説明

交通機関運行情報取得システム及びその利用者端末

【課題】
乗車予定の交通機関運行に遅延や見合わせが生じ、目的駅への到着予定時刻内に到着できないという影響がある場合、交通機関の利用者の端末に、その遅延等考慮した適切な出発時刻及び経路の表示することは困難であった。
【解決手段】
本発明の利用者端末10は、交通機関の運行情報管理サーバ20から発生している運行の遅延や見合せの情報を出発駅等に到着する前に取得でき、利用者端末が管理する利用者の乗車予定の交通機関の到着予定時刻に内に到着できないという影響が有ると判断した場合は、運行の遅延又は見合せの状況を考慮し、代替の出発時刻や経路を表示部に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、交通機関運行に遅延や見合せが生じた場合の交通機関運行情報取得システム及びその利用者端末に関する。ここでいう交通機関は、旅客又は貨物等を運輸する鉄道、自動車、航空機、船舶等を含む。
【背景技術】
【0002】
従来、事故等により交通機関の運行に変更がある場合、その変更状況を考慮して目的地まで適切な経路情報をユーザ端末に提供する乗り換え案内情報提供システム及び乗り換え案内情報提供方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
これによると、事故等により交通機関の運行に変更がある場合、その変更情報を考慮した出発時刻の表示をすることの開示がなく、より具体的には、交通機関の運行に遅延がある場合や交通機関の運行が見合せになった場合、これらを考慮した出発時刻を表示することの開示がなく、具体的利便性が十分とはいい難かった。
【0004】
【特許文献1】特開2004−213509号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述する従来技術によれば、交通機関の運行に遅延がある場合や交通機関の運行が見合せになった場合、これらを考慮した出発時刻の直接の表示がなく、利便性を欠くものであった。
【0006】
本発明は、このような従来技術の有していた問題を解決し、交通機関の運行に遅延又は運行見合せが有る場合、あるいは交通機関の運行に遅延や見合わせが交通情報検索の結果、無いことが分かった場合、これらを考慮した出発時刻を表示部に表示することのできる(例えば、交通機関の運行に遅延がある場合、遅延の影響時間を考慮した代替時刻を出発時刻として表示部に表示する。)交通機関運行情報取得システム及びその利用者端末を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本願の請求項1記載の発明は、交通機関運行の遅延及び見合せの運行情報を記録する運行情報データベースと接続する交通機関運行の遅延及び見合せの交通機関運行情報を管理する運行情報管理サーバと、交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻の情報を記録する経路情報データベースと接続する交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻を検索する経路検索サーバと、表示部及び利用者の交通機関乗車予定情報を記録するスケジュール記録部を有する利用者の交通機関乗車予定を管理する利用者端末と、
当該運行情報管理サーバ、当該経路検索サーバ及び当該利用者端末との間を接続するネットワークと、を備える交通機関運行情報取得システムにおいて、
当該スケジュール記録部の利用者の交通機関乗車予定情報には、日付、出発時刻、出発駅、目的駅の情報を有し、当該運行情報管理サーバは、ネットワークを介し当該利用者端末に現在の交通機関の運行の遅延及び見合せの運行情報を送信する運行情報送信手段を有し、
当該経路検索サーバは、ネットワークを介し当該利用者端末に利用者の乗車予定の交通機関及び経路の情報を送信する経路検索情報送信手段を有し、当該利用者端末は、当該運行情報送信手段から取得する現在の交通機関運行の遅延及び見合せの運行情報と当該経路情報送信手段から取得する利用者の乗車予定の交通機関及び経路の情報とを照合して利用者の乗車予定の交通機関運行に遅延及び見合せの影響が有るか無いかを判断する影響判断手段を有し、当該影響判断手段が、利用者の乗車予定の交通機関運行に遅延及び見合せの影響が無いと判断した場合、当該利用者端末の表示部に当該スケジュール記録部に記録されている当該出発時刻を表示することを特徴とする。
【0008】
また、本願の請求項2の発明は、交通機関運行の遅延及び見合せの運行情報を記録する運行情報データベースと接続する交通機関運行の遅延及び見合せの交通機関運行情報を管理する運行情報管理サーバと、交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻の情報を記録する経路情報データベースと接続する交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻を検索する経路検索サーバと、表示部及び利用者の交通機関乗車予定情報を記録するスケジュール記録部を有する利用者の交通機関乗車予定を管理する利用者端末と、当該運行情報管理サーバ、当該経路検索サーバ及び当該利用者端末との間を接続するネットワークと、を備える交通機関運行情報取得システムにおいて、
当該運行情報管理サーバは、ネットワークを介し当該利用者端末に現在の交通機関の運行の遅延及び見合せの運行情報を送信する運行情報送信手段を有し、当該経路検索サーバは、ネットワークを介し当該利用者端末に利用者の乗車予定の交通機関及び経路の情報を送信する経路検索情報送信手段を有し、当該利用者端末は、当該運行情報送信手段から取得する現在の交通機関運行の遅延及び見合せの運行情報と当該経路情報送信手段から取得する利用者の乗車予定の交通機関及び経路の情報とを照合して利用者の乗車予定の交通機関運行に遅延及び見合せの影響が有るか無いかを判断する影響判断手段を有し、当該影響判断手段が、利用者の乗車予定の交通機関運行に遅延及び見合せの影響が無いと判断した場合当該利用者端末の表示部にその旨表示することを特徴とする。
【0009】
また、本願の請求項3の発明は、交通機関運行の遅延及び見合せの運行情報を記録する運行情報データベースと接続する交通機関運行の遅延及び見合せの交通機関運行情報を管理する運行情報管理サーバと、交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻の情報を記録する経路情報データベースと接続する交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻を検索する経路検索サーバと、表示部及び利用者の交通機関乗車予定情報を記録するスケジュール記録部を有する利用者の交通機関乗車予定を管理する利用者端末と、当該運行情報管理サーバ、当該経路検索サーバ及び当該利用者端末との間を接続するネットワークと、を備える交通機関運行情報取得システムにおいて、
当該スケジュール記録部の利用者の交通機関乗車予定情報には、日付、出発時刻、出発駅、目的駅の情報を有し、当該運行情報データベースの記録情報には、運行の遅延及びその場合の遅延時間並びに運転見合せを記録する運行状況、影響開始時刻、影響終了時刻、影響開始駅及び影響終了駅、交通機関の情報を有し、当該経路情報データベースの交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻の情報には、出発駅、経由駅、到着駅、出発時刻及び到着時刻の情報を有し、当該運行情報管理サーバは、ネットワークを介し当該利用者端末に現在の交通機関運行の遅延及び見合せの交通機関運行情報を送信する運行情報送信手段を有し、
当該経路検索サーバは、ネットワークを介し当該利用者端末に利用者の乗車予定の交通機関及び経路の情報を送信する経路検索情報送信手段を有し、当該利用者端末は、当該運行情報送信手段から取得する現在の交通機関運行の遅延及び見合せの交通運行情報と当該経路情報送信手段から取得する利用者の乗車予定の交通機関及び経路の情報とを照合して利用者の乗車予定の交通機関運行に遅延及び見合せの影響が有るか無いかを判断する影響判断手段を有し、かつ、当該運行情報管理サーバに接続されている当該運行情報データベースの運行状況のデータにより交通機関運行が遅延であるか見合せであるかを判断する運行状況判断手段を有し、当該影響判断手段が、利用者の乗車予定の交通機関運行に遅延及び見合せの影響が有ると判断した場合は、当該運行状況判断手段により交通機関運行が遅延であるか見合せであるかを判断し、交通機関運行が遅延である場合、スケジュール記録部に記録されている出発時刻に当該運行情報データベースの運行状況に記録されている遅延時間を減じた時刻を代替の出発時刻として、当該利用者端末の表示部に表示することを特徴とする。
【0010】
また、本願の請求項4の発明は、交通機関運行の遅延及び見合せの運行情報を記録する運行情報データベースと接続する交通機関運行の遅延及び見合せの交通機関運行情報を管理する運行情報管理サーバと、交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻の情報を記録する経路情報データベースと接続する交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻を検索する経路検索サーバと、表示部及び利用者の交通機関乗車予定情報を記録するスケジュール記録部を有する利用者の交通機関乗車予定を管理する利用者端末と、当該運行情報管理サーバ、当該経路検索サーバ及び当該利用者端末との間を接続するネットワークと、を備える交通機関運行情報取得システムにおいて、
当該スケジュール記録部の利用者の交通機関乗車予定情報には、日付、出発時刻、出発駅、目的駅の情報を有し、当該運行情報データベースの記録情報には、運行の遅延及びその場合の遅延時間並びに運転見合せを記録する運行状況、影響開始時刻、影響終了時刻、影響開始駅及び影響終了駅、交通機関の情報を有し、当該経路情報データベースの交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻の情報には、出発駅、経由駅、到着駅、出発時刻及び到着時刻の情報を有し、当該運行情報管理サーバは、ネットワークを介し当該利用者端末に現在の交通機関運行の遅延及び見合せの交通機関運行情報を送信する運行情報送信手段を有し、
当該経路検索サーバは、ネットワークを介し当該利用者端末に利用者の乗車予定の交通機関及び経路の情報を送信する経路検索情報送信手段を有し、当該利用者端末は、当該運行情報送信手段から取得する現在の交通機関運行の遅延及び見合せの交通運行情報と当該経路情報送信手段から取得する利用者の乗車予定の交通機関及び経路の情報とを照合して利用者の乗車予定の交通機関運行に遅延及び見合せの影響が有るか無いかを判断する影響判断手段を有し、かつ、当該運行情報管理サーバに接続されている当該運行情報データベースの運行状況のデータにより交通機関運行が遅延であるか見合せであるかを判断する運行状況判断手段を有し、当該影響判断手段が、利用者の乗車予定の交通機関運行に遅延及び見合せの影響が有ると判断した場合は、当該運行状況判断手段により交通機関運行が遅延であるか見合せであるかを判断し、交通機関運行が見合せである場合、当該利用者端末は、当該運行情報データベースの遅延等記録の有する影響開始駅と影響終了駅の記録情報を当該経路検索サーバへ送信し、これを受信する当該経路検索サーバは、影響開始駅と影響終了駅の経路を使用しない代替経路及び出発時刻を検索し、この検索結果を当該利用者端末に送信し、これを受信する当該利用者端末は、当該利用者端末の当該表示部に代替経路及び出発時刻を表示することを特徴とする。
【0011】
また、本願の請求項5の発明は、交通機関運行の遅延及び見合せの運行情報を記録する運行情報データベースと接続する交通機関運行の遅延及び見合せの交通機関運行情報を管理する運行情報管理サーバと、交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻の情報を記録する経路情報データベースと接続する交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻を検索する経路検索サーバと、表示部及び利用者の交通機関乗車予定情報を記録するスケジュール記録部を有する利用者の交通機関乗車予定を管理する利用者端末と、当該運行情報管理サーバ、当該経路検索サーバ及び当該利用者端末との間を接続するネットワークと、を備える交通機関運行情報取得システムにおいて、
当該スケジュール記録部の利用者の交通機関乗車予定情報には、日付、出発時刻、出発駅、目的駅の情報を有し、
当該利用者端末は、当該ネットワークを介して接続される当該運行情報管理サーバから交通機関運行の遅延及び見合せ情報を取得する運行情報受信手段と、当該スケジュール記憶部に記録される乗車予定の交通機関情報を当該経路検索サーバに送信し、当該経路検索サーバにて検索する利用者が乗車を予定する経路及び乗車中時刻を受信する経路検索情報取得手段と、当該運行情報受信手段で取得する交通機関運行の遅延及び見合せ情報と、当該経路検索情報受信手段により取得する経路情報とを照合して利用者が乗車を予定している経路への影響を判断する影響判断手段と、を備え、当該影響判断手段において、利用者が乗車を予定している経路に影響が無いと判断した場合、その旨を表示部に当該スケジュール記録部に記録されている当該出発時刻を表示することを特徴とする。
【0012】
また、本願の請求項6の発明は、交通機関運行の遅延及び見合せの運行情報を記録する運行情報データベースと接続する交通機関運行の遅延及び見合せの交通機関運行情報を管理する運行情報管理サーバと、交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻の情報を記録する経路情報データベースと接続する交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻を検索する経路検索サーバと、表示部及び利用者の交通機関乗車予定情報を記録するスケジュール記録部を有する利用者の交通機関乗車予定を管理する利用者端末と、当該運行情報管理サーバ、当該経路検索サーバ及び当該利用者端末との間を接続するネットワークと、を備える交通機関運行情報取得システムにおいて、
当該利用者端末は、当該ネットワークを介して接続される当該運行情報管理サーバから交通機関運行の遅延及び見合せ情報を取得する運行情報受信手段と、当該スケジュール記憶部に記録される乗車予定の交通機関情報を当該経路検索サーバに送信し、当該経路検索サーバにて検索する利用者が乗車を予定する経路及び乗車中時刻を受信する経路検索情報取得手段と、当該運行情報受信手段で取得する交通機関運行の遅延及び見合せ情報と当該経路検索情報受信手段により取得する経路情報とを照合して利用者が乗車を予定している経路への影響を判断する影響判断手段とを備え、当該影響判断手段において、利用者が乗車を予定している経路に影響が無いと判断した場合、その旨を表示部に表示することを特徴とする。
【0013】
また、本願の請求項7の発明は、交通機関運行の遅延及び見合せの運行情報を記録する運行情報データベースと接続する交通機関運行の遅延及び見合せの交通機関運行情報を管理する運行情報管理サーバと、交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻の情報を記録する経路情報データベースと接続する交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻を検索する経路検索サーバと、表示部及び利用者の交通機関乗車予定情報を記録するスケジュール記録部を有する利用者の交通機関乗車予定を管理する利用者端末と、当該運行情報管理サーバ、当該経路検索サーバ及び当該利用者端末との間を接続するネットワークと、を備える交通機関運行情報取得システムにおいて、
当該スケジュール記録部の利用者の交通機関乗車予定情報には、日付、出発時刻、出発駅、目的駅の情報を有し、当該利用者端末は、当該運行情報データベースの記録情報には、運行の遅延及びその場合の遅延時間並びに運転見合せを記録する運行状況、影響開始時刻、影響終了時刻、影響開始駅及び影響終了駅、交通機関の情報を有し、当該経路情報データベースの交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻の情報には、出発駅、経由駅、到着駅、出発時刻及び到着時刻の情報を有し、
当該利用者端末は、当該ネットワークを介して接続される当該運行情報管理サーバから交通機関運行の遅延及び見合せ情報を取得する運行情報取得手段と、当該スケジュール記憶部に記録された乗車予定の交通機関情報を当該経路検索サーバに送信し、当該経路検索サーバにて検索する利用者が乗車を予定する経路及び乗車中時刻を受信する経路検索情報取得手段と、当該運行情報受信手段で取得する交通機関運行の遅延及び見合せ情報と、当該経路検索情報受信手段により取得する経路情報とを照合して利用者が乗車を予定する経路への影響を判断する影響判断手段と、当該影響判断手段において、利用者が乗車を予定する経路に影響があると判断した場合、当該運行情報管理サーバに接続されている当該運行情報データベースの運行状況のデータにより交通機関運行が遅延であるか見合せであるかを判断する運行状況判断手段と、を備え、当該運行状況判断手段により利用者が乗車を予定する経路運行に遅延があると判断する場合、スケジュール記録部に記録されている出発時刻に当該運行情報データベースの運行状況に記録されている遅延時間を減じた時刻を代替の出発時刻として当該利用者端末の表示部に表示することを特徴とする。
【0014】
また、本願の請求項8の発明は、交通機関運行の遅延及び見合せの運行情報を記録する運行情報データベースと接続する交通機関運行の遅延及び見合せの交通機関運行情報を管理する運行情報管理サーバと、交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻の情報を記録する経路情報データベースと接続する交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻を検索する経路検索サーバと、表示部及び利用者の交通機関乗車予定情報を記録するスケジュール記録部を有する利用者の交通機関乗車予定を管理する利用者端末と、当該運行情報管理サーバ、当該経路検索サーバ及び当該利用者端末との間を接続するネットワークと、を備える交通機関運行情報取得システムにおいて、
当該スケジュール記録部の利用者の交通機関乗車予定情報には、日付、出発時刻、出発駅、目的駅の情報を有し、当該運行情報データベースの記録情報には、運行の遅延及びその場合の遅延時間並びに運転見合せを記録する運行状況、影響開始時刻、影響終了時刻、影響開始駅及び影響終了駅、交通機関の情報を有し、当該経路情報データベースの交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻の情報には、出発駅、経由駅、到着駅、出発時刻及び到着時刻の情報を有し、
当該利用者端末は、当該ネットワークを介して接続される当該運行情報管理サーバから交通機関運行の遅延及び見合せ情報を取得する運行情報取得手段と、当該スケジュール記憶部に記録された乗車予定の交通機関情報を当該経路検索サーバに送信し、当該経路検索サーバにて検索する利用者が乗車を予定する経路及び乗車中時刻を受信する経路検索情報取得手段と、当該運行情報受信手段で取得する交通機関運行の遅延及び見合せ情報と、当該経路検索情報受信手段により取得する経路情報とを照合して利用者が乗車を予定する経路への影響を判断する影響判断手段と、当該影響判断手段において、利用者が乗車を予定する経路に影響があると判断した場合、当該運行情報管理サーバに接続されている当該運行情報データベースの運行状況のデータにより交通機関運行が遅延であるか見合せであるかを判断する運行状況判断手段と、を備え、当該運行状況判断手段により利用者が乗車を予定する交通機関運行が見合せであると判断した場合、当該運行情報データベースの遅延等記録の有する影響開始駅と影響終了駅の記録情報を当該経路検索サーバへ送信し、これを受信する当該経路検索サーバは、影響開始駅と影響終了駅の経路を使用しない代替経路及び出発時刻を検索し、この検索結果を受信する代替情報取得手段により取得した代替経路及び出発時刻を当該表示部に表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、交通機関の利用者は、事故等により発生している乗車予定の交通機関運行の遅延や見合わせ情報を出発駅等の交通機関に立ち寄ることなく取得でき、かつ、交通機関の運行に遅延がある場合や交通機関の運行が見合せになった場合、これらを考慮した出発時刻を直接利用者端末の表示部に表示することができるので、交通機関の利用者はその表示に基づき適切に自分の行動が取れる。これにより、交通機関の遅延や見合せによる交通機関利用者の時間的、金銭的及び心理的ストレスを低減し、社会に貢献することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態である交通機関運行情報取得システム及びその利用者端末の全体構成の概略ブロック図である。
【0017】
図1において、利用者の交通機関乗車予定を管理する利用者端末10は、表示部11及び利用者の交通機関乗車予定情報を記録するスケジュール記録部12を有している。
交通機関運行の遅延及び見合せの交通機関運行情報を管理する運行情報管理サーバ20は、
交通機関運行の遅延及び見合せの運行情報を記録する運行情報データベース21と接続している。
【0018】
交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻を検索する経路検索サーバ30は、交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻の情報を記録する経路情報データベース31と接続している。
ネットワーク40は、利用者端末10、当該運行情報管理サーバ20及び当該経路検索サーバ30と接続している。
【0019】
利用者端末10は、利用者、即ち交通機関の乗客等が利用する端末で、パーソナルコンピュータや携帯電話その他の携帯端末を使用する。表示部11には、液晶ディスプレイ(LDC)を使用する。
利用者端末10は、スケジュール記録部12と接続し、利用者の乗車予定の交通機関情報を取得する。スケジュール記録部12は、利用者の乗車予定の交通機関情報を記録するデータベースである。
【0020】
運行情報管理サーバ20は、運行情報データベース21と接続し、交通機関運行の遅延情報及び見合せ情報を取得する。運行情報データベース21は、交通機関の運行遅延情報や見合わせ情報を記録するデータベースである。
【0021】
利用者端末10は、利用者の乗車予定の交通機関情報を管理すると共に、ネットワーク40を介して運行情報管理サーバ20に接続し、交通機関運行の遅延情報及び見合せ情報を取得する。
【0022】
経路検索サーバ30は、経路情報データベース31と接続し、全国の交通機関における2駅間の経路及び乗車時間情報を管理し、全国の交通機関における2駅間の経路及び乗車時間を検索する機能を有する。
経路情報データベース31は、全国の交通機関における2駅間の経路情報すべてを記録するデータベースである。
【0023】
利用者端末10は、利用者の乗車予定の交通機関情報を管理すると共に、ネットワーク40を介して経路検索サーバ30に接続し、全国の交通機関における2駅間の経路及び乗車時間を検索する。
【0024】
図2は、本発明の一実施形態であるスケジュール記録部に記録するデータ項目を示す図である。
図2において、スケジュール記録部12は、利用者の乗車予定の交通機関情報を記録するデータベースである。
【0025】
利用者の乗車予定の交通機関情報は、日付101と、出発時刻102と、出発駅103と、目的駅104を記録する。日付101は、利用者が交通機関の利用を予定している日付を記録する。出発時刻102は、当該日付において、利用者の行動の開始が予定されている時刻を記録する。出発駅103は、交通機関利用の起点となる交通機関の駅名を記録する。目的駅104は、交通機関利用の終点となる交通機関の駅名を記録する。
【0026】
図3は、本発明の一実施形態である運行情報データベースに記録するデータ項目を示す図である。
図3において、運行情報データベース21は、当日の全国の交通機関の運行状況の遅延や見合わせの情報を記録するデータベースである。
【0027】
交通機関の遅延情報は、運行状況201と、影響開始時刻202と、影響終了時刻203と、影響開始駅204と、影響終了駅205と、交通機関206で記録する。運行状況201は、運行の遅延時間又は見合わせの発生を記録する。影響開始時刻202は、運行状況201における遅延又は見合わせが発生した時刻を記録する。影響終了時刻203は、運行状況201における遅延又は見合わせが終了する見込みの時刻を記録する。
【0028】
影響開始駅204は、運行状況201における遅延又は見合わせが発生した区間の起点となる交通機関の駅名を記録する。影響終了駅205は、運行状況201における遅延又は見合わせが発生した区間の終点となる交通機関の駅名を記録する。交通機関206は、運行状況201における遅延又は見合わせが発生した交通機関情報を記録する。
【0029】
図4は、本発明の一実施形態である経路情報データベースに記録するデータ項目を示す図である。
図4において、経路情報データベース31は、全国の交通機関における2駅間の経路情報全てを記録するデータベースである。
【0030】
経路情報は、出発駅301と、経由駅302と、到着駅303と、交通機関の運行表に基づく出発駅の出発予定時刻304と、到着予定時刻305を記録する。
【0031】
図5は、本発明の一実施形態である経路検索情報取得手段を示すフローチャートである。
図5図面を参照しながら経路検索情報取得手段(S50〜S54)について、説明する。
【0032】
図5において、利用者端末10は、スケジュール記録部12から、現在の日付に一致する日付101を持つ記録を検索する(ステップ、S50)。次に、利用者端末10は、スケジュール記録部12から、S50の検索結果に該当する全ての記録の出発時刻102、出発駅103、目的駅104を取得し、経路検索サーバ30に送信する(S51)。
【0033】
経路検索サーバ30は、利用者端末10から受信した出発時刻102に記録されている時刻と、出発駅103に記録されている駅名と目的駅104に記録されている駅名を用いて、利用者が乗車予定の交通機関及び経路を検索する(S52)。
【0034】
次に、経路検索サーバ30は、検索した利用者が当日乗車予定の全ての交通機関及び経路を利用者端末10に送信する(S53)。利用者端末10は、経路検索サーバ30から利用者の乗車予定の交通機関及び経路を受信する(S54)。
【0035】
図6は、本発明の一実施形態である影響判断手段を示すフローチャートである。
図6図面を参照しながら影響判断手段について説明する。
【0036】
図6において、利用者端末10は、運行情報データベース21から運行情報管理サーバ20を介し、当日の交通機関運行の遅延及び見合せ情報(遅延等情報等という。)を取得する(S60)。
【0037】
また、利用者端末10は、経路検索情報取得手段(S50〜S54)にて、利用者が乗車予定の交通機関及び経路を取得する(ステップ61)。
【0038】
利用者端末10は、運行情報データベース21から運行情報管理サーバ20を介し取得する記録の影響開始時刻202と影響終了時刻203間に、スケジュール記録部12に記録されている出発時刻102を含む記録が有るか無いかを判断する(S62)。
【0039】
ここで、このS62において、スケジュール記録部12の出発時刻102を、影響開始時刻202と影響終了時刻203間に該当する運行情報データベース21の記録を遅延等記録とする。S62において、遅延等記録が無い場合、利用者端末10は、利用者の乗車予定の交通機関には影響なしと判断する(S63)。
【0040】
このS62において、遅延等記録が存在する場合、利用者端末10が、運行情報データベース21から運行情報管理サーバ20を介し取得する遅延記録の交通機関206と経路検索情報取得手段(S50〜S54)から取得する交通機関を照合する(S64)。
【0041】
このS64において、不一致である場合、利用者端末10は、利用者の乗車予定の交通機関には影響なしと判断する(S65)。S64において、一致である場合、利用者端末10が、運行情報データベース21から運行情報管理サーバ20を介し取得した遅延等記録を持つ影響開始区間204と影響終了区間205の範囲と経路検索ステップにより検索する経路を照合する手段(S66)において、不一致である場合、利用者端末10は、利用者の乗車予定の交通機関には影響なしと判断する(S67)。
【0042】
S66において、一致である場合、利用者端末は、利用者の乗車予定の交通機関に影響があると判断し、代替情報算出手段へ遷移する。
【0043】
図7は、本発明の一実施形態である代替情報算出手段を示すフローチャートである。
図7図面を参照しながら代替情報算出手段(S70、71、72、73、74)について説明する。
【0044】
図7において、前記影響判断手段(図6)は、利用者端末10が、現在発生している交通遅延等が利用者の乗車予定の交通機関運行に影響があると判断した場合(S68)、利用者端末10は、運行情報データベース21から運行情報管理サーバ20を介し取得する遅延等記録が持つ運行状況201が遅延又は見合わせであるか判断する(S70)。
【0045】
このS70において、遅延であると判断する場合は、利用者端末10は、運行情報データベース21から運行情報管理サーバ20を介し取得する遅延記録が持つ運行状況201の遅延時間だけ、交通機関利用情報データベース11が持つ出発時刻102を早めて得られる代替となる出発時刻を表示する(S72)。
【0046】
このS70において、運転見合わせであると判断する場合は、利用者端末10は、運行情報データベース21から運行情報管理サーバ20を介し取得する遅延情報の影響開始区間204と影響終了区間205及び当該影響判断手段にて影響ありと判断されたスケジュール記録部12の出発駅103と目的駅104を経路検索サーバ30に送信する(S71)。
【0047】
経路検索サーバ30は、利用者端末10から受信する影響開始駅204と影響終了駅205を利用しない代替となる出発駅103から目的駅104までの代替経路及び出発時刻を検索する(S73)。
【0048】
次に、経路検索サーバ30は、S73にて検索する代替経路及び出発時刻を利用者端末10に送信する(S74)。
【0049】
利用者端末10は、経路検索サーバ30から代替経路及び出発時刻を受信し、表示部11に表示する(S75)。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の一実施形態である交通機関運行情報取得システム及びその利用者端末の全体構成の概略ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態であるスケジュール記録部に記録するデータ項目を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態である運行情報データベースに記録するデータ項目を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態である経路情報データベースに記録するデータ項目を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態である経路検索情報取得手段を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態である影響判断手段を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態である代替情報算出手段を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0051】
10 利用者端末
11 表示部
12 スケジュール記録部
20 運行情報管理サーバ
21 運行情報データベース
30 経路検索サーバ
31 経路情報データベース
40 ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
交通機関運行の遅延及び見合せの運行情報を記録する運行情報データベースと接続する交通機関運行の遅延及び見合せの交通機関運行情報を管理する運行情報管理サーバと、交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻の情報を記録する経路情報データベースと接続する交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻を検索する経路検索サーバと、表示部及び利用者の交通機関乗車予定情報を記録するスケジュール記録部を有する利用者の交通機関乗車予定を管理する利用者端末と、当該運行情報管理サーバ、当該経路検索サーバ及び当該利用者端末との間を接続するネットワークと、を備える交通機関運行情報取得システムにおいて、
当該スケジュール記録部の利用者の交通機関乗車予定情報には、日付、出発時刻、出発駅、目的駅の情報を有し、
当該運行情報管理サーバは、ネットワークを介し当該利用者端末に現在の交通機関の運行の遅延及び見合せの運行情報を送信する運行情報送信手段を有し、
当該経路検索サーバは、ネットワークを介し当該利用者端末に利用者の乗車予定の交通機関及び経路の情報を送信する経路検索情報送信手段を有し、
当該利用者端末は、当該運行情報送信手段から取得する現在の交通機関運行の遅延及び見合せの運行情報と当該経路情報送信手段から取得する利用者の乗車予定の交通機関及び経路の情報とを照合して利用者の乗車予定の交通機関運行に遅延及び見合せの影響が有るか無いかを判断する影響判断手段を有し、
当該影響判断手段が、利用者の乗車予定の交通機関運行に遅延及び見合せの影響が無いと判断した場合、当該利用者端末の表示部に当該スケジュール記録部に記録されている当該出発時刻を表示することを特徴とする交通機関運行情報取得システム。
【請求項2】
交通機関運行の遅延及び見合せの運行情報を記録する運行情報データベースと接続する交通機関運行の遅延及び見合せの交通機関運行情報を管理する運行情報管理サーバと、交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻の情報を記録する経路情報データベースと接続する交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻を検索する経路検索サーバと、表示部及び利用者の交通機関乗車予定情報を記録するスケジュール記録部を有する利用者の交通機関乗車予定を管理する利用者端末と、当該運行情報管理サーバ、当該経路検索サーバ及び当該利用者端末との間を接続するネットワークと、を備える交通機関運行情報取得システムにおいて、
当該運行情報管理サーバは、ネットワークを介し当該利用者端末に現在の交通機関の運行の遅延及び見合せの運行情報を送信する運行情報送信手段を有し、
当該経路検索サーバは、ネットワークを介し当該利用者端末に利用者の乗車予定の交通機関及び経路の情報を送信する経路検索情報送信手段を有し、
当該利用者端末は、当該運行情報送信手段から取得する現在の交通機関運行の遅延及び見合せの運行情報と当該経路情報送信手段から取得する利用者の乗車予定の交通機関及び経路の情報とを照合して利用者の乗車予定の交通機関運行に遅延及び見合せの影響が有るか無いかを判断する影響判断手段を有し、
当該影響判断手段が、利用者の乗車予定の交通機関運行に遅延及び見合せの影響が無いと判断した場合当該利用者端末の表示部にその旨表示することを特徴とする交通機関運行情報取得システム。
【請求項3】
交通機関運行の遅延及び見合せの運行情報を記録する運行情報データベースと接続する交通機関運行の遅延及び見合せの交通機関運行情報を管理する運行情報管理サーバと、交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻の情報を記録する経路情報データベースと接続する交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻を検索する経路検索サーバと、表示部及び利用者の交通機関乗車予定情報を記録するスケジュール記録部を有する利用者の交通機関乗車予定を管理する利用者端末と、当該運行情報管理サーバ、当該経路検索サーバ及び当該利用者端末との間を接続するネットワークと、を備える交通機関運行情報取得システムにおいて、
当該スケジュール記録部の利用者の交通機関乗車予定情報には、日付、出発時刻、出発駅、目的駅の情報を有し、
当該運行情報データベースの記録情報には、運行の遅延及びその場合の遅延時間並びに運転見合せを記録する運行状況、影響開始時刻、影響終了時刻、影響開始駅及び影響終了駅、交通機関の情報を有し、
当該経路情報データベースの交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻の情報には、出発駅、経由駅、到着駅、出発時刻及び到着時刻の情報を有し、
当該運行情報管理サーバは、ネットワークを介し当該利用者端末に現在の交通機関運行の遅延及び見合せの交通機関運行情報を送信する運行情報送信手段を有し、
当該経路検索サーバは、ネットワークを介し当該利用者端末に利用者の乗車予定の交通機関及び経路の情報を送信する経路検索情報送信手段を有し、
当該利用者端末は、当該運行情報送信手段から取得する現在の交通機関運行の遅延及び見合せの交通運行情報と当該経路情報送信手段から取得する利用者の乗車予定の交通機関及び経路の情報とを照合して利用者の乗車予定の交通機関運行に遅延及び見合せの影響が有るか無いかを判断する影響判断手段を有し、
かつ、当該運行情報管理サーバに接続されている当該運行情報データベースの運行状況のデータにより交通機関運行が遅延であるか見合せであるかを判断する運行状況判断手段を有し、
当該影響判断手段が、利用者の乗車予定の交通機関運行に遅延及び見合せの影響が有ると判断した場合は、当該運行状況判断手段により交通機関運行が遅延であるか見合せであるかを判断し、
交通機関運行が遅延である場合、スケジュール記録部に記録されている出発時刻に当該運行情報データベースの運行状況に記録されている遅延時間を減じた時刻を代替の出発時刻として、当該利用者端末の表示部に表示することを特徴とする交通機関運行情報取得システム。
【請求項4】
交通機関運行の遅延及び見合せの運行情報を記録する運行情報データベースと接続する交通機関運行の遅延及び見合せの交通機関運行情報を管理する運行情報管理サーバと、交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻の情報を記録する経路情報データベースと接続する交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻を検索する経路検索サーバと、表示部及び利用者の交通機関乗車予定情報を記録するスケジュール記録部を有する利用者の交通機関乗車予定を管理する利用者端末と、当該運行情報管理サーバ、当該経路検索サーバ及び当該利用者端末との間を接続するネットワークと、を備える交通機関運行情報取得システムにおいて、
当該スケジュール記録部の利用者の交通機関乗車予定情報には、日付、出発時刻、出発駅、目的駅の情報を有し、
当該運行情報データベースの記録情報には、運行の遅延及びその場合の遅延時間並びに運転見合せを記録する運行状況、影響開始時刻、影響終了時刻、影響開始駅及び影響終了駅、交通機関の情報を有し、
当該経路情報データベースの交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻の情報には、出発駅、経由駅、到着駅、出発時刻及び到着時刻の情報を有し、
当該運行情報管理サーバは、ネットワークを介し当該利用者端末に現在の交通機関運行の遅延及び見合せの交通機関運行情報を送信する運行情報送信手段を有し、
当該経路検索サーバは、ネットワークを介し当該利用者端末に利用者の乗車予定の交通機関及び経路の情報を送信する経路検索情報送信手段を有し、
当該利用者端末は、当該運行情報送信手段から取得する現在の交通機関運行の遅延及び見合せの交通運行情報と当該経路情報送信手段から取得する利用者の乗車予定の交通機関及び経路の情報とを照合して利用者の乗車予定の交通機関運行に遅延及び見合せの影響が有るか無いかを判断する影響判断手段を有し、
かつ、当該運行情報管理サーバに接続されている当該運行情報データベースの運行状況のデータにより交通機関運行が遅延であるか見合せであるかを判断する運行状況判断手段を有し、
当該影響判断手段が、利用者の乗車予定の交通機関運行に遅延及び見合せの影響が有ると判断した場合は、当該運行状況判断手段により交通機関運行が遅延であるか見合せであるかを判断し、
交通機関運行が見合せである場合、当該利用者端末は、当該運行情報データベースの遅延等記録の有する影響開始駅と影響終了駅の記録情報を当該経路検索サーバへ送信し、これを受信する当該経路検索サーバは、影響開始駅と影響終了駅の経路を使用しない代替経路及び出発時刻を検索し、この検索結果を当該利用者端末に送信し、これを受信する当該利用者端末は、当該利用者端末の当該表示部に代替経路及び出発時刻を表示することを特徴とする交通機関運行情報取得システム。
【請求項5】
交通機関運行の遅延及び見合せの運行情報を記録する運行情報データベースと接続する交通機関運行の遅延及び見合せの交通機関運行情報を管理する運行情報管理サーバと、交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻の情報を記録する経路情報データベースと接続する交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻を検索する経路検索サーバと、表示部及び利用者の交通機関乗車予定情報を記録するスケジュール記録部を有する利用者の交通機関乗車予定を管理する利用者端末と、当該運行情報管理サーバ、当該経路検索サーバ及び当該利用者端末との間を接続するネットワークと、を備える交通機関運行情報取得システムにおいて、
当該スケジュール記録部の利用者の交通機関乗車予定情報には、日付、出発時刻、出発駅、目的駅の情報を有し、
当該ネットワークを介して接続される当該運行情報管理サーバから交通機関運行の遅延及び見合せ情報を取得する運行情報受信手段と、
当該スケジュール記憶部に記録される乗車予定の交通機関情報を当該経路検索サーバに送信し、当該経路検索サーバにて検索する利用者が乗車を予定する経路及び乗車中時刻を受信する経路検索情報取得手段と、
当該運行情報受信手段で取得する交通機関運行の遅延及び見合せ情報と、当該経路検索情報受信手段により取得する経路情報とを照合して利用者が乗車を予定している経路への影響を判断する影響判断手段と、を備え、
当該影響判断手段において、利用者が乗車を予定している経路に影響が無いと判断した場合、その旨を表示部に当該スケジュール記録部に記録されている当該出発時刻を表示することを特徴とする利用者端末。
【請求項6】
交通機関運行の遅延及び見合せの運行情報を記録する運行情報データベースと接続する交通機関運行の遅延及び見合せの交通機関運行情報を管理する運行情報管理サーバと、交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻の情報を記録する経路情報データベースと接続する交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻を検索する経路検索サーバと、表示部及び利用者の交通機関乗車予定情報を記録するスケジュール記録部を有する利用者の交通機関乗車予定を管理する利用者端末と、当該運行情報管理サーバ、当該経路検索サーバ及び当該利用者端末との間を接続するネットワークと、を備える交通機関運行情報取得システムにおいて、
当該ネットワークを介して接続される当該運行情報管理サーバから交通機関運行の遅延及び見合せ情報を取得する運行情報受信手段と、
当該スケジュール記憶部に記録される乗車予定の交通機関情報を当該経路検索サーバに送信し、当該経路検索サーバにて検索する利用者が乗車を予定する経路及び乗車中時刻を受信する経路検索情報取得手段と、
当該運行情報受信手段で取得する交通機関運行の遅延及び見合せ情報と、当該経路検索情報受信手段により取得する経路情報とを照合して利用者が乗車を予定している経路への影響を判断する影響判断手段と、を備え、
当該影響判断手段において、利用者が乗車を予定している経路に影響が無いと判断した場合、その旨を表示部に表示することを特徴とする利用者端末。
【請求項7】
交通機関運行の遅延及び見合せの運行情報を記録する運行情報データベースと接続する交通機関運行の遅延及び見合せの交通機関運行情報を管理する運行情報管理サーバと、交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻の情報を記録する経路情報データベースと接続する交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻を検索する経路検索サーバと、表示部及び利用者の交通機関乗車予定情報を記録するスケジュール記録部を有する利用者の交通機関乗車予定を管理する利用者端末と、当該運行情報管理サーバ、当該経路検索サーバ及び当該利用者端末との間を接続するネットワークと、を備える交通機関運行情報取得システムにおいて、
当該スケジュール記録部の利用者の交通機関乗車予定情報には、日付、出発時刻、出発駅、目的駅の情報を有し、
当該運行情報データベースの記録情報には、運行の遅延及びその場合の遅延時間並びに運転見合せを記録する運行状況、影響開始時刻、影響終了時刻、影響開始駅及び影響終了駅、交通機関の情報を有し、
当該経路情報データベースの交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻の情報には、出発駅、経由駅、到着駅、出発時刻及び到着時刻の情報を有し、
当該ネットワークを介して接続される当該運行情報管理サーバから交通機関運行の遅延及び見合せ情報を取得する運行情報取得手段と、
当該スケジュール記憶部に記録された乗車予定の交通機関情報を当該経路検索サーバに送信し、当該経路検索サーバにて検索する利用者が乗車を予定する経路及び乗車中時刻を受信する経路検索情報取得手段と、
当該運行情報受信手段で取得する交通機関運行の遅延及び見合せ情報と、当該経路検索情報受信手段により取得する経路情報とを照合して利用者が乗車を予定する経路への影響を判断する影響判断手段と、
当該影響判断手段において、利用者が乗車を予定する経路に影響があると判断した場合、当該運行情報管理サーバに接続されている当該運行情報データベースの運行状況のデータにより交通機関運行が遅延であるか見合せであるかを判断する運行状況判断手段と、を備え、
当該運行状況判断手段により利用者が乗車を予定する経路運行に遅延があると判断する場合、スケジュール記録部に記録されている出発時刻に当該運行情報データベースの運行状況に記録されている遅延時間を減じた時刻を代替の出発時刻として当該利用者端末の表示部に表示することを特徴とする利用者端末。
【請求項8】
交通機関運行の遅延及び見合せの運行情報を記録する運行情報データベースと接続する交通機関運行の遅延及び見合せの交通機関運行情報を管理する運行情報管理サーバと、交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻の情報を記録する経路情報データベースと接続する交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻を検索する経路検索サーバと、表示部及び利用者の交通機関乗車予定情報を記録するスケジュール記録部を有する利用者の交通機関乗車予定を管理する利用者端末と、当該運行情報管理サーバ、当該経路検索サーバ及び当該利用者端末との間を接続するネットワークと、を備える交通機関運行情報取得システムにおいて、
当該スケジュール記録部の利用者の交通機関乗車予定情報には、日付、出発時刻、出発駅、目的駅の情報を有し、
当該運行情報データベースの記録情報には、運行の遅延及びその場合の遅延時間並びに運転見合せを記録する運行状況、影響開始時刻、影響終了時刻、影響開始駅及び影響終了駅、交通機関の情報を有し、
当該経路情報データベースの交通機関の2駅間の経路及び乗車中時刻の情報には、出発駅、経由駅、到着駅、出発時刻及び到着時刻の情報を有し、
当該ネットワークを介して接続される当該運行情報管理サーバから交通機関運行の遅延及び見合せ情報を取得する運行情報取得手段と、
当該スケジュール記憶部に記録された乗車予定の交通機関情報を当該経路検索サーバに送信し、当該経路検索サーバにて検索する利用者が乗車を予定する経路及び乗車中時刻を受信する経路検索情報取得手段と、
当該運行情報受信手段で取得する交通機関運行の遅延及び見合せ情報と、当該経路検索情報受信手段により取得する経路情報とを照合して利用者が乗車を予定する経路への影響を判断する影響判断手段と、
当該影響判断手段において、利用者が乗車を予定する経路に影響があると判断した場合、当該運行情報管理サーバに接続されている当該運行情報データベースの運行状況のデータにより交通機関運行が遅延であるか見合せであるかを判断する運行状況判断手段と、を備え、
当該運行状況判断手段により利用者が乗車を予定する交通機関運行が見合せであると判断した場合、当該運行情報データベースの遅延等記録の有する影響開始駅と影響終了駅の記録情報を当該経路検索サーバへ送信し、これを受信する当該経路検索サーバは、影響開始駅と影響終了駅の経路を使用しない代替経路及び出発時刻を検索し、この検索結果を受信する代替情報取得手段により取得した代替経路及び出発時刻を当該表示部に表示することを特徴とする利用者端末。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate


【公開番号】特開2009−64382(P2009−64382A)
【公開日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−233817(P2007−233817)
【出願日】平成19年9月10日(2007.9.10)
【出願人】(391002409)株式会社 日立システムアンドサービス (205)
【Fターム(参考)】