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体のパラメータを割り出すプロセス及び装置
説明

体のパラメータを割り出すプロセス及び装置

本発明は、剃毛によって除去された体毛、特に顔の毛(10)が、体毛に付着する、又は剃毛によって除去された、皮膚の粒子(18)、脂肪(20)及び/又は汗(22)等の体の物質(18、20、22)から分離され、分離された体毛(10)のミネラルの含有量が測定され、及び/又は分離され除去された体の物質(18、20、22)のpH値及び/又は伝導度が分析される、体のパラメータを割り出すプロセスに関する。本発明はまた、プロセスを行うための装置に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、剃毛によって除去された体毛、特に顔の毛を用いて、体のパラメータを割り出すプロセス及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術では、体毛の組成物により体のパラメータに関する推論を体毛から取り出すことができることは一般にかなり知られている。人毛が発育するために、血液から栄養物質が取り出され毛包に蓄積する。栄養物質と共に、ミネラル及び微量元素もまた、血液から発毛する毛幹に入る。毛中では、いくつかの微量元素の濃度は、血液中より最大10倍高くなる。
【0003】
更に、微量元素の分析の様々なプロセスは一般に知られている。微量元素は、様々な方法の中でも、とりわけ分光光度測定で分析することができる。周知のプロセスは、誘導結合プラズマを用いる発光分光計を使用する分光分析である。プラズマは通常、化学的不活性のガスであり、イオン化の可能性が高く、比較的に低コストで帯スペクトルがないことからアルゴンに好適である。被分析試料を、試料噴霧器でプラズマ中に噴霧し、プラズマによって励起させる。被分析試料は、分光計で測定可能な特有のスペクトル線を放射する。
【0004】
その上、様々な剃毛システムは非常によく知られている。湿式剃毛の他に、乾式剃毛又は電気剃毛も大好評を博している。この種のシェーバーは、電気駆動で通常機能し、シェーバー又は剃毛システムは電気駆動で動作する。典型的には、上刃及び下刃の組み合わせが使用され、下刃は上刃と対向して動く。しかしながら、湿らせて使用することができるシェーバーも、この種類のシェーバーに属し、操作方法のため、上述の乾式シェーバー又は電気シェーバーに配属され得る。
【0005】
更に、乾式シェーバーの剃毛ヘッドを洗浄する洗浄装置は、電気シェーバーの剃毛ヘッドが洗浄ステーションに挿入され、モーター駆動の送達デバイスによって洗浄液でフラッシュされる、ドイツ特許第44 02 237(C1)号から既知である。電気シェーバーの剃毛ヘッドに蓄積した毛の残留物は、洗浄ステーションのろ過装置によって洗浄液からろ過して取り除かれる。
【0006】
値が正常値から逸脱するとき、迅速な診断ツールがすぐに使えて患者の健康状態を修正できるように、体の機能のモニタリングを日常生活に取り込む要望がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】ドイツ特許第44 02 237(C1)号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、日常生活に容易に取り込むことができ、ユーザーに付加的な負担を負わすことなく、体のパラメータをモニターする方法をユーザーに提供する、上述のタイプのプロセス及び装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、請求項1に記載の体のパラメータを割り出すプロセス、同等の請求項9に記載の体のパラメータを割り出すための装置、及び同等の請求項16に記載の剃毛システムの使用によって達成される。有利な実施形態が従属請求項の主題である。
【0010】
本発明による体のパラメータを割り出すプロセスは、シェーバーによって除去された体毛の使用に基づく。付加的な体の物質、例えば、皮膚の粒子、脂肪及び/又は汗が、シェーバーで除去された体毛と一緒に除去される。体の物質は、毛に付着する、又は剃毛中にカミソリによって捕らえられる。
【0011】
本発明の文脈では、体のパラメータは主として、特定の要素及び化合物の存在及び濃度、並びに、例えばpH値又は他の同様の量等の他の化学量又は物理量である。
【0012】
本発明では、一方では体毛を、もう一方では体の物質を別個に分析することができるように、体毛、特に顔の毛は、毛に付着する又はシェーバーによって除去される他の体の物質から分離される。
【0013】
隔離又は分離された体毛は、ミネラルの含有量が評価され、除去された体の物質は、pH値及び/又は伝導度が別個に分析される。
【0014】
現在、例えば、カルシウム、マグネシウム、カリウム、銅、亜鉛、鉄、クロミウム、ヨウ素、セレン、コバルト、モリブデン、バナジウム、鉛、水銀、カドミウム、ヒ素、ニッケル、マンガン、シリコン、バリウム、燐、錫、ビスマス、ストロンチウム、ナトリウム、ホウ素、リチウム、銀、及びタリウムの測定が可能である。
【0015】
これらの要素、又はこれらの要素のうちのいくつかの濃度の偏向は、体の機能の逸脱に関する推論を示唆する。例えば、毛中のカルシウムレベルの低下は、骨密度の低下を示している可能性がある。鉄分の不足は、貧血の指標になり得る。同様に、高いレベルの水銀、カドミウム、ヒ素、ビスマス、ストロンチウム、タリウムは、中毒の前兆であり得る。
【0016】
更に、追加的に又は代替的に、剃毛中に採取された、隔離又は分離された体の物質のpH値が分析される。pHは、皮膚の状態、及び体内の酸性のバランスに関して引き出すことができ得る推論に関する証拠を提供する。健康レベルの低さは体の酸性化をしばしば伴うので、この方法で、健康のモニタリング、及びユーザーの健康度合の測定の双方が可能である。
【0017】
追加的に又は代替的に、溶液の伝導度及び温度が測定される。伝導度の測定を用いて、他の体のパラメータ、例えば、酢酸と乳酸との割合が割り出され、金属イオン濃度を測定することができ、そこからミネラルの包括的なパラメータ値を割り出すことができる。この方法で、例えば、栄養不足によるミネラルの低濃度を割り出すことができる。
【0018】
プロセスの結果は、ユーザーに体のパラメータを知らせるのに使用することができ、ユーザーは、体のパラメータに変化が起きているとき、体の状態に関する早期の情報を受け取ることができる。パラメータの逸脱を知ることによって、医師による早期診断を受けることができる。更に、ユーザーは、例えば、健康度合、及び経時的な健康度合の変化をモニタリングすることができる。その上、体のパラメータの変化の統計的分析を行うことができる。最後に、ある一定のパラメータが低下する場合、今後パラメータを改善させるための好機についての情報が渡されることが予想される。
【0019】
本発明の第1の有利な実施形態によると、体毛が、カミソリ、具体的には、乾式シェーバー又は電気シェーバーによって、除去された体の物質と共に除去され、体のパラメータの分析がシェーバーの洗浄装置で実行される。有利な実施形態では、洗浄ステーションとして構成される洗浄装置を、体のパラメータを分析するために必要な装置及び構成要素を備えて設けることができる。更に、洗浄装置、特に洗浄ステーションを、分析に必要な電力と共に供給することがより容易である。
【0020】
洗浄装置又は洗浄ステーションを使用する別の利点は、そのような洗浄装置の目的が体毛及び体の物質をカミソリから的確に除去することである。したがってこれらは、洗浄装置に既に組み込まれている。
【0021】
この方法によって、手順が次回行われるとき、結果を歪めかねる、前回のカミソリのユーザーからの毛と体の物質が残っていないことを確実にすることができる。
【0022】
代替的に、体のパラメータはシェーバー自体で割り出すことができる。
【0023】
好ましくは、体毛及び体の物質は、液体中で、具体的にはアセトン中で分離される。
【0024】
好ましくは、除去された体毛の長さが測定される。発毛の速度は相対的に一定であるので、除去された体毛の長さの測定値を使用することで、体のパラメータに関する期間を示すことができる。更に、測定された毛長をその後の洗浄サイクルとの時間間隔で相関させることによって、システムを較正することが好ましい場合がある。
【0025】
体毛及び体の物質を互いに分離させるために、剃毛によって除去された毛と体の物質とを溶液中に懸濁し、次に、ろ過することが特に好ましい。ろ過することによって、はるかに小粒子で構成される傾向がある他の体の物質から、毛を分離することが特に容易である。
【0026】
代替的に、毛及び体の物質の流体力学的容積の差を用いて、例えば、アセトン溶液の軽度の逆流で、毛から分離させることができる。
【0027】
別の可能性としては、懸濁された体毛及び体の物質を1回以上超音波にかけることで、体の物質が上澄み中に集積する。対照的に毛の粒子は沈む。
【0028】
上述の分離のプロセスは、小規模の装置で非常に容易に達成することができる。
【0029】
体毛の分析の好ましいプロセスは、分光検査のプロセスを使用することである。ICP−OESプロセス(誘導結合プラズマ、発光分光分析法)として既知であるプロセスは、この目的に特に好適であることが立証されている。このプロセスでは、溶液中に懸濁された体毛が、プラズマ、具体的にはアルゴンプラズマ中に噴霧され、プラズマで励起された溶液中の懸濁した体毛のスペクトル線を、好ましくは、周波数及び振幅に関して測定する。この方法で、ミネラル等のある一定の物質の存在及び濃度が検出される。
【0030】
分光計の別の可能な実施形態はUV−VIS分光計であり、それを用いて毛の溶液の希薄化を割り出すことができる。この希薄化から、溶液のミネラルの含有量に関して結論を引き出すことができ、それによって包括的なパラメータを割り出すことができる。
【0031】
体毛を溶解するために、好ましくは硝酸で分解し、次にマイクロ波で灰化する。このプロセスは、体毛の完全な壊変、及びすべての有機的な構成成分の変性を確実にする。
【0032】
説明された壊変及び灰化プロセスによって、透明で無色の溶液が得られ、ミネラルは硝酸塩として存在する。そのような溶液は、分光光度分析に特に好適である。
【0033】
更に、脂肪を体の物質から有利に分離させることができ、脂肪中のアミノ酸及び/又はコレステロールを測定することができる。これによって、コレステロール含有量等の健康に関する他の体のパラメータを捕らえることができる。
【0034】
アミノ酸の有利な分析を使用して、毛の量と皮膚の量との比率を割り出すことができる。アミノ酸の濃度の変動から、皮膚の健康状態に関する結論を引き出すことができる。例えば、乾燥した皮膚又は日焼けした皮膚は、皮膚細胞が剃毛中にカミソリによってより容易に放出されるので、アミノ酸の濃度が上昇し得る。
【0035】
ユーザーのアミノ酸欠乏の可能性の証拠が、アミノ酸を測定することで明らかになり、適切な食事によって補うことができる。
【0036】
本発明の第1の独立主題は、カミソリで剃毛された体毛、特に顔の毛を、毛に付着した、又はカミソリによって除去された、皮膚の粒子、脂肪及び/又は汗等の体の物質から分離させる隔離装置を備えた体のパラメータを割り出す装置、及び追加的に、体毛のミネラルの含有量を割り出すミネラル分析装置、及び/又は毛と共に除去された体の物質のpHを割り出すpHセンサ、及び/又は伝導度測定装置に関する。剃毛は、体毛、及び毛に付着する体の物質、又は剃毛によって除去された体の物質の双方の物質の混合物を余儀なく作り出し、毛の構成成分及び体の物質が分離されると、体のパラメータに関する更なる結論を引き出すことができる。具体的には体毛のミネラル分析を行うことができるが、ある一定のタンパク質を確かめることもできる。他の体の物質は、皮膚の酸外套に関する結論等の他の結論を引き出すことを可能にする。
【0037】
本発明による装置は、好ましくは、体の物質から分離された毛を、毛に蓄積されたミネラルの種類及び濃度を割り出す毛のミネラル分析装置に運ぶ。分離された体の物質は、物質のpH値を提供するpHセンサに送られる。本発明の第1の有利な実施形態によると、いくつかの切断された毛の長さが測定できるように毛長測定装置が提供される。分析に関連する期間は、発毛速度から判断して、毛の長さから割り出すことができる。毛測定装置の好ましい実施形態は、毛長測定用の光学装置、重量装置又は選別装置である。
【0038】
伝導度測定セルは、好ましくは交流電流で作動し、それによって分裂効果を伝導度測定セルの電極で防ぐことができる。測定される溶液の温度を特定することによって、温度による伝導度の変動を考慮に入れることができるので、伝導度に関する情報も改善され得る。
【0039】
分離装置の好ましい実施形態は、ろ過装置、及び/又は逆流式分離装置、及び/又は超音波分離装置である。そのような分離装置を用いて、体の物質及び体毛を十分に互いに分離させることができる。
【0040】
更に、ミネラル分析装置がマイクロ波焼却装置に好ましくは取り付けられ、それを用いて、より良好な溶液及び体毛の分配が達成され、したがって、分析精度が高められる。
【0041】
更に、ミネラル分析装置は、分光器、具体的には、誘導結合プラズマ、具体的には、アルゴンプラズマ(ICP−OES)を用いる発光分光計、を有することができる。そのような分光分析は信頼性が著しく高く、様々なミネラルを同時に分析することができる。したがって、分析は非常に速い。ICP−OESは高価であるので、この実施形態では、ICP−OESは検査室で好ましくは実行され、分離させた体毛は検査室に送られる。
【0042】
UV−VIS分光計の使用は、分光計の別の可能な実施形態であり、それを用いて、毛の溶液の希薄化を割り出すことができる。この希薄化から、溶液のミネラルの含有量に関して結論を引き出すことができ、それによって包括的なパラメータを割り出すことができる。
【0043】
特に有利な方法で、装置はカミソリ用の洗浄装置に組み込まれる。これは、市販のカミソリ、特に電気カミソリ又は乾式カミソリを使用して、体のパラメータの割り出しを可能にする。このやり方で、ユーザーへの付加的な負担を最小にする。装置は、ユーザーが表示された体のパラメータを識別することができる、又は追加情報、具体的には、体のパラメータに関する追加情報を表示することができる、表示パネルを更に含んでもよい。
【0044】
好ましくは、測定された体のパラメータを保存することできる記憶手段が更に提供される。記憶手段から、例えば、統計を引き出すことができる、又はより長期間にわたって体の異なるパラメータの推移を追跡することができる。
【0045】
本発明の別の独立主題は、体のパラメータを割り出すために、乾式シェーバー又は電気シェーバーを有する剃毛システムの使用に関する。カミソリを使用して、必要な体毛及び体の物質が非常に簡単に採取され、続いて評価される。
【0046】
使用の有利な展開には、シェーバーから採取された体毛及び体の物質上の前記体のパラメータを実行に移すために、乾式シェーバー又は電気シェーバーの洗浄ステーションの使用が必要である。
【0047】
本発明の他の目的、特徴及び有利な応用は、図面に基づいた実施形態の以下の説明によって明らかとなる。任意の合理的な組み合わせで説明された及び/又は例示されたすべての特徴は、請求項及び参照から独立してでも、本発明の主題を形成する。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】第1の実施形態による本発明による装置のフローチャート。
【図2】第1の実施形態による本発明による装置。
【図3】第2の実施形態による本発明による装置。
【図4】第3の実施形態による本発明による装置。
【発明を実施するための形態】
【0049】
図1は、体のパラメータを割り出すための本発明によるプロセスのフローチャートの略図。
【0050】
シェーバー4及び洗浄ステーション6を備えた剃毛システム2において、本発明による分析装置(図1に示されない)が設けられる。シェーバー4の剃毛ヘッド8が洗浄ステーション6で洗浄され、それによって、剃毛された体毛10が洗浄溶液12に分布される。
【0051】
分離装置14を用いて、体毛10に付着するか又は剃毛ヘッド8が皮膚上を通過したときに取り上げられたいずれかの、遊離した皮膚細胞等の体の他の物質と混じった体毛10は、互いに分離される。
【0052】
分離を行うために、体毛10と、体毛に付着した又は体毛と一緒に取り除かれた体の物質とを懸濁して、次にろ過することができる。異なる流体力学的容積を利用し、例えば、アセトンの軽度な逆流で顔の毛を超音波にかける、又は好ましくはアセトンで、懸濁した毛及び皮膚の粒子を繰り返し処理することで顔の毛を超音波にかけることも可能である。その結果、いくつかの個別の構成成分、すなわち毛の構成成分16、皮膚の構成成分18、体脂肪20、及び汗22が得られる。
【0053】
毛を毛長測定装置24に送り込むことができ、それを用いて、各個人の発毛は一定であるので、分析の対象期間を確立することができる。毛長測定用に、光学装置、重量装置又は選別装置が使用されてもよい。更に、毛は、微量元素分析システム26で微量元素を分析することができる。異なる測定法が、例えば、洗浄ステーション6において、又はシェーバー4に取り込まれた細胞のUV−VIS−フローにおいて、又は検査室でより精密かつ詳細な測定プロセス、例えば、ICP−OESプロセス等の分光分析に基づく測定プロセスにおいて、微量元素分析用に使用される。そのような微量元素分析は、体内の欠乏に関するデータを提供することができる。
【0054】
第一に、取り除かれた体毛10と皮膚要素18との量的比率を割り出すことができる。皮膚の乾燥が増加するにつれて、生じるより遊離した皮膚の粒子は、剃毛中により容易に集められるので、体毛と皮膚の粒子との比率から皮膚の乾燥に関するいくつかの結論を引き出すことができる。
【0055】
毛16及び皮膚18に付着する脂肪を分析すること、及び分離された脂肪20を隔離することによって、第一にコレステロール値を割り出しコレステロール値に関するフィードバックを与えることが可能である。
【0056】
更に、体脂肪20を使用することで、体内の欠乏を示すアミノ酸を分析することができる。
【0057】
分離された汗22は、汗によって変更される洗浄溶液のpHに影響を及ぼす。pH値を使用して、汗の量に関する結論を、したがって健康度合の変化に関する結論を引き出すことができる。汗22はまた、乳酸、酢酸及び酪酸等の様々な他の酸も含む。
【0058】
図2は、図1の発明による剃毛システム2を拡大拡張した図で示す。分析システム32は洗浄ステーション6に組み込まれ、分離装置14、他の分析装置24及び26を含む。
【0059】
更に、分析システム32には、pHセンサ34が備えられ、それを用いて溶液のpHを確認することができる。これは、大部分は汗の量及び組成物によって割り出される。
【0060】
図3は、洗浄ステーション6’で洗浄される剃毛ヘッド8を有するカミソリ4を備えた別の剃毛システム2’を示す。伝導度測定セル36が、所定距離dで配置された2つの電極38によって洗浄ステーション6’に組み込まれ、溶液の伝導度は、電極で印加されるAC電圧によって測定され、電流及び電圧は、毛10で攪拌された溶液12で測定される。このやり方で、カミソリのユーザーが分泌した汗、及び洗浄液の状態を割り出すことができる。伝導度を測定するとき、溶液の温度を測定することも必要なので、温度センサ(図3に示されない)が提供される。
【0061】
図4は、体毛10を洗浄ステーション6”に提供された分離装置14”を用いて洗浄溶液12から取り除くことができる、本発明による剃毛システムの第3の実施形態2”を示す。分離された体毛10は、次に、いくつかの受け皿42(10個の例示された受け皿のうちの3個だけが参照番号で示される)を備えるカートリッジ40に回収することができる。
【0062】
仕切り42のそれぞれは、個別の剃毛用に指定され、このやり方で、例えば、10個の剃毛を分析することができる。カートリッジ40は、洗浄ステーション6”から取り外して、新しいカートリッジと取り替えることができる。次に、満載のカートリッジ40は、例えば、薬屋等に配達され、適切な分析のために検査室に送られ得る。
【0063】
例示される実施形態を組み合わせることから、例えば、伝導度測定を備えたpH測定のような、例示される測定原理のいくつかが組み合わされる、更なる実施形態。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
体のパラメータを割り出すプロセスであって、剃毛によって除去された体毛、特に顔の毛(10)が、前記体毛に付着する、又は剃毛によって別個に除去された、皮膚の粒子(18)、脂肪(20)及び/又は汗(22)等の体の物質(18、20、22)から分離され、分離された前記体毛(10)のミネラルの含有量が測定され、及び/又は除去され分離された前記体の物質(18、20、22)がpH値及び/又は伝導度に関して分析される、プロセス。
【請求項2】
前記除去された体の物質(18、20、22)と一緒に前記体毛(10)が、シェーバー、特に乾式又は電気シェーバー(4)によって除去され、前記体のパラメータの割り出しが、前記シェーバー(4)に属する洗浄装置(6、6’、6”)で行われる、請求項1に記載のプロセス。
【請求項3】
前記体毛(10)及び前記体の物質(18、20、22)が、液体中で、好ましくはアセトン中で分離され、前記溶液の前記伝導度及び温度が測定される、請求項1又は2に記載のプロセス。
【請求項4】
前記除去された体毛(10)の長さの測定が行われる、請求項1〜3のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項5】
前記体毛(10)及び前記体の物質(18、20、22)が、互いから分離させるために溶液中に懸濁されろ過される、又は前記体の物質(18、20、22)から、軽度の逆流で若しくは超音波による処理で上澄み液中に集められる、請求項1〜4のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項6】
前記体毛(10)が、具体的には前記懸濁した体毛をプラズマ中に、具体的にはアルゴンプラズマ中に、噴霧され、前記懸濁した体毛の励起したスペクトル線を測定されることによって、又はUV−VIS測定によって、分光学的に[測定される]、請求項1〜5のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項7】
前記体毛(10)が硝酸分解によって溶かされ、マイクロ波で灰化される、請求項1〜6のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項8】
脂肪(20)が前記体の物質(18、20、22)から分離され、アミノ酸及び/又はコレステロールが測定されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項9】
剃毛によって除去された体毛、特に顔の毛(10)を、前記体毛に付着した、又は剃毛によって除去された皮膚の粒子、脂肪及び/又は汗等の体の物質(18、20、22)から分離させる分離装置(14、14”)と、前記体毛(10)のミネラルの含有量を割り出すミネラル分析装置(32)と、除去された前記体の物質(18、20、22)のpHを割り出すpHセンサ(34)と、及び/又は伝導度測定装置(36)と、を備えた、体のパラメータを割り出す装置。
【請求項10】
毛長測定装置(24)、具体的には毛長測定用の光学装置、重量装置又は選別装置(24)を備えた、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記分離装置(14、14”)が、ろ過装置及び/又は逆流分離装置及び/又は超音波分離装置を有する、請求項9又は10に記載のプロセス。
【請求項12】
マイクロ波焼却装置が、前記ミネラル分析装置(26)上に配置される、請求項9〜11のいずれか一項に記載の装置。
【請求項13】
前記ミネラル分析装置(26)が、誘導結合プラズマ、具体的にはアルゴンプラズマを用いる、分光器、具体的には発光分光計、又はUV−VIS分光計を有する、請求項9〜12のいずれか一項に記載の装置。
【請求項14】
前記装置が、カミソリ(4)用に洗浄ステーション(6、6’、6”)に組み込まれた、請求項9〜13のいずれか一項に記載の装置。
【請求項15】
前記装置が、シェーバー、具体的には乾式又は電気シェーバー(4)に組み込まれた、請求項9〜13のいずれか一項に記載のプロセス。
【請求項16】
ユーザーの体のパラメータを割り出すために、乾式又は電気カミソリを含む剃毛システム(2、2’、2”)の使用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2012−530927(P2012−530927A)
【公表日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−516944(P2012−516944)
【出願日】平成22年6月23日(2010.6.23)
【国際出願番号】PCT/IB2010/052865
【国際公開番号】WO2010/150210
【国際公開日】平成22年12月29日(2010.12.29)
【出願人】(508117514)ブラウン ゲーエムベーハー (32)
【Fターム(参考)】