説明

人孔付接続用枡

【課題】設置場所下部の埋設物などにより枡本体が制約を受ける箇所での施工が可能な人孔付接続用枡を提供する。
【解決手段】地中に埋設される中空な枡本体2と、この枡本体2と地上とを連通する略筒状の人孔部3と、この人孔部3の上部に設けた出入口9とを備えた人孔付接続用枡1において、人孔部3を枡本体2の上角部8に接続する。人孔部3が枡本体2の上角部8側に位置するため、人孔部3を歩道52側、枡本体2を道路51側に埋設することができ、歩道52の下部に他の埋設物がある場合や、歩道幅が狭い場合でも、設置が可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力線や通信線などのケーブルを収納する人孔付接続用枡に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、地中に埋設する人孔付枡として、地中に埋設される中空な枡本体と、この枡本体と地上とを連通する略筒状の人孔部と、この人孔部の上部に設けた出入口と、この出入口に着脱可能に設ける蓋とを備えたもの(例えば特許文献1)や、有底函体をなす本体下部と、天井面を開口する人孔を有し下面が前面開口した本体上面部とを備えたもの(例えば特許文献2)や、上面が開口した断面略U字状のボックス本体と、該ボックス本体の上面開口部に設けられた蓋体とを備える地中埋設用ケーブルボックス(例えば特許文献3)などがある。
【特許文献1】特開2005−264691号公報
【特許文献2】実開昭59−105716号公報
【特許文献3】実開昭61−165031号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記の人孔枡は、いずれも枡本体の上部に人孔が設けられ、この人孔を使って枡本体内に入り、メンテナンスなどが行われる。このため、本来的には、交通規制をする必要のない歩道側に人孔を設け、この人孔の真下に枡本体を埋設することが好ましい。
【0004】
しかし、歩道の下部には、下水管,水道管やガス管などの他の埋設物が埋設されており、このように歩道の下部に埋設物がある場合や、道路において歩道幅を確保できずに歩道が幅狭な場合、歩道に設けた人孔の真下に枡本体を設置することは困難であった。
【0005】
そこで、本発明は、上記課題を解決するものであり、設置場所下部の埋設物などにより枡本体が制約を受ける箇所での施工が可能な人孔付接続用枡を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の発明は、地中に埋設される中空な枡本体と、この枡本体と地上とを連通する略筒状の人孔部と、この人孔部の上部に設けた出入口とを備えた人孔付接続用枡において、前記人孔部を前記枡本体の上角部に接続したものである。
【0007】
また、請求項2の発明は、前記枡本体は、前記上角部を挟む上面部と側面部を備え、これら上面部と側面部の前記上角部側をそれぞれ開口し、この開口に前記人孔部を接続したものである。
【0008】
また、請求項3の発明は、前記出入口の少なくとも一部は、前記上角部を挟む前記側面部より外側に位置するものである。
【0009】
また、請求項4の発明は、前記人孔部は、前記上面部と接続する傾斜側面部と、前記上角部を挟む側面部上部と接続する人孔底面部とを備えるものである。
【0010】
また、請求項5の発明は、前記人孔部の上部に縁石を設けたものである。
【発明の効果】
【0011】
請求項1の構成によれば、人孔部が枡本体の上角部側に位置するため、人孔部を例えば歩道側、枡本体を例えば道路側に埋設することができ、歩道などの設置場所の下部に他の埋設物がある場合や、歩道幅が狭い場合でも、設置が可能となる。
【0012】
また、請求項2の構成によれば、前記上角部を挟む側面部側と上面部側とがそれぞれ開口しているため、人孔部から枡本体への出入りが容易となる。
【0013】
また、請求項3の構成によれば、人孔部の出入口の一部の下には枡本体がなく、その一部の下に他の埋設物があっても、邪魔にならない。
【0014】
また、請求項4の構成によれば、上面部の開口に対応して傾斜側面部を設けると共に、側面部の開口に対応して底面部を設けることにより、人孔部から上角部の開口への移動が一層容易となる。
【0015】
また、請求項5の構成によれば、人孔部の設置と同時に縁石の設置を行うことができ、また、道路と歩道の境界となる縁石を別途に設ける場合に比べて、人孔部を道路端部に近付けて設置することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。各実施例では、従来とは異なる新規な人孔付接続用枡を採用することにより、従来にない人孔付接続用枡が得られ、その人孔付接続用枡を夫々記述する。
【実施例1】
【0017】
以下、本発明の実施例1について、図1〜図6を参照しながら説明する。同図に示すように、接続用枡1は、ほぼ箱形の枡本体2とほぼ筒状の人孔部3とからなり、これら枡本体2と人孔部3には、プレキャストコンクリート製品を用いることができる。
【0018】
前記枡本体2は、平面が略長方形形状の底面部4と、この底面部4の四方に立設した側面部5,5,6,6Aと、これら側面部5,5,6,6Aの上部を塞ぐ上面部7とを備えた箱型をなし、長手方向両側の前記側面部5は、幅寸法より高さ寸法が大きく設定されている。尚、前記側面部6,6Aは、枡本体2の幅方向両側に位置する。
【0019】
また、前記上面部7と前記側面部6との間の上角部8に、前記人孔部3を接続し、この人孔部3の上部には、地上に連通する出入口9が設けられ、図1に示すように、前記出入口9の一部は側面部6の外面より外側に位置し、この例では、円形の出入口9のほぼ2分の1程度が、側面部6の外面より外側に位置している。言い換えれば、側面部6の外面より筒部21の内面が外側に位置している。前記人孔部3の接続箇所において、前記上角部8の一部を切り取るようにして、前記上面部7の上角部8側に上面開口部10を形成すると共に、前記側面部6の上角部8側に側面開口部11を形成し、これら上面開口部10と側面開口部11は連通する。この例の人孔部3は略円筒形であり、図3及び図5に示すように、上面開口部10は半円開口部10Aに長方形の開口部を加えた形状であり、図2及び図5に示すように、側面開口部11は長方形形状である。
【0020】
また、前記出入口9には、鋼製の蓋受枠12が設けられ、この蓋受枠12に鋼製などの蓋体13が着脱可能に設けられている。尚、蓋体13及び蓋受枠12は、鋼製以外でも、コンクリート製など各種の材質のものを用いることができる。
【0021】
前記人孔部3は、円筒形の筒部21と、この筒部21の上側を残して該筒部21の平断面を略2分の1だけ切欠いた切欠き開口部22と、この切欠き開口部22と前記半円開口部10Aとを斜めに連結する傾斜側面部23とを備え、前記切欠き開口部22の周方向両側の縦縁部22A,22Aを前記側面開口部11の縦縁部に連結し、前記側面部6の外側に位置する前記筒部21の底面を、略半円状の人孔底面部24により閉塞し、この人孔底面部24には、前記側面開口部11の底部に連結する連結部24Aが形成されている。
【0022】
前記人孔部3の内面には、略コ字状のステップ31が多段に設けられ、これらステップ31は、枡本体2の外側位置に設けられ、図2に示すように、その人孔部3のステップ31に連続するように、側面部6の内面にもステップ31Aが設けられている。また、そのステップ31Aに上部を連結した梯子32が斜めに設けられ、この梯子32の下端な前記底面部4上に載置されている。
【0023】
また、側面部6,6A内面の適宜箇所には、ケーブル類を支持する片持ち状のブラケット33が多段に設けられている。そして、電力線,通信線などの各種のケーブル類や、水道,ガスなどの各種の管類を、前記ブラケット33上に載置して引き回したり、それらの接続作業を行ったりすることができる。
【0024】
また、側面部6,6Aの適宜箇所には、該側面部6,6Aの内外面に凹部を形成してなる薄肉部34が複数形成され、これら薄肉部34は、削ったり打ち破ったりして開口するノックアウト部である。また、前記底面部4の適宜箇所には、該底面部4の内面に凹部を形成してなる薄肉部35が複数形成されている。また、枡本体1には適宜箇所に吊り受具36を設け、この吊り受具36にフックなどの吊り具(図示せず)を係止して該枡本体1の部材を吊り下ろしできるようになっている。
【0025】
図3に示したように、前記枡本体2は、複数の分割枡体41,42,42と分割された板状の前記側面部5,5とからなり、それら分割枡体41,42,42と側面部5,5とを接続具(図示せず)により連結して一体化する。そして、前記分割枡体42,42は同形であり、用いる分割枡体42の数により、枡本体2の長さを調整できる。尚、分割枡体42,42は、同形以外でも、寸法などが異なるものでもよい。また、枡本体2は、複数の分割枡体41,42,42に分割しない一体型ものでもよい。
【0026】
また、分割枡体41に、工場にて前記人孔部3を一体に形成してもよく、あるいは、前記分岐枡体41に前記人孔部3を接続具(図示せず)により接続一体化してもよい。
【0027】
図1及び図2に示すように、枡本体2の下部には、本体基礎43が設けられ、この本体基礎43は、砕石により形成した透水性を有する基礎砕石層44と、この基礎砕石層44の上に設けたコンクリート版などからなる敷板45とからなり、この敷板45と前記底面部4の下面との高さ調整用の隙間には、充填したモルタルなどの充填材が硬化してなる充填材層46が設けられている。また、前記底面部4の薄肉部35に対応して、前記敷板45に貫通孔47を形成し、前記薄肉部35と充填材層46を削るなどして開口し、水抜き孔48を形成することができる。これにより枡本体2内に万一雨水などが浸入しても、その水抜き孔48から排水することができる。
【0028】
また、前記人孔部3の人孔底面部24の下には人孔基礎49を設け、この人孔基礎49は、砕石により形成した透水性を有する基礎砕石層44Aと、この基礎砕石層44Aと人孔基礎49との間に設けた充填材層46Aとからなり、この充填材層46Aとしては、モルタルにより形成した敷モルタルなどが例示される。
【0029】
そして、図1に示すように、道路51と歩道52の一部の地中に前記接続用枡1を埋設し、人孔部3の出入口9が歩道52に位置するように配置する。
【0030】
このように接続用枡1を設置することにより、道路51の通行規制を行うことなく、歩道52から安全に枡本体2内に入ってメンテナンスなどを行うことができる。その際、上角部8は、上面開口部10と側面開口部11が連続して開口し、人孔部3には傾斜側面部23が形成されているから、人孔部3から枡本体2への出入りが容易となり、また、昇降手段たる梯子32を設けたから、昇降が容易となる。
【0031】
また、人孔部3の下部には、基礎たる人孔基礎49を設けたから、上から荷重が加わっても、人孔部3が強度的に安定したものとなる。また、人孔底面部24は、連結部24Aにより側面開口部11に一体に連結されているから、人孔底面部24に加わる荷重を側面部6により支持できる。
【0032】
このように本実施例では、請求項1に対応して、地中に埋設される中空な枡本体2と、この枡本体2と地上とを連通する略筒状の人孔部3と、この人孔部3の上部に設けた出入口9とを備えた人孔付接続用枡1において、人孔部3を枡本体2の上角部8に接続したから、人孔部3が枡本体2の上角部8側に位置するため、人孔部3を例えば歩道52側、枡本体2を例えば道路51側に埋設することができ、設置場所である歩道52の下部に他の埋設物がある場合や、歩道幅が狭い場合でも、設置が可能となる。
【0033】
このように本実施例では、請求項2に対応して、枡本体2は、上角部8を挟む上面部7と側面部6を備え、これら上面部7と側面部6の上角部8側をそれぞれ開口し、この開口に人孔部3を接続したから、上角部8を挟む側面部6側と上面部7側とがそれぞれ開口しているため、人孔部3から枡本体2への出入りが容易となる。
【0034】
このように本実施例では、請求項3に対応して、出入口9の少なくとも一部は、上角部8を挟む側面部6より外側に位置するから、人孔部3の出入口9の一部の下には枡本体2がなく、その一部の下に他の埋設物があっても、邪魔になることがない。
【0035】
このように本実施例では、請求項4に対応して、人孔部3は、上面部7と接続する傾斜側面部23と、上角部8を挟む側面部6上部と接続する人孔底面部24とを備えるから、上面部7の上面開口部10に対応して傾斜側面部23を設けると共に、側面部6の側面開口部11に対応して人孔底面部24を設けることにより、人孔部3から上角部8の開口への移動が一層容易となる。
【実施例2】
【0036】
図7〜図9は、本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述すると、この例では、人孔部3の断面が長方形形状であり、図9に示すように、上面開口部10は長方形形状に開口している。前記人孔部3は、角筒状の筒部21と、この筒部21を前記上角部8に対応して切欠いた前記切欠き開口部22と、この切欠き開口部22と長方形形状の前記上面開口部10とを斜めに連結する傾斜側面部23Aとを備え、前記切欠き開口部22の周方向両側の縦縁部22A,22Aを、前記側面開口部11を挟む側面部6の外面に連結すると共に、その切欠き開口部22に横方向の縁部を、前記側面開口部11を挟む上面部7の外面に連結し、前記側面部6の外側に位置する前記筒部21の底面を、略長方形状の人孔底面部24により閉塞し、この人孔底面24の連結部24Aを前記側面開口部11に連結する。
【0037】
また、人孔部3の上部に設ける蓋受枠12及び蓋体13も長方形形状をなす。
【0038】
このように本実施例においても、人孔部3が枡本体2の上角部8側に位置するため、人孔部3を歩道52側、枡本体2を道路51側に埋設することができ、歩道52の下部に他の埋設物がある場合や、歩道幅が狭い場合でも、設置が可能となり、上記実施例1と同様な作用・効果を奏する。
【実施例3】
【0039】
図10は、本発明の実施例3を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。尚、以下の実施例3〜実施例7は、いずれも上記実施例1と実施例2の変形例である。
【0040】
同図に示すように、人孔部3の出入口9を歩道52の道路51側に埋設し、蓋受枠12と蓋体13が歩道52とほぼ面一になるように配置し、歩道52の端部には、道路51と歩道52とを仕切る縁石53が設けられている。この縁石53の下方で前記上面部7の上方に、砕石により基礎砕石層44Bを形成し、この基礎砕石層44Bに現場打ちコンクリートにより、前記縁石53と一体化する平板部54を形成し、この平板部54の上面は道路51の傾斜にほぼ沿って形成されている。また、図10のように、側面部6の上部が開口した側面開口部11が形成され、このように側面開口部11は、少なくとも上面部7の内面位置より下方まで開口することが好ましい。
【0041】
このように本実施例においても、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
【実施例4】
【0042】
図11は、本発明の実施例4を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。同図に示すように、実施例1,2に比べて、高さ寸法の大きな人孔部3を備える例を示し、傾斜側面部23又は傾斜部23Aを長く設定することにより、出入口9の2分の1以上が、側面部6の外面より外側に位置している。
【0043】
このように本実施例においても、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
【実施例5】
【0044】
図12は、本発明の実施例5を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。同図に示すように、人孔部3の道路側上部に、プレキャスト製品である縁石ブロック55を一体に設けた例を示し、この縁石ブロック55は、前記人孔部3の上端面3Jで蓋受枠12に一体に設けられている。尚、人孔部3の筒部21の道路側を他の部分より肉厚にすることにより、道路側の上端面3Jを幅広に形成し、該上端面3J上に前記縁石ブロック55を一体に設けている。
【0045】
このように本実施例においても、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。また、この例では、請求項5に対応して、人孔部3の上部に縁石たる縁石ブロック55を設けたから、人孔部3の設置と同時に縁石ブロック55の設置を行うことができ、また、道路51と歩道52の境界となる縁石ブロック55を別途に設ける場合に比べて、人孔部3を道路端部に近付けて設置することができる。
【実施例6】
【0046】
図13は、本発明の実施例6を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。同図に示すように、人孔部3の道路側上部に縁石ブロック55を一体に設けた例を示し、この縁石ブロック55は、前記人孔部3の上端面で蓋受枠12に一体に設けられている。
【0047】
このように本実施例においても、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
【実施例7】
【0048】
図14は、本発明の実施例7を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。同図に示すように、人孔部3を道路51の端部に埋設し、その人孔部3の上端面を道路51の傾斜に合わせて形成している。
【0049】
また、前記縁石53の下部には、砕石により基礎砕石層44Cを形成し、この基礎砕石層44Cに現場打ちコンクリートにより基礎板部54Aを形成し、この基礎板部54A上に前記縁石53が設けられている。
【0050】
このように本実施例においても、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
【0051】
尚、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では、設置場所として道路と歩道との間に設ける例を示したが、道路と民間地との間などに設けてもよく、この場合も民間地側に出入口を設けることができ、このように接続用枡の設置場所は適宜選定可能である。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明の実施例1を示す道路幅方向の縦断面図である。
【図2】同上、一部を断面にした正面図である。
【図3】同上、分解した状態の平面図である。
【図4】同上、斜視図である。
【図5】同上、分解斜視図である。
【図6】同上、要部の縦断面図である。
【図7】本発明の実施例2を示す道路幅方向の縦断面図である。
【図8】同上、一部を断面にした正面図である。
【図9】同上、平面図である。
【図10】本発明の実施例3を示す道路幅方向の縦断面図である。
【図11】本発明の実施例4を示す道路幅方向の縦断面図である。
【図12】本発明の実施例5を示す道路幅方向の縦断面図である。
【図13】本発明の実施例6を示す道路幅方向の縦断面図である。
【図14】本発明の実施例7を示す道路幅方向の縦断面図である。
【符号の説明】
【0053】
1 接続用枡
2 枡本体
3 人孔部
4 底面部
6 側面部(上角部を挟む上角部)
7 上面部
8 上角部
9 出入口
10 上面開口部
11 側面開口部
21 筒部
23,23A 傾斜側面部
24 人孔底面部
51 道路
52 歩道(設置場所)
53 縁石
55 縁石ブロック(縁石)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地中に埋設される中空な枡本体と、この枡本体と地上とを連通する略筒状の人孔部と、この人孔部の上部に設けた出入口とを備えた人孔付接続用枡において、前記人孔部を前記枡本体の上角部に接続したことを特徴とする人孔付接続用枡。
【請求項2】
前記枡本体は、前記上角部を挟む上面部と側面部を備え、これら上面部と側面部の前記上角部側をそれぞれ開口し、この開口に前記人孔部を接続したことを特徴とする請求項1記載の人孔付接続用枡。
【請求項3】
前記出入口の少なくとも一部は、前記上角部を挟む前記側面部より外側に位置することを特徴とする請求項1又は2記載の人孔付接続用枡。
【請求項4】
前記人孔部は、前記上面部と接続する傾斜側面部と、前記上角部を挟む側面部上部と接続する人孔底面部とを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の人孔付接続用枡。
【請求項5】
前記人孔部の上部に縁石を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の人孔付接続用枡。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2008−231797(P2008−231797A)
【公開日】平成20年10月2日(2008.10.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−73653(P2007−73653)
【出願日】平成19年3月20日(2007.3.20)
【出願人】(390004938)羽田コンクリート工業株式会社 (14)
【出願人】(507087638)有限会社イーエスケー (3)
【Fターム(参考)】