体液採取用具
【課題】無痛で、刺通でき、簡易に血液、滲出液等を採取する。
【解決手段】先端より所定の長さが無痛領域となるような径を有する穿刺部と穿刺部方向に従って傾斜した側面を持つ穿刺針であって、当該側面には、体液採取口が1乃至複数設けられ、前記無痛領域となる径が0.10〜0.3mmであり、前記傾斜が1°〜50°であり、前記所定の長さが、数mm〜数十mmであり、前記穿刺針が鍼灸用鍼である体液採取用具。
【解決手段】先端より所定の長さが無痛領域となるような径を有する穿刺部と穿刺部方向に従って傾斜した側面を持つ穿刺針であって、当該側面には、体液採取口が1乃至複数設けられ、前記無痛領域となる径が0.10〜0.3mmであり、前記傾斜が1°〜50°であり、前記所定の長さが、数mm〜数十mmであり、前記穿刺針が鍼灸用鍼である体液採取用具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、実質無痛の体液採取具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
今般、食生活の欧米化、ストレスの多様化等生活環境からくる糖尿病、癌等の生活習慣病患者が増加し、しかも低年齢化しており、社会問題化している。
生活習慣病は、日々の生活習慣から来るため、徐々に進行し、気がついたときは、重大な結果を招く事が多く、予防と共に、早期発見が必要である。
その為の診断手法は、血液等の体液を検査することが好ましいが、針を生体に穿刺することは、苦痛を伴うものであり、依然として瞬間的な穿刺を行うランセットタイプの穿刺具が有効である。
【特許文献1】特開2003−116821号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そこで、機械振動、吸引、電気刺激等のその他の刺激を併用して、痛みを散らすような構成が提案されているが、結局その刺激により、苦痛を軽減することはできても痛みが無くなる状態には至っていない。
特開2003−116821号公報には、微小針の側面に開口部を持ち中空状を形成した体液収集器が示されているが、その構成は全体がより微細である為に取り扱いが煩雑になる可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記に鑑み本発明は、穿刺部が0.3mm以下と細くなるように穿刺部方向に従って傾斜をもつ穿刺針であって、その側面には、体液採取口が1乃至複数設けられている体液採取具により、いわゆる鍼灸針の穿刺のように生体部位によっては痛みがない穿刺から、徐々に刺していき、又は瞬間的にある程度まで刺して、その後、ゆっくりと押すように刺していき、口径の広い状態であって開口部有する中空が体内に侵入することで、無痛のまま生体内に吸引口が形成できることから、血液、滲出液を、開口部から吸引することで、無痛で穿刺し、体液を吸収することを可能とする。滲出液については、例えば Kimura,J. et。al.BIO INDUSTRY,Vol.8,No11,774-782(1991)等に記載されている。
本発明における穿刺部は、口径0.5mm以下の針を用いることが好ましく、開口部を有する部分は、それよりも大きいか同程度の口径があればよく、開口数も1から2以上であればよい、できれば生体に侵入した部分において得られれば良い
本発明における傾斜は、例えば先端部から、形成してもよく、途中から傾斜が形成されても良い。傾斜は、中空部が形成される部分から生じても良く、少なくとも、刺通後、中空部が体内に無理なく侵入するような構成であればよい。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、生体部位によっては無痛で穿刺可能な口径の穿刺針を刺痛し穿刺具の側面に形成された開口部が、体内の浸出液、血液を採取でき、簡易な構成で、しかも確実に体液を採取することができる。
尚、本発明では、穿刺具として対外へ体液を採取する以外にも、例えば、穿刺した後、穿刺面から滲出する体液と直接接触するグルコースセンサ及びメモリを穿孔部に設けたものであってもよく、穿刺解除後、そのセンサ部を、光学的に計測するものであっても良い場合もある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明は、中空部と、吸引器を接続することで、皮膚に穿刺された針周辺の血液、血清等と同程度の成分と濃度を有する浸出液を吸引採取することができる。
又、穿刺部位を選択して穿刺による多少の毛細血管の損傷による血液の吸引採取が可能となる。
吸引は、1〜400torrが例示でき、その採取量は、成分計測ができる程度であるが、中空部の毛管力によって維持できる程度であっても良い場合もある。
尚、本発明は、つぼ等、穿刺部位によっては、無痛状態が形成可能となるため、刺痛後、体内に留まる時間は、数分程度であっても良い
本発明は、その長さがいわゆる皮内鍼、皮膚鍼程度であってもよく、穿刺部先端の形状は、スリオロシ形、ノゲ形、タマゴ形、マツバ形などが使用される。
即ち、本発明は、先端が丸い形状であっても良く、その場合は、勢いよく針を皮膚に衝突させるものではなく、回転させながら、経穴へ侵入させる手法が取り得る、尚、回転させながら、穿刺部剤を侵入させる場合は、穿刺部を鋭胃状態の者であっても良い。
回転させながら、皮膚へ穿刺部材を侵入刺せる手法は、鍼灸時においても行われる手法であり、穿刺という行為への恐怖感を取り除く上で有効である。
【0007】
本発明の穿刺部材は、穿刺の際、多少加速させることで、刺入の際の痛み、恐怖感を解消させる。
又本発明の中空部は、先端部の一部においてのみ存在し、その口径が、0.2〜0.5mm程度であって、側面に溝が形成されていることが好ましい。
本発明における穿刺部材の製法は、射出成形、押し出し成形、型押し技法等の従来技術が例示され、穿孔は、レーザ、ホットカットによる手法が用いられる。
材料としては、ステンレス、スチール、パラジウム、チタン、アルミニウム等の金属及びこれらを含む合金、ポリエーテルイミド、ポリカーボネート、PET、等の樹脂、珪素、アルミナ、ガラス等のセラミックス材又はその複合材が例示され、特に生体親和性に優れたものが良い。
本発明の側面に穿孔部を有する中空部は、樹脂で 形成されても良い。その製造方法は、鍼灸用の針の周辺に樹脂を積層して、中空部を形成、側面に穿孔部を形成するといったものが例示される。
【実施例1】
【0008】
以下、本発明の一実施例について図面を参照して詳細に説明する。
図1(a)は、針状体01の側面に開口部を設けた構成を示し、先端部02は、先端方向が鋭角状に形成された0.3mm程度の口径を有するものであって、先端部02に接続する中空部03の側面には、開口部04が穿設されている。開口部04の口径は、0.01〜0.2mm程度が例示される。
先端部02の長さは、数mm〜数十mm程度で、その後、多少の押圧により中空部03が体内に侵襲される状態が好ましい。
図1(b)は、図1(a)の断面図である。開口部04の開口面積は、均一でなくても良く、体液が通過する程度であれば良い。
当該針状体01を皮膚に刺通した状態を図1(c)に示す。
当該状態で、中空部03を外部から吸引することで、浸出液又は血液が開口部04から取り入れることができる。
【0009】
図3(a)は、上述した樹脂、セラミックス、金属によりなる基板を針状体21に形成し、当該基板にスパッタ法、レーザ等により中空路24,26となる溝を形成し、溝面に基板を重ね合わせた構成を示す。25,27は、それぞれ開口部を示している。
図3(b)は、中空路24,26を有する基板に樹脂製のシート28を重ねた状態を示す。シート28は、単に膜状のものであってもよく、毛管現象を利用するのであれば、シート28は不要な場合もある。
【0010】
図2(a)は、先端部02と、中空部06の口径が多少差がある状態を示す。当該構成においては、先端部02を針状体とし、その周辺に中空部06を設けるものであっても良い。中空部06は、PET、ポリカーボネート等の樹脂により形成されても良く、中空部06は、先端部02から延びた針状体の外周部分としたものであっても良い。
又、先端部02が鋭利な部分から周囲が0.3mm程度の一様な口径を有するものとし、10mm程度の所から、15°から45°程度の傾斜をもって、口径1〜2mmくらいの中空部06を形成するものが例示される。
この様な、構成を有する穿刺部材は、好ましくは、つぼの部分に穿刺され、多少の力をもって押し込むことで、中空部06が生体内に侵入した状態を形成する。
穿刺された際、外部から吸引することで毛細血管が損傷して滲出した血液、又は生体粗組織表面から滲出してくる浸出液を開口部04から吸引することで内部へ取り込み外部へ流出させるか、内部へ取り込んだ後、毛管現象、表面張力、ぬれの具合等で、体液を保持し、穿刺部材を引き抜いて、開口部から押し出すなどの手法で取りだし、生化学分析装置に供給することで、体液の成分を計測する。
【0011】
図2(b)は、直径が0.15〜0.2mmで先端が丸い穿刺部021を具え、中間域に、直径が大きく、長手方向に複数の直線状の溝022が形成された保持部023が形成されている。
本実施例は、例えば手で弾くような場合に発生する加速を利用した刺入具(鍼灸用)を用いても良い。
穿刺部021の先端が丸いことで、皮膚を刺激せず、刺入後、保持部023が、体内に入ると、穿刺部021,保持部023により破れた組織液が複数の溝022に保持され、穿刺部021を引き抜くことで、保持部023の溝022に組織液が保持され、外部へ体液を抽出できる。
図2(c)で示す他の実施例について説明する。
024は、先端部023から放物線状に広がる穿刺部材であり、先端部023の直径が0.1〜0.3mm程度として、その側面部には、体液を保持する孔部026が、1乃至複数個穿設されている。
孔部026は、穿刺部材024の内部が中空の場合は、中空部に連結している。
当該実施例は、刺入がスムーズ又、刺激も少なくて済む形状である。
【産業上の利用可能性】
【0012】
本発明は、生体に無痛で穿刺可能な穿刺針であって、体内浸出液、血液などの体液を開口部を介して体液を取り入れることができ、体液成分の検出を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施例を示す図。
【図2】本発明の他の実施例を示す図。
【図3】本発明の他の実施例を示す図。
【符号の説明】
【0014】
01 針状体
02 穿刺部
03 中空部
04 開口部
【技術分野】
【0001】
本発明は、実質無痛の体液採取具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
今般、食生活の欧米化、ストレスの多様化等生活環境からくる糖尿病、癌等の生活習慣病患者が増加し、しかも低年齢化しており、社会問題化している。
生活習慣病は、日々の生活習慣から来るため、徐々に進行し、気がついたときは、重大な結果を招く事が多く、予防と共に、早期発見が必要である。
その為の診断手法は、血液等の体液を検査することが好ましいが、針を生体に穿刺することは、苦痛を伴うものであり、依然として瞬間的な穿刺を行うランセットタイプの穿刺具が有効である。
【特許文献1】特開2003−116821号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そこで、機械振動、吸引、電気刺激等のその他の刺激を併用して、痛みを散らすような構成が提案されているが、結局その刺激により、苦痛を軽減することはできても痛みが無くなる状態には至っていない。
特開2003−116821号公報には、微小針の側面に開口部を持ち中空状を形成した体液収集器が示されているが、その構成は全体がより微細である為に取り扱いが煩雑になる可能性がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記に鑑み本発明は、穿刺部が0.3mm以下と細くなるように穿刺部方向に従って傾斜をもつ穿刺針であって、その側面には、体液採取口が1乃至複数設けられている体液採取具により、いわゆる鍼灸針の穿刺のように生体部位によっては痛みがない穿刺から、徐々に刺していき、又は瞬間的にある程度まで刺して、その後、ゆっくりと押すように刺していき、口径の広い状態であって開口部有する中空が体内に侵入することで、無痛のまま生体内に吸引口が形成できることから、血液、滲出液を、開口部から吸引することで、無痛で穿刺し、体液を吸収することを可能とする。滲出液については、例えば Kimura,J. et。al.BIO INDUSTRY,Vol.8,No11,774-782(1991)等に記載されている。
本発明における穿刺部は、口径0.5mm以下の針を用いることが好ましく、開口部を有する部分は、それよりも大きいか同程度の口径があればよく、開口数も1から2以上であればよい、できれば生体に侵入した部分において得られれば良い
本発明における傾斜は、例えば先端部から、形成してもよく、途中から傾斜が形成されても良い。傾斜は、中空部が形成される部分から生じても良く、少なくとも、刺通後、中空部が体内に無理なく侵入するような構成であればよい。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、生体部位によっては無痛で穿刺可能な口径の穿刺針を刺痛し穿刺具の側面に形成された開口部が、体内の浸出液、血液を採取でき、簡易な構成で、しかも確実に体液を採取することができる。
尚、本発明では、穿刺具として対外へ体液を採取する以外にも、例えば、穿刺した後、穿刺面から滲出する体液と直接接触するグルコースセンサ及びメモリを穿孔部に設けたものであってもよく、穿刺解除後、そのセンサ部を、光学的に計測するものであっても良い場合もある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明は、中空部と、吸引器を接続することで、皮膚に穿刺された針周辺の血液、血清等と同程度の成分と濃度を有する浸出液を吸引採取することができる。
又、穿刺部位を選択して穿刺による多少の毛細血管の損傷による血液の吸引採取が可能となる。
吸引は、1〜400torrが例示でき、その採取量は、成分計測ができる程度であるが、中空部の毛管力によって維持できる程度であっても良い場合もある。
尚、本発明は、つぼ等、穿刺部位によっては、無痛状態が形成可能となるため、刺痛後、体内に留まる時間は、数分程度であっても良い
本発明は、その長さがいわゆる皮内鍼、皮膚鍼程度であってもよく、穿刺部先端の形状は、スリオロシ形、ノゲ形、タマゴ形、マツバ形などが使用される。
即ち、本発明は、先端が丸い形状であっても良く、その場合は、勢いよく針を皮膚に衝突させるものではなく、回転させながら、経穴へ侵入させる手法が取り得る、尚、回転させながら、穿刺部剤を侵入させる場合は、穿刺部を鋭胃状態の者であっても良い。
回転させながら、皮膚へ穿刺部材を侵入刺せる手法は、鍼灸時においても行われる手法であり、穿刺という行為への恐怖感を取り除く上で有効である。
【0007】
本発明の穿刺部材は、穿刺の際、多少加速させることで、刺入の際の痛み、恐怖感を解消させる。
又本発明の中空部は、先端部の一部においてのみ存在し、その口径が、0.2〜0.5mm程度であって、側面に溝が形成されていることが好ましい。
本発明における穿刺部材の製法は、射出成形、押し出し成形、型押し技法等の従来技術が例示され、穿孔は、レーザ、ホットカットによる手法が用いられる。
材料としては、ステンレス、スチール、パラジウム、チタン、アルミニウム等の金属及びこれらを含む合金、ポリエーテルイミド、ポリカーボネート、PET、等の樹脂、珪素、アルミナ、ガラス等のセラミックス材又はその複合材が例示され、特に生体親和性に優れたものが良い。
本発明の側面に穿孔部を有する中空部は、樹脂で 形成されても良い。その製造方法は、鍼灸用の針の周辺に樹脂を積層して、中空部を形成、側面に穿孔部を形成するといったものが例示される。
【実施例1】
【0008】
以下、本発明の一実施例について図面を参照して詳細に説明する。
図1(a)は、針状体01の側面に開口部を設けた構成を示し、先端部02は、先端方向が鋭角状に形成された0.3mm程度の口径を有するものであって、先端部02に接続する中空部03の側面には、開口部04が穿設されている。開口部04の口径は、0.01〜0.2mm程度が例示される。
先端部02の長さは、数mm〜数十mm程度で、その後、多少の押圧により中空部03が体内に侵襲される状態が好ましい。
図1(b)は、図1(a)の断面図である。開口部04の開口面積は、均一でなくても良く、体液が通過する程度であれば良い。
当該針状体01を皮膚に刺通した状態を図1(c)に示す。
当該状態で、中空部03を外部から吸引することで、浸出液又は血液が開口部04から取り入れることができる。
【0009】
図3(a)は、上述した樹脂、セラミックス、金属によりなる基板を針状体21に形成し、当該基板にスパッタ法、レーザ等により中空路24,26となる溝を形成し、溝面に基板を重ね合わせた構成を示す。25,27は、それぞれ開口部を示している。
図3(b)は、中空路24,26を有する基板に樹脂製のシート28を重ねた状態を示す。シート28は、単に膜状のものであってもよく、毛管現象を利用するのであれば、シート28は不要な場合もある。
【0010】
図2(a)は、先端部02と、中空部06の口径が多少差がある状態を示す。当該構成においては、先端部02を針状体とし、その周辺に中空部06を設けるものであっても良い。中空部06は、PET、ポリカーボネート等の樹脂により形成されても良く、中空部06は、先端部02から延びた針状体の外周部分としたものであっても良い。
又、先端部02が鋭利な部分から周囲が0.3mm程度の一様な口径を有するものとし、10mm程度の所から、15°から45°程度の傾斜をもって、口径1〜2mmくらいの中空部06を形成するものが例示される。
この様な、構成を有する穿刺部材は、好ましくは、つぼの部分に穿刺され、多少の力をもって押し込むことで、中空部06が生体内に侵入した状態を形成する。
穿刺された際、外部から吸引することで毛細血管が損傷して滲出した血液、又は生体粗組織表面から滲出してくる浸出液を開口部04から吸引することで内部へ取り込み外部へ流出させるか、内部へ取り込んだ後、毛管現象、表面張力、ぬれの具合等で、体液を保持し、穿刺部材を引き抜いて、開口部から押し出すなどの手法で取りだし、生化学分析装置に供給することで、体液の成分を計測する。
【0011】
図2(b)は、直径が0.15〜0.2mmで先端が丸い穿刺部021を具え、中間域に、直径が大きく、長手方向に複数の直線状の溝022が形成された保持部023が形成されている。
本実施例は、例えば手で弾くような場合に発生する加速を利用した刺入具(鍼灸用)を用いても良い。
穿刺部021の先端が丸いことで、皮膚を刺激せず、刺入後、保持部023が、体内に入ると、穿刺部021,保持部023により破れた組織液が複数の溝022に保持され、穿刺部021を引き抜くことで、保持部023の溝022に組織液が保持され、外部へ体液を抽出できる。
図2(c)で示す他の実施例について説明する。
024は、先端部023から放物線状に広がる穿刺部材であり、先端部023の直径が0.1〜0.3mm程度として、その側面部には、体液を保持する孔部026が、1乃至複数個穿設されている。
孔部026は、穿刺部材024の内部が中空の場合は、中空部に連結している。
当該実施例は、刺入がスムーズ又、刺激も少なくて済む形状である。
【産業上の利用可能性】
【0012】
本発明は、生体に無痛で穿刺可能な穿刺針であって、体内浸出液、血液などの体液を開口部を介して体液を取り入れることができ、体液成分の検出を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施例を示す図。
【図2】本発明の他の実施例を示す図。
【図3】本発明の他の実施例を示す図。
【符号の説明】
【0014】
01 針状体
02 穿刺部
03 中空部
04 開口部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
先端より所定の長さが無痛領域となるような径を有する穿刺部と穿刺部方向に従って傾斜した側面を持つ穿刺針であって、当該側面には、体液採取口が1乃至複数設けられている体液採取具。
【請求項2】
前記穿刺針が、鍼灸用鍼である請求項1に記載の体液採取用具。
【請求項3】
前記無痛領域となる径が0.10mm〜0.3mmである請求項1に記載の体液採取具。
【請求項4】
前記傾斜が、1°〜 50°である請求項1に記載の体液採取具。
【請求項5】
前記所定の長さが、数mm〜数十mmである請求項1に記載の体液採取具。
【請求項1】
先端より所定の長さが無痛領域となるような径を有する穿刺部と穿刺部方向に従って傾斜した側面を持つ穿刺針であって、当該側面には、体液採取口が1乃至複数設けられている体液採取具。
【請求項2】
前記穿刺針が、鍼灸用鍼である請求項1に記載の体液採取用具。
【請求項3】
前記無痛領域となる径が0.10mm〜0.3mmである請求項1に記載の体液採取具。
【請求項4】
前記傾斜が、1°〜 50°である請求項1に記載の体液採取具。
【請求項5】
前記所定の長さが、数mm〜数十mmである請求項1に記載の体液採取具。
【図1】
【図2】
【図3】
【図2】
【図3】
【公開番号】特開2007−61384(P2007−61384A)
【公開日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−251746(P2005−251746)
【出願日】平成17年8月31日(2005.8.31)
【出願人】(000126757)株式会社アドバンス (60)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年3月15日(2007.3.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年8月31日(2005.8.31)
【出願人】(000126757)株式会社アドバンス (60)
【Fターム(参考)】
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