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位置接近警報システム
説明

位置接近警報システム

【課題】管理者等の管理下にある被管理者等が、予め設定された目的位置に接近した場合、前記管理者等に対して、GPS衛星および携帯電話システムを利用して通報するシステムを提供する。
【解決手段】管理者等の管理下にある被管理者等が、予め設定された目的位置に接近した場合、前記被管理者等が目的位置に接近したことを、GPS衛星1−1や携帯電話システムを利用した位置移動警報システムにより、前記被管理者等が所持する、位置情報監視・警報端末(子機)4から、携帯電話回線を利用して、前記管理者等が所持する地図情報を表示できると共に、位置検索ができる機能を有する携帯電話端末(親機)2に通報する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、親権者、親族、動物の飼い主等であって、地図情報を表示できると共に、位置検索ができる機能を有する携帯電話端末の所持者(以下、管理者等という)の管理下にある子供、または徘徊者等の人物、あるいは動物(以下、被管理者等という)が、行くことを禁止された場所、あるいは行く予定の場所等の予め設定された目的位置に接近したときに、前記管理者等に対して、前記被管理者等が所持する監視端末により前記目的場所へ接近したことを、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)および携帯電話システムを利用して前記携帯電話端末の所持者に通報する位置接近警報システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、GPSや携帯電話を利用した位置移動警報システムは、監視端末の所持者が初期設定された位置から前記設定された範囲を超えて移動した場合、警報音を発して携帯電話端末の所有者に報知する位置移動警報システムが、下記の特許文献1に記載されて公知である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3760161号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献1記載の発明は、管理者等の管理下にある被管理者等が、前記管理者等の把握していない位置へ移動した場合、あるいは、前記被管理者等が意図的に自己の所在位置を前記管理者等に通報したい場合に、該管理者等に対して、該被管理者等が元所在していた場所から移動したこと、あるいは、現在被管理者等が所在している位置を、GPSや携帯電話システムを利用した位置移動警報システムにより、該被管理者等が所持する、位置情報監視・警報端末から、警報センターやサービスセンター等、第三者機関を経由することなく、携帯電話回線を利用して、自動的、且つ直接的に該管理者等のGPS位置情報処理機能付き携帯電話端末に対して通報する位置移動警報システムである。また、前記特許文献1記載の発明は、犯罪等の異常事態に遭遇したときに、管理者等に被管理者等の現位置を通報すると共に、被管理者等の周囲に警報を発し、異常事態に迅速な対応を図ることもできる位置移動警報システムである。
【0005】
すなわち、前記特許文献1記載の発明は、初期設定された位置から指定範囲を超えた場合に警報音を発するものであるので、例えば監視端末の所持者が、行くことを禁止された場所に接近したら警報を発したり、あるいは監視端末の所持者が行く予定の場所に接近した場合には警報を発する手段を備えていないので、監視端末の所持者が犯罪の多発地域等、行くことを禁止された場所に接近した場合、犯罪等の異常事態に巻き込まれるのを防止するための対応が充分できないという課題があり、また、例えば前記監視端末の所持者が携帯電話端末の所持者の子供であって、行く予定の場所に接近したことを確認することができず、そのためいちいち確認の連絡をしなければならないという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、被管理者等が予め設定された目的位置に接近したことを、該被管理者等が所持する、GPS衛星からの位置情報受信機能および自動発信機能を有する位置情報監視・警報端末から、管理者等が所持する地図情報を表示できると共に、位置検索ができる機能を有する携帯電話端末に対して、警報信号および現位置情報を通報するという手段、または、
被管理者等が予め設定された目的位置に接近したことを、該被管理者等が所持する、GPS衛星からの位置情報受信機能および自動発信機能を有する位置情報監視・警報端末から、管理者等が所持する地図情報を表示できると共に、位置検索ができる機能を有する携帯電話端末に対して、警報信号および現位置情報を通報する位置移動警報システムであって、予め設定された時間毎に、GPS衛星からの位置情報を受信・記憶し、前記予め設定された目的位置の初期設定位置情報とGPS衛星から新たに受信した位置情報とを自動的に差分比較して、その差が予め設定された設定範囲内の場合には、該管理者等の前記携帯電話端末に対して、携帯電話回線を通して自動的に発信接続し、警報信号および現位置情報を送出するという手段、を採用することにより、上記課題を解決した。
【発明の効果】
【0007】
本発明位置接近警報システムは、親権者、親族、動物の飼い主等の管理者等の管理下にある子供または徘徊者、あるいは、動物等の被管理者等が、行くことを禁止されている場所、あるいは前記管理者等によって行動を制限されておらず、被管理者等が自己の意思により行くことのできる場所等、予め設定された目的位置に接近したことを、GPSや携帯電話システムを利用した位置移動警報システムにより、前記被管理者等が所持する子機から、自動的に管理者等に対して通報するシステムであるので、該管理者等が直ちに前記被管理者等の目的位置への接近の事実を把握し、該被管理者等の保護に対する対応が迅速にできると共に、被管理者等が自分の意思により行動ができる場合、管理者等に安心感を与えることができ、然も取り扱いが簡単で、且つ経済的なシステムを提供することができる。
更に、本発明位置接近警報システムは、複数個の子機を採用することにより、複数個の子機を1個の親機で同時に監視することができると共に、GPS衛星からの信号が受信でき、且つ携帯電話回線が利用可能な地域なら場所を問わず使用することができ、極めて経済的なシステムを構築可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明位置接近警報システムのネットワーク構成図である。
【図2】本発明位置接近警報システムを構成する子機の機器構成を示す説明図である。
【図3】本発明位置接近警報システムのフローチャートである。
【実施例】
【0009】
本発明は、被管理者等が行くことを禁止された場所、あるいは行く予定の場所等、予め設定された目的位置に接近したことを、GPSおよび携帯電話システムを利用した位置接近警報システムにより、該被管理者等が所持する監視端末(以下、子機という)から、携帯電話回線を利用して、自動的に管理者等が所持する地図情報を表示できると共に、位置検索ができる機能を有する携帯電話端末(以下、親機という)に対して通報するシステムである。
【0010】
図1は、本発明位置接近警報システムのネットワーク構成図を示す。すなわち、管理者等は、携帯電話端末に表示された地図からの位置情報を処理する機能を有する親機2により、携帯電話会社のネットワーク(携帯電話基地局3−3)を利用し、被管理者等の所持する子機4との間で、携帯電話回線を利用した特定の通信を行うものである。親機2と子機4との通信は、前記携帯電話会社のネットワークが利用できる地域であれば、全国どこからでも可能である。また、前記親機2は1台で、複数台の子機4−4とそれぞれ通信を行うことも可能である。なお、子機と、基地局との接続方式は、従来一般の携帯電話ネットワークの外に、無線LAN、Bluetooth、UWB等の接続方式を使用することも可能である。
【0011】
図2は、本発明位置移動警報システムを構成する子機の機器構成を示すブロック図である。図2に示すように、子機4は複数のGPS衛星1−1からの電波をGPS信号受信部で受信して、位置データ検出部で該子機4自身の位置情報を検出し、検出した位置データを位置データ記憶部のメモリーに記録する機能を有する。一方、親機2からの携帯電話信号受信は、携帯電話受信部で行い、また、携帯電話回線を利用した親機2への自動発信は、携帯電話自動発信部で行う。
【0012】
前記携帯電話受信部で受信した親機2からの目的位置の指示情報は、子機4が親機2から目的位置を設定する初期設定信号を受信した場合には、データ制御部は、位置データ記憶部に対し最新位置データを初期設定メモリーに記憶するように指示すると共に、位置データ検出部に対し、引き続き検出される新しい位置データと、初期設定位置データを位置データ比較部で差分比較するように指示する。
【0013】
位置データ比較部において、予め設定された目的位置の初期設定位置と現在位置の差分を自動計算し、差分比較結果が、前記予め設定された目的位置に接近したときに、データ制御部は警報信号発信部に対し、警報信号と最新位置データを携帯電話自動発信部に送るように指示する。なお、前記目的位置への接近は、例えば、目的位置の100m近くまで接近したときと、50m近くまで接近したとき、更には目的位置に入ってしまった場合等のように、目的位置への接近距離に応じて、それぞれ数段階に分けて音の異なる警報を発するようにすることが好ましい。
【0014】
そして、前記警報信号発信部から、情報を受信した携帯電話自動発信部は、携帯電話回線に自動発信して親機2を呼び出し、バイブレーションやブザー等の警報手段を作動させる警報信号と子機4の最新位置情報を送信する。なお、時計部および電力供給部は、前記各ブロックにクロック信号および電力を供給するための共通ブロックである。
【0015】
次に、本発明位置移動接近警報システムのフローチャートを図3に示す。以下、フローチャートに従って説明する。
先ず、管理者等は、被管理者等が徘徊等により、または被管理者等が予定の行動により予め設定された目的位置に接近したことを知るため、前記被管理者等に位置情報監視および警報発信機能を備えた監視端末(子機)4を所持させる。前記被管理者等が所持する子機4は、電源を入れてセットした初期状態では、一定時間毎(例えば、30分毎)に、GPS衛星1からの信号を受信し、自己の位置情報を記憶しておく状態を継続する待機モードに入る(ステップ0)。
【0016】
前記ステップ0の待機モードの状態において、管理者等は、子機4を監視モードに設定するために、携帯電話端末(親機)2の電源をONにしてスタートさせ(ステップ1)、地図検索などによる位置情報を取得して(ステップ2)、該位置情報に基づき、子機4に対し、被管理者等が行くことを禁止された場所、あるいは行く予定の場所等の目的とする位置情報の初期設定信号を送信する(ステップ3)。前記ステップ3において、親機2から前記位置情報の初期設定信号を受信した子機4は、初期設定値として初期設定メモリーに登録する(ステップ4)。
【0017】
前記ステップ4において、初期設定メモリーに親機2から送られてきた指定の目的位置情報を登録した子機4は、親機2に対して目的位置情報の初期設定完了信号を自動送信し、監視モードに入る(ステップ5)。そして、前記子機4からの初期設定完了信号を受信した親機2により、子機4が監視モードに入ったことを確認した該管理者等は、子機4との回線を切断し待機モードに入る(ステップ6)。
【0018】
そして、前記監視モードに入った子機4は、予め設定された一定時間(例えば、10分)毎にGPS衛星1−1からの信号を受信し、自己の位置データを算出の上、初期設定された位置データとの差分比較を実施する(ステップ7)。前記ステップ7において、子機4は、位置データの差分比較の結果(ステップ8)、差分比較の距離が、初期設定値の位置から予め設定された値の設定範囲外、すなわち目的位置に接近していない場合であれば、引き続き前記ステップ7の動作を繰り返す。もし、位置データの差分比較の結果が、設定範囲内、すなわち目的位置に接近している場合であれば、次のステップ9へ移行する。
【0019】
前記ステップ8における位置データの差分比較の結果が、予め設定された範囲内の場合、すなわち、目的位置に接近した場合、親機2を自動的に呼び出し、位置情報の初期設定値と最新値が指定条件と一致することを知らせる警報信号と、最新の子機4の位置情報を送信して、警報モードに入る(ステップ9)。
【0020】
前記ステップ9で、警報モードに入った子機4は、親機2から新たな指示が来るまでは、前記ステップ7以下の処理を繰り返し、その都度最新位置情報の履歴を記憶保存すると共に、警報モードを継続する(ステップ10)。前記ステップ9において、子機4から警報信号と最新の子機4の位置情報を受信した親機2により、子機4が警報モードにあることを確認した該管理者等は、子機4の最新位置情報を親機2の地図情報処理機能等で確認すると共に、その情報を親機2に記憶しておき、更に地図上に目的位置と子機4の現在位置を表示する一方、バイブレーションや呼出音等の警報手段で管理者等に被管理者等が目的位置に接近していることを通知する(ステップ11)。
【0021】
そして、該管理者等が、子機4の最新位置情報を確認後、警報モードを解除する・「YES」の場合には(ステップ12)、親機2から子機4に対し警報モード解除信号を送出して携帯電話回線を切断し(ステップ13)、前記親機2から子機4の警報モードを解除する信号を受信した子機4は、前記、初期設定情報をクリアし、待機モードに移行し(ステップ14)、ステップ0の状態に戻る。
【0022】
更に、前記ステップ12において、警報モードを解除しない・「NO」の場合、警報モードに入った子機4は、親機2から新たな指示が来るまでは、前記ステップ7以下の処理を繰り返し、その都度最新位置情報の履歴を記憶保存しておく。
【0023】
すなわち、本発明位置接近警報システムによれば、管理者等が目的位置への接近を確認したい被管理者等に子機4を所持させ、該子機4の電源をONにして待機状態に設定する。
【0024】
被管理者等が所持する子機4は、定期的(予め設定された時間毎、例えば30分毎)にGPS衛星1−1からの電波を受信し、自己の位置情報を認識・記憶しておく。
【0025】
そして、管理者等が、子機4を監視モードに設定したいときには、地図情報を表示できると共に、位置検索ができる機能を有する親機2を用いて、携帯電話回線を利用し、前記子機4に対して目的位置情報初期設定指示信号を送出する。前記親機2から目的位置情報初期設定指示信号を受信した子機4は、それまで記憶しておいた最新の位置情報を初期設定値として初期設定メモリーに登録し、引き続き定期的(予め設定された時間毎、例えば10分毎)にGPS衛星1−1からの電波を受信し、その都度該初期設定値と位置のずれを比較する。
【0026】
もし、前記比較結果が、予め設定された目的位置に接近した場合、携帯電話回線に自動発信して親機2と接続し、該親機2に対して、警報信号、および新位置情報を送出することにより、前記被管理者等が前記目的位置に接近したことを前記管理者等に通報する。そして、前記通報により、前記被管理者等が目的位置に接近したことを知った前記管理者等は、該被管理者等が徘徊等、何らかの理由で行くことを禁止された場所に接近したことによる通報があったときは、該被管理者等に何らかの異常事態が発生したことが推定されるので、直ちに警察に通報する等して、該被管理者等の保護に対する対応が迅速にできる。また、被管理者等が自己の意思で行くことのできる目的位置に接近したことによる通報があったときは、管理者に安心感を与えることができる。
【0027】
本発明位置接近警報システムに使用する子機4は、図2に示す機器構成を備えているが、電力供給部に薄型のリチウムイオン電池(ボタン電池)等を使用し、子機4全体を、好ましくは定期券入れや財布等に収納することができるように、小型で軽量、且つ薄型にすることが推奨される。
【符号の説明】
【0028】
−1GPS衛星、 2 携帯電話端末(親機)、 3−3 携帯電話基地局、 4−4位置情報監視・警報端末(子機)。








【特許請求の範囲】
【請求項1】
被管理者等が予め設定された目的位置に接近したことを、該被管理者等が所持する、GPS衛星からの位置情報受信機能および自動発信機能を有する位置情報監視・警報端末から、管理者等が所持する地図情報を表示できると共に、位置検索ができる機能を有する携帯電話端末に対して、警報信号および現位置情報を通報することを特徴とする位置接近警報システム。
【請求項2】
被管理者等が予め設定された目的位置に接近したことを、該被管理者等が所持する、GPS衛星からの位置情報受信機能および自動発信機能を有する位置情報監視・警報端末から、管理者等が所持する地図情報を表示できると共に、位置検索ができる機能を有する携帯電話端末に対して、警報信号および現位置情報を通報する位置移動警報システムであって、予め設定された時間毎に、GPS衛星からの位置情報を受信・記憶し、前記予め設定された目的位置の初期設定位置情報とGPS衛星から新たに受信した位置情報とを自動的に差分比較して、その差が予め設定された設定範囲内の場合には、該管理者等の前記携帯電話端末に対して、携帯電話回線を通して自動的に発信接続し、警報信号および現位置情報を送出することを特徴とする位置接近警報システム。














【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−4650(P2012−4650A)
【公開日】平成24年1月5日(2012.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−135072(P2010−135072)
【出願日】平成22年6月14日(2010.6.14)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(593044919)カインズ株式会社 (7)
【Fターム(参考)】