説明

人工膣に適合可能な動物精液の収集のための装置

動物精液の収集のための装置は人工膣(V)に適合可能な硬い枠(2)を含み、この枠にろ過手段(3)及び収集容器(4)が固着され、ろ過手段(3)は収集容器(4)の内側に配置されている。ろ過手段は好ましくは円錐形のろ過袋を形成し、それが“タピオカ”を止め置くことを可能とし、かつ精子を含む“リッチ画分”を含む精液の液体画分を収集容器(4)中に通過させることを可能とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は動物精液の収集に関する。それは目的として動物精液の収集のための新規な装置を持ち、それは人工膣に適合可能であり、かつ収集された動物精液のろ過を可能とする。この収集装置は好ましくは使い捨てのためである。
【背景技術】
【0002】
例えば豚、牛、馬、うさぎ等のような動物の精液の試料を取るために、動物の陰茎を刺激することを可能としかつその射精を起こす人工膣を使用することが現在慣例である。
【0003】
現在、人工膣の多数の変形例があり、それらの構造は幾分複雑であり、かつ精液試料が望まれる動物種に一般的に適合されている。
【0004】
例えば、ヨーロッパ特許出願EP 0699422では、ポリウレタン、ポリエチレンまたはシリコーンの非毒性発泡チューブから作られた、非常に簡単な構造の使い捨て人工膣が提案されている。
【0005】
より精巧な人工膣も知られており、それは特に水または空気のような流体により供給された可変圧力室による陰茎の自動刺激を可能とする。
【0006】
例えば、国際特許出願WO 02/13723は、気密空気室を与えかつ脈動による動物の陰茎の局所化された刺激を可能とする人工膣を開示する。
【0007】
フランス特許FR 946822は、水または空気により満たされた加圧室を与える動物精液の収集のための人工膣の実施態様の別の既知の変更例を記載する。
【0008】
動物精液の収集のために使用される人工膣の構造がどうであれ、この人工膣と、精液が人工膣を出るとき精液が中に流れ込む収集システムとを組合せることが必要である。
【0009】
上に引用されたヨーロッパ特許出願EP 0699422では、この収集システムは例えば(図1)発泡人工膣の管状端部中にはめられる円筒状チューブである。この収集チューブは具体的には、採取された精液が中に流れ込む円錐形部によって人工膣の反対側で閉じられた円筒状部を含む。実施態様の別の形(図2)では、収集システムは二つの部分:両端が開放しかつ人工膣の出口にはめられた円筒状チューブ及び別個の容器からなる。
【0010】
上に引用されたフランス特許FR 946822では、収集システムは人工膣のチューブの端部に挿入されかつひもにより所定位置に保たれた硬い容器である。
【0011】
動物精液は本質的に二つの異なる物質:液体物質と一種のゲルを形成しかつ普通“タピオカ”と呼ばれる物質;を含む。液体物質は本質的に三つの液体画分を含む:第一液体画分は細菌を含む尿から本質的に作られている;第二液体画分は、普通“リッチ画分”とも呼ばれ、精子を含むクリーム状液体である;第三液体画分はいわゆる“精漿”であり、それはリッチ画分の精子に栄養を与える。いわゆるリッチ画分は収集段階後の人工授精のために有用な画分である。一方、“タピオカ”は授精のためには無用である。従って、精液の液体画分から“タピオカ”を分離することが必要である。
【0012】
上に引用したフランス特許FR 946822の実施態様の変形例(図2)では、この分離を人工膣と精液のための容器との間に挿入されたチューブ内に“タピオカ”のための排出口を設けることにより実行することが提案されている。国際特許出願WO 02/13723では、人工膣の出口と精液のための容器(ゴブレット形式の)との間にろ過器を挿入する提案がなされている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明は、人工収集膣に適合可能でありかつ動物精液をろ過することを可能とする、動物精液の収集のための新規な装置を提案する主目的を持つ。
【0014】
本発明の補助的な目的は、動物精液の、特にその液体画分の外部要素との、特に収集を取り扱うオペレーターとの及び/または動物との及び/または汚染されているかもしれない周辺空気との接触の如何なる危険も避けることを可能とする、動物精液の収集のための装置を提案することであり、かくして収集操作の衛生状態を改善することである。
【0015】
本発明の別の補助的な目的は、ろ過手段の“タピオカ”による詰まりの危険を避ける動物精液の改善されたろ過を持つ、動物精液の収集のための装置を提案することである。
【0016】
本発明の別の補助目的は、動物精液の収集のための使い捨て装置を提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0017】
上述の目的の全てまたは一部は、添付の特許請求の範囲の主題である収集装置により達成される。
【0018】
本発明の動物精液の収集のための装置は主として人工膣に適合可能な枠を含み、この枠にろ過のための手段及び収集容器が固着され、このろ過手段は収集容器の内側に配置されている。
【0019】
このようにして、本発明の装置の枠は二重の機能を満たす:それはこの装置を人工膣の出口に容易にかつ迅速に適合させることを可能とする;それはろ過手段のため及び収集容器のための共通支持体としての役目を果す。
【0020】
本発明は目的として人工膣及び動物精液の収集のための装置の両方を持ち、収集装置は好ましくは除去可能な方式で人工膣に適合可能である。
【0021】
図面の簡略説明
本発明の他の特徴及び利点は本発明の実施態様の好適変形例の以下の詳細な説明を読めばより明確に明らかとなるであろう。この説明は本発明の非限定的かつ非網羅的例としてかつ添付の図面を参照して与えられる。図面において:
【0022】
− 図1は本発明の実施態様の好適変形例に従って設計された収集装置の、かつ前記収集装置と組立てられるように設計された人工収集膣のチューブ状端(出口)の透視図であり、
【0023】
− 図2は図1の収集装置の枠を構成する部分の透視図であり、
【0024】
− 図3は図2の枠の面III−IIIの縦断面図であり、
【0025】
− 図4は図2の枠の面IV−IVの縦断面図であり、
【0026】
− 図5は図1の収集装置の固着リングの透視図であり、
【0027】
− 図6は図5の固着リングの及び図1の装置の適合リングの断面図の詳細であり、及び
【0028】
− 図7は収集装置の及び図1の人工膣の、それらが組立てられたときの縦断面図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
図1には動物精液の収集のための装置1の実施態様の好適変形例の図が示されており、それは使い捨てのためであり、かつそれは動物精液が人工収集膣Vから出てくるときに動物精液を回収するようにこの膣に適合可能である。図7は人工膣Vと組立てられた収集装置1を概略的に示す。この膣Vの構造は本発明のためには重要でないことが分かっているので、図1と7では膣Vは非常に概略的な方式でチューブ状要素により示されている。本発明は実際、動物(特に、豚、牛、馬、うさぎ等)の陰茎を刺激することを可能とする如何なる形式の人工収集膣によっても実施されることができる。例えば、収集装置1は例えばフランス特許FR 946822に記載された形式の非常に簡単な構造の使い捨て手動人工膣に適合されるように設計されることができる。収集装置1はまた例えば国際特許出願WO 02/13723に記載された形式のより精巧な人工膣に適合されるように設計されることができる。
【0030】
図1を参照すると、収集装置1は硬い枠2、ろ過手段3、容器4、及び固着リング5を含む。
【0031】
図2を参照すると、硬い枠2は人工膣からの動物精液の流れ(矢印F)のための内部通路21を画定する適合リング20、及び精液の流れの方向に延びる略U形状をしている補強材22から作られている。図7を参照すると、一旦適合リング20が人工膣Vの出口に取付けられると、内部通路21は人工膣Vの内部中空部と連通しかつ内部中空部に延びる。
【0032】
適合リング20の形状寸法は、収集装置1が取付けられる人工収集膣Vの出口の形状寸法の関数として決定される。膣Vの出口が円筒状である環境では、リング20は円形断面を与える。しかし、本発明は円形断面を持つリングの実施に限定されず、前記リングは精液の流れのための通路を画定しかつ本発明の収集装置が取付けられる人工収集膣の出口に適合された形状寸法を与える如何なる適合部によっても置き換えられることができる。
【0033】
図の実施態様の例では、適合リング20はその外壁20bに、二つの正反対に対向した組立て留め具23を含む。図1を参照すると、これらの組立て留め具23は、迅速なバヨネット式組立てを可能とするように、人工膣V内に設けられた切欠きDと一緒に作動するように設計されている。本発明は迅速組立て手段のこの特別な構造に限定されず、留め具23と切欠きDはリング20の膣Vに関しての移動の妨害を可能とする如何なる既知の形式の迅速組立て手段によっても置き換えられることができる。例えば、実施態様の別の変形例では、リング20の人工膣Vとの組立ては締付けと一緒の簡単なはめ込みにより得られることができる。
【0034】
より好ましくは、枠2(適合リング20/補強材22/留め具23)は例えばプラスチックから作られた一体片部品である。
【0035】
図3を参照すると、ろ過手段3はろ過袋を形成する織物、特に不織布から作られたろ過媒体から作られる。これらのろ過手段3の機能は“タピオカ”をろ過袋の内側に止め置くこと、及び精子を含む“リッチ画分”を含む精液の液体画分を収集容器4中に通過させることである。不織布を構成する繊維の形式は本発明のためには重要ではない。不織ろ過布3の繊維は例えばポリプロピレン、ポリエチレン等から作られた合成繊維、及び/または天然綿繊維、及び/またはビスコース形式の人造繊維であることができる。ろ過を実現するための不織布の使用は使い捨てフィルターを最も効果的に製造可能とする。しかし、本発明は不織布の使用に限定されない。不織ろ過布3はタピオカを残りの動物精液から分離することを可能とする如何なる均等なろ過手段によっても置き換えられることができる。
【0036】
特に、不織ろ過布3は例えば、適合リング20の内壁20aの全周に渡って接着及び/または結合されることにより、及びU形状補強材22の腕22a、22b及び22cに接着及び/または結合されることにより、枠2に固着される。より好ましくは、製造を簡易化するために、不織布3は互いに対称的な二つの同一部分30,31から形成される。枠2は不織ろ過布3により最も効果的にろ過円錐(図3)を形成することを可能とする。このろ過円錐は適合リング20の内部に相当する円形部の精液の入口のための開口を含む。
【0037】
補強材22はろ過袋3の形状を最も効果的にその全高hに渡って維持することを可能とする。
【0038】
より好ましくは、図4を参照すると、補強材22のUの底を形成する腕22aの長さ(l)は適合リング20の内径よりわずかに小さく、かつ補強材22の二つの正反対に対向する側腕22bと22cは適合リング20の方向に互いに関してわずかに末広がりとなっており、それがろ過袋3にじょうご(円錐)形状を付与することを可能とする。しかし、本発明は末広がりの側腕を持つU形状補強材に限られず、ろ過袋の形状をその全高に渡って維持することを可能とする如何なる形式の補強材によっても置換されることができる。特にかつ非網羅的に、実施態様の別の変形例では、補強材22の二つの側腕22bと22cは略平行であることができる。
【0039】
容器4は最も効果的には例えばプラスチックから作られた使い捨ての柔軟な収集袋である。図1を参照すると、この収集袋4は、管状形状を持ち、一端40で開放され、対向端41で閉じられている。この収集袋4は適合リング20の外壁20bに固着されることによりこのリング20上にかぶせられる。このようにしてろ過袋3は収集袋4の内側に収容され、二つの袋3と4は互いに固定されていない。
【0040】
特に、添付の図面に示された実施態様の好適例では、収集袋4の適合リング20への固着は、適合リング20上にかぶせられそれに固着される固着リング5により実現され、収集袋4は二つのリング20と5上にかぶせられかつそれらの間にくさび留めされる。
【0041】
特に、図2,5及び6を参照すると、適合リング20に関して固着リング5の所定位置での固定を可能とするように、適合リング20の外壁20bに設けられた周辺溝20cと一緒に作動する二つの正反対に対向した内部突起50を固着リング5は含む。図5では、二つの突起50の一つのみが見え、他方の対向する突起は隠れている。
【0042】
収集装置の製造は次の方法でなされる。図3のろ過円錐が製造される(不織ろ過布3の枠2への組立て)。次に、収集袋4がそれをこのろ過円錐の枠2の適合リング20上へかぶせることにより配置される。次いで、突起50がリング20の溝20cの内側に配置されるような方式で固着リング5が適合リング20上にそれをかぶせかつはめ込むことにより所定位置に置かれる。収集袋4は二つのリング20と5の間にくさび留めされることにより固定される。簡素化のために、収集袋4は図6に示されていないことは注目されるべきである。
【0043】
突起50と溝20cは収集袋4を適合リング20に密封的に固着可能とする如何なる均等手段によっても置換されることができる。例えば、かつ非網羅的に、本発明の実施態様の別の変形例では、固着リング5は省略されることができ、かつ収集袋4を適合リング20に接着及び/または熱封止することにより置き換えられることができる。
【0044】
より好ましくは、収集袋4は適合リング20に接近して配置された周囲予備切り放し線42(図1)を含み、この周囲予備切り放し線は、一旦動物精液が収集されたら収集袋4を二つの部分に容易に分離することを可能とする。
【0045】
添付の図面に関して実施態様の好適変形例が述べられた本発明の収集装置1は以下の方法で使用される。
【0046】
動物精液の収集操作に先立ち、収集装置1が人工収集膣Vに組立てられる。人工膣Vは動物(豚、牛、うさぎ等)の陰茎上にかぶせられ、この人工膣Vにより自明の方法で動物の陰茎を刺激することにより動物精液の試料採取の通例の操作が実行される。人工膣の形式に応じて、刺激は手動的または自動的(流体により供給された加圧室)であることができる。
【0047】
動物がその精液を射精により放出したら、精液は本発明の収集装置のろ過円錐(2,3)の内側に流れ込む。動物精液の射精が終わったら、収集装置1を備えた人工膣Vが回収され、かつもし必要なら、動物精液の全てが重力により収集装置1のろ過円錐(2,3)中に流入させられる。ろ過円錐の不織布フィルター3は“タピオカ”を止め置き、生殖精子を含む“リッチ画分”を含む精液の液体画分を通過可能とする。前記液体画分は重力により不織布フィルターを通過することにより収集袋4中に流れ込む。
【0048】
特に、不織ろ過布3は枠2により所定形状に保たれており、“タピオカ”はフィルターを詰まらせることなく最も効果的に不織布フィルター3の底に(すなわち枠2の腕22aの領域に)落ちて蓄積する。不織布フィルター3の底の“タピオカ”のこの蓄積は精液の液体画分のフィルターの不織布壁を通しての通過に対して障害を作らない。かくして、例えば不織布またはその均等物から作られたろ過袋が形状を保つことなく柔軟な収集袋の内側に固着されている技術解決に比べて、“タピオカ”による詰まりの形成の危険を避けることによりろ過が改善される。
【0049】
精液の液体画分の全体が不織布フィルター3を通過したら、収集袋4は、液体画分を含む袋4の部分であって予備切り離し線42の下に位置した袋4の部分を分離するように、予備切り放し線42に従って手動で切り放される。精液の液体画分(“リッチ画分”を含む)の収集操作はそのとき終わる。最も効果的には、全てのこれらの収集操作は、動物精液の人工膣及び収集装置の外部の要素との、特に収集を実施するオペレーターとの、及び/または動物との、及び/または汚染されているかもしれない周辺空気との接触の如何なる危険も避けることにより最適衛生状態下に実施される。
【0050】
本発明の収集装置1が図1に示された例のように、人工膣に関して取外しできる場合、上述の収集操作が実施されたら、“タピオカ”を含む収集装置1は回収され、この装置が使い捨て用である場合それは捨てられる。
【0051】
人工膣が使い捨て用でなく、再使用されるべきである場合、及び/または新使用のために収集装置1を回収することが望ましい場合、本発明の収集装置1が人工膣に関して取外し可能であることが重要である。他の場合(使い捨て収集装置及び使い捨て人工収集膣)、収集装置1が人工膣Vに関して取外し可能であることは必要でない。
【0052】
本発明は添付の図面に関して詳細な方式で述べられた実施態様の好適変形例に限定されず、添付の特許請求の範囲により包含された実施態様の他のいずれの変形例にまで広げられる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の実施態様の好適変形例に従って設計された収集装置の、かつ前記収集装置と組立てられるように設計された人工収集膣のチューブ状端(出口)の透視図である。
【図2】図1の収集装置の枠を構成する部分の透視図である。
【図3】図2の枠の面III−IIIの縦断面図である。
【図4】図2の枠の面IV−IVの縦断面図である。
【図5】図1の収集装置の固着リングの透視図である。
【図6】図5の固着リングの及び図1の装置の適合リングの断面図の詳細である。
【図7】図7は収集装置の及び図1の人工膣の、それらが組立てられたときの縦断面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
動物精液の収集のための装置(1)において、それが枠(2)を含み、この枠が人工膣(V)に適合可能であり、かつこの枠に対してろ過手段(3)及び収集容器(4)が固着され、ろ過手段(3)が収集容器(4)の内側に配置されることを特徴とする装置。
【請求項2】
枠(2)が人工膣(V)へのその適合のための迅速組立て手段(23)を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
ろ過手段(3)が織物材料から作られていることを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
ろ過手段(3)が不織布から作られていることを特徴とする請求項3に記載の装置。
【請求項5】
枠(2)がろ過手段(3)の形状をそれらの全高(h)に渡って維持することを可能とする補強材(22)を含むことを特徴とする請求項1から4の一つに記載の装置。
【請求項6】
枠(2)が、動物精液の流れのための通路(21)を画定する適合部(20)、及び精液の流れの方向に延びる補強材(22)を含むこと、ろ過手段(3)がこの適合部の内壁(20a)に及び補強材(22)に固着されること、及び収集容器(4)が枠(2)上にかぶせられかつ適合部(20)の外壁(20b)に固着されることを特徴とする請求項1から5の一つに記載の装置。
【請求項7】
適合部(20)及び補強材(22)が同じ一体片部品から作られていることを特徴とする請求項6に記載の装置。
【請求項8】
補強材(22)がU形状を呈することを特徴とする請求項5から7の一つに記載の装置。
【請求項9】
ろ過手段(3)が略円錐形のろ過袋を形成することを特徴とする請求項1から8の一つに記載の装置。
【請求項10】
装置が外部固着リング(5)を含み、それが適合部(20)上にかぶせられかつそれに固着され、収集容器(4)が固着リング(5)と適合部(20)間の所定位置で封鎖されることを特徴とする請求項6から9の一つに記載の装置。
【請求項11】
固着リング(5)が枠の適合部(20)上にはめられかつ締付けられることを特徴とする請求項10に記載の装置。
【請求項12】
枠(2)、及び固着リングが存在する場合は固着リング(5)がプラスチックから作られることを特徴とする請求項1から11の一つに記載の装置。
【請求項13】
収集容器(4)がその端部の一つ(40)で開放した柔軟な袋であることを特徴とする請求項1から12の一つに記載の装置。
【請求項14】
収集容器(4)の袋が二つの部分へのその分離のための周囲予備切り放し線(42)を含むことを特徴とする請求項13に記載の装置。
【請求項15】
装置が使い捨てのためのものであることを特徴とする請求項1から14の一つに記載の装置。
【請求項16】
人工膣(V)と請求項1から15のいずれか一つに記載の動物精液の収集のための装置(1)において、収集装置(1)が好ましくは除去可能な方式で人工膣(V)に適合可能であることを特徴とする人工膣と装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2008−545496(P2008−545496A)
【公表日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−515300(P2008−515300)
【出願日】平成17年6月8日(2005.6.8)
【国際出願番号】PCT/IB2005/002314
【国際公開番号】WO2006/131781
【国際公開日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【出願人】(507404329)