説明

低酸素誘導因子−1αの安定化を増大させるための方法

本明細書において、低酸素誘導転写因子1−α(HIF−1α)の活性、およびそれに関連する疾患、状態、または症候群、とりわけ、末梢血管疾患(PVD)、冠動脈疾患(CAD)、心不全、虚血、および貧血を制御するための方法が開示されている。さらに、HIF−1αの活性に関連する疾患、状態、および/または症候群の治療において有用なHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤を含む薬学的組成物が開示されている。本発明はまた、減少した細胞性免疫/免疫応答を有する被験体において細胞性免疫/免疫応答を増加させるための医薬品を作製するために使用される化合物を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式を有するHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤、または薬学的に許容されるその塩:
【化133】

(式中、LはCHまたはSOから選択され、
Rは、水素に代わる0〜5個の置換基を表し、
添字nは、0〜5の整数であり、
およびRは、各々独立に、
i)水素;
ii)置換もしくは非置換C〜C10直鎖状、C〜C10有枝鎖状、もしくはC〜C10環状アルキル;
iii)置換もしくは非置換C〜C10直鎖状、C〜C10有枝鎖状、もしくはC〜C10環状アルケニル;
iv)置換もしくは非置換C〜C10直鎖状もしくはC〜C10有枝鎖状アルキニル;
v)置換もしくは非置換CもしくはC10アリール;
vi)置換もしくは非置換C〜C複素環;または
vii)置換もしくは非置換C〜Cヘテロアリール
から選択されるか、あるいは
viii)RおよびRは一緒になって、2〜20個の炭素原子および1〜7個のヘテロ原子を有する置換もしくは非置換複素環、または置換もしくは非置換ヘテロアリール環を形成することができる)。
【請求項2】
細胞においてHIF−1安定化を増大させるための方法であって、細胞と、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤とをインビボ、インビトロ、またはエキソビボで接触させることを含む方法。
【請求項3】
細胞性免疫を増加させることを必要とする被験体の細胞性免疫応答を増加させるための方法であって、該必要とする被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項4】
細胞性免疫の減少をもたらす医学的状態と診断された被験体の細胞性免疫応答を増加させるための方法であって、該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項5】
細胞性免疫の減少をもたらす医学的状態と診断された被験体の細胞性免疫応答を増加させるための方法であって、該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1α阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項6】
細胞性免疫の減少をもたらす医学的状態を有する被験体の細胞性免疫応答を増加させるための方法であって、該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1α阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項7】
被験体においてがんを治療するための方法であって、がんを有する該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1α阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項8】
がんと診断された被験体において細胞のHIF−1のレベルを安定化させ、それにより免疫応答を増加させることによって、がんと診断された該被験体を治療するための方法であって、がんと診断された該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1α阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項9】
ヒトまたは哺乳動物において細胞のHIF−1のレベルを安定化させ、それにより免疫応答を増加させることによって、がんと診断された被験体を治療するための方法であって、がんと診断された該被験体に、1種以上の化学療法剤または化学療法化合物と、請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤の1種以上とを含む有効量の組成物を投与することを含む方法。
【請求項10】
被験体において細胞のHIF−1のレベルを安定化させ、それにより免疫応答を増加させることによって、該被験体においてがんを治療するための方法であって、該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1α阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項11】
被験体において細胞のHIF−1のレベルを安定化させ、それにより免疫応答を増加させることによって、該被験体においてがんを治療するための方法であって、該被験体に、1種以上の化学療法剤または化学療法化合物と、請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤の1種以上とを含む、有効量の組成物を投与することを含む方法。
【請求項12】
がんと診断された被験体を治療するための方法であって、がんと診断された該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1α阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項13】
がんと診断された被験体を治療するための方法であって、該被験体に、1種以上の化学療法剤または化学療法化合物と、請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤の1種以上とを含む有効量の組成物を投与することを含む方法。
【請求項14】
がんと診断された被験体に、1種以上の化学療法剤または化学療法化合物と、開示されている請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤の1種以上とを共投与することによって、該被験体を治療するための方法。
【請求項15】
がんを有する被験体を治療するための方法であって、該被験体に、1種以上の化学療法剤または化学療法化合物と、開示されている請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤の1種以上とを共投与することを含む方法。
【請求項16】
感染症に対して、被験体において感染症を予防的に治療するための方法であって、該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1α阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項17】
被験体において微生物によってもたらされる感染症を治療するための方法であって、該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項18】
被験体において細菌、ウイルス、酵母、真菌、または寄生虫から選択される病原体によってもたらされる感染症を治療するための方法であって、感染症を有する該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1α阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項19】
微生物によってもたらされる感染症と診断された被験体を治療するための方法であって、該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項20】
微生物によってもたらされる疾患の被験体から被験体への伝染を予防するための方法であって、該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項21】
ワクチンの有効性を増強するための方法であって、被験体に、1種以上の請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤と組み合わせて、ワクチンを共投与することを含む方法。
【請求項22】
ワクチンの有効性を増強するための方法であって、被験体に、1種以上の請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤と組み合わせて、ワクチンを含む組成物を投与することを含む方法。
【請求項23】
被験体において低酸素誘導因子−1α(HIF−1α)4−プロリルヒドロキシラーゼ活性を阻害し、それによってHIF−1の細胞レベルを安定化させるための方法であって、該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1α4−プロリルヒドロキシラーゼ阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項24】
被験体において低酸素誘導因子−1(HIF−1)の細胞レベルをモジュレートするための方法であって、ヒトまたは哺乳動物と、(有効量の1種以上の)有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤とを接触させることを含む方法。
【請求項25】
酸素正常状態の間に被験体においてHIF−1の細胞レベルを増加させるための方法であって、該被験体に、(有効量の1種以上の)有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項26】
被験体において貧血を治療するための方法であって、ヒトまたは哺乳動物に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項27】
貧血を有すると診断された被験体を治療するための方法であって、該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項28】
被験体において血管新生を増加させるための方法であって、該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項29】
血管新生の増加を必要とする被験体を治療するための方法であって、該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項30】
被験体において敗血症を治療するための方法であって、該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項31】
敗血症を有すると診断された被験体を治療するための方法であって、該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項32】
被験体において末梢血管疾患を治療するための方法であって、該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項33】
末梢血管疾患を有すると診断された被験体を治療するための方法であって、該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項34】
被験体において創傷を治療するための方法であって、該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項35】
創傷を有する被験体を治療するための方法であって、該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項36】
被験体において創傷の感染を予防するための方法であって、該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項37】
被験体において糖尿病を治療するための方法であって、該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項38】
糖尿病を有すると診断された被験体を治療するための方法であって、該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項39】
被験体において高血圧症を治療するための方法であって、該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項40】
高血圧症を有すると診断された被験体を治療するための方法であって、該被験体に、有効量の1種以上の請求項1に記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤を投与することを含む方法。
【請求項41】
LがCHである、請求項2から40のいずれかに記載の方法。
【請求項42】
LがSOである、請求項2から40のいずれかに記載の方法。
【請求項43】
各Rが、
i)C〜C12置換または非置換直鎖状、有枝鎖状、または環状アルキル;
ii)C〜C12置換または非置換直鎖状、有枝鎖状、または環状アルケニル;
iii)C〜C12置換または非置換直鎖状または有枝鎖状アルキニル;
iv)CまたはC10置換または非置換アリール;
v)C〜C置換または非置換複素環;
vi)C〜C11置換または非置換ヘテロアリール;
vii)ハロゲン;
viii)−[C(R23a)(R23b)]OR10
[R10は、
a)−H;
b)C〜C12置換もしくは非置換直鎖状、有枝鎖状、もしくは環状アルキル;
c)CもしくはC10置換もしくは非置換アリールもしくはアルキレンアリール;
d)C〜C置換もしくは非置換複素環;または
e)C〜C11置換もしくは非置換ヘテロアリール
から選択される];
ix)−[C(R23a)(R23b)]N(R11a)(R11b
[R11aおよびR11bは、各々独立に、
a)−H;
b)−OR12
(R12は、水素もしくはC〜C直鎖状アルキルである);
c)C〜C12置換もしくは非置換直鎖状、有枝鎖状、もしくは環状アルキル;
d)CもしくはC10置換もしくは非置換アリール;
e)C〜C置換もしくは非置換複素環;または
f)C〜C11置換もしくは非置換ヘテロアリール
から選択されるか、あるいは
g)R11aおよびR11bは一緒になって、3〜10個の炭素原子と、酸素、窒素、および硫黄から選択される0〜3個のヘテロ原子とを有する置換または非置換環を形成することができる];
x)−[C(R23a)(R23b)]C(O)R13
[R13は、
a)C〜C12置換または非置換直鎖状、有枝鎖状、または環状アルキル;
b)−OR14
(R14は、水素、置換もしくは非置換C〜C直鎖状アルキル、CもしくはC10置換もしくは非置換アリール、C〜C置換もしくは非置換複素環、またはC〜C11置換もしくは非置換ヘテロアリールである);または
c)−N(R15a)(R15b
であり、
15aおよびR15bは、各々独立に、水素;C〜C12置換もしくは非置換直鎖状、有枝鎖状、もしくは環状アルキル;CもしくはC10置換もしくは非置換アリール;C〜C置換もしくは非置換複素環;またはC〜C11置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはR15aおよびR15bは一緒になって、3〜10個の炭素原子と、酸素、窒素、および硫黄から選択される0〜3個のヘテロ原子とを有する置換環または非置換環を形成することができる];
xi)−[C(R23a)(R23b)]OC(O)R16
[R16は、
a)C〜C12置換または非置換直鎖状、有枝鎖状、もしくは環状アルキル;または
b)−N(R17a)(R17b
であり、
17aおよびR17bは、各々独立に、水素;C〜C12置換もしくは非置換直鎖状、有枝鎖状、もしくは環状アルキル;CもしくはC10置換もしくは非置換アリール;C〜C置換もしくは非置換複素環;またはC〜C11置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはR17aおよびR17bは一緒になって、3〜10個の炭素原子と、酸素、窒素、および硫黄から選択される0〜3個のヘテロ原子とを有する置換環または非置換環を形成することができる];
xii)−[C(R23a)(R23b)]NR18C(O)R19
[R18は、
a)−H;または
b)C〜C置換もしくは非置換直鎖状、有枝鎖状、もしくは環状アルキル
であり、
19は、
a)C〜C12置換もしくは非置換直鎖状、有枝鎖状、もしくは環状アルキル;または
b)−N(R20a)(R20b
であり、
20aおよびR20bは、各々独立に、水素;C〜C12置換もしくは非置換直鎖状、有枝鎖状、もしくは環状アルキル;CもしくはC10置換もしくは非置換アリール;C〜C置換もしくは非置換複素環;またはC〜C11置換もしくは非置換ヘテロアリールであるか、あるいはR20aおよびR20bは一緒になって、3〜10個の炭素原子と、酸素、窒素、および硫黄から選択される0〜3個のヘテロ原子とを有する置換環または非置換環を形成することができる];
xiii)−[C(R23a)(R23b)]CN;
xiv)−[C(R23a)(R23b)]NO
xv)−[C(R23a)(R23b)]21
[R21は、−F、−Cl、−Br、または−Iから選択される1〜21個のハロゲン原子で置換されている、C〜C10直鎖状、有枝鎖状、または環状アルキルである];あるいは
xvi)−[C(R23a)(R23b)]SO22
[R22は、水素;ヒドロキシル;置換もしくは非置換C〜C直鎖状もしくは有枝鎖状アルキル;置換もしくは非置換C、C10、もしくはC14アリール;C〜C15アルキレンアリール;C〜C置換もしくは非置換複素環;またはC〜C11置換もしくは非置換ヘテロアリールである]
から独立に選択される、水素に代わる置換基であり、
23aおよびR23bは、各々独立に、水素またはC〜Cアルキルであり、
添字xは0〜5の整数である、
請求項2から42のいずれかに記載の方法。
【請求項44】
前記HIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤が、
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−(ピペリジン−1−イルメチル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−(モルホリン−4−イルメチル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−(チオモルホリン−4−イルメチル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−(チアゾリジン−3−イルメチル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−(ピロリジン−1−イルメチル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−(4−ベンジルピペリジン−1−イルメチル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−(4−ベンジルピペラジン−1−イルメチル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−[(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)メチル]ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−(1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4,5]デカ−8−イルメチル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−アゼパン−1−イルメチルピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−(アゾカン−1−イルメチル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−(1,4’−ビピペリジニル−1’−イルメチル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−[(3,4−ジヒドロキノリン−1(2H)−イル)メチル]ピリジン−2(1H)−オン;
メチル1−[(1−ベンジル−3−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)メチル]ピロリジン−2−カルボキシレート;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−{[2−(メトキシメチル)ピロリジン−1−イル]メチル}ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−{[2−(ピリジン−2−イル)ピロリジン−1−イル]メチル}ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−[4−(6−クロロピリダジン−3−イル)ピペラジン−1−イルメチル]ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−イルメチル]ピリジン−2(1H)−オン;
1−(3−メトキシベンジル)−3−ヒドロキシ−4−(ピペリジン−1−イルメチル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−{[3−(1−H−イミダゾール−1−イル)プロピルアミノ]メチル}ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−(ベンジルアミノメチル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−{[(2−(ピリジン−2−イル)エチルアミノ]メチル}ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−{[(テトラヒドロフラン−2−イルメチル)アミノ]メチル}ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−[(2−メトキシエチルアミノ)メチル]ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−[(1−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−2−イルアミノ)メチル]ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−[(ピリジン−4−イルメチルアミノ)メチル]ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ4−{[(フラン−2−イルメチル)アミノ]メチル}ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−{[2−(メチルチオ)エチルアミノ]メチル}ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−[(4−メトキシベンジルアミノ)メチル]ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−[(1−フェニルエチルアミノ)メチル]ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−(シクロヘプチルアミノメチル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−[(4−メチルシクロヘキシルアミノ)メチル]ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−[(1−ベンジルピペリジン−4−イルアミノ)メチル]ピリジン−2(1H)−オン;
3−[(1−ベンジル−3−ヒドロキシ−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)メチルアミノ]アゼパン−2−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−[(1−ベンジルピロリジン−3−イルアミノ)メチル]ピリジン−2(1H)−オン;
(R)−1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−[(1−フェニルエチルアミノ)メチル]ピリジン−2(1H)−オン;
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−[([1,3]ジオキソラン−2−イルメチルメチルアミノ)メチル]ピリジン−2(1H)−オン;
1−(4’−メチルベンゼンスルホニル)−3−ヒドロキシ−4−(ピロリジン−1−イルメチル)ピリジン−2(1H)−オン;
1−(4’−メチルベンゼンスルホニル)−3−ヒドロキシ−4−チアゾリジン−3−イルメチルピリジン−2(1H)−オン;
1−(4’−メチルベンゼンスルホニル)−3−ヒドロキシ−4−アゾカン−1イルメチルピリジン−2(1H)−オン;
1−(4’−メチルベンゼンスルホニル)−3−ヒドロキシ−4−(4−フェニルピペラジン−1−イルメチル)−ピリジン−2(1H)−オン;
1−(4’−メチルベンゼンスルホニル)−3−ヒドロキシ−4−[1,4’]ビピペリジニル−1’−イルメチルピリジン−2(1H)−オン;
1−(4’−メチルベンゼンスルホニル)−3−ヒドロキシ−4−[4−(6−クロロピリダジン−3−イル)ピペラジン−1−イルメチル]ピリジン−2(1H)−オン;
1−(4’−メチルベンゼンスルホニル)−3−ヒドロキシ−4−(ベンジルアミノメチル)ピリジン−2(1H)−オン;および
1−(4’−メチルベンゼンスルホニル)−3−ヒドロキシ−4−[(2−メトキシエチルアミノ)メチル]−ピリジン−2(1H)−オン
から選択される、請求項2から43のいずれかに記載の方法。
【請求項45】
下記式を有するHIF−1α4−プロリルヒドロキシラーゼ阻害剤、または薬学的に許容されるその塩:
【化134】

(式中、LはCHまたはSOから選択され、
Rは、水素に代わる0〜5個の置換基を表し、
添字nは、0〜5の整数である)。
【請求項46】
1−(2−クロロベンジル)−3−ヒドロキシピリジン−2(1H)−オン;
1−(3−クロロベンジル)−3−ヒドロキシピリジン−2(1H)−オン;
1−(4−クロロベンジル)−3−ヒドロキシピリジン−2(1H)−オン;
1−(2−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシピリジン−2(1H)−オン;
1−(3−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシピリジン−2(1H)−オン;および
1−(4−フルオロベンジル)−3−ヒドロキシピリジン−2(1H)−オン
から選択される、請求項45に記載の阻害剤。
【請求項47】
前記HIF−1α4−プロリルヒドロキシラーゼ阻害剤が、塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、硫酸イオン、硫酸水素イオン、炭酸イオン、炭酸水素イオン、リン酸イオン、ギ酸イオン、酢酸イオン、プロピオン酸イオン、酪酸イオン、ピルビン酸イオン、乳酸イオン、シュウ酸イオン、マロン酸イオン、マレイン酸イオン、コハク酸イオン、酒石酸イオン、フマル酸イオン、およびクエン酸イオンから選択されるアニオンを含む塩である、請求項2から44のいずれかに記載の方法。
【請求項48】
前記HIF−1α4−プロリルヒドロキシラーゼ阻害剤が、アンモニウムイオン、ナトリウムイオン、リチウムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、およびビスマスイオンから選択されるカチオンを含む塩である、請求項2から44のいずれかに記載の方法。
【請求項49】
前記HIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤および任意の共投与される化合物を、局所的、口腔、経口的、皮内、皮下、粘膜(目、膣、直腸、および鼻において)、静脈内、および筋肉内に投与するか、または細胞と接触させる、請求項2から44の(いずれかの)いずれかに記載の方法。
【請求項50】
有効量の1種以上の請求項2から44のいずれかに記載のHIF−1αプロリルヒドロキシラーゼ阻害剤を含む、HIF−1の細胞の安定性を増大させるための組成物。
【請求項51】
創傷を治療するための医薬品を作製するための、請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項52】
がんを治療するための医薬品を作製するための、請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項53】
減少した細胞性免疫を有する被験体において細胞性免疫を増加させるための医薬品を作製するための、請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項54】
減少した免疫応答を有する被験体において免疫応答を増加させるための医薬品を作製するための、請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項55】
感染症を治療するための医薬品を作製するための、請求項1に記載の化合物の使用。
【請求項56】
被験体において病原体によってもたらされる感染症を予防的に防ぐ医薬品を作製するための、請求項1に記載の化合物の使用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公表番号】特表2013−508462(P2013−508462A)
【公表日】平成25年3月7日(2013.3.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−537236(P2012−537236)
【出願日】平成22年11月5日(2010.11.5)
【国際出願番号】PCT/US2010/055691
【国際公開番号】WO2011/057112
【国際公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【出願人】(512112644)エアーピオ セラピューティクス インコーポレイテッド (4)
【Fターム(参考)】