説明

体内脂肪分解排出法

【課題】体脂肪を減少させる為の方法は、カロリー摂取制限並びにリパーゼの分泌促進できる食事療法による体脂肪分解と運動による体脂肪燃焼が主流であり、それ以外に一般人が自ら体脂肪を分解、排出させる方法は存在していなかった。これら食事療法又は運動に依存しない血流回復、生活習慣病の回復につながる内臓肥満解消の方法を提供する。
【解決手段】生活習慣病の原因である血流と血管のしなやかさを阻害している人体内部の脂肪を分解排出するため、酸化還元電位をマイナス200〜420ミリボルト前後(ph6.5〜9.0程度)の湯の中に身体を浸した状態で身体に振動を加えることにより、身体内部の脂肪が分解し血流にのって皮脂腺まで運ばれ排出される原理を利用した、浴槽とマッサージ機と還元剤との組み合わせによる体脂肪分解排出方法を提供するものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本件発明は、家庭の浴槽で温泉と同じように酸化還元電位の低い湯に浸かりながら、マッサージすることにより、体脂肪を分解排出する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
体脂肪を減少させる為の方法は、カロリー摂取制限並びにリパーゼの分泌促進できる食事療法による体脂肪分解と運動による体脂肪燃焼が主流であり、それ以外に一般人が自ら体脂肪を分解、排出させる方法は存在していなかった。
【0003】
酸化還元電位が低い硫化水素ガス含有温泉、例えば福島県木賊温泉の西根川沿の混浴露天風呂での酸化還元電位マイナス420ミリボルト前後に浸かりながら皮膚の表面をさすると、通常の生活では分解が困難な皮下脂肪が分解排出されることを発見した。更に酸化還元電位の低い湯に入浴しながら内臓マッサージを試みると、皮膚表面のヌメリが強くなり内臓脂肪も分解排出することを実験により検証した。
【0004】
また、ネパール、パキスタンから産出される硫化水素ガス含有岩塩若しくは同等の還元力を有する物質を湯に溶解させると酸化還元電位をマイナス520ミリボルト前後まで低下させることができることを実験により検証した。
【0005】
実生活では居住する場所と同じ県内である温泉であっても、毎日木賊温泉に通うこともかなわず、本件発明者自身が当該発明による方法で人体実験を重ねた結果、内臓脂肪も減少して標準体重に戻り、以前は飲めなかった日本酒の大量摂取も可能となり以前からあった身体のダルサもなくなり肝機能の改善も確認された。また自分の身体での人体実験によって、眼球の周りを本発明によるマッサージをすることによって視力の回復が確認され、歯茎のマッサージによって歯槽膿漏も改善、鼻腔をマッサージすることによって蓄膿症も改善した。筋肉の中にシコリがある頑固な肩こりも本発明によるマッサージにより速やかに改善できた。
【0006】
本件発明者(実年齢63歳)自身が当該発明を実践した上で、動脈硬化の程度を血管年齢測定器BCチェッカー(製造元 株式会社フューチャー・ウエイブ)で測定した結果20歳代の年齢が表示された。前述の入浴とマッサージによる体内脂肪分解排出の技術に関する特許文献、非特許文献は検出できなかったが、入浴剤として硫化水素を利用したものが出願されている。
【特許文献1】特開2005−145944
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
内臓肥満解消は国民的課題にもなっており、足の痛みなどで運動できないことから肥満解消できずに苦しんでいる人が多いのも現状である。一方で体脂肪を減少させる為の方法は、カロリー摂取制限並びにリパーゼの分泌促進できる食事療法による体脂肪分解と運動による体脂肪燃焼が主流であり、それ以外に一般人が自ら体脂肪を分解、排出させる方法は存在していなかった。
これら食事療法又は運動に依存しない血流回復、生活習慣病の回復につながる内臓肥満解消の方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
生活習慣病の原因である血流と血管のしなやかさを阻害している人体内部の脂肪を分解排出するため、酸化還元電位をマイナス200〜マイナス420ミリボルト前後(ph6.5〜9.0程度)の湯の中に身体を浸した状態で身体に振動を加えることにより、身体内部の脂肪が分解し血流にのって皮脂腺まで運ばれ排出される原理を利用した、浴槽とマッサージ機と還元剤との組み合わせによる体脂肪分解排出方法を提供するものである。
【発明の効果】
【0009】
酸化還元電位をマイナスとした湯に浸り、振動マッサージを組み合わせるによって体脂肪が分解排出され、血流回復と生活習慣病の症状が改善する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
詳細について、実施例を基に説明する。
【実施例1】
【0011】
一般的に普及している浴槽に湯を入れ、酸化還元電位がマイナス200〜マイナス420ミリボルト前後になるように、入浴前または入浴中に硫化水素ガス含有塩等の還元剤を湯の中に溶融する。酸化還元電位がマイナス200〜マイナス420ミリボルト前後への設定は酸化還元電位計で計測して行う。身体の改善を要する部位にバイブレーターにより振動を加える。
【実施例2】
【0012】
浴槽の金属部分等の腐食防止及び還元剤の効率的利用方法として、図1のように浴槽内で浮き袋付浴用袋に約6リットルの湯をいれ、そこに身体を浸し、硫化水素ガス含有塩を120〜200グラムを網袋に入れ、小さなタオルでそれを包み、輪ゴム等を用いて防水型バイブレーターにくくりつける。
【0013】
身体を浸している湯に酸化還元電位計のプローブを入れ、バイブレーターの還元剤が付けられた部分を体に押し付けるようにして身体に振動を加えると徐々に脂肪が分解され皮脂腺から排出される。
【0014】
酸化還元電位計の数値がマイナス200〜マイナス420ミリボルト前後になったら還元剤をバイブレーターから外し、バイブレーターのみの使用に切り替える。還元剤が溶解し終わった後に、頭、首、肩などに振動を与える場合には、バイブレーターのタオルを巻きつけ還元力ある湯をたっぷりと含ませた上でマッサージをする。
【0015】
酸化還元電位の測定は、酸化還元電位をマイナス200〜マイナス420ミリボルト前後に設定するためのもので、最初にのみ行えばよい。硫化水素ガス含有塩が溶解した湯は黒っぽい色をしているが、脂肪分が排出してくると黒っぽい色に濁りが混じったような色になり脂肪排出が確認できる。
【0016】
カロリー制限をしながら上記の入浴法を継続すると約半年でかなりの脂肪が分解排出され、体重と腹周の減少が確認される。標準体重まで重量調整が進んだ後に内臓マッサージを試みると内蔵脂肪が排出され内蔵機能が改善される。
【0017】
還元剤としては、(1)ネパール、パキスタンから産出される硫化水素含有岩塩、(2)キパワー株式会社が製造している商品名「ニューキパワーオリジン」、(3)扶桑化学工業株式会社で製造している商品名「エルビットN」等が有効的である。
【0018】
バイブレーターとしては、(1)市販されている防水型電池式バイブレーター、(2)市販されている充電式防水型超音波バイブレーター等が有効的である。
100V交流式バイブレーターは感電の危険性があり使用しない方がよい。
【0019】
還元力は還元剤が溶解した直後に最高の還元力を発揮するため、還元剤をタオルで包みバイブレーターに括り付けた形で、脂肪を分解したい身体の部分に押し付けるように振動させることが最も効果的な方法である。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】浴槽内で浮き袋付浴用袋を利用した本発明実施の一例の斜視図
【符号の説明】
【0021】
1 浴槽内浴用袋の浮輪
2 浴槽内浴用袋本体
3 浴用袋内の湯
4 身体
5 浴槽内の湯
6 浴槽

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入浴前または入浴中において、浴槽内の湯に還元剤を溶融させ、酸化還元電位をマイナスとし、その湯の中に身体を浸しながら脂肪を分解したい身体の部位に振動マッサージ器で振動を加えることを特徴とする体内脂肪分解排出法。
【請求項2】
浴槽内に浮き袋付浴用袋を利用したことを特徴とする、請求項1記載の体内脂肪分解排出法。
【請求項3】
還元剤の溶融方法として、還元剤を網袋に入れ、それをタオルで包み、振動マッサージ機の振動部に取り付けて行うことを特徴とする、請求項1から2いずれか1項に記載の体内脂肪分解排出法。

【図1】
image rotate


【公開番号】特開2009−268608(P2009−268608A)
【公開日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−120092(P2008−120092)
【出願日】平成20年5月2日(2008.5.2)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り 論文 題号 「ズバリ!体験実話 究極の健康維持法」 発行者 田中 信太郎 発行数 58部 発行年月日 平成20年3月4日
【出願人】(308013894)
【Fターム(参考)】