説明

他の記録媒体への参照が可能な記録装置、記録方法、プログラム及び集積回路

【課題】ユーザは1度にダビングされた複数の記録媒体に閉じた範囲内への参照は可能であるが、違う機会にダビングされた記録媒体への参照ができない。
【解決手段】本発明は、過去に記録した記録媒体への参照情報を保持する参照情報保持部と、過去に記録した参照情報に今回記録する記録媒体に関する参照情報を含ませるように参照情報を再構成する参照情報再構成部とを備え、参照情報再構成処理によって再構成された参照情報を記録媒体に記録する。このため、ユーザは煩雑な作業を行わなくても、任意の記録媒体から、違う機会に記録した記録媒体への参照が可能になる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ある記録媒体に記録された映像情報を1以上の記録媒体に記録し、かつ、記録された内容を管理する記録装置及び記録方法、プログラム及び集積回路に関するものである。
【背景技術】
【0002】
プライベートに撮影した映像を録画する装置として、デジタルビデオカメラというものが知られている。近年、HDD(Hard Disc Drive)を内蔵したデジタルビデオカメラが普及し始めている。
【0003】
HDDを内蔵することにより、例えば、ビデオテープやDVD(Digital Versatile Disk)に映像を録画するデジタルビデオカメラと比べて、非常に大容量の映像を一度に録画することが可能になった。すでに市販されているデジタルビデオカメラの中には、数十ギガバイトの容量をもつHDDを内蔵するものが存在する。
【0004】
HDDを内蔵したデジタルビデオカメラの中には、HDDのみに撮影した映像を記録できるだけではなく、HDDに記録した映像をデジタルビデオカメラに着脱可能な他の記録媒体に記録する手段を有するものが存在する。
【0005】
例えば、カード型の筐体に半導体メモリが格納されたメモリカード(例えば、SDカード)に記録することができるデジタルビデオカメラが存在する。このデジタルビデオカメラは、メモリカードにデータの書き込み・読み込みを行う機構を備える。これにより、このデジタルビデオカメラは、メモリカードにデジタルビデオカメラに内蔵されたHDDに記録された映像データを記録させる。
【0006】
その他にも、例えば、DVDディスクに記録することができるデジタルビデオカメラが存在する。このデジタルビデオカメラは、DVDディスクにデータの書き込み・読み込みを行う光ディスクドライブを備える。これにより、このデジタルビデオカメラはDVDディスクにデジタルビデオカメラに内蔵されたHDDに記録された映像データを記録させる。
【0007】
その他にも、例えば、光ディスクドライブを備え、光ディスクにデータの書き込み・読み込みを行うことができる光ディスクライターと接続できるデジタルビデオカメラが存在する。このデジタルビデオカメラは、例えば、USB(Universal Serial Bus)ケーブルにより光ディスクライターに接続し、USBケーブルを経由して、HDDに記録された映像データを光ディスクに記録する。
【0008】
デジタルビデオカメラは、所定の容量以上の映像データをHDDに記録することはできない。しかしながら、上述したような手段により、ユーザは、デジタルビデオカメラに内蔵されたHDDに記録された映像データを、例えば、メモリカードのような着脱可能な記録媒体にダビングすることができる。したがって、ユーザは、他の記録媒体にダビングした映像データを、内蔵したHDDから消去し、新たな映像データをHDDに記録することができる。
【0009】
また、デジタルビデオカメラに内蔵されたHDDに記録されている映像データをダビングする先である着脱可能な記録媒体も、所定の容量以上の映像データを記録することはできない。すなわち、ユーザはデジタルビデオカメラに内蔵されたHDDに記録されている映像データを着脱可能な記録媒体にダビングする場合、複数の記録媒体に分割して映像データを記録する必要がある。
【0010】
例えば、60ギガバイト容量を持つHDDを内蔵するデジタルビデオカメラがあったとする。このデジタルビデオカメラのHDDには容量目一杯のデータが記録されているとする。そして、このデジタルビデオカメラが内蔵するHDDに記録されているすべての映像データを、DVDディスクにダビングする場面を想定してみる。DVDディスクは1枚に記録できるデータ容量はおおよそ4.7ギガバイトであるので、60ギガバイトの映像データをダビングするには13枚のディスクが必要になる。つまり、1回のダビングによって、10数枚のDVDディスクに分割して記録する必要がある。したがって、複数回ダビングすることを考えると、ユーザは数10枚という多数のディスクを管理することになる。つまり、ユーザはディスクの管理が大変煩雑になることが予想される。
【0011】
例えば、ユーザがある特定のシーンを視聴したいと所望したとする。この要望にこたえるには、所望するシーンが記録されているDVDディスクを数10枚のDVDディスクから探し出す、もしくは、多数のDVDディスクに記録されている映像データの内容をユーザが把握する必要がある。これはユーザにとって、非常に煩雑であると言える。
【0012】
上記のような煩雑さを解決する方法として、各記録媒体への参照情報(例えば、記録されている映像データの内容を一覧にしたインデックス情報など)を記録する毎に生成し、ダビングする映像データを記録する記録媒体各々に記録する方法などがある。
【0013】
例えば、特許許文献1に記載された記録装置は参照情報として、各記録媒体の関連を管理する情報(例えば、再生する順番に関する情報)をダビング前に予め作成する。前記記録装置は、前記作成した情報をダビングする映像データを記録する記録媒体各々に記録する。これにより、特許文献1ではユーザは各記録媒体間の関連性を認識させ、多数の記録媒体を管理する煩雑さを解決している。
【特許文献1】特開2007−108951号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
上記のような方法は、ダビングする毎に同じ参照情報を生成し、複数の記録媒体に記録することを行う。よって、ユーザは1度にダビングされた複数の記録媒体の範囲内で管理することは可能である。しかし、上記の方法では違う機会にダビングされた記録媒体に関しては、1度目に生成された参照情報とは別の参照情報として、生成されてしまう。よって、上記のような方法では、1度目に記録した映像データと2度目に記録された映像データとが仮に関連したものであっても、1度目に記録した映像データと2度目に記録された映像データとを関連づけて管理することができない、という課題がある。
【0015】
例えば、ある機会にダビングした複数の記録媒体のグループをグループA、違う機会にダビングした複数の記録媒体をグループBと呼称するようにする。このような場合、上記従来の方法では、グループAの範囲内で記録媒体を管理を行い、グループBの範囲内で記録媒体の管理を行うことは可能である。しかし、上記従来の方法ではグループAとグループBの両方をまとめて、管理することができない。
【0016】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、異なる機会にダビングした記録媒体同士であっても管理、参照することができる方法を開示することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本発明は、複数の記録媒体にデータを記録する装置であって、映像信号や、映像信号から画像圧縮した情報であるAVストリーム情報や、各記録媒体の識別情報と記録した内容の情報を持つ参照情報を含むデータを外部と入出力し、入力されたデータを記録制御部に渡す入出力部と、映像信号が記録制御部より入力された映像信号からAVストリーム情報を生成し、AVストリーム保持部に入力する映像信号エンコード部と、前記映像信号エンコード部より入力されたAVストリーム情報を保持するAVストリーム保持部と、参照情報を、異なる機会に記録した記録媒体へも検索可能となるように再構成し、参照情報保持部に入力する参照情報再構成部と、前記参照情報再構成部より入力された参照情報を保持する参照情報保持部と、記録媒体にAVストリーム情報と参照情報を記録する際は、前記AVストリーム保持部に保持されるAVストリーム情報や、前記参照情報保持部に保持される参照情報を前記入出力部に入力し、また、前記入出力部より入力された映像信号を画像圧縮する際は、前記映像信号エンコード部に入力する記録制御部と
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明では、今現在記録しようとしている記録媒体とは別の記録媒体であって、過去に記録した記録媒体への参照情報を参照できるようにしたので、ユーザは煩雑な作業を行わなくても、異なる機会にダビングした記録媒体同士であっても管理、参照することができるようになるという効果を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0020】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における映像記録装置の構成を示すブロック図である。映像記録装置1は、撮影した映像情報を記録する装置であって、光ディスクドライブ10と、光ディスク20、カメラ部30と、入出力部40と、記録制御部50と、AVストリーム保持部60と、映像情報エンコード部70と参照情報保持部80と、参照情報再構成部90とを備える。本図に示す映像記録装置1は、光ディスク20が着脱可能である。入出力部40は外部から入力された情報を記録制御部50に出力し、また、記録制御部50から入力されたデータを外部に出力する、入出力インタフェースである。光ディスクドライブ10は、入出力部40に接続され、情報を記録する記録媒体である光ディスク20にアクセスする。光ディスクドライブ10は、光ディスク20に記録されている情報の読み込み、情報の書き込みを行う機構である。カメラ部30は入出力部40に接続され、撮影した映像を映像信号として、入出力部40に入力する。
【0021】
また、実施の形態1の映像記録装置1は、光ディスクドライブ10とカメラ部30を装置に内蔵するように構成したが、映像記録装置1の外部に構成するようにしても良い。
【0022】
映像記録装置1の本体に取り付けられた撮影開始ボタン(図示しない)が印加されると、撮影開始要求を示す信号が入出力部40に通知される。入出力部40は撮影開始要求を示す信号を受け取ると記録制御部50に記録開始要求を通知する。記録制御部50は、映像記録装置1全体の制御に関する処理を行う。記録制御部50は記録開始要求の通知を受けると、映像信号エンコード部70にエンコード処理に必要な情報を設定する。この情報には記録する信号の品質に関するパラメータであるビットレートなどが含まれる。AVストリーム保持部60はAVストリーム情報を保持する。AVストリーム保持部60では、1回の撮影で記録する映像を1つのAVストリームとし、ファイル単位で保持する。記録制御部50はAVストリーム保持部60にAVストリーム情報を格納するためのファイルを作成するように指示を出す。これにより、AVストリーム保持部60はファイルを作成し、オープン状態にする。
【0023】
次に、記録制御部50はカメラ部30より入出力部40に入力される映像信号を、随時、映像信号エンコード部70に入力する処理を開始する。映像情報エンコード部70は、記録制御部50によって、随時入力される映像信号をAVストリーム情報にエンコードする。AVストリーム情報のフォーマットは、例えば、MPEG−2のフォーマットとしてもよい。映像信号エンコード部70によってエンコードされたAVストリーム情報は、AVストリーム保持部60に出力される。AVストリーム情報が入力されると、AVストリーム保持部60は、入力されたAVストリーム情報を記録制御部50によって作成を指示されたファイルに書き込む。
【0024】
映像記録装置1の本体に取り付けられた撮影停止ボタン(図示しない)が印加されると、撮影停止要求を示す信号が入出力部40に通知される。入出力部40は撮影開始要求を示す信号を受け取ると記録制御部50に記録開始要求を通知する。記録制御部50は記録停止要求の通知を受けると、入出力部40に入力された映像信号を映像信号エンコード部70に入力する処理を停止する。
【0025】
次に、記録制御部50は記録のファイナライズ処理を行う。すなわち、AVストリーム保持部60にファイルのクローズ要求を出し、ファイルへの書き込みを終了する。記録制御部50よりファイルのクローズ要求が通知されると、AVストリーム保持部60はファイルをクローズする。
【0026】
次に、AVストリーム保持部60に保持されているAVストリーム情報を光ディスク20にダビングする、ダビング処理を説明する。
【0027】
実施の形態1においては、ダビングを行う対象の全てのAVストリーム情報がAVストリーム保持部60に保持されているものとする。参照情報保持部80は参照情報を保持する。実施の形態1の参照情報保持部80は、ダビングが行われるまで、参照情報を保持しないものとする。参照情報再構成部90は、参照情報保持部80が保持する参照情報を取得できる。また、参照情報再構成部90は過去に記録した参照情報に今回記録する記録媒体に関する参照情報を含ませるように参照情報を再構成する。
【0028】
図2は、ダビング処理をフローチャート化したものである。ステップS100において、記録制御部50はAVストリーム保持部60に問い合わせを行い、ダビングする全AVストリームの容量(Total_Amountと呼称)、すなわち、データの総バイト数を算出する。記録制御部50はTotal_Amountを基に、ダビングにディスクが何枚必要かを計算する。計算方法としては、取得したTotal_AmountをDVD1枚に記録できる容量である4.7GBで除算することで求めることができる。このとき、除算の計算結果に余りが存在する場合は、商の値に1つ加算する。
【0029】
ステップS110において、ユーザによって、ダビングするための光ディスク20が光ディスクドライブ10に挿入されるまで待つ。また、ステップS110において、光ディスク20をおくトレイを自動的にオープンし、ユーザによる光ディスク20の挿入を促すようにしてもよい。光ディスク20が挿入されると、ダビング処理は次のステップに遷移する。
【0030】
また、ディスクが挿入されたとき、光ディスク20の空き容量を計算するようにしてもよい。この場合、まず、記録制御部50は光ディスクドライブ10に問い合わせを行い、光ディスク20の残容量を取得する。次に、記録制御部50は、光ディスク20の残容量が想定していた容量(例えば、DVDを想定する場合、4.7ギガバイト)よりも少ないかどうかを判定し、少ないと判定した場合は、エラーを表示するなどの処理を行ってもよい。
【0031】
ステップS120において、光ディスク20のフォーマット処理を行う。記録制御部50は光ディスクドライブ10に光ディスク20のフォーマット処理を依頼する。、依頼を受けた光ディスクドライブ10は光ディスク20のフォーマット処理を行う。光ディスク20のフォーマット処理とは、光ディスク20の初期化処理とデータ管理情報であるファイルシステム情報を光ディスク20に記録する処理を行う処理のことである。
【0032】
ステップS120で光ディスク20のフォーマット処理が終了すると、次の処理を行う。すなわち、ステップS130において、記録制御部50はAVストリーム保持部60にアクセスし、記録するAVストリームを取得する。次にステップS140において、記録制御部50はAVストリームを光ディスク20に記録するために、記録するAVストリームを光ディスクドライブ10に出力する、光ディスクドライブ10は入力されたAVストリームを、光ディスク20に書き込む。光ディスク20への書き込み処理が終了すると、ステップS150に遷移し、参照情報の再構成を行う参照情報再構成処理を行う。
【0033】
実施の形態1における参照情報は、図3のように定義する。すなわち、参照情報はバージョンナンバー、総ディスク枚数、ディスク識別ID、ディスク参照キーワード、AVファイル数、AVストリームファイル名から構成される。バージョンナンバーは、どの機会にダビングされたディスクであるかを示す変数である。総ディスク枚数は過去にダビングしたディスクの合計の枚数、すなわち、当該の参照情報によって参照可能なディスクの枚数を示す変数である。
【0034】
ディスク識別IDはダビングされた各ディスクを識別するための識別子である。また、ディスク参照キーワードはダビングされた各ディスクを参照するために必要なキーワードを示す。そして、AVファイル数は当該のディスクに記録されているAVストリームファイルの総数を示す。AVストリームファイル名はディスクに記録されているAVストリームファイルのファイル名を示す。各ディスクには、記録されるAVファイルの総数分のAVストリームファイル名がリスト化され、記録されている。
【0035】
図4は参照情報再構成処理をフローチャート化したものである。ステップS500において、まず、参照キーワード作成処理を行う。参照キーワードとは、各ディスクを参照するためのキーワードである、ディスク識別IDとディスク参照キーワードからなる。ディスク識別IDは各ディスクを識別するためのキーワードであり、ディスク参照キーワードはディスクの記録内容を記述するキーワードである。実施の形態1における映像記録装置1は、キーワードをユーザに決定してもらう。映像記録装置1は、本体に取り付けられたボタン(図示しない)を利用して、ユーザにキーワードを入力してもらうことによって、キーワードを作成する。
【0036】
図5は参照キーワード作成処理をフローチャート化したものである。ステップS600において、ユーザが入力した文字列を受け取り、ディスク参照キーワードを作成する。ユーザによって入力された文字列が入出力部40に入力されると、入出力部40は入力された文字列を記録制御部50に出力する。記録制御部50は入力された文字列を参照情報再構成部90に入力する。参照情報再構成部90は入力した文字列を、ディスク参照キーワードを作成するまでの間、一時的に保持する。ステップS610において、参照情報再構成部90はユーザが入力した文字列を受け取り、ディスク識別IDを作成する。ユーザによって入力された文字列を入出力部40に入力されると、入出力部40は入力された文字列を記録制御部50に入力し、記録制御部50は入力された文字列を参照情報再構成部90に入力する。参照情報再構成部90は入力した文字列を、ディスク識別IDを作成するまでの間、一時的に保持する。
【0037】
次に、ステップS510において、記録制御部50は参照キーワードを参照情報再構成部90に入力し、参照情報の再構成を依頼する。ステップS520において、参照情報再構成部90は記録制御部50より参照情報の再構成を依頼されると、参照情報保持部80に対して、参照情報が保持されているかを問い合わせる。ステップS530において、ステップS520における問い合わせの結果を基に処理を分岐させる。参照情報保持部80が参照情報を保持していない場合は、上記のようにダビングはまだ行われていないことになる。よって、この場合、参照情報再構成部90はステップS570の参照情報を新規作成する処理に遷移する。参照情報保持部80が参照情報を保持している場合は、ステップS540の参照情報を再構成する処理に遷移する。
【0038】
ステップS570において、参照情報再構成部90は参照情報を新規に作成する。実施の形態1の参照情報再構成部90は、バージョンナンバーには、最初から数えて何番目にダビングされたものなのかを示す数字、すなわち、今までに実施したダビングの回数を設定する。よって、新規に作成する場合には”1”をバージョンナンバーに設定する。また、実施の形態1の参照情報再構成部90は、ディスク識別IDにはステップS500の参照キーワード作成処理においてユーザが入力したディスク識別の文字列を設定する。同様に、参照情報再構成部90はディスク参照キーワードに、ステップS500の参照キーワード作成処理において、ユーザが入力した参照キーワードを設定する。
【0039】
例えば、ステップS500の参照キーワード作成処理において、ディスクを識別する文字列として、ユーザは”20080912”を入力したとする。この場合、参照情報再構成部90はディスク識別IDには”20080912”を設定する。また、ステップS500の参照キーワード作成処理において、ユーザが入力した参照キーワードが”長女・幼稚園の年長さんのときの運動会”であったとする。この場合、参照情報再構成部90はディスク参照キーワードには”長女・幼稚園の年長さんのときの運動会”を設定する。
【0040】
以上で記載したように参照情報の各変数を設定すると、図6に示すような参照情報を作成できる。
【0041】
ステップS580において、参照情報再構成部90はステップS570にて作成した参照情報を参照情報保持部80に書き込む。
【0042】
ステップS540において、参照情報再構成部90は参照情報保持部80にアクセスして、参照情報を取得する。
【0043】
次にステップS550において、参照情報再構成部90は参照情報を再構成する。説明のため、ステップS500の参照キーワード作成処理において、ユーザは、ディスク識別IDとして”20090330”を入力し、ディスク参照キーワードとして”北海道旅行”を入力したと仮定しよう。この場合、参照情報再構成部90はステップS520にて取得した参照情報(例えば、上記の図6の参照情報)を基に、図7の参照情報を作成する。参照情報再構成部90は各ディスクのディスク参照情報が配列構造となるように参照情報を再構成する。すなわち、図6の参照情報のディスク参照情報の後ろに新しくディスク参照情報を作成し、新しく作成したディスク参照情報の各メンバに値を設定する。すなわち、参照情報再構成部90はディスク識別IDに”20090330”を設定し、ディスク参照キーワードに”北海道旅行”を設定する。次に、参照情報の総ディスク枚数の値をステップS520にて取得した参照情報の総ディスク枚数に今回ダビングするディスクの枚数(ステップS100にて得られる)を足し合わせた和の値に更新する。また、参照情報再構成部90は参照情報のバージョンナンバーをステップS520にて取得した参照情報のバージョンナンバーの値にひとつインクリメントした値に更新する。
【0044】
ステップS560において、参照情報再構成部90は参照情報保持部80にアクセスし、参照情報保持部80が保持する参照情報をステップS550にて作成した参照情報で上書きする。
【0045】
参照情報再構成処理が終了すると、ダビング処理はステップS160に遷移する。ステップS160において、記録制御部50は参照情報保持部80にアクセスし、ステップS150で再構成した参照情報を取得する。ステップS170において、光ディスク20に参照情報を書き込む。記録制御部50は入出力部40にステップS160にて取得した参照情報を出力し、光ディスクへの書き込みを依頼する。入出力部40は、光ディスクドライブ10に記録制御部50より入力した参照情報を光ディスクドライブ10に入力し、光ディスクドライブ10に書き込み処理を依頼する。光ディスクドライブ10は参照情報の光ディスク20への書き込み依頼を受け取ると、光ディスクドライブ10に参照情報を書き込む。
【0046】
ステップS180において、全てのディスクへのダビングが完了したかどうかを判定し、処理を分岐させる。すなわち、全てのディスクへのダビングが完了した場合は、ダビング処理を終了し、全てのディスクへのダビングが完了していない場合は、ステップS110に遷移する。
【0047】
次に、ダビングしたディスクに記録されているAVストリーム情報を再生する方法を説明する。
【0048】
実施の形態1における、再生装置100を図8に図示する。再生制御部110は再生装置100における再生制御を司るブロックである。図8において、図1と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。AVストリームデコード部120は、AVストリーム情報を映像信号にデコードし、映像信号を生成する。デコードするAVストリーム情報は、記録再生制御部50がAVストリームデコード部120に入力する。記録再生制御部155は記録したAVストリーム情報を保持するAVストリーム保持部60から再生するAVストリーム情報を取得し、AVストリームデコード部120に入力する。AVストリームデコード部120は、生成した映像信号を映像合成部130に出力する。グラフィクス生成部140は、グラフィクスの表示イメージであるグラフィクス画像信号を生成し、画像合成部130に出力する。
【0049】
グラフィクス生成部140は、表示する文字列と表示する文字列を表示するための制御情報であるグラフィクス表示情報を基に、グラフィクスを生成する。実施の形態1のグラフィクス表示情報は図9に示す変数を持つものとする。すなわち、グラフィクス表示情報は、グラフィックスの表示領域であるウィンドウの表示位置を示すwindow_origin_horizontal_position(水平方向)とwindow_origin_vertical_position(垂直方向)と、ウィンドウの表示領域を示すwindow_heightとwindow_widthと、表示するオブジェクト(文字列)の表示位置を示すobject_origin_horizontal_position(水平方向)とobject_origin_vertical_position(垂直方向)と、表示するオブジェクト(文字列)の表示領域を示すobject_heightとobject_widthと、オブジェクトの表示領域に表示する文字列と、表示する文字のフォントのタイプを表すfont_typeと、文字の大きさを示すfont_sizeとから構成される。
【0050】
グラフィクス生成部140はグラフィクス表示情報によって、ウィンドウの表示位置と、ウィンドウの表示領域、文字列の表示位置と、文字列の表示領域、文字のフォント、文字の大きさを認識し、グラフィクスを生成し、グラフィクス画像信号を出力する。グラフィクス画像信号は、例えば、ピクセルの色情報をRGBカラーモデルで表現したビットマップイメージとしてもよい。
【0051】
なお、実施の形態1において、グラフィクス表示情報はグラフィクス表示情報保持部145に保持される。
【0052】
映像合成部130は、AVストリームデコード120から入力された映像信号とグラフィクス生成部140から入力されたグラフィクス映像信号を合成し、合成した信号を表示部150に出力する。表示部150はモニタ等を持ち、入力され信号に基づいて、映像を表示する。映像合成部130は、表示部150の表示画面上において、映像が表示される領域以外の余白の領域に黒ミュートがかかるように映像信号を合成して、表示部150に出力してもよい。
【0053】
なお、映像合成部130にグラフィクス映像信号が入力されない場合、映像合成部130はAVデコード部80によってデコードされた映像信号のみを表示部150に出力するようにしても良い。また、AVデコード部80によってデコードされた映像信号が映像合成部130に入力されない場合、映像合成部130はグラフィクス映像信号のみを表示部150に出力するようにしても良い。表示部150は映像合成部130によって入力された映像信号の映像を表示する。
【0054】
再生制御部110はまず、再生するAVストリーム情報を取得する。再生制御部110は入出力部40に光ディスクからAVストリーム情報を読み込む依頼を出す。入出力部40は、記録再生制御部からの依頼があると、光ディスクドライブ10に光ディスク20からAVストリーム情報の読み込みを依頼する。読み込み依頼があると、光ディスクドライブ10は光ディスク20からAVストリーム情報の読み出し、入出力部40に入力する。入出力部40は入力されたAVストリーム情報を再生制御部110に出力する。次に、再生制御部110はAVストリーム情報をAVストリームデコード部120に出力する。AVストリームデコード部120は入力されたAVストリーム情報を映像信号にデコードし、動画映像合成部130に出力する。映像合成部130は、グラフィクス生成部140からグラフィック映像信号を入力されていない場合は、AVストリームデコード部120から入力された映像信号のみを表示部150に出力する。
【0055】
次にユーザに各ディスクへの参照情報を表示する方法を示す。まず、再生制御部110は再生する参照情報を取得する。すなわち、再生制御部110は入出力部に対して、光ディスク20からのデータ読み込みを依頼する。依頼を受けると入出力部は光ディスクドライブ10に光ディスク20から参照情報の読み込みを依頼する。読み込み依頼があると、光ディスクドライブ10は光ディスク20から参照情報を読み出し、記録再生制御部50に出力する。
【0056】
実施の形態1では、ダビングしたディスク毎に、参照情報を表示する。各ディスクへの参照情報は、グラフィクス生成部140によって参照情報を表示するグラフィクス映像信号を生成し、最終的には表示部150に表示する。実施の形態1では、各ディスクへの参照情報を表示するグラフィクス映像信号を作成するためのグラフィクス表示情報は、予め準備されたグラフィクス表示情報と、参照情報内に記述された参照キーワードの文字列を組み合わせて作成される。また、予め準備されたグラフィクス表示情報はグラフィクス参照情報保持部145に保持される。
【0057】
再生制御部110は、グラフィクス表示情報保持部145から予め準備されたグラフィクス表示情報を取得する。さらに、再生制御部110は、取得した参照情報から再生中のディスクに対応するディスク参照情報のディスク識別IDの文字列と、ディスク参照キーワードの文字列と、予め準備されたグラフィクス表示情報とを組み合わせて、表示用のグラフィクス表示情報を作成する。再生制御部110は作成したグラフィクス表示情報をグラフィクス生成部140に出力する。
【0058】
グラフィクス生成部140は再生制御部110から入力されたグラフィクス表示情報を基にグラフィック映像信号を生成し、映像合成部130に出力する。グラフィクス生成部140は記録再生制御部155からグラフィクス表示情報を基にグラフィック映像信号を生成し、映像合成部130に出力する。映像合成部130に、AVデコード部80によってデコードされた映像信号が入力されていない場合、映像合成部130はグラフィクス映像信号のみを表示部150に出力する。映像合成部130に、AVデコード部80によってデコードされた映像信号が入力されている場合、映像合成部130は映像信号とグラフィクス映像信号を合成し、合成後の信号を表示部150に出力する。
【0059】
表示部150は、映像合成部130によって入力された映像信号の映像を表示する。例えば、光ディスク20より取得された参照情報が図7のようであったなら、図20のようなグラフィクスが1枚目のディスクの参照情報として表示される。参照情報を表示させる順番としては、例えば、最初にダビングしたディスクから表示し、映像記録装置1の本体に取り付けられたNextボタン(図示しない)が印加されると、ダビングした順番(昇順)に参照情報のグラフィクスを表示させてもよい。Nextボタンが押されると次のディスクの参照情報、すなわち、参照情報内に記録されている2枚目のエントリーのディスク参照情報を基に2枚目のディスクの参照情報を表示するグラフィクスを、上記1枚目の場合と同様に生成する。任意のi番目の参照情報を表示される場合には、参照情報内に記録されているi番目のエントリーのディスク参照情報を基にグラフィクス表示情報を作成し、グラフィクス生成部140に入力する。これにより、i枚目のディスクの参照情報を表示するグラフィクスを表示する。
【0060】
以上のような一連のダビング処理を行うことにより、参照情報再構成部90は過去に記録した参照情報に今回新しく記録する記録媒体に関する参照情報を含ませるように参照情報を再構成する。ユーザは煩雑な作業を行わなくても、映像記録装置1は参照情報再構成部90によって再構成した参照情報をダビングする各ディスクに記録する。よって、記録媒体を再生する装置は、少なくとも前方方向への参照を保証することが可能となり、ユーザの利便性を向上することができる。
【0061】
また、記録媒体を再生する装置は、記録媒体に記録している参照情報を用いて、参照情報を画面に表示する。よって、ユーザは、ダビングを行った前期の映像記録装置1と違う機器である、例えば、再生装置100のような装置で再生させる場合においても他の記録媒体への検索が行うことができる。
【0062】
(実施の形態2)
図10は、本発明の実施の形態2における映像記録装置の構成を示すブロック図である。図10において、図1、及び図8と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0063】
映像記録装置152は、撮影した映像情報を記録する装置である。また、記録した映像情報を再生する機能を備えている。
【0064】
記録制御部50は、映像記録装置152全体の制御に関する処理を行う。
【0065】
実施の形態2における、参照情報を図12に示す。実施の形態1との違いは、参照情報がグラフィクス表示情報を含むところである。
【0066】
次に、AVストリーム保持部60に保持されているAVストリーム情報を光ディスク20にダビングする、ダビング処理を説明する。
【0067】
実施の形態2においては、ダビングを行う対象の全てのAVストリーム情報がAVストリーム保持部60に保持されているものとする。
【0068】
図11は実施の形態3におけるダビング処理をフローチャート化した図である。図11において、図2と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0069】
ステップS190において、記録制御部50はグラフィクス表示情報保持部145にアクセスし、グラフィクス表示情報を取得する。記録制御部50はステップS160において取得した参照情報のメンバ、グラフィクス表示情報に、グラフィクス表示情報保持部145より取得したグラフィクス表示情報を挿入する。
【0070】
これにより、ステップS170において、光ディスク20に書き込まれる参照情報にはグラフィクス表示情報保持部145より取得したグラフィクス表示情報が含まれるようになる。
【0071】
実施の形態2における、再生装置153を図13に図示する。
【0072】
図13において、図1と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0073】
実施の形態2のグラフィクス表示情報は実施の形態1と同様である。
【0074】
実施の形態2において、参照情報の表示のために使われるグラフィクス表示情報は、光ディスク20に記録されている参照情報のメンバであるグラフィクス表示情報を用いる。
【0075】
再生制御部110はまず、再生するAVストリーム情報を取得する。再生制御部110は入出力部40に光ディスクからAVストリーム情報を読み込む依頼を出す。入出力部40は、記録再生制御部から依頼があると、光ディスクドライブ10に光ディスク20からAVストリーム情報の読み込みを依頼する。読み込み依頼があると、光ディスクドライブ10は光ディスク20からAVストリーム情報の読み出し、入出力部40に入力する。入出力部40は入力されたAVストリーム情報を再生制御部110に出力する。
【0076】
次に、再生制御部110はAVストリーム情報をAVストリームデコード部120に出力する。
【0077】
AVストリームデコード部120は入力されたAVストリーム情報を映像信号にデコードし、映像合成部130に出力する。映像合成部130は、グラフィクス生成部140からグラフィック映像信号を入力されていない場合は、AVストリームデコード部120から入力された映像信号のみを表示部150に出力する。
【0078】
次にユーザに各ディスクへの参照情報を表示する方法を示す。
【0079】
まず、再生制御部110は再生する参照情報を取得する。すなわち、再生制御部110は入出力部に対して、光ディスク20からのデータ読み込みを依頼する。依頼を受けると入出力部は光ディスクドライブ10に光ディスク20から参照情報の読み込みを依頼する。読み込み依頼があると、光ディスクドライブ10は光ディスク20から参照情報を読み出し、再生制御部110に出力する。
【0080】
実施の形態2では、ダビングしたディスク毎に、参照情報を表示する。各ディスクへの参照情報は、グラフィクス生成部140によって参照情報を表示するグラフィクス映像信号を生成し、最終的には表示部150に表示する。再生制御部110は、各ディスクへの参照情報を表示するグラフィクス映像信号を作成するためのグラフィクス表示情報として、光ディスク20より取得した参照情報に含まれるグラフィクス表示情報を用いる。再生制御部110は取得した参照情報から再生中のディスクに対応するディスク参照情報のディスク識別IDの文字列と、ディスク参照キーワードの文字列と、ディスクに記録されているグラフィクス表示情報とを組み合わせて、表示用のグラフィクス表示情報を作成する。
【0081】
再生制御部110は作成したグラフィクス表示情報をグラフィクス生成部140に出力する。
【0082】
グラフィクス生成部140は記録再生制御部50から入力されたグラフィクス表示情報を基にグラフィック映像信号を生成し、映像合成部130に出力する。グラフィクス生成部140は再生制御部110から入力されたグラフィクス表示情報を基にグラフィック映像信号を生成し、映像合成部130に出力する。映像合成部130に、AVデコード部80によってデコードされた映像信号が入力されていない場合、映像合成部130はグラフィクス映像信号のみを表示部150に出力する。映像合成部130に、AVデコード部80によってデコードされた映像信号が入力されている場合、映像合成部130は映像信号とグラフィクス映像信号を合成し、合成後の信号を表示部150に出力する。
【0083】
表示部150は、映像合成部130によって入力された映像信号の映像を表示する。例えば、光ディスク20より取得された参照情報が図7のようであったなら、図20のようなグラフィクスが1枚目のディスクの参照情報として表示される。参照情報を表示させる順番としては、例えば、最初にダビングしたディスクから表示し、映像記録装置152の本体に取り付けられたNextボタン(図示しない)が印加されると、ダビングした順番(昇順)に参照情報のグラフィクスを表示させてもよい。
【0084】
Nextボタンが押されると次のディスクの参照情報、すなわち、参照情報内に記録されている2枚目のエントリーのディスク参照情報を基に2枚目のディスクの参照情報を表示するグラフィクスを、上記1枚目の場合と同様に生成する。任意のi番目の参照情報を表示される場合には、参照情報内に記録されているi番目のエントリーのディスク参照情報を基に作成したグラフィクス表示情報とをグラフィクス生成部140に入力することにより、2枚目のディスクの参照情報を表示するグラフィクスを表示する。
【0085】
以上のような一連のダビング処理を行うことにより、参照情報再構成部90は過去に記録した参照情報に今回新しく記録する記録媒体に関する参照情報を含ませるように参照情報を再構成する。ユーザは煩雑な作業を行わなくても、映像記録装置152は参照情報再構成部90によって再構成した参照情報をダビングする各ディスクに記録する。よって、記録媒体を再生する装置は、少なくとも前方方向への参照を保証することが可能となり、ユーザの利便性を向上することができる。
【0086】
また、記録媒体を再生する装置は、記録媒体に記録している参照情報を用いて、参照情報を画面に表示する、よって、ユーザは、ダビングを行った前期の映像記録装置152と違う機器である、再生装置153にて記録媒体を再生される場合においても他の記録媒体への検索が行うことができる。
【0087】
さらに、実施の形態2の映像記録装置152は、ディスクに記録する参照情報にグラフィクス表示情報を設定する。これにより、例えば、再生装置153のように、参照情報を画面に表示するためのグラフィクス表示情報を予め持たない装置においても、参照情報を画面に表示することができる。
【0088】
(実施の形態3)
図14は、本発明の実施の形態3における映像記録装置の構成を示すブロック図である。図14において、図1、及び図8と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0089】
映像記録装置154は、撮影した映像情報を記録する装置である。また、映像記録装置154は、記録した映像情報を再生する機能を備えている。入出力部40は撮影開始要求を示す信号を受け取ると記録再生制御部155に記録開始要求を通知する。記録再生制御部155は、映像記録装置154全体の制御に関する処理を行う。記録再生制御部155は入出力部40より記録開始要求の通知を受けると、映像信号エンコード部70にエンコード処理に必要な情報を設定する。この情報には記録する信号の品質に関するパラメータであるビットレートなどが含まれる。
【0090】
記録再生制御部155はAVストリーム保持部60にAVストリーム情報を格納するためのファイルを作成ように指示を出す。前期AVストリーム保持部60はファイルを作成し、オープン状態にする。次に、記録再生制御部155は、カメラ部30より入出力部40に入力された映像信号を、随時、映像信号エンコード部70に入力する処理を開始する。
【0091】
映像情報エンコード部70は、入力された映像信号をAVストリーム情報にエンコードする。AVストリーム情報のフォーマットは、例えば、MPEG−2のフォーマットとしてもよい。映像信号エンコード部70によってエンコードされたAVストリーム情報は、AVストリーム保持部60に出力される。AVストリーム情報が入力されるとAVストリーム保持部60は、入力されたAVストリーム情報を記録再生制御部155によって作成を指示されたファイルに書き込む。
【0092】
映像記録装置154の本体に取り付けられた撮影停止ボタン(図示しない)が印加されると、撮影停止要求を示す信号が入出力部40に通知される。入出力部40は撮影開始要求を示す信号を受け取ると記録再生制御部155に記録開始要求を通知する。記録再生制御部155は記録停止要求の通知を入出力部40より受けると、カメラ部30より入力部40に入力された映像信号を映像信号エンコード部70に転送する処理を停止する。
【0093】
次に記録再生制御部155は記録のファイナライズ処理を行う。すなわち、AVストリーム保持部60はファイルをクローズし、ファイルへの書き込みを終了する。AVストリームデコード部120は、AVストリーム情報を映像信号にデコードし、映像信号を生成する。デコードするAVストリーム情報は、記録再生制御部50がAVストリームデコード部120に入力する。記録再生制御部155は記録したAVストリーム情報を保持するAVストリーム保持部60から再生するAVストリーム情報を取得し、AVストリームデコード部120に入力する。
【0094】
AVストリームデコード部120は、生成した映像信号を映像合成部130に出力する。グラフィクス生成部140は、グラフィクス表示情報から、グラフィクス画像信号を生成し、画像合成部130に出力する。
【0095】
実施の形態3におけるグラフィクス表示情報は、実施の形態1におけるグラフィクス表示情報と同様のものである。
【0096】
実施の形態3において、グラフィクス表示情報はグラフィクス表示情報保持部145に保持される。
【0097】
映像合成部130は、AVストリームエンコード部70から入力された映像信号とグラフィクス生成部140から入力されたグラフィクス映像信号を合成し、合成した信号を表示部150に出力する。表示部150はモニタ等を持ち、入力され信号に基づいて、映像を表示する。映像合成部130は、表示部150の表示画面上において、映像が表示される領域以外の余白の領域に黒ミュートがかかるように映像信号を合成して、表示部150に出力してもよい。
【0098】
映像合成部130にグラフィクス映像信号が入力されない場合、映像合成部130はAVデコード部80によってデコードされた映像信号のみを表示部150に出力するようにしても良い。また、AVデコード部80によってデコードされた映像信号が映像合成部130に入力されない場合、映像合成部130はグラフィクス映像信号のみを表示部150に出力するようにしても良い。表示部150は映像合成部130によって入力された映像信号の映像を表示する。
【0099】
次に、AVストリーム保持部60に保持されているAVストリーム情報を光ディスク20にダビングする、ダビング処理を説明する。
【0100】
実施の形態3においては、ダビングを行う対象の全てのAVストリーム情報がAVストリーム保持部60に保持されているものとする。
【0101】
図15は実施の形態3におけるダビング処理をフローチャート化した図である。ステップS700において、記録再生制御部155はAVストリーム保持部60に問い合わせを行い、ダビングする全AVストリーム情報の容量(Total_Amount)、すなわちデータの総バイト数を算出する。記録再生制御部155はTotal_Amountを基に、ダビングにディスクが何枚必要かを計算する。計算方法としては、取得したTotal_AmountをDVD1枚に記録できる容量である4.7GBで除算することで求めてもよい。このとき、除算の計算結果に余りが存在する場合は、商の値に1つ加算する。
【0102】
ステップS710において、ユーザによって、ダビングするための光ディスク20が光ディスクドライブ10に挿入されるまで待つ。また、ステップS710において、光ディスク20をおくトレイを自動的にオープンし、ユーザによる光ディスク20の挿入を促すようにしてもよい。
【0103】
光ディスク20が挿入されると、ダビング処理は次のステップに遷移する。ディスクが挿入されたとき、光ディスク20の空き容量を計算するようにしてもよい。すなわち、記録再生制御部155は入出力部40を介して、光ディスクドライブ10に問い合わせを行い、光ディスク20の残容量を取得する。このとき、記録再生制御部155は光ディスク20の残容量が想定していた容量(例えば、DVDを想定する場合、4.7ギガバイト)よりも少ない場合は、エラーを表示するようにしてもよい。
【0104】
ステップS720において、光ディスク20のフォーマット処理を行う。記録再生制御部155は入出力部40に光ディスクのフォーマット処理を依頼する。入出力部40は依頼を受けると、光ディスクドライブ10に光ディスク20のフォーマット処理を依頼する。依頼を受けた光ディスクドライブ10は光ディスク20のフォーマット処理を行う。
【0105】
ステップS720で光ディスク20のフォーマット処理が終了すると、次の処理ステップに遷移する。ステップS730において、記録再生制御部155はAVストリーム保持部60にアクセスし、記録するAVストリーム情報を取得する。次にステップS740において、記録再生制御部155はAVストリーム情報を光ディスク20に記録するために、記録するAVストリーム情報を入出力部40に出力する。入出力部40は、記録再生制御部155によって入力されたAVストリーム情報を光ディスクドライブ10に出力する。光ディスクドライブ10は入力されたAVストリーム情報を、光ディスク20に書き込む。
【0106】
光ディスク20への書き込み処理が終了すると、ステップS750に遷移し、参照情報の再構成を行う参照情報再構成処理を行う。
【0107】
実施の形態3においての参照情報のフォーマットは実施の形態1と同様である。
【0108】
図16は参照情報再構成処理をフローチャート化したものである。図16において、図4と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。ステップS800において、参照キーワード作成処理を行う。実施の形態3における参照キーワード作成処理では、ユーザにキーワードを入力してもらう際に、入力画面を作成する。
【0109】
図17は参照キーワード作成処理をフローチャート化したものである。図17において、図5と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。ステップS820において、ディスク参照キーワードをユーザに入力してもらうための入力画面を出画する。
【0110】
ステップS820にて使用する、表示する文字列とグラフィクス表示情報はグラフィクス表示情報保持部145に保持されている。記録再生制御部155はグラフィクス表示情報管理部145にアクセスして、グラフィクス表示情報を取得し、グラフィクス表示情報をグラフィクス部生成に入力する。
【0111】
グラフィクス生成部140は記録再生制御部155が入力したグラフィクス表示情報を基にグラフィック映像信号を生成し、映像合成部130に出力する。映像合成部130に、AVデコード部80によってデコードされた映像信号が入力されていない場合、映像合成部130はグラフィクス映像信号を表示部150に出力する。映像合成部130に、AVデコード部80によってデコードされた映像信号が入力されている場合、映像合成部130はAVデコード部80によって入力された映像信号とグラフィクス生成部100が入力したグラフィクス映像信号を合成し、合成後の映像信号を表示部150に出力する。
【0112】
表示部150は映像合成部130によって入力された映像信号の映像を表示する。ステップS820にて表示する入力画面として、例えば、図18のような入力画面を表示してもよい。ステップS830において、ディスク識別IDの文字列をユーザに入力してもらうための入力画面を出画する。記録再生制御部155は、表示する文字列とグラフィクス表示情報をグラフィクス表示情報保持部145より取得し、グラフィクス表示情報をグラフィクス部に入力する。
【0113】
グラフィクス生成部140は記録再生制御部155が入力したグラフィクス表示情報を基にグラフィック映像信号を生成し、映像合成部130に出力する。映像合成部130に、AVデコード部80によってデコードされた映像信号が入力されていない場合、映像合成部130はグラフィクス映像信号を表示部150に出力する。映像合成部130に、AVデコード部80によってデコードされた映像信号が入力されている場合、映像合成部130はAVデコード部80によって入力された映像信号とグラフィクス生成部100が入力したグラフィクス映像信号を合成し、合成後の映像信号を表示部150に出力する。ステップS830におけるディスク識別IDの入力画面として、例えば、図19のような入力画面を出画してもよい。
【0114】
次に、ステップS810において、記録再生制御部155はステップS800にて作成された参照キーワードを参照情報再構成部90に入力し、参照情報の再構成を依頼する。
【0115】
参照情報再構成処理が終了すると、ダビング処理はステップS760に遷移する。ステップS760において、記録再生制御部155は参照情報保持部80にアクセスし、ステップS750で再構成した参照情報を取得する。ステップS770において、光ディスク20に参照情報を書き込む。記録再生制御部155は入出力部40に取ステップS760にて取得した参照情報を出力する。入出力部40は、光ディスクドライブ10に入力し、光ディスクドライブ10に書き込み処理を依頼する。光ディスクドライブ10は参照情報の光ディスク20への書き込み依頼を受け取ると、光ディスクドライブ10に参照情報を書き込む。ステップ780において、全てのディスクへのダビングが完了したかどうかを判定し、処理を分岐させる。すなわち、全てのディスクへのダビングが完了した場合は、ダビング処理を終了し、全てのディスクへのダビングが完了していない場合は、ステップS710に遷移する。
【0116】
次に、ダビングしたディスクに記録されているAVストリーム情報を再生する方法を説明する。
【0117】
記録再生制御部155は再生するAVストリーム情報を取得する。記録再生制御部155は入出力部40に光ディスクからAVストリーム情報を読み込む依頼を出す。入出力部40は、記録再生制御部からの依頼があると、光ディスクドライブ10に光ディスク20からAVストリーム情報の読み込みを依頼する。読み込み依頼があると、光ディスクドライブ10は光ディスク20からAVストリーム情報の読み出し、入出力部40に入力する。入出力部40は入力されたAVストリーム情報を記録再生制御部155に出力する。
【0118】
次に、記録再生制御部155はAVストリーム情報をAVストリームデコード部120に出力する。AVストリームデコード部120は入力されたAVストリーム情報を映像信号にデコードし、動画映像合成部130に出力する。映像合成部130は、グラフィクス生成部140からグラフィック映像信号を入力されていない場合は、AVストリームデコード部120から入力された映像信号のみを表示部150に出力する。
【0119】
次にユーザに各ディスクへの参照情報を表示する方法を示す。まず、記録再生制御部155は再生する参照情報を取得する。すなわち、記録再生制御部155は入出力部に対して、光ディスクからのデータ読み込みを依頼する。依頼を受けると入出力部は光ディスクドライブ10に光ディスク20から参照情報の読み込みを依頼する。読み込み依頼があると、光ディスクドライブ10は光ディスク20から参照情報を読み出し、記録再生制御部155に出力する。
【0120】
実施の形態3では、ダビングしたディスク毎に、参照情報を表示する。
【0121】
各ディスクへの参照情報は、グラフィクス生成部140によって参照情報を表示するグラフィクス映像信号を生成し、最終的には表示部150に表示する。
【0122】
実施の形態3では、各ディスクへの参照情報を表示するグラフィクス映像信号を作成するためのグラフィクス表示情報は、予め準備されたグラフィクス表示情報と、参照情報内に記述された参照キーワードの文字列を組み合わせて作成される。また、予め準備されたグラフィクス表示情報はグラフィクス参照情報保持部145に保持される。
【0123】
記録再生制御部155は、グラフィクス表示情報保持部145から予め準備されたグラフィクス表示情報を取得する。さらに、記録再生制御部155は取得した参照情報内の参照情報内のディスク識別IDの文字列と参照情報内のディスク参照キーワードの文字列と予め準備されたグラフィクス表示情報とを組み合わせて、グラフィクス映像信号を生成するためのグラフィクス表示情報を作成する。記録再生制御部155はグラフィクス生成部140に、作成したグラフィクス表示情報をグラフィクス生成部140に出力する。
【0124】
グラフィクス生成部140は、記録再生制御部50から入力されたグラフィクス表示情報を基にグラフィック映像信号を生成し、映像合成部130に出力する。グラフィクス生成部140は、記録再生制御部155からグラフィクス表示情報を基にグラフィック映像信号を生成し、映像合成部130に出力する。映像合成部130に、AVデコード部80によってデコードされた映像信号が入力されていない場合、映像合成部130は、グラフィクス映像信号のみを表示部150に出力する。映像合成部130に、AVデコード部80によってデコードされた映像信号が入力されている場合、映像合成部130は、映像信号とグラフィクス映像信号を合成し、合成後の信号を表示部150に出力する。
【0125】
表示部150は、映像合成部130によって入力された映像信号の映像を表示する。例えば、光ディスク20より取得された参照情報が図7のようであったなら、図20のようなグラフィクスが1枚目のディスクの参照情報として表示される。参照情報を表示させる順番としては、例えば、最初にダビングしたディスクから表示し、映像記録装置154の本体に取り付けられたNextボタン(図示しない)が印加されると、ダビングした順番(昇順)に参照情報のグラフィクスを表示させてもよい。
【0126】
Nextボタンが押されると次のディスクの参照情報、すなわち、参照情報内に記録されている2枚目のエントリーのディスク参照情報を基に2枚目のディスクの参照情報を表示するグラフィクスを、上記1枚目の場合と同様に生成する。任意のi番目の参照情報を表示される場合には、まず、参照情報内に記録されているi番目のエントリーのディスク参照情報と、予め用意されたグラフィクス表示情報と基に、画面表示用のグラフィクス表示情報を作成する。次に再生したグラフィクス表示情報をグラフィクス生成部140に入力することにより、2枚目のディスクの参照情報を表示する。
【0127】
上記のように、ユーザは煩雑な作業を行わなくても、映像記録装置154は参照情報再構成部90によって再構成した参照情報をダビングする各ディスクに記録する。よって、記録媒体を再生させる装置は、少なくとも前方方向への参照を保証することが可能となり、ユーザの利便性を向上することができる。
【0128】
また、以上で説明したように記録媒体に記録している参照情報を利用することによって、参照情報を画面に表示し、ユーザは他の記録媒体への参照が行うことができる。よって、記録媒体に記録されている参照情報を用いた参照情報の表示処理は、ダビングを行った前期の映像記録装置と違う映像記録装置でも行える。例えば、記録媒体へのダビングを行う映像記録装置を映像記録装置Aと呼称し、映像記録装置Aとは別の映像記録装置を映像記録装置Bと呼称する。また、映像記録装置Aは各々違う機会に、記録媒体aと記録媒体b、及び記録媒体cに、記載の順番にダビング処理を行ったものとする。映像記録媒体Bは、記録媒体cを再生している場合は、記録媒体a、記録媒体bに対する参照情報を表示することが可能であり、記録媒体bを再生している場合は記録媒体aの参照情報を表示できる。すなわち、ユーザは、ダビングされた記録媒体を、ダビングをされた記録媒体をダビングした映像記録装置とは別の映像記録装置で再生した場合でも、少なくとも前方方向への参照を行うことができる。また、同様に、ユーザは実施の形態1の再生装置100のような機器においても他の記録媒体への検索が行うことができる。
【0129】
(実施の形態4)
図21は、本発明の実施の形態4の映像記録装置160の構成図である。図21において、図14と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0130】
実施の形態3においては、光ディスクを記録する内容の情報として、ユーザが入力した文字列を用いていたが、実施の形態4においては、JPEG(Joint Photographic Experts Group)データで表現されたサムネイルを用いる。
【0131】
実施の形態4において、カメラ部30より入出力部40に入力された映像信号の画像1つ分をキャプチャし、キャプチャした映像信号をJPEGエンコード部170にエンコードされることによって、JPEGJPEGデータを生成する。カメラ部30より入出力部40に入力された映像信号は、入出力部40によって、記録再生制御部155に入力される。記録再生制御部155は、映像信号の画像1つ分の信号をキャプチャしておき、当該のキャプチャした信号をJPEGエンコード部170に入力する。これにより、JPEGエンコード部150は入力されたキャプチャした信号をJPEGデータにエンコードする。
【0132】
JPEGエンコード部170によってエンコードされたデータは、JPEGデータ保持部180に保持される。JPEGデータ保持部180はJPEGデータをファイルとして保持される。
【0133】
実施の形態4において、映像記録装置160の本体に取り付けられた撮影開始ボタン(図示しない)が印加されると、撮影開始要求を示す信号が入出力部40に通知される。入出力部40は撮影開始要求を示す信号を受け取ると記録再生制御部155に記録開始要求を通知する。
【0134】
記録再生制御部155は、映像記録装置160全体の制御に関する処理を行う。記録再生制御部155は記録開始要求の通知を受けると、映像信号エンコード部70にエンコード処理に必要な情報を設定する。記録再生制御部155はAVストリーム保持部60にAVストリーム情報を格納するためのファイルを作成するように指示し、AVストリーム保持部60はファイルを作成し、オープン状態にする。また、記録再生制御部155はJPEGデータ保持部180にJPEGデータを格納するためのファイルを作成ように指示し、JPEGデータ保持部180はファイルを作成し、オープン状態にする。
【0135】
実施の形態4において、作成されるJPEGファイルとAVストリーム情報の関連は、拡張子を除くファイル名を同じにすることによって実現する。例えば、AVストリームファイル名が”00010.m2ts”であれば、JPEGファイルは”00010.jpeg”とする。
【0136】
カメラ部30より入出力部40に入力された映像信号は、入出力部40によって、記録再生制御部155に入力される。記録再生制御部155は入出力部40に入力された映像信号を映像信号エンコード部70に入力する処理を開始する。この処理より、カメラ部30より映像記録装置160内に映像信号が入力されると、随時、入力された映像信号がAVエンコード部70に出力される。
【0137】
記録再生制御部155は、映像信号をAVストリームエンコード部70に入力する処理を開始する時に、記録再生制御部155に入力された映像信号の最初の1画像分の信号をキャプチャしておく。そして、記録再生制御部155はキャプチャした映像信号をJPEGエンコード部170に入力する。
【0138】
JPEGエンコード部170は、入力されたキャプチャした信号をJPEGデータにエンコードし、JPEGデータ保持部180に入力する。JPEGデータ保持部180は入力されたJPEGデータを記録再生制御部155によって作成されたファイルに書き込む。書き込みが終了すると、記録再生制御部155はJPEGデータ保持部180に指示を出し、JPEGファイルをクローズする。
【0139】
映像情報エンコード部は、入力された映像信号をAVストリーム情報にエンコードする。AVストリーム情報のフォーマットは、例えば、MPEG−2のフォーマットとしてもよい。映像信号エンコード部70によってエンコードされたAVストリーム情報は、AVストリーム保持部60に出力される。AVストリーム情報が入力されるとAVストリーム保持部60は、入力されたAVストリーム情報を記録再生制御部155によって作成を指示されたファイルに書き込む。
【0140】
映像記録装置160の本体に取り付けられた撮影停止ボタン(図示しない)が印加されると、撮影停止要求を示す信号が入出力部40に通知される。入出力部40は撮影停止要求を示す信号を受け取ると記録再生制御部155に記録停止要求を通知する。記録再生制御部155は、記録停止要求の通知を受けると、入出力部40に入力された映像信号を映像信号エンコード部70に入力する処理を停止する。
【0141】
次に記録再生制御部155は、記録のファイナライズ処理を行う。記録再生制御部155はAVストリーム保持部60に記録していたAVストリームファイルをクローズするようにAVストリーム保持部60に依頼し、AVストリーム保持部60はファイルをクローズし、ファイルへの書き込みを終了する。
【0142】
以上で説明した処理により、実施の形態4の映像記録装置160はAVストリーム情報とAVストリーム情報の先頭の画像のJPEGデータを得る。
【0143】
次に、実施の形態4におけるダビング処理を説明する。
【0144】
図22は実施の形態4におけるダビング処理をフローチャート化した図である。図22において、図15と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0145】
実施の形態4において、ダビングを行う対象の全てのAVストリーム情報がAVストリーム保持部60に保持されており、かつ、ダビングを行う対象の全てのJPEGデータがJPEGデータ保持部180に保持されているものとする。
【0146】
実施の形態4においての参照情報のフォーマットは実施の形態3と同様である。
【0147】
参照情報の使い方においての実施の形態3との差異は、参照情報のメンバであるディスク参照情報の使い方である。実施の形態3では、ユーザが入力した文字列をディスク参照キーワードとして設定していたが、実施の形態4においては、ディスク参照キーワードに光ディスクに記録するAVストリーム情報の先頭をエンコードしたJPEGファイルのファイル名を設定する。
【0148】
ステップS900において、記録再生制御部155はステップS140にて光ディスクに記録した最初のAVストリーム情報のファイル名と関連がある、すなわち、拡張子を除くファイル名が同じであるJPEGファイルを探し、当該のJPEGファイルを光ディスク20に記録する。記録再生制御部155は記録するJPEGファイルをJPEGデータ保持部より取得し、入出力部40に入力する。入出力部40は記録再生制御部155より入力された参照情報を光ディスクドライブ10に入力する。光ディスクドライブ10は入出力部40より入力されたJPEGファイルを、光ディスク20に書き込む。
【0149】
ステップS900が終了すると、ステップS910に遷移し、参照情報の再構成を行う。ステップS910では実施の形態1におけるステップS150とは異なり、光ディスクに記録したJPEGファイル名をディスク参照キーワードとして、参照情報を再構成する。
【0150】
図23は実施の形態4における参照情報再構成処理をフローチャート化した図である。図23において、図16と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0151】
ステップS920において、参照キーワードの作成を行う。ステップS920では実施の形態3におけるステップS800とは異なり、光ディスクにダビングしたAVストリーム情報の先頭の映像信号をエンコードしたJPEGファイルのファイル名をディスク参照キーワードとして、参照キーワードを作成する。
【0152】
図24は本発明の実施の形態4における参照キーワードの作成処理をフローチャート化した図である。図24において、図17と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。ステップS930において、参照情報再構成部90はステップS900にて光ディスクに記録したJPEGファイル名をもとにディスク参照キーワードを作成する。ステップS930で用いるJPEGファイル名はステップS910に処理が遷移する際に、記録再生制御部155から参照情報再構成部190に入力されるようにしても良い。
【0153】
以上により、光ディスクに書き込むAVストリーム情報の先頭の映像信号をエンコードしたJPEGファイルのファイル名をディスク参照キーワードとして、ダビング処理を行うことができる。
【0154】
次に、ユーザにディスク参照情報を表示する方法を説明する。まず、記録再生制御部155は再生する参照情報を取得する。すなわち、記録再生制御部155は入出力部40に光ディスク10より参照情報を読み込むように依頼する。読み込み依頼があると、入出力部40は、光ディスクドライブ10に光ディスク20から参照情報の読み込みを依頼する。読み込み依頼があると、光ディスクドライブ10は光ディスク20から参照情報を読み出し、入出力部40に出力する。入出力部40は、入力された参照情報を記録再生制御部50に出力する。
【0155】
実施の形態4では、ダビングしたディスク毎に、参照情報を表示する。
【0156】
記録再生制御部155はグラフィクス生成部140に、参照情報内のディスク識別IDとして記録されている文字列と、グラフィクス表示情報保持部145に保持されたグラフィクス表示情報を組み合わせ、組み合わせたグラフィクス表示情報をグラフィクス生成部140に入力する。グラフィクス生成部140は記録再生制御部155から入力されたグラフィクス表示情報を基にグラフィック映像信号を生成し、映像合成部130に出力する。
【0157】
次に、記録再生制御部155は参照情報内のディスク参照キーワードとして記録されているJPEGファイル名と同じ名前のJPEGファイルをJPEGデータ保持部180より取得する。記録再生制御部155は取得したJPEGファイルをJPEGデコード部200に入力し、JPEGデコード部200はJPEGデータをデコードした信号であるサムネイル画像信号を映像合成部130に出力する。
【0158】
映像合成部130は、AVデコード部80によってデコードされた映像信号が入力されていない場合、グラフィクス映像信号とサムネイル画像信号を合成した信号を表示部150に出力する。映像合成部130は、AVデコード部80によってデコードされた映像信号が入力されている場合、映像信号とのグラフィクス映像信号とのサムネイル画像信号とを合成し、合成した信号を表示部150に出力する。映像合成部130は、サムネイル画像信号をリサイズして、合成するようにしても良い。また、JPEGデコード部200に入力されたJPEGデータは予めリサイズされたものであっても良い。例えば、JPEGエンコード部170にて、JPEGデータにエンコードされる前の画像信号を予めリサイズしておき、JPEGデータにエンコードした後のJPEGデータがリサイズされた状態にしておいても良い。
【0159】
参照情報を表示させる順番としては、例えば、最初にダビングしたディスクから表示し、映像記録装置160の本体に取り付けられたNextボタン(図示しない)が印加されると、ダビングした順番(昇順)に参照情報のグラフィクスを表示させてもよい。
【0160】
Nextボタンが押されると次のディスクの参照情報、すなわち、参照情報内に記録されている2枚目のエントリーのディスク参照情報と、参照情報から得られるJPEGファイルより、2枚目のディスクの参照情報を表示するグラフィクスとサムネイルの画像を、上記1枚目の場合と同様に生成する。任意のi番目の参照情報を表示される場合には、まず、記録再生制御部155は参照情報内に記録されているi番目のエントリーのディスク参照情報と予め用意されたグラフィクス表示情報とを基にグラフィクス表示情報を作成し、グラフィクス生成部140に入力する。次に、記録再生制御部155は参照情報から得られるJPEGファイルをJPEGデコード部200に入力し、サムネイル画像を生成する。JPEGデコード部200はサムネイル画像信号を映像合成部90に出力する。映像合成部90はグラフィクス生成部140から入力されたグラフィクス画像信号とサムネイル画像信号を合成し、表示部150に出力する。以上により、表示部150はディスク識別IDの文字列とサムネイルの画像を表示する。
【0161】
上記のように、ユーザは煩雑な作業を行わなくても、映像記録装置160は参照情報再構成部90によって再構成した参照情報をダビングする各ディスクに記録する。よって、ユーザは参照情報の表示画面を起動すると、ダビングした各光ディスクの内容をサムネイルによって認識することができる。また、映像記録装置160は少なくとも前方方向への参照を保証することが可能となり、ユーザの利便性を向上することができる。
【0162】
また、上記では最初に光ディスクに記録するAVストリーム情報の先頭画像のJPEGファイル名のみを参照情報に記述していたが、例えば、記録媒体に記録する全てのAVストリーム情報の先頭画像のJPEGファイルのファイル名を記述するようにしても良い。この場合、記録再生制御部155は、光ディスクにダビングする処理を行う際に、参照情報に記述したJPEGファイル名を持つ全てのJPEGファイルを入出力部40に入力し、当該の光ディスク10に記録することになる。
【0163】
また、以上で説明したように記録媒体に記録している参照情報を利用することによって、参照情報を画面に表示し、ユーザは他の記録媒体への参照が行うことができる。よって、記録媒体に記録されている参照情報を用いた参照情報の表示処理は、ダビングを行った前期の映像記録装置160と違う映像記録装置でも行える。例えば、記録媒体へのダビングを行う映像記録装置を映像記録装置Aと呼称し、映像記録装置Aとは別の映像記録装置を映像記録装置Bと呼称することにする。また、映像記録装置Aは各々違う機会に、記録媒体aと記録媒体b、及び記録媒体cに、記載の順番にダビング処理を行ったものとする、映像記録媒体Bは、記録媒体cを再生している場合は、記録媒体a、記録媒体bに対する参照情報を表示することが可能であり、記録媒体bを再生している場合は記録媒体aの参照情報を表示できる。すなわち、ユーザは、ダビングされた記録媒体を、ダビングをされた記録媒体をダビングした映像記録装置とは別の映像記録装置で再生した場合でも、少なくとも前方方向への参照を行うことができる。また、同様に、ユーザは実施の形態1の再生装置100のような機器においても他の記録媒体への検索が行うことができる。
【0164】
(実施の形態5)
図26は、本発明の実施の形態5における映像記録装置210の構成を示すブロック図である。図26において、図1と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0165】
実施の形態5の映像記録装置210と、実施の形態1における映像記録装置1の違いについて説明する。映像記録装置1においては、参照情報はダビング時に光ディスク20へ書き込まれるのみであったが、映像記録装置210においては、参照情報同期処理をも行う。参照情報同期処理とは光ディスクに記録されたAVストリーム情報や参照情報にアクセスする機会に、光ディスクに記録されている参照情報と、参照情報保持部80が保持する参照情報を同期される処理である。
【0166】
参照情報同期処理は、光ディスク20に記録されている参照情報と参照情報保持部80が保持している参照情報を比較する。比較の結果、前期光ディスク20に記録されている参照情報がより新しい場合は参照情報保持部80が保持する参照情報を更新するために参照情報保持部80に保持されている参照情報を、光ディスク20に記録されている参照情報に上書きする。比較の結果、参照情報保持部80が保持する参照情報がより新しい場合は光ディスク20に記録される参照情報を、参照情報保持部80が保持する参照情報に上書きする処理である。
【0167】
参照情報同期部220は、参照情報同期処理を行う。
【0168】
実施の形態5における参照情報同期処理をフローチャート化したものを、図26に示す。ステップS1000において、記録制御部50は入出力部40に光ディスク参照情報を読み出すように依頼を出す。依頼を受け取ると、入出力部40は、光ディスクドライブ10に光ディスク20から参照情報の読み込みを依頼する。読み込み依頼があると、光ディスクドライブ10は光ディスク20から参照情報の読み出し、入出力部40に出力する。入出力部40は、入力された参照情報を記録制御部50に出力する。
【0169】
参照情報を取得すると記録制御部50は参照情報を参照情報同期部220に出力することにより、参照情報同期部220は光ディスクに記録されている参照情報を得る。ステップS1010において、参照情報同期部220は参照情報保持部80にアクセスし、参照情報を取得する。ステップS1020において、参照情報同期部220は、光ディスクから取得した参照情報が持つバージョンナンバーと、参照情報保持部80から取得した参照情報が持つバージョンナンバーとを比較する。ステップS1020における比較の結果、参照情報のバージョンが同じである場合は、リターンする。ステップS1020における比較の結果、光ディスク20の参照情報のバージョンの方が古い場合はステップS1030に遷移する。ステップS1020における比較の結果、光ディスク20に記録されている参照情報のバージョンの方が新しい場合はステップS1040に遷移する。また、参照情報保持部80が参照情報を持たない場合もステップS1040に遷移する。
【0170】
ステップS1030において、光ディスク20に記録されている参照情報を、ステップS1010にて取得した参照情報保持部80が保持する参照情報に更新する。参照情報同期部220は、記録制御部50にステップS1010にて取得した参照情報を入力し、光ディスク20に記録されている参照情報を上書きするように依頼する。依頼を受け取ると、記録制御部50は入出力部40に、入力された参照情報を出力し、光ディスク20に記録されている参照情報に上書きするように依頼する。依頼を受け取ると、入出力部40は、記録制御部50より入力された参照情報を光ディスクドライブ10に入力し、光ディスク20に書き込むように依頼する。光ディスクドライブ10は、光ディスク20への書き込み依頼を受けると、光ディスク20に記録されている参照情報を、入力された参照情報に書き込む。
【0171】
ステップS1040において、参照情報保持部80が保持する参照情報を光ディスク20に記録されている参照情報に上書きする。参照情報同期部220は、参照情報保持部80にアクセスし、参照情報保持部80が保持している参照情報をステップS1000において取得した光ディスク20に記録されている参照情報に上書きする。
【0172】
上記の参照情報同期処理により、過去にダビングした光ディスク20は再生時に、当該の光ディスク20に記録された参照情報を最新の参照情報に更新することが可能である。よって、参照情報同期処理によって最新の参照情報に更新された光ディスク20は、当該の光ディスク20がダビングされた機会以後にダビングされた光ディスクに対しても検索が可能になる。また、例えば、予期せぬ異常状態に陥るなどして、参照情報保持部80の参照情報が失われたとしても、ステップS1020の比較処理によってステップS1040の処理に遷移し、参照情報保持部80の保持している参照情報はステップS1000において取得した光ディスク20に記録されている参照情報に置き換えることが可能となる。これにより、参照情報の復旧を行うことができる。
【0173】
以上で記載したように、上記の参照情報同期処理により、光ディスク20に記録される参照情報を、参照情報保持部80が保持する最新の参照情報に更新することが可能となる。さらに、参照情報保持部80が保持する参照情報が、例えば、不慮の異常処理のために失われえた場合でも、ディスクに記載されている参照情報を利用して復旧することができ、ユーザの利便性は向上する。また、参照情報同期処理を、記録媒体へのダビングを行った映像記録装置(映像記録装置Aと呼称)とは違う映像記録装置(映像記録装置B)に対して行うことにより、ユーザは煩雑な操作を行うことなく、映像記録装置Aが持つ参照情報を映像記録装置Bにコピーすることが可能になる。例えば、ユーザが映像記録装置の買い替えを行う際に、ユーザは古い映像記録装置でダビングした、すなわち、最新の参照情報を持つ記録媒体を、新しい映像記録装置で1度再生させるだけで、古い映像記録装置の参照情報を新しい映像記録装置に継承させることができる。これにより、ユーザは新しい映像記録装置でダビングした記録媒体から、古い映像記録装置でダビングした記録媒体に対して、参照が可能になる。
【0174】
(実施の形態6)
図27は、本発明の実施の形態6における映像記録装置225の構成を示すブロック図である。図27において、図25、及び、図10と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0175】
参照情報同期処理の内容は、実施の形態5における参照情報同期処理をフローチャート化した図26と同じである。
【0176】
上記の参照情報同期処理により、過去にダビングした光ディスク20は再生時に、当該の光ディスク20に記録された参照情報を最新の参照情報に更新することが可能である。よって、参照情報同期処理によって最新の参照情報に更新された光ディスク20は、当該の光ディスク20がダビングされた機会以後にダビングされた光ディスクに対しても検索が可能になる。また、例えば、予期せぬ異常状態に陥るなどして、参照情報保持部80の参照情報が失われたとしても、ステップS1020の比較処理によってステップS1040の処理に遷移し、参照情報保持部80の保持している参照情報はステップS1000において取得した光ディスク20に記録されている参照情報に置き換えることが可能となる。これにより、参照情報同期処理は参照情報の復旧をも兼ねることができる。
【0177】
以上で記載したように、上記の参照情報同期処理により、光ディスク20に記録される参照情報を、参照情報保持部80が保持する最新の参照情報に更新することが可能となる。さらに、参照情報保持部80が保持する参照情報が、例えば、不慮の異常処理のために失われえた場合でも、ディスクに記載されている参照情報を利用して復旧することができ、ユーザの利便性は向上する。
【0178】
また、参照情報同期処理を、記録媒体へのダビングを行った映像記録装置(映像記録装置Aと呼称)とは違う映像記録装置(映像記録装置B)に対して行うことにより、ユーザは煩雑な操作を行うことなく、映像記録装置Aが持つ参照情報を映像記録装置Bにコピーすることが可能になる。
【0179】
例えば、ユーザが映像記録装置の買い替えを行う際に、ユーザは古い映像記録装置でダビングした、すなわち、最新の参照情報を持つ記録媒体を、新しい映像記録装置で1度再生させるだけで、古い映像記録装置の参照情報を新しい映像記録装置に継承させることができ、ユーザは新しい映像記録装置でダビングした記録媒体から、古い映像記録装置でダビングした記録媒体に対して、参照が可能になる。
【0180】
(実施の形態7)
図28は、本発明の実施の形態7における映像記録装置230の構成を示すブロック図である。図28において、図14と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0181】
実施の形態7の映像記録装置230は、参照情報同期処理を行う参照情報同期部240を持つ。
【0182】
実施の形態7における参照情報同期処理をフローチャート化したものを、図29に示す。ステップS1100において、記録再生制御部155は入出力部40に光ディスク参照情報を読み出すように依頼を出す。入出力部40は、光ディスクドライブ10に光ディスク20から参照情報の読み込みを依頼する。読み込み依頼があると、光ディスクドライブ10は光ディスク20から参照情報の読み出し、入出力部40に出力する。入出力部40は、入力された参照情報を記録再生制御部155に出力する。参照情報を取得すると記録再生制御部155は参照情報を参照情報同期部240に出力することにより、参照情報同期部240は光ディスクに記録されている参照情報を得る。
【0183】
ステップS1110において、参照情報同期部240は参照情報保持部80にアクセスし、参照情報を取得する。ステップS1120において、参照情報同期部240は、光ディスクから取得した参照情報が持つバージョンナンバーと、参照情報保持部80から取得した参照情報が持つバージョンナンバーとを比較する。ステップS1120における比較の結果、参照情報のバージョンが同じである場合は更新する必要がないので、リターンする。ステップS1120における比較の結果、光ディスク20の参照情報のバージョンの方が古い場合はステップS1130に遷移する。比較した結果、光ディスク20のバージョンの方が新しい場合はステップS1140に遷移する。また、参照情報保持部80が参照情報を持たない場合もステップS1140に遷移する。
【0184】
ステップS1130において、光ディスク20の参照情報をステップS1110にて取得した、参照情報保持部80が保持する参照情報に更新する。参照情報同期部240は、記録再生制御部155にステップS1110にて取得した参照情報を入力し、光ディスク20に記録されている参照情報を更新するように依頼する。依頼を受け取ると、記録再生制御部155は入出力部40に、入力された参照情報を出力し、光ディスク20に記録されている参照情報を更新ように依頼する。依頼を受け取ると、入出力部40は、光ディスクドライブ10に記録再生制御部155より入力された参照情報を入力し、光ディスク20に書き込むように依頼する。光ディスクドライブ10は、光ディスク20への書き込み依頼を受けると、光ディスクに記録されている参照情報を、入力された参照情報に上書きする。
【0185】
ステップS1140において、参照情報保持部80が保持する参照情報を光ディスク20に記録されている参照情報に上書きする。参照情報同期部240は、参照情報保持部80にアクセスし、参照情報保持部80が保持している参照情報をステップS1100において取得した光ディスク20に記録されている参照情報に上書きする。
【0186】
上記の参照情報同期処理により、過去にダビングした光ディスク20は再生時に、当該の光ディスク20に記録された参照情報を最新の参照情報に更新することが可能である。よって、参照情報同期処理によって最新の参照情報に更新された光ディスク20は、当該の光ディスク20がダビングされた機会以後にダビングされた光ディスクに対しても検索が可能になる。また、例えば、予期せぬ異常状態に陥るなどして、参照情報保持部80の参照情報が失われたとしても、ステップS1120の比較処理によってステップS1140の処理に遷移し、参照情報保持部80の保持している参照情報はステップS1100において取得した光ディスク20に記録されている参照情報に置き換えることが可能となり、参照情報の復旧を行うことができる。
【0187】
以上で記載したように、上記の参照情報同期処理により、光ディスク10に記録される参照情報を、参照情報保持部80が保持する最新の参照情報に更新することが可能となる。さらに、参照情報保持部80が保持する参照情報が、例えば、不慮の異常処理のために失われえた場合でも、ディスクに記載されている参照情報を利用して復旧することができ、ユーザの利便性は向上する。
【0188】
また、参照情報同期処理を、記録媒体へのダビングを行った映像記録装置(映像記録装置Aと呼称)とは違う映像記録装置(映像記録装置B)に対して行うことにより、ユーザは煩雑な操作を行うことなく、映像記録装置Aが持つ参照情報を映像記録装置Bにコピーすることが可能になる。例えば、ユーザが映像記録装置の買い替えを行う際に、ユーザは古い映像記録装置でダビングした、すなわち、最新の参照情報を持つ記録媒体を、新しい映像記録装置で1度再生させるだけで、古い映像記録装置の参照情報を新しい映像記録装置に継承させることができ、ユーザは新しい映像記録装置でダビングした記録媒体から、古い映像記録装置でダビングした記録媒体に対して、参照が可能になる。
【0189】
(実施の形態8)
図30は、本発明の実施の形態8における映像記録装置250の構成を示すブロック図である。図30において、図21、及び、図28と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0190】
参照情報同期処理の内容は、実施の形態7における参照情報同期処理をフローチャート化した図29と同じである。
【0191】
上記の参照情報同期処理により、過去にダビングした光ディスク20は再生時に、当該の光ディスク20に記録された参照情報を最新の参照情報に更新することが可能である。よって、参照情報同期処理によって最新の参照情報に更新された光ディスク20は、当該の光ディスク20がダビングされた機会以後にダビングされた光ディスクに対しても検索が可能になる。また、例えば、予期せぬ異常状態に陥るなどして、参照情報保持部80の参照情報が失われたとしても、ステップS1120の比較処理によってステップS1140の処理に遷移し、参照情報保持部80の保持している参照情報はステップS1100において取得した光ディスク20に記録されている参照情報に置き換えることが可能となり、参照情報の復旧を行うことができる。
【0192】
以上で記載したように、上記の参照情報同期処理により、光ディスク20に記録される参照情報を、参照情報保持部80が保持する最新の参照情報に更新することが可能となる。さらに、参照情報保持部80が保持する参照情報が、例えば、不慮の異常処理のために失われえた場合でも、ディスクに記載されている参照情報を利用して復旧することができ、ユーザの利便性は向上する。
【0193】
また、参照情報同期処理を、記録媒体へのダビングを行った映像記録装置(映像記録装置Aと呼称)とは違う映像記録装置(映像記録装置B)に対して行うことにより、ユーザは煩雑な操作を行うことなく、映像記録装置Aが持つ参照情報を映像記録装置Bにコピーすることが可能になる。
【0194】
例えば、ユーザが映像記録装置の買い替えを行う際に、ユーザは古い映像記録装置でダビングした、すなわち、最新の参照情報を持つ記録媒体を、新しい映像記録装置で1度再生させるだけで、古い映像記録装置の参照情報を新しい映像記録装置に継承させることができ、ユーザは新しい映像記録装置でダビングした記録媒体から、古い映像記録装置でダビングした記録媒体に対して、参照が可能になる。
【0195】
(実施の形態9)
図36は、本発明の実施の形態9における映像記録装置の構成を示すブロック図である。図36において、図14と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0196】
実施の形態9の参照情報のフォーマットは、実施の形態1乃至実施の形態8までのものと異なり、グループという管理単位を持つ。このグループは、同じ機会にダビングしたディスク全てを1つの単位としたものである。実施の形態9の参照情報フォーマットを図37に示す。参照情報は、グループ単位で管理されており、各グループの情報はグループ参照情報構造体に保持される。そのため、参照情報はグループの総数である総グループ数を保持する。
【0197】
グループ参照情報構造体は、グループ内ディスク枚数と、グループ参照キーワードとを持つ。グループ内ディスク枚数は、同じ機会にダビングされたディスク枚数を表す。グループ参照キーワードはそのグループの映像内容を説明する文字列である。また、グループ参照情報構造体は、そのグループに含まれるディスクの参照情報を内包する。
【0198】
実施の形態9の参照情報は、グループ参照キーワードを保持するため、実施の形態1乃至実施の形態8とは異なり、グループ単位での内容の参照が可能となる。
【0199】
映像記録装置260は、撮影した映像情報を記録する装置である。また、映像記録装置260は、記録した映像情報を再生する機能を備えている。入出力部40は撮影開始要求を示す信号を受け取ると記録再生制御部270に記録開始要求を通知する。記録再生制御部270は、映像記録装置260全体の制御に関する処理を行う。記録再生制御部270は入出力部40より記録開始要求の通知を受けると、映像信号エンコード部70にエンコード処理に必要な情報を設定する。この情報には記録する信号の品質に関するパラメータであるビットレートなどが含まれる。記録再生制御部270はAVストリーム保持部60にAVストリーム情報を格納するためのファイルを作成ように指示を出し、前期AVストリーム保持部60はファイルを作成し、オープン状態にする。
【0200】
次に、記録再生制御部270は、カメラ部30より入出力部40に入力された映像信号を、随時、映像信号エンコード部70に入力する処理を開始する。映像情報エンコード部70は、入力された映像信号をAVストリーム情報にエンコードする。AVストリーム情報のフォーマットは、例えば、MPEG−2のフォーマットとしてもよい。映像信号エンコード部70によってエンコードされたAVストリーム情報は、AVストリーム保持部60に出力される。AVストリーム情報が入力されるとAVストリーム保持部60は、入力されたAVストリーム情報を記録再生制御部270によって作成を指示されたファイルに書き込む。
【0201】
映像記録装置260の本体に取り付けられた撮影停止ボタン(図示しない)が印加されると、撮影停止要求を示す信号が入出力部40に通知される。入出力部40は撮影開始要求を示す信号を受け取ると記録再生制御部270に記録開始要求を通知する。記録再生制御部270は記録停止要求の通知を入出力部40より受けると、カメラ部30より入力部40に入力された映像信号を映像信号エンコード部70に転送する処理を停止する。
【0202】
次に記録再生制御部270は記録のファイナライズ処理を行う。すなわち、AVストリーム保持部60はファイルをクローズし、ファイルへの書き込みを終了する。AVストリームデコード部120は、AVストリーム情報を映像信号にデコードし、映像信号を生成する。デコードするAVストリーム情報は、記録再生制御部50がAVストリームデコード部120に入力する。記録再生制御部270は記録したAVストリーム情報を保持するAVストリーム保持部60から再生するAVストリーム情報を取得し、AVストリームデコード部120に入力する。
【0203】
AVストリームデコード部120は、生成した映像信号を映像合成部130に出力する。
【0204】
グラフィクス生成部140は、グラフィクス表示情報から、グラフィクス画像信号を生成し、画像合成部130に出力する。
【0205】
実施の形態9におけるグラフィクス表示情報は、実施の形態1におけるグラフィクス表示情報と同様のものである。
【0206】
実施の形態9において、グラフィクス表示情報はグラフィクス表示情報保持部145に保持される。
【0207】
映像合成部130は、AVストリームエンコード部70から入力された映像信号とグラフィクス生成部140から入力されたグラフィクス映像信号を合成し、合成した信号を表示部150に出力する。表示部150はモニタ等を持ち、入力され信号に基づいて、映像を表示する。映像合成部130は、表示部150の表示画面上において、映像が表示される領域以外の余白の領域に黒ミュートがかかるように映像信号を合成して、表示部150に出力してもよい。映像合成部130にグラフィクス映像信号が入力されない場合、映像合成部130はAVデコード部80によってデコードされた映像信号のみを表示部150に出力するようにしても良い。また、AVデコード部80によってデコードされた映像信号が映像合成部130に入力されない場合、映像合成部130はグラフィクス映像信号のみを表示部150に出力するようにしても良い。表示部150は映像合成部130によって入力された映像信号の映像を表示する。
【0208】
次に、AVストリーム保持部60に保持されているAVストリーム情報を光ディスク20にダビングする、ダビング処理を説明する。実施の形態9においては、ダビングを行う対象の全てのAVストリーム情報がAVストリーム保持部60に保持されているものとする。
【0209】
図38は実施の形態9におけるダビング処理をフローチャート化した図である。図15と同じ処理ステップについては同じ符号を用い、説明は省略する。ステップS740が終了すると、ステップS1300に遷移し、参照情報の再構成を行う参照情報再構成処理を行う。
【0210】
図39は参照情報再構成処理をフローチャート化したものである。ステップS1310において、参照キーワード作成処理を行う。図40は参照キーワード作成処理をフローチャート化したものである。図40において、図17と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。実施の形態9において、ユーザはただ1度だけキーワードを入力するだけでよく、後は参照情報再構成部280が、入力なしで自動的にキーワードを作成する。例えば、ユーザは、「2008年秋の旅行」と1度入力するとする。すると、この文字列を基にグループ参照キーワードが生成される。そして、文字列を基に、ディスク参照キーワードは自動的にナンバリングされる。この例の場合、1枚目にダイビングするディスクのディスク参照キーワードには、「2008年秋の旅行_1」、2枚目にダビングするディスクには「2008年秋の旅行_2」という具合に自動的にキーワードを作成される。ディスク識別IDについても同様である。
【0211】
まず、最初にダビングを行うディスクの場合にのみ、ユーザにキーワードを入力させるように条件分岐を行う。ステップS1200において、ユーザがキーワードを入力したかどうかを判定し、入力がなされている場合はステップS820に遷移し、入力がなされていない場合はステップS1230に遷移する。ユーザがキーワードを入力していない場合、ステップS820において、ディスク参照キーワードの入力画面を生成し、ステップS1210において、ユーザが入力した文字列を保持しておく。
【0212】
次に、ステップS1215において、ステップS1210で保持されている文字列を基にグループ参照キーワードを生成する。例えば、ステップS1210で保持されている文字列をそのまま、グループ参照キーワードに採用しても良い。次に、ステップS830において、ディスク参照キーワードの入力画面を生成し、ステップS1220において、ユーザが入力した文字列を保持しておく。次に、ステップS1230において、ステップS1210にて記憶した文字列を基にディスク参照キーワードを作成する。このとき、作成するディスク参照キーワードが何枚目にダビングするディスクなのかによって、ナンバリングする数字を決定し、この決定した数字を付与する形にてディスク参照キーワードを作成する。
【0213】
ステップS1240において、ステップS1220にて記憶した文字列を基にディスク識別IDを作成する。このとき、作成するディスク識別IDが何枚目にダビングするディスクなのかによって、ナンバリングする数字を決定し、この決定した数字を付与する形にてディスク識別IDを作成する。ステップS1240が終了するとリターンされ、参照情報再構成処理のステップS1320に遷移する。次に、ステップS1320において、記録再生制御部270はステップS1310にて作成されたディスクの参照キーワードとグループ参照キーワードを参照情報再構成部280に入力し、参照情報の再構成を依頼する。
【0214】
ステップS1330において、参照情報再構成部280は記録再生制御部270より参照情報の再構成を依頼されると、参照情報保持部80に対して、参照情報が保持されているかを問い合わせる。
【0215】
ステップS1340において、ステップS520における問い合わせの結果を基に処理を分岐させる。すなわち、参照情報再構成部270は、参照情報保持部80が参照情報を保持していない場合はダビングはまだ行われていないことになるので、ステップS1350の参照情報を新規作成する処理に遷移し、参照情報保持部80が参照情報を保持している場合は、ステップS1360の参照情報を再構成する処理に遷移する。ステップS1350において、参照情報再構成部270は参照情報を新規に作成する。このとき、参照情報再構成部270は、バージョンナンバーに”1”を設定する。ステップS1360において、参照情報再構成部280は参照情報保持部80にアクセスして、参照情報を取得する。
【0216】
ステップS1370において、これから参照キーワードを作成しようとするディスクは、今回ダビングするディスクの中で最初のディスク、すなわち、グループの先頭のディスクであるかどうかを判定する。もし、グループの先頭のディスクであれば、グループ参照キーワードを作成する必要があるので、ステップS1380に遷移する。そうでなければ、ステップS1390に遷移する。
【0217】
ステップS1380において、参照情報再構成部280は各ディスクのグループ参照情報が配列構造となるように、図37の参照情報のグループ参照情報の後ろに新しくディスク参照情報を作成する。新しく作成したグループ参照情報のメンバであるグループ参照キーワードにS1215にて保持された文字列を設定する。さらに、参照情報再構成部280はグループ内ディスク枚数に、ステップS700にて計算したディスク枚数を設定する。
【0218】
ステップS1390において、参照情報再構成部280は各ディスクのディスク参照情報が配列構造となるように、図37の参照情報のディスク参照情報の後ろに新しくディスク参照情報を作成する。新しく作成したディスク参照情報のメンバであるディスク識別IDにステップS1220にて保持された文字列を設定し、ディスク参照キーワードにS1210にて保持された文字列を設定する。
【0219】
ステップS1400において、参照情報再構成部280は参照情報保持部80にアクセスし、参照情報保持部80が保持する参照情報をステップS1310乃至ステップS1390にて作成した参照情報で上書きする。
【0220】
参照情報再構成処理が終了すると、ダビング処理はステップS760に遷移する。ステップS760において、記録再生制御部270は参照情報保持部80にアクセスし、ステップS750で再構成した参照情報を取得する。ステップS770において、光ディスク20に参照情報を書き込む。記録再生制御部270は入出力部40に取ステップS760にて取得した参照情報を出力する。入出力部40は、光ディスクドライブ10に入力し、光ディスクドライブ10に書き込み処理を依頼する。光ディスクドライブ10は参照情報の光ディスク20への書き込み依頼を受け取ると、光ディスクドライブ10に参照情報を書き込む。
【0221】
ステップ780において、全てのディスクへのダビングが完了したかどうかを判定し、処理を分岐させる。すなわち、全てのディスクへのダビングが完了した場合は、ダビング処理を終了し、全てのディスクへのダビングが完了していない場合は、ステップS710に遷移する。次に、ダビングしたディスクに記録されているAVストリーム情報を再生する方法を説明する。
【0222】
記録再生制御部270は、再生するAVストリーム情報を取得する。記録再生制御部270は入出力部40に光ディスクからAVストリーム情報を読み込む依頼を出す。入出力部40は、記録再生制御部からの依頼があると、光ディスクドライブ10に光ディスク20からAVストリーム情報の読み込みを依頼する。読み込み依頼があると、光ディスクドライブ10は光ディスク20からAVストリーム情報の読み出し、入出力部40に入力する。入出力部40は入力されたAVストリーム情報を記録再生制御部270に出力する。
【0223】
次に、記録再生制御部270はAVストリーム情報をAVストリームデコード部120に出力する。
【0224】
AVストリームデコード部120は入力されたAVストリーム情報を映像信号にデコードし、動画映像合成部130に出力する。映像合成部130は、グラフィクス生成部140からグラフィック映像信号を入力されていない場合は、AVストリームデコード部120から入力された映像信号のみを表示部150に出力する。
【0225】
次にユーザに各ディスクへの参照情報を表示する方法を示す。まず、記録再生制御部270は再生する参照情報を取得する。すなわち、記録再生制御部270は入出力部に対して、光ディスクからのデータ読み込みを依頼する。依頼を受けると入出力部は光ディスクドライブ10に光ディスク20から参照情報の読み込みを依頼する。読み込み依頼があると、光ディスクドライブ10は光ディスク20から参照情報を読み出し、記録再生制御部270に出力する。
【0226】
実施の形態9では、ダビングしたディスク毎に、参照情報を表示する。
【0227】
各ディスクへの参照情報は、グラフィクス生成部140によって参照情報を表示するグラフィクス映像信号を生成し、最終的には表示部150に表示する。
【0228】
実施の形態9では、各ディスクへの参照情報を表示するグラフィクス映像信号を作成するためのグラフィクス表示情報は、予め準備されたグラフィクス表示情報と、参照情報内に記述された参照キーワードの文字列を組み合わせて作成される。また、予め準備されたグラフィクス表示情報はグラフィクス参照情報保持部145に保持される。
【0229】
記録再生制御部270は、予め準備されたグラフィクス表示情報と、さらに取得した参照情報内の参照情報内のディスク識別IDの文字列と参照情報内のディスク参照キーワードの文字列を組み合わせて作成する。記録再生制御部270は、グラフィクス生成部140に、作成したグラフィクス表示情報をグラフィクス生成部140に出力する。グラフィクス生成部140は記録再生制御部50から入力されたグラフィクス表示情報を基にグラフィック映像信号を生成し、映像合成部130に出力する。グラフィクス生成部140は記録再生制御部270からグラフィクス表示情報を基にグラフィック映像信号を生成し、映像合成部130に出力する。映像合成部130に、AVデコード部80によってデコードされた映像信号が入力されていない場合、映像合成部130はグラフィクス映像信号のみを表示部150に出力する。映像合成部130に、AVデコード部80によってデコードされた映像信号が入力されている場合、映像合成部130は映像信号とグラフィクス映像信号を合成し、合成後の信号を表示部150に出力する。
【0230】
表示部150は、映像合成部130によって入力された映像信号の映像を表示する。また、実施の形態9における、参照情報はグループ参照情報キーワードも持つ。このため、実施の形態9における映像記録装置260は、グループ単位の参照情報を表示部150に表示することができる。
【0231】
実施の形態9では、各グループへの参照情報を表示するグラフィクス映像信号を作成するためのグラフィクス表示情報は、予め準備されたグラフィクス表示情報と、参照情報内に記述された参照キーワードの文字列を組み合わせて作成される。また、予め準備されたグラフィクス表示情報はグラフィクス参照情報保持部145に保持される。
【0232】
記録再生制御部270は、グラフィクス表示情報保持部145と、ディスクに記録されている参照情報内のグループ参照キーワードとして記録されている文字列を組み合わせて、グラフィクス生成部140に入力するグラフィクス表示情報を作成する。記録再生制御部270は作成したグラフィクス表示情報をグラフィクス生成部140に出力する。グラフィクス生成部140は記録再生制御部270から入力されたグラフィクス表示情報を基にグラフィック映像信号を生成し、映像合成部130に出力し、結果、表示部150に出力され、表示される。
【0233】
参照情報の表示画面の遷移方法としては、例えば、図41に示すような方法を用いても良い。すなわち、グループ単位での参照情報の表示を行う階層と、ディスク単位に参照情報の表示を行う階層の2つに分ける方法である。この2つの階層間の遷移は、映像記録装置260の本体に取り付けられた決定ボタン(図示しない)と戻るボタン(図示しない)によって行う。グループ単位の参照情報の表示画面は、映像記録装置260の本体に取り付けられたNextボタン(図示しない)とPrevボタン(図示しない)によって遷移が行われる。すなわち、Nextボタン(図示しない)が押されると、ダビングした順番(昇順)での次のグループの参照情報の表示画面に遷移する。Prevボタン(図示しない)が押されると、ダビングした順番(昇順)での1つ前のグループの参照情報の表示画面に遷移する。同様に、ディスク単位の参照情報の表示画の遷移も、映像記録装置260の本体に取り付けられたNextボタン(図示しない)とPrevボタン(図示しない)によって行われる。
【0234】
上記では、任意のディスクの再生中に、自分が属していないグループのディスクの参照情報を表示している。ただし、自分が属していないグループについてはグループ参照情報のみ表示し、ディスクの参照情報は表示できないようにしてもよい。上記のように、ユーザは煩雑な作業を行わなくても、映像記録装置260は参照情報再構成部280によって再構成した参照情報をダビングする各ディスクに記録することにより、少なくとも前方方向への参照を保証することが可能となり、ユーザの利便性を向上することができる。
【0235】
また、以上で説明したように記録媒体に記録している参照情報を利用することによって、参照情報を画面に表示し、ユーザは他の記録媒体、もしくは他のグループへの参照が行うことができるので、記録媒体に記録されている参照情報を用いた参照情報の表示処理は、ダビングを行った前期の映像記録装置と違う映像記録装置でも行える。さらに、ユーザはただ1度だけキーワードを入力するだけで、後は入力なしで自動的に参照情報を作成することができるので、ユーザのキーワード入力の手間を低減することができる。また、同様に、ユーザは実施の形態1の再生装置100のような機器においても他の記録媒体への検索が行うことができる。
【0236】
(実施の形態10)
図42は、本発明の実施の形態10における映像記録装置290の構成を示すブロック図である。図42において、図36と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0237】
実施の形態10における参照情報再構成部300は、実施の形態9での参照情報再構成部280での参照情報再構成処理に加えて、次再生対象Index生成処理を行うことを兼ねる。記録再生制御部310は、映像記録装置290全体の制御に関する処理を行う。
【0238】
次再生対象Index生成処理とは、例えば、あるグループの再生が終了した後、次に再生するべきグループを設定する処理である。これにより、ダビングを行うユーザは、自分が意図した順番で記録媒体の再生・閲覧を行うように、記録媒体の再生・閲覧に促すことができる。例えば、現在再生しているグループの再生が終了したタイミングで、図43に示すような画面を閲覧者に提示することにより、次に再生してほしいグループの最初のディスクの再生を促すことができる。この例の場合、Yesが選択されたら、そのディスクのディスク識別IDを画面に表示させるようにすれば良い。
【0239】
実施の形態10においては、グループ単位で次に再生するべき対象の設定を行うようにする。図44に実施の形態10における参照情報のフォーマットを示す。次再生対象Indexとは現在再生中のグループの最後のディスクの再生が終了した後に、次に再生するべきグループのindex、すなわち最初から何番目なのかを示す変数である。
【0240】
実施の形態10におけるダビング処理は、参照情報再構成処理を除いて、実施の形態9で説明した処理と同様である。
【0241】
図45に実施の形態10の参照情報再構成処理のフローチャートを示す。図39と同じ処理内容のものは同じ符号を使い、説明を省略する。ステップS1410において、参照情報再構成部300は各ディスクのグループ参照情報が配列構造となるように、図44の参照情報のグループ参照情報の後ろに新しくディスク参照情報を作成する。新しく作成したグループ参照情報のメンバであるグループ参照キーワードにS1215にて保持された文字列を設定する。さらに、参照情報再構成部300はグループ内ディスク枚数に、ステップS700にて計算したディスク枚数を設定する。また、参照情報再構成部300は次再生対象Index生成処理に初期値0を設定する。
【0242】
次に実施の形態10における、次再生対象Index生成処理について説明する。
【0243】
実施の形態10においては、ユーザに次再生対象Indexを設定させる。例えば、表示部150に、”順番付けを行いたいグループを入力してください”と表示させて、ユーザに入力を促すようにしてもよい。表示を行うためのグラフィクス表示は予めグラフィクス表示情報保持部145に保持しておく。記録再生制御部310は表示のためのグラフィクス表示情報をグラフィクス表示情報保持部145より取得し、グラフィクス生成部140に入力する。グラフィクス生成部140はグラフィクス表示情報が入力されると、グラフィクス画像信号を生成し、映像合成部130に出力される。映像合成部130はグラフィクス画像信号を、必要であれば、AVデコード部120より入力された映像信号と合成し、表示部150に出力する。
【0244】
ユーザよりユーザ入力があると、入力部40より記録再生装置290内に取り込まれる。このときのユーザ入力には、再生終了後に再生するべきグループの表示行うグループ(遷移元)の識別情報と次に再生するグループ(遷移先)の識別情報を含む。入力部40に入力されたユーザ入力は記録再生制御部310に入力される。そして、記録再生制御部310に入力されたユーザ入力は参照情報再構成部300に入力される。参照情報再構成部300にユーザ入力が入力されると参照情報再構成部300は次再生対象Index生成処理を行う。
【0245】
まず、参照情報再構成部300は参照情報保持部80より参照情報を取得する。このとき取得できなければエラーとし、次再生対象Index生成処理を終了してもよい。次に、参照情報再構成部300は取得した参照情報の遷移元グループに属する次再生対象Indexに、遷移先のグループのIndex、すなわち、最初から数えて何番目かの値を設定する。最後に、参照情報再構成部300は参照情報保持部80にアクセスし、参照情報を次再生対象Index生成処理の参照情報となるように上書きする。
【0246】
次にあるグループの再生が終了した後、次に再生するべきグループの表示を行う処理について説明する。記録再生制御部310は参照情報保持部80にアクセスし、参照情報を取得する。記録再生制御部310は、取得した参照情報内の、再生を終了したグループのグループ参照情報の次再生対象Indexを得る。このとき、次再生対象Indexが初期値であれば、処理を終了する。次再生対象Indexが初期値でない場合は、次再生対象Indexを元に、次に再生するように促す表示画面を表示させる。この表示画面を作成するためのグラフィクス表示情報は予めグラフィクス表示情報保持部145に保持されているものとする。
【0247】
記録再生制御部310は次再生対象Indexにて識別されるグループ参照情報を検索し、当該のグループ参照情報のグループ識別キーワードを得る。記録再生制御部310は表示のためのグラフィクス表示情報をグラフィクス表示情報保持部145より取得する。記録再生制御部310は取得したグラフィクス表示情報と次再生対象Indexから割り出したグループ参照キーワードをマージする。
【0248】
記録再生制御部310は、マージ後のグラフィクス表示情報をグラフィクス生成部140に入力する。グラフィクス生成部140はグラフィクス表示情報が入力されると、グラフィクス画像信号を生成し、映像合成部130に出力される。映像合成部130はグラフィクス画像信号を、必要であれば、AVデコード部120より入力された映像信号と合成し、表示部150に出力する。
【0249】
以上により、あるグループの再生が終了した後、次に再生するべきグループの参照情報を閲覧・再生している第3者に提示することができる。これにより、ダビングしたユーザは、記録媒体を再生する第3者に対して、自分が意図した順番で記録媒体の再生を行うように促すことができる。
【0250】
また、実施の形態10においては、ステップS1410にて、次再生対象Indexに初期値0を設定していたが、例えば”1”や、一つ前のグループの順番といった値を設定するようにしてもよい。さらに、一つ前のグループ参照情報の次再生対象Indexに現在のグループのIndex(順番)を設定するようにしても良い。
【0251】
尚、実施の形態10においては、グループ単位にて再生順番の設定を行うようにしたが、ディスク単位にて行うようにしてもよい。この場合の参照情報のフォーマットは、ディスク参照情報ごとに次再生対象Indexを定義するデータ構造になる。
【0252】
尚、実施の形態7の参照情報再構成部90は、実施の形態9の参照情報再構成処理を行うようにしても良い。
【0253】
尚、実施の形態8の参照情報再構成部90は、実施の形態9の参照情報再構成処理を行うようにしても良い。
【0254】
尚、実施の形態7の参照情報再構成部90は、実施の形態10の参照情報再構部300のように、次再生対象Index生成処理を兼ねるようにしても良い。
【0255】
尚、実施の形態8の参照情報再構成部90は、実施の形態10の参照情報再構部300のように、次再生対象Index生成処理を兼ねるようにしても良い。
【0256】
尚、実施の形態9、及び実施の形態10における参照情報は図46に示すように、参照ポインターによってリンクされたリスト構造にしても良い。
【0257】
尚、実施の形態5、及び、実施の形態6の映像記録装置210においては、参照情報同期部220と記録制御部50を別のブロックとして構成したが、参照情報同期部220を記録制御部50に含ませるように構成するようにしても良い。
【0258】
尚、実施の形態7及び、実施の形態8の映像記録装置230においては、参照情報同期部240と記録再生制御部155を別のブロックとして構成したが、参照情報同期部240を記録再生制御部155に含ませるように構成するようにしても良い。
【0259】
尚、実施の形態1における映像記録装置1は、当該の装置の外部の表示部150と接続する構成であったが、表示部150を映像記録装置1に内蔵するようにしても良い。
【0260】
尚、実施の形態2における映像記録装置152は、当該の装置の外部の表示部150と接続する構成であったが、表示部150を映像記録装置1に内蔵するようにしても良い。
【0261】
尚、実施の形態3における映像記録装置154は、当該の装置の外部の表示部150と接続する構成であったが、表示部150を映像記録装置154に内蔵するようにしても良い。
【0262】
尚、実施の形態4における映像記録装置160は、当該の装置の外部の表示部150と接続する構成であったが、表示部150を映像記録装置160に内蔵するようにしても良い。
【0263】
尚、実施の形態5における映像記録装置210は、当該の装置の外部の表示部150と接続する構成であったが、表示部150を映像記録装置1に内蔵するようにしても良い。
【0264】
尚、実施の形態6における映像記録装置225は、当該の装置の外部の表示部150と接続する構成であったが、表示部150を映像記録装置1に内蔵するようにしても良い。
【0265】
尚、実施の形態7における映像記録装置230は、当該の装置の外部の表示部150と接続する構成であったが、表示部150を映像記録装置1に内蔵するようにしても良い。
【0266】
尚、実施の形態8における映像記録装置250は、当該の装置の外部の表示部150と接続する構成であったが、表示部150を映像記録装置1に内蔵するようにしても良い。
【0267】
尚、実施の形態9における映像記録装置260は、当該の装置の外部の表示部150と接続する構成であったが、表示部150を映像記録装置1に内蔵するようにしても良い。
【0268】
尚、実施の形態10における映像記録装置290は、当該の装置の外部の表示部150と接続する構成であったが、表示部150を映像記録装置1に内蔵するようにしても良い。
【0269】
尚、実施の形態1における映像記録装置1は、光ディスクドライブ10を内蔵するように構成されているが、映像記録装置1の外部に光ディスクドライブを用意し、例えば、USBケーブルにて、接続されるように構成しても良い。
【0270】
尚、実施の形態2における映像記録装置152は、光ディスクドライブ10を内蔵するように構成されているが、映像記録装置1の外部に光ディスクドライブを用意し、例えば、USBケーブルにて、接続されるように構成しても良い。
【0271】
尚、実施の形態3における映像記録装置154は、光ディスクドライブ10を内蔵するように構成されているが、映像記録装置1の外部に光ディスクドライブを用意し、例えば、USBケーブルにて、接続されるように構成しても良い。
【0272】
尚、実施の形態4における映像記録装置160は、光ディスクドライブ10を内蔵するように構成されているが、映像記録装置1の外部に光ディスクドライブを用意し、例えば、USBケーブルにて、接続されるように構成しても良い。
【0273】
尚、実施の形態5における映像記録装置210は、光ディスクドライブ10を内蔵するように構成されているが、映像記録装置1の外部に光ディスクドライブを用意し、例えば、USBケーブルにて、接続されるように構成しても良い。
【0274】
尚、実施の形態6における映像記録装置225は、光ディスクドライブ10を内蔵するように構成されているが、映像記録装置1の外部に光ディスクドライブを用意し、例えば、USBケーブルにて、接続されるように構成しても良い。
【0275】
尚、実施の形態7における映像記録装置230は、光ディスクドライブ10を内蔵するように構成されているが、映像記録装置1の外部に光ディスクドライブを用意し、例えば、USBケーブルにて、接続されるように構成しても良い。
【0276】
尚、実施の形態8における映像記録装置250は、光ディスクドライブ10を内蔵するように構成されているが、映像記録装置1の外部に光ディスクドライブを用意し、例えば、USBケーブルにて、接続されるように構成しても良い。
【0277】
尚、実施の形態9における映像記録装置260は、光ディスクドライブ10を内蔵するように構成されているが、映像記録装置1の外部に光ディスクドライブを用意し、例えば、USBケーブルにて、接続されるように構成しても良い。
【0278】
尚、実施の形態10における映像記録装置290は、光ディスクドライブ10を内蔵するように構成されているが、映像記録装置1の外部に光ディスクドライブを用意し、例えば、USBケーブルにて、接続されるように構成しても良い。
【0279】
尚、実施の形態1における映像記録装置1は、AVスリーム情報と参照情報をダビングする記録媒体として光ディスクを用いたが、他の種類の記録媒体を、例えば、SDカードのようなカード型の筐体に半導体メモリが格納されたメモリカードを用いるようにしても良い。
【0280】
尚、実施の形態1における映像記録装置152は、AVスリーム情報と参照情報をダビングする記録媒体として光ディスクを用いたが、他の種類の記録媒体を、例えば、SDカードのようなカード型の筐体に半導体メモリが格納されたメモリカードを用いるようにしても良い。
【0281】
尚、実施の形態3における記録映像記録装置154は、AVスリーム情報と参照情報をダビングする記録媒体として光ディスクを用いたが、他の種類の記録媒体を、例えば、SDカードのようなカード型の筐体に半導体メモリが格納されたメモリカードを用いるようにしても良い。
【0282】
尚、実施の形態4における再生映像表示部160は、AVスリーム情報と参照情報をダビングする記録媒体として光ディスクを用いたが、他の種類の記録媒体を、例えば、SDカードのようなカード型の筐体に半導体メモリが格納されたメモリカードを用いるようにしても良い。
【0283】
尚、実施の形態5における映像記録装置210は、AVスリーム情報と参照情報をダビングする記録媒体として光ディスクを用いたが、他の種類の記録媒体を、例えば、SDカードのようなカード型の筐体に半導体メモリが格納されたメモリカードを用いるようにしても良い。
【0284】
尚、実施の形態6における映像記録装置225は、AVスリーム情報と参照情報をダビングする記録媒体として光ディスクを用いたが、他の種類の記録媒体を、例えば、SDカードのようなカード型の筐体に半導体メモリが格納されたメモリカードを用いるようにしても良い。
【0285】
尚、実施の形態7における映像記録装置230は、AVスリーム情報と参照情報をダビングする記録媒体として光ディスクを用いたが、他の種類の記録媒体を、例えば、SDカードのようなカード型の筐体に半導体メモリが格納されたメモリカードを用いるようにしても良い。
【0286】
尚、実施の形態8における映像記録装置250は、AVスリーム情報と参照情報をダビングする記録媒体として光ディスクを用いたが、他の種類の記録媒体を、例えば、SDカードのようなカード型の筐体に半導体メモリが格納されたメモリカードを用いるようにしても良い。
【0287】
尚、実施の形態9における映像記録装置260は、AVスリーム情報と参照情報をダビングする記録媒体として光ディスクを用いたが、他の種類の記録媒体を、例えば、SDカードのようなカード型の筐体に半導体メモリが格納されたメモリカードを用いるようにしても良い。
【0288】
尚、実施の形態10における映像記録装置290は、AVスリーム情報と参照情報をダビングする記録媒体として光ディスクを用いたが、他の種類の記録媒体を、例えば、SDカードのようなカード型の筐体に半導体メモリが格納されたメモリカードを用いるようにしても良い。
【0289】
尚、実施の形態1において、カメラ部30によって得られた映像信号をAVストリームエンコード部70によってエンコードされたAVストリーム情報をダビング処理に使用していたが、入出力部40を介して光ディスクやメモリカードなどの着脱可能な記憶媒体より読み込まれ、AVストリーム保持部60に保持されているものでも良い。または、インターネットを含むネットワークを介して、入出力部40に入力され、AVストリーム保持部60に保持されていたものであっても良い。
【0290】
尚、実施の形態3において、カメラ部30によって得られた映像信号をAVストリームエンコード部70によってエンコードされたAVストリーム情報をダビング処理に使用していたが、入出力部40を介して光ディスクやメモリカードなどの着脱可能な記憶媒体より読み込まれ、AVストリーム保持部60に保持されているものでも良い。または、インターネットを含むネットワークを介して、入出力部40に入力され、AVストリーム保持部60に保持されていたものであっても良い。
【0291】
尚、実施の形態4において、カメラ部30によって得られた映像信号をAVストリームエンコード部70によってエンコードされたAVストリーム情報をダビング処理に使用していたが、入出力部40を介して光ディスクやメモリカードなどの着脱可能な記憶媒体より読み込まれ、AVストリーム保持部60に保持されているものでも良い。または、インターネットを含むネットワークを介して、入出力部40に入力され、AVストリーム保持部60に保持されていたものであっても良い。
【0292】
尚、実施の形態5において、カメラ部30によって得られた映像信号をAVストリームエンコード部70によってエンコードされたAVストリーム情報をダビング処理に使用していたが、入出力部40を介して光ディスクやメモリカードなどの着脱可能な記憶媒体より読み込まれ、AVストリーム保持部60に保持されているものでも良い。または、インターネットを含むネットワークを介して、入出力部40に入力され、AVストリーム保持部60に保持されていたものであっても良い。
【0293】
尚、実施の形態7において、カメラ部30によって得られた映像信号をAVストリームエンコード部70によってエンコードされたAVストリーム情報をダビング処理に使用していたが、入出力部40を介して光ディスクやメモリカードなどの着脱可能な記憶媒体より読み込まれ、AVストリーム保持部60に保持されているものでも良い。または、インターネットを含むネットワークを介して、入出力部40に入力され、AVストリーム保持部60に保持されていたものであっても良い。
【0294】
尚、実施の形態8において、カメラ部30によって得られた映像信号をAVストリームエンコード部70によってエンコードされたAVストリーム情報をダビング処理に使用していたが、入出力部40を介して光ディスクやメモリカードなどの着脱可能な記憶媒体より読み込まれ、AVストリーム保持部60に保持されているものでも良い。または、インターネットを含むネットワークを介して、入出力部40に入力され、AVストリーム保持部60に保持されていたものであっても良い。
【0295】
尚、実施の形態9において、カメラ部30によって得られた映像信号をAVストリームエンコード部70によってエンコードされたAVストリーム情報をダビング処理に使用していたが、入出力部40を介して光ディスクやメモリカードなどの着脱可能な記憶媒体より読み込まれ、AVストリーム保持部60に保持されているものでも良い。または、インターネットを含むネットワークを介して、入出力部40に入力され、AVストリーム保持部60に保持されていたものであっても良い。
【0296】
尚、実施の形態10において、カメラ部30によって得られた映像信号をAVストリームエンコード部70によってエンコードされたAVストリーム情報をダビング処理に使用していたが、入出力部40を介して光ディスクやメモリカードなどの着脱可能な記憶媒体より読み込まれ、AVストリーム保持部60に保持されているものでも良い。または、インターネットを含むネットワークを介して、入出力部40に入力され、AVストリーム保持部60に保持されていたものであっても良い。
【0297】
尚、実施の形態1において、参照キーワード作成処理は、本体に取り付けられたボタン(図示しない)を利用して映像記録装置1に入力された文字列を基に参照キーワードを作成していたが、インターネットやBluetoothを含むネットワークを介して入出力部40に入力された文字列を使って、参照キーワードを作成しても良い。例えば、携帯電話にて入力させた文字列を、ネットワークを介して映像記録装置1に入力させても良い。
【0298】
尚、実施の形態2において、参照キーワード作成処理は、本体に取り付けられたボタン(図示しない)を利用して映像記録装置152に入力された文字列を基に参照キーワードを作成していたが、インターネットやBluetoothを含むネットワークを介して入出力部40に入力された文字列を使って、参照キーワードを作成しても良い。例えば、携帯電話にて入力させた文字列を、ネットワークを介して映像記録装置1に入力させても良い。
【0299】
尚、実施の形態3において、参照キーワード作成処理は、本体に取り付けられたボタン(図示しない)を利用して映像記録装置154に入力された文字列を基に参照キーワードを作成していたが、インターネットやBluetoothを含むネットワークを介して入出力部40に入力された文字列を使って、参照キーワードを作成しても良い。例えば、携帯電話にて入力させた文字列を、ネットワークを介して映像記録装置154に入力させても良い。
【0300】
尚、実施の形態4において、参照キーワード作成処理は、本体に取り付けられたボタン(図示しない)を利用して映像記録装置160に入力された文字列を基に参照キーワードを作成していたが、インターネットやBluetoothを含むネットワークを介して入出力部40に入力された文字列を使って、参照キーワードを作成しても良い。例えば、携帯電話にて入力させた文字列を、ネットワークを介して映像記録装置160に入力させても良い。
【0301】
尚、実施の形態5において、参照キーワード作成処理は、本体に取り付けられたボタン(図示しない)を利用して映像記録装置210に入力された文字列を基に参照キーワードを作成していたが、インターネットやBluetoothを含むネットワークを介して入出力部40に入力された文字列を使って、参照キーワードを作成しても良い。例えば、携帯電話にて入力させた文字列を、ネットワークを介して映像記録装置210に入力させても良い。
【0302】
尚、実施の形態6において、参照キーワード作成処理は、本体に取り付けられたボタン(図示しない)を利用して映像記録装置225に入力された文字列を基に参照キーワードを作成していたが、インターネットやBluetoothを含むネットワークを介して入出力部40に入力された文字列を使って、参照キーワードを作成しても良い。例えば、携帯電話にて入力させた文字列を、ネットワークを介して映像記録装置225に入力させても良い。
【0303】
尚、実施の形態7において、参照キーワード作成処理は、本体に取り付けられたボタン(図示しない)を利用して映像記録装置230に入力された文字列を基に参照キーワードを作成していたが、インターネットやBluetoothを含むネットワークを介して入出力部40に入力された文字列を使って、参照キーワードを作成しても良い。例えば、携帯電話にて入力させた文字列を、ネットワークを介して映像記録装置230に入力させても良い。
【0304】
尚、実施の形態8において、参照キーワード作成処理は、本体に取り付けられたボタン(図示しない)を利用して映像記録装置230に入力された文字列を基に参照キーワードを作成していたが、インターネットやBluetoothを含むネットワークを介して入出力部40に入力された文字列を使って、参照キーワードを作成しても良い。例えば、携帯電話にて入力させた文字列を、ネットワークを介して映像記録装置250に入力させても良い。
【0305】
尚、実施の形態9において、参照キーワード作成処理は、本体に取り付けられたボタン(図示しない)を利用して映像記録装置260に入力された文字列を基に参照キーワードを作成していたが、インターネットやBluetoothを含むネットワークを介して入出力部40に入力された文字列を使って、参照キーワードを作成しても良い。例えば、携帯電話にて入力させた文字列を、ネットワークを介して映像記録装置250に入力させても良い。
【0306】
尚、実施の形態10において、参照キーワード作成処理は、本体に取り付けられたボタン(図示しない)を利用して映像記録装置290に入力された文字列を基に参照キーワードを作成していたが、インターネットやBluetoothを含むネットワークを介して入出力部40に入力された文字列を使って、参照キーワードを作成しても良い。例えば、携帯電話にて入力させた文字列を、ネットワークを介して映像記録装置250に入力させても良い。
【0307】
尚、実施の形態3乃至実施の形態10において、参照情報のデータ構造は、図12に示す実施の形態2のグラフィクス表示情報のデータ構造と同じようにしてもよい。
【0308】
尚、実施の形態1乃至実施の形態10のダビング処理において、ダビングする対象のAVストリームはAVストリーム保持部60に保持されているもののみを用いていたが、インターネットを含むネットワークを介して入出力部40に入力されたAVストリームを光ディスクドライブ10に入力し、光ディスク20に記録するようにしても良い。
【0309】
尚、実施の形態1及至実施の形態10において、ダビングする対象のAVストリームはAVストリーム保持部60に保持されているもののみを用いていたが、インターネットやBluetoothを含むネットワークを介して入出力部40に入力されたAVストリームを用いても良い。
【0310】
尚、参照情報のメンバである参照情報キーワードとして、実施の形態1乃至実施の形態10においてはユーザに入力させた文字列を、実施の形態4においては記録したAVストリーム情報に関連したサムネイルのJPEGファイル名を用いたが、設定する情報の種類について限定されるものではない。例えば、当該のAVストリーム情報の映像を撮影した日時であっても良いし、各記録媒体に予め割り振られたシリアルナンバーであっても良い。
【0311】
尚、実施の形態1乃至実施の形態10においては参照情報のメンバである参照情報キーワードは各光ディスクに1つのみであったが、設定可能な参照情報キーワードの個数を限定するものではない。
【0312】
尚、実施の形態1乃至実施の形態10においての参照情報では、ディスク単位に記録されている内容を記述していたが、AVストリーム情報単位に記述するようにしても良い。例えば、光ディスクに記録する全てのAVストリーム情報を撮影した日付と時刻の全てを参照情報に記述しても良い。
【0313】
尚、実施の形態1乃至実施の形態8においての、ディスク単位で参照情報を表示していたが、別の表示形態にて表示するようにしても良い。
【0314】
尚、実施の形態1乃至実施の形態8における参照情報は、1つのディスクに関する情報を1つのエントリーとし、エントリーの配列として保持するようなデータ構造としていたが、図32のようなリスト状のデータ構造としてもよい。すなわち、各エントリーが次のエントリーが記録されているアドレス(ポインター)を持つようにしてもよい。この場合、各エントリーへのアクセスは、先頭から順にアドレスをたどることにより行われる。図32は単方向にのみアドレスをもつ構造になっているが、両方方向、すなわち、次エントリーのアドレスと1つ前のエントリーへのアドレスの両方を持つようにしても良い。
【0315】
尚、実施の形態1、及び、実施の形態5のダビング処理において、参照情報再構成処理を図2に示すステップS110を行う前に行い、さらに、参照情報再構成処理は図4に示すステップS500の参照キーワード作成処理を、ステップS100にて取得したダビングに必要なディスクの枚数分行うことによって、光ディスク20への書き込みを行う前に、同じ機会にダビングする全てのディスクのディスク参照情報を含む参照情報を生成することができる。これにより、ダビングされた任意のディスクは、ディスク再生時に、同じ機会にダビングされた全てのディスクへの参照を行うことができる。
【0316】
尚、実施の形態2、及び、実施の形態6のダビング処理において、参照情報再構成処理を図11に示すステップS110を行う前に行い、さらに、参照情報再構成処理は図4に示すステップS500の参照キーワード作成処理を、ステップS100にて取得したダビングに必要なディスクの枚数分行うことによって、光ディスク20への書き込みを行う前に、同じ機会にダビングする全てのディスクのディスク参照情報を含む参照情報を生成することができる。これにより、ダビングされた任意のディスクは、ディスク再生時に、同じ機会にダビングされた全てのディスクへの参照を行うことができる。
【0317】
尚、実施の形態3、及び、実施の形態7のダビング処理において、参照情報再構成処理を図15に示すステップS710を行う前に行い、さらに、参照情報再構成処理は図15に示すステップS800の参照キーワード作成処理を、ステップS700にて取得したダビングに必要なディスクの枚数分行うことによって、光ディスク20への書き込みを行う前に、同じ機会にダビングする全てのディスクのディスク参照情報を含む参照情報を生成することができる。これにより、ダビングされた任意のディスクは、ディスク再生時に、同じ機会にダビングされた全てのディスクへの参照を行うことができる。
【0318】
尚、実施の形態4、及び、実施の形態8のダビング処理において、参照情報再構成処理を図22に示すステップS710を行う前に行い、さらに、参照情報再構成処理は図23に示すステップS920の参照キーワード作成処理を、ステップS700にて取得したダビングに必要なディスクの枚数分行うことによって、光ディスク20への書き込みを行う前に、同じ機会にダビングする全てのディスクのディスク参照情報を含む参照情報を生成することができる。これにより、ダビングされた任意のディスクは、ディスク再生時に、同じ機会にダビングされた全てのディスクへの参照を行うことができる。
【0319】
尚、実施の形態9、及び、実施の形態10のダビング処理において、参照情報再構成処理を図38に示すステップS710を行う前に行い、さらに、参照情報再構成処理は図39に示すステップS1310の参照キーワード作成処理を、ステップS700にて取得したダビングに必要なディスクの枚数分行うことによって、光ディスク20への書き込みを行う前に、同じ機会にダビングする全てのディスクのディスク参照情報を含む参照情報を生成することができる。これにより、ダビングされた任意のディスクは、ディスク再生時に、同じ機会にダビングされた全てのディスクへの参照を行うことができる。
【0320】
尚、実施の形態1乃至実施の形態8の一連のディスク再生処理において、ディスクの終了後に、次に再生するディスクを装置に挿入するように促す画面表示を行うようにしても良い。例えば、最後のディスク(一番最近にダビングしたのがN回目だとすると、N回目にダビングした中の最後尾のディスク)を再生が終了した時点で、図33に示すような画面表示を出すことにより、図34に示すように、次に最初のディスク(最初にダビングしたディスクの中の先頭のディスク)の再生を行うようにユーザを促すことができる。
【0321】
図33に示すような表示を画面に出すには、予め決められたグラフィクス表示情報をグラフィクス生成部140に入力し、映像合成部130にグラフィクス画像を出力するようにすればよい。このとき、グラフィクス表示情報はディスク内に記録するようにしても良いし、グラフィクス表示情報保持部145に記録するようにしてもよい。また、再生終了後にディスクの挿入を促す画面表示を行うディスクと次に再生を行うように促すディスクは、任意に設定してもよい。
【0322】
尚、実施の形態1乃至及び実施の形態8の一連のダビング処理において、ユーザはただ1度だけキーワードを入力するだけで、後は入力なしで自動的にキーワードを作成するようにしてもよい。例えば、1度だけキーワードを入力すると、後は自動的に各ディスクに対してナンバリングを行うようにしてもよい。ユーザは、「2008年秋の旅行」と1度入力すると、ディスク参照キーワードは自動的にナンバリングされ、1枚目にダイビングするディスクのディスク参照キーワードには、「2008年秋の旅行_1」、2枚目にダビングするディスクには「2008年秋の旅行_2」という具合に自動的にキーワードを作成するようにしてもよい。ディスク識別IDについても同様にしてもよい。
【0323】
この場合、図35で示す参照キーワード作成処理を行うことにより、実現できる。
【0324】
まず、最初にダビングを行うディスクの場合にのみ、ユーザにキーワードを入力させるように条件分岐を行う。ステップS1200において、ユーザがキーワードを入力したかどうかを判定し、入力がなされている場合はステップS820に遷移し、入力がなされていない場合はステップS1230に遷移する。
【0325】
ユーザがキーワードを入力していない場合、ステップS820において、ディスク参照キーワードの入力画面を生成し、ステップS1210において、ユーザが入力した文字列を保持しておく。次に、ステップS830において、ディスク参照キーワードの入力画面を生成し、ステップS1220において、ユーザが入力した文字列を保持しておく。次に、ステップS1230において、ステップS1210にて記憶した文字列を基にディスク参照キーワードを作成する。このとき、作成するディスク参照キーワードが何枚目にダビングするディスクなのかによって、ナンバリングする数字を決定し、この決定した数字を付与する形にてディスク参照キーワードを作成する。
【0326】
ステップS1240において、ステップS1220にて記憶した文字列を基にディスク識別IDを作成する。このとき、作成するディスク識別IDが何枚目にダビングするディスクなのかによって、ナンバリングする数字を決定し、この決定した数字を付与する形にてディスク識別IDを作成する。
【0327】
以上ように参照キーワード作成処理を行うことにより、ユーザはただ1度だけキーワードを入力するだけで、後は入力なしで自動的にキーワードを作成することができる。
【0328】
尚、実施の形態1乃至及び実施の形態10の参照情報再構成部90、映像エンコード部70等の各機能ブロックは典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されても良いし、一部又は全てを含むように1チップ化されても良い。
【0329】
ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field ProgrammableGate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用しても良い。さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
【0330】
尚、上述した実施の形態1乃至実施の形態10の一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。この場合、例えば、図1の映像記録装置1は、図31に示されるようなパーソナルコンピュータとして構成されるようにしてもよい。図31において、パーソナルコンピュータ1000のCPU1010は、ROM1020に記憶されているプログラム、または記憶部1030からRAM1040にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
【0331】
RAM1040にはまた、CPU1010が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。CPU1010、ROM1020、およびRAM1040は、バス1050を介して相互に接続されている。このバス1050にはまた、入出力インタフェース1060も接続されている。入出力インタフェース1060には、キーボード、マウスなどよりなる入力装置部1070、ディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる表示部1090、ハードディスクなどより構成される記憶部1030、モデムなどより構成される通信部1100が接続されている。通信部1100は、インターネットを含むネットワークを介しての通信処理を行う。入出力インタフェース1060にはまた、必要に応じてデータ入出力機構1110が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどの着脱可能な記憶媒体1120が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部1030にインストールされる。
【0332】
上述した一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、ネットワークや記録媒体からインストールされる。この記録媒体は、例えば、図31に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを配信するために配布される、プログラムが記録されている光ディスク、もしくは半導体メモリなどよりなる着脱可能な記録媒体1120により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに配信される、プログラムが記録されているROM1020や、記憶部1030に含まれるハードディスクなどで構成される。プログラムには、記録した記録媒体の各々への参照情報を記憶部1030に格納する参照情報格納ステップと、参照情報を記憶部1030から取得し、過去に記録した参照情報に今回記録する記録媒体に関する参照情報を含ませるように参照情報を再構成する参照情報再構成ステップとが含まれているため、任意の記録媒体から、違う機会に記録した記録媒体への参照が可能になる。また、プログラムは、上記の参照情報同期処理に相当する参照情報同期ステップを含むようにしても良い。
【産業上の利用可能性】
【0333】
本発明にかかる映像記録装置は、新しく撮影した映像に対する参照情報を以前に記録した際に構成した参照情報に含ませるように参照情報を再構成する参照情報再構成部を有し、レコーダ、デジタルビデオカメラ等として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0334】
【図1】本発明の実施の形態1における映像記録装置の構成図
【図2】本発明の実施の形態1におけるダビング処理を示すフローチャート
【図3】本発明の実施の形態1の参照情報のデータ構造を示す図
【図4】本発明の実施の形態1における参照情報再構成処理を示すフローチャート
【図5】本発明の実施の形態1の参照キーワード作成処理を示すフローチャート
【図6】本発明の実施の形態1の参照情報の一例を示した図
【図7】本発明の実施の形態1の参照情報の一例を示した図
【図8】本発明で実施の形態1における再生装置の構成図
【図9】本発明の実施の形態1のグラフィクス表示情報の説明する図
【図10】本発明の実施の形態2における映像記録装置の構成図
【図11】本発明の実施の形態2におけるダビング処理を示すフローチャート
【図12】本発明の実施の形態2の参照情報のデータ構造を示す図
【図13】本発明で実施の形態2における再生装置の構成図
【図14】本発明の実施の形態3における映像記録装置の構成図
【図15】本発明の実施の形態3におけるダビング処理を示すフローチャート
【図16】本発明の実施の形態3における参照情報再構成処理を示すフローチャート
【図17】本発明の実施の形態3の参照キーワード作成処理を示すフローチャート
【図18】本発明の実施の形態3のディスク参照キーワードの入力画面のイメージ図
【図19】本発明の実施の形態3のディスク識別IDの入力画面のイメージ図
【図20】本発明の実施の形態3における参照情報をグラフィクス化して表示した場合のイメージ図
【図21】本発明の実施の形態4における映像記録装置の構成図
【図22】本発明の実施の形態4におけるダビング処理を示すフローチャート
【図23】本発明の実施の形態4における参照情報再構成処理を示すフローチャート
【図24】本発明の実施の形態4の参照キーワード作成処理を示すフローチャート
【図25】本発明の実施の形態5における映像記録装置の構成図
【図26】本発明の実施の形態5における参照情報同期処理を示すフローチャート
【図27】本発明の実施の形態6における映像記録装置の構成図
【図28】本発明の実施の形態7における映像記録装置の構成図
【図29】本発明の実施の形態7における参照情報同期処理を示すフローチャート
【図30】本発明の実施の形態8における映像記録装置の構成図
【図31】本発明を適応したパーソナルコンピュータの構成の一例を示した図
【図32】本発明の実施の形態1から実施の形態8での参照情報のデータ構造の他の例を説明する図
【図33】最新のディスクの再生が終了時点で表示する、ユーザに対して次に再生するディスクの選択を促す画面のイメージ図
【図34】最新のディスクの再生が終了したあとの、再生するディスクの遷移の例を説明する図
【図35】最初にユーザが入力したキーワードを基にナンバーリングする場合の参照キーワード作成処理を示すフローチャート
【図36】本発明の実施の形態9における映像記録装置の構成図
【図37】本発明の実施の形態9の参照情報のデータ構造を示す図
【図38】本発明の実施の形態9におけるダビング処理のフローチャート
【図39】本発明の実施の形態9における参照情報再構成処理のフローチャート
【図40】実施の形態9における、参照キーワード作成処理のフローチャート
【図41】実施の形態9における、参照情報の表示化面の遷移方法を説明する図
【図42】本発明の実施の形態10における映像記録装置の構成図
【図43】実施の形態10におけて、ユーザに対して次に再生するディスクの選択を促す画面イメージ図
【図44】本発明の実施の形態10の参照情報のデータ構造を示す図
【図45】本発明の実施の形態9における参照情報再構成処理のフローチャート
【図46】本発明の実施の形態9及び実施の形態10での参照情報のデータ構造の他の例を説明する図
【符号の説明】
【0335】
1 映像記録装置
10 光ディスクドライブ
20 光ディスク
30 カメラ部
40 入出力部
50 記録制御部
60 AVストリーム保持部
70 映像信号エンコード部
80 参照情報保持部
90 参照情報再構成部
100 再生装置
110 再生制御部
120 AVストリームデコード部
130 映像合成部
140 グラフィクス生成部
150 表示部
152 映像記録装置
153 再生装置
154 映像記録装置
155 記録再生制御部
160 映像記録装置
170 JPEGエンコード部
180 JPEGデータ保持部
200 JPEGデコード部
210 映像記録装置
220 参照情報同期部
225 映像記録装置
230 映像記録装置
240 参照情報同期部
250 映像記録装置
260 映像記録装置
270 記録再生制御部
280 参照情報再構成部
290 映像記録装置
300 参照情報再構成部
310 記録再生制御部
1000 パーソナルコンピュータ
1010 CPU
1020 ROM
1030 記憶部
1040 RAM
1050 バス
1060 入出力インタフェース
1070 ユーザ入力装置部
1090 表示部
1100 通信部
1110 データ入出力機構
1120 着脱可能な記録媒体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の記録媒体にデータを記録する装置であって、
映像信号や、映像信号から画像圧縮した情報であるAVストリーム情報や、各記録媒体の識別情報と記録した内容の情報を持つ参照情報を含むデータを外部と入出力し、入力されたデータを記録制御部に渡す入出力部と、
映像信号が記録制御部より入力された映像信号からAVストリーム情報を生成し、AVストリーム保持部に入力する映像信号エンコード部と、
前記映像信号エンコード部より入力されたAVストリーム情報を保持するAVストリーム保持部と、
参照情報を、異なる機会に記録した記録媒体へも検索可能となるように再構成し、参照情報保持部に入力する参照情報再構成部と、
前記参照情報再構成部より入力された参照情報を保持する参照情報保持部と、
記録媒体にAVストリーム情報と参照情報を記録する際は、前記AVストリーム保持部に保持されるAVストリーム情報や、前記参照情報保持部に保持される参照情報を前記入出力部に入力し、また、前記入出力部より入力された映像信号を画像圧縮する際は、前記映像信号エンコード部に入力する記録制御部と
を備えることを特徴とする映像記録装置。
【請求項2】
複数の記録媒体にデータを記録する装置であって、
映像信号や、AVストリーム情報や、参照情報を含むデータを外部と入出力し、入力されたデータを記録再生制御部に渡す入出力部と、
映像信号が前記記録再生制御部より入力された映像信号からAVストリーム情報を生成し、AVストリーム保持部に入力する映像信号エンコード部と、
前記映像信号エンコード部より入力されたAVストリーム情報を保持するAVストリーム保持部と、
参照情報を、異なる機会に記録した記録媒体へも検索可能となるように再構成し、参照情報保持部に入力する参照情報再構成部と、
前記参照情報再構成部より入力された参照情報を保持する参照情報保持部と、
グラフィクスの表示構成を記述した情報であるグラフィクス表示情報を保持するグラフィクス表示情報保持部と、
記録媒体にAVストリーム情報と参照情報を記録する際は、前記AVストリーム保持部に保持されるAVストリーム情報や、前記参照情報保持部に保持される参照情報を入出力部に入力し、前記入出力部より入力された映像信号を画像圧縮する際は、映像信号を映像信号エンコード部に入力し、AVストリームを再生する際は、前記入出力部より入力されたAVストリーム情報、もしくは、前記AVストリーム保持部に保持されているAVストリーム情報をAVデコード部に入力し、また、グラフィクスを表示させる際は、前記グラフィクス表示情報保持部に保持されているグラフィクス表示情報と文字列を前記グラフィクス生成部に入力する記録再生制御部と、
前記記録再生制御部より入力されたAVストリーム情報をデコードし、映像信号を生成する映像信号デコード部と、
前記記録再生制御部より入力されたグラフィック表示情報を入力し、グラフィクス映像信号を生成するグラフィクス生成部と、
前記AVストリームデコード部が生成した映像信号と、前記グラフィクス生成部が生成したグラフィクス映像信号を合成し、合成した映像信号を表示出力部に入力する映像合成部と
を備えることを特徴とする映像記録装置。
【請求項3】
前記入出力部から前記記録制御部に入力され、さらに前記記録制御部から入力された参照情報と前記参照情報保持部が保持している参照情報を比較し、前記入出力部より入力された参照情報がより新しい場合は前記参照情報保持部が保持する参照情報を更新するために前記参照情報保持部に前記入出力部より入力された参照情報を入力し、前記参照情報保持部が保持する参照情報がより新しい場合は前記入出力部に入力された参照情報を更新することを目的に前記記録制御部から前記入出力部に入力するために、前記参照情報保持部が保持する参照情報を前記記録制御部に入力する参照情報同期部を備えることを特徴とする、
請求項1の映像記録装置。
【請求項4】
前記入出力部から前記記録再生制御部に入力され、さらに前記記録再生制御部から入力された参照情報と前記参照情報保持部が保持している参照情報を比較し、前記入出力部より入力された参照情報がより新しい場合は前記参照情報保持部が保持する参照情報を更新するために前記参照情報保持部に前記入出力部より入力された参照情報を入力し、前記参照情報保持部が保持する参照情報がより新しい場合は前記入出力部に入力された参照情報を更新することを目的に前記記録再生制御部から入出力部に入力するために、前記参照情報保持部が保持する参照情報を前記記録再生制御部に入力する参照情報同期部を備えることを特徴とする、
請求項2の映像記録装置。
【請求項5】
映像信号や、各記録媒体の識別情報と記録した内容情報を持つ参照情報や、映像信号から画像圧縮した情報であるAVストリーム情報を含むデータを外部と入出力する入出力部と入力されたデータを記憶する記憶部とを備える、複数の記録媒体にデータを記録する処理をコンピュータに行わせるプログラムにおいて、
前記入出力部より入力された映像信号からAVストリーム情報を生成し、前記記憶部に入力する映像信号エンコードステップと、
参照情報を、異なる機会に記録した記録媒体へも検索可能となるように再構成し、前記記憶部に入力する参照情報再構成ステップと
を備えることを特徴とする映像記録プログラム。
【請求項6】
映像信号や、各記録媒体の識別情報と記録した内容情報を持つ参照情報や、映像信号から画像圧縮した情報であるAVストリーム情報を含むデータを外部と入出力する入出力部と入力されたデータを記憶する記憶部とを備える、複数の記録媒体にデータを記録する処理をコンピュータに行わせるプログラムにおいて、
前記入出力部より入力された映像信号からAVストリーム情報を生成し、前記記憶部に入力する映像信号エンコードステップと、
参照情報を、異なる機会に記録した記録媒体へも検索可能となるように再構成し、前記記憶部に入力する参照情報再構成ステップと、
AVストリーム情報をデコードし、映像信号を生成する映像信号デコードステップと、
グラフィック表示情報を入力し、グラフィクス映像信号を生成するグラフィクス生成ステップと、
前記AVストリームデコードステップにて生成した映像信号と、前記グラフィクス生成ステップにて生成したグラフィクス映像信号を合成する映像合成ステップと
を備えることを特徴とする映像記録プログラム。
【請求項7】
前記入出力部より入力された参照情報と前記記憶部が保持している参照情報を比較し、前記入出力部より入力された参照情報がより新しい場合は前記記憶部が保持する参照情報を更新するために前記記憶部の参照情報を前記入出力部より入力された参照情報に更新し、前記記憶部が保持する参照情報がより新しい場合は前記入出力部に入力された参照情報を更新するために記憶部が保持する参照情報を前記入出力部に入力する参照情報同期ステップを備えることを特徴とする
請求項5の映像記録プログラム。
【請求項8】
前記入出力部より入力された参照情報と前記記憶部が保持している参照情報を比較し、前記入出力部より入力された参照情報がより新しい場合は前記記憶部が保持する参照情報を更新するために前記記憶部の参照情報を前記入出力部より入力された参照情報に更新し、前記記憶部が保持する参照情報がより新しい場合は前記入出力部に入力された参照情報を更新するために記憶部が保持する参照情報を前記入出力部に入力する参照情報同期ステップを備えることを特徴とする
請求項6の映像記録プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【公開番号】特開2012−14748(P2012−14748A)
【公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−282711(P2008−282711)
【出願日】平成20年11月4日(2008.11.4)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】