説明

二重特異性抗体とともに使用される新規なペプチド型薬剤の製造及び使用

【課題】放射免疫療法(RAIT)及び化学免疫療法において治療のために使用される免疫学的試薬、並びに、放射免疫検出(RAID)、超音波検査法及び磁気共鳴画像化(MRI)において検出及び/又は診断のために使用される免疫学的試薬の提供。
【解決手段】標的組織に対して反応し得る少なくとも1つのアームと、リンカー部分に対して反応し得る少なくとも1つの他のアームとを有する二重特異性の抗体又は抗体フラグメントに関する。リンカー部分は、抗体が調製されたハプテンを含む。そのような抗原性リンカーは1つ以上の治療剤又は診断剤又は酵素にコンジュゲートされる。そのような二重特異性の抗体又は抗体フラグメントを製造するための構築物及び方法、並びにそれらの使用方法。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号29で示されるアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号30で示されるアミノ酸配列を含むCDR2及び配列番号31で示されるアミノ酸配列を含むCDR3を含む軽鎖可変領域、並びに
配列番号32で示されるアミノ酸配列を含むCDR1、配列番号33で示されるアミノ酸配列を含むCDR2及びEDLで示されるアミノ酸配列を含むCDR3を含む重鎖可変領域、を含み、
結腸特異的抗原−pムチン(CSAp)へ結合するヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメント。
【請求項2】
前記軽鎖可変領域が、配列番号27で示されるアミノ酸配列を含む、請求項1に記載のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメント。
【請求項3】
前記重鎖可変領域が、配列番号23で示されるアミノ酸配列を含む、請求項1又は2に記載のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメント。
【請求項4】
前記免疫反応性フラグメントが、Fv、F(ab)、Fab’及びFabからなる群より選択される、請求項1〜3のいずれか一項に記載のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメント。
【請求項5】
少なくとも1つの診断/検出剤又は少なくとも1つの治療剤に結合している、請求項1〜4のいずれか一項に記載のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメント。
【請求項6】
前記診断/検出剤が、光活性な診断/検出剤である、請求項5に記載のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメント。
【請求項7】
前記診断/検出剤が、20keV〜2,000keVの間のエネルギーを有する放射性核種である、請求項5に記載のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメント。
【請求項8】
前記放射性核種が、γ線放出同位体、β線放出同位体又は陽電子放出同位体である、請求項7に記載のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメント。
【請求項9】
前記放射性核種が、F−18、Mn−51、Mn−52m、Fe−52、Co−55、Cu−62、Cu−64、Ga−68、As−72、Br−75、Br−76、Rb−82m、Sr−83、Y−86、Zr−89、Tc−94m、In−110、I−120、I−124、Cr−51、Co−57、Co−58、Fe−59、Cu−67、Ga−67、Se−75、Ru−97、Tc−99m、In−111、In−114m、I−123、I−125、I−131、Yb−169、Hg−197及びTl−201からなる群より選択される、請求項8に記載のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメント。
【請求項10】
前記診断/検出剤が、造影剤、常磁性イオン又は超音波増強剤である、請求項5に記載のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメント。
【請求項11】
前記常磁性イオンが、クロム(III)、マンガン(II)、鉄(III)、鉄(II)、コバルト(II)、ニッケル(II)、銅(II)、ネオジム(III)、サマリウム(III)、イッテルビウム(III)、ガドリニウム(III)、バナジウム(II)、テルビウム(III)、ジスプロシウム(III)、ホルミウム(III)及びエルビウム(III)からなる群より選択される、請求項10に記載のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメント。
【請求項12】
前記治療剤が、放射性核種、ホウ素原子、ガドリニウム原子、ウラン原子、免疫調節因子、サイトカイン、ホルモン、ホルモンアンタゴニスト、酵素、酵素阻害剤、光活性な治療剤、細胞傷害性薬物、毒素、血管形成阻害剤及び異なる抗体並びにそれらの組合せからなる群より選択される、請求項5に記載のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメント。
【請求項13】
前記治療剤が、薬物又は毒素である、請求項5に記載のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメント。
【請求項14】
前記薬物が、細胞分裂阻止剤、アルキル化剤、代謝拮抗剤、血管形成阻害剤、アポトーシス剤、アルカロイド剤、COX−2阻害剤及び抗生物質並びにそれらの組合せからなる群より選択される、請求項13に記載のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメント。
【請求項15】
前記薬物が、ナイトロジェンマスタード類、エチレンイミン誘導体、アルキルスルホナート、ニトロソウレア類、トリアゼン類、葉酸アナログ、アントラサイクリン類、タキサン類、COX−2阻害剤、ピリミジンアナログ、プリンアナログ、抗生物質、酵素、エピポドフィロトキシン類、白金配位錯体、ビンカアルカロイド、置換ウレア、メチルヒドラジン誘導体、副腎皮質抑制剤、ホルモンアンタゴニスト、酵素阻害剤、エンドスタチン、タキソール類、カンプトテシン類、ドキソルビシン類及びその誘導体並びにそれらの組合せからなる群より選択される、請求項13に記載のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメント。
【請求項16】
前記毒素が、リシン、アブリン、αトキシン、サポリン、リボヌクレアーゼ(RNase)、DNase I、ブドウ球菌のエンドトキシンA、アメリカヤマゴボウの抗ウイルス性タンパク質、ゲロニン、ジフテリアトキシン、シュードモナスのエキソトキシン及びシュードモナスのエンドトキシンからなる群より選択される、請求項13に記載のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメント。
【請求項17】
前記免疫調節因子が、サイトカイン、幹細胞増殖因子、リンホトキシン、造血性因子、コロニー刺激因子(CSF)、インターフェロン(IFN)、エリスロポイエチン、トロンボポイエチン及び抗体並びにそれらの組合せからなる群より選択される、請求項12に記載のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメント。
【請求項18】
前記リンホトキシンが腫瘍壊死因子(TNF)であり、前記造血性因子がインターロイキン(IL)であり、前記コロニー刺激因子が顆粒球−コロニー刺激因子(G−CSF)又は顆粒球マクロファージ−コロニー刺激因子(GM−CSF)であり、前記インターフェロンがインターフェロン−α、β若しくはγであり、前記幹細胞増殖因子が「S1因子」と称される因子である、請求項17に記載のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメント。
【請求項19】
前記サイトカインが、IL−1、IL−2、IL−3、IL−6、IL−10、IL−12、IL−18、インターフェロン−γ及びTNF−α並びにそれらの組合せからなる群より選択される、請求項17に記載のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメント。
【請求項20】
前記免疫調節因子が、免疫因子のアゴニスト又はアンタゴニストである抗体である、請求項12に記載のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメント。
【請求項21】
前記免疫因子のアゴニスト又はアンタゴニストである抗体が、CD40に対する抗体である、請求項20に記載のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメント。
【請求項22】
前記放射性核種が、オージェ放射体、β線放射体及びα線放射体からなる群より選択される、請求項12に記載のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメント。
【請求項23】
前記放射性核種が、P−32、P−33、Sc−47、Fe−59、Cu−64、Cu−67、Se−75、As−77、Sr−89、Y−90、Mo−99、Rh−105、Pd−109、Ag−111、I−125、I−131、Pr−142、Pr−143、Pm−149、Sm−153、Tb−161、Ho−166、Er−169、Lu−177、Re−186、Re−188、Re−189、Ir−194、Au−198、Au−199、Pb−211、Pb−212、Bi−213、Co−58、Ga−67、Br−80m、Tc−99m、Rh−103m、Pt−109、In−111、Sb−119、I−125、Ho−161、Os−189m、Ir−192、Dy−152、At−211、Bi−212、Ra−223、Rn−219、Po−215、Bi−211、Ac−225、Fr−221、At−217、Bi−213及びFm−255並びにそれらの組合せからなる群より選択される、請求項12に記載のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメント。
【請求項24】
前記光活性な治療剤が、色素原又は色素である、請求項12に記載のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメント。
【請求項25】
前記診断/検出剤又は治療剤が、炭水化物部分によって前記ヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメントに結合している、請求項5に記載のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメント。
【請求項26】
少なくとも2つの請求項1〜4のいずれか一項に記載のCSApへ結合するヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメントを含む抗体融合タンパク質。
【請求項27】
少なくとも1つの請求項1〜4のいずれか一項に記載のCSApへ結合する第1のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメント及び該第1のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメントとは異なる少なくとも1つの第2のヒト化モノクローナル抗体又はその免疫反応性フラグメントを含む抗体融合タンパク質。
【請求項28】
前記融合タンパク質にコンジュゲート化された診断/検出剤又は治療剤をさらに含む、請求項26に記載の抗体融合タンパク質。
【請求項29】
前記第2のヒト化モノクローナル抗体が、がん腫関連抗原に結合する抗体である、請求項27に記載の抗体融合タンパク質。
【請求項30】
前記第2のヒト化モノクローナル抗体が、CEA、EGP−1、EGP−2、MUC1、MUC2、MUC3、MUC4、PAM−4が結合する抗原、KC4が結合する抗原、TAG−72、EGFR、HER2/neu、BrE3、Le−Y、A3、KS−1又はVEGFに結合する抗体、血管形成抗体、抗壊死抗体、がん遺伝子産物の抗体及び抗体A33からなる群より選択される、請求項29に記載の抗体融合タンパク質。
【請求項31】
前記がん腫関連抗原が、胃腸のがん又は卵巣のがんにおける抗原である、請求項29に記載の抗体融合タンパク質。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10A】
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【図10B】
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【図11A】
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【図11B】
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【図12】
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【公開番号】特開2010−209098(P2010−209098A)
【公開日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−105654(P2010−105654)
【出願日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【分割の表示】特願2008−158796(P2008−158796)の分割
【原出願日】平成14年4月3日(2002.4.3)
【出願人】(504149971)イミューノメディクス、インコーポレイテッド (48)
【氏名又は名称原語表記】IMMUNOMEDICS, INC.
【Fターム(参考)】