作業車両
【課題】作業車両のマウントブラケットに左右ステップを弾性マウントにより支持して振動を抑制して支持し、左右フェンダを弾性マウントを介さずに支持し、機体が大きく振動した際にも振動の増幅を抑制し、フェンダに取り付けた変速レバーの変速抜けを防止する。
【解決手段】ミッションケース3の前側部に左右マウントブラケット22,22を左右両側に延出するように設け、該ミッションケース3の後側上部に後側マウントブラケット24を配設し、前記左右マウントブラケット22,22及び後側マウントブラケット24にフロアフレーム27取り付け用の弾性マウント23,23、25,25を配設し、前記左右マウントブラケット22,22の後側部に左右フェンダ7,7の前側部を着脱自在に取り付けたことを特徴とする作業車両の構成とする。
【解決手段】ミッションケース3の前側部に左右マウントブラケット22,22を左右両側に延出するように設け、該ミッションケース3の後側上部に後側マウントブラケット24を配設し、前記左右マウントブラケット22,22及び後側マウントブラケット24にフロアフレーム27取り付け用の弾性マウント23,23、25,25を配設し、前記左右マウントブラケット22,22の後側部に左右フェンダ7,7の前側部を着脱自在に取り付けたことを特徴とする作業車両の構成とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業車両に関し、特にステップ取付装置に関する。
【背景技術】
【0002】
作業車両のステップフロア取付装置おいて、上側にフロア板を支持するフロアフレームを取り付けるためのマウントベースを、車体に対して上下反転し取付高さを変更可能に構成したものは、公知である(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平4−135986号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記背景技術の発明は、車体に取り付けているマウントベースにゴムマウントを介してフロアフレームを上下動自在に取り付け、このフロアフレームにフロア板を支持する構成である。
【0005】
このようなフロアフレームにフェンダを取り付け、フェンダに変速レバーを取り付けたタイプであると、作業中に機体が大きく振動しゴムマウントにより振動が増幅されると、フェンダに支持している変速レバーが変速抜けを起こす可能性があった。
【0006】
そこで、この発明はこのような不具合を解消しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明は、ミッションケース(3)の前側部に左右マウントブラケット(22,22)を左右両側に延出するように設け、該ミッションケース(3)の後側上部に後側マウントブラケット(24)を配設し、前記左右マウントブラケット(22,22)及び後側マウントブラケット(24)にフロアフレーム(27)取り付け用の弾性マウント(23,23、25,25)を配設し、前記左右マウントブラケット(22,22)の後側部に左右フェンダ(7,7)の前側部を着脱自在に取り付けたことを特徴とする作業車両とする。
【0008】
請求項2の発明は、前記弾性マウント(23,23、25,25)を介して支持されている前記フロアフレーム(27)の左右両側部に左右ステップ(28,28)をそれぞれ独立して取り付けたことを特徴とする請求項1記載の作業車両とする。
【0009】
請求項3の発明は、前記左右前側マウントブラケット(22,22)の左右両側部に中央カバー(26)の左右両側部を取り付け、前記フロアフレーム(27)の左右両側部に設けた前記左右弾性マウント(23,23)に皿ばね付きナットを介して左右ステップ(28,28)を独立して取り付けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の作業車両とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明によると、左右マウントブラケット(22,22)及び後側マウントブラケット(24)にフロアフレーム(27)取り付け用の弾性マウント(23,23、25,25)を配設し、弾性マウントに支持されていない左右マウントブラケット(22,22)の後側部に左右フェンダ(7,7)の前側部を着脱自在に取り付けたので、作業中に機体が大きく振動しても、左右マウントブラケット(22,22)に直接支持されている左右フェンダ(7,7)は弾性マウント(23,23、25,25)の増幅振動を回避することができ、左右フェンダ(7,7)に変速レバーを装着していても振動を軽減することができ、変速抜けの不具合を抑制することができる。
【0011】
請求項2の発明によると、請求項1の発明の前記効果に加えて、フロアフレーム(27)の左右両側部に左右ステップ(28,28)をそれぞれ独立して取り付けたので、左右ステップ(28,28)の振動を和らげ、組立て作業を容易にすることができる。
【0012】
請求項3の発明によると、請求項1又は請求項2の発明の前記効果に加えて、左右ステップ(28,28)と中央カバー(26)を分割したので組立て作業が容易にし、左右ステップ(28,28)の振動を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】トラクタ全体の側面図である。
【図2】トラクタの前後方向中間部の斜視図である。
【図3】フロアフレームの斜視図である。
【図4】フロアフレーム、中央カバー、左右ステップの斜視図である。
【図5】トラクタの前後方向中間部の斜視図である。
【図6】トラクタの前後方向中間部の一部省略した斜視図である。
【図7】トラクタの前後方向中間部の一部省略した斜視図である。
【図8】ステアリングハンドル部の斜視図である。
【図9】ステアリングハンドル部の斜視図である。
【図10】操舵制御弁の取付部を示す切断側面図である。
【図11】ブレーキペダル部の斜視図である。
【図12】トラクタの前側部の側面図、斜視図である。
【図13】シート部の側面図である。
【図14】シート部の側面図である。
【図15】デフロックペダル部の側面図、平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面に基づいてこの発明を農業用トラクタに施した実施例について説明する。
まず、図1に基づき本発明を実施するトラクタの全体構成について説明する。
トラクタは走行車体1の前側部にエンジン(図示省略)を搭載し、エンジンをボンネット2で被覆し、エンジンの回転動力をミッションケース3内の主変速装置及び副変速装置で変速し、左右前輪4,4及び左右後輪5,5へ伝達している。
【0015】
また、ミッションケース3の後側上部にはシート6を設け、その左右両側に左右フェンダ7,7を設けている。走行車体1の前側にフロントローダ(図示省略)を装着可能に構成し、後側にバックホウ(図示省略)を装着可能に構成している。また、走行車体1の後側にはシリンダケース(図示省略)を設け、シリンダケースの後側部にリフトアーム9,9を上下回動自在に設け、3点リンク機構(図示省略)に連結したロータリ耕耘装置(図示省略)を昇降するように構成している。
【0016】
また、エンジンの後方には、ハンドルフレーム10を立設し、その上部にステアリングハンドル11を設けている。走行車体1の後部に後側安全フレーム12を立設している。
次に、図2に基づき中央カバー21、左右ステップ28,28、左右フェンダ7,7の取付構成について説明する。
【0017】
ミッションケース3の下部左右両側に左右マウントブラケット22,22を左右に突設している。この左右マウントブラケット22,22は、前後マウントブラケット22a,22bと、前後マウントブラケット22a,22bの左右両側部を連結する左右内側マウントブラケット22c,22cと、左右外側マウントブラケット22d,22dとで枠組構成し、左右内側マウントブラケット22c,22cをミッションケース3にボルト・ナットで取り付けている。左右後側マウントブラケット2222b,22bの左右中間部から後方へ左右フェンダ7,7取付用の左右取付マウントブラケット22e,22eを延出している。
【0018】
左右前側マウントブラケット22a,22aの左右両側部に形成した穴部に左右前側弾性マウント23,23を嵌合装着している。また、左右フェンダ7,7の前側部を左右後側マウントブラケット22b,22bの左右両側部、及び、左右取付マウントブラケット22e,22eの後部にボルト・ナットで固着している。
【0019】
ミッションケース3の後側上部に後側マウントブラケット24を左右方向に沿わせて配置し、この後側マウントブラケット24の左右屈折部をミッションケース3の左右両側面にボルト・ナットで固着し、後側マウントブラケット24の左右両側の穴部に左右後側マウント25,25を嵌合装着している。
【0020】
そして、図3に示すように、これらの左右前側弾性マウント23,23及び左右後側弾性マウント25,25にフロアフレーム27を載置し、ボルト・ナットで支持している。このフロアフレーム27は、正面視鞍状の中央フロアフレーム27aと、中央フロアフレーム27aの前側部から左右に延出している左右フロアフレーム27b,27bとで構成している。
【0021】
また、図4に示すように、この中央フロアフレーム27aの上側面に沿わせて正面視鞍状に折曲構成している中央カバー26を載置し、中央カバー26の左右両側部をマウントブラケット22,22の左右内側マウントブラケット22c,22cにボルト・ナットで取り付けている。また、中央フロアフレーム27aの後側部を左右前側マウントブラケット22a,22a側の左右後側弾性マウント25,25で支持し、左右フロアフレーム27a,27aの前側左右両側部を前側弾性マウント23,23で支持している。
【0022】
また、左右フロアフレーム27a,27aに左右ステップ28,28を独立して載置し、弾性マウント25,25に皿ばね付きボルト・ナットを挿通し上下動自在に支持している。
【0023】
従来構成は、左右フェンダ7,7の取り付けられているマウントブラケット22,22を弾性マウント23,23を介してミッションケース3側に取り付ける構成である。従って、作業中に機体が大きく振動すると、弾性マウント23,23,25,25により振動が増幅されて、左右フェンダ7,7に支持されている変速レバーが大きく振動し、変速抜け起こす恐れがあった。
【0024】
しかし、前記構成によると、弾性マウント23,23、25,25により中央カバー26及び左右ステップ28,28を振動自在に支持しているが、左右マウントブラケット22,22に支持されている左右フェンダ7,7はミッションケース3に支持されていて増幅振動を回避することができ、左右フェンダ7,7に装着している変速レバーの振動を小さくし、変速抜けの不具合を抑制することができる。
【0025】
また、フロアフレーム27の左右フロアフレーム27a,27aに左右ステップ28,28をそれぞれ独立的に取り付けるので、組立て作業が容易になる。
また、左右マウントブラケット22,22に支持している左右前側弾性マウント23,23に載置しているフロアフレーム27の左右フロアフレーム27a,27aに、左右ステップ28,28をそれぞれ独立して取り付けているので、組立て作業が容易になる。
【0026】
また、図5に示すように、左右同一に構成されている左右マウントブラケット22,22の左右両側部に、側面視U字型の左右同形の左右サブステップフレーム29,29を吊り下げ状に支持している。左右サブステップフレーム29,29の前側上部の前後方向の取付板29aを左右マウントブラケット22,22の前後方向の取付面に2本のボルト・ナットでそれぞれ取り付けている。また、左右マウントブラケット22,22の後側部の左右方向の取付面に、左右サブステップフレーム29の後側上部の左右方向の取付板29b,29b、及び、左右フェンダ7,7を2本のボルト・ナットで共締めして取り付け、強固に支持している。そして、左右ステップフレーム29,29の下端部に左右サブステップ30,30を取り付けている。
【0027】
前記構成によると、左右サブステップフレーム29,29及び左右ステップ30,30を左右同一の共用部品にしているので、部品点数を少なくし、コストの低減を図ることができる。また、左右マウントブラケット22,22の左右方向の取付面に左右サブステップフレーム29の後側上部の左右方向の取付板29b,29b、及び、左右フェンダ7,7の前側部を2本のボルト・ナットで共締めして取り付けいるので、取付構成を簡単化することができる。
【0028】
次に、図6及び図7に示すように構成してもよい。左右前側マウントブラケット22,22の左右両側の左右弾性マウント23,23、及び、後側マウントブラケット24の左右中央部の単一の後側弾性マウント25で、フロアフレーム27を載置支持するようにすると、構成を簡単化しコストの低減を図ることができる。
【0029】
次に、図8及び図9に基づきステアリングハンドル11部の構成について説明する。
走行車体1のエンジンの後方から後側フレーム36を立ち上げ、その後方にはミッションケース3からハンドルフレーム10を立ち上げ、この後側フレーム36の上部とハンドルフレーム10の上部とを連結フレーム37で連結し、連結フレーム37のハンドルフレーム10の前側部にメータパネル38を取り付けている。
【0030】
ハンドルフレーム10の上部には前輪操舵用の円筒状の操舵制御弁39を上下方向に沿わせて取り付け、操舵制御弁39から上方へ延出している操舵軸にステアリングハンドル10を取り付け、ステアリングハンドル10の操作により操舵制御弁39を直接作動するようにしている。
【0031】
また、ハンドルフレーム10の上部支持板10aに支持穴10bを開口し、この支持穴10bに円筒形状の操舵制御弁39を下方から挿入嵌合している。そして、操舵制御弁39の下端部から側方に延出している4個の取付鍔39a,…を上部支持板10aの下面に接合し位置決めする。次いで、図10、図11に示すように、上部支持板10aの下側面と取付鍔39a,…の上側面との間にゴムマット40,…を挾み、また、上部支持板10aの上面と支持板41の下側面との間にゴムマット40,…を挾み、4個のボルト・ナット42,…で締め付け固着している。
【0032】
前記構成によると、圃場で振動の激しいトラクタでも、ステアリングハンドル11の振動を軽減し、部品点数を少なくしコストの低減を図ることができる。
次に、図11に基づき駐車ブレーキの作動構成について説明する。
【0033】
走行車体1に左右ブレーキペダル45,45を左右方向の軸回りに上下回動自在に軸支し、左右ブレーキペダル45,45には連結作動手段45aを設け、左右ブレーキペダル45,45を左右一体で作動したり、あるいは、左右単独で作動するように構成している。走行車体1の側方には駐車アーム46を左右方向のピン46a回りに上下回動自在に軸支し、駐車ロッド47で上下回動操作可能に構成している。
【0034】
しかして、左ブレーキペダル45には係止体45bを左側に延出するように設け、左ブレーキペダル45を下方の制動位置まで踏み込み、駐車ロッド47を引き上げ、駐車アーム46を時計方向へ回動する。すると、左ブレーキペダル45側の係止体45bに駐車アーム46の係止部46aが係合し、左右ブレーキペダル45,45を制動状態に維持することができる。前記構成によると、駐車ブレーキ構成を簡素化することができる。
【0035】
次に、図12に基づき主変速レバー51の取付構成について説明する。
ミッションケース3の前側部に取り付けているクラッチハウジング52の左右両側部から正面視門型の後側フレーム36を立ち上げ、後側フレーム36の上部から上部フレーム53を後側に延出し、上部フレーム53にステアリングハンドル11及びメータパネル38を取り付けている。上部フレーム53にはステアリングハンドル11の左右一側に位置するように主変速レバー51を左右方向の軸回りに前後方向に回動自在に軸支している。
【0036】
また、クラッチハウジング52の左側に配設しているブラケット54に側面視V字型に折曲している第1アーム55を軸支している。ミッションケース3内には主変速装置(図示省略)操作用の第2アーム56を軸支し、第2アーム56と第1アーム55の一端とをロッド57により連結している。また、上部フレーム53に取り付けている上部ブラケット58には第3アーム59を軸支し、第3アーム59の一端と第1アーム55の他端とを第2ロッド60を介して連結している。主変速レバー51のアーム部51aの先端と第3アーム59の他端とをピン連結している。そして、そのピン連結点を回動方向に調整して固定することにより、主変速レバー51の変速位置を調整するようにしている。
【0037】
左右フェンダ7の一側に主変速レバー51を配置した構成であると、主変速レバー51を操作する際に、前方の目線から左右一側の主変速レバー51に変更し操作しなければならない。しかし、前記構成によると、前方へ視線を向けているオペレータはステアリングハンドル11を操作しながらそのままの視線で左右一側に位置している主変速レバー51を操作することができ、操作が容易となり安全である。
【0038】
次に、図13及び図14に基づきシート6の取付構成について説明する。
前側ミッションケース3aの上方にフロアフレーム27を取り付け、フロアフレーム27の中央フロアフレーム27aの後側上部に前側シートブラケット61を左右方向に沿わせて取り付け、後側ミッションケース3bの後側上部に後側シートブラケット62をシートマウント(図示省略)を介して取り付けている。
【0039】
シート6は図14に示すように、型式に応じて例えば標準型シート6a、S型シート6b、N型シート6cを設定し、これらシートの取付部を同一形状の前側取付部6dと後側載置部6eとをそれぞれ構成している。
【0040】
しかして、前側シートブラケット61の左右両側部の支持穴61a,61aと、前側取付部6dの支持穴6da,…とに左右ピンを挿通支持し、また、後側シートブラケット62に後側載置部6eを載置し取り付ける。従って、型式変更時にもシート6a,6b,6cを容易に取り付けることができる。
【0041】
次に、図15に基づきデフロックペダル66について説明する。
デフロックペダル66を、軸支筒体66aと、軸支筒体66aの左右一側から前側に延出しているペダル部66bと、軸支筒体66aの左右他側から後側に延出しているアーム部66cとで構成し、アーム部66cの基端側を折曲し軸支筒体66aの外側面に溶接固着している。後側ミッションケース3bの前側上部に設けているブラケット67に左右方向の頭部付きのピン68を介してデフロックペダル66の軸支筒体66aを回動自在に軸支している。そして、ピン68の頭部の内側面をブラケット67の左右一側面に接合し、ピン68の先端側に支持した座金69をブラケット67の左右他側面に接合介装し、割ピン70で抜け止めし支持している。また、デフロックペダル66には復帰用のスプリング71を取り付け、後側ミッションケース3b内に設けているデフロック装置(図示省略)作動用のデフロックアーム72にアーム部66cの先端をピン連結している。
【0042】
しかして、デフロックペダル66を踏み込むと、デフロック装置が左右連結状態となり、左右後輪5,5が一体的に回転する。また、デフロックペダル66の踏み込みを解除すると、スプリング71によりデフロックペダル66は上方へ復帰回動しデフロック装置が解除状態となり、左右後輪5,5が独立回転状態となる。前記構成によると、デフロックペダル66の構成を簡単化し、コストの低減を図ることができる。
【符号の説明】
【0043】
2 ボンネット
3 ミッションケース
7 左右フェンダ
22 左右マウントブラケット
23 弾性マウント
24 後側マウントブラケット
25 弾性マウント
26 中央カバー
27 フロアフレーム
28 左右ステップ
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業車両に関し、特にステップ取付装置に関する。
【背景技術】
【0002】
作業車両のステップフロア取付装置おいて、上側にフロア板を支持するフロアフレームを取り付けるためのマウントベースを、車体に対して上下反転し取付高さを変更可能に構成したものは、公知である(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平4−135986号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記背景技術の発明は、車体に取り付けているマウントベースにゴムマウントを介してフロアフレームを上下動自在に取り付け、このフロアフレームにフロア板を支持する構成である。
【0005】
このようなフロアフレームにフェンダを取り付け、フェンダに変速レバーを取り付けたタイプであると、作業中に機体が大きく振動しゴムマウントにより振動が増幅されると、フェンダに支持している変速レバーが変速抜けを起こす可能性があった。
【0006】
そこで、この発明はこのような不具合を解消しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明は、ミッションケース(3)の前側部に左右マウントブラケット(22,22)を左右両側に延出するように設け、該ミッションケース(3)の後側上部に後側マウントブラケット(24)を配設し、前記左右マウントブラケット(22,22)及び後側マウントブラケット(24)にフロアフレーム(27)取り付け用の弾性マウント(23,23、25,25)を配設し、前記左右マウントブラケット(22,22)の後側部に左右フェンダ(7,7)の前側部を着脱自在に取り付けたことを特徴とする作業車両とする。
【0008】
請求項2の発明は、前記弾性マウント(23,23、25,25)を介して支持されている前記フロアフレーム(27)の左右両側部に左右ステップ(28,28)をそれぞれ独立して取り付けたことを特徴とする請求項1記載の作業車両とする。
【0009】
請求項3の発明は、前記左右前側マウントブラケット(22,22)の左右両側部に中央カバー(26)の左右両側部を取り付け、前記フロアフレーム(27)の左右両側部に設けた前記左右弾性マウント(23,23)に皿ばね付きナットを介して左右ステップ(28,28)を独立して取り付けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の作業車両とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1の発明によると、左右マウントブラケット(22,22)及び後側マウントブラケット(24)にフロアフレーム(27)取り付け用の弾性マウント(23,23、25,25)を配設し、弾性マウントに支持されていない左右マウントブラケット(22,22)の後側部に左右フェンダ(7,7)の前側部を着脱自在に取り付けたので、作業中に機体が大きく振動しても、左右マウントブラケット(22,22)に直接支持されている左右フェンダ(7,7)は弾性マウント(23,23、25,25)の増幅振動を回避することができ、左右フェンダ(7,7)に変速レバーを装着していても振動を軽減することができ、変速抜けの不具合を抑制することができる。
【0011】
請求項2の発明によると、請求項1の発明の前記効果に加えて、フロアフレーム(27)の左右両側部に左右ステップ(28,28)をそれぞれ独立して取り付けたので、左右ステップ(28,28)の振動を和らげ、組立て作業を容易にすることができる。
【0012】
請求項3の発明によると、請求項1又は請求項2の発明の前記効果に加えて、左右ステップ(28,28)と中央カバー(26)を分割したので組立て作業が容易にし、左右ステップ(28,28)の振動を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】トラクタ全体の側面図である。
【図2】トラクタの前後方向中間部の斜視図である。
【図3】フロアフレームの斜視図である。
【図4】フロアフレーム、中央カバー、左右ステップの斜視図である。
【図5】トラクタの前後方向中間部の斜視図である。
【図6】トラクタの前後方向中間部の一部省略した斜視図である。
【図7】トラクタの前後方向中間部の一部省略した斜視図である。
【図8】ステアリングハンドル部の斜視図である。
【図9】ステアリングハンドル部の斜視図である。
【図10】操舵制御弁の取付部を示す切断側面図である。
【図11】ブレーキペダル部の斜視図である。
【図12】トラクタの前側部の側面図、斜視図である。
【図13】シート部の側面図である。
【図14】シート部の側面図である。
【図15】デフロックペダル部の側面図、平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面に基づいてこの発明を農業用トラクタに施した実施例について説明する。
まず、図1に基づき本発明を実施するトラクタの全体構成について説明する。
トラクタは走行車体1の前側部にエンジン(図示省略)を搭載し、エンジンをボンネット2で被覆し、エンジンの回転動力をミッションケース3内の主変速装置及び副変速装置で変速し、左右前輪4,4及び左右後輪5,5へ伝達している。
【0015】
また、ミッションケース3の後側上部にはシート6を設け、その左右両側に左右フェンダ7,7を設けている。走行車体1の前側にフロントローダ(図示省略)を装着可能に構成し、後側にバックホウ(図示省略)を装着可能に構成している。また、走行車体1の後側にはシリンダケース(図示省略)を設け、シリンダケースの後側部にリフトアーム9,9を上下回動自在に設け、3点リンク機構(図示省略)に連結したロータリ耕耘装置(図示省略)を昇降するように構成している。
【0016】
また、エンジンの後方には、ハンドルフレーム10を立設し、その上部にステアリングハンドル11を設けている。走行車体1の後部に後側安全フレーム12を立設している。
次に、図2に基づき中央カバー21、左右ステップ28,28、左右フェンダ7,7の取付構成について説明する。
【0017】
ミッションケース3の下部左右両側に左右マウントブラケット22,22を左右に突設している。この左右マウントブラケット22,22は、前後マウントブラケット22a,22bと、前後マウントブラケット22a,22bの左右両側部を連結する左右内側マウントブラケット22c,22cと、左右外側マウントブラケット22d,22dとで枠組構成し、左右内側マウントブラケット22c,22cをミッションケース3にボルト・ナットで取り付けている。左右後側マウントブラケット2222b,22bの左右中間部から後方へ左右フェンダ7,7取付用の左右取付マウントブラケット22e,22eを延出している。
【0018】
左右前側マウントブラケット22a,22aの左右両側部に形成した穴部に左右前側弾性マウント23,23を嵌合装着している。また、左右フェンダ7,7の前側部を左右後側マウントブラケット22b,22bの左右両側部、及び、左右取付マウントブラケット22e,22eの後部にボルト・ナットで固着している。
【0019】
ミッションケース3の後側上部に後側マウントブラケット24を左右方向に沿わせて配置し、この後側マウントブラケット24の左右屈折部をミッションケース3の左右両側面にボルト・ナットで固着し、後側マウントブラケット24の左右両側の穴部に左右後側マウント25,25を嵌合装着している。
【0020】
そして、図3に示すように、これらの左右前側弾性マウント23,23及び左右後側弾性マウント25,25にフロアフレーム27を載置し、ボルト・ナットで支持している。このフロアフレーム27は、正面視鞍状の中央フロアフレーム27aと、中央フロアフレーム27aの前側部から左右に延出している左右フロアフレーム27b,27bとで構成している。
【0021】
また、図4に示すように、この中央フロアフレーム27aの上側面に沿わせて正面視鞍状に折曲構成している中央カバー26を載置し、中央カバー26の左右両側部をマウントブラケット22,22の左右内側マウントブラケット22c,22cにボルト・ナットで取り付けている。また、中央フロアフレーム27aの後側部を左右前側マウントブラケット22a,22a側の左右後側弾性マウント25,25で支持し、左右フロアフレーム27a,27aの前側左右両側部を前側弾性マウント23,23で支持している。
【0022】
また、左右フロアフレーム27a,27aに左右ステップ28,28を独立して載置し、弾性マウント25,25に皿ばね付きボルト・ナットを挿通し上下動自在に支持している。
【0023】
従来構成は、左右フェンダ7,7の取り付けられているマウントブラケット22,22を弾性マウント23,23を介してミッションケース3側に取り付ける構成である。従って、作業中に機体が大きく振動すると、弾性マウント23,23,25,25により振動が増幅されて、左右フェンダ7,7に支持されている変速レバーが大きく振動し、変速抜け起こす恐れがあった。
【0024】
しかし、前記構成によると、弾性マウント23,23、25,25により中央カバー26及び左右ステップ28,28を振動自在に支持しているが、左右マウントブラケット22,22に支持されている左右フェンダ7,7はミッションケース3に支持されていて増幅振動を回避することができ、左右フェンダ7,7に装着している変速レバーの振動を小さくし、変速抜けの不具合を抑制することができる。
【0025】
また、フロアフレーム27の左右フロアフレーム27a,27aに左右ステップ28,28をそれぞれ独立的に取り付けるので、組立て作業が容易になる。
また、左右マウントブラケット22,22に支持している左右前側弾性マウント23,23に載置しているフロアフレーム27の左右フロアフレーム27a,27aに、左右ステップ28,28をそれぞれ独立して取り付けているので、組立て作業が容易になる。
【0026】
また、図5に示すように、左右同一に構成されている左右マウントブラケット22,22の左右両側部に、側面視U字型の左右同形の左右サブステップフレーム29,29を吊り下げ状に支持している。左右サブステップフレーム29,29の前側上部の前後方向の取付板29aを左右マウントブラケット22,22の前後方向の取付面に2本のボルト・ナットでそれぞれ取り付けている。また、左右マウントブラケット22,22の後側部の左右方向の取付面に、左右サブステップフレーム29の後側上部の左右方向の取付板29b,29b、及び、左右フェンダ7,7を2本のボルト・ナットで共締めして取り付け、強固に支持している。そして、左右ステップフレーム29,29の下端部に左右サブステップ30,30を取り付けている。
【0027】
前記構成によると、左右サブステップフレーム29,29及び左右ステップ30,30を左右同一の共用部品にしているので、部品点数を少なくし、コストの低減を図ることができる。また、左右マウントブラケット22,22の左右方向の取付面に左右サブステップフレーム29の後側上部の左右方向の取付板29b,29b、及び、左右フェンダ7,7の前側部を2本のボルト・ナットで共締めして取り付けいるので、取付構成を簡単化することができる。
【0028】
次に、図6及び図7に示すように構成してもよい。左右前側マウントブラケット22,22の左右両側の左右弾性マウント23,23、及び、後側マウントブラケット24の左右中央部の単一の後側弾性マウント25で、フロアフレーム27を載置支持するようにすると、構成を簡単化しコストの低減を図ることができる。
【0029】
次に、図8及び図9に基づきステアリングハンドル11部の構成について説明する。
走行車体1のエンジンの後方から後側フレーム36を立ち上げ、その後方にはミッションケース3からハンドルフレーム10を立ち上げ、この後側フレーム36の上部とハンドルフレーム10の上部とを連結フレーム37で連結し、連結フレーム37のハンドルフレーム10の前側部にメータパネル38を取り付けている。
【0030】
ハンドルフレーム10の上部には前輪操舵用の円筒状の操舵制御弁39を上下方向に沿わせて取り付け、操舵制御弁39から上方へ延出している操舵軸にステアリングハンドル10を取り付け、ステアリングハンドル10の操作により操舵制御弁39を直接作動するようにしている。
【0031】
また、ハンドルフレーム10の上部支持板10aに支持穴10bを開口し、この支持穴10bに円筒形状の操舵制御弁39を下方から挿入嵌合している。そして、操舵制御弁39の下端部から側方に延出している4個の取付鍔39a,…を上部支持板10aの下面に接合し位置決めする。次いで、図10、図11に示すように、上部支持板10aの下側面と取付鍔39a,…の上側面との間にゴムマット40,…を挾み、また、上部支持板10aの上面と支持板41の下側面との間にゴムマット40,…を挾み、4個のボルト・ナット42,…で締め付け固着している。
【0032】
前記構成によると、圃場で振動の激しいトラクタでも、ステアリングハンドル11の振動を軽減し、部品点数を少なくしコストの低減を図ることができる。
次に、図11に基づき駐車ブレーキの作動構成について説明する。
【0033】
走行車体1に左右ブレーキペダル45,45を左右方向の軸回りに上下回動自在に軸支し、左右ブレーキペダル45,45には連結作動手段45aを設け、左右ブレーキペダル45,45を左右一体で作動したり、あるいは、左右単独で作動するように構成している。走行車体1の側方には駐車アーム46を左右方向のピン46a回りに上下回動自在に軸支し、駐車ロッド47で上下回動操作可能に構成している。
【0034】
しかして、左ブレーキペダル45には係止体45bを左側に延出するように設け、左ブレーキペダル45を下方の制動位置まで踏み込み、駐車ロッド47を引き上げ、駐車アーム46を時計方向へ回動する。すると、左ブレーキペダル45側の係止体45bに駐車アーム46の係止部46aが係合し、左右ブレーキペダル45,45を制動状態に維持することができる。前記構成によると、駐車ブレーキ構成を簡素化することができる。
【0035】
次に、図12に基づき主変速レバー51の取付構成について説明する。
ミッションケース3の前側部に取り付けているクラッチハウジング52の左右両側部から正面視門型の後側フレーム36を立ち上げ、後側フレーム36の上部から上部フレーム53を後側に延出し、上部フレーム53にステアリングハンドル11及びメータパネル38を取り付けている。上部フレーム53にはステアリングハンドル11の左右一側に位置するように主変速レバー51を左右方向の軸回りに前後方向に回動自在に軸支している。
【0036】
また、クラッチハウジング52の左側に配設しているブラケット54に側面視V字型に折曲している第1アーム55を軸支している。ミッションケース3内には主変速装置(図示省略)操作用の第2アーム56を軸支し、第2アーム56と第1アーム55の一端とをロッド57により連結している。また、上部フレーム53に取り付けている上部ブラケット58には第3アーム59を軸支し、第3アーム59の一端と第1アーム55の他端とを第2ロッド60を介して連結している。主変速レバー51のアーム部51aの先端と第3アーム59の他端とをピン連結している。そして、そのピン連結点を回動方向に調整して固定することにより、主変速レバー51の変速位置を調整するようにしている。
【0037】
左右フェンダ7の一側に主変速レバー51を配置した構成であると、主変速レバー51を操作する際に、前方の目線から左右一側の主変速レバー51に変更し操作しなければならない。しかし、前記構成によると、前方へ視線を向けているオペレータはステアリングハンドル11を操作しながらそのままの視線で左右一側に位置している主変速レバー51を操作することができ、操作が容易となり安全である。
【0038】
次に、図13及び図14に基づきシート6の取付構成について説明する。
前側ミッションケース3aの上方にフロアフレーム27を取り付け、フロアフレーム27の中央フロアフレーム27aの後側上部に前側シートブラケット61を左右方向に沿わせて取り付け、後側ミッションケース3bの後側上部に後側シートブラケット62をシートマウント(図示省略)を介して取り付けている。
【0039】
シート6は図14に示すように、型式に応じて例えば標準型シート6a、S型シート6b、N型シート6cを設定し、これらシートの取付部を同一形状の前側取付部6dと後側載置部6eとをそれぞれ構成している。
【0040】
しかして、前側シートブラケット61の左右両側部の支持穴61a,61aと、前側取付部6dの支持穴6da,…とに左右ピンを挿通支持し、また、後側シートブラケット62に後側載置部6eを載置し取り付ける。従って、型式変更時にもシート6a,6b,6cを容易に取り付けることができる。
【0041】
次に、図15に基づきデフロックペダル66について説明する。
デフロックペダル66を、軸支筒体66aと、軸支筒体66aの左右一側から前側に延出しているペダル部66bと、軸支筒体66aの左右他側から後側に延出しているアーム部66cとで構成し、アーム部66cの基端側を折曲し軸支筒体66aの外側面に溶接固着している。後側ミッションケース3bの前側上部に設けているブラケット67に左右方向の頭部付きのピン68を介してデフロックペダル66の軸支筒体66aを回動自在に軸支している。そして、ピン68の頭部の内側面をブラケット67の左右一側面に接合し、ピン68の先端側に支持した座金69をブラケット67の左右他側面に接合介装し、割ピン70で抜け止めし支持している。また、デフロックペダル66には復帰用のスプリング71を取り付け、後側ミッションケース3b内に設けているデフロック装置(図示省略)作動用のデフロックアーム72にアーム部66cの先端をピン連結している。
【0042】
しかして、デフロックペダル66を踏み込むと、デフロック装置が左右連結状態となり、左右後輪5,5が一体的に回転する。また、デフロックペダル66の踏み込みを解除すると、スプリング71によりデフロックペダル66は上方へ復帰回動しデフロック装置が解除状態となり、左右後輪5,5が独立回転状態となる。前記構成によると、デフロックペダル66の構成を簡単化し、コストの低減を図ることができる。
【符号の説明】
【0043】
2 ボンネット
3 ミッションケース
7 左右フェンダ
22 左右マウントブラケット
23 弾性マウント
24 後側マウントブラケット
25 弾性マウント
26 中央カバー
27 フロアフレーム
28 左右ステップ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ミッションケース(3)の前側部に左右マウントブラケット(22,22)を左右両側に延出するように設け、該ミッションケース(3)の後側上部に後側マウントブラケット(24)を配設し、前記左右マウントブラケット(22,22)及び後側マウントブラケット(24)にフロアフレーム(27)取り付け用の弾性マウント(23,23、25,25)を配設し、前記左右マウントブラケット(22,22)の後側部に左右フェンダ(7,7)の前側部を着脱自在に取り付けたことを特徴とする作業車両。
【請求項2】
前記弾性マウント(23,23、25,25)を介して支持されている前記フロアフレーム(27)の左右両側部に左右ステップ(28,28)をそれぞれ独立して取り付けたことを特徴とする請求項1記載の作業車両。
【請求項3】
前記左右前側マウントブラケット(22,22)の左右両側部に中央カバー(26)の左右両側部を取り付け、前記フロアフレーム(27)の左右両側部に設けた前記左右弾性マウント(23,23)に皿ばね付きナットを介して左右ステップ(28,28)を独立して取り付けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の作業車両。
【請求項1】
ミッションケース(3)の前側部に左右マウントブラケット(22,22)を左右両側に延出するように設け、該ミッションケース(3)の後側上部に後側マウントブラケット(24)を配設し、前記左右マウントブラケット(22,22)及び後側マウントブラケット(24)にフロアフレーム(27)取り付け用の弾性マウント(23,23、25,25)を配設し、前記左右マウントブラケット(22,22)の後側部に左右フェンダ(7,7)の前側部を着脱自在に取り付けたことを特徴とする作業車両。
【請求項2】
前記弾性マウント(23,23、25,25)を介して支持されている前記フロアフレーム(27)の左右両側部に左右ステップ(28,28)をそれぞれ独立して取り付けたことを特徴とする請求項1記載の作業車両。
【請求項3】
前記左右前側マウントブラケット(22,22)の左右両側部に中央カバー(26)の左右両側部を取り付け、前記フロアフレーム(27)の左右両側部に設けた前記左右弾性マウント(23,23)に皿ばね付きナットを介して左右ステップ(28,28)を独立して取り付けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の作業車両。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公開番号】特開2012−30649(P2012−30649A)
【公開日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−170676(P2010−170676)
【出願日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】
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