説明

人工衛星原理実験装置

【課題】人工衛星の原理が、リアルに表わせる、本物の地球の引力を利用した実験装置をつくる。
【解決手段】地球儀のまわりを振り子の重りがまわせるようにした装置をつくる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、人工衛星の飛行原理を、地球儀と振り子を用いて、実際に地球の引力を使って、実験する、人工衛星原理実験装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の人工衛星実験装置には、地球の引力を表わす中央に行くほど、へこみが強くなった板面の上に、球をころがすものがあった。
又、板面は平面で、中央に電磁石を置き、そのまわりをドライアイスパックをまわすものがあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の人工衛星実験装置には次のような欠点があった。
イ)、人工衛星が板面上を移動するので宇宙を飛行する実感がない。
ロ)、振り子ではなく手でフリーハンドでひものついたおもりをまわすものがあった。この場合、地球の引力と人工衛星の速度で成り立っている飛行原理が表わせず、原理の意味がわかりにくい。
本発明はこれらの欠点を除くため、なされた。
【課題を解決するための手段】
【0004】
地球儀のまわりを地球儀の中心上部から吊り下げられた振り子の重りが、まわせるようにする装置を作成する。
【発明の効果】
【0005】
図2は振り子の支点上部から地球儀を見下した図である。これは、理科の教科書にある人工衛星の原理説明図に、にている。
本発明はこの原理説明を実際に地球の引力を用いて、分かりやすく、実験できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下本発明の実施の形態について説明する。
イ)、図1のごとく地球儀のまわりを吊り下げられた重りが、まわせるような装置をつくる。
ロ)、図2のごとくは振り子の支点上部から見た図であるが、重りをA点ではなすと地球儀上B点に落下する。次にA点より地球儀の接線と平行な方向E方向へ投げるとC点に落下する。さらに強くE方向へ投げ出すとD点に落下する。さらに強くE方向へ投げ出すると、重りは地球儀のまわりをまわってA点に戻って来る、重りが地球儀を円軌道でまわる人工衛星になったのである。
【実施例】
【0007】
本発明の地球儀と重り以外まっ黒に塗って目立たなくして、部屋を暗くすると、地球と人工衛星が、空間に浮き上がる。
振り子のひもは長い方が良い。
人工衛星軌道投入ゲームをする場合、この装置は、各要素が数値データで表示できるので、高校、大学生でも楽しめる。
【産業上の利用可能性】
【0008】
子供達の教材、科学館の体験展示
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】「人工衛星原理実験装置の構造図」
【図2】「本発明の実験のし方の説明図」
【符号の説明】
【0010】
1、振り子の支点 2、重り 3、地球儀

【特許請求の範囲】
【請求項1】
図1のごとく、地球儀3のまわりを、支点1から吊り下げられた振り子の鉄球2が円軌道をえがいてまわせるようにした、実験用具、人工衛星原理実験装置

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate


【公開番号】特開2006−209047(P2006−209047A)
【公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−63051(P2005−63051)
【出願日】平成17年1月26日(2005.1.26)
【出願人】(500142796)
【Fターム(参考)】