説明

仮想会議出席システム

【課題】会議の機能を向上させる方法を提供する。
【解決手段】 本発明の方法は、(A)会議参加者のために行動する仮想会議出席装置を指定するステップと、(B)トリガーイベントとタグのついたアジェンダの議題の内の一方を認識するステップと、(C)以下の内の少なくとも1つのサブステップを実行するステップとを有する。(C1)会議の一部を記録するサブステップと、(C2)メモを取るサブステップと、(C3)動作項目に反応するサブステップと、(C4)予め記録した寄与を実行するサブステップと、(C5)オンデマンドで、会議参加者を会議にパッチするサブステップである。このサブステップで、前記会議参加者が、前記(B)ステップに基づいて、会議へのリアルタイムの寄与を行うサブステップを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信を強化する方法に関し、特に、会議への仮想出席システム(VMA)に関する。
【背景技術】
【0002】
会議と仮想会議(例えばウエブイナー(webinar)とカンファレンス・コール)は、複数の人が集まって、仕事目的あるいは社会的目的を達成する。ウエブイナーとウエブカンファレンスを利用して、現実の会議、トレーニング、プレゼンを、ネットワーク(例えばインターネット)を介して、行う。ウエブ・カンファレンスにおいては、各参加者は、それぞれ自分のコンピュータの前に座り、インターネットを介して他の参加者に接続され、話し合う。ウエブ・カンファレンスは、オーディオ情報とビデオ情報を補足的なメソッドで、情報を交換する。情報交換の一例は、ホワイトボーディング、共有作業スペースに利用を含む。ウエブ・カンファレンスの一例は、スライドショー・プレゼン、ライブあるいはストリーミングのビデオ、VoIP、ウエブ・ツアー、会議の記録機能、ホワイトボーディング、テキストチャット、調査、スクリーン共有、デスクトップの共有、アプリケーションの共有等を含む。多くの例においては、ウエブサービスの提供は、サービスプロバイダから提供され、課金され、ベンダーのサーバー上でホストされる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
仮想会議例えばウエブマナーは、会議に出席する便利さは改善されたが、依然として欠点がある。例えばユーザが会議に出席できない時は、ユーザは、会議に従来の手段、例えば電話、Eメール、対話型の会議を介して、会議に参加したり寄与(意見を述べたりすること)したりする必要がある。別の欠点は、ユーザがオンデマンドの会議に参加できない場合である。例えば、ユーザは、携帯電話が利用できないか、固定電話がなくて会議に参加できないような場合には、オンラインの会議への参加は、不可能である。ユーザが、会議へのインターネット接続のための十分なバンド幅を有しない場合も、同様な問題が生じる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の一実施例によれば、仮想(会議)出席システム(VMA)により、ユーザは、会議の出席者と入力を共有するが、これは必ずしも会議に直接参加する必要はない。例えばカンファレンス・システムは次のような技術を具備する。会議の参加者予定者は、ユーザが会議に参加できないような場合でも、VMAを指定(利用)できる。このVMAは、ユーザの代わりに会議に参加する。VMAに関連する例では、会議の一部の記録を取り、メモをとり、ユーザの動作事項に反応し、予め記録した提案を行う。必要によっては、ユーザは、カンファレンスにリアルタイムで参加できるように、通信を繋ぐこともできる。
【0005】
VMAの組織化と管理は次のように行われる。VMAの1人が喋り、ユーザにオンデマンドでの調整を許し、ユーザがキーワードあるいはキーフレーズを認識すると、それを用いて、補足的なアクティビティあるいはアクションを起動する。例えば会議でユーザの名前が呼ばれると、それがトリガーのベースとして使用される。このトリガーにより、VMAからの自動応答が可能となり、VMAがユーザと接触するようになる。
【0006】
本発明の他の実施例によれば、ユーザが会議を計画する。次にその会議には、対応するアジェンダとカンファレンスIDが記憶される。参加者が、会議の開催通知をEメールを介して受け取る。すると各参加者は、VMAが会議への割り当てあるいは自分自身のチームへの割り当て用に必要があるか否かを決定する。VMAを会議へ割り当てられる必要がない場合には、参加者は、VMAに関する特定の情報に、カンファレンス情報とアジェンダの詳細を、入力する。
【0007】
会議が開かれると、カンファレンス・システムは、データ記憶装置からアジェンダを取り出す。参加者と様々なVMAが会議に参加すると、カンファレンス・システムは、様々な参加者と議論に参加するVMAとを有するアジェンダの詳細を再生する。VMAは、ユーザ用の動作項目を記録し、ユーザをカンファレンス内に入れる。
【0008】
ユーザが会議に参加できない場合には、ユーザはVMAを予約する。このVMAがユーザのために会議に参加する。ユーザがVMA構築する毎に、VMAは、完全な議事録を記憶し、メモを執り、そのユーザ用の動作項目を採り、予め記録された提案を行い、ユーザをカンファレンスで調整させる。VMAの共通の責任の一部は、メモをとること、議事録を取ること、予め記録された提案を行うこと、オンデマンドでユーザのためにダイナミックな行動を取ったり、調整したりすること含む。
【0009】
VMAは、ユーザからの入力が必要な場合には、ユーザに接触する。この特徴は、ユーザの選択あるいはプリファレンスに応じて構築可能である。例えばVMAは、ユーザ用のコンタクト情報とユーザに関連するプレゼンス情報を決定する機能を具備し、ユーザ入力が必要な場合、ユーザに接触する最適な方法を決定するのを助ける。ユーザは、コンタクト・モードと受領したい情報の種類を特定する。例えばVMAは、ユーザに発呼し、会議の間ユーザになされる質問を再生し、例えばテキスト−スピーチの変換を実行し、テキストメッセージを、Eメール、SMS、IMを介して、ユーザに送る。その後、ユーザの応答は、他の会議出席者に再生される。この手順により、ユーザは、ユーザの入力が必要とされる場合のみカンファレンスに参加すればよい。VMAの一例により、VMAは、会議のモデレータとして行動し、ホストの出席が遅れている場合は会議を始める。例えば、VMAは、カンファレンスの開始時に会議のアジェンダを示し、ユーザが指定した方法で、会議を運営する。
【0010】
VMAの他の実施例によれば、ユーザは、タグの付いたアジェンダ用に予め記憶された入力を入れることができる。これにより、ユーザは、会議の間他の参加者と共有したい議題に参加が可能になる。会議の間、その議題が始まると、VMAは、活性化され、ユーザの入力を再生し、同時に他のVMAと協働する。その結果、全てのVMAは、自分の入力をタグの付いたアジェンダに入れることができる。
【0011】
本発明の利点は、ユーザが会議に参加できない時に、会議中にVMAを使用することにより、ユーザは会議に参加できる。更にユーザが会議に参加できない時は、他の参加者と情報を共有するために、オフラインの議論(例えばEメールを介して)も必要とされない。更にVMAは、ユーザに、リアルタイムでカンファレンスに参加できるフレキシビリティを与える。VMAは、会議のモデレーターとしても機能し、エキスパート・システムのようなインテグレートしたラーニング・システムを有し、ユーザの入力又は応答の解析をアシストし、VMAシステムを強化して、ユーザのための応答を得る。他の利点は、ユーザは、自分の音声で入力を記録するので、ユーザが、個人的に参加していない場合でも、実際に電話で会議に参加しているように、他の参加者には見える。これらの予め記録された入力は、メッセージが予め記録されたあるタイプの識別子を含み、VMAと協力して、それらが表示される。
【0012】
VMAの例を次に示す。
使用例
1. ホスト役のアリスが、次のような会議を企画する。
a. ITチームのレビュー
b. R&Dチームのレビュー
c. 生産ラインのロードマップ
d. 売り上げ目標の議論

2 .会議の計画中に、アリスは、時間制限でアジェンダをタグする。
出席者: ボブ(ITチーム)
チャーリー(R&Dチーム)
ダン(生産管理)
エリー(会計)
日付:2009年6月16日(金)
時間:午前10:00-12:00
アジェンダの詳細: 受入/拒否/VMA
a. ITチームのレビュー 10:00-10:30 受入/拒否/VMA
b. R&Dチームのレビュー 10:30-11:00 受入/拒否/VMA
c. 生産ラインのロードマップ 11:00-11:30 受入/拒否/VMA
d. 売り上げ目標の議論 11:30-12:00 受入/拒否/VMA

3. システムは、カンファレンスIDの付いた会議アジェンダを、中央データベースに記憶する。

4. アリスは、会議の開催通知を以下の全ての参加予定者に送る。
ボブ: ITチームの代表
チャーリー: R&Dチームの代表
ダン: 生産管理チーム

5. チャーリーは、会議には出席できないが、R&Dチームの進行状況と現在の状況に関する詳細事項を共有しようとしている。

6. チャーリーは、VMAで会議への招待を受け入れる。即ちチャーリーは、会議に出席するために、VMAを自分の代わりに指定する。

7. ウエブページを開いて、会議のためのVMAを構築する。

8. ウエブページは、会議に関する全ての詳細事項、例えば整理番号、主題、日にち、タグのついたアジェンダを含む。

9. チャーリーは、VMAを以下の必要な詳細事項で構築する。
9.1 VMAは、会議全部に参加する必要があるか、あるいは特定の議題についてだけ参加する必要があるか?
9.2 VMAは、会議全部を記録する必要があるか?
9.3 VMAは、会議からユーザ用の動作項目を取り出すか?
9.4 必要によっては、ユーザに会議にいかにパッチ(参加)させるか?
9.4.1IMを介して(VMAがテキストをタイプしてユーザにIMを介して送る)
9.4.2電話を介して、VMAはチャーリーに電話をかけて会議に繋げる
9.5 これによりVMA IDを生成する。このVMA IDはカンファレンスIDと議題のIDをチャーリーのためにマッピングする。

10. チャーリーは、電話を取り、VMAIDに入る。
10.1 システムは、チャーリーに対し、VMAIDに対応するタグのついたアジェンダの議題に対する情報を記録するよう促す。
10.2 チャーリーは、他の参加者と共有する詳細事項を記録する。

11. 会議の当日アリスは、ホストとして会議にログインする。

12. カンファレンス・システムは、データベースを呼び出し、カンファレンスに関する詳細事項、例えば会議のアジェンダ、VMAの詳細事項を取り出す。

13, カンファレンス・システムは、タグのついたアジェンダを呼び出す。

14, 10:30にアジェンダの議題の開始。即ちR&Dチームのレビューにおいて、チャーリーのVMAが活性化される。カンファレンス・システムは、アジェンダの議題を呼び出し、その後チャーリーによりVMA入力が予め記録される。

15. チャーリーの入力により、会議の議論がアジェンダの議題#2について進行する。

16. チャーリーのVMAは、所定のアジェンダの議題に関し会議の記録を継続する。

17. アリスがチャーリーへの質問をしようとする場合、アリスはチャーリーの名前と共に会議での質問点を読み上げる必要がある。

18. チャーリーのVMAは、アリスの質問をテキストに変換するか、それをチャーリーにIMを介して送る。

19. それ以外は、チャーリーのVMAが、チャーリーをカンファレンスに繋ぐ。

20. 会議の終了時点で、カンファレンス・システム(VMA)は、全ての情報をデータベースに戻す。

21, 後で、チャーリーは、VMAに集められた情報を取り出す。
【0013】
従って本発明の一実施例は、カンファレンス・サービスの向上であり、具体的にはカンファレンス会議環境において、会議への仮想出席システム(VMA)の使用方法である。
【0014】
本発明の更なる態様は、ユーザのためのVMAの使用である。本発明の更なる態様は、VMAが、情報を、テキスト、音声、マルチメディア等を介して、他の会議参加者に提供することである。本発明の更なる態様は、アジェンダを監視し、あるアジェンダアイテムが議題にあがった時に、VMAの参加を起動することである。本発明の一態様は、VMAが、カンファレンスの開始と運営に関するモデレータとして機能することである。本発明の更なる態様は、ユーザがVMAの特性を構築して、会議に参加することである。本発明の更なる態様は、様々なVMAを会議環境内で管理することである。本発明の更なる態様は、オンデマンドで、ユーザにパッチング(一時参加)することをVMAが開始することである。本発明の態様は、ユーザのプリファレンスとプレゼンス情報を管理して、ユーザ用の適切なコンタクト・モダリティを決定することである。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明によるカンファレンス・システムを表す図。
【図2】本発明によりアジェンダを生成する方法のフローチャート図。
【図3】本発明により会議を管理する方法のフローチャート図。
【図4】本発明によりVMAをモニターする方法のフローチャート図。
【図5】本発明により会議を再生する方法を表すフローチャート図。
【図6】本発明によりVMAの割り当ての方法を表すフローチャート図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本明細書において用語「仮想(会議)出席者」、「仮想会議出席者」、「仮想会議アテンダント」、「仮想会議アシスタント」、「仮想会議エージェント」は、同じ意味で用い、「会議」と「カンファレンス」も同じ意味で使用する。
【0017】
図1において、カンファレンス・システム100は、仮想(会議)出席装置101と、出席者102と、カンファレンス・コール・サーバ106と、VMAを使用する出席者104とを有し、これらはネットワーク10とリンク5によって、相互に接続されている。
【0018】
仮想(会議)出席装置101は、オンデマンド・パッチング(出席)・モジュール110と、シーケンシング・モジュール120と、アーカイビング・モジュール130と、入力モジュール140と、入力請求モジュール150と、コントローラ155と、アジェンダ管理モジュール160と、カンファレンス・ステータス・モジュール170と、アジェンダ入力調停管理モジュール180と、コンタクト・モダリティ/プリファレンス・モジュール190と、メモリ195とを有する。
【0019】
次に動作について説明する。出席者102は、カンファレンス・コール・サーバ106により開催される会議に参加しようとしている。この実施例は、カンファレンス・コールを例に説明するが、このカンファレンスは、マルチメディア情報、画像情報、オーディオ情報、テキスト情報等のあらゆる情報を含む。そのため本発明は、カンファレンス・コールに限定されない。
【0020】
出席者102の1人が、カンファレンスに参加できないと決定した場合には、その出席者は、仮想(会議)出席装置101を使用することを選択できる。仮想(会議)出席装置101を使用する出席者は、参照番号104である。
【0021】
具体的には、出席者102が会議を計画しているとする。会議の開催通知を送信すると共に、出席者は、アジェンダ管理モジュール160に関連して、アジェンダの議題を決定する。この議題は開催通知と共に送付される。この議題は、全ての出席者が全ての議題を見ることができるか否かの制限を含む。一例として、複数の議題がある会議では、ある出席者はある議題にのみに参加し、別の参加者は、アジェンダの議題全部に参加することもできる。各アジェンダの議題に関連するものは、特定のアジェンダの項目が議論される時間と、アジェンダの項目にタグを付こととVMAに関連する必要なデータ構造である。
【0022】
カンファレンスIDがアジェンダに割り当てられ、各出席予定者にオプションが与えられる。このオプションは、カンファレンスの参加を受け入れるか否か、各アジェンダの議題を個別に選択しそのアジェンダの議題にのみ参加するか否か、彼らのVMAがそのアジェンダの議題に参加するか否かである。
【0023】
出席依頼状が送付されると、仮想(会議)出席装置101は、カンファレンス・ステータス・モジュール170と協力して、参加状態を監視する。出席者が、アジェンダの議題に参加するために、VMAを、入力請求モジュール150の協力により利用すると決定すると、コントローラ155,メモリ195,アジェンダ管理モジュール160と、インターフェース(GUI,TUIと、ウエブインターフェース)が、カンファレンスの詳細事項と共にカンファレンスの出席者に提示される。その後、出席者は、VMAを構築できる。例えば彼らの参加の詳細を示したり、詳細を記録したり、動作項目の詳細やパッチの詳細を記録する。
【0024】
具体的には、出席者は、VMAを、特定の議題あるいはタグのついたアジェンダの議題に指定する。各選択された議題あるいはタグのついたアジェンダの議題に対し、出席者は、タグのついたアジェンダの議題用の入力を記録したり登録したりする。これらの入力は、ボイス入力、オーディオ入力、マルチメディア入力、テキスト入力、グラフィカル入力等を含む。これらの入力は、アジェンダ管理モジュール160の協力の下で、登録され、タグのついたアジェンダの議題の間、再生される。
【0025】
タグのついたアジェンダの議題の間、プレゼン用のコンテンツを含めることに加えて、ユーザは、入力モジュール140を介して、VMAの動作を支配するプリファレンスを指定する。例えば出席者は、VMAを構築して、カンファレンスの間アクションを取る。例えばカンファレンスの一部を記録したり、VMAが、出席者にいかに接触するかのプリファレンスを確立し、コンタクトの必要があれば、コンタクト・モダリティと一般的にはVMAの操作あるいはVMAの出席者との相互作用に関するプリファレンスを選択する。これらのプリファレンスは、コンタクト・モダリティ/プリファレンス・モジュール190に記憶される。
【0026】
入力を出席者からVMAを介して受領すると、アジェンダ入力調停管理モジュール180は、カンファレンスの間プレゼン用に入力を記憶し、組織化する。これら情報の全ては、同時進行ベースで会議のスタート時に継続して記憶される。
【0027】
会議の開始時に会議に関する詳細事項が取り出され、これはアジェンダ管理モジュール160,カンファレンス・ステータス・モジュール170,アジェンダ入力調停管理モジュール180,シーケンシング・モジュール120の協力の下で行われる。カンファレンスは、アジェンダを逐次検討しながら進む。
【0028】
アジェンダ管理モジュール160は、特定のアジェンダの議題に関与する出席者やモデレーターの協力の下で、どのアジェンダの議題が議論され、どの議題が未だ残っているかの追跡を行う。更にアジェンダ管理モジュール160は、アジェンダの議題が出席者から入力されたVMAに関与するタグのついたアジェンダの議題であるかを決定する。
【0029】
タグのついたアジェンダの議題が、VMAからの入力がある旨の指示を示す識別子を有する場合には、シーケンシング・モジュール120は、アジェンダ入力調停管理モジュール180と協力して、特定のタグのついたアジェンダの議題に関連するプレゼンを行う適切な順番を決定する。例えば、出席者の肩書き、出席者のプリファレンス情報、モデレータのプリファレンス、一般的にはあらゆある識別子を用いて、アジェンダ入力調停管理モジュール180が、どのVMAのアイテムを最初にプレゼンすべきか、次にどのVMAをプレゼンすべきかの決定を行うのを、補助する。更に、VMA入力は、VMAの優先度、あるいは他のVMAの依存度に基づいて、ランク付けされる。例えば、出席者のチームが、彼らのVMAに、タグのついたアジェンダの議題に対するある入力を行わせると、あるVMA寄与(意見表明)は、他のVMA寄与に依存する。この様な状況において、VMA入力は、ダイナミックな優先度を、他のVMA入力に基づいてこのVMA入力に与える指示子を有する。例えば、アジェンダ入力調停管理モジュール180は、様々なVMA入力を特定し、その後、アジェンダ管理モジュール160と協力して、シーケンシング・モジュール120は、適正なプレゼンの順番を確保するために、衝突を調停する。
【0030】
情報を会議に与えることに加えて、VMAは、出席者のために働く。例えばVMAは、指定されたイベントに対し会議の状態をモニターする。これらのトリガーイベントが検出されると、仮想(会議)出席装置101は、どのアクションを取るべきかを決定する。例えば1つのオプションは、VMAが会議の一部を記録することである。仮想(会議)出席装置101は、アーカイビング・モジュール130と共に、検出した事象に基づいて記録を開始する。記録の終了は、別の事象の検出あるいは出席者により特定されたプリファレンスに、基づく。
【0031】
別のトリガーイベントにより、仮想(会議)出席装置101は、関連する会議の出席者(あるいは指定したエンドポイント又は人)にコンタクト(接触)する。この場合、コンタクト・モダリティ/プリファレンス・モジュール190の協力の下で、出席者にコンタクトされる。このコンタクト方法は、更にプレゼンス情報と好ましいコンタクト・モダリティに基づく。この好ましいコンタクト・モダリティにおいては、仮想(会議)出席装置101は、切り替え(変換)サービスを実行して、コンタクト手段を出席者に適切なモダリティに変換する。例えば、ある出席者は、メッセージを会議の間出席者に送ることができるとする。すると、VMAは、このメッセージの受領を検知し、この出席者は携帯電話で話し中であることを知る。すると、テキストからスピーチにメッセージを切り替え、それを彼らの電話で出席者に転送する。
【0032】
他の実施例においては、トリガーイベントにより、リアルタイムのパッチ(一時的に繋ぐこと、即ち一時的出席)を、出席者に対し行う必要がある。例えばオンデマンド・パッチング(出席)・モジュール110と協力して、VMAは、プレゼンス情報に基づいて、直ちに関連する出席者に接触して、会議への参加を取り付ける。VMAは又出席者が、テキスト、メッセージ・サービス、マルチメディア・サービス等を介して、パッチされる機能を具備する。
【0033】
仮想(会議)出席装置101を出席者が用いて、終了した会議の記憶された一部を再生することもできる。例えばアーカイビング・モジュール130を使用して、VMAを使用する出席者104は、再生すべき会議の一部を要求できる。再生は、他のVMA又は他の参加者からの入力を含む。
【0034】
選択的事項として、アーカイビング・モジュール130からの再生は、その会議に関連するメタ情報の全てを含む。このメタ情報の一例は、どのアジェンダの議題がタグされたか、VMAのランキング、更には実行されたカンファレンスに関与する情報である。
【0035】
図2は、VMAを割り当てようとする参加者により行われる会議あるいは会議を形成する方法を示す。図2において、本発明の方法は、ステップS200で始まり、ステップS210へと続く。ステップS210において、会議が計画される。次に、ステップS220において、アジェンダの議題が決定される。その後ステップS230において、会議に関連する制限が行われる。例えば誰があるアジェンダの議題にアクセスするか、誰が会議の開催通知を受け取るか等の制限が行われる。次に本発明の方法は、ステップS240に移る。
【0036】
ステップS240において、カンファレンスIDが会議に割り当てられる。次に、ステップS250において、各アジェンダの議題に対し、各出席者はアジェンダを受け入れるか拒否するか参加するかのオプションが与えられ、彼らに関連するVMAがそのアジェンダの議題の間情報をプレゼンすることを示す。その後、ステップS260において、会議の開催通知が、出席者に配られる。次にステップS270に移る。
【0037】
ステップS270において、様々な出席予定者からの参加の状態が、監視される。次にステップS280において、各出席者に対し、VMAの参加が選択されたかの決定が行われる。VMAの参加が選択されると、次にステップS282に移る。それ以外は、ステップS295に移り、そこで制御シーケンスは終了する。
【0038】
ステップS282において、インターフェース(例、GUI,TUI、ウエブインターフェース)がオープンされる。これは会議の詳細を含む。次にステップS284において、VMAが、参加の詳細、記録の詳細、動作の詳細、パッチの詳細等を含むよう、構築される。次にステップS286において、VMAIDが、カンファレンスIDにマッピングされ、VMAがプレゼンする情報と会議の間の正しい相関を確認し、更にタグのついたアジェンダアイテムへの相関を確認する。次に制御は、ステップS288に移る。
【0039】
ステップS288において、選択されたアジェンダの議題の間、プレゼン用の入力が記録される。その後、このセッションは、ステップS290で保存され、次にS295に移り、そこで制御は終了する。
【0040】
図3において、本発明の方法は、ステップS300で開始し、ステップS310に移る。ステップS310において会議が設定され、ステップS320に移る、ステップS320において、タグのついたアジェンダの議題、参加者、VMAを含む詳細事項が取り出される。選択的事項として、ステップS250に基づいてプレゼンされる予定の全てのVMAがログインされるか否か、会議でプレゼンされるか否かの確認が行われる。その後、ステップS330において、アジェンダは、タグのついたアジェンダの議題を検討することにより、進行する。次にステップS340に移る。
【0041】
ステップS340において、VMAは、特定のアジェンダの議題に対しプレゼンするか否か、VMAがプレゼンすべき情報を持っているか否かの決定がなされる。VMAがプレゼンしないか、あるいはVMAがプレゼンすべき情報を有さない場合には、本発明はステップS350に移り、そこで制御は終了する。
【0042】
それ以外の場合は、ステップS342に移り、そこで入力に寄与しようとするVMAの数/順番が決定される。次にステップS344において、複数のVMAが入力に寄与しようと望んでいる場合、ランキングに基づいて、VMAには、優先度あるいは他のVMAへの依存度が割り当てられる。その後、ステップS346において、VMA入力は、再生され、現在の会議の状態と参加者の状態を評価する。例えばVMAは、別の参加者が話しているか、他のアクティビティが行われているかを検出し、入力を提供する前に、停止したり、あるいは他の指示子(例えばモデレータからの信号)を待つ。次に制御は、ステップS350に移り、そこで制御シーケンスは終了する。
【0043】
図4は、VMAが、トリガーイベントの状態を検知し、後に続く動作をとる方法を示す。本発明の方法は、ステップS400で始まり、次にステップS410に移る。ステップS410において、会議が開始する。次にステップS420において、VMAは、カンファレンスの状態あるいはトリガーイベントを監視する。このトリガーイベントは、例えば、ある言葉、フレーズ、名前の特定、例えばVMAに関連する名前の特定、出席者を特定するモデレーター、である。次に、ステップS430において、これらのトリガーイベントの1つが発生したか否かを決定する。
【0044】
検出されたトリガーイベントに対する1つのオプションにより、VMAは、カンファレンスの一部を記録する。これが行われると、制御は、ステップS432に移り、そこでVMAは記録を開始する。この記録は、オーディオ、ビデオ、マルチメディア、一般的には会議に関連する情報に関連する。次に制御は、ステップS434に移り、そこで条件が提示され(終了す)ると、記録は終了し、あるいは条件が満足されるまで、記録は継続する。次にステップS450に移る。
【0045】
トリガーイベントにより、出席者あるいは参加者へ接触する必要が生じた場合には、ステップS431に移る。ステップS431において、VMAは、メディアの参加者に接触する適切なモダリティを決定する。次にステップS433において、VMAは、コンタクト先を出席者に変換するが、これは、プリファレンス情報、プレゼンス情報等に基づいて行われる。次に、ステップS435において、メッセージが出席者に送られる。制御は、ステップS450に移り、そこで、制御シーケンスは終了する。
【0046】
トリガーイベントが、出席者へのリアルタイムのパッチ(一時的出席)を必要とする場合には、ステップS440に移る。ステップS440において、プリファレンス、プレゼンス情報等に基づいて、通信が、出席者に対し開始されて彼らを会議に参加させる。その後、ステップS450に移り、そこで制御シーケンスは終了する。
【0047】
ステップS450において、会議が終了したか否かの決定が行われる。会議が、終了した場合には、ステップS460に移り、それ以外はステップS420に戻る。
【0048】
図5は会議を再生する方法を示す。同図において、本発明の方法は、ステップS500で始まり、ステップS510に移る。ステップS510において、記録されたカンファレンスにアクセスされる。次にステップS520において、会議が再生される。この再生には、VMAと会議の参加者からの入力を含む。更に再生は、会議に関連するメタ情報を含む。例えばタグされたアジェンダの議題、どのVMAが参加したか、どの出席者が参加したか等である。次に制御は、ステップS530に移り、そこで制御シーケンスは終了する。
【0049】
図6において、本発明の方法は、ステップS600で始まり、次にステップS610に移る。ステップS610において、会議の開催通知を出席者が受け取る。次にステップS620において、出席者は、自分のVMAをアジェンダのある議題に参加するよう指定する。次に制御は、ステップS630に移る。
【0050】
ステップS630において、タグのついたアジェンダの議題の入力が記録され登録される。次にステップS630において、出席者のプリファレンスが確立される。例えばVMAと関連する出席者の間の通信のモードが特定される。次にステップS650において、VMAが構築され会議の一部を記録したり、トリガーイベントに基づいてダイナミックな動作を実行する。次にステップS660に移り、そこで制御シーケンスは終了する。
【0051】
用語「自動的」とは、基本的には「人による入力」なしに行われることを意味する。しかし、プロセスの実行の前に行われる「人による入力」は、自動的である。人による入力がプロセスに影響を及ぼす場合は、自動的とはみなさない。しかし、プロセスに同意して行われる「人による入力」は、自動的である。
用語「コンピュータで読み取り可能な媒体」とは、コンピュータが実行するプロセスを記憶する媒体或いは伝送媒体を意味する。媒体とは、非揮発性媒体、揮発性媒体、伝送媒体を意味する。非揮発性の媒体とは、NVRAM、磁気ディスク又は光学ディスクである。揮発性媒体とは、DRAM、メインメモリを意味する。このコンピュータで読み取り可能な媒体の一般的なものとしては、フロッピーディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気ディスク、他の磁気媒体、磁気光学媒体、CD−ROM、パンチカード、ペーパーテープ等、更にRAM、PROM、EPROM、FLASH−EPROM、メモリカード、メモリチップ、或いはカートリッジ等がある。e−mail或いは他の自己保存型の情報アーカイブに付属したデジタルファイルは、記憶媒体に等価な分配型の記憶媒体であり、本発明でいう記憶媒体と見なすことができる。コンピュータで読み取り可能な媒体がデータベースとして構築された場合には、このデータベースは、あらゆる種類のデータベース、例えば関連型、階層型、オブジェクト志向型のいずれをも含む。
本発明のリンクは、回路交換又はパケット交換型の通信のリンクを例に説明した。しかし他の通信システム、例えば、SIPベースの通信システムとそのエンドポイントもも利用可能である。リンクとして使用される伝送媒体は、電気信号を搬送できる媒体(同軸ケーブル、銅線ワイヤ、光ファイバー)、音波或い光波を搬送できる媒体、或いは無線やインフラレッド(赤外線)の通信媒体も含む。
本明細書の「モジュール」とは、ハードウエア、ソフトウエア、ファームウエア、或いはそれらの組み合わせである。構成要素に関連した機能を実行する。
本発明の「エンドポイント」は、例えば、電話機、スピーカホーン、携帯電話、SIPでイネーブルされるエンドポイント、ソフトフォン、VoIP、PDA,ビデオカンファランスシステム、有線装置又は無線装置等を含む。更に、音声/データ通信を送受信できる装置を指す。
本発明は、インターネット・プロトコルで接続されたネットワーク環境を例に説明する。本発明のシステムと方法は、ソフトウエアとモジュールとそれらに関連するハードウエアとネットワークを例に説明するが、公知の構造、構成要素、装置は、ブラックボックスの形態で示し単に概要を示すに留める。本発明は、実施例以外に様々な方法で実現できる。
冗長な説明を回避するために公知の構造については省略した、或いはブラックボックスの形態で示している。この省略は本発明の範囲を制限するものではない。ここに開示した実施例は、発明を理解するためのものであり、本発明は個々に述べた特定の実施例以外の様々な方法で実現できる。
上記の実施例では、システムの様々な構成要素或いはシステムのある構成要素は、遠隔地に即ち分散型ネットワーク(LAN、ケーブルネットワーク、インターネット)のノードに、又は専用のシステム内の離れた点に配置されている。しかしシステムのこれ等の構成要素は、1つの装置例えばゲートウエイに組み込むこともできる。或いは分散型ネットワーク(例えばアナログ又はデジタルの通信ネットワーク、パケット交換ネットワーク、回路交換ネットワーク、ケーブルネットワーク)の特定のノード上に、集めることもできる。
ここで議論したフローチャートは、特定のイベントのシーケンスを例に説明するが、本発明の操作に影響を及ぼすことなく、これ等のシーケンスの変更、追加、一部省略も可能である。本発明のシステムと方法は、特殊コンピュータ、プログラムされたマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、ASIC、他の集積回路DSP、ハードワイヤド電子素子、論理素子、例えばディスクリートな要素回路、プログラム可能な論理回路、ゲートアレイ、例えばPLD、PLA、FPGA、PAL、特殊目的コンピュータ或いは他の手段で実現できる。
本発明を実施するのに用いられるハードウエアは、コンピュータ、携帯用装置、電話器(携帯電話、インターネット電話、デジタル、アナログそれ等の組合せの電話)や他の公知のハードウエアである。これ等の装置のあるものは、プロセッサ(例;シングル又はマルチプルのマイクロプロセッサ)、メモリ、非揮発性記憶媒体、入力装置、出力装置等を含む。更に別の形態のソフトウエアの実行は、分散型の処理、要素/目的型の分散型処理、並列処理或いは仮想機械処理で実行される。
他の実施例に於いては、ここに開示された方法は、オブジェクト指向のソフトウエア開発環境を用いたソフトウエアと組み合わせて実現できる。このソフトウエア環境は、様々なコンピュータ又はワークステーションで使用されるポータブルなソースコードを提供する。別の構成として、開示されたシステムは、標準の論理回路又はVLSIデザインを用いて一部又は全部のハードウエアで実現できる。本発明のシステムを実行するのにハードウエア又はソフトウエアを用いるかは、システムに要求される速度と効率に依存する。特に使用される特定のソフトウエア、ハードウエアのシステム、マイクロプロセッサ又はマイクロコンピュータシステムに依存する。
他の実施例に於いては、開示された方法は、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されたソフトウエアで実行され、コントローラとメモリとを有するプログラムされた汎用コンピュータ、特殊目的コンピュータ、マイクロプロセッサ等で実施される。これ等の実施例に於いては、本発明のシステムと方法は、パソコンに組み込まれたプログラムで実行できる。例えばアプレット、JAVA、CGIスクプリト、サーバ或いはコンピュータ、ワークステーションに記録された資源或いは専用の測定システムに組み込まれたルーチン等で実施できる。
本発明のシステムは、本発明のシステムと方法をソフトウエア又はハードウエアのシステムに物理的に組み込むことにより実施することもできる。 本発明は、特定の標準及びプロトコルを例に説明したが、本発明はこのような標準とプロトコルに制限されるものではない。他の類似の標準とプロトコルも本発明で用いることができる。これ等の標準とプロトコルは、今後開発されるより効率的な標準とプロトコルで置換されるかも知れないが、このような置換も本発明の一態様(一実施例)と考えられる。
【0052】
以上の説明は、本発明の一実施例に関するもので、この技術分野の当業者であれば、本発明の種々の変形例を考え得るが、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。特許請求の範囲の構成要素の後に記載した括弧内の番号は、図面の部品番号に対応し、発明の容易なる理解の為に付したものであり、発明を限定的に解釈するために用いてはならない。また、同一番号でも明細書と特許請求の範囲の部品名は必ずしも同一ではない。これは上記した理由による。用語「又は」に関して、例えば「A又はB」は、「Aのみ」、「Bのみ」ならず、「AとBの両方」を選択することも含む。特に記載のない限り、装置又は手段の数は、単数か複数かを問わない。
【符号の説明】
【0053】
5 リンク
10 ネットワーク
100 仮想会議システム
101 仮想(会議)出席装置
102 出席者
104 VMAを使用する出席者
106 カンファレンス・コール・サーバ
110 オンデマンド・パッチング・モジュール
120 シーケンシング・モジュール
130 アーカイビング・モジュール
140 入力モジュール
150 入力請求モジュール
155 コントローラ
160 アジェンダ管理モジュール
170 カンファレンス・ステータス・モジュール
180 アジェンダ入力調停管理モジュール
190 コンタクト・モダリティ/プリファレンス・モジュール
195 メモリ

図2
S200:開始
S210:会議を計画する
S220:アジェンダの議題を決定する
S230:制限を設定する
S240:カンファレンスIDを指定する
S250:各アジェンダの議題に対し、出席者がVMAを許可/拒否する機能を与える
S260:出席者を招く
S270:出席者からの出席状態を監視する
S280:VMAが選択されたか?
S282:会議の詳細事項を含むインターフェースを開く
S284:VMAを形成する。例、参加者の詳細、記録の詳細、動作項目の詳細、パッチの詳細等
S286:VMAIDをカンファレンスIDにマッピングする
S288:入力を記録する
S290:セッションをセーブする
S295:終了

図3
S300:開始
S310:会議を設定する
S320:アジェンダ、参加者、VMAを含む詳細事項を取り出す
S330:タグのついたアジェンダを検討する
S340:VMAはアジェンダの議題用にプレゼンをするか?
S342:入力の寄与を希望するVMAの数を決定する
S344:VMAを、ユーザの割り当てたVMA優先、他のVMAの依存度によりランク付けする。
S346:VMAを再生し、現在の会議の状態と他の参加者の状態を見る
S350:終了

図4
S400:開始
S410:会議を開始する
S420:VMAが会議の状態を監視しトリガーイベントを取り出す
S430:イベントを検出したか?
S431:通信モダリティを決定する
S432:記録を開始する
S433:通信モダリティに基づいてコンタクトを変更する
S434:条件が終了すると記録を停止する、又は条件が満足するまで記録を継続する
S435:メッセージを参加者に送る
S440:適切なモダリティを決定し、参加者にパッチする
S450:会議は終了したか?
S460:終了
記録、
会議参加者にコンタクトする
リアルタイム パッチ

図5
S500:開始
S510:登録された会議にアクセスする
S520:参加者からのVMA入力を含む一部を再生する
S530:終了

図6
S600:開始
S610:会議の開催通知を受領する
S620:VMAをタグのついたアジェンダの特定の議題に指定する
S630:タグのついたアジェンダの議題用に入力を記録/登録する
S640:VMAとユーザとの間の通信モードを特定する
S650:VMAを構築して会議の全部と一部を記録する
S660:終了



【特許請求の範囲】
【請求項1】
会議の機能を向上させる方法において、
(A)会議参加者のために行動する仮想会議出席装置を指定するステップと、
(B)トリガーイベントとタグのついたアジェンダの議題の内の少なくとも一方を認識するステップと、
(C)以下の内の少なくとも1つのサブステップを実行するステップと
(C1)会議の一部を記録するサブステップ
(C2)メモを取るサブステップ
(C3)動作項目に反応するサブステップ
(C4)予め記録した寄与を実行するサブステップ
(C5)オンデマンドで、会議参加者を会議に一時参加するサブステップ
このサブステップで、前記会議参加者が、前記(B)ステップに基づいて、会議へのリアルタイムの寄与を行う
を有する
ことを特徴とする会議の機能を向上させる方法。
【請求項2】
(D)優先権を各仮想会議出席装置に指定するステップと、
前記優先権は、情報が他の仮想会議出席装置に提供される順番を決定し、
(E)会議出席者が、各アジェンダの議題に対し、以下を選択するステップと、
会議出席者が参加する
会議出席者が参加しない
会議出席者の仮想会議出席装置が彼らの代わりに参加する
を更に有する
ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項3】
(F)出席者を選択するために、会議の出席の状態を監視するステップと、
(G)プリファレンスとプレゼンス情報に基づいて、トリガーイベントの検出により会議参加者にいかに接触するかを決定するステップと、
(H)参加者への接触を開始するステップと、
を更に有する
ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項4】
(I)インターフェースを会議の出席者に提供するステップと、
これにより、前記プリファレンス情報と会議情報の内の少なくとも一方を受領する
を更に有する
ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記仮想会議出席装置は、出席者の肩書き、受領した順番に基づいて、ランク付けされ、動作項目のランク付けは、トリガーイベントの検出に基づいて、行われ、
前記動作項目は、記録と、会議参加者への接触と、会議参加者の会議へのリアルタイムの一時参加と、会議出席者からの情報が、前記仮想会議出席装置により会議の出席者への問い合わせに応答して会議で提示され、
前記タグの付されたアジェンダの議題は、前記仮想会議出席装置からの情報に関連する
ことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項6】
請求項1記載の各ステップを実行する、インストラクションを記憶するコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
【請求項7】
請求項1記載の各ステップを実行する装置。
【請求項8】
会議の機能を向上させるシステムにおいて、
(A)会議参加者のために行動する仮想会議出席装置と、
(B)トリガーイベントとタグのついたアジェンダの議題の内の一方を認識するアジェンダ管理モジュールと、
を有し、
前記仮想会議出席装置は、前記認識に基づいて、
以下の内の少なくとも1つを実行する
(1)会議の一部を記録する
(2)メモを取る、
(3)動作項目に反応する
(4)予め記録した寄与を実行する
(5)オンデマンドで、会議参加者を会議に一時参加する
この一時参加により、前記会議参加者が、前記認識に基づいて、会議へのリアルタイムの意見表明を行う
ことを特徴とする会議を向上させるシステム。
【請求項9】
(C)カンファレンス・ステータス・モジュールを更に有し、
前記カンファレンス・ステータス・モジュールにより、アジェンダの議題に対し、以下を選択させ、
会議出席者が参加する
会議出席者が参加しない
会議出席者の仮想会議出席装置が彼らの代わりに参加する
前記カンファレンス・ステータス・モジュールは、会議出席者の会議への出席の状態を監視する
ことを特徴とする請求項8記載のシステム。
【請求項10】
(D)オンデマンド・パッチング・モジュールと、
前記オンデマンド・パッチング・モジュールは、プリファレンスとプレゼンス情報に基づいて、トリガーイベントの検出により会議参加者にいかに接触するかを決定し、
(E)入力モジュールと、
前記入力モジュールは、インターフェースを会議の出席者に提供し、前記プリファレンス情報と会議情報の内の少なくとも一方を受領し、
前記タグの付いたアジェンダの議題は、仮想会議出席装置からの情報に関連づけられ、
前記仮想会議出席装置は、出席者の肩書き、受領した順番に基づいて、ランク付けされ、
動作項目は、トリガーイベントの検知に基づき、発生し、
前記動作項目は、会議参加者への接触と、会議参加者の会議へのリアルタイムの一時参加とを有し、
前記会議出席者からの情報が、前記仮想会議出席装置により会議の出席者への問い合わせに応答して、会議で提示され、
優先権が、前記仮想会議出席装置に割り当てられ、
前記優先権は、情報が他の前記仮想会議出席装置に提供される順番を決める
ことを特徴とする請求項8記載のシステム。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−100444(P2011−100444A)
【公開日】平成23年5月19日(2011.5.19)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−216937(P2010−216937)
【出願日】平成22年9月28日(2010.9.28)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
2.JAVA
【出願人】(508214019)アバイア インク. (75)
【Fターム(参考)】