説明

会員登録装置、会員登録方法およびプログラム

【課題】ユーザの特性に応じたクーポン情報を出力するといったサービスを提供するとともに、簡易な方法で利用ユーザ数を拡大可能にする。
【解決手段】会員登録装置において、通信部は、会員登録済みのユーザの携帯情報媒体から、会員登録済みのユーザの識別情報と、会員登録済みのユーザの携帯情報媒体が会員登録対象のユーザの携帯情報媒体から読み出した、会員登録対象のユーザの識別情報とを受信する。そして、ユーザ情報登録部は、会員登録対象のユーザのユーザ識別情報、および、会員登録済みのユーザと会員登録対象のユーザとの間の関係を示すユーザ親子関係情報を生成し、生成したユーザ識別情報と、生成したユーザ親子関係情報と、会員登録対象のユーザの識別情報とをユーザ情報記憶部に記憶させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、会員登録装置、会員登録方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、紙媒体によるクーポンや、携帯電話端末に表示させるクーポンなどを利用者が店舗での商品購入時に提示し、クーポンの内容に応じた割引などの特典を受けるサービスが提供されている。このようなクーポンは、一般的に、広告チラシやインターネットサイトなどにより不特定多数の利用者に配布され、利用者の特性に関係なく全ての利用者に対して一定金額や一定の割引率による金額割引などの特典が与えられる。また、このようなクーポンには、利用者が会員制のウェブサービスなどに予め自己のアカウントを登録することにより提供されるクーポンなども存在する。
特許文献1には、会員制のインターネットショップにおいて、すでに加入している会員が他の者をインターネットショップに紹介し、他の者が加入し会員になると、紹介した会員を親会員、紹介され加入した会員を子会員とし、子会員によるインターネットショップでの商品購入に応じて親会員にポイントが加算される技術が示されている。特許文献2には、会員システムの会員にランクを付与し、販売額や親会員が紹介した子会員の数などに応じて変動するランクに応じて親会員に特典を与える技術が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−183568号公報
【特許文献2】特開2003−108881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、紙媒体などによるクーポンでは、クーポンによる割引金額や割引率が一定となってしまい、利用者の特性に応じて割引率を変動させることは難しかった。一方、会員制のウェブシステムに予め登録されたユーザ情報の特性に応じてクーポンを発行する方法においては、広告チラシやインターネットサイトなどにより不特定多数の利用者にクーポンを提供することになり、利用ユーザ数を拡大させるために多大なコストがかかることとなっていた。
【0005】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、ユーザの特性に応じたクーポン情報を出力するといったサービスを提供するとともに、簡易な方法で利用ユーザ数を拡大することが可能な会員登録装置、会員登録方法およびプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明の一態様による会員登録装置は、ユーザを識別する識別情報と、会員であるユーザを識別するユーザ識別情報と、ユーザ間の紹介−被紹介の関係を示すユーザ親子関係情報とが対応付けて記憶されるユーザ情報記憶部と、会員登録済みのユーザの携帯情報媒体から、前記会員登録済みのユーザの識別情報と、前記会員登録済みのユーザの携帯情報媒体が会員登録対象のユーザの携帯情報媒体から読み出した、前記会員登録対象のユーザの識別情報とを受信する通信部と、前記会員登録対象のユーザのユーザ識別情報、および、前記会員登録済みのユーザと前記会員登録対象のユーザとの間の紹介−被紹介の関係を示すユーザ親子関係情報を生成し、生成したユーザ識別情報と、生成したユーザ親子関係情報と、前記会員登録対象のユーザの識別情報とを前記ユーザ情報記憶部に記憶させるユーザ情報登録部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
また、本発明の他の一態様による会員登録装置は、上述の会員登録装置であって、前記通信部は、前記会員登録済みのユーザの識別情報として前記会員登録済みのユーザの携帯情報媒体の識別情報を受信し、前記会員登録対象のユーザの識別情報として前記会員登録対象のユーザの携帯情報媒体の識別情報を受信し、前記ユーザ情報登録部は、前記会員登録済みのユーザが前記会員登録対象のユーザの親ユーザであることを示すユーザ親子関係情報を生成し、生成した前記ユーザ識別情報と、生成した前記ユーザ親子関係情報と、前記会員登録対象のユーザの識別情報とを前記ユーザ情報記憶部に記憶させる、ことを特徴とする。
【0008】
また、本発明の他の一態様による会員登録装置は、上述の会員登録装置であって、前記通信部は、前記会員登録済みのユーザの携帯情報媒体が前記会員登録対象のユーザの携帯情報媒体に近接することにより当該会員登録対象のユーザの携帯情報媒体から読み出した、前記会員登録対象のユーザの識別情報を受信することを特徴とする。
【0009】
また、本発明の他の一態様による会員登録装置は、上述の会員登録装置であって、会員であるユーザに提供するサービスを当該ユーザの子ユーザの数に応じて決定するサービス決定部を備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明の他の一態様による会員登録方法は、ユーザを識別する識別情報と、会員であるユーザを識別するユーザ識別情報と、ユーザ間の紹介−被紹介の関係を示すユーザ親子関係情報とが対応付けて記憶されるユーザ情報記憶部を具備する会員登録装置の会員登録方法であって、会員登録済みのユーザの携帯情報媒体から、前記会員登録済みのユーザの識別情報と、前記会員登録済みのユーザの携帯情報媒体が会員登録対象のユーザの携帯情報媒体から読み出した、前記会員登録対象のユーザの識別情報とを受信する通信ステップと、前記会員登録対象のユーザのユーザ識別情報、および、前記会員登録済みのユーザと前記会員登録対象のユーザとの間の紹介−被紹介の関係を示すユーザ親子関係情報を生成し、生成したユーザ識別情報と、生成したユーザ親子関係情報と、前記会員登録対象のユーザの識別情報とを前記ユーザ情報記憶部に記憶させるユーザ情報登録ステップと、
を備えることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の他の一態様によるプログラムは、ユーザを識別する識別情報と、会員であるユーザを識別するユーザ識別情報と、ユーザ間の紹介−被紹介の関係を示すユーザ親子関係情報とが対応付けて記憶されるユーザ情報記憶部を具備する会員登録装置のとしてのコンピュータに、会員登録済みのユーザの携帯情報媒体から、前記会員登録済みのユーザの識別情報と、前記会員登録済みのユーザの携帯情報媒体が会員登録対象のユーザの携帯情報媒体から読み出した、前記会員登録対象のユーザの識別情報とを受信する通信ステップと、前記会員登録対象のユーザのユーザ識別情報、および、前記会員登録済みのユーザと前記会員登録対象のユーザとの間の紹介−被紹介の関係を示すユーザ親子関係情報を生成し、生成したユーザ識別情報と、生成したユーザ親子関係情報と、前記会員登録対象のユーザの識別情報とを前記ユーザ情報記憶部に記憶させるユーザ情報登録ステップと、を実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0012】
以上説明したように、本発明によれば、会員登録済みのユーザの携帯情報媒体から、会員登録済みのユーザの識別情報と、会員登録済みのユーザの携帯情報媒体が会員登録対象のユーザの携帯情報媒体から読み出した会員登録対象のユーザの識別情報とを受信し、会員登録対象のユーザのユーザ識別情報と、会員登録済みのユーザと会員登録対象のユーザとの間の紹介−被紹介の関係を示すユーザ親子関係情報と、会員登録対象のユーザの識別情報とを対応付けて記憶するようにしたので、ユーザの携帯情報媒体が他のユーザの携帯情報媒体から読み出した識別情報に応じてクーポン情報を出力するなどサービスを提供することが可能となる。これにより、例えば、クーポン情報の提供者にとってはユーザ間での口コミによるユーザ拡大が望めるとともに、ユーザは子ユーザの数に応じたクーポン情報を取得することができるなど、双方にとって有利な会員登録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施形態によるクーポン情報提供システムの概念を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態によるクーポン情報提供システムの構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態によるクーポン情報記憶部に記憶されるデータ例を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態によるクーポン情報記憶部に記憶されるデータ例を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態によるユーザ情報記憶部に記憶されるデータ例を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態による利用履歴記憶部に記憶されるデータ例を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態によるクーポン情報提供システムの動作例を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態によるクーポン情報提供システムの動作例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
まず、図1を参照して本実施形態のクーポン情報提供システム1により提供されるクーポン情報提供サービスの概要を説明する。ユーザが利用する携帯情報端末100−1は、ネットワークを介して、クーポン情報提供装置400からクーポン情報提供サービスを利用するための会員アプリケーションをダウンロードする。携帯情報端末100−1は、ダウンロードした会員アプリケーションに基づいて、自身が備えるICチップの識別情報である媒体IDとユーザ氏名等のユーザ情報をクーポン情報提供装置400に送信し、クーポン情報提供サービスへの会員登録を行う。
【0015】
ここでいうクーポン情報とは、ユーザに与える何らかの特典を示す情報であり、例えば、商品価格の割引、値引きや、ポイントや景品の進呈など様々な特典を示す情報が適用できる。
【0016】
会員アプリケーションをダウンロードした携帯情報端末100−1は、他のユーザの携帯情報端末100−2やICカード101−1などの携帯情報媒体に備えられるIC(Integrated Circuit)チップの媒体ID(Identifier)を読み出し、クーポン情報提供装置400に送信する。クーポン情報提供装置400は、携帯情報端末100−1から送信された携帯情報端末100−2またはICカード101−1の媒体IDを受信すると、その媒体IDを携帯情報端末100−1に対応するユーザの子ユーザの媒体IDとして記憶する。
【0017】
ここで、例えば携帯情報端末100−1のユーザを親ユーザとしてクーポン情報提供サービスの会員となった子ユーザの携帯情報端末100−2は、クーポン情報提供装置400から会員アプリケーションをダウンロードすることにより、子ユーザは他ユーザの親ユーザとなることができる。子ユーザの携帯情報端末100−2は、他のユーザの携帯情報媒体の媒体IDをクーポン情報提供装置400に送信して自身が親ユーザとなる。他のユーザの携帯情報媒体の媒体IDを読み出すことができないICカード101−1などの媒体のユーザは、親ユーザとなることはできないが、準ユーザとしてクーポン情報提供サービスの会員となることが可能である。
【0018】
クーポン情報提供サービスの会員となったユーザは、クーポン情報提供サービスにより提供されるクーポンが利用可能な実店舗に来店した際、実店舗に設置されたキオスク端末200に自身の携帯情報媒体の媒体IDを読みこませる。キオスク端末200は、クーポン情報提供装置400と情報通信を行い、読み取った媒体IDに応じたユーザ情報、子ユーザの数、子ユーザの利用履歴などの情報に応じたクーポン情報を受信し、紙媒体によるクーポン券を発行する。
【0019】
ユーザは、実店舗で商品を購入する際、キオスク端末200から発行されたクーポン券を提示することで、クーポン券に応じた商品の割引を受けることができる。ここで、提示されたクーポン券の情報は実店舗におけるPOS(Point of sale)レジスタ310に入力され、クーポン情報提供装置400に送信されて利用履歴などの情報が蓄積されるようにしても良い。また、POSレジスタ310に接続されたICリーダ/ライタ311に自身の携帯情報媒体の媒体IDを読みこませ、POSレジスタ310がクーポン情報提供装置400からクーポン情報を取得するように構成しても良い。
【0020】
次に、図2を参照して、本実施形態によるクーポン情報提供システム1の構成を詳細に説明する。クーポン情報提供システム1は、携帯情報端末100−1と、携帯情報端末100−2と、キオスク端末200と、クーポン提供者端末300と、POSレジスタ310と、クーポン情報提供装置400とを備えている。ここで、図2には携帯情報端末100−1と携帯情報端末100−2との2台の携帯情報端末100を例示して説明するが、クーポン情報提供装置400によって提供されるクーポン情報提供システム1は、3台以上の携帯情報端末100を備えるようにして良い。
【0021】
携帯情報端末100−2の構成は、携帯情報端末100−1と同様の構成であるため、以下、携帯情報端末100−1の構成について説明する。携帯情報端末100−1は、ユーザが利用する情報端末であり、ネットワークを介して他の情報機器と情報通信を行うことが可能である。携帯情報端末100−1は、具体的には、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話端末などの、入力部、出力部、制御部、演算部、記憶部を備えたコンピュータ機器が想定される。ここで、出力部としては、表示部、音声出力部などが想定される。携帯情報端末100−1は、記憶部110−1と、制御部120−1と、通信部130−1と、ICチップ140−1と、ICリーダ150−1とを備えている。
【0022】
記憶部110−1には、携帯情報端末100−1が動作するために必要な情報が記憶され、例えば、クーポン情報提供装置400からダウンロードした会員アプリケーションが記憶される。制御部120−1は、携帯情報端末100−1の動作を制御し、例えば、記憶部110−1に記憶された会員アプリケーションに基づいて、携帯情報端末100−1が備える各部を制御する。
【0023】
通信部130−1は、無線ネットワークを介してクーポン情報提供装置400と情報通信を行う。ICチップ140−1は、情報の記録や演算を行う集積回路であり、媒体ID記憶部141−1を備えている。媒体ID記憶部141−1には、ICチップ140−1を識別する媒体IDが記憶される。媒体IDは、例えば、ICチップの製造メーカや製造月日や製造番号に応じてICチップを一意に識別する番号である。例えば、ICチップにFeliCa(登録商標)を適用する場合には、ICチップの製造番号であるIDmが適用できる。ICリーダ150−1は、他の媒体が備えるICチップから情報を読み出す。
【0024】
キオスク端末200は、マルチメディアステーション(MMS)、マルチメディアキオスク(MMK)などとも呼ばれ、家電量販店やコンビニエンスストア、銀行などに設置され、ネットワークを介して他の情報通信機器と双方向通信が可能な情報通信端末である。キオスク端末200は、キオスク端末ID記憶部210と、ICリーダ220と、通信部230と、入力部240と、表示部250と、クーポン出力部260とを備えている。キオスク端末ID記憶部210は、キオスク端末200を識別する識別情報である。
【0025】
ICリーダ220は、通信可能な領域内に検出したICチップと通信を行い、検出したICチップに記憶された情報を読み出す。通信部230は、ネットワークを介してクーポン情報提供装置400と通信を行う。入力部240は、ユーザから入力される操作情報を受付ける入力デバイスであり、例えば、キーボードやマウス、タッチパネルなどが適用できる。表示部250は、キオスク端末200の操作画面やクーポン情報提供装置400から受信する情報などを表示するディスプレイである。クーポン出力部260は、予め自身に備えられる用紙にクーポン情報提供装置400から受信するクーポン情報を印刷し、クーポン券を出力する。
【0026】
クーポン提供者端末300は、ユーザに提供するクーポン券の提供者が利用するコンピュータ装置である。クーポン提供者端末300は、ネットワークを介してクーポン情報提供装置400と情報通信を行うことが可能である。クーポン提供者端末300は、具体的には、入力部、出力部、制御部、演算部、記憶部を備えたPC(パーソナルコンピュータ)が適用される。クーポン提供者端末300は、クーポン提供者から入力される操作情報に応じて、ユーザに提供するクーポン券に関する情報をクーポン情報提供装置400に送信する。
【0027】
POSレジスタ310は、実店舗において売り上げ会計を行うレジスタである。POSレジスタ310は、例えば、商品のバーコードを読み取るバーコードスキャナや、レシートプリンタ、顧客に金額を提示するディスプレイ、レジ入力を受付けるタッチパネルやキーボードなどを備えている。
【0028】
クーポン情報提供装置400は、携帯情報端末100−1の媒体IDに対応するユーザ情報に応じてクーポン情報を出力するコンピュータ装置であり、入力部、出力部、制御部、演算部、記憶部を備えたPC(パーソナルコンピュータ)やコンピュータサーバ専用機器が適用される。クーポン情報提供装置400は、通信部410と、サービス制御部420と、割引率算出部430と、クーポン情報記憶部440と、ユーザ情報記憶部450と、利用履歴記憶部460とを備えている。
【0029】
通信部410は、携帯情報端末100−1、携帯情報端末100−2、キオスク端末200、クーポン提供者端末300、POSレジスタ310とネットワークを介して情報通信を行う。
サービス制御部420は、クーポン情報提供装置400が提供するクーポン情報提供サービスにおいてクーポン情報提供装置400の各部の動作を制御する。サービス制御部420は、例えば、携帯情報端末100−1、携帯情報端末100−2、クーポン提供者端末300から送信されるウェブサイト配信要求に応じてHTTP(Hypertext Transfer Protocol)通信を行い、通信部410を介してウェブサービスを提供する。割引率算出部430は、キオスク端末200が携帯情報端末100−1から読み出した媒体IDに応じて、キオスク端末200にクーポン情報を出力する。
【0030】
クーポン情報記憶部440には、携帯情報端末100−1の媒体IDに対応するユーザに応じて出力するクーポン情報が記憶される。図3は、クーポン情報記憶部440に記憶されるクーポン情報のデータ例を示す図である。クーポン情報には、クーポンIDと、発行キオスク端末IDと、割引条件と割引率などの情報が含まれる。クーポンIDは、クーポン情報を識別する識別情報である。発行キオスク端末IDは、対応するクーポン情報を発行するキオスク端末200を識別するキオスク端末IDである。このように、クーポン情報毎に、そのクーポンを発行するキオスク端末を予め定めておくことが可能である。ここで、発行キオスク端末IDには、複数のキオスク端末IDが対応付けられて記憶されるようにして良い。
【0031】
割引条件は、キオスク端末200から送信される媒体IDに応じて出力するクーポン情報の条件を示す情報である。割引率は、割引条件を満たす場合にユーザに与える特典を示す情報である。例えば、割引条件が「ユーザの子会員が9人以下」であれば、割引率は「割引率5%」とする。また、例えば、割引条件が「ユーザの子会員が10人以上」であれば、割引率は「割引率10%」とする。また、例えば、割引条件が「ユーザの子会員が20人以上」であれば、割引率は「割引率20%」とする。ここで、このようなクーポン情報は、特定の商品ごとにクーポン情報が記憶されるようにしても良いし、店舗やキオスク端末ごとに異なるクーポン情報が記憶されるようにしても良い。
【0032】
クーポン情報記憶部440に記憶されるクーポン情報の他のデータ例を、図4に示す。図4に示されるように、クーポン情報は、クーポンID、発行キオスク端末ID、割引条件に対応付けて、割引額を示す情報が対応付けられるようにしても良い。
【0033】
図2に戻り、ユーザ情報記憶部450には、クーポン提供者により提供されるクーポンの提供対象となるユーザの特性を示すユーザ情報が記憶される。図5は、ユーザ情報記憶部450に記憶されるユーザ情報のデータ例を示す図である。ユーザ情報には、ユーザIDと、媒体IDと、氏名と、年齢と、親ユーザIDと、登録日時と、利用回数などの情報が含まれる。ユーザIDは、クーポン情報提供サービスに登録され会員となったユーザを識別する識別情報である。媒体IDは、対応するユーザの携帯情報媒体(携帯情報端末100−1、ICカード101−1等)に備えられるICチップの媒体IDである。氏名は、対応するユーザの氏名である。年齢は、対応するユーザの年齢である。登録日時は、ユーザ情報記憶部450にユーザ情報が記憶された登録日時を示す情報である。利用回数は、対応するユーザの携帯情報端末の媒体IDがキオスク端末200に入力され、クーポン券が発行された回数を示す情報である。ここで、利用回数は、後述する利用履歴記憶部460に記憶されるユーザID毎の利用履歴情報に相当する。
【0034】
図2に戻り、利用履歴記憶部460には、ユーザの携帯情報媒体の媒体IDがキオスク端末200に入力されクーポン券が発行された際の利用履歴情報が記憶される。図6は、利用履歴記憶部460に記憶される利用履歴情報のデータ例を示す図である。利用履歴情報には、利用ユーザIDと、利用クーポンIDと、利用キオスク端末IDと、利用日時などの情報が含まれる。ユーザIDは、クーポン情報の出力要求を行ったユーザのユーザIDである。利用クーポンIDは、対応するユーザに出力されたクーポン情報のクーポンIDである。利用キオスク端末IDは、クーポン情報が出力されたキオスク端末200のキオスク端末IDである。利用日時は、クーポン情報が出力された日時を示す情報である。
【0035】
次に、図7および図8を参照して、本実施形態におけるクーポン情報提供システム1の動作例を説明する。
ここで、携帯情報端末100−1の媒体IDは「M1」であり、携帯情報端末100−2の媒体IDは「M2」であり、キオスク端末200のキオスク端末IDは「K1」であることとする。以下のステップS1〜ステップS3は、ユーザの会員登録処理を示す。携帯情報端末100−1の通信部130−1は、クーポン情報提供装置400に接続し、会員アプリケーションをダウンロードし、記憶部110−1に記憶させる(ステップS1)。携帯情報端末100−1の制御部120−1は、ユーザから入力される氏名、年齢などのユーザ情報と、媒体ID記憶部141−1に記憶された媒体ID(M1)とを、通信部130−1を介してクーポン情報提供装置400に送信する(ステップS2)。クーポン情報提供装置400の通信部410は、携帯情報端末100−1から送信されたユーザ情報を受信する。
【0036】
クーポン情報提供装置400のサービス制御部420は、ユーザ情報記憶部450に記憶されるユーザ情報のうちで一意となるユーザID(U1)を生成し、生成したユーザID(U1)と、通信部410が受信した媒体ID(M1)と、ユーザ情報とを対応付けて、ユーザ情報記憶部450に記憶させる。この際、サービス制御部420は、自身が備える計時機能により取得した現在日時を、ユーザ情報の登録日時としてユーザ情報記憶部450に記憶させる(ステップS3)。
【0037】
次に、携帯情報端末100−1のユーザが、知人を本実施形態によるクーポン情報提供サービスに紹介する動作例を説明する。以下のステップS4〜ステップS8は、会員紹介処理を示す。まず、携帯情報端末100−1が携帯情報端末100−2に近接すると、携帯情報端末100−1の制御部120−1が、ステップS1でダウンロードし記憶部110−1に記憶された会員アプリケーションに基づいて、携帯情報端末100−2に記憶された媒体ID(M2)を読み出す(ステップS4)。そして、携帯情報端末100−1の通信部130−1は、自身の媒体ID(M1)と、携帯情報端末100−2から読み出した媒体ID(M2)とを、クーポン情報提供装置400に送信する(ステップS5)。
【0038】
クーポン情報提供装置400の通信部410は、携帯情報端末100−1から送信された媒体ID(M1、M2)を受信する。クーポン情報提供装置400のサービス制御部420は、ユーザ情報記憶部450に記憶されるユーザ情報のうちで一意となるユーザID(U2)を生成し、生成したユーザID(U2)と、受信した媒体ID(M2)とを対応付け、親ユーザIDを送信元の携帯情報端末100−1の媒体ID(M1)に対応付けられたユーザID(U1)とし、自身が備える計時機能により取得した現在日時をユーザ情報の登録日時とするユーザ情報を、ユーザ情報記憶部450に記憶させる(ステップS6)。この際、ユーザID(U2)に対応する氏名、年齢等のユーザ情報はユーザ情報記憶部450に記憶されていない。
【0039】
携帯情報端末100−2の通信部130−2は、クーポン情報提供装置400に接続し、会員アプリケーションをダウンロードし、記憶部110−2に記憶させる(ステップS7)。携帯情報端末100−2の制御部120−2は、ユーザから入力される氏名、年齢などのユーザ情報と、媒体ID記憶部141−2に記憶された媒体ID(M2)とを、通信部130−2を介してクーポン情報提供装置400に送信する(ステップS8)。クーポン情報提供装置400の通信部410は、携帯情報端末100−2から送信されたユーザ情報を受信し、ステップS6でユーザ情報記憶部450に記憶させたユーザ情報(ユーザID「U1」)の氏名、年齢に記憶させる(ステップS9)。
【0040】
次に、クーポン提供者端末300が、配信するクーポンに関するクーポン情報をクーポン情報提供装置400に登録する動作例を説明する。以下のステップS10〜ステップS12は、クーポン情報の登録処理を示す。クーポン提供者端末300は、クーポン情報提供者からの操作情報の入力に応じて、クーポン情報提供装置400にアクセスし、クーポン情報を送信する。ここで、クーポン提供者端末300がクーポン情報提供装置400に送信するクーポン情報は、例えば、クーポンを発行可能な店舗を示す情報と、割引条件と、割引率との情報である。
【0041】
クーポン情報提供装置400のサービス制御部420は、通信部410を介してクーポン提供者端末300から送信されたクーポン情報を、クーポン情報記憶部440に記憶させる。この際、サービス制御部420は、クーポン情報記憶部440に記憶されたクーポン情報のうちで一意となるクーポンID(例えば、「C1」)を生成し、クーポン情報記憶部440に記憶させる。またこの際、サービス制御部420は、クーポン提供者端末300から送信されたクーポンを発行可能な店舗に設置されたキオスク端末200のキオスク端末IDを、クーポン情報記憶部440に記憶させる(ステップS11)。クーポン情報提供装置400は、ユーザ情報記憶部450に記憶されたユーザ情報に対応する携帯情報端末100に、クーポン情報が登録されたことを、例えば電子メールにより送信し、通知する(ステップS12)。
【0042】
次に、キオスク端末200からのクーポン出力要求に応じて、クーポン情報提供装置400がクーポン情報を出力する動作例を説明する。以下のステップS13〜ステップS20は、クーポン出力処理を示す。キオスク端末200は、自身のキオスク端末ID(K1)をクーポン情報提供装置400に送信する(ステップS13)。クーポン情報提供装置400のサービス制御部420は、クーポン情報記憶部440に記憶されたクーポン情報から、ステップS13で受信したキオスク端末ID(K1)が含まれるクーポン情報を検出する。サービス制御部420は、通信部410を介して、検出したクーポン情報をキオスク端末200に送信する。この際、サービス制御部420は、キオスク端末ID(K1)が含まれるクーポン情報を複数検出した場合には、検出した複数のクーポン情報のリストを、キオスク端末200に送信する(ステップS14)。
【0043】
キオスク端末200の通信部230は、クーポン情報提供装置400から送信されるクーポン情報リストを受信すると、表示部250に表示させる。携帯情報端末100−1のユーザは、キオスク端末200の表示部250に表示されたクーポン情報リストのうち、いずれかのクーポン情報を選択し、選択を示す情報をキオスク端末200の入力部240に入力する。キオスク端末200の入力部240は、ユーザから入力されたクーポンの選択情報を受付ける(ステップS15)。
【0044】
ユーザが、携帯情報端末100−1をキオスク端末200のICリーダ220に近接させると、ICリーダ220は、携帯情報端末100−1の媒体ID記憶部141−1に記憶された媒体ID(M1)を読み出す(ステップS16)。キオスク端末200は、ステップS16で携帯情報端末100−1から読み出した媒体ID(M1)と、ステップS15で選択されたクーポンに対応するクーポンID(例えば、「C1」)と、自身のキオスク端末ID(K1)とを、クーポン情報提供装置400に送信する(ステップS17)。
【0045】
クーポン情報提供装置400の通信部410が、キオスク端末200から送信された情報を受信すると、受信した情報に応じて、割引率算出部430が、割引率を算出する。例えば、クーポンIDが「C1」であり、キオスク端末IDが「K1」であり、ユーザIDが「U1」である場合、ユーザ情報記憶部450に記憶されたユーザID「U1」が親ユーザIDに記憶されたユーザ情報の数を、子ユーザの数として算出する。そして、サービス制御部420は、クーポンIDが「C1」であり、キオスク端末IDが「K1」であるクーポン情報のうち、算出した子ユーザの数に対応する割引条件が対応付けられたクーポン情報の割引率を読み出し、割引率を算出する(ステップS18)。例えば、図5に示されるデータ例では、ユーザ「U1」を親ユーザIDとするユーザは「U2」と「U5」との2ユーザであり、子ユーザは9人以下であるから、図3に示されるデータ例により、割引率は「5%引き」となる。
【0046】
クーポン情報提供装置400のサービス制御部420は、通信部410を介して、割引率算出部430が算出した割引率「5%」を、キオスク端末200に送信する(ステップS19)。キオスク端末200の通信部230が、クーポン情報提供装置400から送信される割引率を受信すると、クーポン出力部260は、受信した割引率を印刷したクーポン券を出力する(ステップS20)。
【0047】
ここで、ステップS18で、クーポン情報提供装置400が割引率を算出し、キオスク端末200に送信する際には、利用履歴記憶部460に、クーポン情報を出力したことを示す履歴情報を記憶させる。クーポン情報提供装置400は、このように利用履歴記憶部460に記憶された利用履歴情報を読み出して、ユーザ毎のクーポンの利用状況などを分析するようにしても良い。
【0048】
なお、本実施形態では、携帯情報端末100−1と携帯情報端末100−2とに携帯電話端末を適用した例を説明したが、携帯情報端末100−1が備えるICチップと同様のICチップを備えたICカード等の情報媒体を適用しても良い。
また、割引率算出部430は、ユーザ情報記憶部450に記憶された子ユーザの数に応じて割引率を算出することとしたが、この際の子ユーザの数は、親子関係の階層構造において、例えば3階層などの所定の階層数内の子ユーザの数のみを算出するようにしても良い。また、割引率算出部430は、ユーザ情報記憶部450に記憶された登録日時や利用履歴記憶部460に記憶された利用日時などに応じて、所定の期間内にクーポン情報を利用した子ユーザが多い親ユーザの割引率を上げるように割引率の算出を行っても良い。また、割引率算出部430は、利用履歴記憶部460に記憶された利用回数に応じて、利用回数が一定の数以上である場合に割引率をあげるように割引率の算出を行っても良い。
【0049】
また、本実施形態では、クーポン情報提供装置400は、クーポン情報記憶部440と、ユーザ情報記憶部450と、利用履歴記憶部460とを備えることとしたが、この他にも、ユーザごとの購入履歴、利用履歴等に応じたポイント情報や、企業情報、店舗やキオスク端末などの情報が記憶される記憶部が備えられるようにしても良い。
【0050】
また、本実施形態におけるクーポン情報提供装置400により提供されるウェブサービスを、ASP(Application Service Provider)サービスとして複数の小売企業が共同利用できるようにサービス提供を行うようにしても良い。
【0051】
以上説明したように、本実施形態によれば、クーポン情報提供サービスの会員となったユーザが、ユーザ間の口コミにより利用ユーザを広げることができ、ユーザ間のコミュニケーションツールとして有用である。一方、クーポン情報提供サービスの提供者は、自身の宣伝などにより会員を増やすことなく、ユーザ同士の口コミによりユーザを拡大することが可能となる。また、紙クーポン、フリーペーパーなどに代わる会員を呼び込む販促ツールとしても有用であると考えられる。
【0052】
また、本実施形態によれば、クーポン券の出力要求を行う携帯情報端末100−1を利用する親ユーザに対する子ユーザの数に応じて、割引率を変動したクーポンを発行することができ、ユーザの特性に応じたクーポンの配布が可能となる。また、店舗に設置されたキオスク端末200から紙クーポンを出力することや、あるいは店舗のPOSレジスタ310が備えるICリーダ/ライタ311に携帯情報端末100またはICカード101を近接させることでクーポンを利用することが可能となる。またこの際、クーポンの利用履歴に応じてユーザが同様のクーポンを複数回利用することを防ぐことが可能となり、またどのユーザがどの店舗でクーポンを利用したかを利用履歴として記憶することが可能となる。このような利用履歴は、マーケティングやコンサルティング等のために有用な情報となる。さらに、ユーザの属性に応じたクーポン利用といった観点からの分析が可能となる。さらに、親ユーザは、自身の携帯情報端末100に子ユーザの携帯情報端末100またはICカード101を近接させることで子ユーザの登録を完了させることができ、子ユーザを登録する手間を大幅に削減することが可能となる。さらに、子ユーザの増加に応じて親ユーザの割引率が増加するため、親ユーザはより多くのユーザを子ユーザとするモチベーションを保つことができると考えられ、これによりユーザの拡大が見込めるものである。
【0053】
なお、本発明における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりクーポン情報の提供を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0054】
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【符号の説明】
【0055】
1 クーポン情報提供システム
100 携帯情報端末
101 ICカード
110 記憶部
120 制御部
130 通信部
140 ICチップ
141 媒体ID記憶部
150 ICリーダ
200 キオスク端末
210 キオスク端末ID記憶部
220 ICリーダ
230 通信部
240 入力部
250 表示部
260 クーポン出力部
300 クーポン提供者端末
310 POSレジスタ
311 ICリーダ/ライタ
400 クーポン情報提供装置
410 通信部
420 サービス制御部
430 割引率算出部
440 クーポン情報記憶部
450 ユーザ情報記憶部
460 利用履歴記憶部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザを識別する識別情報と、会員であるユーザを識別するユーザ識別情報と、ユーザ間の紹介−被紹介の関係を示すユーザ親子関係情報とが対応付けて記憶されるユーザ情報記憶部と、
会員登録済みのユーザの携帯情報媒体から、前記会員登録済みのユーザの識別情報と、前記会員登録済みのユーザの携帯情報媒体が会員登録対象のユーザの携帯情報媒体から読み出した、前記会員登録対象のユーザの識別情報とを受信する通信部と、
前記会員登録対象のユーザのユーザ識別情報、および、前記会員登録済みのユーザと前記会員登録対象のユーザとの間の紹介−被紹介の関係を示すユーザ親子関係情報を生成し、生成したユーザ識別情報と、生成したユーザ親子関係情報と、前記会員登録対象のユーザの識別情報とを前記ユーザ情報記憶部に記憶させるユーザ情報登録部と、
を備えることを特徴とする会員登録装置。
【請求項2】
前記通信部は、前記会員登録済みのユーザの識別情報として前記会員登録済みのユーザの携帯情報媒体の識別情報を受信し、前記会員登録対象のユーザの識別情報として前記会員登録対象のユーザの携帯情報媒体の識別情報を受信し、
前記ユーザ情報登録部は、前記会員登録済みのユーザが前記会員登録対象のユーザの親ユーザであることを示すユーザ親子関係情報を生成し、生成した前記ユーザ識別情報と、生成した前記ユーザ親子関係情報と、前記会員登録対象のユーザの識別情報とを前記ユーザ情報記憶部に記憶させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の会員登録装置。
【請求項3】
前記通信部は、前記会員登録済みのユーザの携帯情報媒体が前記会員登録対象のユーザの携帯情報媒体に近接することにより当該会員登録対象のユーザの携帯情報媒体から読み出した、前記会員登録対象のユーザの識別情報を受信することを特徴とする請求項1または2に記載の会員登録装置。
【請求項4】
会員であるユーザに提供するサービスを当該ユーザの子ユーザの数に応じて決定するサービス決定部を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の会員登録装置。
【請求項5】
ユーザを識別する識別情報と、会員であるユーザを識別するユーザ識別情報と、ユーザ間の紹介−被紹介の関係を示すユーザ親子関係情報とが対応付けて記憶されるユーザ情報記憶部を具備する会員登録装置の会員登録方法であって、
会員登録済みのユーザの携帯情報媒体から、前記会員登録済みのユーザの識別情報と、前記会員登録済みのユーザの携帯情報媒体が会員登録対象のユーザの携帯情報媒体から読み出した、前記会員登録対象のユーザの識別情報とを受信する通信ステップと、
前記会員登録対象のユーザのユーザ識別情報、および、前記会員登録済みのユーザと前記会員登録対象のユーザとの間の紹介−被紹介の関係を示すユーザ親子関係情報を生成し、生成したユーザ識別情報と、生成したユーザ親子関係情報と、前記会員登録対象のユーザの識別情報とを前記ユーザ情報記憶部に記憶させるユーザ情報登録ステップと、
を備えることを特徴とする会員登録方法。
【請求項6】
ユーザを識別する識別情報と、会員であるユーザを識別するユーザ識別情報と、ユーザ間の紹介−被紹介の関係を示すユーザ親子関係情報とが対応付けて記憶されるユーザ情報記憶部を具備する会員登録装置のとしてのコンピュータに、
会員登録済みのユーザの携帯情報媒体から、前記会員登録済みのユーザの識別情報と、前記会員登録済みのユーザの携帯情報媒体が会員登録対象のユーザの携帯情報媒体から読み出した、前記会員登録対象のユーザの識別情報とを受信する通信ステップと、
前記会員登録対象のユーザのユーザ識別情報、および、前記会員登録済みのユーザと前記会員登録対象のユーザとの間の紹介−被紹介の関係を示すユーザ親子関係情報を生成し、生成したユーザ識別情報と、生成したユーザ親子関係情報と、前記会員登録対象のユーザの識別情報とを前記ユーザ情報記憶部に記憶させるユーザ情報登録ステップと、
を実行させるためのプログラム。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2013−65348(P2013−65348A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−270377(P2012−270377)
【出願日】平成24年12月11日(2012.12.11)
【分割の表示】特願2008−210905(P2008−210905)の分割
【原出願日】平成20年8月19日(2008.8.19)
【出願人】(000102728)株式会社エヌ・ティ・ティ・データ (438)