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低下したエフェクタ機能を有する安定化Fcポリペプチドおよび使用方法
説明

低下したエフェクタ機能を有する安定化Fcポリペプチドおよび使用方法

本発明は、安定化Fc領域を有する、抗体等のFc含有ポリペプチドを産生する方法を提供する。本発明はまた、これらの方法に従って産生される安定化Fcポリペプチド、ならびに、かかる抗体を治療薬として使用する方法を提供する。一実施形態において、キメラFc領域を含む安定化ポリペプチドが提供され、上記安定化ポリペプチドは、IgG4イソタイプのIgG抗体からの少なくとも1つのCH2ドメインと、IgG1イソタイプのIgG抗体からの少なくとも1つのCH3ドメインとを含み、上記安定化ポリペプチドは、297、299、307、309、399、409、および427(EU付番慣例)からなる群から選択される1つまたはそれ以上のアミノ酸位置に1つまたはそれ以上の安定化Fcアミノ酸を含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
キメラFc領域を含む安定化ポリペプチドであって、前記安定化ポリペプチドは、IgG4イソタイプのIgG抗体からの少なくとも1つのCH2ドメインと、IgG1イソタイプのIgG抗体からの少なくとも1つのCH3ドメインとを含み、前記安定化ポリペプチドは、297、299、307、309、399、409、および427(EU付番慣例)からなる群から選択される1つまたはそれ以上のアミノ酸位置に1つまたはそれ以上の安定化Fcアミノ酸を含む、安定化ポリペプチド。
【請求項2】
前記キメラFc領域は、ヒンジと、前記IgG4イソタイプのIgG抗体からのCH1およびCH2ドメインと、前記IgG1イソタイプのIgG抗体からのCH3ドメインとを含み、前記抗体は、EU付番のアミノ酸位置228にプロリンを含む、請求項1に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項3】
IgG4抗体のFc領域からのCH2部分を含む安定化ポリペプチドであって、240F、262L、264T、266F、297Q、299A、299K、307P、309K、309M、309P、323F、399S、および427F(EU付番慣例)からなる群から選択される1つまたはそれ以上のアミノ酸位置に、1つまたはそれ以上の安定化アミノ酸を含む、安定化ポリペプチド。
【請求項4】
アミノ酸位置297にGlnを含む、請求項3に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項5】
IgG1抗体のFc領域からのCH2部分を含む安定化ポリペプチドであって、299Kおよび297D(EU付番慣例)からなる群から選択される1つまたはそれ以上のアミノ酸位置に、1つまたはそれ以上の安定化アミノ酸を含む、安定化ポリペプチド。
【請求項6】
アミノ酸位置299にLysを含む、請求項4に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項7】
アミノ酸位置299にLys、およびアミノ酸位置297にAspを含む、請求項5に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項8】
前記Fc領域は、非グリコシル化されたFc領域である、請求項4に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項9】
IgG抗体は、ヒト抗体である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項10】
前記安定化ポリペプチドの融解温度(Tm)は、前記安定化アミノ酸を欠く親ポリペプチドと比較して、少なくとも1℃向上される、請求項1〜9のいずれか1項に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項11】
前記安定化Fcポリペプチドの融解温度(Tm)は、約1℃以上、約2℃以上、約3℃以上、約4℃以上、約5℃以上、約6℃以上、約7℃以上、約8℃以上、約9℃以上、約10℃以上、約15℃以上、および約20℃以上向上される、請求項10に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項12】
前記融解温度(Tm)は、中性pH(約6.5〜約7.5)で向上される、請求項10に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項13】
前記融解温度(Tm)は、約6.5以下、約6.0以下、約5.5以下、約5.0以下、約4.5以下、約4.0以下の酸性pHで向上される、請求項10に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項14】
前記安定化ポリペプチドは、安定化変異を欠く親ポリペプチドと比較して、高収率で発現する、請求項1〜13のいずれか1項に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項15】
前記安定化Fcポリペプチドは、約5mg/L以上、約10mg/L以上、約15mg/L以上、約20mg/L以上の収率で、細胞培養において発現する、請求項14に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項16】
前記安定化ポリペプチドの濁度は、前記安定化アミノ酸を欠く親ポリペプチドと比較して低下する、請求項1〜15のいずれか1項に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項17】
前記濁度は、約1倍以上、約2倍以上、約3倍以上、約4倍以上、約5倍以上、約6倍以上、約7倍以上、約8倍以上、約9倍以上、約10倍以上、約15倍以上、約50倍以上、および約100倍以上からなる群から選択される倍数で低下する、請求項16に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項18】
前記安定化ポリペプチドは、前記安定化変異を欠く親Fcポリペプチドと比較して、低下したエフェクタ機能を有する、請求項1〜17のいずれか1項に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項19】
前記低下したエフェクタ機能は、低下したADCC活性である、請求項18に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項20】
前記低下したエフェクタ機能は、FcγRI、FcγRII、およびFcγRIIIからなる群から選択されるFc受容体(FcR)への低下した結合である、請求項18に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項21】
前記エフェクタ機能は、約1倍以上、約2倍以上、約3倍以上、約4倍以上、約5倍以上、約6倍以上、約7倍以上、約8倍以上、約9倍以上、約10倍以上、約15倍以上、約50倍以上、および約100倍以上からなる群から選択される倍数で低下する、請求項18に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項22】
前記安定化ポリペプチドは、親Fcポリペプチドと比較して、向上した半減期を有する、請求項1〜21のいずれか1項に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項23】
前記向上した半減期は、新生児受容体(FcRn)への結合の向上によるものである、請求項22に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項24】
前記半減期は、約1倍以上、約2倍以上、約3倍以上、約4倍以上、約5倍以上、約6倍以上、約7倍以上、約8倍以上、約9倍以上、約10倍以上、約15倍以上、約50倍以上、および約100倍以上からなる群から選択される倍数で向上する、請求項22に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項25】
前記Fc領域は、2つのポリペプチド鎖を含む二量体Fc領域である、請求項1〜24のいずれか1項に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項26】
前記Fc領域は、一本鎖Fc領域である、請求項1〜24のいずれか1項に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項27】
前記Fc領域の全てのFc部分は、非グリコシル化される、請求項1〜26のいずれか1項に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項28】
前記非グリコシル化されたFc領域は、前記Fc領域の位置299(EU付番慣例)に置換を含む、請求項7に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項29】
前記非グリコシル化されたFc領域は、細菌性宿主細胞におけるその産生の結果として、非グリコシル化される、請求項7に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項30】
前記非グリコシル化されたFc領域は、化学的または酵素的手段による脱グリコシル化の結果として、非グリコシル化される、請求項7に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項31】
前記非グリコシル化されたFc領域は、キメラヒンジドメインを含む、請求項7に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項32】
前記キメラヒンジドメインは、アミノ酸位置228(EU付番慣例)の、プロリン残基による置換を含む、請求項31に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項33】
前記安定化アミノ酸は、独立して、(i)位置297の非荷電アミノ酸、ii)位置299の正電荷を持つアミノ酸、(iii)位置307の極性のアミノ酸、(iv)位置309の正電荷を持つもしくは極性のアミノ酸、(v)位置399の極性のアミノ酸、(vi)位置409の正電荷を持つもしくは極性のアミノ酸、および(vii)位置427の極性アミノ酸からなる群から選択される、請求項1に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項34】
少なくとも1つの安定化アミノ酸は、アミノ酸位置297(EU付番)のGlnである、請求項1に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項35】
前記安定化アミノ酸のうちの少なくとも1つは、位置299のリシン(K)またはチロシン(Y)である、請求項1〜34のいずれか1項に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項36】
前記安定化アミノ酸のうちの少なくとも1つは、位置307のプロリン(P)またはメチオニン(M)である、請求項1〜35のいずれか1項に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項37】
前記安定化アミノ酸のうちの少なくとも1つは、位置309のプロリン(P)、メチオニン(M)、またはリシン(K)である、請求項1〜36のいずれか1項に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項38】
前記安定化変異のうちの少なくとも1つは、位置399のセリン(S)である、請求項1〜37のいずれか1項に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項39】
前記Fc領域は、結合部位と機能的に結合する、請求項1〜38のいずれか1項に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項40】
前記結合部位は、抗原結合部位、受容体のリガンド結合部分、またはリガンドの受容体結合部分から選択される、請求項39に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項41】
前記結合部位は、scFv、Fab、ミニボディ、ジアボディ、トリアボディ、ナノボディ、カメリド抗体、およびDabからなる群から選択される修飾抗体に由来する、請求項39に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項42】
安定化完全長抗体である、請求項39に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項43】
前記抗体は、モノクローナル抗体、キメラ抗体、ヒト抗体、およびヒト化抗体からなる群から選択される、請求項39に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項44】
前記安定化完全長抗体は、従来の、または安定化scFv分子に融合される、請求項39に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項45】
安定化イムノアドヘシンである、請求項39に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項46】
結合部位は、前記安定化ポリペプチドの前記Fc領域の表面上に重ねられる、請求項39に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項47】
前記結合部位は、非免疫グロブリン結合分子に由来する、請求項39に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項48】
前記非免疫グロブリン結合分子は、アドネクチン、アフィボディ、DARPin、およびアンチカリンからなる群から選択される、請求項47に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項49】
受容体の前記リガンド結合部分は、免疫グロブリン(Ig)スーパーファミリーの受容体、TNF受容体スーパーファミリーの受容体、Gタンパク質共役受容体(GPCR)スーパーファミリーの受容体、チロシンキナーゼ(TK)受容体スーパーファミリーの受容体、リガンド依存性(LG)スーパーファミリーの受容体、ケモカイン受容体スーパーファミリーの受容体、IL−1/トール様受容体(TLR)スーパーファミリー、グリアのグリア由来の神経栄養因子(GDNF)受容体ファミリーの受容体、およびサイトカイン受容体スーパーファミリーからなる群から選択される受容体に由来する、請求項40に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項50】
前記リガンドの受容体結合部分は、阻害性リガンドに由来する、請求項40に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項51】
前記リガンドの受容体結合部分は、活性化リガンドに由来する、請求項40に記載の安定化ポリペプチド。
【請求項52】
前記リガンドは、免疫グロブリン(Ig)スーパーファミリーの受容体、TNF受容体スーパーファミリーの受容体、Gタンパク質共役受容体(GPCR)スーパーファミリーの受容体、チロシンキナーゼ(TK)受容体スーパーファミリーの受容体、リガンド依存性(LG)スーパーファミリーの受容体、ケモカイン受容体スーパーファミリーの受容体、IL−1/トール様受容体(TLR)スーパーファミリー、およびサイトカイン受容体スーパーファミリーからなる群から選択される受容体に結合する、請求項50または51に記載の結合ポリペプチド。
【請求項53】
請求項1〜52のいずれか1項に記載の安定化ポリペプチドと、薬学的に許容される担体と、を含む組成物。
【請求項54】
請求項1〜53のいずれか1項に記載の安定化結合ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列を含む、核酸分子。
【請求項55】
請求項25に記載の安定化結合ポリペプチドのポリペプチド鎖をコードするヌクレオチド配列を含む、核酸分子。
【請求項56】
請求項54または55に記載の核酸分子を含む、ベクター。
【請求項57】
請求項56に記載のベクターを発現する、宿主細胞。
【請求項58】
本発明の安定化Fcポリペプチドを産生する方法であって、前記安定化Fcポリペプチドが産生されるように、培養培地中で請求項57に記載の宿主細胞を培養することを含む、方法。
【請求項58】
非グリコシル化された、キメラFc領域、もしくはその一部を含む親Fcポリペプチドを安定化するための方法であって、前記Fc領域の少なくとも1つのFc部分の選ばれたアミノ酸を安定化アミノ酸で置換し、前記出発ポリペプチドと比較して、安定性を向上させた安定化Fcポリペプチドを産生することを含み、前記置換は、297、299、307、309、399、409、および427(EU付番慣例)からなる群から選択される前記Fc部分のアミノ酸位置でなされる、方法。
【請求項59】
前記キメラFc領域は、前記IgG4イソタイプのIgG抗体からのCH2ドメインと、前記IgG1イソタイプのIgG抗体からのCH3ドメインとを含む、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
前記安定化Fcポリペプチド中に存在するアミノ酸位置およびアミノ酸は、297Q、299A、299K、307P、309K、309M、309P、323F、399E、399S、409K、409M、および427Fからなる群から選択される、請求項58に記載の方法。
【請求項61】
前記安定化Fcポリペプチドは、位置297(EU付番)にGlnを含む、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
安定化Fc領域を含むポリペプチドの大規模な製造のための方法であって、
(a)少なくとも1つの安定化Fc部分をポリペプチドに遺伝的に融合し、安定化融合タンパク質を形成することと、
(b)哺乳類宿主細胞に前記安定化融合タンパク質をコードする核酸分子をトランスフェクトすることと、
(c)前記安定化融合タンパク質が発現されるような条件下で、10L以上の培養培地中でステップ(f)の前記宿主細胞を培養し、それによって、安定化融合タンパク質を産生することと、を含む、方法。
【請求項63】
前記安定化Fc領域は、前記IgG4イソタイプのIgG抗体からのCH2ドメインと、前記IgG1イソタイプのIgG抗体からのCH3ドメインと、を含むキメラFcである、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
前記安定化Fc領域は、アミノ酸位置297(EU付番)にGlnを含む、請求項62に記載の方法。
【請求項65】
対象における疾患または障害を治療または予防するための方法であって、前記疾患または障害を患う対象に、請求項53に記載の組成物を投与し、それによって、疾患または障害を治療または予防することを含む、方法。
【請求項66】
前記疾患または障害は、炎症性障害、神経系障害、自己免疫障害、および腫瘍性障害からなる群から選択される、請求項65に記載の方法。

【図2A】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8】
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【図1】
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【図2B】
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【図2C】
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【図2D】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図9】
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【図10A】
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【図10B】
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【図10C】
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【図11A】
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【図11B】
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【図11C】
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【図11D】
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【図11E】
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【図11F】
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【図11G】
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【図11H】
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【図12A】
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【図12B】
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【公表番号】特表2012−515556(P2012−515556A)
【公表日】平成24年7月12日(2012.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−548148(P2011−548148)
【出願日】平成22年1月22日(2010.1.22)
【国際出願番号】PCT/US2010/021853
【国際公開番号】WO2010/085682
【国際公開日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【出願人】(592221528)バイオジェン・アイデック・エムエイ・インコーポレイテッド (224)
【Fターム(参考)】