説明

便器洗浄装置

【課題】洗浄水を供給する便器本体の便鉢部内の洗浄水の水位を通常水位よりも低水位に良好にすることができる便器洗浄装置を提供する。
【解決手段】便器洗浄装置20は、便鉢部11と、この便鉢部11の下流側に連通する便器排水路12とを備えた便器本体10に洗浄水を供給する。設定した流量及び水量の洗浄水を便器本体10に供給して便器洗浄を実行する便器洗浄モードと、この便器洗浄モードよりも少ない流量及び水量の洗浄水を便器本体10に供給することによって、便器排水路12内にサイホン作用が発生し、この便器排水路12の下流側からこの便器排水路12内に空気が流入することによって破封することなくサイホン作用が終了し、便鉢部11内の洗浄水の水位が通常水位Mよりも低水位Lになる水位低下モードとを有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は便器洗浄装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は従来の便器洗浄装置と便器本体とを備えた水洗式便器を開示している。便器本体は、便鉢部の上部周縁に沿って洗浄水を吐水するリム吐水口と、便鉢部の下流側に連通する便器排水路に沿って上流端部側から下流方向へ洗浄水を吐水するジェット吐水口とを有している。便器洗浄装置はリム吐水口とジェット吐水口とに洗浄水を供給する。また、便器洗浄装置は、ジェット吐水口に洗浄水を供給する給水路に洗浄水を貯留する洗浄タンクと、洗浄タンクに貯留した洗浄水をジェット吐水口へ送水する加圧ポンプとを備えている。便器洗浄装置は、加圧ポンプを駆動することによって、ジェット吐水口から大流量の洗浄水を便器排水路内に吐水することができる。このため、便器洗浄装置は、便器排水路内にサイホン作用を急速に発生させることができ、便鉢部内の洗浄水を排出することができる。
【0003】
この便器洗浄装置は、便鉢部を掃除する際、リム吐水口から洗浄水を吐水した後、加圧ポンプを駆動してジェット吐水口から大流量の洗浄水を便器排水路内に吐水してサイホン作用を急速に発生させる。その後、便器洗浄装置は、加圧ポンプを停止して、加圧ポンプの回転部の慣性力による回転によって所定量の洗浄水をジェット吐水口から吐水する。この際、便鉢部内の洗浄水の水位が通常時の水位よりも低水位になるように、加圧ポンプの回転部の慣性力によってジェット吐水口から吐水される洗浄水の水量を調整している。
【0004】
このように、この便器洗浄装置は便鉢部内の洗浄水の水位を短時間で低水位にすることができる。このように、便鉢部内の洗浄水の水位を通常時の水位よりも低くすることによって、便鉢部の汚れが付き易い部分(便鉢部に貯留する洗浄水の通常時の水面付近)が露出し、便鉢部の掃除を容易に行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−303691号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、特許文献1の便器洗浄装置では、ジェット吐水口から大流量の洗浄水を便器排水路内に吐水してサイホン作用を急速に発生させることから、強力なサイホン作用を便器排水路内に発生させることになる。このため、強力なサイホン作用によって便鉢部内の洗浄水が一気に排出されるため、便鉢部側から便器排水路内に空気が流入することによってサイホン作用が終了する。よって、この便器洗浄装置が洗浄水を供給する便器本体では、一時的に破封状態(便鉢部及び便器排水路内の洗浄水が減少し、便鉢部と便器排水路の下流側とを洗浄水で遮断していない状態)になる。このため、便器排水路の下流側から便鉢部内に臭気等が逆流するおそれがある。また、破封する際に空気が便鉢部側から便器排水路内に流入することによって生じる破封音が生じてしまう。
【0007】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、洗浄水を供給する便器本体の便鉢部内の洗浄水の水位を通常水位よりも低水位に良好にすることができる便器洗浄装置を提供することを解決すべき課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の便器洗浄装置は、便鉢部と、この便鉢部の下流側に連通する便器排水路とを備えた便器本体に洗浄水を供給する便器洗浄装置であって、
設定した流量及び水量の洗浄水を前記便器本体に供給して便器洗浄を実行する便器洗浄モードと、
この便器洗浄モードよりも少ない流量及び水量の洗浄水を前記便器本体に供給することによって、前記便器排水路内にサイホン作用が発生し、この便器排水路の下流側からこの便器排水路内に空気が流入することによって破封することなくサイホン作用が終了し、前記便鉢部内の洗浄水の水位が通常水位よりも低水位になる水位低下モードとを有していることを特徴とする。
【0009】
この便器洗浄装置では、水位低下モードにおいて、便器洗浄モードよりも少ない流量の洗浄水を便器排水路に供給してサイホン作用を発生させるため、便鉢部内の洗浄水を一気に排出するほどの強力なサイホン作用を発生することができない。つまり、サイホン作用が弱いため、便鉢部内の洗浄水の水位が便器排水路の流入口の最高部より低くなる前に、便器排水路の下流側からこの便器排水路内に空気が流入してサイホン作用が終了する。このように、便鉢部側から便器排水路内に空気が流入して破封することなくサイホン作用を終了させることができる。このため、便器排水路の下流側から便鉢部内に臭気が逆流することを確実に防止することができる。また、破封音が生じない。さらに、便器洗浄モードよりも少ない水量の洗浄水を便器排水路に供給するため、便鉢部内に滞留する洗浄水の水位は通常水位よりも低水位にすることができる。
【0010】
したがって、本発明の便器洗浄装置は、洗浄水を供給する便器本体の便鉢部内の洗浄水の水位を通常水位よりも低水位に良好にすることができる。
【0011】
前記水位低下モードにおいて、前記便器排水路内のサイホン作用の発生後、前記便鉢部内の洗浄水の水位の下降が停止すると前記便鉢部内への洗浄水の供給を停止し得る。この場合、便器排水路内のサイホン作用が終了すると、便鉢部内の洗浄水の水位の下降が停止することから、便鉢部内の洗浄水の水位の下降が停止した後に便鉢部内に供給する洗浄水は便器排水路の下流側に排出されない。このため、便鉢部内の洗浄水の水位の下降が停止した後に便器本体に供給される洗浄水は便鉢部内の水位の上昇に結びついてしまう。よって、便鉢部内の洗浄水の水位を通常水位より確実に低水位にするためには、便鉢部内の洗浄水の水位の下降が低下した後に便鉢部内への洗浄水の供給を停止することで実現することができる。
【0012】
洗浄水を貯留する洗浄タンクと、この洗浄タンクに貯留した洗浄水を前記便器本体に送水する電気駆動式のポンプとを備えており、このポンプは、前記水位低下モードにおいて、前記便器本体に送水する洗浄水の流量及び水量を前記便器洗浄モードよりも少なくし得る。この場合、水位低下モードにおいて、便器本体に供給する洗浄水の流量及び水量を便器洗浄モードよりも少なくすることが、ポンプが電気駆動式であるため、駆動制御によって容易に行うことができる。
【0013】
前記水位低下モードにおいて、前記便鉢部の上端部からこの便鉢部の表面に沿って洗浄水を供給し得る。この場合、便鉢部の表面を洗浄水が流れて濡れた状態になるため、便鉢部の表面を良好に掃除することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】実施例の水洗式便器において、水位低下モードの洗浄水の供給開始時を示す概略断面図である。
【図2】実施例の水洗式便器において、水位低下モードでサイホン作用が発生した状態を示す概略断面図ある。
【図3】実施例の水洗式便器において、水位低下モードでサイホン作用が終了する状態を示す概略断面図である。
【図4】実施例の水洗式便器において、水位低下モードで洗浄水の供給が終了した状態を示す概略断面図である。
【図5】実施例の水洗式便器において、便器本体に供給される洗浄水の流量変化を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の便器洗浄装置と便器本体とを備えた水洗式便器を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。
【0016】
<実施例>
実施例の水洗式便器は、図1〜図4に示すように、便器本体10と便器洗浄装置20を備えている。便器本体10は、便鉢部11と、便鉢部11の下流側に連通する便器排水路12とを有している。便器排水路12は、便鉢部11の下部に接続して上昇する上昇流路12Aと、上昇流路12Aの下流端に連続して下方に向けて下降する下降流路12Bとを具備している。下降流路12Bは下流端に絞り部13を設けている。
【0017】
便器洗浄装置20は、洗浄水を貯留する洗浄タンク21と、洗浄タンク21と便器本体10とを連通する給水路22と、給水路22に設けられ、洗浄タンク21に貯留した洗浄水を便器本体10の供給する電気駆動式のポンプ23とを有している。
【0018】
洗浄タンク21は便器本体10の背後に配置されている。このため、水洗式便器はローシルエットを実現することができる。給水路22は、上流端を洗浄タンク21の側面下部に接続し、下流端を便器本体10の便鉢部11の後方に接続している。給水路22の下流端から吐水された洗浄水は便鉢部11の上部周縁に設けられたリム通水路に沿って一方向に流れながら便鉢部11の表面に流れ落ちる。このため、洗浄水は便鉢部11の表面を旋回しながら便器排水路12に流れ込む旋回流を形成する。
【0019】
ポンプ23は回転数を変更することができる。このため、給水路22を介して便器本体10に供給する洗浄水の流量(便器本体10に供給する洗浄水の所定時間当たりの水量)を容易に変更することができる。
【0020】
便器洗浄装置20は、水洗式便器が使用された後に便器本体10内に滞留する排泄物を排出するために設定した流量及び水量の洗浄水を洗浄タンク21から給水路22を介して便器本体10に供給する便器洗浄モードと、便鉢部11を掃除する際に、図4に示すように、便鉢部11内の洗浄水の水位を通常水位Mよりも低水位Lにするために便器洗浄モードよりも少ない流量及び水量の洗浄水を洗浄タンク21から給水路22を介して便器本体10に供給する水位低下モードとを有している。
【0021】
便器洗浄モードでは、図5に示すように、便器排水路12内にサイホン作用が発生する最低流量Bよりも多い設定流量Aで洗浄水を便器本体10に供給するようにポンプ23を駆動する。この際、便器洗浄装置20は、ポンプ23の回転数を徐々に上げることによって、便器本体10に供給する洗浄水の流量が設定流量Aになるまで徐々に増加させていく。これによって、便鉢部11内の洗浄水の水位が上昇し、便鉢部11内の洗浄水の位置エネルギーが増加するとともに、便器排水路12の下降流路12B側へ流入した洗浄水が絞り部13に衝突して水膜を形成する。
【0022】
そして、増加した便鉢部11内の洗浄水の位置エネルギーを利用して便器排水路12の下降流路12B内に洗浄水が勢いよく流入し、便器排水路12内に強力なサイホン作用が発生する。このため、便鉢部11内の排泄物が洗浄水と共に便器排水路12の下流側へ排出される。サイホン作用の発生によって、便鉢部11内の洗浄水の水位は下降するが、サイホン作用によって排出される洗浄水の流量と便器本体10に供給される洗浄水の設定流量Aとが均衡しているため、便器排水路12の流入口14の最高部14Aより水位が低くならず、サイホン作用を継続させることができる。
【0023】
その後、便器洗浄装置20はポンプ23の回転数を徐々に下げて停止する。つまり、便器本体10に供給する洗浄水の流量を徐々に減少させつつ洗浄水の供給を停止して、便器洗浄を終了する。便器本体10に供給する洗浄水の流量が減少すると、便鉢部11内の洗浄水の水位がさらに下降し、便器排水路12の流入口14の最高部14Aより低くなる。すると、便鉢部11側から便器排水路12内に空気が流入してサイホン作用が終了する。サイホン作用の終了後に便器本体10に供給される洗浄水によって、便鉢部11及び上昇流路12A内に封水が形成される。
【0024】
この便器洗浄モードは、洗浄水を設定流量Aで便器本体10に供給する時間を変更することによって、大洗浄と小洗浄とを実行することができる。つまり、水洗式便器が使用されて、大便等を便器排水路12の下流側へ排出するときは、図5の流量変化Xに示すように、洗浄水を設定流量Aで供給する時間が長い大洗浄を実行し、小便等を便器排水路12の下流側へ排出するときは、図5の流量変化Yに示すように、洗浄水を設定流量Aで供給する時間が短い小洗浄を実行することができる。
【0025】
一方、水位低下モードでは、図5の流量変化Zに示すように、便器排水路12内にサイホン作用が発生する最低流量Bで洗浄水を便器本体10に供給するようにポンプ23を駆動する。この際、便器洗浄装置20はポンプ23の回転数を徐々に上げることによって、便器本体10に供給する洗浄水の流量が最低流量Bになるまで徐々に増加させていく。このように、便器本体10に供給する洗浄水の流量を便器洗浄モードより少なくしたり、徐々に流量を増加させたりすることは電気駆動式のポンプ23の駆動制御によって容易に行うことができる。
【0026】
これによって、図1に示すように、便鉢部11内の洗浄水の水位が上昇するとともに、便器排水路12の下降流路12B側へ流出した洗浄水が絞り部13に衝突して水膜を形成する。この際、便器本体10に供給する洗浄水の水位量が最低流量Bと少ないため、便鉢部11内の洗浄水が上昇する高さは便器洗浄モード時に比べて低い。
【0027】
そして、増加した便鉢部11内の洗浄水の位置エネルギーを利用して便器排水路12の下降流路12B内に洗浄水が勢いよく流入するため、便器排水路12内にサイホン作用が発生する。便器本体10に供給される洗浄水の流量が最低流量Bであり、便鉢部11内の洗浄水の水位の上昇が便器洗浄モードに比べて低いため、このサイホン作用は便鉢部11内の洗浄水を一気に排出するほど強力なサイホン作用にならない。
【0028】
サイホン作用の発生によって、便鉢部11内の洗浄水の水位が下降するが、サイホン作用が弱いため、便器排水路12の下流側に排出される洗浄水の流量が少なく、便器本体10に供給される洗浄水の流量(最低流量B)と均衡しているため、便器排水路12の流入口の最高部より水位が低くならず、サイホン作用を継続させることができる。
【0029】
その後、図5の流量変化Zに示すように、ポンプ23の回転数を徐々に下げると、サイホン作用が弱いため、図3に示すように、便鉢部11内の洗浄水位の水位が便器排水路12の流入口の最高部より下方に下降する前に、便器排水路12の下流側から便器排水路12内に空気Kが流入してサイホン作用が終了する。このように、便鉢部11側から便器排水路12内に空気Kが流入して破封することなくサイホン作用を終了させることができる。このため、便器排水路12の下流側から便鉢部11内に臭気が逆流することを確実に防止することができる。また、破封音は生じない。
【0030】
サイホン作用が終了すると、便器排水路12の上昇流路12Aから下降流路12Bへ流出する洗浄水がなくなるため、便鉢部11内の洗浄水の水位の下降が停止する。それと同時に、便鉢部11内への洗浄水の供給が停止するようにポンプ23の回転を停止して、水位低下モードにおける便器本体10への洗浄水の供給を終了する。このように、便器洗浄モードよりも少ない水量の洗浄水を便器本体10に供給し、洗浄水が便器排水路12の下流側に排出されなくなった後(サイホン作用が終了して、便鉢部11内の洗浄水の水位の下降が停止した後)に便器本体10に供給される洗浄水が殆ど無いため、図4に示すように、便鉢部11内に滞留する洗浄水の水位は通常水位Mよりも確実に低水位Lにすることができる。
【0031】
したがって、実施例の便器洗浄装置20は洗浄水を供給する便器本体10の便鉢部11内の洗浄水の水位を通常水位Mよりも低水位Lに良好にすることができる。
【0032】
水位低下モードにおいて、便器本体10に供給される洗浄水は、給水路22の下流端から吐水され、便鉢部11の上部周縁に設けられたリム通水路に沿って一方向に流れながら便鉢部11の表面に流れ落ち、便鉢部11の表面を旋回しながら便器排水路12に流れ込む。このように、便鉢部11の表面は、洗浄水が流れて濡れた状態になるため、便鉢部11の表面を良好に掃除することができる。
【0033】
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例では、便器洗浄装置が洗浄タンクとポンプとを備えていたが、洗浄タンクとポンプとを備えず、給水源に直接的に接続して給水源の給水圧力を利用して便器本体に洗浄水を供給するものであってもよい。
(2)実施例では、便器洗浄装置を便器本体の背後に配置していたが、便器本体の後部上面等、便器本体の上面よりも高い位置に配置してもよい。
(3)実施例では、給水路の下流端を便鉢部の後方に接続し、給水路の下流端から吐水された洗浄水がリム通水路に沿って一方向に流れるようにしたが、便器本体に便器排水路の上流端から下流方向に洗浄水を吐水するジェット吐水口を設け、このジェット吐水口からも洗浄水を吐水するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0034】
10…便器本体
11…便鉢部
12…便器排水路
20…便器洗浄装置
21…洗浄タンク
23…ポンプ
M…通常水位
L…低水位

【特許請求の範囲】
【請求項1】
便鉢部と、この便鉢部の下流側に連通する便器排水路とを備えた便器本体に洗浄水を供給する便器洗浄装置であって、
設定した流量及び水量の洗浄水を前記便器本体に供給して便器洗浄を実行する便器洗浄モードと、
この便器洗浄モードよりも少ない流量及び水量の洗浄水を前記便器本体に供給することによって、前記便器排水路内にサイホン作用が発生し、この便器排水路の下流側からこの便器排水路内に空気が流入することによって破封することなくサイホン作用が終了し、前記便鉢部内の洗浄水の水位が通常水位よりも低水位になる水位低下モードとを有していることを特徴とする便器洗浄装置。
【請求項2】
前記水位低下モードにおいて、前記便器排水路内のサイホン作用の発生後、前記便鉢部内の洗浄水の水位の下降が停止すると前記便鉢部内へ洗浄水の供給を停止することを特徴とする請求項1記載の便器洗浄装置。
【請求項3】
洗浄水を貯留する洗浄タンクと、この洗浄タンクに貯留した洗浄水を前記便器本体に送水する電気駆動式のポンプとを備えており、このポンプは、前記水位低下モードにおいて、前記便器本体に送水する洗浄水の流量及び水量を前記便器洗浄モードよりも少なくすることを特徴とする請求項1又は2記載の便器洗浄装置。
【請求項4】
前記水位低下モードにおいて、前記便鉢部の上端部からこの便鉢部の表面に沿って洗浄水を供給することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の便器洗浄装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−36298(P2013−36298A)
【公開日】平成25年2月21日(2013.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−175654(P2011−175654)
【出願日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【出願人】(302045705)株式会社LIXIL (949)
【Fターム(参考)】