを取り付ければ、カード状の二酸化炭素削減量演算装置を使用者の首から下げることができる。電源としては、太陽電池パネル23を備えているが、電力がたらなければ、代わりにボタン電池などで動作するように構成してもよい。
【0019】
さらに、表示画面9は、地域名と識別数字が表示される地域名表示部24a乃至24h(総称して「地域名表示部24」という場合がある。)と、対応する選択スイッチ7a乃至7hが操作されることにより視認可能となる削減対象表示部25a乃至25h(総称して「削減対象表示部25」という場合がある。)と、削減対象に応じた単位を表示する単位表示部26A及び26Bと、数字入力スイッチ11の操作により入力された数値を表示する単位数表示部27及び日数表示部29と、計算結果である二酸化炭素の削減量を表示する削減量表示部31と、削減量を金額に換算して表示する金額表示部33とを備えている。なお、図1では、説明の便宜上、全ての表示部が視認可能な状態(通電し、すべての表示部分が点灯した状態)で表示画面を表示してある。
【0020】
ここで、本発明の「二酸化炭素の削減対象」とは、節電、節約、節減、不使用等の行動を取ることにより、二酸化炭素の発生を低減できる対象である。そこで本実施形態では、冷房の温度を通常よりも1度上げて使用した場合、暖房の温度を一度下げて使用する場合、自動車のアイドリング時間を短縮する場合、家電機器を待機状態にせずに節電する場合、シャワーの使用時間を短くする場合、保温機能を有する家電機器の保温待機時間を短くする場合、レジ袋をもらわない場合、テレビ、パソコン等の家電機器の使用時間を短くする場合等を二酸化炭素の削減対象としている。このように、直接的又は間接的に二酸化炭素を排出する電気やガスを使用する日常的な場面や、レジ袋をもらわなかったなど、廃棄してしまうと二酸化炭素を排出してしまうものを使用しなかったような日常的な場面を想定して、二酸化炭素の削減対象を具体的に特定するのが好ましい。これは、削減対象を単純に「電気」や「ガス」のように原資としてしまうと、実際にどのような行動をとれば二酸化炭素の削減が可能であるのかがわかり難くなってしまうためである。本実施の形態のように削減対象の項目を設定すれば、どのような行動をすればどの程度、二酸化炭素の排出を抑えることができるのかを身近な行動から見直すことができ、二酸化炭素の削減に興味をもちやすくなる。
【0021】
本実施の形態では、次の代表的な8つの項目を二酸化炭素の削減対象として設定してある。また、これらが本実施の形態で使用する「1単位」となっている。各項目の下に記載した式によって、1単位あたりの二酸化炭素の削減量及び金額を演算している。
【0022】
(1)冷房(電気で稼働するエアコン)の温度を通常よりも1度上げて1時間使用した
削減量=消費電力(kWh/h)×時間(h)×排出係数(g-CO2/kWh)
金額=消費電力(kWh/h)×時間(h)×換算係数(円/kWh)
(2)暖房(電気で稼働するエアコン)の温度を通常よりも1度下げて1時間使用した
削減量=消費電力(kWh/h)×時間(h)×排出係数(g-CO2/kWh)
金額=消費電力(kWh/h)×時間(h)×換算係数(円/kWh)
(3)自家用車のアイドリングを1分止めた
削減量=燃料消費量(l/分)×時間(分)×排出係数(g-CO2/l)
金額=燃料消費量(l/分)×時間(分)×換算係数(円/l)
(4)電化製品の待機電力を止めるために、1時間コンセントを抜いた
削減量=待機消費電力(kWh/h)×時間(h)×排出係数(g-CO2/kWh)
金額=待機消費電力(kWh/h)×時間(h)×換算係数(円/kWh)
(5)通常よりもシャワーの使用時間を1分短縮した
削減量=ガス及び水道の使用量(m3/分)×時間(分)×排出係数(g-CO2/m3
金額=ガス及び水道の使用量(m3/分)×時間(分)×換算係数(円/m3
※シャワーを使用することによって、ガスと水道の両方を使用することになるので、 係数はガスと水道の合計値になっている。
(6)電子ジャーやポットの保温機能を1時間止めた
削減量=消費電力(kWh/h)×時間(h)×排出係数(g-CO2/kWh)
金額=消費電力(kWh/h)×時間(h)×換算係数(円/kWh)
(7)買い物でレジ袋を1枚もらわなかった
削減量=レジ袋1枚の炭素量(g/C)×枚数(枚)×3.67(CをCO2に換算)
金額=枚数(枚)×換算係数(円/枚)
(8)テレビやパソコンの使用時間を1時間短縮した
削減量=消費電力(kWh/h)×時間(h)×排出係数(g-CO2/kWh)
金額=消費電力(kWh/h)×時間(h)×換算係数(円/kWh)
これら以外の削減対象(例えば、自家用車の使用を控えた場合、風呂の残り湯を使用して洗濯をした場合)を削減対象として設定してもよいのはもちろんである。選択スイッチ7の数を増やして設定項目を増やしてもよいが、コストは上がるものの、表示画面としてタッチスイッチ付きの表示画面を採用して、表示画面上に選択スイッチを表示するようにすれば、任意の数の設定項目を選択することができるようになる。
【0023】
図2は、本実施の形態の二酸化炭素削減量演算装置のハードウエアの構成を示すブロック図である。本実施の形態の二酸化炭素削減量演算装置は、入力部6を含む入力手段35と、入力された計算要素に基づいて二酸化炭素の削減量を計算する削減量計算手段37と、削減量を金額に換算する換算手段39と、表示画面9を含んだ表示手段41から主に構成されている。入力手段35には更に記憶手段43と読み出し手段45が備えられている。記憶手段43には、二酸化炭素の削減対象について、地域毎の1単位当りの削減量及び金額を計算するための計算要素や単位が記憶されており、読み出し手段45は、入力部6からの入力信号に基づき、記憶手段43から必要な計算要素を読み出して、削減量計算手段37と換算手段39に出力する。
【0024】
記憶手段43に記憶しておく計算要素は、地域に応じた電気やガスなどの二酸化炭素の排出係数や金額への換算係数、各削減対象に応じた機器などの平均的な消費電力や燃費などの係数である。本実施の形態では、例えば、関東での上記(1)の削減対象について計算を行うのであれば、記憶手段43に記憶されているエアコンの平均的な消費電力0.03kWh/h、関東の電気の二酸化炭素排出係数390g-CO2/kWh、換算係数22円/kWhの計算要素を使用して計算・換算を行う。
【0025】
なお、本実施の形態の二酸化炭素削減量演算装置は、結果記憶手段47を備えているため、計算・換算結果を記憶させ、結果を蓄積することができる。
【0026】
次に、本発明をコンピュータを用いて実現する場合に使用するプログラムのアルゴリズムの一例を示す図3のフローチャートを用いて、具体例(地域:「関東」 削減対象:「冷房」 削減した使用時間:「8時間」 日数:「100日」)を挙げながら、本実施の形態の二酸化炭素の削減量及び金額の計算・換算の過程を説明する。まず、使用者が、初めて本装置を使用する場合や、地域の選択をし直す必要がある場合には、電源を投入してから地域の選択を行うために、スタートスイッチ18を押す必要がある(ステップST1)。本実施の形態では、スイッチの数が限られているため、クリアスイッチ15を押しながらエンタースイッチ13を押すことでスタートスイッチ18として動作するように構成してある。スタートスイッチ18が押されると、図4(A)に示すように、表示画面9の下の方に配置してある地域名表示部24が視認可能となり、使用者は、該当する地域に対応した数字(「関東」であれば、「3」)を地域選択スイッチ16を兼ねる数字入力スイッチ11で入力し、エンタースイッチ13を押す。この操作により、読み出し手段45は、記憶手段43から「関東」の計算要素を読み出すように設定される(ステップST2)。
【0027】
次に、削減対象を指定するため、希望する削減対象が表示された選択スイッチ7を操作する(ステップST3)。この操作を行うと、対応する削減対象表示部25及び単位表示部26A及び26Bが視認可能になり(図4(B)参照)、読み出し手段45は対応する計算要素を読み出す。例えば、「関東」の削減対象「冷房」を指定するのであれば、「関東」の電気の二酸化炭素の排出係数、エアコンの消費電力、換算係数が記憶手段43から読み出される。また表示画面9に、操作した選択スイッチ7に対応する表示がなされることにより、使用者は正しい操作ができたか否かの確認が容易にできる。操作を誤った場合には、クリアスイッチ15を押し、ステップST1から操作しなおすことになる。なお、表示部の表示方法は任意であり、例えば、削減対象表示部25は全て点灯状態にしておき、選択スイッチ7が押された場合に、対応する削減対象表示部25が点滅するように設定してもよい。またすべて点灯状態にしない場合でも、表示した削減対象表示部25だけを点滅させるようにしてもよい。
【0028】
削減対象を指定できたら、次に、使用者は、ステップST4で数字入力スイッチ11を使用して単位数を入力する。この操作により、削減量計算手段37及び換算手段39には、単位数が入力され、表示画面9の単位数表示部27が表示される。
【0029】
例えば、冷房の温度を通常よりも1度上げて8時間使用したのであれば、削減した使用時間は8時間であるので、数字入力スイッチ11の「8」を押し、エンタースイッチ13を押すことで、単位数表示部27には、「8」が表示される(図4(C)参照)。ここでも表示画面9に、操作結果が表示されるため、使用者は正しい操作ができたか否かの確認が容易にできる。操作を誤った場合には、クリアスイッチ15を押し、ステップST1から操作しなおす。
【0030】
同条件を数日間継続した場合の削減量・金額を知りたい場合には次のステップST5で、日数を入力する。例えば、同条件を100日間継続した場合の結果を知りたい場合には、数字入力スイッチ11を「1」→「0」→「0」の順に押し、エンタースイッチ13を押すことで、日数表示部29には、「100」が表示される(図4(D)参照)。なお、1単位当りの結果を知りたいだけであれば、ここで「1」を入力するか、入力を省略しエンタースイッチ13を押せば、日数を1と設定するようになっている(ステップST6)。
【0031】
日数設定用にエンタースイッチ13が押されると、削減量計算手段37がこれまで入力された数値と計算要素に基づいて削減量を計算する(ステップST7)。ここでの計算は、上記の例の場合、0.03(kWh/h)×8(h)×390(g-CO2/kWh)×100(日)が計算され、削減できた二酸化炭素の排出量は「9,360g」であるという結果が出される。
【0032】
続いてステップST8では、金額への換算を行う。換算手段39では、上記の例の場合、0.03(kWh/h)×8(h)×22(円/kWh)×100(日)が計算され、二酸化炭素の削減によって「528円」の節約にもなるという結果が出される。
【0033】
ステップST9では、削減量計算手段37及び換算手段39からの出力に基づき、計算結果である二酸化炭素の削減量を表示画面9の削減量表示部31に表示し、換算結果である金額を金額表示部33に表示する。本例では削減量表示部31には、「CO2削減量=9,360g」と表示され、金額表示部33には、「節約=528円」と表示されることになる(図4(E)参照)。
【0034】
本実施の形態では、結果記憶手段47を備えているため、計算・換算結果を記憶させることができる(ステップST10)。記憶させる必要があれば、使用者は結果記憶スイッチ17の「M+」を押して結果を記憶させる(ステップST11)。
【0035】
なお、本実施の形態では、二酸化炭素を削減することを想定して構成されている。しかしながら、二酸化炭素の排出量を増加させる行動をとってしまった場合、すなわち、各単位とは逆の行動をとってしまった場合にもステップST1乃至ステップST9を実行することで、増加させてしまった二酸化炭素の排出量を知ることができる。ただし、本実施の形態では、表示画面9の表示と結果が適合しないことになるので、結果を記憶させて蓄積させるのであれば、ステップST11で押す結果記憶スイッチ17の「M−」を押して、蓄積結果からマイナスされるように操作する必要がある。他に削減量を知りたいものがあれば、ステップST1から再度計算・換算をはじめることができ、全ての計算・換算が終了したところで終了となる(ステップST12)。
【0036】
蓄積したデータを閲覧する場合には、記憶結果閲覧スイッチ19である「MRC」スイッチを押せば、表示画面9にこれまで蓄積した計算・換算結果が表示される。その状態でもう一度記憶結果閲覧スイッチ19を押すと蓄積したデータがクリアされる。
【0037】
本実施の形態では、電卓構造を採用しているため、その形状を生かして、通常の電卓としても使用できるように機能切替スイッチ21も備わっている。機能切替スイッチ21を一度押すことにより、四則演算手段49が起動し、選択スイッチ7e乃至7hがそれぞれ「+」「−」「×」「÷」の四則演算用のスイッチに切り替わり、通常の電卓として使用可能になる。そして、再度機能切替スイッチ21を押すことで四則演算手段49が終了し、二酸化炭素削減量演算装置に戻る。
【0038】
本実施の形態では、上記の通り、地域毎の排出係数や機器の消費電力などの計算要素は予め記憶手段43に記憶しておいたが、記憶手段43に書換可能なフラッシュメモリなどの記録媒体を使用して、計算要素を変更可能にしてもよい。このように構成すれば、使用者が、各自の居住している地域に応じた排出係数や、各自の使用している機器の消費電力などを記憶させておき、より正確な計算・換算結果を得ることが可能となる。
【0039】
本発明を、パーソナルコンピュータや携帯端末を利用して実現してもよいのは勿論である。図5は、図3に示すようなアルゴリズムで構成される本発明のプログラムを携帯電話などで実行した場合の他の実施の形態を表した外観図である。図6(A)乃至(D)は、本発明の二酸化炭素削減量演算プログラムを実行する場合の表示例を示した図である。図1及び図2に示した実施の形態と同じ機能を有する部材については、図1及び図2に付した符号の数に100の数を加えた数の符号を付してある。なお、各ステップは、図3のフローチャートと同一となるため、省略する。
【0040】
本実施の形態では、携帯電話151に設けられている数字入力スイッチ111、エンタースイッチ113、カーソルスイッチ153などのスイッチを用いて操作を行う。まず、使用者が、初めて本プログラムを使用する場合や、地域を選択し直す必要がある場合には、すでに記憶されている複数の地域に関する計算要素のうち、どの地域の計算要素を使用するのかを決定するために、プログラムを起動してからスタートスイッチ118(操作スイッチ154)を押す(ステップST1)。すると、図5に示したように、プルダウン形式で地域名表示部124が表示されるので、その中から地域を選択し、決定する(ステップST2)。地域を決定すると、図6(A)に示すように、本実施の形態では、使用する計算要素が一覧として表示され、もし使用者が個別に計算要素を修正したい場合には、直接入力することで修正が可能となっている。
【0041】
次に、削減対象を指定するため、使用者は、カーソルスイッチ153を操作して、希望する削減対象表示部125が反転して表示するようにして選択すると(図6(B)参照)、選択した削減対象表示部125以外の削減対象表示部125は表示が消え、対応した単位表示部126A及び126B並びに単位数表示部127及び日数表示部129を構成する入力欄が表示され(図6(C)参照)、読み出し手段145は対応する計算要素を記憶手段143から読み出す。
【0042】
数字入力スイッチ111、エンタースイッチ113及びカーソルスイッチ153を用いて単位数表示部127の入力欄に単位数を入力し(ステップST4)、日数表示部129の入力欄に日数を入力して(ステップST5)、「計算」ボタンを押すと、削減量計算手段137がこれまで入力された数値と計算要素に基づいて削減量を計算し(ステップST7)、換算手段139は削減量を金額へと換算し(ステップST8)、削減量表示部131及び金額表示部133に計算・換算結果を表示する(ステップST9)。なお、日数の入力は省略することが可能であり、その場合には、日数は「1」であるとみなされる(ステップST6)。計算式などは第一の実施の形態と同様である。
【0043】
本実施の形態では、結果記憶手段147を備えているため、演算後の表示画面で結果記憶スイッチ117(操作スイッチ154)を押して計算・換算結果を記憶させることができる(ステップST10)。特に、日数「1」の設定で計算・換算を行った場合には、日々の二酸化炭素の削減量及び換算結果を結果記憶手段147に蓄積させておくことで、図7(A)や(B)に示すように数値又はグラフとして閲覧できるように構成されているため、使用者は日々の生活における二酸化炭素の削減を視覚的に実感することができる。
【0044】
本発明によるプログラムは携帯電話に限らず、電子計算機端末152などの端末で実行できるように構成してもよいのはもちろんである。
【0045】
また、本実施の形態では、図8に概念的に示すように、プログラムをダウンロードさせる前に、ユーザ登録をするように構成しており、使用者を対象にしたコミュニティサイトを通信ネットワーク155上に開設してある。また、使用者には、サーバ157上に記憶領域が割り当てられている。使用者は結果記憶手段147に記憶させたデータをサーバ157にアップロードして公開することで、コミュニティサイトにおける使用者同士の情報交換などを通じて二酸化炭素の削減について関心をより高めることができる。コミュニティサイトでは、アップロードされたデータに基づいて、ランキングを公表してもよい。さらにアップロードされた二酸化炭素の削減量の総計に応じて、会員にポイントを付与するようにしてもよい。ポイントの利用態様は任意である。例えば、コミュニティサイトにスポンサー企業から出資を募り、ポイント分を金額に換算し、その金額を各種の環境保護団体や環境保護事業に募金できるような募金システムにポイントを利用してもよい。
【0046】
なお、記憶させておく地域を細分化して数を増やすと、計算要素の数も増加し、プログラムの容量も増えることになるので、プログラムをダウンロードさせる際に、居住地に関する情報を入力させてユーザ登録を行わせ、その居住地に関する情報に基づいた特定の地域に関する計算要素のみが記憶されたプログラムをダウンロードさせる方法もある。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本実施の形態の二酸化炭素削減量演算装置の正面図である。
【図2】本実施の形態の二酸化炭素削減量演算装置のハードウエアの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明をコンピュータを用いて実現する場合に使用するプログラムのアルゴリズムの一例を示すフローチャートである。
【図4】(A)乃至(C)は、本実施の形態の二酸化炭素削減量演算装置の表示画面の表示例を示した図である。
【図5】本実施の形態の二酸化炭素削減量演算プログラムをインストールした携帯電話を表した外観図である。
【図6】(A)乃至(D)は本実施の形態の二酸化炭素削減量演算プログラムの表示例を示した図である。
【図7】(A)及び(B)は本実施の形態の二酸化炭素削減量演算プログラムの蓄積データの閲覧例を示した図である。
【図8】本実施の形態のコミュニティサイトを概念的に示した図である。
【符号の説明】
【0048】
1 二酸化炭素削減量演算装置
3 カード状ケース
5 表示部分
6 入力部
7 選択スイッチ
8 ストラップ取付部
9 表示画面
11 数字入力スイッチ
13 エンタースイッチ
15 クリアスイッチ
16 地域選択スイッチ
17 結果記憶スイッチ
18 スタートスイッチ
19 記憶結果閲覧スイッチ
21 機能切替スイッチ
23 太陽電池パネル
24 地域名表示部
25 削減対象表示部
26A、26B 単位表示部
27 単位数表示部
29 日数表示部
31 削減量表示部
33 金額表示部
35 入力手段
37 削減量計算手段
39 換算手段
41 表示手段
43 記憶手段
45 読み出し手段
47 結果記憶手段
49 四則演算手段
151 携帯電話
152 電子計算機端末
153 カーソルスイッチ
154 操作スイッチ
155 通信ネットワーク
157 サーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の二酸化炭素の削減対象について、二酸化炭素の削減量を計算要素に基づいて計算する削減量計算手段と、
前記削減量を計算要素に基づいて金額に換算する換算手段と、
前記二酸化炭素の削減量の計算及び前記金額の換算に必要な前記計算要素を入力する入力手段と、
前記削減量と前記金額とを表示する表示手段とを具備し、
前記入力手段は、前記複数の二酸化炭素の削減対象について、複数の地域毎の1単位当りの削減量及び金額を計算する計算要素が予め記憶された記憶手段と、前記複数の地域から1つの地域を選択する際に操作される地域選択スイッチを含む入力部と、前記地域選択スイッチの操作により前記複数の地域から1つの地域が選択されると前記記憶手段から選択された前記地域に対応する前記1単位当りの削減量及び金額を計算する計算要素を読み出して出力する読み出し手段とを含んでいる二酸化炭素削減量演算装置。
【請求項2】
複数の二酸化炭素の削減対象について、二酸化炭素の削減量を計算要素に基づいて計算する削減量計算手段と、
前記削減量を計算要素に基づいて金額に換算する換算手段と、
前記二酸化炭素の削減量の計算及び前記金額の換算に必要な前記計算要素を入力する入力手段と、
前記削減量と前記金額とを表示する表示手段と、
ケースとを備え、
前記ケースの内部には、前記削減量計算手段及び前記換算手段が内蔵されており、前記入力手段の入力部と前記表示手段の表示画面が前記ケースの壁部に配置されていることを特徴とする二酸化炭素削減量演算装置。
【請求項3】
前記入力部は、前記複数の二酸化炭素の削減対象を選択する複数の選択スイッチを含んでおり、
前記入力手段は、1つの前記選択スイッチが押されると選択された前記削減対象についての1単位当りの削減量を計算する計算要素を前記削減量計算手段に入力し、前記削減対象についての1単位当りの削減量を金額に換算する計算要素を前記換算手段に入力するように構成されている請求項1または2に記載の二酸化炭素削減量演算装置。
【請求項4】
前記入力部は更に数字入力スイッチを含んでおり、
前記入力手段は、前記数字入力スイッチの操作により入力された数字を単位数及び日数の計算要素として前記削減量計算手段及び前記換算手段に入力するように構成され、
前記選択スイッチが押された後、前記単位数及び前記日数の計算要素が入力されると、前記削減量計算手段は、前記1単位当りの削減量を計算する計算要素と、前記日数の計算要素とに基づいて、入力された日数分の削減量を計算し、且つ前記換算手段は前記日数分の削減量を金額に換算し、
前記選択スイッチが押された後、前記日数の計算要素が入力されないときには、前記削減量計算手段は、前記1単位当りの削減量を計算する計算要素に基づいて、1単位当りの削減量を計算し、且つ前記換算手段は前記1単位当りの削減量を金額に換算することを特徴とする請求項3に記載の二酸化炭素削減量演算装置。
【請求項5】
前記地域選択スイッチは、前記表示画面に選択可能な地域名を識別数字と一緒に表示する際に操作されるスタートスイッチを含んでおり、
前記数字入力スイッチは、前記識別数字を入力する際に、前記地域選択スイッチとして兼用され、
前記表示手段は、前記スタートスイッチが操作されると、前記表示画面に前記選択可能な地域名と前記識別数字とを一緒に表示する機能を有している請求項3に記載の二酸化炭素削減量演算装置。
【請求項6】
複数の二酸化炭素の削減対象について、二酸化炭素の削減量を計算する削減量計算手段と、
前記削減量を金額に換算する換算手段と、
複数の地域毎に、前記複数の二酸化炭素の削減対象についての前記二酸化炭素の削減量及び前記金額を計算するために必要な計算要素を記憶する記憶手段と、
前記複数の地域を選択する地域選択手段と、
前記地域選択手段が選択した1つの前記地域に対応する前記計算要素を前記記憶手段から読み出す読み出し手段と、
前記削減量と前記金額とを表示画面に表示する表示データを発生する表示データ発生手段とをコンピュータ内に実現し、
前記削減量計算手段及び前記換算手段は、前記読み出し手段が読み出した前記計算要素に基づいて、前記削減量及び前記金額を計算することを特徴とする二酸化炭素削減量演算装置。
【請求項7】
コンピュータにインストールされてコンピュータ内で以下のステップを実施する二酸化炭素削減量演算プログラムであって、
複数の二酸化炭素の削減対象から選択された一つの前記削減対象について、二酸化炭素の削減量を計算要素に基づいて計算する削減量計算ステップと、
前記削減量を計算要素に基づいて金額に換算する換算ステップと、
特定の地域に関しての前記複数の二酸化炭素の削減対象についての前記二酸化炭素の削減量の計算及び前記金額の換算をするために必要な前記計算要素を記憶手段に記憶させるステップと、
前記削減量と前記金額とを表示画面に表示する表示データを発生する表示データ発生ステップとを実施する二酸化炭素削減量演算プログラム。
【請求項8】
コンピュータにインストールされてコンピュータ内で以下のステップを実施する二酸化炭素削減量演算プログラムであって、
複数の二酸化炭素の削減対象から選択された一つの前記削減対象について、二酸化炭素の削減量を計算要素に基づいて計算する削減量計算ステップと、
前記削減量を計算要素に基づいて金額に換算する換算ステップと、
複数の地域に関しての前記複数の二酸化炭素の削減対象についての前記二酸化炭素の削減量の計算及び前記金額の換算をするために必要な前記計算要素を記憶手段に記憶させるステップと、
前記複数の地域から、特定の地域を決定するステップと、
前記削減量と前記金額とを表示画面に表示する表示データを発生する表示データ発生ステップとを実施する二酸化炭素削減量演算プログラム。

【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図1】
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【公開番号】特開2009−258784(P2009−258784A)
【公開日】平成21年11月5日(2009.11.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−103669(P2008−103669)
【出願日】平成20年4月11日(2008.4.11)
【出願人】(507401557)
【Fターム(参考)】