説明

什器

【課題】非接触給電の給電効率を高く維持しつつ、天板の強度を確保し、使用者の使い勝手を良好とする什器を提供する。
【解決手段】什器1は、天板31の裏面31B側に給電部51が固定され、該天板31の表面31Aに載置される電子機器の受電部に対し非接触給電をなすようにした什器1において、前記天板31の一部に薄肉部39を形成し、前記給電部51が、前記薄肉部39の下方に配設されるとともに、該給電部51と前記天板31の裏面31Bに跨って配置される固定部材71により該天板31の裏面31Bに固定されていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、什器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話やノートパソコン、デジタルカメラ、携帯ゲーム機等の携帯電子機器は広く普及し、業務用及び家庭用として広く使用されるようになってきている。こういった携帯電子機器は、携帯して持ち運ぶことができ、用途に応じて様々な場所で使用できるというメリットがある。
【0003】
ここで、携帯電子機器は二次電池を備え、該二次電池に電力を供給することにより、該携帯電子機器を充電する構成のものが多い。これら携帯電子機器を充電する際には、該携帯電子機器を什器等の天板の上に載置して、コンセントやUSB端子に接続された給電プラグを携帯電子機器に設けられたソケットに直接接続することにより、充電することが一般的である。
【0004】
ところで、上記給電プラグを接続して充電する方法では、什器の上に給電プラグ及びこれに接続された電源コードが引き回されるため、外観上の見栄えが悪く、電源コードが作業上の邪魔になるという問題点があった。また、充電しない場合には、天板上に給電プラグ及び電源コードが配設されて、なおさら体裁の悪さが目立ってしまう。
【0005】
そこで、昨今では、携帯電子機器に接続又は内蔵された受電コイルと机の内部又は裏面に設けられた送電コイルとの間で、電磁誘導による非接触給電により該携帯電子機器に対して電源を供給する方法が採用されている(下記特許文献1参照)。この場合、送電コイルの構成としては、該送電コイルを天板の裏面側に埋設する態様となっている。
これにより、給電プラグ及び電源コードが什器の天板上に露出しないため、良好な美観を奏することができるとともに、作業効率が向上するという作用・効果があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2005−94843号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述の特許文献1に記載の非接触給電を可能とする什器では、給電部の取付構造として天板の裏面側に凹所を形成して送電コイルを配設するものであり、該凹所部分を形成することにより、天板の厚さが薄くなっている。この場合、給電部の保持を強固に成し得ないとともに、埋設される部分の天板に上方から力を加えると、該天板の表面がへこんだり、変形してしまうという問題点があった。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、非接触給電の給電効率を高く維持しつつ、天板の強度を確保し、使用者の使い勝手を良好とする什器を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る什器は、天板の裏面側に給電部が固定され、該天板の表面に載置される電子機器の受電部に対し非接触給電をなすようにした什器において、前記天板の一部に薄肉部を形成し、前記給電部が、前記薄肉部の下方に配設されるとともに、該給電部と前記天板の裏面に跨って配置される固定部材により該天板の裏面に固定されていることを特徴とする。
【0010】
この構成では、固定部材により給電部を天板の薄肉部の下方に固定することができるため、天板上に載置される電子機器と給電部との距離を近接させることができる。よって、非接触給電の給電効率を高く維持することができる。
また、天板上には給電に必要な部品が設けられていないため、天板の使い勝手を良好とすることができる。
さらに、固定部材により給電部を天板に対して押圧することができるため、天板の強度を確保することができる。
また、給電部の裏面に配置される固定部材は発熱した給電部の熱を放熱する放熱板として機能するため、冷却効果を高めることができ、給電部を冷却することができる。また、固定部材を熱伝導率の高い材料で構成すれば、冷却効果を一層高めて給電部を一層冷却することができる
【0011】
また、本発明に係る什器は、前記天板の裏面には、該天板の厚み方向に向けて凹所である裏側凹所が形成され、前記給電部の少なくとも一部が該裏側凹所内に配設されていることを特徴とする。
【0012】
この構成によれば、裏側凹所により天板の厚みを薄くすることができるため、非接触給電の給電効率をより高く維持することができる。
【0013】
また、本発明に係る什器は、前記天板と前記給電部との間に該給電部の側方への張出し部を有する補強部材が配設され、該補強部材と前記固定部材とで前記給電部を挟持した状態で、前記張出し部が前記天板の裏面に固定されていることを特徴とする。
【0014】
この構成によれば、補強部材と固定部材とにより給電部を挟持するとともに、天板に対して押圧することにより天板の強度をさらに強化することができる。
【0015】
さらに、本発明に係る什器は、前記補強部材は、前記天板と前記給電部との間に配設される第一の主板部が、該給電部を露出させる第一の開口部を有することを特徴とする。
【0016】
この構成によれば、補強部材には第一の開口部が設けられているため、確実に非接触給電を行うことができる。
【0017】
さらに、本発明に係る什器は、前記固定部材は、前記給電部の裏面側に位置する第二の主板部が、該給電部の裏面側を露出させる第二の開口部を有することを特徴とする。
【0018】
この構成によれば、固定部材には第二の開口部が設けられているため、磁束を透過させて渦電流損による固定部材の発熱を防止することができる。
【0019】
また、本発明に係る什器は、前記天板の表面には、該天板の厚み方向に向けて凹所である表側凹所が形成され、前記電子機器が該表側凹所に配設されていることを特徴とする。
【0020】
この構成によれば、表側凹所により天板の厚みを薄くすることができるため、非接触給電の給電効率をより高く維持することができるとともに、使用者は電子機器の載置位置を容易に判別することができる。
【0021】
また、本発明に係る什器は、前記給電部は、前記非接触給電を行っていることを示す給電表示部を有し、前記天板には、該給電表示部を視認可能な視認部が設けられていることを特徴とする。
【0022】
この構成によれば、使用者は視認部により給電が行われているか否かを識別することができるため、使用者の使い勝手を良好とすることができる。
【0023】
また、本発明に係る什器は、前記給電部には、その表面を覆うケーシングが設けられ、前記天板には、板厚方向に貫通する貫通孔が形成され、前記ケーシングには、前記給電表示部に対応する位置に上方に突出するとともに、該給電表示部を視認可能な透光部が設けられ、前記視認部は、前記透光部が前記貫通孔に配設されることにより構成されていることを特徴とする。
【0024】
この構成によれば、天板に形成された貫通孔には透光部が配設されるため、給電部に塵埃等他の物質が侵入することがない。よって、給電部の電気的安定性を維持することができる。
【0025】
また、本発明に係る什器は、前記固定部材には、その裏面に下方に突出する放熱用フィンが設けられていることを特徴とする。
【0026】
この構成によれば、放熱フィンにより効果的に放熱することができるため、冷却効果を一層高めることができ、給電部をより一層冷却することができる。
【0027】
また、本発明に係る什器は、前記天板は、上方に配された透光性材料から表面板と、該表面板の裏面を支持する支持部とを有し、前記支持部には、前記天板の厚み方向に向けて第三の開口部が形成され、該第三の開口部及び前記表面板により囲まれた部分が前記裏側凹所を構成し、該裏側凹所の上方の前記表面板の一部が前記薄肉部を構成していることを特徴とする。
【0028】
この構成によれば、表面板が透光性材料で構成されているため、該表面板の上方から給電が行われているか否かを識別することができる。よって、例えば天板に給電部を可視可能な部分を設ける必要がなく、給電部に塵埃等他の物質が侵入することがないため、給電部の電気的安定性を維持することができる。
【発明の効果】
【0029】
本発明に係る什器によれば、非接触給電の給電効率を高く維持しつつ、天板の強度を確保し、使用者の使い勝手を良好とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の第一実施形態に係る什器の立面図である。
【図2】本発明の第一実施形態に係る什器の(a)ベース部、(b)天板をそれぞれ示す平面図である。
【図3】本発明の第一実施形態に係る什器の天板、給電部、固定部材のそれぞれ示す分解斜視図である。
【図4】本発明の第一実施形態に係る什器の天板部分の断面図である。
【図5】本発明の第一実施形態に係る什器の給電部の回路図である。
【図6】本発明の第一実施形態に係る什器の電子機器の回路図である。
【図7】本発明の第一実施形態の変形例1に係る什器の天板部分の断面図である。
【図8】本発明の第一実施形態の変形例2に係る什器の天板部分の断面図である。
【図9】本発明の第一実施形態の変形例3に係る什器の天板部分の断面図である。
【図10】本発明の第二実施形態に係る什器の天板、補強部材、給電部、固定部材のそれぞれを示す断面図である。
【図11】本発明の第二実施形態に係る什器の天板部分の断面図である。
【図12】本発明の第二実施形態の変形例に係る什器の天板部分の断面図である。
【図13】本発明の第三実施形態に係る什器の天板部分の断面図である。
【図14】本発明の第三実施形態に係る什器の給電部の構成を示す分解斜視図である。
【図15】本発明の第四実施形態に係る什器の構成を示す分解斜視図である。
【図16】本発明の第四実施形態に係る什器の天板部分の断面図である。
【図17】本発明の第四実施形態の変形例1に係る什器の構成を示す分解斜視図である。
【図18】本発明の第四実施形態の変形例2に係る什器の構成を示す分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
(第一実施形態)
以下、本発明の第一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るテーブル(什器)1は、床面F上に載置されたベース部11と、該ベース部11から立設された支持体21と、該支持体21の上端に設けられた天板31とを備えている。
【0032】
図1及び図2(a)に示すように、ベース部11は、支持体21の下部を中心して延在する複数の脚杆12と、該脚杆12の先端に設けられ床面Fに設置された設置部13とを備える。
脚杆12は、本実施形態では5本で構成され、支持体21の下部から放射線状に等間隔に延在している。
設置部13は、5本の脚杆12のそれぞれの先端部の下面に設けられ、床面Fに設置されている。
【0033】
支持体21は、断面視して略円形状の長尺部材であり、その下端がベース部11の略中央に固定され、上端が天板31に固定されている。
【0034】
天板31は、支持体21に支持されるとともに、その表面31Aが床面Fと平行な平面形状とされ、略円形状に形成されている。ここで、天板31の表面には、携帯電話やノートパソコン、デジタルカメラ、携帯ゲーム機等の電子機器Mが載置可能である。
また、天板31は、電源の供給が可能な2つの給電部51と、該給電部51を天板31の裏面31Bに固定するとともに、該給電部51と天板31の裏面31Bに跨って配置される固定部材71とを有している。
また、図3及び図4に示すように、天板31の表面31Aには、電子機器Mの載置位置を示す位置表示部32が2つ設けられ、該位置表示部32の内方には後述する給電部51の給電表示部53を視認可能な視認部34が設けられている。
また、天板31の裏面31Bには、天板31の厚み方向に向かって凹所である裏側凹所38が、それぞれ2つずつ形成され、これにより該裏側凹所38の上方の天板31の部分は薄肉部39とされている。
なお、図4に示すように、天板31は、本実施形態では、表層31Eはメラミン化粧版又は突板等で、中間層31FはMDF又はパーティクルボード等のそれぞれ木質材料で、裏層31Gは例えば樹脂からなる裏側化粧材で、それぞれ構成されている。
【0035】
図3及び図5に示すように、給電部51は、給電筐体55に収容されて裏側凹所38内、すなわち天板31の薄肉部39の下方に配設されている。また、給電部51は、給電側コイル52と、給電表示部53を有する制御部54とを有し、給電筐体55は電源コード56に接続されている。
給電筐体55は、箱状に形成され、内部に給電側コイル52及び制御部54を収容している。
電源コード56から導入した電力を制御部54において、所定の電圧かつ所定の周波数に変換して、給電側コイル52に供給するように構成されている。
給電表示部53は、制御部54の給電信号に基づいてLEDを点灯させて、非接触給電を行っていることを示している。
【0036】
図4に示すように、視認部34は、天板31に形成された略円形状の貫通孔35と、該貫通孔35に埋設された埋設部36とを有している。
埋設部36は、本実施形態では、例えばアクリル板等の透明な部材で構成され、該埋設部36を通して、上方から下方が透視可能となっている。
【0037】
裏側凹所38は、天板31の裏面31Bに該天板31の厚み方向に向かって形成されたものであり、平面視して略矩形に形成されている。そして、本実施形態では、裏側凹所38上の天板31の薄肉部39の厚さは、例えば2.5mmとされている。
【0038】
図3に示すように、固定部材71は、固定側開口部75を有する固定側主板部72と、該固定側主板部72の外縁を形成する固定側張出部73とを有している。
なお、固定部材71は、例えば、鉄、若しくは銅やアルミ等非鉄金属または繊維強化プラスチック等の樹脂で形成されている。
固定側主板部72は、略矩形をなし、図4に示すように、給電部51の裏面を支持している。
図3に示すように、固定側開口部75は、固定側主板部72に形成された略矩形の開口である。
固定側張出部73は、固定側主板部72の対向する一対の側部から立設する立設部76と、該立設部76から固定側主板部72と平行となるように延在する固定部77とを有している。
図4に示すように、立設部76は、固定側主板部72の端部から天板31の裏面31Bまで、裏側凹所38に沿って延在している。
固定部77は、立設部76の端部から、天板31の裏面31Bに沿って延在するとともに、それぞれ2箇所の固定用の貫通孔78(図3参照)が形成されている。該貫通孔78には、固定部77の下面から上方に向かってビス79が挿通され、固定部材71はこれらビス79によって天板31に固定されている。
【0039】
次に、本実施形態に係るテーブル1とともに使用する電子機器Mについて、図2及び図6を用いて説明する。
電子機器Mは、バッテリー81を有する電子機器本体Nと、該電子機器本体Nを収容するとともに受電部82を有する電子機器カバーOとを備えている。
バッテリー81は、電力を蓄積する例えばリチウムイオン電池、リチウム水素電池等の二次電池である。
受電部82は、受電側コイル83と、整流器84と、受電制御部85とを有している。
整流器84は、受電側コイル83に電界結合や電磁誘導により生じた電力を整流し、直流電流に変換して受電制御部85に供給する。ここで、電界結合は、平面電極を対向させて、平面電極どうしの容量結合により電力を供給する方式であり、電磁誘導は、対向させたコイル間で磁界による誘導電流で電力を供給する方式である。
受電制御部85は、電子機器本体Nに接続され、バッテリー81の電圧、充電時間等の状態を検出するとともに、二次電池に対する電力の供給を制御する。
【0040】
次に、上記のテーブル1の給電部51と電子機器Mの受電部82とによる非接触給電によるについて説明する。
まず、給電部51側において、電源コード56のプラグを電源コンセント(不図示)に接続しておき、制御部54を介して給電側コイル52を待機状態にしておく。次いで、天板31の表面31Aに設けられた位置表示部32に電子機器Mを載置する。
この状態において、給電側コイル52に生じる交番磁界により、受電側コイル83に起電力が生じる。このようにして、給電側コイル52から受電側コイル83に対して電磁誘導作用により電力が供給される。そして、受電側コイル83にて生じた電力は、整流器84にて直流に変換されて受電制御部85を介してバッテリー81に供給され、このバッテリー81について充電が行われる。
【0041】
このように構成されたテーブル1では、電子機器Mが載置される天板31の部分は薄肉部39とされているため、該電子機器Mの受電部82と天板31に収容された給電部51とが近接する。よって、給電側コイル52と受電側コイル83との間で電磁誘導により電力の供給及び受電が行われ、非接触給電を行うことができ、電子機器Mのバッテリー81への充電が可能となる。ここで、電磁誘導を用いた非接触給電においては、給電側コイル52と受電側コイル83との距離が短い方が安定的に充電できるところ、本実施形態では、受電部82と給電部51との距離は、薄肉部39の厚さであり非常に短いため、効率良く非接触給電を行うことができる。
また、固定部材71には固定側開口部75が設けられているため、磁束を透過させて渦電流損による固定部材71の発熱を防止することができる。
【0042】
また、固定部材71の固定側主板部72が、電子機器Mを裏側凹所38上の天板31に向かって押圧することにより、天板31の強度を確保することができる。
【0043】
また、固定部材71は給電部51の裏面を支持するように該裏面に当接配置されるため、給電中に給電部51が発熱した熱は固定部材71に伝導する。ここで、固定部材71は該熱を放熱する放熱板として機能するため、冷却効果を高めることができ給電部51を冷却することができる。よって、給電部51における電子部品の温度上昇を抑えることができるため、給電部51が故障等することを防止することができる。
さらに、固定部材71を鉄、または銅やアルミ等非鉄金属等の熱伝導率の高い材料で構成することにより、冷却効果をより向上させることができる。
【0044】
また、天板31上には、給電に必要な部材としては位置表示部32が設けられているだけであるため、例えば電源コード等が引き回されることはないため、天板31の使い勝手を良好とすることができるとともに、体裁を良好とすることができる。
また、天板31の表面31Aは平面形状とされているため、電子機器Mを載置しない場合には使い勝手を良好とすることができるとともに、体裁を良好とすることができる。
また、給電部51は天板31の裏面31Bに設けられているため、天板31に飲料水等の液体がこぼれた場合でも、天板31の掃除が容易であるとともに、該給電部51を濡らしてしまうことはなく漏電を起こす虞がない。
【0045】
さらに、非接触給電を行っている場合には、給電表示部53はLEDを点灯させ、使用者は視認部34により該LEDを視認することができる。よって、非接触給電の実施の有無を容易に確認できるため、使用者の使い勝手を良好とすることができる。
【0046】
(第一実施形態の変形例1)
なお、第一実施形態の変形例1として、図7に示すように、天板31Xとして、第一実施形態の天板31より厚さを薄くした構成であってもよい。
この場合は、固定部材71Aの固定側張出部73Aの立設部76Aは、固定側主板部72Aの端部から天板31Xの裏面31Pに向かって上方に立設する構成となる。
【0047】
このように、固定部材71Aによれば、天板31Xの厚さが薄い場合であっても、確実に天板31Xの強度を確保することができるとともに、効率良く非接触給電を行うことができる。
【0048】
(第一実施形態の変形例2)
また、第一実施形態の変形例2として、図8に示すように、天板31Sの表面30Sに表側凹所40Sが形成され、天板31Sの裏面32Sが平面形状とされた構成であってもよい。
表側凹所40Sは、天板31Sの表面30Sに該天板31Sの厚み方向に向かって形成されたものであり、該表側凹所40Sの下方の天板31S部分が薄肉部39Sとされている。
電子機器Mは表側凹所40S内に、給電部51は薄肉部39Sの下方にそれぞれ配設されている。
【0049】
このような構成によれば、表側凹所40Sにより天板31Sの薄肉部39Sの厚みを薄くすることができ、電子機器Mと給電部51とを近接させることができるため、効率良く非接触給電を行うことができる。
また、表側凹所40Sが電子機器Mの載置位置となるため、使用者は電子機器Mの充電可能な位置を容易に知ることができ、利便性が高い。
【0050】
(第一実施形態の変形例3)
さらに、第一実施形態の変形例3として、図9に示すように、天板31Tの表面30Tに表側凹所40Tが、裏面32Tに裏側凹所38Tが、それぞれ形成された構成であってもよい。この場合、表側凹所40Tと裏側凹所38Tとの間の天板31Tの部分が薄肉部39Tとされている。
【0051】
このような構成であっても、天板31Tの薄肉部39Tの厚みを薄くすることができ、電子機器Mと給電部51とを近接させることができるため、効率良く非接触給電を行うことができる。
【0052】
(第二実施形態)
以下、本発明の第二実施形態に係るテーブル1Yについて、図10及び図11を用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0053】
第一実施形態に係るテーブル1では、受電部82の受電側コイル83及び制御部54が一体として給電筐体55に収容されていた。一方、本実施形態に係るテーブル1Yでは、給電側コイル52Y等主要な構成部品はコイル筐体55Yに収容され、給電表示部53Yを有する制御部54Yは制御筐体56Yに、それぞれ収容されている。そして、コイル筐体55Yと制御筐体56Yとは、フレキシブルプリント配線基板59Yで接続されている。
また、本実施形態におけるテーブル1Yでは、給電部51Yと天板31との間に補強部材91が介在されている。
また、第一実施形態では、固定部材71の固定側張出部73は、固定側主板部72の対向する二辺に設けられていたが、本実施形態では、固定側張出部73Yの固定側主板部72Yの四辺に設けられている。
【0054】
補強部材91は、略平面状に形成された補強側主板部92と、該補強側主板部92の外縁を形成する補強側張出部93とを有している。
補強側主板部92は、略矩形をなし、図11に示すように、裏側凹所38の上方の天板31の裏面31Bに配設されている。また、補強側主板部92には、給電部51Yの給電表示部53Yに対応する位置に貫通孔である給電用開口95が、給電部51Yの給電側コイル52Yに対応する位置に貫通孔であるコイル用開口96が、それぞれ形成されている。
給電用開口95は、略円形をなし、天板31の視認部34に対応する位置に形成されることにより、天板31の上方から給電部51Yの給電表示部53Yの視認が可能となる。
【0055】
補強側張出部93は、補強側主板部92の4方の側部から立設する補強側立設部97と、該補強側立設部97の端部から補強側主板部92と平行となるように延在する補強側固定部98とを有している。
図11に示すように、補強側立設部97は、補強側主板部92の4方の側部から天板31の裏面31Bまで下方に向かって延在している。
補強側固定部98は、補強側立設部97の端部から天板31の裏面31Bに沿って延在するとともに、それぞれ2箇所(図10参照)の固定用の補強側貫通孔99が形成されている。
【0056】
図11に示すように、給電部51Yは、裏側凹所38に設けられた補強部材91の内部に配設され、本実施形態では、コイル筐体55Yに収容された給電側コイル52Yと、制御筐体56Yに収容され給電表示部53Yを有する制御部54Yとを有している。
【0057】
固定部材71Yは、略平面状の固定側主板部72Yと、該固定側主板部72Yの外縁を形成する固定側張出部73Yとを有している。
固定側主板部72Yは、略矩形をなし、図11に示すように、給電部51Yの裏面を支持している。
固定側張出部73Yは、固定側主板部72Yの4方の側部から立設する立設部76Yと、該立設部76Yの端部から補強側固定部98の裏面に沿って延在する固定部77Yとを有している。
立設部76Yは、固定側主板部72の4方の端部から補強側立設部97に沿って延在している。
固定部77Yは、立設部76の端部から補強側固定部98の裏面に沿って延在するとともに、それぞれ2箇所(図10参照)の固定用の貫通孔100が形成されている。該貫通孔100と補強側貫通孔99とは挿通しており、これらには固定部77Yの下方から天板31に向かってビス101が挿通されている。
【0058】
このように構成されたテーブル1Yでは、補強部材91により、補強部材91と固定部材71Yが、給電部51Yをそれぞれ上側、下側から挟持するとともに、天板31に対して押圧することにより、天板31の強度を一層強化することができる。
【0059】
また、補強部材91にはコイル用開口96が形成されることにより、給電部51Yと電子機器Mとの間に金属が介在することがなく、より確実にかつ安定的に電磁誘導による非接触給電を行うことができる。
【0060】
また、固定側主板部72Yは略矩形であるため、給電部51Yの裏面との接触面積を大きく確保することができる。よって、給電部51Yの熱をより効果的に放熱することができるため、より効果的に冷却することができる。
【0061】
(第二実施形態の変形例)
なお、第二実施形態の変形例として、図12に示すように、固定部材71Zの固定側主板部72Zには放熱用フィン74Zが設けられている構成であってもよい。
【0062】
すなわち、固定側主板部72Zには、その裏面に下方に突出し、間隔を有して略平行に配された放熱用フィン74Zが設けられている。
【0063】
このような構成によれば、放熱用フィン74Zにより、給電部51Yの熱をより一層効果的に放熱することができるため、冷却効果をより一層高めることができ、より一層効果的に冷却することができる。
【0064】
(第三実施形態)
以下、本発明の第三実施形態に係るテーブル1Qについて、図13及び図14を用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0065】
第一実施形態に係るテーブル1では、視認部34は貫通孔35と該貫通孔35に埋設された埋設部36とによって構成されていたが、本実施形態に係るテーブル1Qでは視認部34Qは給電部51Qを覆うケーシング61Qの一部を貫通孔35Qに配設されることにより構成されている。
【0066】
すなわち、図14に示すように、給電部51Qは、給電側コイル52Qと、上方に突出する給電表示部53Qを有する制御部54Qとを備えている。また、該給電部51Qには、該給電部51Qの表面を覆うケーシング61Qが設けられている。
【0067】
ケーシング61Qは、給電部51Qの表面51A、側面51B及び裏面51Cのうち側面51B側の一部を覆うように形成されている。また、ケーシング61Qは、表面51Aを覆うケーシング上部61Aと、該ケーシング上部61Aから下方に向かって延在するとともに側面51Bに対応するケーシング側部61Bと、該ケーシング側部61Bの下部から裏面51Cに沿って延在するケーシング下部61Cとを備え、該ケーシング上部61Aとケーシング下部61Cとにより給電部51Qを上下方向から挟み込んでいる。また、ケーシング上部61Aには、給電表示部53Qに対応する位置に上方に突出するとともに、該給電表示部53Qを視認可能な透光部62Qが設けられている。
また、ケーシング61Qは、本実施形態では例えば透光樹脂等の透過性材料で構成されている。なお、ケーシング61Qは、全体として透光樹脂等の透過性材料で構成されていなくても、少なくとも透光部62Qが透光樹脂等の透過性材料で構成されていればよい。
【0068】
天板31Qには、透光部62Qに対応する位置に、板厚方向に貫通する貫通孔35Qが形成されている。
【0069】
このように構成されたテーブル1Qでは、天板31Qの貫通孔35Qには透光部62Qが配設されるため、上方から貫通孔35Qを通過して給電部51Qに塵埃や液体等の物質が侵入することはない。よって、液体等が給電部51Qに触れて電気回路の短絡や電気的特性の劣化を防止することができるため、給電部51Qの電気的安定性を維持することができる。
【0070】
(第四実施形態)
以下、本発明の第四実施形態に係るテーブル1Rについて、図15及び図16を用いて説明する。
この実施形態において、前述した実施形態で用いた部材と共通の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0071】
第一実施形態に係るテーブル1では、天板31は板形状の一枚で構成されていた。一方、本実施形態では、天板31Rは上方に配される表面板41Rと、該表面板41Rの下方に配される支持部42Rとを有している。
また、第一実施形態に係るテーブル1では、固定部材71の固定側主板部72には固定側開口部75が形成されていた。一方、本実施形態では、固定部材71Rの固定側主板部72Rは略矩形の板状部材で構成されている。
【0072】
すなわち、テーブル1Rは、床面Fから立設する支持体21Rと、表面板41Rと支持部42Rとを有する天板31Rとを備えている。
【0073】
支持体21Rは、床面Fから立設するとともに、表面板41Rの長辺方向及び短辺方向に所定の間隔を有して2本ずつの合計4本配されている。また、支持体21Rの上端は天板31Rの支持部42Rを支持している。
【0074】
表面板41Rは、略矩形の板形状をなして透光性材料から構成され、本実施形態では例えばガラスやアクリル系樹脂から構成されている。
【0075】
支持部42Rは、略矩形の板形状をなし表面板41Rの裏面を支持するとともに、該支持部42Rの略中央には、天板31Rの厚み方向である上下方向に向けて第三の開口部33Rが形成されている。
また、表面板41Rと支持部42Rとは接着剤等にて固定されていてもよい。この場合は、支持部42Rは表面板41Rを安定的に支持することができる。なお、表面板41Rを支持部42Rの上方に着脱可能に載置する構成であってもよい。
【0076】
第三の開口部33Rは、支持部42Rに形成された略矩形の貫通孔である。
図16に示すように、第三の開口部33Rと該第三の開口部33Rの上方に配される表面板41Rとによって裏側凹所38Rが構成されている。
また、裏側凹所38Rの上方の表面板41Rの部分は、薄肉部39Rとされている。
【0077】
給電部51は、第三の開口部33Rの内方であって、表面板41Rの下方、固定部材71Rの固定側主板部72Rの上方に配されている。
【0078】
このように構成されたテーブル1Rでは、表面板41Rが透光性材料から構成されているため、該表面板41Rの上方から給電が行われているか否かを識別することができる。よって、例えば天板に給電部51を可視可能な部分を設ける必要がなく、給電部51に塵埃等他の物質が侵入することがないため、給電部51の電気的安定性を維持することができる。
【0079】
(第四実施形態の変形例1)
なお、第四実施形態の変形例1として、図17に示すように、支持部42Uが枠状部材で形成されていてもよい。
【0080】
すなわち、支持部42Uは、4本の支持体21Rの上端から表面板41Rの長辺方向内方に向かうにしたがって、該表面板41Rの短辺方向内方に向かうように形成されて第一支持部43Uと、該第一支持部43Uの端部から該表面板41Rの長辺方向に沿って配されるとともに該長辺方向に対向する支持体21Rの上端同士を互いに連結する一対の第一連結部44Uと、該一対の第一連結部44Uの途中部分を連結するとともに長辺方向に対向する一対の第二連結部45Uとを有している。また、一対の第一連結部44Uと一対の第二連結部45Uとによって囲まれた空間は、第三の開口部33Uを構成している。
また、第三の開口部33Uと該第三の開口部33Uの上方に配される表面板41Rとによって裏側凹所38Uが構成されている。
【0081】
給電部51は、一対の第一連結部44Uの内方かつ一対の第二連結部45Uの内方であって、表面板41Rの下方、固定部材71Rの固定側主板部72Rの上方に配されている。
【0082】
固定部材71Rのうち固定側張出部73の一対の固定部77は、支持部42Uの一対の第二連結部45Uの裏面に配され、該固定部77の貫通孔78にはビス79が挿通され、固定部材71Rはこれらビス79によって支持部42Uに固定されている。
【0083】
このような構成によれば、支持部42Uが枠状部材で形成されている場合でも、給電部51を確実に支持部42Uに取り付けることができるとともに、該表面板41Rの上方から給電が行われているか否かを識別することができる。
なお、固定部材71Rの固定部77を第一連結部44Uの裏面に固定する構成としてもよい。
【0084】
(第四実施形態の変形例2)
なお、第四実施形態の変形例2として、図18に示すように、支持部42Vが枠状部材で形成されるとともに、給電部51の取り付け部分が板状部材で形成される構成としてもよい。
【0085】
すなわち、支持部42Vは、4本の支持体21Vの上端から長辺方向に対向する支持体21Vの上端同士を連結する一対の第一支持部43Vと、該第一支持部43Vの端部を互いに連結する第二支持部44Vと、一対の第一支持部43Vの略中央部同士を互いに連結する連結部45Vとを有している。
連結部45Vは、略矩形の板状部材であり、略中央には、天板31Vの厚み方向である上下方向に向けて第三の開口部33Rが形成されている。
固定部材71Rの固定部77は、連結部45Vの裏面に固定されている。
【0086】
このような構成であっても、給電部51を確実に支持部42Vに取り付けることができるとともに、該表面板41Rの上方から給電が行われているか否かを識別することができる。
【0087】
また、上述した実施の形態において示した動作手順、あるいは各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0088】
例えば、本実施形態では、給電部51,51Q,51Yとして、制御部54,54Q,54Yを有する構成としているが、制御部54,54Q,54Yを有さないで、給電側コイル52,52Q,52Yのみを有する構成としてもよい。
【0089】
また、本実施形態では、天板31は表層31E、中間層31F及び裏層31Gの3層から構成されているが、無垢材や樹脂製等の単一材料で表面31Aから裏面31Bまで構成されるものとしてもよい。
なお、非接触給電を行う上では、金属以外の材料で構成されるのが好ましい。
【0090】
また、本実施形態では、電子機器Mとして、電子機器本体Nと電子機器カバーOとから構成されるものを採用しているが、電子機器本体N自体が受電部82を有する構成であってもよい。
【0091】
また、本実施形態では、裏側凹所38は平面視して天板31等の内方に形成されているが、裏側凹所の一部が天板の外縁に沿って設けられていてもよい。すなわち、裏側凹所が断面視して下方及び天板の端部側に向かって開口して形成されていてもよい。この場合でも、該裏側凹所の上方の天板の部分が薄肉部とされ、該薄肉部に給電部を配設することで、効率良く非接触給電を行うことができる。
【符号の説明】
【0092】
1, 1Q,1R,1Y…テーブル(什器)
31,31Q,31R,31S,31T,31X…天板
31A,30S,30T…天板の表面
31B,32S,32T,31P…天板の裏面
33R,33U…第三の開口部
34…視認部
38,38R,38T,38U…裏側凹所
39,39R,39S,39T…薄肉部
40S,40T…表側凹所
51,51Q,51Y…給電部
53,53Q,53Y…給電表示部
71,71A,71R,71Y,71Z…固定部材
72,72A,72R,72Y,72Z…固定側主板部(第二の主板部)
75…固定側開口部(第二の開口部)
81…受電部
91…補強部材
92…補強側主板部(第一の主板部)
93…補強側張出部(補強部材側の張出し部)
96…コイル用開口部(第一の開口部)
M…電子機器
F…床面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
天板の裏面側に給電部が固定され、該天板の表面に載置される電子機器の受電部に対し非接触給電をなすようにした什器において、
前記天板の一部に薄肉部を形成し、
前記給電部が、前記薄肉部の下方に配設されるとともに、該給電部と前記天板の裏面に跨って配置される固定部材により該天板の裏面に固定されていることを特徴とする什器。
【請求項2】
請求項1に記載の什器において、
前記天板の裏面には、該天板の厚み方向に向けて凹所である裏側凹所が形成され、
前記給電部の少なくとも一部が該裏側凹所内に配設されていることを特徴とする什器。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の什器において、
前記天板と前記給電部との間に該給電部の側方への張出し部を有する補強部材が配設され、
該補強部材と前記固定部材とで前記給電部を挟持した状態で、前記張出し部が前記天板の裏面に固定されていることを特徴とする什器。
【請求項4】
請求項3に記載の什器において、
前記補強部材は、前記天板と前記給電部との間に配設される第一の主板部が、該給電部を露出させる第一の開口部を有することを特徴とする什器。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の什器において、
前記固定部材は、前記給電部の裏面側に位置する第二の主板部が、該給電部の裏面側を露出させる第二の開口部を有することを特徴とする什器。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の什器において、
前記天板の表面には、該天板の厚み方向に向けて凹所である表側凹所が形成され、
前記電子機器が該表側凹所に配設されていることを特徴とする什器。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の什器において、
前記給電部は、前記非接触給電を行っていることを示す給電表示部を有し、
前記天板には、該給電表示部を視認可能な視認部が設けられていることを特徴とする什器。
【請求項8】
請求項7に記載の什器において、
前記給電部には、その表面を覆うケーシングが設けられ、
前記天板には、板厚方向に貫通する貫通孔が形成され、
前記ケーシングには、前記給電表示部に対応する位置に上方に突出するとともに、該給電表示部を視認可能な透光部が設けられ、
前記視認部は、前記透光部が前記貫通孔に配設されることにより構成されていることを特徴とする什器。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の什器において、
前記固定部材には、その裏面に下方に突出する放熱用フィンが設けられていることを特徴とする什器。
【請求項10】
請求項2から請求項7及び請求項9のいずれか一項に記載の什器において、
前記天板は、上方に配された透光性材料から表面板と、該表面板の裏面を支持する支持部とを有し、
前記支持部には、前記天板の厚み方向に向けて第三の開口部が形成され、
該第三の開口部及び前記表面板により囲まれた部分が前記裏側凹所を構成し、
該裏側凹所の上方の前記表面板の一部が前記薄肉部を構成していることを特徴とする什器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2013−94043(P2013−94043A)
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−14054(P2012−14054)
【出願日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【出願人】(000000561)株式会社岡村製作所 (1,415)