説明

低分子トール様レセプター(TLR)アンタゴニスト

本発明は、トール様レセプターを介したシグナル伝達を変調するのに有用な方法および組成物を提供する。これらの方法は、TLRを発現する細胞を低分子(これは、少なくとも2個の環を含むコア構造を有する)と接触させる工程を包含する。これらの化合物のうちのあるものは、4−第一級アミノキノリンである。これらの化合物および方法の多くは、TLR9、TLR8、TLR7およびTLR3の少なくとも1つが関与している免疫刺激を阻害するのに、特に有用である。これらの方法は、自己免疫、炎症、アレルギー、喘息、移植片拒絶、移植片対宿主病、感染、敗血症、癌および免疫不全症を治療する際に使用され得る。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
TLRリガンドに応じてTLR媒介シグナル伝達に影響を与える方法であって、該方法は、TLRを発現する細胞を式Iの化合物の有効量と接触させて、該TLRに対するリガンドに応じてTLR媒介シグナル伝達を阻害または促進する工程を包含する:
【化1】

ここで、2は、5員〜7員の同素環または複素環であり、ここで、X、YおよびZの各々は、別個に、C、N、OおよびSから選択され、ここで、B2は、必要に応じて、C、N、OおよびSから選択される少なくとも1個の原子を含む;
ここで、1および2は、必要に応じて、B3で架橋されて、5員〜7員の環(3)を形成し、ここで、B3は、必要に応じて、C、N、OおよびSから選択される少なくとも1個の原子を含み、ここで、Aが炭素であるとき、(3)は、ピリジンではない;
ここで、2は、必要に応じて、不飽和結合を含む;
ここで、(3)は、必要に応じて、不飽和結合を含む;
ここで、R2は、存在しているとき、水素原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、必要に応じて、N、OまたはSを介して、Zに結合されている;
ここで、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、存在しているとき、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、それぞれ必要に応じて、N、OまたはSを介して、結合されている;
ここで、Aは、C、N、OおよびSから選択される原子である;
ここで、A’、A”およびA”’の各々は、別個に、R9、−NR9R10、−OR9または−CR9R10であり、ここで、R9は、水素原子、ヒドロキシル、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、ここで、R10は、必要に応じて、存在しないか、または水素原子、低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環もしくはアルキル複素環基である、
方法。
【請求項2】
TLR媒介免疫刺激性シグナル伝達を阻害する方法であって、該方法は、TLRを発現する細胞を式Iの化合物の有効量と接触させて、該TLRに対するリガンドに応じてTLR媒介免疫刺激性シグナル伝達を阻害する工程を包含する:
【化2】

ここで、2は、5員〜7員の同素環または複素環であり、ここで、X、YおよびZの各々は、別個に、C、N、OおよびSから選択され、ここで、B2は、必要に応じて、C、N、OおよびSから選択される少なくとも1個の原子を含む;
ここで、1および2は、必要に応じて、B3で架橋されて、5員〜7員の環(3)を形成し、ここで、B3は、必要に応じて、C、N、OおよびSから選択される少なくとも1個の原子を含み、ここで、Aが炭素であるとき、(3)は、ピリジンではない;
ここで、2は、必要に応じて、不飽和結合を含む;
ここで、(3)は、必要に応じて、不飽和結合を含む;
ここで、R2は、存在しているとき、水素原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、必要に応じて、N、OまたはSを介して、Zに結合されている;
ここで、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、存在しているとき、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、それぞれ必要に応じて、N、OまたはSを介して、結合されている;
ここで、Aは、C、N、OおよびSから選択される原子である;
ここで、A’、A”およびA”’の各々は、別個に、R9、−NR9R10、−OR9または−CR9R10であり、ここで、R9は、水素原子、ヒドロキシル、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、ここで、R10は、必要に応じて、存在しないか、または水素原子、低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環もしくはアルキル複素環基である、
方法。
【請求項3】
被験体におけるTLR媒介免疫刺激に影響を与える方法であって、該方法は、TLR媒介を有するか発現するリスクがある被験体に式Iの化合物の有効量を投与して、該被験体におけるTLR媒介免疫刺激を阻害または促進する工程を包含する:
【化3】

ここで、2は、5員〜7員の同素環または複素環であり、ここで、X、YおよびZの各々は、別個に、C、N、OおよびSから選択され、ここで、B2は、必要に応じて、C、N、OおよびSから選択される少なくとも1個の原子を含む;
ここで、1および2は、必要に応じて、B3で架橋されて、5員〜7員の環(3)を形成し、ここで、B3は、必要に応じて、C、N、OおよびSから選択される少なくとも1個の原子を含み、ここで、Aが炭素であるとき、(3)は、ピリジンではない;
ここで、2は、必要に応じて、不飽和結合を含む;
ここで、(3)は、必要に応じて、不飽和結合を含む;
ここで、R2は、存在しているとき、水素原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、必要に応じて、N、OまたはSを介して、Zに結合されている;
ここで、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、存在しているとき、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、それぞれ必要に応じて、N、OまたはSを介して、結合されている;
ここで、Aは、C、N、OおよびSから選択される原子である;
ここで、A’、A”およびA”’の各々は、別個に、R9、−NR9R10、−OR9または−CR9R10であり、ここで、R9は、水素原子、ヒドロキシル、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、ここで、R10は、必要に応じて、存在しないか、または水素原子、低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環もしくはアルキル複素環基である、
方法。
【請求項4】
被験体におけるTLR媒介免疫刺激を阻害する方法であって、該方法は、TLR媒介を有するか発現するリスクがある被験体に式Iの化合物の有効量を投与して、該被験体におけるTLR媒介免疫刺激を阻害する工程を包含する:
【化4】

ここで、2は、5員〜7員の同素環または複素環であり、ここで、X、YおよびZの各々は、別個に、C、N、OおよびSから選択され、ここで、B2は、必要に応じて、C、N、OおよびSから選択される少なくとも1個の原子を含む;
ここで、1および2は、必要に応じて、B3で架橋されて、5員〜7員の環(3)を形成し、ここで、B3は、必要に応じて、C、N、OおよびSから選択される少なくとも1個の原子を含み、ここで、Aが炭素であるとき、(3)は、ピリジンではない;
ここで、2は、必要に応じて、不飽和結合を含む;
ここで、(3)は、必要に応じて、不飽和結合を含む;
ここで、R2は、存在しているとき、水素原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、必要に応じて、N、OまたはSを介して、Zに結合されている;
ここで、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、存在しているとき、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、それぞれ必要に応じて、N、OまたはSを介して、結合されている;
ここで、Aは、C、N、OおよびSから選択される原子である;
ここで、A’、A”およびA”’の各々は、別個に、R9、−NR9R10、−OR9または−CR9R10であり、ここで、R9は、水素原子、ヒドロキシル、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、ここで、R10は、必要に応じて、存在しないか、または水素原子、低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環もしくはアルキル複素環基である、
方法。
【請求項5】
被験体における免疫刺激性の核酸関連応答を阻害する方法であって、該方法は、そのような治療を必要とする被験体に式Iの化合物の有効量を投与して、被験体における免疫刺激性の核酸関連応答を阻害する工程を包含する:
【化5】

ここで、2は、5員〜7員の同素環または複素環であり、ここで、X、YおよびZの各々は、別個に、C、N、OおよびSから選択され、ここで、B2は、必要に応じて、C、N、OおよびSから選択される少なくとも1個の原子を含む;
ここで、1および2は、必要に応じて、B3で架橋されて、5員〜7員の環(3)を形成し、ここで、B3は、必要に応じて、C、N、OおよびSから選択される少なくとも1個の原子を含み、ここで、Aが炭素であるとき、(3)は、ピリジンではない;
ここで、2は、必要に応じて、不飽和結合を含む;
ここで、(3)は、必要に応じて、不飽和結合を含む;
ここで、R2は、存在しているとき、水素原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、必要に応じて、N、OまたはSを介して、Zに結合されている;
ここで、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、存在しているとき、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、それぞれ必要に応じて、N、OまたはSを介して、結合されている;
ここで、Aは、C、N、OおよびSから選択される原子である;
ここで、A’、A”およびA”’の各々は、別個に、R9、−NR9R10、−OR9または−CR9R10であり、ここで、R9は、水素原子、ヒドロキシル、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、ここで、R10は、必要に応じて、存在しないか、または水素原子、低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環もしくはアルキル複素環基である、
方法。
【請求項6】
前記被験体が、式Iの化合物で治療する必要がある症状以外の症状がない、請求項3〜5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
R2が、置換または非置換フェニル、ナフチル、フェナントリル、スチリル、アザビシクロオクタンまたはアザビシクロヘプタン基である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
R2が、1個またはそれ以上の置換基で置換されたフェニル、ナフチル、フェナントリル、スチリル、アザビシクロオクタンまたはアザビシクロヘプタン基であり、該置換基が、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、エステル基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、環状アミノ基、ハロゲン原子およびそれらの任意の組み合わせからなる群より選択される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
R2が、1個またはそれ以上の置換基で置換されたフェニル、ナフチル、フェナントリル、スチリル、アザビシクロオクタンまたはアザビシクロヘプタン基であり、該置換基が、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基および環状アミノ基からなる群より選択される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記環状アミノ基が、ピペラジノ基、ピペリジノ基、ピロリジノ基、イミダゾリル基、ピリジル基またはモルホリノ基である、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
R9が、置換アルキル基であり、該置換アルキル基が、環状アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、フリル、フェニル、チエニル、アザビシクロオクチル、アザビシクロヘプチルおよびそれらの任意の組み合わせからなる群より選択される、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記環状アミノ基が、ピペラジノ基、ピペリジノ基、ピロリジノ基、イミダゾリル基、ピリジル基またはモルホリノ基である、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
R4およびR5の各々が、水素原子である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
R4、R5およびR8の各々が、水素原子である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
R10が、水素原子である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
Aが、窒素であり、そして(3)が、5員環である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
前記化合物が、式IIである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法:
【化6】

ここで、R1は、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている、
方法。
【請求項18】
Aが、窒素であり、(3)が、6員環であり、そしてB3が、C、N、OおよびSから選択される1個の原子である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項19】
Aが、窒素であり、3が、6員環であり、そしてB3が、Sである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項20】
前記化合物が、式IIIである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法:
【化7】

ここで、R1は、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されており、ここで、Xは、N、OおよびSから選択される、
方法。
【請求項21】
Aが、炭素であり、(3)が、6員環であり、そしてB3が、Sである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項22】
前記化合物が、式IVである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法:
【化8】

ここで、Xは、CまたはSであり、そしてR1は、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている、
方法。
【請求項23】
Aが、窒素であり、(3)が、7員環であり、そしてB3が、2個の炭素原子を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項24】
前記化合物が、式Vである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法:
【化9】

ここで、XおよびYは、それぞれ別個に、C、N、OまたはSである;そしてR1は、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている、
方法。
【請求項25】
1および2が、B3で架橋されておらず、Aが、炭素であり、そしてA’が、−OR9である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項26】
前記化合物が、式VIである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法:
【化10】

ここで、R1は、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;そしてR9は、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である、
方法。
【請求項27】
1および2が、B3で架橋されておらず、Aが、炭素であり、そしてA’が、−NR9R10である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項28】
前記化合物が、式VIIである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法:
【化11】

ここで、R1は、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている、
方法。
【請求項29】
1および2が、B3で架橋されておらず、Aが、炭素であり、そしてA’が、−CR9R10である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項30】
前記化合物が、式VIIIである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法:
【化12】

ここで、R1は、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている、
方法。
【請求項31】
TLRリガンドに応じてTLR媒介シグナル伝達に影響を与える方法であって、該方法は、TLRを発現する細胞を式IXの化合物の有効量と接触させて、該TLRに対するリガンドに応じてTLR媒介シグナル伝達を阻害または促進する工程を包含する:
【化13】

ここで、R2は、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;
ここで、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;
ここで、R9は、水素原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である;そして
ここで、R10は、水素原子、低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である、
方法。
【請求項32】
TLR媒介免疫刺激性シグナル伝達を阻害する方法であって、該方法は、TLRを発現する細胞を式IXの化合物の有効量と接触させて、該TLRに対するリガンドに応じてTLR媒介免疫刺激性シグナル伝達を阻害する工程を包含する:
【化14】

ここで、R2は、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;
ここで、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;
ここで、R9は、水素原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である;そして
ここで、R10は、水素原子、低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である、
方法。
【請求項33】
被験体におけるTLR媒介免疫刺激に影響を与える方法であって、該方法は、TLR媒介を有するか発現するリスクがある被験体に式IXの化合物の有効量を投与して、該被験体におけるTLR媒介免疫刺激を阻害または促進する工程を包含する:
【化15】

ここで、R2は、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;
ここで、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;
ここで、R9は、水素原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である;そして
ここで、R10は、水素原子、低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である、
方法。
【請求項34】
被験体におけるTLR媒介免疫刺激を阻害する方法であって、該方法は、TLR媒介を有するか発現するリスクがある被験体に式IXの化合物の有効量を投与して、該被験体におけるTLR媒介免疫刺激を阻害する工程を包含する:
【化16】

ここで、R2は、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;
ここで、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;
ここで、R9は、水素原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である;そして
ここで、R10は、水素原子、低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である、
方法。
【請求項35】
被験体における免疫刺激性の核酸関連応答を阻害する方法であって、該方法は、そのような治療を必要とする被験体に式IXの化合物の有効量を投与して、被験体における免疫刺激性の核酸関連応答を阻害する工程を包含する:
【化17】

ここで、R2は、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;
ここで、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;
ここで、R9は、水素原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である;そして
ここで、R10は、水素原子、低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である、
方法。
【請求項36】
前記被験体が、式IXの化合物で治療する必要がある症状以外の症状がない、請求項33〜35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項37】
R2が、置換または非置換フェニル、ナフチル、フェナントリル、スチリル、アザビシクロオクタンまたはアザビシクロヘプタン基である、請求項31〜35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項38】
R2が、1個またはそれ以上の置換基で置換されたフェニル、ナフチル、フェナントリル、スチリル、アザビシクロオクタンまたはアザビシクロヘプタン基であり、該置換基が、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、エステル基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、環状アミノ基、ハロゲン原子およびそれらの任意の組み合わせからなる群より選択される、請求項31〜35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項39】
R2が、1個またはそれ以上の置換基で置換されたフェニル、ナフチル、フェナントリル、スチリル、アザビシクロオクタンまたはアザビシクロヘプタン基であり、該置換基が、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基および環状アミノ基からなる群より選択される、請求項31〜35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項40】
前記環状アミノ基が、ピペラジノ基、ピペリジノ基、ピロリジノ基、イミダゾリル基、ピリジル基またはモルホリノ基である、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
R9が、置換アルキル基であり、該置換アルキル基が、環状アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、フリル、フェニル、チエニル、アザビシクロオクチル、アザビシクロヘプチルおよびそれらの任意の組み合わせからなる群より選択される、請求項31〜35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項42】
前記環状アミノ基が、ピペラジノ基、ピペリジノ基、ピロリジノ基、イミダゾリル基、ピリジル基またはモルホリノ基である、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
R5およびR8の各々が、水素原子である、請求項31〜35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項44】
R10が、水素原子である、請求項31〜35のいずれか1項に記載の方法。
【請求項45】
TLRリガンドに応じてTLR媒介シグナル伝達に影響を与える方法であって、該方法は、TLRを発現する細胞を式Xの化合物の有効量と接触させて、該TLRに対するリガンドに応じてTLR媒介シグナル伝達を阻害または促進する工程を包含する:
【化18】

ここで、R2は、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;
ここで、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;
ここで、R9は、水素原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である;そして
ここで、R10は、水素原子、低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である、
方法。
【請求項46】
TLR媒介免疫刺激性シグナル伝達を阻害する方法であって、該方法は、TLRを発現する細胞を式Xの化合物の有効量と接触させて、該TLRに対するリガンドに応じてTLR媒介免疫刺激性シグナル伝達を阻害する工程を包含する:
【化19】

ここで、R2は、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;
ここで、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;
ここで、R9は、水素原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である;そして
ここで、R10は、水素原子、低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である、
方法。
【請求項47】
被験体におけるTLR媒介免疫刺激に影響を与える方法であって、該方法は、TLR媒介を有するか発現するリスクがある被験体に式Xの化合物の有効量を投与して、該被験体におけるTLR媒介免疫刺激を阻害または促進する工程を包含する:
【化20】

ここで、R2は、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;
ここで、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;
ここで、R9は、水素原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である;そして
ここで、R10は、水素原子、低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である、
方法。
【請求項48】
被験体におけるTLR媒介免疫刺激を阻害する方法であって、該方法は、TLR媒介を有するか発現するリスクがある被験体に式Xの化合物の有効量を投与して、該被験体におけるTLR媒介免疫刺激を阻害する工程を包含する:
【化21】

ここで、R2は、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;
ここで、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;
ここで、R9は、水素原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である;そして
ここで、R10は、水素原子、低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である、
方法。
【請求項49】
被験体における免疫刺激性の核酸関連応答を阻害する方法であって、該方法は、そのような治療を必要とする被験体に式Xの化合物の有効量を投与して、被験体における免疫刺激性の核酸関連応答を阻害する工程を包含する:
【化22】

ここで、R2は、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;
ここで、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;
ここで、R9は、水素原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である;そして
ここで、R10は、水素原子、低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である、
方法。
【請求項50】
前記被験体が、式Xの化合物で治療する必要がある症状以外の症状がない、請求項47〜49のいずれか1項に記載の方法。
【請求項51】
R2が、置換または非置換フェニル、ナフチル、フェナントリル、スチリル、アザビシクロオクタンまたはアザビシクロヘプタン基である、請求項45〜49のいずれか1項に記載の方法。
【請求項52】
R2が、1個またはそれ以上の置換基で置換されたフェニル、ナフチル、フェナントリル、スチリル、アザビシクロオクタンまたはアザビシクロヘプタン基であり、該置換基が、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、エステル基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、環状アミノ基、ハロゲン原子およびそれらの任意の組み合わせからなる群より選択される、請求項45〜49のいずれか1項に記載の方法。
【請求項53】
R2が、1個またはそれ以上の置換基で置換されたフェニル、ナフチル、フェナントリル、スチリル、アザビシクロオクタンまたはアザビシクロヘプタン基であり、該置換基が、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基および環状アミノ基からなる群より選択される、請求項45〜49のいずれか1項に記載の方法。
【請求項54】
前記環状アミノ基が、ピペラジノ基、ピペリジノ基、ピロリジノ基、イミダゾリル基、ピリジル基またはモルホリノ基である、請求項39に記載の方法。
【請求項55】
TLRリガンドに応じてTLR媒介シグナル伝達に影響を与える方法であって、該方法は、TLRを発現する細胞を式XIの化合物の有効量と接触させて、該TLRに対するリガンドに応じてTLR媒介シグナル伝達を阻害または促進する工程を包含する:
【化23】

ここで、R1、R2、R5、R6、R7、R8、R11およびR12の各々は、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;そしてXは、C、N、OまたはSである、
方法。
【請求項56】
TLR媒介免疫刺激性シグナル伝達を阻害する方法であって、該方法は、TLRを発現する細胞を式XIの化合物の有効量と接触させて、該TLRに対するリガンドに応じてTLR媒介免疫刺激性シグナル伝達を阻害する工程を包含する:
【化24】

ここで、R1、R2、R5、R6、R7、R8、R11およびR12の各々は、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;そしてXは、C、N、OまたはSである、
方法。
【請求項57】
被験体におけるTLR媒介免疫刺激に影響を与える方法であって、該方法は、TLR媒介を有するか発現するリスクがある被験体に式XIの化合物の有効量を投与して、該被験体におけるTLR媒介免疫刺激を阻害または促進する工程を包含する:
【化25】

ここで、R1、R2、R5、R6、R7、R8、R11およびR12の各々は、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;そしてXは、C、N、OまたはSである、
方法。
【請求項58】
被験体におけるTLR媒介免疫刺激を阻害する方法であって、該方法は、TLR媒介を有するか発現するリスクがある被験体に式XIの化合物の有効量を投与して、該被験体におけるTLR媒介免疫刺激を阻害する工程を包含する:
【化26】

ここで、R1、R2、R5、R6、R7、R8、R11およびR12の各々は、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;そしてXは、C、N、OまたはSである、
方法。
【請求項59】
被験体における免疫刺激性の核酸関連応答を阻害する方法であって、該方法は、そのような治療を必要とする被験体に式XIの化合物の有効量を投与して、被験体における免疫刺激性の核酸関連応答を阻害する工程を包含する:
【化27】

ここで、R1、R2、R5、R6、R7、R8、R11およびR12の各々は、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;そしてXは、C、N、OまたはSである、
方法。
【請求項60】
前記被験体が、式XIの化合物で治療する必要がある症状以外の症状がない、請求項57〜59のいずれか1項に記載の方法。
【請求項61】
R1が、置換アルキル基であり、該置換アルキルが、環状アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、フリル、フェニル、チエニル、アザビシクロオクチル、アザビシクロヘプチルおよびそれらの任意の組み合わせからなる群より選択される、請求項55〜59のいずれか1項に記載の方法。
【請求項62】
前記環状アミノ基が、ピペラジノ基、ピペリジノ基、ピロリジノ基、イミダゾリル基、ピリジル基またはモルホリノ基である、請求項61に記載の方法。
【請求項63】
TLRリガンドに応じてTLR媒介シグナル伝達に影響を与える方法であって、該方法は、TLRを発現する細胞を式XIIの化合物の有効量と接触させて、該TLRに対するリガンドに応じてTLR媒介シグナル伝達を阻害または促進する工程を包含する:
【化28】

ここで、R1〜R11の各々は、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている、
方法。
【請求項64】
TLR媒介免疫刺激性シグナル伝達を阻害する方法であって、該方法は、TLRを発現する細胞を式XIIの化合物の有効量と接触させて、該TLRに対するリガンドに応じてTLR媒介免疫刺激性シグナル伝達を阻害する工程を包含する:
【化29】

ここで、R1〜R11の各々は、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている、
方法。
【請求項65】
被験体におけるTLR媒介免疫刺激に影響を与える方法であって、該方法は、TLR媒介を有するか発現するリスクがある被験体に式XIIの化合物の有効量を投与して、該被験体におけるTLR媒介免疫刺激を阻害または促進する工程を包含する:
【化30】

ここで、R1〜R11の各々は、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている、
方法。
【請求項66】
被験体におけるTLR媒介免疫刺激を阻害する方法であって、該方法は、TLR媒介を有するか発現するリスクがある被験体に式XIIの化合物の有効量を投与して、該被験体におけるTLR媒介免疫刺激を阻害する工程を包含する:
【化31】

ここで、R1〜R11の各々は、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている、
方法。
【請求項67】
被験体における免疫刺激性の核酸関連応答を阻害する方法であって、該方法は、そのような治療を必要とする被験体に式XIIの化合物の有効量を投与して、被験体における免疫刺激性の核酸関連応答を阻害する工程を包含する:
【化32】

ここで、R1〜R11の各々は、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている、
方法。
【請求項68】
前記被験体が、式XIIの化合物で治療する必要がある症状以外の症状がない、請求項65〜67のいずれか1項に記載の方法。
【請求項69】
TLRリガンドに応じてTLR媒介シグナル伝達に影響を与える方法であって、該方法は、TLRを発現する細胞を式XIIIの化合物の有効量と接触させて、該TLRに対するリガンドに応じてTLR媒介シグナル伝達を阻害または促進する工程を包含する:
【化33】

ここで、2’は、5員〜7員の同素環または複素環であり、ここで、X、YおよびZの各々は、別個に、C、N、OおよびSから選択され、ここで、B2’は、必要に応じて、C、N、OおよびSから選択される少なくとも1個の原子を含む;
ここで、2’は、必要に応じて、不飽和結合を含む;
ここで、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;
ここで、R9は、水素原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である;
ここで、R10は、水素原子、低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である;そして
ここで、A”は、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である、
方法。
【請求項70】
TLR媒介免疫刺激性シグナル伝達を阻害する方法であって、該方法は、TLRを発現する細胞を式XIIIの化合物の有効量と接触させて、該TLRに対するリガンドに応じてTLR媒介免疫刺激性シグナル伝達を阻害する工程を包含する:
【化34】

ここで、2’は、5員〜7員の同素環または複素環であり、ここで、X、YおよびZの各々は、別個に、C、N、OおよびSから選択され、ここで、B2’は、必要に応じて、C、N、OおよびSから選択される少なくとも1個の原子を含む;
ここで、2’は、必要に応じて、不飽和結合を含む;
ここで、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;
ここで、R9は、水素原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である;
ここで、R10は、水素原子、低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である;そして
ここで、A”は、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である、
方法。
【請求項71】
被験体におけるTLR媒介免疫刺激に影響を与える方法であって、該方法は、TLR媒介を有するか発現するリスクがある被験体に式XIIIの化合物の有効量を投与して、該被験体におけるTLR媒介免疫刺激を阻害または促進する工程を包含する:
【化35】

ここで、2’は、5員〜7員の同素環または複素環であり、ここで、X、YおよびZの各々は、別個に、C、N、OおよびSから選択され、ここで、B2’は、必要に応じて、C、N、OおよびSから選択される少なくとも1個の原子を含む;
ここで、2’は、必要に応じて、不飽和結合を含む;
ここで、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;
ここで、R9は、水素原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である;
ここで、R10は、水素原子、低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である;そして
ここで、A”は、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である、
方法。
【請求項72】
被験体におけるTLR媒介免疫刺激を阻害する方法であって、該方法は、TLR媒介を有するか発現するリスクがある被験体に式XIIIの化合物の有効量を投与して、該被験体におけるTLR媒介免疫刺激を阻害する工程を包含する:
【化36】

ここで、2’は、5員〜7員の同素環または複素環であり、ここで、X、YおよびZの各々は、別個に、C、N、OおよびSから選択され、ここで、B2’は、必要に応じて、C、N、OおよびSから選択される少なくとも1個の原子を含む;
ここで、2’は、必要に応じて、不飽和結合を含む;
ここで、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;
ここで、R9は、水素原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である;
ここで、R10は、水素原子、低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である;そして
ここで、A”は、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である、
方法。
【請求項73】
被験体における免疫刺激性の核酸関連応答を阻害する方法であって、該方法は、そのような治療を必要とする被験体に式XIIIの化合物の有効量を投与して、被験体における免疫刺激性の核酸関連応答を阻害する工程を包含する:
【化37】

ここで、2’は、5員〜7員の同素環または複素環であり、ここで、X、YおよびZの各々は、別個に、C、N、OおよびSから選択され、ここで、B2’は、必要に応じて、C、N、OおよびSから選択される少なくとも1個の原子を含む;
ここで、2’は、必要に応じて、不飽和結合を含む;
ここで、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;
ここで、R9は、水素原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である;
ここで、R10は、水素原子、低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である;そして
ここで、A”は、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である、
方法。
【請求項74】
前記被験体が、式XIIIの化合物で治療する必要がある症状以外の症状がない、請求項71〜73のいずれか1項に記載の方法。
【請求項75】
R9が、置換アルキル基であり、該置換アルキル基が、環状アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、フリル、フェニル、チエニル、アザビシクロオクチル、アザビシクロヘプチルおよびそれらの任意の組み合わせからなる群より選択される、請求項69〜73のいずれか1項に記載の方法。
【請求項76】
前記環状アミノ基が、ピペラジノ基、ピペリジノ基、ピロリジノ基、イミダゾリル基、ピリジル基またはモルホリノ基である、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
A”が、置換アルキル基であり、該置換アルキル基が、環状アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、フリル、フェニル、チエニル、アザビシクロオクチル、アザビシクロヘプチルおよびそれらの任意の組み合わせからなる群より選択される、請求項69〜73のいずれか1項に記載の方法。
【請求項78】
前記環状アミノ基が、ピペラジノ基、ピペリジノ基、ピロリジノ基、イミダゾリル基、ピリジル基またはモルホリノ基である、請求項77に記載の方法。
【請求項79】
R5およびR8の各々が、水素原子である、請求項69〜73のいずれか1項に記載の方法。
【請求項80】
R10が、水素原子である、請求項69〜73のいずれか1項に記載の方法。
【請求項81】
TLRリガンドに応じてTLR媒介シグナル伝達に影響を与える方法であって、該方法は、TLRを発現する細胞を式XIVまたは式XVの化合物の有効量と接触させて、該TLRに対するリガンドに応じてTLR媒介シグナル伝達を阻害または促進する工程を包含する:
【化38】

【化39】

ここで、R1、R2、R3、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;そして
ここで、R9は、水素原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である、
方法。
【請求項82】
TLR媒介免疫刺激性シグナル伝達を阻害する方法であって、該方法は、TLRを発現する細胞を式XIVまたは式XVの化合物の有効量と接触させて、該TLRに対するリガンドに応じてTLR媒介免疫刺激性シグナル伝達を阻害する工程を包含する:
【化40】

ここで、R1、R2、R3、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;そして
ここで、R9は、水素原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である、
方法。
【請求項83】
被験体におけるTLR媒介免疫刺激を阻害する方法であって、該方法は、TLR媒介を有するか発現するリスクがある被験体に式XIVまたは式XVの化合物の有効量を投与して、該被験体におけるTLR媒介免疫刺激を阻害する工程を包含する:
【化41】

ここで、R1、R2、R3、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;そして
ここで、R9は、水素原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である、
方法。
【請求項84】
被験体におけるTLR媒介免疫刺激を阻害する方法であって、該方法は、TLR媒介を有するか発現するリスクがある被験体に式XIVまたは式XVの化合物の有効量を投与して、該被験体におけるTLR媒介免疫刺激を阻害する工程を包含する:
【化42】

ここで、R1、R2、R3、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;そして
ここで、R9は、水素原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である、
方法。
【請求項85】
被験体における免疫刺激性の核酸関連応答を阻害する方法であって、該方法は、そのような治療を必要とする被験体に式XIVまたは式XVの化合物の有効量を投与して、被験体における免疫刺激性の核酸関連応答を阻害する工程を包含する:
【化43】

ここで、R1、R2、R3、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基であり、各々は、必要に応じて、N、OまたはSを介して結合されている;そして
ここで、R9は、水素原子、置換または非置換低級アルキル、アリール、アラルキル、複素環またはアルキル複素環基である、
方法。
【請求項86】
前記被験体が、式XIVまたは式XVの化合物で治療する必要がある症状以外の症状がない、請求項83〜85のいずれか1項に記載の方法。
【請求項87】
R9が、置換アルキル基であり、該置換アルキル基が、環状アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、フリル、フェニル、チエニル、アザビシクロオクチル、アザビシクロヘプチルおよびそれらの任意の組み合わせからなる群より選択される、請求項81〜85のいずれか1項に記載の方法。
【請求項88】
前記環状アミノ基が、ピペラジノ基、ピペリジノ基、ピロリジノ基、イミダゾリル基、ピリジル基またはモルホリノ基である、請求項87に記載の方法。
【請求項89】
以下の構造式を有する置換4−第一級アミノキノリン組成物、ならびにそれらの薬学的に受容可能な水和物および塩:
【化44】

ここで、
Xは、存在しないか、またはアリール、アルキル、複素環またはスチリル基である;
およびRは、それぞれ別個に、水素原子、または置換または非置換アルキル、アルケニルまたはアリール基であり、ここで、RおよびRは、必要に応じて、結合されて、複素環を形成する;
は、水素原子、ハロゲン原子、またはアルキル、アルケニル、アリール、複素環、ニトロ、シアノ、カルボキシ、エステル、ケトン、アミノ、アミド、ヒドロキシ、アルコキシ、メルカプト、チオ、スルホキシド、スルホンまたはスルホンアミド基であり、ここで、RおよびRは、必要に応じて、結合されて、複素環を形成する;
Yは、存在しないか、または酸素原子、イオウ原子、CRまたはNR10であり、ここで、R、RおよびR10は、それぞれ別個に、水素原子、または置換または非置換アルキル、アルケニルまたはアリール基である;
Lは、1個〜10個の炭素を含有するアルキルまたはアルケニル基であるか、またはアリール基である;そして
、R、RおよびRは、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、またはアルキル、アルケニル、アリール、複素環、ニトロ、シアノ、カルボキシ、エステル、ケトン、アミノ、アミド、ヒドロキシ、アルコキシ、メルカプト、チオ、スルホキシド、スルホンまたはスルホンアミド基であり、ここで、互いに隣接したR、R、RおよびRの任意の対は、必要に応じて、結合されて、複素環または炭素環を形成する、
組成物。
【請求項90】
およびRが、それぞれ別個に、ハロゲン原子またはアルコキシ基である、請求項89に記載の置換4−第一級アミノキノリン組成物。
【請求項91】
およびRが、それぞれ別個に、塩素原子またはメトキシ基である、請求項89に記載の置換4−第一級アミノキノリン組成物。
【請求項92】
Xが、存在しないか、またはアリール基である;
NRが、複素環アミンまたはNR(CHNR10であり、ここで、nが、2〜6の整数(それらを含めて)であり、そしてR、RおよびR10が、それぞれ別個に、水素原子またはアルキル基である;
が、水素原子である;
Yが、アリール基であるか、NR11であり、ここで、R11が、水素原子、またはアリールまたはアルキル基である;
Lが、存在しないか、またはC〜Cアルキル基である;そして
、R、RおよびRが、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子またはアルコキシ基である、請求項89に記載の置換4−第一級アミノキノリン組成物、ならびにそれらの薬学的に受容可能な水和物および塩。
【請求項93】
Xが、存在しないか、またはアリール基である;
NRが、置換または非置換ピペラジノまたはモルホリノ基であるか、またはNR(CHNR10であり、ここで、nが、2〜6の整数(それらを含めて)であり、Rが、水素原子であり、そしてRおよびR10が、それぞれ別個に、アルキル基である;
が、水素原子である;
Yが、NHである;
Lが、C〜Cアルキル基である;そして
、R、RおよびRが、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子またはアルコキシ基である、請求項89に記載の置換4−第一級アミノキノリン組成物、ならびにそれらの薬学的に受容可能な水和物および塩。
【請求項94】
Xが、フェニル基である;
NRが、該フェニル基Xのパラ位置に結合した
【化44A】

である;
Yが、NHである;
Lが、−(CH−であり、ここで、nが、2と6の間の整数(それらを含めて)である;そして
、R、R、RおよびRの各々が、水素原子である、請求項89に記載の置換4−第一級アミノキノリン組成物、ならびにそれらの薬学的に受容可能な水和物および塩。
【請求項95】
トール様レセプター(TLR)によるシグナル伝達を阻害する方法であって、該方法は、機能性TLRを発現する細胞を、以下の構造式を有する置換4−第一級アミノキノリン組成物およびそれらの薬学的に受容可能な水和物および塩の有効量と接触させて、TLRによるシグナル伝達を阻害する工程を包含する:
【化45】

ここで、
Xは、存在しないか、または窒素、酸素またはイオウ原子、またはSOまたはSO基である;
は、水素原子、または置換または非置換アリール、アルキル、複素環またはスチリル基である;
は、水素原子、ハロゲン原子、またはアルキル、アルケニル、アリール、複素環、ニトロ、シアノ、カルボキシ、エステル、ケトン、アミノ、アミド、ヒドロキシ、アルコキシ、メルカプト、チオ、スルホキシド、スルホンまたはスルホンアミド基であり、ここで、RおよびRは、必要に応じて、結合されて、複素環または炭素環を形成する;
Yは、存在しないか、または酸素原子、イオウ原子、CRまたはNRであり、ここで、R、RおよびRは、それぞれ別個に、水素原子、または置換または非置換アルキル、アルケニルまたはアリール基である;
Lは、存在しないか、または1個〜10個の炭素を含有するアルキルまたはアルケニル基であるか、またはアリール基である;そして
、R、RおよびRは、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、またはアルキル、アルケニル、アリール、複素環、ニトロ、シアノ、カルボキシ、エステル、ケトン、アミノ、アミド、ヒドロキシ、アルコキシ、メルカプト、チオ、スルホキシド、スルホンまたはスルホンアミド基であり、ここで、互いに隣接したR、R、RおよびRの任意の対は、必要に応じて、結合されて、複素環または炭素環を形成する、
方法。
【請求項96】
前記置換4−第一級アミノキノリン組成物が、請求項89〜94のいずれか1項に記載の置換4−第一級アミノキノリン組成物である、請求項95に記載の方法。
【請求項97】
前記TLRが、トール様レセプター9(TLR9)である、請求項95に記載の方法。
【請求項98】
トール様レセプター(TLR)によるシグナル伝達を阻害する方法であって、該方法は、機能性TLRを発現する免疫細胞を、
(a)置換4−第一級アミノキノリン組成物の非存在下にてTLRによりシグナル伝達を刺激するTLR信号アゴニストの有効量および
(b)以下の構造式を有する置換4−第一級アミノキノリン組成物およびそれらの薬学的に受容可能な水和物および塩の有効量と接触させて、該置換4−第一級アミノキノリン組成物の非存在下での該TLR信号アゴニストに応答した該TLRによる該シグナル伝達と比較して、該TLR信号アゴニストに応答した該TLRによるシグナル伝達を阻害する工程を包含する:
【化46】

ここで、
Xは、存在しないか、または窒素、酸素またはイオウ原子、またはSOまたはSO基である;
は、水素原子、または置換または非置換アリール、アルキル、複素環またはスチリル基である;
は、水素原子、ハロゲン原子、またはアルキル、アルケニル、アリール、複素環、ニトロ、シアノ、カルボキシ、エステル、ケトン、アミノ、アミド、ヒドロキシ、アルコキシ、メルカプト、チオ、スルホキシド、スルホンまたはスルホンアミド基であり、ここで、RおよびRは、必要に応じて、結合されて、複素環または炭素環を形成する;
Yは、存在しないか、または酸素原子、イオウ原子、CRまたはNRであり、ここで、R、RおよびRは、それぞれ別個に、水素原子、または置換または非置換アルキル、アルケニルまたはアリール基である;
Lは、存在しないか、または1個〜10個の炭素を含有するアルキルまたはアルケニル基であるか、またはアリール基である;そして
、R、RおよびRは、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、またはアルキル、アルケニル、アリール、複素環、ニトロ、シアノ、カルボキシ、エステル、ケトン、アミノ、アミド、ヒドロキシ、アルコキシ、メルカプト、チオ、スルホキシド、スルホンまたはスルホンアミド基であり、ここで、互いに隣接したR、R、RおよびRの任意の対は、必要に応じて、結合されて、複素環または炭素環を形成する、
方法。
【請求項99】
前記置換4−第一級アミノキノリン組成物が、請求項89〜94のいずれか1項に記載の置換4−第一級アミノキノリン組成物である、請求項98に記載の方法。
【請求項100】
前記TLR信号アゴニストが、CpG DNAである、請求項98に記載の方法。
【請求項101】
前記TLR信号アゴニストが、核酸を含む免疫複合体である、請求項98に記載の方法。
【請求項102】
前記TLRが、トール様レセプター9(TLR9)である、請求項98に記載の方法。
【請求項103】
抗原物質に対する免疫応答を阻害する方法であって、該方法は、機能性トール様レセプターを発現する免疫細胞を、
(a)置換4−第一級アミノキノリン組成物の非存在下にて抗原物質に対する免疫応答を刺激する該抗原物質の有効量および
(b)以下の構造式を有する置換4−第一級アミノキノリン組成物およびそれらの薬学的に受容可能な水和物および塩の有効量と接触させて、該置換4−第一級アミノキノリン組成物の非存在下での抗原物質に対する免疫応答と比較して、抗原物質に対する該免疫応答を阻害する工程を包含する:
【化47】

ここで、
Xは、存在しないか、または窒素、酸素またはイオウ原子、またはSOまたはSO基である;
は、水素原子、または置換または非置換アリール、アルキル、複素環またはスチリル基である;
は、水素原子、ハロゲン原子、またはアルキル、アルケニル、アリール、複素環、ニトロ、シアノ、カルボキシ、エステル、ケトン、アミノ、アミド、ヒドロキシ、アルコキシ、メルカプト、チオ、スルホキシド、スルホンまたはスルホンアミド基であり、ここで、RおよびRは、必要に応じて、結合されて、複素環または炭素環を形成する;
Yは、存在しないか、または酸素原子、イオウ原子、CRまたはNRであり、ここで、R、RおよびRは、それぞれ別個に、水素原子、または置換または非置換アルキル、アルケニルまたはアリール基である;
Lは、存在しないか、または1個〜10個の炭素を含有するアルキルまたはアルケニル基であるか、またはアリール基である;そして
、R、RおよびRは、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、またはアルキル、アルケニル、アリール、複素環、ニトロ、シアノ、カルボキシ、エステル、ケトン、アミノ、アミド、ヒドロキシ、アルコキシ、メルカプト、チオ、スルホキシド、スルホンまたはスルホンアミド基であり、ここで、互いに隣接したR、R、RおよびRの任意の対は、必要に応じて、結合されて、複素環または炭素環を形成する、
方法。
【請求項104】
前記置換4−第一級アミノキノリン組成物が、請求項89〜94のいずれか1項に記載の置換4−第一級アミノキノリン組成物である、請求項103に記載の方法。
【請求項105】
前記接触が、インビボで起こる、請求項103に記載の方法。
【請求項106】
前記免疫応答が、適応免疫応答である、請求項103に記載の方法。
【請求項107】
前記免疫応答が、生得免疫応答である、請求項103に記載の方法。
【請求項108】
被験体における自己免疫障害を治療する方法であって、該方法は、自己免疫障害に罹った被験体に、以下の構造式を有する置換4−第一級アミノキノリン組成物およびそれらの薬学的に受容可能な水和物および塩の有効量を投与して、該自己免疫障害を治療する工程を包含する:
【化48】

ここで、
Xは、存在しないか、または窒素、酸素またはイオウ原子、またはSOまたはSO基である;
は、水素原子、または置換または非置換アリール、アルキル、複素環またはスチリル基である;
は、水素原子、ハロゲン原子、またはアルキル、アルケニル、アリール、複素環、ニトロ、シアノ、カルボキシ、エステル、ケトン、アミノ、アミド、ヒドロキシ、アルコキシ、メルカプト、チオ、スルホキシド、スルホンまたはスルホンアミド基であり、ここで、RおよびRは、必要に応じて、結合されて、複素環または炭素環を形成する;
Yは、存在しないか、または酸素原子、イオウ原子、CRまたはNRであり、ここで、R、RおよびRは、それぞれ別個に、水素原子、または置換または非置換アルキル、アルケニルまたはアリール基である;
Lは、存在しないか、または1個〜10個の炭素を含有するアルキルまたはアルケニル基であるか、またはアリール基である;そして
、R、RおよびRは、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、またはアルキル、アルケニル、アリール、複素環、ニトロ、シアノ、カルボキシ、エステル、ケトン、アミノ、アミド、ヒドロキシ、アルコキシ、メルカプト、チオ、スルホキシド、スルホンまたはスルホンアミド基であり、ここで、互いに隣接したR、R、RおよびRの任意の対は、必要に応じて、結合されて、複素環または炭素環を形成する、
方法。
【請求項109】
前記置換4−第一級アミノキノリン組成物が、請求項89〜94のいずれか1項に記載の置換4−第一級アミノキノリン組成物である、請求項108に記載の方法。
【請求項110】
前記自己免疫障害が、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、炎症性腸疾患、シェーグレン症候群、多発性筋炎、血管炎、ウェゲナー肉芽腫症、サルコイドーシス、強直性脊椎炎、ライター症候群、乾癬性関節炎、ベーチェット症候群から選択される、請求項108に記載の方法。
【請求項111】
前記自己免疫障害が、免疫複合体疾患である、請求項108に記載の方法。
【請求項112】
前記被験体が、ヒトである、請求項108に記載の方法。
【請求項113】
以下の構造式を有するキナゾリン組成物、ならびにそれらの薬学的に受容可能な水和物および塩:
【化49】

ここで、
Xは、存在しないか、またはアリール、アルキル、複素環またはスチリル基であるが、但し、もし、Xがフェニル基であるなら、NRは、複素環の一部であるか、またはジアミンである;
およびRは、それぞれ別個に、水素原子、またはアルキル、アルケニルまたはアリール基であり、ここで、RおよびRは、必要に応じて、結合されて、複素環を形成する;
Yは、酸素原子、イオウ原子、CR10またはNR11であり、ここで、R、R10およびR11は、それぞれ別個に、水素原子、またはアルキル、アルケニルまたはアリール基であり、ここで、R、R10およびR11のいずれか1個は、必要に応じて、RまたはRと結合されて、置換または非置換複素環を形成する;
Lは、1個〜10個の炭素を含有するアルキルまたはアルケニル基であるか、またはアリール基である;
およびRは、それぞれ別個に、水素原子、またはアルキル、アルケニルまたはアリール基であり、ここで、RおよびRは、必要に応じて、結合されて、複素環を形成する;そして
、R、RおよびRは、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、またはアルキル、アルケニル、アリール、複素環、ニトロ、シアノ、カルボキシ、エステル、ケトン、アミノ、アミド、ヒドロキシ、アルコキシ、メルカプト、チオ、スルホキシド、スルホンまたはスルホンアミド基であり、ここで、互いに隣接したR、R、RおよびRの任意の対は、必要に応じて、結合されて、複素環または炭素環を形成する、
組成物。
【請求項114】
およびRが、それぞれ別個に、ハロゲン原子またはアルコキシ基である、請求項113に記載のキナゾリン組成物。
【請求項115】
およびRが、それぞれ別個に、塩素原子またはメトキシ基である、請求項113に記載のキナゾリン組成物。
【請求項116】
Xが、存在しないか、またはアリール基である;
NRが、複素環アミンまたはNR(CHNR1011であり、ここで、nが、2〜6の整数(それらを含めて)であり、そしてR、R10およびR11が、それぞれ別個に、水素原子またはアルキル基である;
Yが、アリール基であるか、NR12であり、ここで、R12が、水素原子、またはアリールまたはアルキル基である;
Lが、存在しないか、またはC〜Cアルキル基である;
およびRが、それぞれ別個に、水素原子またはアルキル基であり、ここで、RおよびRが、必要に応じて、結合されて、複素環を形成する;そして
、R、RおよびRが、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子またはアルコキシ基である、請求項113に記載の置換4−第一級アミノキノリン組成物、ならびにそれらの薬学的に受容可能な水和物および塩。
【請求項117】
Xが、存在しないか、またはアリール基である;
NRが、置換または非置換ピペラジノまたはモルホリノ基であるか、またはNR(CHNR1011であり、ここで、nが、2〜6の整数(それらを含めて)であり、Rが、水素原子であり、そしてR10およびR11が、それぞれ別個に、アルキル基である;
Yが、NHである;
Lが、C〜Cアルキル基である;
およびRが、それぞれ別個に、水素原子またはアルキル基であり、ここで、RおよびRが、必要に応じて、結合されて、複素環を形成する;そして
、R、RおよびRが、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子またはアルコキシ基である、請求項116に記載の置換4−第一級アミノキノリン組成物、ならびにそれらの薬学的に受容可能な水和物および塩。
【請求項118】
Xが、アリール基である;
NRが、必要に応じて置換したピペラジノまたはモルホリノ基である;
Yが、NHである;
Lが、C〜Cアルキル基である;
およびRが、それぞれ別個に、メチルまたはエチル基であるか、またはRおよびRが、必要に応じて、結合されて、モルホリノ基を形成する;そして
、R、RおよびRが、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子またはアルコキシ基である、請求項117に記載のキナゾリン組成物、ならびにそれらの薬学的に受容可能な水和物および塩。
【請求項119】
Xが、フェニル基である;
NRが、N−メチルピペラジンである;
Yが、NHである;
Lが、−CHCH−である;
およびRが、それぞれ、メチル基である;そして
、R、RおよびRが、それぞれ、水素原子である、請求項118に記載のキナゾリン組成物、ならびにそれらの薬学的に受容可能な水和物および塩。
【請求項120】
Xが、フェニル基である;
NRが、N−メチルピペラジンである;
Yが、NHである;
Lが、−CHCH−である;
およびRが、モルホリノ基として結合される;そして
、R、RおよびRが、それぞれ、水素原子である、請求項118に記載のキナゾリン組成物、ならびにそれらの薬学的に受容可能な水和物および塩。
【請求項121】
Xが、存在しない;
NRが、置換または非置換ピペラジノまたはモルホリノ基である;
Yが、NHである;
Lが、C〜Cアルキル基である;
およびRが、それぞれ別個に、メチルまたはエチル基であるか、またはRおよびRが、必要に応じて、結合されて、モルホリノ基を形成する;そして
、R、RおよびRが、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子またはアルコキシ基である、請求項117に記載のキナゾリン組成物、ならびにそれらの薬学的に受容可能な水和物および塩。
【請求項122】
Xが、存在しない;
NRが、N−メチルピペラジンである;
Yが、NHである;
Lが、−CHCH−である;
およびRが、それぞれ、メチル基である;
およびRが、それぞれ、メトキシ基である;そして
およびRが、それぞれ、水素原子である、請求項121に記載のキナゾリン組成物、ならびにそれらの薬学的に受容可能な水和物および塩。
【請求項123】
Xが、存在しない;
NRが、N−フェニルピペラジンである;
Yが、NHである;
Lが、−CHCH−である;
およびRが、それぞれ、メチル基である;
およびRが、それぞれ、メトキシ基である;そして
およびRが、それぞれ、水素原子である、請求項121に記載のキナゾリン組成物、ならびにそれらの薬学的に受容可能な水和物および塩。
【請求項124】
Xが、存在しない;
NRが、N−メチルピペラジンである;
Yが、NHである;
Lが、−CHCH−である;
およびRが、モルホリノ基として結合される;
およびRが、それぞれ、メトキシ基である;そして
およびRが、それぞれ、水素原子である、請求項121に記載のキナゾリン組成物、ならびにそれらの薬学的に受容可能な水和物および塩。
【請求項125】
トール様レセプター(TLR)によるシグナル伝達を阻害する方法であって、該方法は、機能性TLRを発現する細胞を、以下の構造式を有するキナゾリン組成物およびそれらの薬学的に受容可能な水和物および塩の有効量と接触させて、TLRによるシグナル伝達を阻害する工程を包含する:
【化50】

ここで、
Xは、置換または非置換アリール、アルキル、複素環またはスチリル基であり、必要に応じて、窒素、酸素またはイオウ原子により、またはSOまたはSO基により、該キナゾリンに結合されている;
Yは、存在しないか、または酸素原子、イオウ原子、CR10またはNR11であり、ここで、R、R10およびR11は、それぞれ別個に、水素原子、またはアルキル、アルケニルまたはアリール基であり、ここで、R、R10およびR11のいずれか1個は、必要に応じて、RまたはRと結合されて、複素環を形成する;
Lは、存在しないか、または水素原子、1個〜10個の炭素を含有するアルキルまたはアルケニル基であるか、またはアリール基である;
およびRは、それぞれ別個に、水素原子、またはアルキル、アルケニルまたはアリール基であり、ここで、RおよびRは、必要に応じて、結合されて、複素環を形成する;そして
、R、RおよびRは、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、またはアルキル、アルケニル、アリール、複素環、ニトロ、シアノ、カルボキシ、エステル、ケトン、アミノ、アミド、ヒドロキシ、アルコキシ、メルカプト、チオ、スルホキシド、スルホンまたはスルホンアミド基であり、ここで、互いに隣接したR、R、RおよびRの任意の対は、必要に応じて、結合されて、複素環または炭素環を形成する、
方法。
【請求項126】
前記キナゾリン組成物が、請求項113〜124のいずれか1項に記載のキナゾリン組成物である、請求項125に記載の方法。
【請求項127】
前記TLRが、トール様レセプター9(TLR9)である、請求項125に記載の方法。
【請求項128】
トール様レセプター(TLR)によるシグナル伝達を阻害する方法であって、該方法は、機能性TLRを発現する免疫細胞を、
(a)キナゾリン組成物の非存在下にてTLRによりシグナル伝達を刺激するTLR信号アゴニストの有効量および
(b)以下の構造式を有するキナゾリン組成物およびそれらの薬学的に受容可能な水和物および塩の有効量と接触させて、該キナゾリン組成物の非存在下での該TLR信号アゴニストに応答した該TLRによる該シグナル伝達と比較して、該TLR信号アゴニストに応答した該TLRによるシグナル伝達を阻害する工程を包含する:
【化51】

ここで、
Xは、置換または非置換アリール、アルキル、複素環またはスチリル基であり、必要に応じて、窒素、酸素またはイオウ原子により、またはSOまたはSO基により、該キナゾリンに結合されている;
Yは、存在しないか、または酸素原子、イオウ原子、CR10またはNR11であり、ここで、R、R10およびR11は、それぞれ別個に、水素原子、またはアルキル、アルケニルまたはアリール基であり、ここで、R、R10およびR11のいずれか1個は、必要に応じて、RまたはRと結合されて、複素環を形成する;
Lは、存在しないか、または水素原子、1個〜10個の炭素を含有するアルキルまたはアルケニル基であるか、またはアリール基である;
およびRは、それぞれ別個に、水素原子、またはアルキル、アルケニルまたはアリール基であり、ここで、RおよびRは、必要に応じて、結合されて、複素環を形成する;そして
、R、RおよびRは、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、またはアルキル、アルケニル、アリール、複素環、ニトロ、シアノ、カルボキシ、エステル、ケトン、アミノ、アミド、ヒドロキシ、アルコキシ、メルカプト、チオ、スルホキシド、スルホンまたはスルホンアミド基であり、ここで、互いに隣接したR、R、RおよびRの任意の対は、必要に応じて、結合されて、複素環または炭素環を形成する、
方法。
【請求項129】
前記キナゾリン組成物が、請求項113〜124のいずれか1項に記載のキナゾリン組成物である、請求項128に記載の方法。
【請求項130】
前記TLR信号アゴニストが、CpG DNAである、請求項128に記載の方法。
【請求項131】
前記TLR信号アゴニストが、核酸を含む免疫複合体である、請求項128に記載の方法。
【請求項132】
前記TLRが、トール様レセプター9(TLR9)である、請求項128に記載の方法。
【請求項133】
抗原物質に対する免疫応答を阻害する方法であって、該方法は、機能性トール様レセプターを発現する免疫細胞を、
(a)キナゾリン組成物の非存在下にて抗原物質に対する免疫応答を刺激する該抗原物質の有効量および
(b)以下の構造式を有するキナゾリン組成物およびそれらの薬学的に受容可能な水和物および塩の有効量と接触させて、該キナゾリン組成物の非存在下での抗原物質に対する免疫応答と比較して、抗原物質に対する該免疫応答を阻害する工程を包含する:
【化52】

ここで、
Xは、置換または非置換アリール、アルキル、複素環またはスチリル基であり、必要に応じて、窒素、酸素またはイオウ原子により、またはSOまたはSO基により、該キナゾリンに結合されている;
Yは、存在しないか、または酸素原子、イオウ原子、CR10またはNR11であり、ここで、R、R10およびR11は、それぞれ別個に、水素原子、またはアルキル、アルケニルまたはアリール基であり、ここで、R、R10およびR11のいずれか1個は、必要に応じて、RまたはRと結合されて、複素環を形成する;
Lは、存在しないか、または水素原子、1個〜10個の炭素を含有するアルキルまたはアルケニル基であるか、またはアリール基である;
およびRは、それぞれ別個に、水素原子、またはアルキル、アルケニルまたはアリール基であり、ここで、RおよびRは、必要に応じて、結合されて、複素環を形成する;そして
、R、RおよびRは、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、またはアルキル、アルケニル、アリール、複素環、ニトロ、シアノ、カルボキシ、エステル、ケトン、アミノ、アミド、ヒドロキシ、アルコキシ、メルカプト、チオ、スルホキシド、スルホンまたはスルホンアミド基であり、ここで、互いに隣接したR、R、RおよびRの任意の対は、必要に応じて、結合されて、複素環または炭素環を形成する、
方法。
【請求項134】
前記キナゾリン組成物が、請求項113〜124のいずれか1項に記載のキナゾリン組成物である、請求項133に記載の方法。
【請求項135】
前記接触が、インビボで起こる、請求項133に記載の方法。
【請求項136】
前記免疫応答が、適応免疫応答である、請求項133に記載の方法。
【請求項137】
前記免疫応答が、生得免疫応答である、請求項133に記載の方法。
【請求項138】
被験体における自己免疫障害を治療する方法であって、該方法は、自己免疫障害に罹った被験体に、以下の構造式を有するキナゾリン組成物およびそれらの薬学的に受容可能な水和物および塩の有効量を投与して、該自己免疫障害を治療する工程を包含する:
【化53】

ここで、
Xは、置換または非置換アリール、アルキル、複素環またはスチリル基であり、必要に応じて、窒素、酸素またはイオウ原子により、またはSOまたはSO基により、該キナゾリンに結合されている;
Yは、存在しないか、または酸素原子、イオウ原子、CR10またはNR11であり、ここで、R、R10およびR11は、それぞれ別個に、水素原子、またはアルキル、アルケニルまたはアリール基であり、ここで、R、R10およびR11のいずれか1個は、必要に応じて、RまたはRと結合されて、複素環を形成する;
Lは、存在しないか、または水素原子、1個〜10個の炭素を含有するアルキルまたはアルケニル基であるか、またはアリール基である;
およびRは、それぞれ別個に、水素原子、またはアルキル、アルケニルまたはアリール基であり、ここで、RおよびRは、必要に応じて、結合されて、複素環を形成する;そして
、R、RおよびRは、それぞれ別個に、水素原子、ハロゲン原子、またはアルキル、アルケニル、アリール、複素環、ニトロ、シアノ、カルボキシ、エステル、ケトン、アミノ、アミド、ヒドロキシ、アルコキシ、メルカプト、チオ、スルホキシド、スルホンまたはスルホンアミド基であり、ここで、互いに隣接したR、R、RおよびRの任意の対は、必要に応じて、結合されて、複素環または炭素環を形成する、
方法。
【請求項139】
前記キナゾリン組成物が、請求項113〜124のいずれか1項に記載のキナゾリン組成物である、請求項138に記載の方法。
【請求項140】
前記自己免疫障害が、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ、炎症性腸疾患、シェーグレン症候群、多発性筋炎、血管炎、ウェゲナー肉芽腫症、サルコイドーシス、強直性脊椎炎、ライター症候群、乾癬性関節炎、ベーチェット症候群から選択される、請求項138に記載の方法。
【請求項141】
前記自己免疫障害が、免疫複合体疾患である、請求項138に記載の方法。
【請求項142】
前記被験体が、ヒトである、請求項138に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2007−524615(P2007−524615A)
【公表日】平成19年8月30日(2007.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−517471(P2006−517471)
【出願日】平成16年6月18日(2004.6.18)
【国際出願番号】PCT/US2004/019714
【国際公開番号】WO2005/007672
【国際公開日】平成17年1月27日(2005.1.27)
【出願人】(502102051)コーリー ファーマシューティカル ゲーエムベーハー (21)
【出願人】(500523962)コーリー ファーマシューティカル グループ,インコーポレイテッド (18)
【Fターム(参考)】