説明

任務カード、任務管理方法、及び任務遂行管理システム

【課題】担当者が遂行すべき項目が一目瞭然となり、任務遂行の迅速化と理解度を高めることができる任務カードを提供する。
【解決手段】任務カード20は、カード本体2及びカード本体2を収納する透明ケース1により構成され、カード本体2の表面には任務を遂行する所属班内の主要な任務分担に係る項目を記載すると共に、遂行すべき任務に該当する項目部分のカード側縁部の一部を凸状に突設してインデックス部3とし、カード本体2の裏面には、図示を省略するが任務に係る手順及び注意点を記載した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、任務カード、任務管理方法、及び任務遂行管理システムに関し、さらに詳しくは、非常災害時における担当者の役割分担を的確に指示する任務カードと、当該任務カードを使用して任務の遂行状況を管理する任務遂行管理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
企業、その他の各種団体において、例えば災害対策のための組織編成を行う場合には、情報収集班等の災害対策班を編成し、班員に任務を分担して遂行させる。任務に就いた班員には、班長がそれぞれに役割分担を指示して体制を確立しているが、役割分担の指示や任務の理解が不十分で、災害対策班がうまく機能しない場合があった。また、非常時において円滑な任務遂行を期するために、災害対策訓練等を定期的に実施しているが、対象者全員の十分な訓練には限界があった。
また、災害対策を支援する従来技術として特許文献1には、各地域において被害状況に関する情報の収集や、救急活動等の作業を迅速的確に行わせることを可能にする災害対策活動支援システムについて開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−15099公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に開示されている従来技術は、災害対策活動の各作業者にGPS機能を有する携帯端末を持たせ、センタ側システムは災害発生地域を各端末に送信して各端末の所在位置を確認し、その場所に最適な指示を各端末に送信するものであるが、各端末が必ずしも災害位置に近いとは限らないため、災害に対して迅速な対応ができない虞がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、遂行すべき任務に該当する項目部分の任務カード側縁部の一部を凸状に突設してインデックス部とすることにより、任務カードを重ねてもインデックス部が重複しないので、担当者が遂行すべき項目が一目瞭然となり、任務遂行の迅速化と理解度を高めることができる任務カードを提供することを目的とする。
また、他の目的は、任務カードに担当者が遂行すべき任務の詳細内容を取得するための情報を記録したICタグを備えることにより、カード本体に記載できない詳細内容を迅速に取得できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、役割分担ごとの任務を標記した任務カードであって、前記任務カードは、カード本体及び該カード本体を収納する透明ケースにより構成され、前記カード本体の表面には任務を遂行する所属班内の主要な任務分担に係る項目を記載すると共に、遂行すべき任務に該当する項目部分のカード側縁部の一部を凸状に突設してインデックス部とし、該カード本体の裏面には該任務に係る手順及び注意点を記載したことを特徴とする。
本発明の任務カードでは、カード本体を透明ケースに収納し、カード本体の表面には、任務を遂行する所属班内の役割分担の項目を箇条書きし、遂行すべき任務に該当する項目部分のカード側縁部の一部を凸状に突設する。そして、カード本体の裏面には、その項目の手順及び注意点を記載する。これにより、担当者が遂行すべき項目が一目瞭然となり、任務遂行の迅速化と理解度を高めることができる。
請求項2は、前記任務カードを複数枚重ねた場合、前記各インデックス部が重複しないように構成したことを特徴とする。
任務を遂行する担当者が、複数の任務を担当する場合がある。そのときは、複数の任務カードを重ねて所持することになる。例えば、任務の項目ごとにインデックス部があるので、任務カードを重ねたときにインデックス部が重なると項目が認識しづらいことがある。そこで本発明では、任務カードを複数枚重ねた場合、各インデックス部が重複しないように構成する。これにより、項目の確認を間違いなく行えて、且つ項目数を正確に認識することができる。
【0006】
請求項3は、前記カード本体に、担当者が遂行すべき任務の詳細内容を取得するための情報を記録したICタグを備えたことを特徴とする。
任務カードの大きさは、ある程度の大きさは必要であるが、あまり大きいと取扱に不便となる。従って、所定の大きさに限定せざるを得ないため、カード本体に記載できる内容も限定される。しかし、担当者が内容に精通していない場合は、更に詳しい内容を知りたい場合がある。そこで本発明では、担当者が遂行すべき任務の詳細内容を取得するための情報を記録したICタグをカード本体に備える。これにより、カード本体に記載できない詳細内容を迅速に取得することができる。
請求項4は、請求項1乃至3の何れか一項に記載の任務カードを収納する収納部を備えたカード保管部を用いた任務管理方法であって、前記収納部ごとに該任務カードに係る任務が表示され、任務遂行時に前記任務カードが前記収納部から取り出された場合に、前記収納部に表示された任務内容が明示され、全ての任務カードが該カード保管部から取り出されたことにより、任務体制が完了したと見做すことを特徴とする。
本発明の任務カードを使用した任務管理方法は、複数の任務カードを各班毎に収納するカード保管部を備え、そのカード保管部の各収納部に任務カードを取り出すと見える位置に、その任務カードの任務を印刷して表示しておく。任務が発生する前は、全ての任務カードは収納部に収納されているので、印刷された任務内容は見えない。しかし、任務が発生すると、各担当者は、自分の担当する任務カードを収納部から取り出すので、そのときに印刷された任務内容が見えるようになる。そして、全ての任務カードがカード保管部から取り出されたことにより、任務体制が完了したと見做す。これにより、カード保管部の収納部の状態を確認することにより、任務状況に漏れがあるか否かを瞬時に判断することができる。
【0007】
請求項5は、請求項3に記載の任務カードと、前記ICタグに記録されている情報を読み取るリーダと、該リーダを制御するPCと、前記ICタグに記録されている情報に基づいて任務体制図を生成するサーバと、を備え、前記サーバは、任務発生時に前記PCから送信された前記ICタグに記録された情報に基づいて、前記任務体制図及び該任務に必要な資料に係る情報を前記PCに送信することを特徴とする。
任務カード備えられたICタグには、担当者のID、所属、任務番号等が記録されている。そのICタグの情報をリーダにより読み取ると、PCは、例えば、ネットワークを介してサーバにその情報を送信する。受信したサーバは、内容を解析して、担当者の所属する班の体制図と、任務に必要な情報をPCに送信する。これにより、担当者は、どのような体制で任務を遂行すればよいのかを即座に認識することができ、且つ任務カードに記載されていない詳細な内容についても認識することができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、カード本体を透明ケースに収納し、カード本体の表面には、任務を遂行する所属班内の役割分担の項目を箇条書きし、遂行すべき任務に該当する項目部分のカード側縁部の一部を凸状に突設する。そして、カード本体の裏面には、その項目の手順及び注意点を記載するので、担当者が遂行すべき項目が一目瞭然となり、任務遂行の迅速化と理解度を高めることができる。
また、任務カードを複数枚重ねた場合、各インデックス部が重複しないように構成するので、項目の確認を間違いなく行えて、且つ項目数を正確に認識することができる。
また、担当者が遂行すべき任務の詳細内容を取得するための情報を記録したICタグをカード本体に備えるので、カード本体に記載できない詳細内容を迅速に取得することができる。
また、任務が発生すると、各担当者は、自分の担当する任務カードを収納部から取り出すので、そのときに印刷された任務内容が見えるようになる。そして、全ての任務カードがカード保管部から取り出されたことにより、任務体制が完了したと見做すので、カード保管部の収納部の状態を確認することにより、任務状況に漏れがあるか否かを瞬時に判断することができる。
また、ICタグの情報をリーダにより読み取ると、PCは、ネットワークを介してサーバにその情報を送信する。受信したサーバは、内容を解析して、担当者の所属する班の体制図と、任務に必要な情報をPCに送信するので、担当者は、どのような体制で任務を遂行すればよいのかを即座に認識することができ、且つ任務カードに記載されていない詳細な内容についても認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る任務カードの一例を示す図、(a)は任務カードを並列に並べた図、(b)は2枚の任務カードを重ねた図である。
【図2】本発明に係る任務カードの詳細を説明する図である。
【図3】任務カードを収納する収納部を備えたカード保管部の一例を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る任務カードの一例を示す図、(a)は任務カードを並列に並べた図、(b)は2枚の任務カードを重ねた図である。
【図5】本発明の実施形態に係る任務遂行管理システムの構成を示すブロック図である。
【図6】本部の表示部に表示された体制図の一例を示す図である。
【図7】図6の復旧班の体制図の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
【0011】
図1は本発明の第1の実施形態に係る任務カードの一例を示す図である。任務カード20は、カード本体2及びカード本体2を収納する透明ケース1により構成され、カード本体2の表面には任務を遂行する所属班内の主要な任務分担に係る項目を記載すると共に、遂行すべき任務に該当する項目部分のカード側縁部の一部を凸状に突設してインデックス部3とし、カード本体2の裏面には、図示を省略するが任務に係る手順及び注意点を記載した。図1では、例えば、情報班任務カードとして、カード本体2の表面には、項目として上から、「情報班長補佐」、「情報システム入力」、「毎正時情報作成」、「広報用資料作成」等が記載されている。図1(a)では、例えば、左側の任務カード20aは、項目「情報班長補佐」の部分にインデックス部3が設けられているので、裏面には、「情報班長補佐」に関する手順及び注意点が記載されている。同じく任務カード20bは、項目「情報システム入力」の部分にインデックス部3が設けられているので、裏面には、「情報システム入力」に関する手順及び注意点が記載されている。同じく任務カード20cは、項目「毎正時情報作成」の部分にインデックス部3が設けられているので、裏面には、「毎正時情報作成」に関する手順及び注意点が記載されている。同じく任務カード20dは、項目「広報用資料作成」の部分にインデックス部3が設けられているので、裏面には、「広報用資料作成」に関する手順及び注意点が記載されている。
【0012】
図1(b)は、複数の任務カードを重ねた場合を示す図である。例えば、図1(a)の任務カード20bと20cを重ねた場合、各任務カードは透明ケース1に収納されているため、重ねた状態でもインデックス部3は重複しないように構成されている。これにより、重ねて所持しても、自分の任務を一覧することができる。この場合は、「情報システム入力」と「毎正時情報作成」である。
即ち、本発明の任務カード20の特徴は、カード本体2を透明ケース1に収納し、カード本体2の表面には、任務を遂行する所属班内の役割分担の項目を箇条書きし、遂行すべき任務に該当する項目部分のカード側縁部の一部を凸状に突設する(インデックス部3)。そして、カード本体2の裏面には、その項目の手順及び注意点を記載する。これにより、担当者が遂行すべき項目が一目瞭然となり、任務遂行の迅速化と理解度を高めることができる。
また、任務を遂行する担当者は、複数の任務を担当する場合がある。そのときは、複数の任務カード20を重ねて所持することになる。例えば、任務の項目ごとにインデックス部3があるので、任務カード20を重ねたときにインデックス部3が重なると項目が認識しづらいことがある。そこで本実施形態では、任務カード20を複数枚重ねた場合、各インデックス部3が重複しないように構成する。これにより、項目の確認を間違いなく行えて、且つ項目数を正確に認識することができる。
【0013】
図2は、本発明に係る任務カードの詳細を説明する図である。任務カード20は、紙或いは樹脂部材に表面には任務項目を、裏面にはその任務項目の手順及び注意点を印刷し、遂行すべき任務に該当する項目部分のカード側縁部の一部を凸状に突設してインデックス部3を備えたカード本体2と、カード本体2を収納する透明ケース1により任務カード20を構成している。尚、透明カードは、カード本体を透明部材によりラミネートするように構成しても良いし、透明ケース1の一部に開口部を備えてそこからカード本体2を出し入れするようにしても良い。この任務カード20は、表面からカード本体2の全てを見ることができ、しかも表面の任務項目は全ての任務カードで同じ内容が記載されているので、任務カード20を重ねても、インデックス部3は重複しないで見えるため、そのインデックス部3の位置に対応する任務項目を見ることにより、自分が遂行すべき任務が即座に確認することができる。
【0014】
図3は任務カードを収納する収納部を備えたカード保管部の一例を示す図である。このカード保管部5は、透明部材4により区切られた収納部ごと(6a〜6d)に任務カード20a〜20dに係る任務が表示され、任務遂行時に任務カード20a〜20dが収納部6a〜6dから取り出された場合に、収納部6a〜6dに表示された任務が明示され、全ての任務カードがカード保管部5から取り出されたことにより、任務体制が完了したと見做す。図3では、例えば、収納部6dから任務カード20dを取り出した場合を示し、そのとき、収納部6dには、任務カード20dの任務として「分担任務・広報用資料作成」と印刷されている。これにより、担当者が任務を終了して、カード保管部5に任務カードを戻す場合に、収納部の位置を間違わずに収納することができる。また、収納部6a〜6dの対応する下部に任務状況を記録できるスペース7を備えても良い。ここには、例えば、任務を遂行した時間、氏名等を記録し、事後に差し替え可能な構成にしておく。
即ち、本実施形態の任務カードを使用した任務管理方法は、複数の任務カード20a〜20dを各班毎に収納するカード保管部5を備え、そのカード保管部5の各収納部6a〜6dに任務カードを取り出すと見える位置に、その任務カードの任務を印刷して表示しておく。任務が発生する前は、全ての任務カード20a〜20dは収納部6a〜6dに収納されているので、印刷された任務内容は見えない。しかし、任務が発生すると、各担当者は、自分の担当する任務カードを収納部6a〜6dから取り出すので、そのときに印刷された任務内容が見えるようになる。そして、全ての任務カード6a〜6dがカード保管部5から取り出されたことにより、任務体制が完了したと見做す。これにより、カード保管部5の収納部6a〜6dの状態を確認することにより、任務状況に漏れがあるか否かを瞬時に判断することができる。
【0015】
図4は本発明の第2の実施形態に係る任務カードの一例を示す図である。図4が図1と異なる点は、任務カード21に、担当者が遂行すべき任務の詳細内容を取得するための情報を記録したICタグ8を備えた点である。同じ構成要素には同じ参照番号を付して説明を省略する。任務カード21の大きさは、ある程度の大きさは必要であるが、あまり大きいと取扱に不便となる。従って、所定の大きさに限定せざるを得ないため、カード本体2に記載できる内容も限定される。しかし、担当者が内容に精通していない場合は、更に詳しい内容を知りたい場合がある。そこで本実施形態では、担当者が遂行すべき任務の詳細内容を取得するための情報を記録したICタグ8をカード本体2に備える。これにより、カード本体2に記載できない詳細内容を迅速に取得することができる。ICタグ8には、担当者のID、所属、任務番号9等が記録されている。
【0016】
図5は本発明の実施形態に係る任務遂行管理システムの構成を示すブロック図である。この任務遂行管理システム30は、図4の任務カード21と、ICタグ8に記録されている情報を読み取るリーダ10と、リーダ10を制御するPC11と、ICタグ8に記録されている情報に基づいて任務体制図(詳細は後述する。図6参照)を生成するサーバ13と、本部16に備えられたPC14と、PC14により制御されて任務体制図等を表示する表示部16と、ネットワーク12と、を備えて構成されている。そして、サーバ13は、任務発生時にPC11から送信されたICタグ8に記録された情報に基づいて、任務体制図及び任務に必要な資料に係る情報をPC11及びPC14に送信する。
任務カード21に備えられたICタグ8には、担当者のID、所属、任務番号等が記録されている。そのICタグ8の情報をリーダ10により読み取ると、PC11は、例えば、ネットワーク12を介してサーバ13にその情報を送信する。その情報を受信したサーバ13は、内容を解析して、担当者の所属する班の体制図と、任務に必要な情報をPC11に送信すると共に、本部16が設置されている場合は、本部16のPC14にも同じ情報を送信する。これにより、担当者は、どのような体制で任務を遂行すればよいのかを即座に認識することができ、且つ任務カード21に記載されていない詳細な内容についても認識することができる。
【0017】
図6は本部の表示部に表示された体制図の一例を示す図である。サーバ13は任務が発生すると、任務カード21から読取られた情報に基づいて、店所名31、体制区分32、発令時刻33、総動員数34を表示し、本部長38の下に情報班35、広報班36を設置し、更に本部長38の下に総合復旧班長39を設置する。また、総合復旧班長39の下に支援班37と復旧班40を設置する。各班には、班長、班長補佐及び班員が任命される。尚、本体制図は一例であり、任務の内容大きさにより適宜変更される。
【0018】
図7は図6の復旧班の体制図の一例を示す図である。店所名31、体制区分32、発令時刻33、総動員数34は図6と同じ内容が表示される。その下に、班名41、班長名、班長補佐名、班員、備考等の欄42が表示される。班名は、例えば「第1課」「第2課」「制御課」「通信課」「送電課」等が枠毎に表示される。「第1課」の場合は、班長は「○○課長」、班長補佐は「ΔΔ副長」、班員5名、社内が表示される。以下、各課ごとにこの内容が表示される。
【符号の説明】
【0019】
1 透明ケース、2 カード本体、3 インデックス部、4 透明部材、5 カード保管部、6 収納部、7 スペース、8 ICタグ、9 任務番号、10 リーダ、11 PC、12 ネットワーク、13 サーバ、14 PC、15 表示部、16 本部、20、21 任務カード、30 任務遂行管理システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
役割分担ごとの任務を標記した任務カードであって、
前記任務カードは、カード本体及び該カード本体を収納する透明ケースにより構成され、前記カード本体の表面には任務を遂行する所属班内の主要な任務分担に係る項目を記載すると共に、遂行すべき任務に該当する項目部分のカード側縁部の一部を凸状に突設してインデックス部とし、該カード本体の裏面には該任務に係る手順及び注意点を記載したことを特徴とする任務カード。
【請求項2】
前記任務カードを複数枚重ねた場合、前記各インデックス部が重複しないように構成したことを特徴とする請求項1に記載の任務カード。
【請求項3】
前記カード本体に、担当者が遂行すべき任務の詳細内容を取得するための情報を記録したICタグを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の任務カード。
【請求項4】
請求項1乃至3の何れか一項に記載の任務カードを収納する収納部を備えたカード保管部を用いた任務管理方法であって、
前記収納部ごとに該任務カードに係る任務が表示され、任務遂行時に前記任務カードが前記収納部から取り出された場合に、前記収納部に表示された任務内容が明示され、全ての任務カードが該カード保管部から取り出されたことにより、任務体制が完了したと見做すことを特徴とする任務管理方法。
【請求項5】
請求項3に記載の任務カードと、前記ICタグに記録されている情報を読み取るリーダと、該リーダを制御するPCと、前記ICタグに記録されている情報に基づいて任務体制図を生成するサーバと、を備え、
前記サーバは、任務発生時に前記PCから送信された前記ICタグに記録された情報に基づいて、前記任務体制図及び該任務に必要な資料に係る情報を前記PCに送信することを特徴とする任務遂行管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−140183(P2011−140183A)
【公開日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−2770(P2010−2770)
【出願日】平成22年1月8日(2010.1.8)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】