説明

便座持ち上げ装置

【課題】便座に着座する際に便座を上昇位置で水平にして座り易くするとともに、立ち上がる際に便座を上昇位置で前傾にして立ち上がり易くすることにある。
【解決手段】便座2を便器1に隣接する下降位置とその上方の上昇位置との間で昇降移動させる便座昇降移動手段12と、前記便座を水平姿勢と前傾姿勢との間で揺動させる便座揺動手段13と、前記便座昇降移動手段および前記便座揺動手段の作動を互いに連動するように制御する制御手段8とを具えてなる、便座持ち上げ装置3である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、便器を利用した後の要介護者等の立ち上がりを介助する便座持ち上げ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
要介護者等が便器を利用する際、便座に着座する時には体の重心が足よりも後方に移動しており、便器を利用した後にその重心が後方に移動した状態から立ち上がるのは、足腰に負担がかかるため要介護者には容易ではない。そこで、便器を利用した後の要介護者等の立ち上がりを介助する装置として従来、例えば特許文献1記載の便座持ち上げ装置が提案されており、この装置は、便座を支持する左右の四節平行リンク機構の一方を附勢する電動式直線駆動機構と他方を常時上昇附勢する上昇附勢スプリングとで便座を水平なまま昇降移動させる構成を具え、要介護者等の立ち上がり時に電動式直線駆動機構と上昇附勢スプリングとで四節平行リンク機構を附勢して便座を水平なまま持ち上げて臀部を押し上げ、重心移動を容易にしている。
【0003】
また、上述の如き装置として従来、例えば特許文献2記載の便座持ち上げ装置も提案されており、この装置は、便座の前端部を揺動可能に枢支するとともに、便座を上昇附勢スプリングで常時上昇附勢する構成を具え、要介護者等の立ち上がり時に上昇附勢スプリングで便座を前傾させて要介護者等自身によるの臀部の持ち上げを補助し、重心移動を容易にしている。
【0004】
さらに、上述の如き装置として従来、例えば特許文献3記載の便座持ち上げ装置も提案されており、この装置は、便座を支持する左右の四節非平行(不等辺)リンク機構の一方を附勢する電動式直線駆動機構で便座を水平な使用位置と前傾の上昇位置との間で昇降移動させる構成を具え、要介護者等の立ち上がり時に電動式直線駆動機構で四節非平行リンク機構を附勢して便座を持ち上げながら前傾させて臀部を押し上げ、重心移動を容易にしている。
【特許文献1】特許3684303号公報
【特許文献2】特開平09−084720号公報
【特許文献3】特開2002−291653号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、便座に着座する際には便座が上昇位置で水平な方が座り易い一方、立ち上がる際には便座が上昇位置で前傾していた方が立ち上がり易いのに対し、上記従来の装置ではこのような作動をすることができない。すなわち、特許文献1記載の装置では立ち上がる際に便座を上昇位置で前傾させることができず、特許文献2記載の装置では着座の際に便座をわざわざスプリングに抗して水平にする必要があるとともに水平時には便座が下降位置に位置していて着座しづらく、特許文献3記載の装置でも便座を水平にはできるものの水平時には便座が下降位置に位置していて着座しづらいという問題がある。
【0006】
それゆえこの発明は、便座に着座する際には便座が上昇位置で水平になるとともに、立ち上がる際には便座が上昇位置で前傾する装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、上記課題を有利に解決することを目的とするものであり、この発明の便座持ち上げ装置は、便座を便器に隣接する下降位置とその上方の上昇位置との間で昇降移動させる便座昇降移動手段と、前記便座を水平姿勢と前傾姿勢との間で揺動させる便座揺動手段と、前記便座昇降移動手段および前記便座揺動手段の作動を互いに連動するように制御する制御手段とを具えてなるものである。
【発明の効果】
【0008】
かかる便座持ち上げ装置にあっては、要介護者等が便座に着座する際には、制御手段による制御に基づき、便座昇降移動手段が便座を便器に隣接する下降位置からその上方の上昇位置へ持ち上げるとともに、それと連動して便座揺動手段が便座を水平姿勢に維持し、上昇位置に位置する水平な便座への着座を可能にし、その後、便座昇降移動手段が便座を便器に隣接する下降位置に下降させて、便器の利用を可能にする。そして、要介護者等が立ち上がる際には、制御手段による制御に基づき、便座昇降移動手段が便座を便器に隣接する下降位置からその上方の上昇位置へ持ち上げるとともに、それと連動して便座揺動手段が便座を水平姿勢から前傾姿勢に揺動させて、要介護者等の臀部を押し上げ、重心移動を容易にする。ここで上記連動は、便座を持ち上げながら前傾させるのでも良く、持ち上げてから前傾させるのでも良い。
【0009】
従って、この発明の便座持ち上げ装置によれば、便座に着座する際には便座を上昇位置で水平にして座り易くすることができるとともに、立ち上がる際には便座を上昇位置で前傾にして立ち上がり易くすることができる。
【0010】
なお、この発明の便座持ち上げ装置においては、前記便座昇降移動手段は、前記便座を昇降移動させる平行リンク機構を有し、前記便座揺動手段は、前記平行リンク機構の一方のリンクの、前記便座への連結軸を前記便座に対し移動させて、前記便座を揺動させる連結軸移動機構を有していても良い。このようにすれば、連結軸移動機構は平行リンク機構の連結軸を移動させるだけなので、便座の揺動をコンパクトな構成で容易に行うことができる。
【0011】
また、この発明の便座持ち上げ装置においては、前記制御手段は、前記上昇位置と前記前傾姿勢とを任意に設定されて記憶していても良い。このようにすれば、便器を利用する要介護者等の体格、身長等に対応させて便座の上昇位置と前傾姿勢とを設定して記憶させることができるので、装置をより使い易くすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下に、この発明の実施の形態を実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここに、図1は、この発明の便座持ち上げ装置の一実施例を適用した自走式トイレの全体を示す斜視図、図2(a),(b)は、その自走式トイレの全体を示す側面図およびその自走式トイレの後部の構成を示す説明図、図3(a),(b),(c),(d)は、上記実施例の便座持ち上げ装置を示す平面図、正面図、側面図および斜視図、図4(a),(b)は、その実施例の便座持ち上げ装置の便座揺動機構を示す一部切り欠き断面図およびその図4(a)のA−A線に沿う断面図、そして図5A,図5B,図5Cは、上記実施例の便座持ち上げ装置を便座が下降位置、上昇位置での水平姿勢および上昇位置での前傾姿勢にそれぞれ位置する状態で示す説明図である。
【0013】
図1および図2に示すように、上記自走式トイレは、その自走式トイレの前後方向へ延在する図示しないシャシーの前部の上方に、洋式の便器1と、その便器1の上方に配置された便座2と、上記実施例の便座持ち上げ装置3とを具えるとともに、そのシャシーの前部の下方に左右二個の首振り自在のキャスタ4を具え、またそのシャシーの側方に左右二本のパッド付きバンパ5を具え、さらにそのシャシーの後部に、左右二本の駆動輪6と、それらの駆動輪6を独立に駆動するモータおよび伝動機構等の駆動系7と、その駆動系7の作動を制御する、マイクロコンピュータを有する通常の制御装置8と、それら駆動系7および制御装置8の電源となるバッテリ9と、パッド付き背もたれ10とを具えている。
【0014】
かかる構成により上記自走式トイレは、図示しないコントローラから制御装置8に操作命令を入力されることで、二本の駆動輪6の回転速度をそれぞれ制御して、任意の方向へ自走で移動することができ、また上記シャシーの後部の上方に立設されたハンドル11を介護者等が押して移動させる際には、その押す力を図示しないセンサで検出して駆動系7で二本の駆動輪6に駆動力を与えることで、介護者等の手押しによる移動をアシストすることもできる。
【0015】
そしてこの実施例の便座持ち上げ装置3は、図3(a)〜(d)に示すように、便座2を便器1に隣接する下降位置(図5A参照)とその上方の上昇位置(図5B参照)との間で昇降移動させる、便座昇降移動手段としての便座昇降移動機構12と、便座2を水平姿勢(図5B参照)と前傾姿勢(図5C参照)との間で揺動させる、便座揺動手段としての便座揺動機構13とを具えるとともに、それら便座昇降移動機構12および便座揺動機構13の作動を互いに連動するように制御する制御手段として、上記制御装置8を上記自走式トイレの駆動系7と共用で具え、さらに上記シャシーの上方に配置されてそのシャシーに固定され、前後方向に延在する左右二本の固定フレーム14を具えている。
【0016】
ここで、便座昇降移動機構12は、左右の固定フレーム14に二本ずつそれぞれ基端部を左右方向に延在する水平軸線回りに揺動可能に枢支されたリンク部材15,16と、それらのリンク部材15,16の先端部を、上側のリンク部材15に関しては便座揺動機構13を介して、また下側のリンク部材16に関しては直接、それぞれ左右方向に延在する水平軸線回りに揺動可能に枢支して四節リンク機構を構成する左右の脚板18aおよびそれらの脚板18aの上端部に左右端部を結合されてヒンジ17を介し便座2を側方開閉可能に支持する上板18bを持つ正面視で門型の昇降フレーム18と、上記シャシーに固定されるブラケット19に本体20aの後端部を揺動可能に支持されるとともに、本体20aの前端部から突出させたロッド20bの先端部を上記下側のリンク部材16の中間部に連結された左右二台の電動式直線駆動機構20とを有しており、各電動式直線駆動機構20は、本体20aの内部に図示しないボールナットとボールねじ軸とモータとを持つとともに、そのボールナットに上記ロッド20bを結合し、そのボールナットを回転不能かつ進退移動可能に支持するとともに上記ボールねじ軸に螺合させている。
【0017】
これにより各電動式直線駆動機構20は、ボールねじ軸をモータで回転させてボールナットを軸線方向へ移動させ、そのボールナットでロッド20bを本体20aに対し進退移動させることで、下側のリンク部材16を上下方向に揺動させ、昇降フレーム18ひいては便座2を、図5Aに示す、便器1に隣接する下降位置と、図5Bに示す、その下降位置の上方の上昇位置との間で昇降移動させる。
【0018】
また便座揺動機構13は、図4(a),(b)に示すように、昇降フレーム18の左右の脚板18aにそれぞれ取り付けられた二台の電動式連結軸移動機構21を有し、各電動式連結軸移動機構21は、左右方向に延在する水平軸線回りに脚板18bに回動可能に枢支されるとともに一端部にアーム21aを一体に持つ回動軸21bと、その回動軸21bに結合された円弧状のウオームホイール21cと、そのウオームホイール21cに噛合したウオームギヤ21dに出力軸を結合されたモータ21eと、ウオームホイール21cの歯のない部分にそのウオームホイール21cと同一軸線となるよう埋設された平歯車21fと、その平歯車21fに噛合したピニオン21gに入力軸を結合されたポテンショメータ21hとを持っており、アーム21aの先端部には図示しないピン孔が形成され、脚板18bの、アーム21aの先端部のピン孔に対応する位置には回動軸21bと同一軸線の円弧状の長孔18cが形成され、ウオームホイール21cの、アーム21aの先端部のピン孔に対応する位置にはねじ孔21iが形成されている。そして図5A〜図5Cに示すように、上側のリンク部材15の先端部の図示しないピン孔と上記アーム21aの先端部のピン孔とに挿通されたピン21jが、長孔18cを通されてねじ孔21iに螺着されて、上側のリンク部材15の先端部を枢支している。
【0019】
これにより、各電動式連結軸移動機構21は、モータ21eでウオームギヤ21dを回転させてウオームホイール21cひいては回動軸21bを回動させることで、アーム21aを揺動させて、図5A,図5Bに示すように、脚板18aに対し、上側のリンク部材15と下側のリンク部材16とが四節平行リンク機構を構成して上板18bひいては便座2を水平姿勢に維持する位置にピン21jを移動させるとともに、図5Cに示すように、脚板18aに対し、上側のリンク部材15と下側のリンク部材16とが四節非平行リンク機構を構成して上板18bひいては便座2を前傾姿勢にする位置にピン21jを移動させ、このピン21jの移動により便座2を水平姿勢と前傾姿勢との間で揺動させる。また、左右の電動式連結軸移動機構21は、ポテンショメータ21hで回動軸21bの回動角度を検出して制御装置8に送り、これらの回動角度を互いに一致させるように制御装置8はモータ21eを作動させるので、左右の電動式連結軸移動機構21による便座2の前傾姿勢への傾動角度は一致する。なお、左右の電動式直線駆動機構20も同様にポテンショメータでモータの回動角度ひいてはロッド20bの進退位置を検出して制御装置8に送り、これらの回動角度を互いに一致させるように制御装置8はモータを作動させるので、左右の電動式直線駆動機構20による便座2の昇降位置は一致する。そして便座2の前傾姿勢への傾動角度と上昇位置とをそれぞれ示す値は、上記コントローラにより任意に複数種類指定して、制御装置8のメモリ内に記憶させることができる。
【0020】
かかる実施例の便座持ち上げ装置3にあっては、要介護者等が便座2に着座する際には、制御装置8による制御に基づき、便座昇降移動機構12が左右の電動式直線駆動機構20を作動させて、便座2を便器1に隣接する上述した下降位置からその上方の上述した上昇位置へ持ち上げるとともに、それと連動して便座揺動機構13が、左右の電動式連結軸移動機構21により便座2を水平姿勢に維持して、上昇位置に位置する水平な便座2への着座を可能にし、その要介護者等の着座後、便座昇降移動機構12が左右の電動式直線駆動機構20を作動させて便座2を便器1に隣接する下降位置に下降させて、便器1の利用を可能にする。そして、要介護者等が立ち上がる際には、制御装置8による制御に基づき、便座昇降移動機構12が左右の電動式直線駆動機構20を作動させて、上記と同様に便座2を便器1に隣接する下降位置からその上方の上昇位置へ持ち上げるとともに、それと連動して便座揺動機構13が左右の電動式連結軸移動機構21を作動させて、便座2を水平姿勢から上述した前傾姿勢に揺動させて、要介護者等の臀部を押し上げ、重心移動を容易にする。ここで上記連動は、便座を持ち上げながら前傾させるのでも良く、持ち上げてから前傾させるのでも良い。
【0021】
従って、この実施例の便座持ち上げ装置によれば、便座2に着座する際には便座2を上昇位置で水平にして座り易くすることができるとともに、立ち上がる際には便座2を上昇位置で前傾にして立ち上がり易くすることができる。
【0022】
しかもこの実施例の便座持ち上げ装置によれば、便座昇降移動機構12は左右それぞれで二本のリンク部材15,16により便座2を昇降移動させる平行リンク機構を構成し、便座揺動機構13は、それらの平行リンク機構の上側のリンク15の、昇降フレーム18ひいては便座2への連結軸であるピン21jを、昇降フレーム18ひいては便座2に対し移動させて便座2を揺動させる連結軸移動機構21を有しており、連結軸移動機構21は平行リンク機構のピン21jを移動させるだけなので、便座2の揺動をコンパクトな構成で容易に行うことができる。
【0023】
さらにこの実施例の便座持ち上げ装置によれば、制御装置8が、上昇位置と前傾姿勢とを任意に設定されて記憶することから、便器1を利用する要介護者等の体格、身長等に対応させて便座2の上昇位置と前傾姿勢とを設定して記憶させることができるので、便座持ち上げ装置をより使い易くすることができる。
【0024】
以上、図示例に基づき説明したが、本発明は上述した実施例に限定されるものでなく、特許請求の範囲の記載範囲内で適宜変更することができるものであり、例えば、便座揺動手段の駆動部を便座側でなくシャシー側に設け、その駆動部で別のリンク機構を介して便座を揺動させるようにしても良い。また本発明の便座持ち上げ装置は、建物内に固設されたトイレの壁面等に固定して設けても良い。
【産業上の利用可能性】
【0025】
かくして本発明の便座持ち上げ装置によれば、便座に着座する際には便座を上昇位置で水平にして座り易くすることができるとともに、立ち上がる際には便座を上昇位置で前傾にして立ち上がり易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】この発明の便座持ち上げ装置の一実施例を適用した自走式トイレの全体を示す斜視図である。
【図2】(a),(b)は、上記自走式トイレの全体を示す側面図およびその自走式トイレの後部の構成を示す説明図である。
【図3】(a),(b),(c),(d)は、上記実施例の便座持ち上げ装置を示す平面図、正面図、側面図および斜視図である。
【図4】(a),(b)は、上記実施例の便座持ち上げ装置の便座揺動機構を示す一部切り欠き断面図およびその(a)のA−A線に沿う断面図である。
【図5A】上記実施例の便座持ち上げ装置を便座が下降位置にある状態で示す説明図である。
【図5B】上記実施例の便座持ち上げ装置を便座が上昇位置での水平姿勢にある状態で示す説明図である。
【図5C】上記実施例の便座持ち上げ装置を便座が上昇位置での前傾姿勢にある状態で示す説明図である。
【符号の説明】
【0027】
1 便器
2 便座
3 便座持ち上げ装置
4 キャスタ
5 パッド付きパンパ
6 駆動輪
7 駆動系
8 制御装置
9 バッテリ
10 パッド付き背もたれ
11 ハンドル
12 便座昇降移動機構
13 便座揺動機構
14 固定フレーム
15 リンク部材
16 リンク部材
17 ヒンジ
18 昇降フレーム
18a 脚板
18b 上板
18c 長孔
19 ブラケット
20 電動式直線駆動機構
20a 本体
20b ロッド
21 電動式連結軸移動機構
21a アーム
21b 回動軸
21c ウオームホイール
21d ウオームギヤ
21e モータ
21f 平歯車
21g ピニオン
21h ポテンショメータ
21i ねじ孔
21j ピン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
便座を便器に隣接する下降位置とその上方の上昇位置との間で昇降移動させる便座昇降移動手段と、
前記便座を水平姿勢と前傾姿勢との間で揺動させる便座揺動手段と、
前記便座昇降移動手段および前記便座揺動手段の作動を互いに連動するように制御する制御手段と、
を具えてなる、便座持ち上げ装置。
【請求項2】
前記便座昇降移動手段は、前記便座を昇降移動させる平行リンク機構を有し、
前記便座揺動手段は、前記平行リンク機構の一方のリンクの、前記便座への連結軸を前記便座に対し移動させて、前記便座を揺動させる連結軸移動機構を有することを特徴とする、請求項1記載の便座持ち上げ装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記上昇位置と前記前傾姿勢とを任意に設定されて記憶することを特徴とする、請求項1または2記載の便座持ち上げ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【公開番号】特開2009−213502(P2009−213502A)
【公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−56936(P2008−56936)
【出願日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【出願人】(591210600)川田工業株式会社 (57)
【出願人】(000010087)TOTO株式会社 (3,889)
【Fターム(参考)】