説明

作業管理サポートシステム

【課題】危険箇所での安全作業指示、無資格者の作業中止指示、作業者制約条件による作業中止指示等を作業者に与え、常に安全を意識して作業を行うように作業者を喚起することができる作業管理サポートシステムを提供すること。
【解決手段】地上側に設けた通過センサー31、32と、各作業者の個人情報を予め入力した携行可能なタグ1と、通過センサー31、32の信号に基づき、このタグ1が持つ個人IDとコントローラ側が持つ設備IDとをタグ1との間で交信し、かつ適正な安全作業指示を音声にて与えるようにしたコントローラ(CTL)2と、音声にて安全作業方法等の指示を与えるようにした音声出力装置3とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業管理サポートシステムに関し、特に、作業者に対して危険箇所での安全作業指示、無資格者の作業中止指示、作業者制約条件による作業中止指示等を与え、常に安全を意識して作業を行うように作業者を喚起することができる作業管理サポートシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、生産工場、建設工事現場等において多くの危険箇所があり、かつそのような危険箇所で安全に作業をする場合、例えば、建設工事現場においては、危険箇所などには作業者に予め危険を喚起するための標識を立てたり、或いは危険区域を示す安全柵を設置したりして、安全に作業を行えるようにしている。
【0003】
ところで、建設工事現場等における危険箇所に、危険標識や安全柵が設置されていても、必ずしも全作業者がこの危険標識や安全柵に注意を喚起することは何も保証されることがなく、また作業者はこのような危険標識や安全柵が設置されていても、作業能率等を考えて安全柵を無視した作業を行うことがしばしばある。
【0004】
しかしながら、この危険標識や安全柵は、安全作業を行えるよう設置されているが、これはすべての作業者が認識することによって初めて有効な手段となるもので、作業者自身がこれを無視するような場合、有効に作用するものとはならず、また事故が発生した後においては、作業者自身がこの安全標識を認識したり、確認していたかどうかを識別することができず、事故が発生するとその管理責任がしばしば問題になるが、その責任がどちらにあるかを後日では検知することができないという問題があった。
【0005】
なお、本件出願人は、特願2004−326447号にて、安全作業管理サポートシステムを提案しているが、危険区域への接近のみの条件で音声指示を発するシステムであるため、危険区域に入場しない場合で、単にそばを通り過ぎただけでも入場と見なして不必要に音声指示を発してしまう問題や、退場する場合でも不必要に音声指示を発してしまう問題があった。また、危険区域内から区域外に離れた場合、音声指示を停止しない場合の処置方法に関する問題があった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記従来の危険箇所などでの作業管理が有する問題点に鑑み、危険箇所での安全作業指示、無資格者の作業中止指示、作業者制約条件による作業中止指示等を作業者に与え、常に安全を意識して作業を行うように作業者を喚起することができる作業管理サポートシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の作業管理サポートシステムは、地上側に設けた通過センサーと、各作業者の個人情報を予め入力した携行可能なタグと、通過センサーの信号に基づき、前記タグが持つ個人情報とコントローラ側が持つ設備情報とをタグとの間で交信し、かつ適正な作業指示を音声にて与えるようにしたコントローラと、音声にて作業指示を与えるようにした音声出力装置とにより構成したことを特徴とする。
【0008】
この場合において、タグに、作業者の個人情報として名前、年齢、資格情報を記憶させることができる。
【0009】
また、コントローラに、作業者の個人情報として名前、年齢、資格情報を記憶させることができる。
【0010】
また、タグ又はコントローラに、音声停止指示を与えるスイッチを配設することができる。
【0011】
また、コントローラに、タグからの情報と、その来歴を記録する回路を組み込むように構成することができる。
【0012】
また、通過センサーに、作業者の通過の方向検知機能を持たせることができる。
【0013】
また、コントローラに、作業者の通過の方向に基づき、音声出力内容を制御する機能を持たせることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明の作業管理サポートシステムによれば、地上側に設けた通過センサーと、各作業者の個人情報を予め入力した携行可能なタグと、通過センサーの信号に基づき、前記タグが持つ個人情報とコントローラ側が持つ設備情報とをタグとの間で交信し、かつ適正な作業指示を音声にて与えるようにしたコントローラと、音声にて作業指示を与えるようにした音声出力装置とにより構成することから、作業者が危険区域を通過すると、自動的に適正な安全作業指示を音声にて与えることができ、これにより、各作業者に安全作業を強制的に喚起させ、安全作業をより一層確実に履行することができる。
また、地上側に設けた通過センサーにより、作業者が入場又は退場した条件の場合にのみ安全作業指示を発することができるため、単に近くを通りがかった場合には、不必要な作業指示を発することがない。
【0015】
この場合、タグ又はコントローラに、作業者の個人情報として名前、年齢、資格情報を記憶させることにより、従事する作業内容によっては、年少者、高齢者、無資格者等に対し、その作業を予め制限することができるので、簡単な方法で作業の安全性を向上させることができる。
【0016】
また、タグ又はコントローラに、音声停止指示を与えるスイッチを配設することにより、各作業者が音声による安全が喚起させられ、確認した後はスイッチを押すことで音声が停止するため作業者は静かに作業を行うことができる。
【0017】
また、コントローラに、タグからの情報と、その来歴を記録する回路を組み込むように構成することにより、作業者の出入り管理情報や、万一事故などが発生した場合の作業者が事前に安全性を確認していたか否かを、事故後においても容易に識別することができ、事故等の原因追求を容易に行うことができる。
【0018】
また、通過センサーに、作業者の通過の方向検知機能を持たせることにより、作業者が危険区域に近づいたり入場したりする場合、それぞれの条件に必要な安全作業指示を音声にて与えることができる。一方、その危険区域から離れたり退場したりする場合には、例えば「ご苦労様」などの別の音声を発し、またその来歴の記録を残すことができる。
【0019】
また、コントローラに、作業者の通過の方向に基づき、音声出力内容を制御する機能を持たせることにより、真に必要な音声出力のみを得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、本発明の作業管理サポートシステムの実施の形態を、図面に基づいて説明する。
【実施例1】
【0021】
図1〜図2に、本発明の作業管理サポートシステムの一実施例を示す。
この作業管理サポートシステムは、地上側に設けた通過センサー31、32と、各作業者の個人情報を予め入力した携行可能なタグ1と、通過センサー31、32の信号に基づき、このタグ1が持つ個人IDとコントローラ側が持つ設備IDとをタグ1との間で交信し、かつ適正な安全作業指示を音声にて与えるようにしたコントローラ(CTL)2と、音声にて安全作業方法等の指示を与えるようにした音声出力装置3とを備えている。
これにより、作業者Mが作業場所Wの危険区域D、特に限定されるものではないが、例えば、開口部に近づいたり入場したりすると、自動的に適正な安全作業指示を音声にて与えられ、この音声にて各作業者Mは安全作業を強制的に喚起させられ、作業をより安全かつ確実に行うようになる。
【0022】
タグ1には、個人ID(個人情報)、特に限定されるものではないが、例えば、名前、所属部署、年齢、資格の有無などが予め入力されており、これを作業者Mが作業に支障を与えないように所持する場合、名札やバッチの如く形成して胸に装着するか、首から吊り下げたり、ヘルメットに取り付けるなど、人が携行しやすい大きさや形状とし、かつコントローラ側からの赤外線信号を受信できる受光フォトダイオード11や、無線発信できるアンテナ12等により構成し、このタグ1とコントローラ2間の送受信は、例えば赤外線や無線信号にて行うようにする。
【0023】
このタグ1は、特に限定されるものではないが、例えば、1つのバッチケース内に、発光赤外線を受光できるようにした受光フォトダイオード11にて受光した光信号を個人IDに変換するようにした受信回路(図示省略)と、この個人IDと設備ID(固有ID)を合成するようにしたID合成回路(図示省略)と、合成IDを電波、例えば、無線信号に合成する発信回路(図示省略)と、この無線信号を発信するアンテナ12と、音声停止指示を与えるスイッチ13とより構成することができる。
このタグ1とコントローラ2間の送受信を光で行う場合は、コントローラ側の赤外線発光器21から発光される赤外線を、タグ1の受光フォトダイオード11にて受光するようにする。
また、送受信を無線信号で行う場合は、RFID(Radio Frequency Identification(電波方式認識))にて行うことができ、アンテナ12、22を介して無線通信によりタグ1側からのデータをコントローラ2に収集し、認証できるようにする。
【0024】
コントローラ2は、図示省略したが、一般にRFIDで使用されている構成を採用し、特に限定されるものではないが、例えば、個人ID生成回路及び認証判定回路からなる計算機CPU(図示省略)と、外部I/O制御回路(図示省略)と、前記個人ID生成回路にて形成された個人IDの信号を光信号に変換するようにして個人ID生成回路に接続する光信号変換回路(図示省略)と、タグ1からの設備IDと個人IDをキーにデータベースから認証結果を取得するよう認証判定回路に接続した認証用データベース(図示省略)と、認証判定回路と外部I/O制御回路の間に接続し、かつ音声出力装置3を制御するようにした制御回路(図示省略)などにより構成する。
【0025】
また、コントローラ2に音声出力装置3を組み込むことができる。この音声出力装置3は、作業者Mに注意を喚起するようにするもので、特に限定されるものではないが、例えば、危険箇所での安全作業指示、無資格者の作業中止指示、作業者制約条件による作業中止指示等を予め入力しておき、コントローラ2の制御回路により、適正な音声をタグ1の音声停止指示を与えるスイッチ13を作動するまで、音声出力装置3により繰り返して発するようにする。
【0026】
また、建物等を含む地上側の危険区域Dの入り口には、通過センサー31、32を設置することができる。通過センサー31、32は、作業者Mの通過を検知することができ、その信号は図示しない配線又は無線などによりコントローラ2に伝達することができる。
コントローラ2は通過センサー31、32からの信号により、危険区域への作業者の接近や通過、すなわち入場を検知すると、前記の個人IDの認証結果に基づき、必要な作業指示を音声などにより発することができる。
この場合、通過センサー31、32は、作業者の通過の方向を検知することができる。この通過方向の検知により、危険区域に接近したり入場する場合と、危険区域から離れたり退場する場合とを区別することができる。この内容に応じて、適切な作業指示を音声などにより発することができる。
また、この危険区域に入る意志はなく、単に接近しただけの場合などにおいては、通過センサー31、32に通過の信号が検知されないので、不必要な作業指示を発する(一種の誤動作)トラブルもない。
この通過センサー31、32を複数個設けることにより、その通過の順番から作業者の通過の方向検知することができ、また、別の方式としてカメラなどの画像処理などにより簡単に方向検知することもできる。
【0027】
音声出力装置3に予め記録する危険箇所での安全作業指示としての音声は、開口部や高所から落下するおそれがある場合に、安全帯を使用する指示(「安全帯を使用して作業を開始してください。」)をしたり、昇降時ではロリップ使用指示や3点支持昇降指示、脚立使用時には適正使用指示やずれ止め結束指示、スライド梯子使用時には上部結束指示やずれ止め結束指示、酸素欠乏危険箇所或いは硫化水素などの危険がある場合にはその危険指示、電動鋸等の動工具使用時には使用前点検指示など、複数種類の音声出力パターンを登録設定することができる。或いは音声合成により発してもよいことは言うまでもない。
また、クレーン運転やフォークリスト運転、有資格危険箇所作業などにおける無資格者の作業中止指示としては、特に限定されるものではないが、例えば、「作業資格がありません。直ちに作業を停止してください。」との音声出力パターンを登録設定することができる。
さらに、年少者や高齢者、健康診断結果に基づく就業制限者等の作業者等に対する制約条件による作業中止指示として、「作業資格がありません。直ちに作業を停止してください。」との音声出力パターンを登録設定することもできる。
このように、音声出力は複数種類を予め登録しておき、設置場所によって音声出力Noを選択し、適切な音声を出力するようにする。
【0028】
次に、本発明の作業管理サポートシステムを、危険箇所に設置した場合の作用について、図3のフローチャートにより説明する。
作業者Mが作業場所Wの危険区域(開口部)Dにて作業する場合、タグ1を持った作業者Mが、作業場所Wの危険区域(開口部)Dに設定された通過センサー31、32を通過するのを待つ(41)。
作業者Mが通過センサー31、32を通過した場合、通過センサー31、32は通過の方向を検知する(42)。通過の方向が入場の方向の場合、該危険区域Dに配設されたコントローラ2と、作業者が携行しているタグ1との間にて、光と無線などにより情報の交換を行って、タグの条件(ID)や設備ID条件の検知を行い、コントローラ2にはその条件や来歴を記録する(43)。
次に、コントローラ2は、その通過条件やID条件に合わせて、音声出力装置3から適正な音声、例えば、「安全帯を使用して作業を開始してください。」との音声が発せられ、これにより危険区域Dに入場した作業者Mに音声により安全が喚起される(44)。
【0029】
そして、この作業者Mが音声により与えられた指示にて安全作業を喚起し、かつその指示内容を承知或いは確認すると、タグ1に付設されたスイッチ13を押す(45)。スイッチ13がONとなると、タグ1にて音声停止信号が発信されて音声出力装置3の音声が停止(47)し、コントローラ2やタグ1などにその了解来歴を記録する。
これにより、作業者は繰り返して放送される音声を停止して、静かに作業することができる。
【0030】
一方、通過センサー31、32による通過方向検知(42)の結果が退場の場合は、作業者が携行しているタグ1との間にて、光や無線などにより情報の交換を行って、タグの条件(ID)や設備ID条件の検知を行い、コントローラ2にはその条件や来歴を記録する(48)。
この場合、通常は音声出力を必要としないが、必要に応じて、例えば「お疲れ様でした」などと音声出力してもよい。
なお、押しボタン操作(45)において、スイッチ13が押されないまま危険区域を示す電波エリア(46)の外に出た(電波エリアから離れた、危険区域で作業に入った)場合には、やはり音声指示を停止(47)するが、電波エリア内の場合はスイッチ13が押されるまで、又は電波エリアから離れるまで音声出力は繰り返し実施される。
【0031】
なお、タグ1がなかったり、タグ1が正規でない作業員が接近(通過センサーを入場の方向に通過)した場合には、危険区域Dに配設されたコントローラ2との交信により設備IDと個人IDの認証ができないので、作業中止の音声が出力されるようにするとよい。
また、正規のタグ1を携行する作業者Mであっても、この危険区域Dを一旦離れた後、再び接近する場合においては、前記と同様の動作をして常に安全作業を行えるようにできる。
【0032】
また、作業が有資格者に制限される場合、例えば、クレーン運転作業の場合は、このクレーン運転作業箇所に、音声出力装置3を付設したコントローラ2を設置し、作業者の携行するタグ1、又はコントローラ2には、作業者Mの有資格を入力しておく。
このようにすることにより、作業者Mが装置の設置箇所に接近(入場)すると、タグ1とコントローラ2間にて通信を行い、資格の有無を判断する。無資格の場合は、音声出力装置3より「作業資格がありません。直ちに作業を停止してください。」との音声を出力して作業を中止するようにすることができる。
この場合、タグ1を携行しない作業者や資格のない作業者がクレーンを運転しようとしても、クレーンが動作しないようにすることができる。
なお、図示しないが、音声出力中に別の作業者が通過センサー31、32を通過した場合は、その作業者のIDに応じた、適切な作業指示に切り替えて音声出力することができる。
また、複数の作業者が同時に通過センサーを通過することができないように、通過センサー31、32を、一人のみが通過できるような狭い通路に取り付けることもできる。
【0033】
以上、本発明の作業管理サポートシステムについて、その実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができる。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明の作業管理サポートシステムは、作業者に対し、危険箇所での安全作業指示や、無資格者の作業中止指示、作業者制約条件による作業中止指示等を与え、常に安全を意識して作業を行うよう作業者を喚起するという特性を有していることから、作業管理サポートシステムの用途に好適に用いることができるほか、例えば、生産工場などにおける作業の確認の用途にも用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の作業管理サポートシステムの一実施例を示す説明図である。
【図2】同作業管理サポートシステムのタグとコントローラを示す説明図である。
【図3】同作業管理サポートシステムの一実施動作例を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
【0036】
1 タグ
11 受光フォトダイオード(赤外線受光器)
12 アンテナ
13 スイッチ
2 コントローラ
21 赤外線発光器
22 アンテナ
3 音声出力装置
31、32 通過センサー
M 作業者
W 作業場所
D 危険区域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地上側に設けた通過センサーと、各作業者の個人情報を予め入力した携行可能なタグと、通過センサーの信号に基づき、前記タグが持つ個人情報とコントローラ側が持つ設備情報とをタグとの間で交信し、かつ適正な作業指示を音声にて与えるようにしたコントローラと、音声にて作業指示を与えるようにした音声出力装置とにより構成したことを特徴とする作業管理サポートシステム。
【請求項2】
タグに、作業者の個人情報として名前、年齢、資格情報を記憶したことを特徴とする請求項1記載の作業管理サポートシステム。
【請求項3】
コントローラに、作業者の個人情報として名前、年齢、資格情報を記憶したことを特徴とする請求項1又は2記載の作業管理サポートシステム。
【請求項4】
タグ又はコントローラに、音声停止指示を与えるスイッチを配設したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の作業管理サポートシステム。
【請求項5】
コントローラに、タグからの情報と、その来歴を記録する回路を組み込むように構成したことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の作業管理サポートシステム。
【請求項6】
通過センサーに、作業者の通過の方向検知機能を持たせたことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の作業管理サポートシステム。
【請求項7】
コントローラに、作業者の通過の方向に基づき、音声出力内容を制御する機能を持たせたことを特徴とする請求請6記載の作業管理サボートシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−235802(P2006−235802A)
【公開日】平成18年9月7日(2006.9.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−46899(P2005−46899)
【出願日】平成17年2月23日(2005.2.23)
【出願人】(000233206)日立機電工業株式会社 (64)