仕切り板のついたしびん

【課題】従来のしびんにはしびん下部にたまった小水が逆流するという問題点がありました。又たまった小水による汚れがしびんにこびりついておちにくいと云う問題点もありました。
【解決手段】しびん本体立上り上部の口より流れおちた小水が、しびん本体下部にたまり、しびん本体を小水が入ったまま動かしたり、かたむけたりすることによって小水も動きます。仕切り板を取付けたしびんは仕切り板によって小水がせきとめられて仕切り板の下に移動してたまった状態になります。そのような状態になるために小水は逆流しません。又たまった小水は本体上部の穴からすてることもできますし、たまった小水によるこびりついた汚れもその穴からしびん内に直接手を入れて洗うことにより汚れをおとし洗いながすことができます。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明はしびん内にたまった小水が逆流しないしびんに関します。
【背景技術】
【０００２】
従来のしびんには、小水はしびん内にたまるようになっています。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
従来のしびんでは小水がたまるだけで小水がたまったまま動かしたり、かたむけたりすれば小水は逆流しやすいものでありました。
【０００４】
本発明は、このような従来の構成が有していた問題点を解決しようとするものであり、たまった小水が逆流しないしびんを実現することが目的とするものであります。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
そして本発明は、上記目的を達成するためにしびん内に仕切り板を設けたものです。
【０００６】
また第２の課題解決は、しびん上部に手が入るぐらいの穴をあけ、ふたを取付ける構成にしたものであります。
【０００７】
上記第１の課題解決手段による作用は次の通りであります。立ち上り上部の口から流れおちた小水はしびん下部にたまります。たまった小水はしびんの動きかた、かたむき方によってしびんの下部にたまった小水は逆流することがあります。仕切り板によって小水の逆流をふせぐことがで来ます。
【０００８】
また第２の課題解決手段による作用は、しびん内にたまった小水によるこびりついた汚れをしびん上部にあけた穴から直接手を入れて洗うことにより、こびりついた汚れを洗い落とすことができる効果があります。
【発明の効果】
【０００９】
上述したように本発明のしびんは、しびん下部にたまった小水が逆流するのをふせぐことができる便利なしびんです。
【００１０】
またこびりついた汚れをしびん上部の穴から手を入れることによって洗いおとすことができるように便利なしびんです。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１１】
以下、本発明の実施の形態を図１〜図４に基ずいて説明します。
【００１２】
図１においては、１はしびん本体上部、２はしびん本体下部、３はしびん本体立上り部分、４はしびん本体立上り上部（口）、５はしびん本体立上り上部（口）のふた６は取手であり１〜６は従来のしびん本体であります。しびん本体の立上り部分３に仕切り板１０を設けます。この仕切り板１０はしびん本体立上り部分３とつながっています。
【００１３】
この仕切り板１０にはしびん本体下部２に向って勾配をつけます。
【００１４】
そして、この仕切り板１０はしびん本体下部２と密着せずに間をおきます。
【００１５】
また本体上部１に穴７をあけふた８を取付けます。
【００１６】
そしてふた８には、つまみ９をつけます。
【００１７】
以下、上記構成の動作を説明します。本体立ち上り上部の口４から流れおちた小水が本体下部２にたまり、しびんが動いてもかたむいても小水が移動するだけで仕切り板１０によってさえぎられて小水は逆流しません。
【００１８】
たまった小水は、本体上部１にあけた穴７のふた８を取りはずしてすてることができます。又、その穴７からしびんの中に直接手を入れることでこびりついた汚れを洗いおとすことができます。
【図面の簡単な説明】
【００１９】
【図１】しびん本体、本発明の実施形態を示すしびん横断面図
【図２】しびん本体を上から見た外観図
【図３】しびん本体上部穴のふたの平面図
【図４】しびん本体上部穴のふたの断面図
【符号の説明】
１しびん本体上部
２しびん本体下部
３しびん本体立ち上り部分
４しびん本体立ち上り上部（口）
５しびん本体立ち上り上部（口）のふた
６取手
７しびん本体上部穴
８しびん本体上部穴のふた
９しびん本体上部穴のふたのつまみ
１０仕切り板

【特許請求の範囲】
【請求項１】
従来のしびんに仕切り板を設けしびん下部にたまった小水を逆流しない様に仕切り板を取付けたしびん。
【請求項２】
しびん上部に手が入るぐらいの穴をあけふたを取付た請求項１に記載のしびん。

【図１】