説明

人獣、鳥類、昆虫の唾液腺分泌成分及び/又は絹糸腺分泌成分を主成分とし、L−アスコルビン酸類、L−プロリン、L−グリシンを加えてなる歯周病予防および治療を目的とする複合素材、その製造方法および治療システム。

【課題】 本願発明は、歯周病予防および治療を目的とする複合素材、その製造方法および治療システムの提供である。
【解決手段】
人獣、鳥類、昆虫の唾液腺分泌成分及び/又は絹糸腺分泌成分の内1又以上の成分に、L−アスコルビン酸類、L−プロリン、L−グリシンを一定の配合比率を保つよう添加して成る。本天然素材は加工しても使用できる。すなわち、当該素材をそのまま/および又はエタノールに浸漬し、加温溶解した後、不溶物をろ過除去した抽出液ならびに当該素材水溶液を塩析、透析した処理液が使用される。また、これらは凍結乾燥しても使用可能である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、人獣、鳥類、昆虫の唾液腺分泌成分及び/又は絹糸腺分泌成分、即ち、燕蜂、牛の唾液などを主成分とし、更にL−アスコルビン酸類およびL−プロリン、L−グリシンなどを添加してなる歯周病予防および治療を目的とする複合素材、その製造方法および治療システム関するものである。
【背景技術】
【0002】
歯周病は、歯周組織に発生する疾患の総称であり、歯周疾患、ペリオとも云われ、ペリオは治療のことを指すこともある。歯周病は、歯垢(dental plaque)が主要な原因の一つである患者が多いが、単に歯垢のみでなく、多くの複合的要因によって発生する。また、歯垢が一切関係ない(非プラーク性)の歯周疾患も多数存在する。
【0003】
これまで、乳酸菌系成分による対処が主なものであったが、根本的治療剤及び治療方法は見られなかった。
日本人の30歳以上の約80%の人が歯周病に罹患していると云われている。患者数は約5千万人とも云われ、その内重症の歯周病患者は約700万人と云われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−280541号公報
【特許文献2】特開2010−159240号公報
【0005】
上記の特許文献1には、燕窩を主成分とする、糖鎖栄養素を含む免疫強化食品及びその製造方法を提供することを目的とし、燕窩成分に、少なくとも、グルコース、ガラクトース、マンノース、フコース、キシロース、N−アセチルグルコサミン、N−アセチルガラクトサミン、N−アセチルノイラミン酸の内、1種以上の成分を配合してなり、或いは又、燕窩成分に少なくとも、きのこ抽出成分、海藻抽出成分、キダチアロエ末成分、ムコ多糖体、たんぱく、グルコサミン、グルコン亜鉛の内、1種以上の成分を配合してなる糖鎖栄養素を含むことを特徴とする、免疫強化食品並びに糖鎖栄養素を含む免疫強化食品の製造方法が開示されている。
【0006】
また、上記の特許文献2には、老化や生活習慣により惹起される、ヒトを含む動物における組織・細胞障害を結果的に予防し且つ修復すると同時に体内に貯留・蓄積された有害物、特に重金属類を除去して体内浄化を実現する手段を提供することを目的とし、天然に存在する糖鎖栄養素のうち、特異的な生理活性を有する多糖類及び/又はオリゴ糖類の1種以上を天然物由来のキレート化能を有する成分の少なくとも一種類を配合混合することによって、これらが相乗的効果を発揮して極めて効果的に動物組織・細胞障害を予防し及び/又は修復すると同時に重金属類を体外に分泌することが出来る組織物が開示されており、燕窩が歯周病に有効であることも開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本願発明は、これらの先行技術文献に開示されている発明が、歯周病治療剤、歯周病用歯磨剤及び歯周病治療システムに関し、必ずしも完全な治療法とは言えず、さらに具体的な解決手段や作用効果が開示されていないことに鑑み、より有効的な解決を目的とするものである。
ことに、抗炎症、組織の修復(唾液に含まれるEGF;上皮成長因子、FGF;線維芽細胞増殖因子)、殺菌作用、口臭予防、唾液分泌を促進させることにより、これらの有効的な解決を目的とするものである(文献名:フレグランスジャーナル 2009年10月号)。
また、本願発明のものは、配合の各成分作用を減殺することなくシナジー効果を目指すものである。
【0008】
周知のごとく唾液にまつわる生理作用については枚挙に暇がない。傷口を舐めると傷が化膿しないとか、傷の治りが早いとかを経験した人も少なからずいるだろう。また、よだれをよく垂らす赤ちゃんほど健康であるという話しやよだれをよく出す牛ほど病気をしないという話しはよく耳にする。ヨーロッパのある国では禿げた頭部を牛に舐めさせると毛が生えてくるという言い伝えもある。
本発明者らはこのような唾液の持つ興味ある生理作用について調査した結果、唾液はシアル酸類、EGF、FGF、NGF(神経細胞成長因子)、IGF−1(インスリン様成長因子)、リゾチーム、ラクトフェリンなどが含まれており、これらの物質個々の生理作用の総和が上記作用を発揮することが考えられたのである。本発明者らは、さらにこの唾液の持つ生理作用に加えて歯茎組織の構成要素であるコラーゲン、エラスチンなどを形成するのに不可欠なL−アスコルビン酸類およびアミノ酸類、特にL−プロリン、L−グリシンを配合すれば歯周病治療に効果があるものと考えて、これらの物質の配合物を調整し研究に着手したのである。唾液成分としては、主として唾液で巣を作るアナツバメの巣を選んだ。この巣を実施例に挙げたアルコール抽出上澄液のアルコール留去後の水溶液にL−プロリン、L−グリシン、L−アスコルビン酸ナトリウムを配合した試作液を調製し、実験の対照として燕窩の同様処理液を選び、歯周病患者に塗布したその結果、治療効果特にL−アスコルビン酸類およびこれらアミノ酸添加群に卓越した効果がみられたので、ここに本発明を完成させたのである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願発明は、人獣、鳥類、昆虫の唾液腺分泌成分及び/又は絹糸腺分泌成分の内1または2以上の成分にL−アスコルビン酸類、L−プロリンおよびL−グリシンよりなる予防および治療を目的とする複合素材、その製造方法および治療システムである。
この発明においては、これらの成分に含まれるシアル酸、EGF、FGF、NGF、IGF−1、リゾチーム、ラクトフェリンに加えて、新たに添加したL−アスコルビン酸類、L−プロリン、L−グリシンにより歯周病予防又は治療剤として優れた作用効果が見られたのである。
【0010】
また、本願発明による歯周病予防剤又は治療剤は好ましくは前記の人獣唾液腺分泌成分および鳥類のアナツバメ巣由来の分泌成分そのものを使用し/および又は加工し使用する。また、昆虫類の蜂の唾液腺分泌成分より形成された巣由来成分は加工して使用する。
前記の絹糸腺分泌成分の繭由来成分も加工して使用する。
【0011】
また、本願発明による歯周病予防剤又は治療剤における前記の絹糸腺分泌成分は、家蚕及び/又は野蚕どちらでも使用できる。
【0012】
また、本願発明の加工処理とは、前記請求項2に記載の成分をエタノールに浸漬し、加温した後、不溶物をろ過し、のち濃縮、凍結乾燥する。
【0013】
また、別の処理法として、唾液サンプルの水溶液を塩析・透析して得られた透析液を減圧濃縮、次に凍結乾燥し本発明の素材を得ることができる。さらに詳しくは前記請求項2に記載の唾液腺分泌成分に精製水を加えて、この溶液に硫酸アンモニウムを攪拌しながら徐々に加えて、放置し、ここに生成した沈殿物を遠心分離にて集め、精製水に溶解後、セロファン膜などを使って流水透析を行い、更に内容物を取り出し、減圧濃縮、凍結乾燥し本発明の素材を得る。
【0014】
また、本願発明を行うには、配合成分の比率が重要であり、前記請求項1に記載の唾液成分1に対して、L−アスコルビン酸10〜500、L−プロリン10〜1000、L−グリシン10〜1000とする。
【0015】
また、本願発明の目的は前記請求項1に記載の本剤を3DS(Dental Drug Delivery System; 歯科薬剤到達システム)におけるドラッグリテーナー内に塗り込むことを特徴とする歯周病予防又は治療システムにより達成される。
この発明の歯周病予防および治療システムにおいては、上記の有効的比率を保った本剤を治療者の歯型に直接塗布して対処するので、優れた有用効果がみられる。
【発明の効果】
【0016】
前記の人獣、鳥類、昆虫の唾液成分に含まれるシアル酸類、EGF、FGF、NGF、IGF−1,リゾチーム、ラクトフェリンなどの成分により、さらにL−アスコルビン酸類、L−プロリン、L−グリシンが加わり、殺菌効果、抗炎症効果、組織修復力が倍加して歯茎の修復に良好な影響を与える。
なお、本願発明の素材は服用した場合も今まで食されてきた経緯から安全性の面で特に問題はない。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に、本発明に使用する天然素材などについて概略説明する。
アナツバメ巣エキス(燕窩成分)を生成するアナツバメは、アナツバメ類のアマツバメ目アマツバメ科に属し、東南アジア沿岸に生息する。アナツバメは、空中、土、木の枝、葉などから採集した巣材を殆ど使用せず、ほぼ全体が唾液腺の分泌物でできた巣を作る。
この燕窩成分は、タンパク質と多糖類、ムチンが主成分であり、タンパク質と共に、糖質の一種であるシアル酸を多く含んでいる。
また、牛の唾液は1日に約100リットルも分泌され、その唾液成分には、シアル酸類が多く含まれているとされ、上述したように、本発明はこの唾液成分の持つ種々の作用を利用するものである。
また、蜂の唾液成分には酵素が含まれており、花の蜜に含まれるショ糖などの多糖類を果糖やブドウ糖などの単糖類に変化させ、消化に優れたエネルギーに変化させる。また、ビタミン・ミネラルも豊富に含んでいる。本発明においては、蜂の著名な有用成分である蜂蜜、プロポリスや蜂の子などを利用するのではなく、これらを除いた蜂の唾液成分が残存する蜂の巣を利用するものである。なお、本発明に供する蜂の巣は、主にミツバチの巣を利用する。
蚕に見られる絹糸腺は、元々人獣の唾液腺と同じ下唇腺に属するものであり、長年に亘り変化したものである。このため、シルクの成分にも健康、美容に有効な成分が見られることは周知である。更には、繭やシルクの着物にはカビが生えることは極めて稀であることから、シルクには制菌性や抗菌性があるものと考えられ、本願発明は、これらのシルクの機能性を利用するものである。また、シルクにはグリシンが多く含まれており、本発明においてシルクを使用する場合には、グリシンの添加が少なくて済む。蚕には、自然界に存在する野蚕と養殖される家蚕が存在するが、何れの蚕からのシルクも有効である。
【0018】
上皮成長因子(EGF:Epidermal Growth Factor)は、53個のアミノ酸残基及び3つの分子内ジスルフィド結合からなる6045Daのタンパク質である。細胞表面に存在する上皮成長因子受容体(EGFR)にリガントとして結合し、細胞の成長と増殖の調節に重要な役割をする。
【0019】
線維芽細胞増殖因子(FGF:Fibroblast Growth Factor)は、元来人間の体内にある因子で、タンパク質の一種である。23種類からなるファミリーを形成しており、それぞれが異なる役目を担っている。
また、皮膚や舌、口腔粘膜など様々な組織にFGF−7を受け取るための受容体が備わっており、ヒトの健康に重要な役割を担っている。
【0020】
L−プロリンはアミノ酸の一種で、L−アスコルビン酸の作用を受けて、L−ハイドロオキシプロリンとなり、L−グリシンとともに(重合)生合成によりコラーゲンを生成する。このほか表皮細胞増殖促進活性、角質層保湿作用などの生理活性を示し、体の結合組織、心筋の合成時に必要なアミノ酸である。
【0021】
L−グリシンは、アミノ酢酸のことで、タンパク質を構成するアミノ酸の中で最も単純な形を有する糖原性アミノ酸である。多くの種類のタンパク質においては、L−グリシンはわずかしか含まれていないが、ゼラチンやエラスチンといった、動物性タンパク質のうちコラーゲンに多く含まれている。
【0022】
本発明で使用するL−アスコルビン酸類とはL−アスコルビン酸勿論のことL−アスコルビン酸アルカリ金属塩(ナトリウム塩など)、やL−アスコルビン酸リン酸マグネシウムなどが挙げられる。これらのアスコルビン酸類はL−プロリンなどを酸化して、ハイドロキシプロリン誘導し、さらにはコラーゲン、エラスチンへと生合成され、組織の修復、健全組織の保持に極めて有用であることは、この物質が壊血病の予防治療に有用であることからも理解できよう。
【0023】
上記の3DSにおける、ドラッグリテーナー内に塗布する薬剤としては、従来ヨード剤を使用しているが、ヨード禁忌の患者もおられるので、フッ化ナトリウムを含むジェルコートを使用することが賢明である(商品名: ジェルコートF: フッ化ナトリウム950ppm)。本願発明はこれに加えて、更に上記のように唾液成分にL−アスコルビン酸類L−グリシン、L−プロリンを添加したジェル状のものをドラッグリテーナー内に塗布して成るものである。
【実施例1】
【0024】
燕窩0.01gを精製水100mlに溶解後、ろ過し、この濾液にL−アスコルビン酸ナトリウム0.5g.L−グリシン0.5gおよびL−プロリン0.5gを加えて、本発明の治療液を作成した。
次いで、フッ化ナトリウムを含むジェルコート(商品名:ジェルコートF:フッ化ナトリウム950ppm)とこの治験液と混合し、各々の被験者固有の歯列に適合させた3DS用ドラッグリテーナーを製作し、同ドラッグリテーナー内に塗布し、就寝前に通常の口腔清掃後に口腔内の歯列に装着し、起床時にドラッグリテーナーをはずした。
実験対照として、燕窩0.01gを精製水100mlに溶解後、ろ過した液について同様の検討を行い、下記の治験例を得た。
表に見られるように燕窩のみと比べて、明らかにL−アスコルビン酸ナトリウム、L−グリシン、L−プロリンの添加による相乗効果が見られた。
【実施例2】
【0025】
燕窩成分10gをエタノールに浸漬し、70℃にて60分加温した後、不溶物をろ過除去した上澄液に、L−プロリン100mg、L−グリシン100mg及びL−アスコルビン酸50mgを配合し、歯周病用治療液を得た。
【実施例3】
【0026】
唾液サンプル10gに精製水を加えて100mlとし、この溶液に硫酸アンモニウム50gを攪拌しながら徐々に加え、10℃〜15℃にて1昼夜放置し、次いで生成した沈殿物を遠心分離にて集め、精製水50mlに溶解後、セロファン膜を使って2日間流水透析を行い、更に内容物を取り出し、減圧濃縮を行い100mlとし、歯周病用治療液を得た。
【実施例4】
【0027】
実施例1により得られた治療液を濃縮し、リンカルシウム2水和物、無水珪酸、グリセリン、ソルビトール、カルボキシメチルセルロース、アイリッシュモス、ラウリル硫酸ソーダ、香料、甘味剤と混合し、歯周病治療および予防に優れた歯磨剤を得た。
【治験例・試験例】
【0028】
実施例1により得られた製剤を40歳〜60歳の治験者200名を実験区と対照区に分け、それぞれ100名の歯茎に就寝前に塗り込んで治療試験を行った。2週間後に歯茎の腫れ、口臭、口腔内の粘つきに関し下記の結果を得た。

【産業上の利用可能性】
【0029】
本発明で得られる配合素材は上記のように歯周病治療および予防剤として有用であり、実施例も本分野に限って挙げたが、これら分野に限らず、トローチ、うがい薬、のど飴など口腔内衛生剤(材)分野にも有用であることは当業者にとって容易に理解できる事である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
人獣、鳥類、昆虫の唾液腺分泌成分および/または絹糸腺分泌成分の内1または2以上の成分に、L−アスコルビン酸類、L−プロリンおよびL−グリシンよりなる歯周病予防および治療を目的とする複合素材、その製造方法および治療システム。
【請求項2】
前記のL−アスコルビン酸類とは、L−アスコルビン酸、そのアルカリ金属塩(ナトリウム塩)、およびその誘導体(アスコルビン酸リン酸マグネシウム)であることを特徴とする、請求項1に記載の歯周病予防および治療を目的とする複合素材。
【請求項3】
前記人獣は(ヒト、牛、駱駝)、鳥類は(アナツバメ)、昆虫は(蜂、蚕)であることを特徴とする請求項1または2に記載の歯周病予防および治療を目的とする複合素材。
【請求項4】
前記の人獣唾液腺分泌成分は、分泌成分のままおよび/またはそのものを加工し、鳥類のアナツバメ及び昆虫類の蜂のそれぞれ唾液腺分泌成分から作られた巣由来成分はそのままおよび/または加工して使用することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の歯周病予防および治療を目的とする複合素材。
【請求項5】
前記の絹糸腺分泌成分は、繭由来成分を加工して使用することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の歯周病予防および治療を目的とする複合素材。
【請求項6】
前記の絹糸腺分泌成分は、家蚕および/または野蚕由来によるものであることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の歯周病予防および治療を目的とする複合素材。
【請求項7】
前記請求項1に記載の成分をエタノールに浸漬し、加温した後、不溶物をろ過除去して本発明の素材の一つを得ることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の歯周病予防および治療を目的とする複合素材。
【請求項8】
前記請求項1に示した生物体の唾液腺分泌成分に精製水を加え、この溶液に硫酸アンモニウムを攪拌しながら徐々に加えて放置し、次いで生成した沈殿物を遠心分離にて集め、精製水に溶解後、透析膜(セロファン膜)を使って流水透析を行い、更に内容物を取り出し、減圧濃縮、凍結乾燥を行い、本発明の素材の一つを得ることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の歯周病予防および治療を目的とする複合素材。
【請求項9】
前記請求項1に記載の唾液成分1に対して、L−アスコルビン酸類1〜100、L−プロリン10〜1000、L−グリシン10〜1000の配合比率であることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の歯周病予防および治療を目的とする複合素材。
【請求項10】
前記請求項1に記載の本剤を3DS(Dental Drug Delivery System; 歯科薬剤到達システム)におけるドラッグリテーナー内に塗り込むことを特徴とする歯周病予防または治療システム。

【公開番号】特開2013−79222(P2013−79222A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−230173(P2011−230173)
【出願日】平成23年9月30日(2011.9.30)
【出願人】(511254169)LCL株式会社 (1)
【出願人】(511254170)
【出願人】(511254181)
【Fターム(参考)】