説明

交通機関の時刻表及びその構成方法

【課題】 便の種別を色彩で表した時刻表を改良して、色覚障害者であっても便種別を認識できるようにする。
【解決手段】 例えば特急を濃赤色文字4で書き表すとともに、その背景を淡赤色バック5で構成する。また、急行を濃オレンジ色文字9で書き表すとともに、その背景を淡オレンジ色バック10で構成する。このように色彩文字(または記号)に同色の淡いバックを設けると色覚障害者であっても色相の違いを認識することができる。この例では、快速を表す青色文字8には淡いバックを設けていない(もし仮に淡青色バックを設けると、淡オレンジ色バック10と紛らわしく、却って識別を困難ならしめるからである)。青色文字と黒色文字とを識別できるようにするため、普通列車の発車時分(18,47)は黒色斜体文字11で描かれている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば特急とか急行とかいった便の種別を色分けされた時刻表に係り、
特に、色覚異常者でも容易に便の種別を認識だきるように改良した交通機関時刻表に関するものである。
【背景技術】
【0002】
交通機関の発達に伴って、駅から発車する便数が増えたのみでなく、特急、準急など、便の種類が増え、時刻表の内容が大量かつ複雑になった。
これに対応して、便の種別を色分けして表す技術が広く行なわれている。例えば、特急の発車時刻(通常、分で表される)を赤色で、急行の発車時刻をオレンジで、準急の発車時刻を緑色で…といった調子である。
なお、上記の発車時刻(分)を表す数字に添えて行先駅を表す文字または記号が標示される例も少なくない。
【0003】
上記のように、時刻表に色分け手法を適用すると、複雑な内容を簡略化して標示できるので便利であり、広く行なわれている。
しかし、色覚に障害の有る人は、色相を見分けることができないので、色分けだけでは便の種別を認識することができない。
一方、色覚異常の医学的,生理学的救済に関する研究が進み、非特許文献1に示した「色盲の人にもわかるバリアフリープレゼンテーション法」が公表されている。
【0004】
上記の電子的記録文献において、色盲と呼ばれる視覚障害は、第1色盲・第2色盲・第3色盲・全色盲に分類されること。
日本人の約5パーセントが色盲であること。
前記4種類の色盲の中で、第1色盲と第2色盲とが非常に多く、色盲全体のほぼ100パーセントを占めていること。
その内訳は、赤感受性に異常が有る第1色盲25パーセント、緑感受性に異常が有る第2色盲75パーセントであること。
等が解説されている。
【非特許文献1】岡部正隆・国立遺伝学研究所/ロンドン大学キングスカレッジ・伊藤啓・東京大学分子細胞生物学研究所 共著 インターネット「色盲の人にもわかるバリアフリープレゼンテーション法」(http://www.nig.acjp/labs/DevGen/shikimou/gen/shikimou.gen.html)更新情報2003.5.31
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記の電子記録文献は、色覚異常(色盲)の生理学的解明に加えて、『それぞれの種類の色盲者には、色彩がどのように感じられるかを解説した貴重なものである。
本発明者はその功績を高く評価する。しかし、この文献は、遺伝子学な学術的研究の域を出でず、
具体的な「物や方法」に踏み込んでいない。
本発明は以上に述べた事情に鑑みて為されたものであって、その目的とするところは、
日本人の5パーセントに当たる「第1の色覚異常者(第1色盲の人)、および第2の色覚異常者(第2色盲の人)」を対象として、色分けを認識し得る時刻表、並びに、その構成方法を提供するにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するため本発明者は、前記の電子的文献に解説された「色覚異常の人には色彩がどのように見えるか」という学理的知識と「カラー印刷に関する発明者の経験的知識」とを融合させて、新規な時刻表とその構成方法とを創作した。
発明の構成要件を説明するに先立って、本発明の基本的な原理を次に略述する。
【0007】
図3は、色覚異常者が色彩をどのように感じるかを説明するための図形である。
緑色バック1に赤色文字2や赤色記号3が描かれている。
色覚健常者にとっては、赤と緑とが余色であるから鮮やかに文字や記号を認識し得るのであるが、色覚異常の人は色相の違いを感じ取ることができず、濃淡の差としてしか感じられない。このため、文字や記号がバックの中に溶け込んで、見分けがつかなくなってしまう。
【0008】
本発明者は、「余色のバックが文字や記号を浮き立たせることができないのなら、濃淡の差によって浮き立たせることはできないものか」と考えて、アミ掛け等の印刷手法を駆使して実験を重ねた。
その結果、バックを余色とせず、同色相の淡い色にすると有効であることが判明した。
淡い色とは飽和度の低い色調を言う。すなわち、ある色に白の混じる度合いであって、
白が多く混じるほど鮮やかさが失われて飽和度が低くなる。
時刻表を印刷する場合に飽和度を下げるには、インキの調合によって行なうこともでき、また、同じ調合のインキを用いて「アミ掛け」と呼ばれる印刷手法を適用してもよく、両者を併用することもできる。アミ掛けとは、裸眼では見分けにくいほどの細かい斑点を印刷することである。
【0009】
図2は、本発明の原理を説明するために示したもので、列車時刻表に本発明を適用した1例の部分的拡大図である。
(A)は、濃赤色文字4の背景を淡赤色バック5としたものである。このうように構成すると、赤感受性に異常が有る第1色盲の人が文字を認識することができる。図示を省略するが、文字に代えて記号を濃赤色で表しても同様の効果が得られる。
(B)は、濃緑色文字6の背景を淡緑色バック7としたものである。このうように構成すると、緑感受性に異常が有る第2色盲の人が文字(または記号)を認識することができる。
【0010】
以上に説明した原理に基づく具体的な構成として、請求項1の発明に係る時刻表は、
便名を色分け表示した交通機関の時刻表において、
便名が、これに対応する特定の色相の文字または記号で表されていて、
この特定の色相の文字または記号付近の背景が、これと同じ特定の色相であって飽和度の低い色調になっていることを特徴とする。
ここに色相とは、色覚の属性であって、単に色、または色あいなどと呼ばれ、光の波長によって定まる。ヒトの場合、弁別し得る色相の数は約165種とされているが、本発明においてはそのような細分は必要としない。後に述べるように、赤,オレンジなどを総称して赤系統、緑,青などを総称して青系統というように分別する。従って、本請求項1における同色相とは、似たような色あいであれば足りる。
【0011】
請求項2の発明に係る時刻表の構成は前記請求項1の発明の構成要件に加えて、前記特定の色相が、赤及びオレンジもしくはこれに類似する赤系統の色相であって、
赤系統以外の色相の文字または記号付近には、格別の背景色が無いことを特徴とする。
本発明において「格別の背景色が無い」とは、複数の「発車時分を表す数字」をカバーする広範囲の背景色があっても構わないことを意味している。
本発明における背景色とは、本発明の原理を表した図2に例示されているように、「ひとつの便を表す数字(一般に、1桁若しくは2桁の数)付近に限って着色されている色彩をいう。
【0012】
請求項3の発明に係る時刻表の構成は前記請求項1の発明の構成要件に加えて、前記特定の色相が、青及び緑もしくはこれに類似する青系統の色相であって、
青系統以外の色相の文字または記号付近には、格別の背景色が無いことを特徴とする。
【0013】
請求項4の発明に係る時刻表の構成は、前記請求項2または請求項3の発明の構成要件に加えて、前記特定の色相の文字または記号が、その他の色相の文字又は記号、及び黒色の文字又は記号と併用されていて、
上記「その他の色相の文字又は記号」と「黒色の文字又は記号」との何れかが、斜体文字であることを特徴とする。
【0014】
請求項5の発明に係る時刻表構成方法は、便名を色分け表示した交通機関の時刻表または掲示板を構成する方法において、
便名を、これに対応する特定の色相の文字または記号で表すとともに、
この特定の色相の文字または記号付近の背景を、これと同じ特定の色相であって飽和度の低い色調に彩色することを特徴とする。
【0015】
請求項6の発明に係る時刻表の構成方法は、前記請求項5の発明の構成要件に加えて、
前記特定の色相を、赤及びオレンジもしくはこれに類似する赤系統の色相とし、
赤系統以外の色相の文字または記号付近には、格別の背景色を付さないことを特徴とする。
【0016】
請求項7の発明に係る時刻表の構成方法は、前記請求項5の発明の構成要件に加えて、
記特定の色相を、青及び緑もしくはこれに類似する青系統の色相とし、
青系統以外の色相の文字または記号付近には、格別の背景色を付さないことを特徴とする。
【0017】
請求項8の発明に係る時刻表の構成方法は、前記請求項6または請求項7の発明の構成要件に加えて、前記特定の色相の文字または記号に、その他の色相の文字又は記号、及び黒色の文字又は記号を併用し、
上記「その他の色相の文字又は記号」と「黒色の文字又は記号」との何れかを、斜体文字として視認区別を補助することを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
請求項1の発明に係る時刻表によると、便名を表示する数字が、特定の色相の文字または記号で表されていて、
この特定の色相の文字または記号付近の背景が、これと同じ特定の色相であって飽和度の低い色調になっているので、色覚障害者であっても比較的容易に識別して、その便の種別を認識することができる。
【0019】
請求項2の発明に係る時刻表によると、前記特定の色相が、赤及びオレンジもしくはこれに類似する赤系統の色相であって、しかも、赤系統以外の色相の文字または記号付近には、格別の背景色が無いので、色覚障害者であっても赤系統の色彩で表されている便名の数字を他の便名数字と区別することができる。
この場合、赤系統以外の色彩の便名数字が標示されていても、該「赤系統以外の色彩の便名数字」には淡い(飽和度の低い)背景色彩が無いので識別が可能である。
(注)もし仮に、赤系統には赤系統の、青系統には青系統の淡い(低飽和度の)背景が有ると、両者が紛らわしくて識別が困難になる。本請求項2において、特定色系統の背景を備えた数字の色系統数が単一(赤系統のみ)であって、その他の色系統の数字に背景色が無いということは重要な構成である。
【0020】
請求項3の発明に係る時刻表によると、前記特定の色相が、緑赤及び青もしくはこれに類似する青赤系統の色相であって、しかも、青系統以外の色相の文字または記号付近には、格別の背景色が無いので、色覚障害者であっても赤系統の色彩で表されている便名の数字を他の便名数字と区別することができる。
この場合、青系統以外の色彩の便名数字が標示されていても、該「青系統以外の色彩の便名数字」には淡い(飽和度の低い)背景色彩が無いので識別が可能である。
(注)本請求項3において、特定色系統の背景を備えた数字の色系統数が青系統のみであって、その他の色系統の数字に背景色が無いということは重要な構成である。
【0021】
請求項4の発明に係る時刻表によると、赤系統もしくは青系統の何れか片方の特定色相を用いるとともに、その他の有色彩数字及び黒色数字を用いて多くの便の種別を標示し、しかも、該「その他の有色彩数字」と黒色数字とを、色彩に依存しないで識別することができる。
【0022】
請求項5の発明に係る時刻表の構成方法によると、特定の色相の文字または記号によって便名を表すとともに、この特定の色相の文字または記号付近の背景に、これと同じ特定の色相であって飽和度の低い色調を付して、色覚障害者に対しても特定の便名を比較的容易に認識させることができ、この技術は,交通機関に関連する掲示板にも適用することができる。
【0023】
請求項6の発明に係る時刻表の構成方法によると、前記特定の色相を、赤及びオレンジもしくはこれに類似する赤系統の色相とし、赤系統以外の色相の文字または記号付近には、格別の背景色を付さないので、該特定の色相(赤系統)以外の色相の数字を併用しても紛らわしくない。この場合、赤系統以外の色相の文字(又は記号)には背景色を付さないことによって識別を容易ならしめ得る。
【0024】
請求項7の発明に係る時刻表の構成方法によると、前記特定の色相を、緑及び青もしくはこれに類似する青系統の色相とし、青赤系統以外の色相の文字または記号付近には、格別の背景色を付さないので、該特定の色相(青系統)以外の色相の数字を併用しても紛らわしくない。この場合、青系統以外の色相の文字(又は記号)には背景色を付さないことによって識別を容易ならしめ得る。
【0025】
請求項8の発明に係る時刻表の構成方法によると、前記特定の色相の文字または記号が、その他の色相の文字又は記号、及び黒色の文字又は記号と併用されていて、
上記「その他の色相の文字又は記号」と「黒色の文字又は記号」との何れかが、斜体文字であるから、多くの種類の便名を標示することができる。
すなわち、特定色相の文字・記号には背景色を付するとともに、その他の無背景色彩文字・記号と黒色文字を用い、かつ、これら無背景色彩文字および黒色文字の内の何れか片方を斜体文字とすることによって、色彩に依存することなく両者を容易にかつ確実に識別することができる
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
図1は、本発明に係る時刻表の1実施形態を示す部分的正面図であって、10時台と11時台とが描かれている。
0分発の列車と30分発の列車とは特急であるから濃赤色文字4で描かれている。視覚健常者はこれだけで認識できるが、本実施形態においては第1色盲の人でも認識できるように淡赤色バック5を付してある。
これによって第1色盲の人は特急を識別することができ、しかも視覚健常者にとって別段の不具合を招かない。
【0027】
15分発の列車と45分発の列車とは急行であるから濃オレンジ色文字9で描かれている。視覚健常者はこれだけで認識できるが、本実施形態においては第1色盲の人でも認識できるように淡オレンジ色バック10を付してある。
これによって第1色盲の人は急行を識別することができ、しかも視覚健常者にとって別段の不具合を招かない。
3分発の列車と34分発の列車とは快速であるから青色文字8で描かれており、18分発の列車と47分発の列車は普通(各駅停車)であるから黒色文字で描かれている。
ここに、青色文字8は有色彩文字であるが、視覚障害者にとって前記の赤色やオレンジ色と紛らわしくないように、背景色を付していない。
【0028】
視覚健常者は青色の文字(快速)と黒色の文字(普通)とを容易に識別できるが、視覚障害者にとっては「青色と黒色」というだけでは識別できないので、普通列車の発車時刻をあらわす数字18と47とは黒色斜体文字11で描かれている。
これにより、視覚障害者であっても快速と普通との区別を認識することができる。
図1において、※印,○印,◎印,および△印が描かれているが、これらは列車の行先を標示する記号である。
前記のように「赤系統または青系統の濃色文字(記号)に同色系統のバックを付する」という技術は、狭義の時刻表に限らず、交通機関に関連する掲示板にも応用することができる。
【0029】
図1に示した実施形態は、前掲の図2(原理図)の(A)に示した「赤系統色の文字に淡い赤系統色のバックを付す」という手法を適用したものである。
図示を省略するが、前掲の図2(B)に示した「 青系統色の文字に淡い青系統色のバックを付す」という手法を適用しても同様の作用効果が得られる。
【0030】
図1の実施形態における色彩の詳細は次のとおりであ。
印刷における色彩の制御は、マゼンダ(記号M)と、イエロー(記号Y)と、シアン(記号C)と、ブラック(記号K)との調合によって行なわれる。
本例の濃赤色文字4は、M100%、Y100%のキンアカとし、淡赤色バック5はM15%とした。
また、濃オレンジ色文字9はM60%、Y80%、K10%とし、淡オレンジ色バック10はM10%、Y20%とした。
青色文字8は、C100%、M30%であり、黒色斜体文字11はK100%である。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明は、列車の時刻表およびこれに類似する標示板や案内書に適用して、印刷産業等の発展に寄与し得るものである。
なお、本発明に係る時刻表が自然法則を利用(特許法第2条)するものであることについて考察すると次のとおりである。
a.本発明を適用した特殊な時刻表で反射された光束がレンズ(水晶体)で屈折され、スクリーン(網膜)に実像を結ぶことは光学的な自然現象であって、自然法則に従う。
b.網膜に結ばれた光像が視細胞を刺激して、生体化学的ないし生体電気的な信号を発生させることは生理学の範疇ではあるが、人間の意志や思考によるものではなく、また、人為的な取り決めでもない。これを詳細に追及すると化学的ないし電気的な自然法則によって支配される自然現象である。
c.視細胞から発信された信号によって、脳が色彩を感知し、色相の違いを識別する機能の詳細は、今日現在いまだ解明されていないが、これを詳細に、更に詳細に探求してゆけば、将来において自然法則として説明されるであろうことが期待される。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の1実施形態に係る時刻表を示し、10時台と11時台と凡例とを抽出して描いた正面図
【図2】本発明の基本的な原理を説明するための模式図
【図3】色覚障害者の色彩感覚を説明するための模式図
【符号の説明】
【0033】
1…緑色バック
2…赤色文字
3…赤色記号
4…濃赤色文字
5…淡赤色バック
6…濃緑色文字
7…淡緑色バック
8…青色文字
9…濃オレンジ色文字
10…淡オレンジ色バック
11…黒色斜体文字

【特許請求の範囲】
【請求項1】
便名を色分け表示した交通機関の時刻表において、
便名が、これに対応する特定の色相の文字または記号で表されていて、
この特定の色相の文字または記号付近の背景が、これと同じ特定の色相であって飽和度の低い色調になっていることを特徴とする、交通機関の時刻表。
【請求項2】
前記特定の色相が、赤及びオレンジもしくはこれに類似する赤系統の色相であって、
赤系統以外の色相の文字または記号付近には、格別の背景色が無いことを特徴とする、請求項1に記載した交通機関の時刻表。
【請求項3】
前記特定の色相が、青及び緑もしくはこれに類似する青系統の色相であって、
青系統以外の色相の文字または記号付近には、格別の背景色が無いことを特徴とする、請求項1に記載した交通機関の時刻表。
【請求項4】
前記特定の色相の文字または記号が、その他の色相の文字又は記号、及び黒色の文字又は
記号と併用されていて、
上記「その他の色相の文字又は記号」と「黒色の文字又は記号」との何れかが、斜体文字であることを特徴とする、請求項2または請求項3に記載した交通機関の時刻表。
【請求項5】
便名を色分け表示した交通機関の時刻表または掲示板を構成する方法において、
便名を、これに対応する特定の色相の文字または記号で表すとともに、
この特定の色相の文字または記号付近の背景を、これと同じ特定の色相であって飽和度の低い色調ならしめることを特徴とする、交通機関時刻表の構成方法。
【請求項6】
前記特定の色相を、赤及びオレンジもしくはこれに類似する赤系統の色相とし、
赤系統以外の色相の文字または記号付近には、格別の背景色を付さないことを特徴とする、請求項5に記載した交通機関の時刻表の構成方法。
【請求項7】
前記特定の色相を、青及び緑もしくはこれに類似する青系統の色相とし、
青系統以外の色相の文字または記号付近には、格別の背景色を付さないことを特徴とする、請求項5に記載した交通機関の時刻表の構成方法。
【請求項8】
前記特定の色相の文字または記号に、その他の色相の文字又は記号、及び黒色の文字又は記号を併用し、
上記「その他の色相の文字又は記号」と「黒色の文字又は記号」との何れかを、斜体文字として視認区別を補助することを特徴とする、請求項6または請求項7に記載した交通機関の時刻表の構成方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−215416(P2006−215416A)
【公開日】平成18年8月17日(2006.8.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−29973(P2005−29973)
【出願日】平成17年2月7日(2005.2.7)
【出願人】(592229476)株式会社武揚堂 (1)