説明

交通情報案内装置

【課題】 定常的に走行する地域において、交通情報の取り込みに手数を要することなく、また交通情報を見やすく表示することができるようにした交通情報案内装置を提供する。
【解決手段】 予め混雑状況の確認を行う混雑確認交差点と各混雑確認交差点について混雑を確認する時間帯を、混雑確認交差点地図表示部31と混雑確認交差点登録用リスト表示部33によって入力し、これを混雑確認交差点確認用データ登録記憶部36に記憶する。 混雑の案内に際しては、VICS情報等を交通情報入力部40から入力し、その交通情報のうち混雑確認交差点確認用データ登録部に記憶している交差点について、登録してある混雑確認時間帯に該当する交通情報のみを選別し、混雑状況表示部43で表示する。また混雑度演算部44で混雑度を演算し、登録済確認交差点混雑状況変化検出部46で混雑状況が変化したことを検出したときには、混雑状況音声出力部47から音声出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、定常的に走行する地域において、予め交差点と時間帯を登録しておくことにより自動的に登録地点の交通情報を提示し、走行道路の選択に供するようにした交通情報案内装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年は車両にナビゲーション装置を搭載することが広く普及し、各種高機能のナビゲーション装置が次々と市販され、更に高機能のナビゲーション装置の研究開発が進められている。このようなナビゲーション装置は、利用者が不案内な地点へ低コストで移動する事を支援するルート案内機能を備えている。
【0003】
しかしながら、車両を利用する多くの人にとってナビゲーション装置によって案内をしてもらわなければならない時は、見知らぬ土地或いは地理や道路に不案内な場所に行かなければならない時であり、そのようなときにはナビゲーション装置は極めて有効な手段であるものの、日常の車両走行時には多くの場合は自宅と、勤務先の往復、またはいつも行く商店或いは商店街とその近辺の買い物先の往復、親しい友人宅への往復、各種趣味の会の集合先への往復等であり、このように定常的に車両を利用する際には、多くの場合ナビゲーション装置による経路の案内はあまり必要としない。
【0004】
このような定常的に車両を利用する範囲においては、上記のようにナビゲーション装置による経路案内を多くの場合は必要としないものの、例えば自宅と勤務先への通勤ルートを走行する場合、或いは買い物でスーパー等の特定の地点へ向かう場合に、最も好ましいと思われている走行路に、時々混雑する交差点が存在し、また少々遠回りにはなるもののその交差点を通らずに行く道を知っている際には、実際に車で出発しようとすとき、最も近い経路を通るのがよいか、遠回りでも別の経路を通るのがよいのか迷うことがある。
【0005】
その際には、従来のナビゲーション装置においても誘導経路の案内中であるか否かに係わらず、現在の交通状況を外部から取得して利用者に提示することが行われており、このような目的の為に外部から提供される現在の交通情報として、VICSに代表されるFM多重・電波/光ビーコン、従来からあるAM帯を使用した道路交通情報放送がある。VICSから取得した交通情報はレベル分けされており、レベル1は渋滞等の情報を文字として表示する目的で利用され、レベル2は渋滞等の情報を画像として表示する目的で利用され、レベル3ではルート案内のルート決定や迂回探索、更には渋滞の状況を地図画面の道路に表示する目的で利用されている。
【0006】
特に前記レベル2やレベル3の情報によって、事故や規制情報の場合では地図上の対応する地点へ発生事象を示すランドマークを表示し、また交通状況の情報の場合は送信されるリンク旅行時間に従って、特定の交差点間の混雑状況を道路に沿った矢印線の色を変える等により利用者に交通情報の案内を行うことができるようになっている。
【0007】
したがって、このような機能を備えたナビゲーション装置を搭載している車両の利用者は、上記のように時々混雑するその交差点に関する交通情報がVICS等で提供されているときには、出発時に車両に搭載しているナビゲーション装置を立ち上げ、VICS等で交通情報を取り込み、当該交差点に関する交通渋滞情報を前記のような各種手段で出力することによって、当該交差点の現在の混雑状況を知ることができる。
【0008】
上記のようにこれから走行する経路上の交差点がかなり混雑しているのではないか不安になるときのほか、これからの走行経路上に工事中の地点があるのではないか 今は夕方なので特に混んでいるのではないか、事故が発生して通行ができなくなっているのではないか等、利用者が種々の推測をして不案になる場合にも、上記のような交通情報による道路の混雑状態の案内を利用するとことは、利用者がより的確な走行経路を自ら決定するために有効な情報となる。
【0009】
このように、ナビゲーション装置にとって、利用者を見知らぬ土地に確実且つ安全に誘導経路に沿って案内し、更に関連する各種施設情報を提供するような機能の他、上記のような定常的に車両を利用する生活圏内において、交通情報を案内する機能も重要な機能であるといえる。
【0010】
なお、ナビゲーション装置における上記のような渋滞情報の提示に際し、渋滞箇所に関連づけて車線別の渋滞度を表示することは下記特許文献1に開示されている。
【特許文献1】特開平6−348997号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
上記のような従来のナビゲーション装置によると、道路の混雑状況の地図上表示では、交通情報が提供される道路のうち表示している道路全てについて、その道路に沿った矢印の線で表示することとなる。
【0012】
しかしながら、上記のように生活圏内で利用者が特定の施設へ移動する場合、利用者はその施設への走行経路を決定する際には地図画面を見て道路の混雑・交通事故の発生状態を把握しようとする。ところが前記のように相当数の道路が表示されていた場合、知る必要がない道路についても混雑情報が表示されてしまい、利用者が本来知りたい道路の混雑状況を把握することが困難になるという問題がある。
【0013】
また生活圏内で移動する場合、利用者は普段の生活の中から決まって混雑する交差点の場所と混雑する時刻を大まかにではあるが把握していることが多く、特別に目的地への到着時刻や走行経路を意識しない限り、利用者が地図上の道路に沿って表示される混雑情報を必要とすることはない。それに対して、例えば出勤及び帰宅時のように、目的地への到着時刻や走行経路を意識する必要があるような場合では、利用したい道路の混雑情報が特に必要となる。
【0014】
即ち、混雑状況の案内に際しては上記のように特定の場合のみ、道路の混雑状況の情報が提供されることが望ましい。しかしながら、従来のナビゲーション装置で交通情報を取り込むに際しては、通常のナビゲーション装置の表示画面から、地図等を使用した混雑情報案内の有無の表示に切り替える場合、利用者がリモコン等を操作して順次案内実施の機能を選択して最終的な混雑情報案内表示を作動させる必要がある。そのため上記のような通勤のように、日々発生する車両走行では毎日上記のような操作を行う必要があり、その操作が煩わしいという問題がある。
【0015】
したがって本発明は、定常的に走行する地域において、交通情報の取り込みに手数を要することなく、また交通情報を見やすく表示することができるようにした交通情報案内装置を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
本発明は上記課題を解決するため、概略次のような構成をなす。即ち、本発明の交通情報案内装置は、従来のナビゲーションシステムに加えて 混雑の状況を確認したい交差点( 確認交差点 )と確認する時刻( 確認時刻 )と当該交差点に接続されているVICSリンクを持つ道路のVICSリンクIDを合わせて設定し記憶する手段と、現在の時刻が確認時刻となっている間、確認交差点について交通情報を元に混雑の状況を判断する手段と、確認交差点について混雑状況を案内する手段等を備えている。
【0017】
このような機能手段から構成される交通情報案内装置に関し、その作動について簡単に説明すると、利用者は、地図に表示されている特定の交差点を指示することにより確認交差点を指定する。確認交差点を指定された交通情報案内装置は、当該確認交差点に対する確認時刻入力を促し、利用者は確認時刻を設定する。確認時刻は時間の幅をもっており、ここでの設定は確認を開始する時刻と確認している時間を指定することによって行っても良いし、基本設定として事前に利用者が確認する時間幅を設定しておいても良い。何れにせよ、確認時刻は特定の時刻を中心としてある程度の時間幅を持っている。
【0018】
上記のような設定が完了したら、当該装置は指定された交差点に接続している全ての道路についてナビゲーションシステムで使用しているデータベースを探索することで、VICS情報と関連のある道路か否かを確認する。それがVICS情報と関連のある道路であった場合、VICSシステムにおけるVICSリンクIDを同データベースから取得し、確認交差点と関連付けて記憶する。複数あった場合、複数記憶する。
【0019】
更に、本発明の交通情報案内装置は通常のナビゲーションシステムが行っていると同様に、現在の時刻を監視する。現在の時刻が確認時刻の時間帯に入ると、当該装置は該当する確認交差点に接続されているVICSリンクIDについてその混雑状況を、VICS情報から収集しそれをもとに利用者に案内する。
【0020】
案内方法としては、例えば地図上にその交差に接続する道路についてのみ渋滞情報を表現した線画により表示したり、それに加えて表示が変わる毎に音にて利用者に変化を伝えたり、更には音声にて、該当交差点近傍の状況としてそれら道路の状況を案内することにより行うこととするが、その他の種々の方法を採用することができる。
【0021】
次に案内する内容の例を示す。確認交差点に4つのVICSリンクが接続され、VICSシステムから3つに分類された混雑状況( 順調・やや渋滞・渋滞等のいずれか)がそれぞれの道路について通知されている場合、過半数のVICSリンクが渋滞の場合当該交差点近辺が混雑している旨案内し、過半数に満たない場合当該交差点が若干混雑している旨案内し、混雑しているVICSリンクが全くない場合順調である旨を案内する、或いは案内不要とする等の内容が考えられる。
【0022】
更に、自車がこれからその交差点に突入することが推定できれば 該当するVICSリンクIDの混雑度合いに重みを置いた案内をすることも考えられ、利用者が基本設定として、VICSリンクの混雑状況に対する該当交差点の混雑状況の案内内容や案内方法を設定することもできる。
【0023】
上記のような概要構成をなし作動を行う本発明に係る交通情報案内装置は、より具体的には次のように構成される。即ち、本発明に係る交通案内装置は、予め混雑状況の確認を行う混雑確認交差点と各混雑確認交差点について混雑を確認する時間帯を登録する混雑状況確認登録処理手段と、外部から交通情報を入力する交通情報入力手段と、前記交通情報入力手段により入力した混雑状況を含む交通情報のうち、前記混雑状況確認登録手段で登録した交差点と各交差点の混雑確認時間帯に該当する交通情報のみを選別して混雑案内出力を行う混雑案内処理手段とを備えたことを特徴とする。
【0024】
また、本発明に係る他の交通案内装置は、前記交通案内装置において、前記混雑案内処理手段は、前記交通情報入力手段で入力した交通情報により、予め設定した演算手法により混雑度を演算する混雑度演算手段を備え、該演算手段の演算結果により混雑案内出力を行うことを特徴とする。
【0025】
また、本発明に係る他の交通案内装置は、前記交通案内装置において、前記混雑案内処理手段は、各混雑確認交差点について、混雑の状態が変化したときに混雑案内出力を行うことを特徴とする。
【0026】
また、本発明に係る他の交通案内装置は、前記交通案内装置において、 前記交通情報入力手段はVICS情報を入力する手段であり、前記混雑状況確認登録処理手段は、VICSリンクIDに対応して混雑確認交差点を登録することを特徴とする。
【0027】
また、本発明に係る他の交通案内装置は、前記交通案内装置において、前記混雑状況確認登録処理手段は、表示された地図上の交差点を指示することにより混雑確認交差点を設定することを特徴とする。
【0028】
また、本発明に係る他の交通案内装置は、前記交通案内装置において、前記混雑状況確認登録手段は、設定した混雑確認交差点について混雑を確認する時間帯を入力する混雑確認交差点登録用リストの表示を行う混雑確認交差点登録用リスト表示手段を備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0029】
本発明による交通情報案内装置は、指定された交差点についての混雑状況のみを、利用者が指定した時間帯のみに限定して案内することにより、不要な道路について混雑情報の表示が無くなることによって地図の表示画面が見易くなり、必要としている交差点の混雑状況が迅速に把握できるようになり、また必要な交差点の混雑情報のみ音声で案内することができるようになるので、利用者は余計な案内に注意を払わなくて済み、且つ、より安全に道路を走行することができるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
本発明は、指定された交差点についての混雑状況のみを、利用者が指定した時間帯のみに限定して案内するという目的を、予め混雑状況の確認を行う混雑確認交差点と各混雑確認交差点について混雑を確認する時間帯を登録する混雑状況確認登録処理手段と、外部から交通情報を入力する交通情報入力手段と、前記交通情報入力手段により入力した混雑状況を含む交通情報のうち、前記混雑状況確認登録手段で登録した交差点と各交差点の混雑確認時間帯に該当する交通情報のみを選別して混雑案内出力を行う混雑案内処理手段とを備えることにより実現した。
【実施例1】
【0031】
本発明の実施例を図面に沿って説明する。本発明による交通情報案内装置は交通情報を取り込み、予め登録した交差点と案内時刻において渋滞情報等を案内することができるならば種々の装置によって実施することができるものであるが、最も標準的に使用されるナビゲーション装置に組み込んで使用する形態の実施例を図1に示している。以下に、図1に示す実施例について説明する。なお、図1において各機能を行う機能部は、各機能を行う手段とも言うことができる。
【0032】
図1に示すナビゲーション装置においては、従来のものと同様に、システム制御部10に各種の所定の機能を総合的に行うためのソフトウェアを記録したROM、そのソフトウェアを処理するためのCPU及びRAM等を備え、これと接続した各機能部を関連づけて総合的に制御している。図示のナビゲーション装置においては、このシステム制御部10に車両位置検出部13が接続し、GPS受信器14の位置データを入力し、更に必要に応じて車速センサや角度センサによる走行距離・方位検出部からの車両の移動データを入力することによって、車両の現在位置を正確に検出している。
【0033】
また、VICS受信器を備えたVICS情報入力部15を備え、ビーコン、FM放送等からVICS情報を取り込んでいる。本発明においては特にこのVICS情報を取り込むことにより、後述するように予め登録した交差点における案内時刻の交通情報を得ることができる。
【0034】
指示信号入力部16においては、このナビゲーション装置での利用者によるリモコン17等の指示信号を入力している。更に必要に応じて利用者の音声を認識する処理によって利用者の指示信号を入力する音声認識部18の信号も、この指示信号入力部16に入力している。
【0035】
誘導経路案内部20においては車両位置検出部13で検出した自車位置から、支持信号入力部16から入力した利用者による目的地迄の最適誘導経路を演算し、車両を目的地に安全に誘導するため交差点右左折案内等の各種案内を行う。またデータ取込部21においては、CD−ROM、DVD−ROM、或いはハードディスク等の地図・情報データ記録媒体22から必要な地図データ、施設情報等を取り込み、更にそのデータ記録媒体がハードディスクのように容易にデータの書き込みができるような場合には、外部から取り込んだデータや、他の機能部で処理したデータを後に読み取って利用することができるように、そのデータ記録媒体にデータ入力もできるようにしている。
【0036】
音声出力部23からスピーカ24に対して音声出力し、誘導経路の案内や混雑情報の出力等の各種情報の出力も可能とする。また、画像出力部25からモニタ26に対して画像出力し、地図画面や自車位置、誘導経路、混雑状況表示等の各種情報表示を行う。
【0037】
本発明によるナビゲーション装置においては更に、混雑状況確認設定登録処理部11と、登録済交差点混雑案内処理部12とを備えている。混雑状況確認設定登録処理部11には利用者が予め混雑状況の案内を希望する交差点を指示する混雑交差点指示部32を備え、前記指示信号入力部16で各種手段により入力した交差点の指示を行い、その信号を混雑確認交差点地図表示部31に出力して、利用者が指示した交差点の表示を行う。混雑交差点指示部32の信号は混雑確認交差点登録用リスト表示部33にも出力し、混雑確認交差点登録用リスト表示部33では現在まで登録されているデータの表示と、次の指示信号入力のための表示を行う。
【0038】
混雑確認時刻入力部34では、前記指示信号入力部16で各種手段によって、前記混雑交差点指示部32で指示した交差点について、混雑状況の案内を行う時間を指定するための入力を行う。その際の時刻は任意の時刻の幅をもって、「・・時・・分〜・・時・・分」のような入力を行うようにする。その信号は混雑確認交差点登録用リスト表示部33へ出力され、混雑確認交差点登録用リスト表示部33では混雑交差点指示部32で指示した交差点に対応して、混雑案内時刻を入力し表示を行う。
【0039】
登録削除指示部37では、利用者が混雑確認交差点登録用リスト表示部33で表示したリストを参照して、登録の削除を希望する交差点について指示を行う。混雑状況確認登録処理部35では、上記のようにして入力した混雑確認交差点とその交差点における混雑状況の案内を行う時刻と、更に前記登録削除指示部37で指示した削除すべき交差点ついて、利用者がこれを確定したときに、混雑確認交差点確認用データ登録記憶部36に登録を行い、記憶させる処理をする。
【0040】
混雑確認交差点登録用データ登録記憶部36は、前記のようにして入力し、或いは削除した最新のデータを記憶し、そのデータを後述する登録済確認交差点混雑案内処理部12で利用する。このときの記憶データは、VICSリンクを持つ道路のVICSリンクIDに合わせて設定記憶することにより、後述するように取り込んだVICS情報を利用しやすくする。
【0041】
登録済確認交差点混雑案内処理部12の交通情報入力部40では、VICS情報入力部15で取り込んだ交通情報、別途車両に搭載しているインターネット情報入力部からのインターネットを経由した交通情報、車車間通信等の各種通信手段により取り込んだ情報を入力する。また、現在時刻入力部41では、通常のナビゲーション装置が備えている時刻計時機能部から現在時刻を入力している。
【0042】
登録済混雑確認交差点交通情報選別部42では、前記混雑状況確認設定登録処理部11における混雑確認交差点確認用データ登録記憶部36で記憶しているデータを読み取って、種々の交通情報の中から各登録している交差点について、それぞれ登録している混雑案内時刻に対応する混雑状況のデータを選別し、対応する混雑情報のデータがあるときにはそのデータを混雑状況表示部43に出力して、モニタ26の地図画面上に、或いは別途交通情報として表示を行う。
【0043】
登録済混雑確認交差点交通情報選別部42で上記のようにして選別された混雑状況のデータは、更に混雑度演算部44に出力され、前記混雑度演算部44は予め設定した混雑度の演算手法によって各交差点別の混雑度を演算し、その演算結果を交差点別混雑度演算結果記憶部45に出力する。混雑度の演算手法としては種々の態様で行うことができるが、特定の交差点についてのリンクが4つ存在するとき、過半数、即ち2つ以上で混雑検出されたときに「混雑」と判断し、1つだけのときには「やや混雑」、という判断を行っても良い。
【0044】
登録済確認交差点混雑状況変化検出部46では、前記登録済混雑確認交差点交通情報選別部42で選別された交通情報と、前記交差点別混雑度演算結果記憶部45で記憶した各登録交差点毎の混雑度のデータによって、混雑状況が変化したか否かを前記登録されている時間に監視し、例えば混雑していない状態から混雑が生じたとき、或いは混雑度が変化したときには、混雑状況音声出力部47に出力し、混雑状況音声出力部47では音声出力部23を介してスピーカ24から例えば「ポーン」のような音声、或いは「混雑の状況が変化しました」のような利用者が注意を引く音声を出力する。
【0045】
上記のような機能ブロックから構成される本発明による交通情報案内装置の実施例においては、例えば図2の混雑状況確認用登録処理、及び図3の交差点混雑状況案内処理の各作動フローにしたがって順に作動させることができる。以下これらの作動を前記図1の機能ブロック図、及び図4〜図7の例を参照しつつ説明する。図2に示す混雑状況確認用登録処理の例においては、最初に混雑状況確認登録済交差点の削除の処理を行うか否かの判別を行っている(ステップS1)。この判別は、混雑状況確認用登録処理を行う機能を選択したとき、その登録処理は、新たな登録を行う処理かの選択画面で、既に登録してあるものの削除を行う登録処理である指示によって判別することができる。
【0046】
ステップS1で上記のように利用者が既に登録してあるものの削除を行う処理を行わない旨の入力を行ったときには、図2の例においては、混雑確認交差点登録設定用の地図画面表示を行っている(ステップS2)。混雑確認交差点登録設定用の地図画面は種々の態様で表示することができるが、例えば予め設定しておいた自車両が通常走行する生活圏の地図を表示する。次いで利用者は前記のような生活圏の地図表示の中で、混雑の状態を確認したい交差点を指示する(ステップS3)。
【0047】
この処理は図1の混雑状況確認設定登録処理部11における混雑確認交差点指示部32において、混雑確認交差点地図表示部31で表示した地図に対して指示入力することによって行うことができる。その際には例えば図4に示すようにして行われる。図4(a)には、自宅Sから会社Dに至る通勤ルートにおいて、混雑状況の確認を行う交差点を設定する例を示しており、この地図の例においては、混雑状況の案内をしてもらいたい交差点、即ち混雑状況の確認を行う交差点として、自宅Sと会社Dとの間の種々のルートを検討する際に必要となる交差点であり、更にその交差点が状況に応じて混雑するときとしないときがあり、或いは状況により混雑の程度が異なることにより、混雑の状況を確認したい交差点としてA、B、Cの3つの交差点を指示する例を示している。特に交差点Bについて、利用者がリモコンのカーソルの操作等によって、現在はこれを指示している例を示している。なお、利用者が指示した交差点には、図示するようなマーク等の識別可能なマークを付与することが好ましい。
【0048】
図2の作動フローの例においてはその後、混雑確認交差点は全て指示したか否かの判別を行っている(ステップS4)。ここで未だ全ての交差点を指示していないと判別したときには、再び前記ステップS3に戻り、新たな混雑確認交差点を地図上で指示する。この判別は利用者が次の操作を行う旨の入力を行ったか否かを検出することにより判別することができる。
【0049】
ここで全ての交差点を指示したと判別しときには、図2の作動フローの例においては混雑確認交差点登録用リストを表示する(ステップS5)。このとき表示するリストとしては種々の態様で表示することが可能であるが、図4(b)のように表示しても良い。図4(b)に示す例においては、先に指示した混雑状況を確認する交差点としてA、B、Cが列挙され、各交差点において確認を行う開始時刻と終了時刻を入力するためのリストを表示する例を示している。また、図示の例においては交差点A、Cについては既に開始時刻と終了時刻の入力が終了し、現在は交差点Bについての入力を行う状態を示している。このようなリスト表示は、図1の例においては混雑状況確認設定登録処理部11における混雑確認交差点登録用リスト表示部33によって行われる。
【0050】
次いでステップS6では上記のようなリスト表示中に各混雑確認交差点について、確認を行う開始時刻と終了時刻をリモコンの操作等によって入力する。開始時刻と終了時刻の入力に際しては上記のように各時刻を直接入力するほか更に種々の態様で行うことができ、例えば予め確認時間帯として「30分」と登録しておくことにより、開始時刻を「7時30分」と入力すると、自動的に終了時刻を「8時00分」に設定するようにしても良い。そのほか、各交差点に到達する標準時刻を入力することにより、各交差点では例えば予め登録してある「その前後15分」のようなデータによって、開始時刻と終了時刻を入力するようにしても良い。このような時刻の入力は、図1の混雑状況確認設定登録処理部11における混雑確認時刻入力部34が、混雑確認交差点登録用リスト表示部33の表示部分に入力することによって行うことができる。
【0051】
次いでステップS7で全ての時刻未入力交差点について確認時刻を入力したか否かを判別し、未だ全ての交差点について入力を終了していないと判別したときには、再びステップS6に戻って未だ入力していない交差点について、前記のような確認手法により確認時刻を入力する。図4(b)に示す例においては、交差点Bについては確認の開始時刻と終了時刻が未入力の状態を示しており、このように、未だ入力していない交差点が存在するか否かを検出することにより、ステップS7の判別を行うことができる。
【0052】
ステップS7で全ての交差点への確認時刻の入力を終了したと判別したときには、混雑確認データを確定しその登録を行う(ステップS8)。図4に示す例においては交差点混雑状況確認リスト中に「設定」の入力表示部を設けており、利用者がこの部分にカーソルを当て、決定操作を行うことによりステップS8の確定・登録が行われる例を示している。この処理は、図1の例においては混雑状況確認設定登録処理部11における混雑状況確認登録処理部35において行われる。
【0053】
図2の実施例においては続いて、登録済混雑確認交差点の削除の操作を行うか否かを判別している(ステップS9)。ここで削除の操作を行うと判別したときには、リスト中の混雑確定不要交差点を指示する(ステップS10)。この処理は図1の例においては、混雑状況確認設定登録処理部11における登録削除指示部37が、混雑確認交差点登録用リスト表示部33の表示に対して入力する処理によって行う。
【0054】
その後、全ての混雑確認不要交差点を指示したか否かを判別し(ステップS11)、未だ指示していない確認不要交差点が存在するときには再びステップS10に戻って確認不要交差点の指示を継続する。また、全ての混雑確認不要交差点の指示を行ったと判別したときには、登録削除の確認と実行がなされる(ステップS12)。この判別に際しては、例えば図4(b)の交差点混雑状況確認リストの画面において、「削除」に対する指示を行ったか否かを検出することにより判別することができる。この処理も前記新規の登録処理と同様に、図1の例においては混雑状況確認設定登録処理部11における混雑状況確認登録処理部35において行われる。このようにして登録されたデータは、図1の混雑確認交差点確認用データ登録記憶部36に更新されつつ記憶され、混雑案内処理に際して使用される。このデータは種々の態様で記憶することができるが、前記のように地図上の交差点をVICS情報のリンクIDに対応して記憶させ、その後のVICS情報との対応を容易に行うことができるようにすることができる。
【0055】
図2の例においては、最初の処理としてのステップS1において、混雑状況確認登録済交差点の削除を行うか否かの判別を行っており、ここで削除処理を行うと判別したとき、即ち利用者が今回の処理は新規の登録処理ではなく削除を行う処理である旨の入力を行ったときには、ステップS13で前記ステップS5と同様に混雑確認交差点登録用リストの表示を行い、前記ステップS10に進んで前記と同様の登録済交差点の削除処理を行う。また、ステップS9において、登録済交差点の削除処理を行わないと判別したとき、即ち、新規の登録処理のみ行うときには、前記ステップS12における登録削除の確認と実行の処理を行った後と同様に、この処理を終了する(ステップS14)。
【0056】
前記図4に示す例においては、最初に同図(a)に示すような新規の混雑確認交差点登録用の地図表示を行い、そこで全ての混雑確認交差点の登録を終了してから、同図(b)に示すような交差点混雑状況確認リストを表示して、各交差点に対して混雑確認を行う開始時刻と終了時刻を各種手法で入力する例を示したが、そのほか例えば図5に示すように、1画面を左右に2分割し、図中左側に前記図4(a)と同様の地図画面を表示し、図中右側に図4(b)と同様の交差点混雑状況登録リストの表示を行うようにしても良い。
【0057】
これらの表示に際しては、両画面の交差点をリンクさせ、地図画面で交差点を指示したとき、リスト中の交差点部分を他の交差点部分とは別の色で表示し、逆にリスト中の入力処理中は、入力を行っている交差点については地図画面に対応する交差点をフラッシュ表示する等、両者を対応させてわかりやすく表示することもできる。
【0058】
上記実施例においては、例えば混雑確認交差点を自宅Sから会社D迄の経路について設定した例を示したが、逆に会社Dから自宅Sに戻るときも同様に混雑した交差点を通ることがないように、混雑交差点の案内を希望する際に、例えば図6のような設定を行うこともできる。即ち、図6に示す例においては、前記交差点A、B、Cに加えて、会社Dから自宅Sへの帰宅ルートについて、前記交差点Aと同じ交差点X、交差点Bと同じ交差点Yを指示すると共に、新たな交差点Zを指示すると共に、混雑確認時間帯を全て16時00分〜20時00分に設定した例を示している。なお、このような混雑確認時間帯の入力に際しては、走行時間を考慮して各混雑確認交差点リストで確認時刻及び時間帯を適宜ずらして設定しても良い。
【0059】
なお、図中交差点Aと同じ交差点について交差点Xとして表示しているが、これを管理するデータ上では例えば交差点Aとし、この交差点に複数の混雑確認時間帯が存在するものとして管理することもできる。この実施例においては上記のように複数の地点に対して複数の時刻を予め設定できるので、利用者は一旦混雑を確認したい交差点について上記設定を行うと、後述するような混雑状況案内処理によって、その時刻になれば自動的に必要な交差点についての混雑状況のみをわかりやすく知ることができるようになる。
【0060】
上記のように混雑状況の案内を希望する交差点とその案内を行ってほしい時間帯を入力した後は、例えば図3に示すような交差点混雑状況案内処理の作動フローにしたがって順に処理することにより、希望する案内を行なわせることができる。図3に示す例においては、最初に車両のアクセサリースイッチ(Acc SW)をONにし(ステップS21)で装置を立ち上げ、道路交通情報の入力を行う(ステップS22)。これは図1のナビゲーション装置において、VICS情報入力部15で受信したVICS情報を、登録済確認交差点混雑案内処理部12の交通情報入力部40で入力することによって行われる。
【0061】
次いで図3に示す例においては、入力した各種道路交通情報の中から、前記のようにして登録された登録済混雑確認交差点についての混雑情報を選別する(ステップS23)。その後これらの混雑情報の中で、現在の時刻を確認時刻とする登録済混雑確認交差点について、混雑情報の有無を判別する(ステップS24)。これらの処理は図1の登録済確認交差点混雑案内処理部12における登録済混雑確認交差点交通情報選別部42が、交通情報入力部40で入力した交通情報の中から、前記混雑確認交差点確認用データ登録記憶部36に記憶されている交差点と混雑確認時間帯のデータを対応させることによって行われる。
【0062】
ステップS24で混雑情報があると判別したときには、図示実施例では現在混雑のある交差点の混雑状況は所定以上であるか否かを判別し、所定以上のときには当該交差点のリンク部分に「渋滞」であることを示す印を表示する(ステップS26)。また、所定以上ではないときには当該交差点のリンク部分に「混雑」であることを示す印を表示する(ステップS27)。このような表示は図1における登録確認交差点混雑案内処理部12の混雑状況表示部43で行うことができ、その際の表示手法としては各種の矢印を表示する等の、種々の手法を採用することができる。
【0063】
次いで、図3に示す例においては、先の案内処理から登録済混雑確認交差点の混雑状況の変化の有無を判別する(ステップS28)。この処理は図1における登録済確認交差点混雑案内処理部12の混雑度演算部44で現在の交通情報のデータによる各交差点毎の混雑度を演算し、これを交差点別混雑度演算結果記憶部45に更新しながら記憶し、登録済確認交差点混雑状況変化検出部46でその記憶データと、その後の最初の混雑度演算部44で演算した各交差点の混雑度とを比較し、各交差点について混雑度の変化の有無を判別することにより行うことができる。
【0064】
ここで混雑度が変化した交差点が存在した場合には、変化した状況を音声で案内する(ステップS29)。例えば図7に示す例のように同図(a)のように設定されていた混雑案内交差点A、B、Cについて、最初混雑が発生していない状態から、同図(b)の太い矢印で示すような混雑が発生したときには、地図画面に対してはこのような表示を行う。ここでは、確認交差点Bは2つの道路からの流入が混雑しており、Cは1方向からの流入が混雑していることが示される。このように混雑度が変化した交差点が存在した場合に、「ポーン」のような利用者に注意を引く音を出力する。上記のような音声出力によりナビゲーション装置に対応して注意を引き、そのときこの音声出力表示から利用者は、混雑している道路が無い確認交差点Aを利用したルートを利用して地点Dへ向かうことを決定できる。また、混雑が表示されているのは、確認交差点に接続されている道路についてのみであり、その他の道路について混雑の状況は表示されないことが上図の特徴である。利用者はこれにより気にしている交差点のみの情報を容易に取得できるようになる。なお、全ての道路についての混雑状況を表示しながら、確認交差点の混雑状況について音声で案内する方法を採用しても良い。
【0065】
前記の音声出力としては種々の態様で実施することができ、前記のような注意を引く音の他、「混雑している交差点が発生しました」「混雑の状態が変化しました」のような予め定められた音声を出力するようにしても良い。この音声出力は図1における登録済確認交差点混雑案内処理部12における混雑状況音声出力部47で、登録済確認交差点混雑状況変化検出部46の検出結果によって作動し、所定の音声出力を行うことによって作動する。
【0066】
なお、利用者により、また各利用者の各種の状況により、上記のような音声出力が邪魔であると感じるときに、そのような音声出力を行わないことができるように音声出力のオンオフの設定機能を設けておいても良い。また、その音声出力は、例えば前記混雑案内交差点について混雑が全くない状態から、混雑する交差点が検出されたときの1度だけ音声出力するようにしても良い。
【0067】
図3に示す例においては、前記ステップS29の後、また前記ステップS24において現在の時刻を確認時刻とする登録済混雑確認交差点について、混雑情報がないと判別したときには、車両のアクセサリースイッチ(Acc SW)はOFFになったか否かを判別し、未だ車両が目的地に到着する等によってキースイッチの操作によるアクセサリースイッチがOFFになっていないときには、再びステップS22に戻り、登録交差点についての各混雑案内時間帯における混雑状況の案内処理を継続する。また、前ステップS30で車両のアクセサリースイッチがOFFになったと判別したときにはこの処理を終了する(ステップS31)。
【0068】
本発明による交通情報案内装置は上記のような案内手法の他、更に種々の態様で実施することができ、例えば車両走行中に混雑している混雑確認交差点が発生したことを検出したときでも、車両の現在位置と車両の走行方向のデータに基づいて、現在の車両位置からは既に関係のない交差点となっていることを検出できたときには、音声案内等を行わないようにすることもできる。
【0069】
また、混雑状況の案内表示に際しては、通常の車両走行時は従来と同様のVICS情報表示画面とし、予め登録した所定の混雑案内時間帯になったときには2画面表示し、片方に前記のような案内表示を行うようにしても良い。また、混雑する上記のような交差点が存在したときにのみ本発明による上記のような案内表示を行うようにし、更に、混雑状態の案内に際しては、事故、工事、お祭り等のイベント等の混雑の原因を案内する等、更に種々の手法で案内出力を行うことができる。
【産業上の利用可能性】
【0070】
本発明による交通情報案内装置は、前記実施例のようなナビゲーション装置における一機能として搭載するほか、現在地を検出する機能と交通情報を取り込む機能、及び簡易地図表示機能があれば、その他の種々の機器に適用し、本発明による交通案内装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0071】
【図1】本発明の実施例の機能ブロック図である。
【図2】同実施例における混雑状況確認用登録処理を行うときの作動フロー図である。
【図3】同実施例における交差点混雑状況案内処理を行うときの作動フロー図である。
【図4】同実施例における混雑状況確認用登録処理時の例を示す図である。
【図5】同実施例における混雑状況確認用登録処理時の他の例を示す図である。
【図6】同実施例における混雑状況確認用登録処理時の更に他の例を示す図である。
【図7】同実施例における交差点混雑状況案内処理の例を示す図である。
【符号の説明】
【0072】
10 システム制御部
11 混雑状況確認設定登録処理部
12 登録済確認交差点混雑案内処理部
15 VICS情報入力部
31 混雑確認交差点地図表示部
32 混雑確認交差点指示部
33 混雑確認交差点登録用リスト表示部
34 混雑確認時刻入力部
35 混雑状況確認登録処理部
36 混雑確認交差点確認用データ登録記憶部
37 登録削除指示部
40 交通情報入力部
41 現在時刻入力部
42 登録済混雑確認交差点交通情報選別部
43 混雑状況表示部
44 混雑度演算部
45 交差点別混雑度演算結果記憶部
46 登録済確認交差点混雑状況変化検出部
47 混雑状況音声出力部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
予め混雑状況の確認を行う混雑確認交差点と各混雑確認交差点について混雑を確認する時間帯を登録する混雑状況確認登録処理手段と、
外部から交通情報を入力する交通情報入力手段と、
前記交通情報入力手段により入力した混雑状況を含む交通情報のうち、前記混雑状況確認登録手段で登録した交差点と各交差点の混雑確認時間帯に該当する交通情報のみを選別して混雑案内出力を行う混雑案内処理手段とを備えたことを特徴とする交通情報案内装置。
【請求項2】
前記混雑案内処理手段は、前記交通情報入力手段で入力した交通情報により、予め設定した演算手法により混雑度を演算する混雑度演算手段を備え、該演算手段の演算結果により混雑案内出力を行うことを特徴とする請求項1記載の交通情報案内装置。
【請求項3】
前記混雑案内処理手段は、各混雑確認交差点について、混雑の状態が変化したときに混雑案内出力を行うことを特徴とする請求項1記載の交通情報案内装置。
【請求項4】
前記交通情報入力手段はVICS情報を入力する手段であり、
前記混雑状況確認登録処理手段では、VICSリンクIDに対応して混雑確認交差点を登録することを特徴とする請求項1記載の交通情報案内装置。
【請求項5】
前記混雑状況確認登録処理手段は、表示された地図上の交差点を指示することにより混雑確認交差点を設定することを特徴とする請求項1記載の交通情報案内装置。
【請求項6】
前記混雑状況確認登録手段は、設定した混雑確認交差点について混雑を確認する時間帯を入力する混雑確認交差点登録用リストの表示を行う混雑確認交差点登録用リスト表示手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の交通情報案内装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−275593(P2006−275593A)
【公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−91578(P2005−91578)
【出願日】平成17年3月28日(2005.3.28)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】