説明

作業車両のキャビン

【課題】ドアスイッチの押し込み量の変動を抑制して、ルームランプの点灯異常を防止する。またフィルタカバーを取外すことなく、フィルタの清掃等のメンテナンス作業を行い易くすることができる作業車両のキャビンを提供する。
【解決手段】キャビン1のドアを、キャビンフレームにヒンジ16を介して取付け、ヒンジ他側のドア上下方向中間位置にラッチをキャビンフレーム側のストライカ20に係脱自在に設け、ドアスイッチ26をストライカ20の近傍に設置した。キャビン1の庇下面に開口しエアコンに通ずる外気導入口に臨ませるフィルタを、フィルタカバーによって下面を受けて支持させると共に、該フィルタカバーを、左右の一側を支点に他側を回動自在に取付け、フィルタを支持する取付姿勢と、フィルタの下方を開放させた取外姿勢とに切換可能に構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業車両のキャビン関する。
【背景技術】
【0002】
従来、トラクタの操縦部を覆うキャビンは、ドアをキャビンフレームにヒンジを介して取付け、ドア前部側の上下方向中間位置に設けたドアハンドルのラッチと、キャビンフレーム側に設けたストライカ等からなるドアロック機構を備え、ラッチとストライカとの係脱操作により乗降間口を開閉自在にしている。またドアの開閉を検出するドアスイッチは、乗降間口の前部上方のコーナー部に取付部材を介して設けることにより、例えば、ルームランプをドアを開けることにより自動的に点灯させるようにしている(特許文献1)。
またドアスイッチをヒンジの近傍に設置するキャビンも既に公知である(特許文献2)。
【0003】
一方、キャビンフレームの上部に設置されるルーフは、リヤガラス後方の庇にエアコンの外気導入部を設置し、インナールーフとアウタールーフとの間に形成される通風路及びフィルタを介して外気を室内へ取り入れるようにしたキャビンが既に公知である(特許文献3)。
尚、この外気導入部は、通風路内に挿入されるフィルタを、室内側で複数のボルトによって取付けられるフィルタカバーによって覆っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開平2−106985号公報
【特許文献2】特許第3773421号公報
【特許文献3】特開2008−137464号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1に示されるキャビンは、ドアスイッチをドアロック機構から大きく離れた乗降間口の前部上方コーナー部に設けているため、ドアを1枚のドアガラスで構成した場合に、ドアガラスが剛性不足で撓み、ドアスイッチを充分に押し込めなかったり、機体に生じる振動でドアガラスのコーナー部が共振し、ドアスイッチが断続的にON,OFFを繰り返してルームランプを不測に点滅させるという問題がある。またドアスイッチはドアロック機構と別個に取付けるので、ドアスイッチの取付部材を別途必要とする等の問題がある。
さらに、特許文献2に示されるキャビンは、ドアスイッチをヒンジに近接する位置に設置しているため、ドアガラスの撓みや振動が少ないのでドアの開閉を支障なく検出することができるが、ドアの開閉時にドアスイッチのスイッチ作動片を進退作動させるストロークが少ないため、スイッチを正確にON,OFF作動させるための取付け精度を要するため取付け調節作業等が煩雑化する欠点がある。
【0006】
一方、特許文献3に示されるキャビンのフィルタは、フィルタカバーにボルトによって取付けられているため、フィルタの清掃並びに交換等のメンテナンス作業を行う際に、フィルタカバーを外し、通風路からフィルタを抜き出すものである。そのため、外したボルトは落下して散逸し易く、またフィルタカバーの落下に注意して取外さねばならない等メンテナンス作業が煩雑になる欠点がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は係る課題を解決するために、第1に、操縦部3を覆うキャビン1のドア15を、キャビンフレーム9にヒンジ16を介して取付け、ヒンジ16とは反対側のドア15の上下方向中間位置に設けられるドアハンドル17のラッチと、キャビンフレーム9側に設けられるストライカ20を係合させるドアロック機構を備えると共に、ドア15の開閉を検出するドアスイッチ26を設けた作業車両のキャビンにおいて、
前記ドアスイッチ26をストライカ20の近傍に設けることを特徴としている。
第2に、キャビンフレーム9にストライカ20を取付けるブラケット22に、ドアスイッチ26を設けることを特徴としている。
第3に、キャビン1のルーフ13の庇部29に、外気導入口33を設けると共に、該外気導入口33から取り入れられる外気をフィルタ31で濾過する作業車両のキャビンにおいて、
前記フィルタ31を外気導入口33に臨ませて、フィルタカバー36によってフィルタ31の下面を受けて支持させると共に、該フィルタカバー36をルーフ13に回動自在に取付け、フィルタカバー36の回動によってフィルタ31を着脱可能に構成したことを特徴としている。
第4に、フィルタカバー36に、取付孔41と係合部42を設け、該取付孔41と係合部42にボルト38を挿入して、フィルタカバー36を回動自在に取付けることを特徴としている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明に係るキャビンを設置したトラクタの側面図である。
【図2】キャビンの全体構成を示す後方側の斜視図である。
【図3】ドアを省略してキャビンの全体を示す後方側の斜視図である。
【図4】ストライカとドアイッチの設置構造を示す斜視図である。
【図5】フィルタ取付構造を備えたキャビンの全体構成を示す後方側の斜視図である。
【図6】フィルタ取付構造の全体を示す側面図である。
【図7】フィルタ取付構造の構成を示す側断面図である。
【図8】フィルタ取付構造の構成を示す底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図面において符号1は、農業用のトラクタ(作業車両)2に設置された操縦部3を囲うキャビンである。先ず図1で示すようにトラクタ2は、前部にエンジンを配設してボンネット4で覆い、その後方にキャビン1で覆われるステアリングハンドル及び操縦席等からなる操縦部3が設置され、前輪5と後輪5aを有する車体後部に耕耘装置等の作業機6を装着する連結部7を備えている。
【0010】
さらに、図2,図3で示すようにキャビン1は、箱形枠形状のキャビンフレーム9を、トラクタ2の車体2aに図示しない防振支持体を介して搭載される。このキャビンフレーム9は、左右前部に配置される一対の前部支柱9aと、左右側部に配置される中間支柱9bと、背面に配置される左右の後部支柱9cとで縦方向の支柱部を構成し、前記左右一対の前部支柱9aの上端部間を連結する上部前梁9dと、左右一対の後部支柱9cの上端部間を連結する上部後梁9eと、前部支柱9aと中間支柱9bと後部支柱9cとの上端部間を連結する左右一対の上部側梁9fとで、上部枠を構成している。
【0011】
そして、キャビンフレーム9は、左右の前部支柱9aの下端から左右内方へ突出する下部前梁9gと、左右の前部支柱9aの下端から後方へ突出する下部側梁9hと、この左右下部側梁9hの後端と左右各中間支柱9b並びに後部支柱9cの下端とを連結するフェンダ支持梁9iと、左右後部支柱9cの下端部間を連結する下部後梁9jと、下部後梁9jと下部前梁9gを連結する左右下部中梁9k等により下部枠を構成している。
【0012】
下部枠には、フロアパネル10、シートパネル10a、背面パネル10b、フェンダ11がそれぞれ相互に溶接されて接合されており、さらに、下部前梁9gとフロアパネル10とにわたってステアリングハンドルやペダル等を支持する操縦ボックス10dが立設されている。
またキャビンフレーム9には、フロントウインドウ12、サイドウインドウ12a、リヤウインドウ12b、ルーフ13及び操縦席等が装着される。そして、キャビン1は、前部支柱9aと上部側梁9fと中間支柱9bとフェンダ支持梁9iと下部側梁9hとによって形成される乗降間口1aに、ドア15を開閉可能に取付けて構成される。
【0013】
上記ドア15は、強化ガラス又はプラスッチック材からなる透明な1枚板のドアガラス15aを、乗降間口1aの側面に接当し間口を塞ぐ形状とし、その後部をヒンジ16を介し中間支柱9bに回動自在に取付けている。そして、ドアガラス15aの外側面前部で上下方向中間位置に、ドアハンドル17を設けており、該ドアハンドル17を把持してドア15を開閉操作することができる。またドアガラス15aの周縁部にはウエザーストリップ18を装着しており、このウエザーストリップ18はドア閉鎖時に、前部支柱9aと上部側梁9fと中間支柱9bと下部側梁9hとに対し弾力性を有して接当し、埃や雨水の室内への侵入を防止する。
【0014】
上記ドア15に設置されるドアロック機構は、在来のものと同様に、ドアガラス15aの内側面に取付けられ、ドアハンドル17の操作に連繋して作動するラッチを備えるロックユニット(図示せず)と、キャビンフレーム9の前部支柱9aに設けられて、上記ラッチと係脱するストライカ20を備える。図4で示すようにストライカ20は、前部支柱9aに溶接されるブラケット22の後側面22aに後方に向けて突設される。尚、ドアロック機構は、ラッチとストライカ20との係合を解除操作する解除ボタン17aを、ドアハンドル17の上部側とドア15のキャビン室内側に設けている。
【0015】
上記ブラケット22は前部側が開口された箱型形状としており、前部側の外側端を前部支柱9aに対しドア15と接当しない位置に取付け、平坦な縦向きの後側面22aに、平面視でコ字状をなすストライカ20を突設した取付座23をビス25によって着脱自在に取付け、且つドア15に対向する外側面22bにドアスイッチ26を取付けている。即ち、ドアスイッチ26は外側面22bに穿設される取付孔からスイッチ本体をブラケット22内に挿入した状態で取付けると共に、スイッチ本体に進退移動自在に付勢支持されるスイッチ作動片を、閉鎖時のドア15と接当させるように設けている。またドアスイッチ26のスイッチ本体が有するハーネス27は、前部支柱9a内を通して配線され、図示しない電源及びキャビン室内に設置されているルームランプ並びに、該ルームランプの使用態様を切換える切換スイッチに接続している。
【0016】
これにより、前記切換スイッチの切換操作によりルームランプ使用状態にあるとき、オペレータがドアロック機構の解除ボタン17aを押しながら、ヒンジ16を回動支点とし外側に向けドア15を開くとき、ドアスイッチ26はスイッチ作動片の押動が解除されることによりON作動し、ルームランプは点灯して室内乃至ステップ部を照らす。そして、ドア15が上記開放状態から乗降間口1aを閉鎖しドアロック機構のラッチがストライカ20に係合した閉鎖状態になるとき、ドアスイッチ26はスイッチ作動片がドア15に押されOFF作動することにより、点灯しているルームランプは自動的に消灯する。
【0017】
以上のように構成されるキャビン1は、ドアスイッチ26をドア15のヒンジ16とは反対側で上下方向中間位置にあるストライカ20の近傍に設置しているため、ドア15の周囲が振動したり撓むときでも、ストライカ20にラッチを係合したドアロック機構がドアスイッチ26近傍のドアガラス15a周辺を固定するので、ドアスイッチ26の押し込み量の変動を抑制し、ルームランプの点灯異常を防止する。
またキャビンフレーム9に対し、ストライカ20を取付けるブラケット22を共用しドアスイッチ26を取付けるため、取付部品数を増やすことなく簡潔な構成にすることができると共に、両者の取付け関係位置を適正に保持することができる。またドアスイッチ26はドア15の上下方向中間にあるため、組付け調節等の作業を行い易くすることができる。
【0018】
次に、図5に示すキャビン1について図6〜図8を参照し説明する。尚、図2乃至図4に示すキャビン1と同様な構成については説明を省略する。このキャビン1は、前記中間支柱9bを欠除した乗降間口1aに対し、ドア15は後部支柱9cにヒンジ16を介して開閉回動自在に取付けられている。そして、キャビン1の天井部を形成するルーフ13は、リヤウインドウ12bの後方に突出させた庇部29に、キャビン室内に外気を取り入れる外気導入部30を設けている。
【0019】
図7に示すようにルーフ13の庇部29には、空洞状の中空部13aが形成されており、庇部29の庇下面29aには外気導入部30を設けている。外気導入部30は、中空部13aを利用して形成される通風路32によって、導入される外気を濾過するフィルタ31を介してエアコン並びに室内に連通し、塵埃を取り除いた外気を室内に取り入れるようにしている。
【0020】
外気導入部30は、上記庇下面29aに、フィルタ31のフィルタ本体部31aを通風路32内に挿入する長方形状の外気導入口(フィルタ取付孔)33を穿設している。フィルタ31は、多孔質膜と不織布等から構成される、通風路32に臨むブロック形状のフィルタ本体部31aと、該フィルタ本体部31aの下部外周に鍔状に突出する鍔部31bとを一体的に形成している。このフィルタ31は、庇下面29aでフィルタ取付孔33の外周に形成される取付縁部35と、フィルタ31を下方から覆うフィルタカバー36の取付板37とによって、鍔部31bの上下を挟持して取付けられる。
【0021】
即ち、前記フィルタ取付孔33を形成するに、上記取付縁部35を庇下面29aから立壁39を介して通風路32側に立ち上げており、且つ立壁39の基部側を庇下面29aより下方に膨出状に突出させた取付面40を介して一連に形成している。また取付面40の左右にはフィルタカバー取付け用のボルト38を螺挿可能にしている。これによりフィルタカバー36の取付板37を取付面40に接当させると、取付縁部35と取付板37との間に鍔部31bを内嵌させる取付スペース40aを形成し、且つ左右のボルト38で取付けられるフィルタカバー36の回動移動を、取付板37を取付面40に摺接させながらスムーズに行うことができるようにしている。
【0022】
フィルタカバー36は取付板37に、図8に示すようにフィルタ31に対向する3つの通気孔39と、左右に円形状の取付孔41と前部から切欠された切欠溝状の係合部42とフック片42aとを形成し、且つ通気孔39に後方から外気を導入する導入口43を形成するようにフィルタ31の下方を覆うカバー部45を一体的に設けている。
これにより、庇下面29aに螺挿する右側のボルト38に取付孔41を挿入し、他方のボルト38に係合部42を挿入するようにしている。
【0023】
従って、このフィルタ取付構造によれば、フィルタ本体部31aをフィルタ取付孔33に挿入し且つ鍔部31bを取付スペース40aに挿入し、下方から取付板37を取付面40に接当させた状態で左右のボルト38を締めることにより、フィルタ31を取付けることができる。
そして、エアコンが運転されるとき、外気は導入口43から吸い込まれてフィルタ31を通過する際に、該フィルタ31によって塵埃が除去され、その後外気は通風路32を通りエアコンに至り室内に送り出される。
【0024】
また長期の使用に伴い、フィルタ31が目詰まりや劣化を生じて清掃或いは交換等のメンテナンス作業を必要とする際には、左右のボルト38を取外すことなく少し緩めると、フィルタカバー36は右方のボルト38を支点に左側を図8で示すように後方(矢印方向)に大きく回動することができる。このときフィルタカバー36は、取付板37を介し右側のボルト38に回動自在に支持された状態で、庇下面29aの取付面40に沿って後方にスムーズに回動でき、係合部42を左側のボルト38から離脱し、取付スペース40aを全開放する位置でフィルタ31の下方を露出させる。このフィルタカバー36の全開放状態において、取付板37による鍔部31bの支持が解除されているフィルタ31は、下方に向けて容易に抜き出せて簡単に取外すことができる。
【0025】
このとき、後方回動させるフィルタカバー36は、庇下面29aに下向きに突出させている取付面40に摺接させるため、庇下面29aとの間に隙間を形成し回動を支障なく行うことができる。
次いで、清掃完了後のフィルタ31又は新たな交換用フィルタ31の再装着作業は、フィルタカバー36の全開放状態において、先ずフィルタ取付孔33に下方からフィルタ本体部31aを挿入し、且つ取付スペース40aに鍔部31bを挿入したのち、フィルタカバー36を反矢印方向に回動し、左側のボルト38に係合部42を嵌挿し位置決めしたのち左右のボルト38を締める。これにより、フィルタカバー36やボルト38を取外すことなくフィルタ31の取付けを完了することができる。
【0026】
以上のように構成されるキャビン1は、庇部29の外気導入口33に臨ませるフィルタ31を、該フィルタ31の下面を受けて支持するフィルタカバー36を、左右の一側を支点に他側を回動自在に設け、フィルタ31を支持する取付姿勢と取外姿勢とに切換自在に構成しているため、フィルタカバー36を取付姿勢から、一側を支点に他側を回動させてフィルタ31の下方を開放した取外姿勢にすることができるので、フィルタカバー36による支持が解除されたフィルタ31を、下方に向けて簡単に取外すことができると共に、フィルタ31の再装着作業も逆順の動作によって容易に行うことができる。
【0027】
従って、フィルタカバー36を取外すことなく、フィルタ31の取付け取外しができるので、清掃等のメンテナンス作業を能率よく行うことができる。
また図示例のように、フィルタカバー36の左右に、円形状の取付孔41と切欠溝状の係合部42を形成し、庇下面29aに螺挿する一方のボルト38に取付孔41を回動自在に挿入し、他方のボルト38に係合部42を回動により係脱自在に挿入する構成にすると、係合部42を他方のボルト38に挿入係合させた状態で左右のボルト38を締着するだけで、フィルタ31をフィルタカバー36によって安定よく取付けることができる。また左右のボルト38を緩めるだけで、フィルタカバー36を取外姿勢から取付姿勢にできるので、フィルタカバー36やボルト38等を取外すことなくフィルタ31のメンテナンス作業を能率よく行うことができる。
【符号の説明】
【0028】
1 キャビン
1a 乗降間口
2 トラクタ(作業車両)
3 操縦部
9 キャビンフレーム
13 ルーフ
15 ドア
16 ヒンジ
17 ドアハンドル
20 ストライカ
26 ドアスイッチ
22 取付ブラケット
29 庇部
29a 庇下面
31 フィルタ
32 通風路
33 外気導入口(フィルタ取付孔)
36 フィルタカバー
38 ボルト
41 取付孔
42 係合部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
操縦部(3)を覆うキャビン1のドア(15)を、キャビンフレーム(9)にヒンジ(16)を介して取付け、ヒンジ(16)とは反対側のドア(15)の上下方向中間位置に設けられるドアハンドル(17)のラッチと、キャビンフレーム(9)側に設けられるストライカ(20)を係合させるドアロック機構を備えると共に、ドア(15)の開閉を検出するドアスイッチ(26)を設けた作業車両のキャビンにおいて、
前記ドアスイッチ(26)をストライカ(20)の近傍に設けることを特徴とする作業車両のキャビン。
【請求項2】
キャビンフレーム(9)にストライカ(20)を取付けるブラケット(22)に、ドアスイッチ(26)を設けることを特徴とする請求項1記載の作業車両のキャビン。
【請求項3】
キャビン(1)のルーフ(13)の庇部(29)に、外気導入口(33)を設けると共に、該外気導入口(33)から取り入れられる外気をフィルタ(31)で濾過する作業車両のキャビンにおいて、
前記フィルタ(31)を外気導入口(33)に臨ませて、フィルタカバー(36)によってフィルタ(31)の下面を受けて支持させると共に、該フィルタカバー(36)をルーフ(13)に回動自在に取付け、フィルタカバー(36)の回動によってフィルタ(31)を着脱可能に構成したことを特徴とする作業車両のキャビン。
【請求項4】
フィルタカバー(36)に、取付孔(41)と係合部(42)を設け、該取付孔(41)と係合部(42)にボルト(38)を挿入して、フィルタカバー(36)を回動自在に取付けることを特徴とする請求項3記載の作業車両のキャビン。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−95342(P2013−95342A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−241885(P2011−241885)
【出願日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【出願人】(000001878)三菱農機株式会社 (1,502)
【Fターム(参考)】