説明

便座装置

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、局部洗浄を行なう便座装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来の衛生洗浄装置には、温水を噴出して局部洗浄する温水洗浄装置、温風を噴出して乾燥させる温風乾燥装置、及び便座を暖める便座暖房装置を設けた構成のものがある。各装置は操作部のスイッチ群によって動作され、温度や動作時間等を制御する制御部によって快適洗浄ができるようになっている。
【0003】上記各装置のうち便座暖房装置は便座を略体温(37°C)に保温するようにヒータへの通電を制御しており、また温水洗浄装置においても温水噴出時に設定温度の吐出が得られるように温水器のヒータへの通電を制御している。また、室内の冷暖房を行うものもある。従って、電源は常時入れておく必要があり、夜間等のように使用しない時間帯が長い場合には電力を浪費してしまうという欠点がある。
【0004】また使用する毎に電源を入れて加温する方法も考えられるが、温水器内の洗浄水を快適温度に加熱するにはある程度の時間を要するので、低温の洗浄水が吐出されて快適な洗浄が行なえないという問題もある。
【0005】そこで、特公平2−43857号公報に開示されているように、衛生洗浄装置の使用時間帯と非使用時間帯を予め設定して電源の接続を自動的に切り換え、非使用時の電力消費を零として経済性を向上させると共に、使用時には洗浄水及び便座の予熱を行って快適な洗浄を行えるようにすることが考えられている。
【0006】同公報に記載の衛生洗浄装置においては、通電開始時間を記憶する通電開始時間記憶器と通電継続時間を記憶する通電継続時間記憶器が設けられており、これらの記憶器に記憶されている情報に基づいて加熱手段への通電が制御される。例えば、通電開始時間が午前6時に設定され、通電継続時刻が18時間に設定されることにより、一般の家庭の生活時間に合わせて午前6時から午前0時まで通電されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公報に記載の衛生洗浄装置においては、一組の通電開始時間と通電継続時間とが設定できるだけなので、利用者の生活形態に合わせた効率的な時間設定をすることができなかった。
【0008】例えば、共稼ぎの家庭の場合、昼間は在宅しないのでこの時間に通電しておくことは無駄である。ところが上記従来の衛生洗浄装置においては、通電時間の制御を分割して行うことが不可能であった。
【0009】そこで、本発明は、通電する時間を複数設定できるようにして利用者の生活形態に合わせた効率的な消費電力の削減を行えるようにすると共に、時間の誤設定を防止することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達成するため、通電により発熱する加熱手段を有し、該加熱手段への通電を制御する制御部を備えた便座装置において、動作時間を入力可能な動作時間入力手段と、該動作時間を複数組記憶可能な記憶手段が接続され、該記憶手段に記憶された動作時間と該動作時間以外とで前記加熱手段の動作状態を変更する動作判定手段を前記制御部に備えると共に、前記動作時間入力手段の入力時、前記記憶手段に既に記憶されている動作時間との重なりを判別し、重なりがある場合には前記記憶手段に入力手段からの記憶を行わない判定手段を前記制御部に有したことを特徴とする 。
【0011】また本発明は、前記目的を達成するため、通電により発熱する加熱手段を有し、該加熱手段への通電を制御する制御部を備えた便座装置において、第1時刻と動作継続時間を入力可能な入力手段と、入力時刻及び時間を複数組記憶可能な記憶手段が接続され、該記憶手段からの信号により第1時刻から動作継続時間の間と該動作継続時間以外とで前記加熱手段の動作状態を変更する動作判定手段を前記制御部に備えると共に、前記入力手段の入力時、前記記憶手段に既に記憶されている動作時間との重なりを判別し、重なりがある場合には前記記憶手段に入力手段からの記憶を行わない設定時刻判定手段を前記制御部に有したことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明においては、第1時刻と第2時刻の複数の組により、或いは、第1時刻と動作継続時間の複数の組により複数の動作時間が設定される。時刻設定に際しては、複数の動作時間の重なりが判定され、重なりがある場合には、時刻設定が行われないようにする。これにより、温水洗浄装置における無駄な消費電力は最小に押さえられると共に、使用者の誤操作が防止される。
【0013】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を説明する。
【0014】図1は、本発明に係る便座装置の斜視図で、図中1は内部に便鉢1aを形成した便器、2は洗浄水タンク、3は暖房便座、4は便蓋である。更に、5は便座装置本体で、内部に温水洗浄装置6、室内暖房装置7を有すると共に、これら両装置6,7及び暖房便座3の温度や温水洗浄の終了時刻等を制御する制御部Aを内蔵し、パネル部には操作部Bを設けている。また、8は温水洗浄装置の一部をなし便鉢1a方向に進退可能な洗浄ノズル、9は同ノズル8近傍に設けられる温風吹出口である。
【0015】図2は制御部A及び操作部Bによる制御系を示すブロック図である。まず温水洗浄系について述べると、洗浄ノズル8は、ヒータ10,温度センサ11を内蔵した貯湯槽12内に連通し、同貯湯槽12は電磁弁13を中途に有して水道等の給水源に連通している。14は貯湯槽12と洗浄ノズル8間に設けられる水量調節器である。S−5はヒータ10への通電の有無を切替える温水スイッチであり制御部Aにより温度センサ11とヒータ10を介して洗浄水の温度を制御し、この温水温度の設定は操作部Bの温水温度設定ボリュームC−1により行なう。洗浄ノズル8はモータ15により軸線方向に進退し、洗浄スイッチS−1操作により肛門洗浄,ビデ洗浄スイッチS−2操作によりビデ洗浄の位置に達する進出動を行なう。この洗浄ノズル8の洗浄位置及び収納位置の検出は位置センサ16により行なう。
【0016】次に室内暖房系について述べると、室内暖房装置7は、送風ファン19と流路内に設けられるヒータ20,室内温度センサ21を備え、送風ファン19及びヒータ20への通電は室内暖房スイッチS−3により行ない、暖房温度の設定は暖房温度設定ボリュームC−2により行なう。
【0017】便座3には加熱用のヒータ17と温度センサ18が取付けられ、両者と制御部Aにより便座温度を制御し、ヒータ17への通電の有無の切替えは便座スイッチS−6により行ない、温度設定は便座温度設定ボリュームC−3により行なう。
【0018】なお、S−4は各装置の動作停止を行なう停止スイッチ、S−7は洗浄ノズル8からの洗浄水勢を制御する水勢調節つまみである。
【0019】次に、上述の各装置の動作可能時間を設定するための手段について説明する。
【0020】M−1は操作部Bに設けられる通電可能時間設定手段で、温水洗浄,便座暖房,室内暖房を含む洗浄過程が動作可能状態となる動作開始時刻と動作終了時刻との組を複数組設定可能なものである。
【0021】この通電可能時間設定手段M−1には、図3R>3に示すように、複数の動作開始時刻(第1時刻)とこれに対応する動作終了時刻(第2時刻)とを使用者が入力するための時刻設定スイッチM−11と、入力された各時刻を一時的に保持する保持回路M−12と、この保持回路M−12に保持された各時刻の関係から設定された時刻が不適当であることを判別する設定時刻判別回路M−13とが設けられている。設定時刻判別回路M−13においては、各時刻が入力された時点で各動作開始時刻とこれに対応する各動作終了時刻で決まる各動作時間すなわち各時間帯が重なっているか否かを判別し、重なっている場合には設定時刻が不適当であると見做して通電可能時間設定手段M−1による動作時間の設定を不可とする。すなわち、保持回路M−12の内容が図2に示される各記憶器M−2,M−3に記憶されないようにする。
【0022】設定時刻判別回路M−13には表示装置M−5が接続されており、設定時刻判別回路M−13において設定時刻が不適当であると見做されたときには、表示装置M−5により、設定時間が不適当であることを示す表示を行う。この表示装置M−5としては専用の表示装置を使用してもよいが、他の表示装置例えば時計の時刻表示部と兼用することが望ましい。
【0023】M−2,M−3は前記通電可能時間設定手段M−1の操作信号により複数の動作開始時刻を記憶する動作開始時刻記憶器及びこれらの複数の動作開始時刻に対応する複数の動作終了時刻を記憶する動作終了時刻記憶器である。
【0024】M−4は両記憶器M−2,M−3からの出力信号を受け、この出力信号が動作時間の信号であるときは制御部Aを作動させる出力信号を、非動作時間の信号であるときは制御部Aが非作動する出力信号を発生する動作判定手段である。すなわち、動作判定手段M−4は、各動作開始時刻とこれに対応する各動作終了時刻との間の動作時間と時計回路M−6により示される現在時刻とを比較し、現在時刻が動作開始時刻になったときに動作時間の信号の発生を開始して、現在時刻が動作終了時刻になったときに非動作時間の信号の出力を開始する。
【0025】従って、この動作判定手段M−4からの信号により制御部Aは出力発生又は出力停止状態となすことができ、洗浄可能動作時間帯及び全ての通電が停止される非動作時間帯とを設定することができる。
【0026】例えば、共稼ぎの家庭である場合には、第1動作開始時刻を午前6時として第1動作終了時刻を午前9時とし、第2動作開始時刻を午後4時として第2動作終了時刻を午後11時とすれば、午前中の3時間と夕方から夜にかけての7時間の計10時間を洗浄操作可能時間帯とすることができる。この動作時間帯では、制御部Aから信号を出力可能であるから温水及び便座3は所定温度に保温制御されて、通常の快適な洗浄を行なうことができる。また、使用者が在宅していない午前9時から午後4時までと、使用される可能性が少ない午後11時から午前6時までの計14時間の非動作時間帯では、制御部Aから出力信号はなく、全ての通電が停止されるので、使用者の生活形態に合わせて非使用時の電力浪費を効率的に防止することができる。
【0027】なお、非動作時間帯において全ての通電を停止するのではなく、通電の量を動作時間帯よりも少なくすることによって消費電力の削減を図ってもよい。
【0028】図4は、以上のようなタイマー動作を示すフローチャートである。現在時刻が動作開始時刻になると (ステップ101)加熱手段の電源がオンとされ (ステップ102)、現在時刻が動作終了時刻になると (ステップ103)加熱手段の電源がオフとされる (ステップ104)。
【0029】次に、上述の洗浄操作可能時間の設定を行うための装置及び制御回路の具体例について図5及び図6R>6を参照して説明する。なお、図5,図6においては、便座装置を使用者が直接操作するための図1に示される各種スイッチS1〜S7等の図示は省略してある。
【0030】図5は、時刻の設定及び表示を行うための操作・表示装置30を示している。この操作・表示装置30は、図2に示す通電可能時間設定手段M−1及び表示装置M−5に対応している。操作・表示装置30は、操作スイッチ部31と表示部32とを備えている。操作スイッチ部31には、タイマーの動作モードを切り替えるための切替スイッチ31a、「時」を設定するための時スイッチ31b,「分」を設定するための分スイッチ31c、タイマー動作を有効にするための予約スイッチ31d、タイマー動作を無効にするための解除スイッチ31eが設けられている。また、表示部32には、現在時刻及び設定時刻を表示するための時刻表示部32a及びタイマーの動作モードを表示するためのモード表示部32bが設けられている。
【0031】各スイッチ31a〜31eからの信号は、図6に示すように、現在時刻を示す時計回路33(図2の時計回路M−6に対応)の出力と共に、入力インタフェース34を介してマイクロコンピュータ35に供給されている。このマイクロコンピュータ35には、タイマー制御プログラム等が書き込まれたROM(リードオンリーメモリ)36,複数組の動作開始時刻と動作終了時刻等を記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)37が接続されている。このRAM37が図2に示す通電開始時刻記憶器M−2及び通電終了時刻記憶器M−3に対応している。更に、マイクロコンピュータ35には出力インタフェース38を介して表示部32、温水洗浄制御回路39、暖房便座制御回路40、室内暖房制御回路41が接続されている。温水洗浄制御回路39、暖房便座制御回路40及び室内暖房制御回路41は、図1R>1に示される温水洗浄装置6、暖房便座3及び室内暖房装置7の動作を制御する。上記マイクロコンピュータ35は、図2に示す判定手段M−4及び制御部Aに対応している。
【0032】次に、図6に示す回路の動作について説明する。
【0033】図6に示す実施例においては、タイマーには複数の動作モードがあり、切替スイッチ31aが押される度に、「現在時刻合わせ」モード、「タイマー1入時刻」モード、「タイマー1切時刻」モード、「タイマー2入時刻」モード、「タイマー2切時刻」モードの各モードを順次切り替える。現在どのモードであるかは、モード表示部32bにおいて、「時刻合わせ」、「入時刻1」、「切時刻1」、「入時刻2」、「切時刻2」という文字を順次表示することにより知ることができる。
【0034】各モードにおいては、図7のフローチャートに示すように、時スイッチ31bが押される度に (ステップ201)時刻が1時間進み (ステップ202)、分スイッチ31cが押される度に (ステップ203)時刻が1分進む (ステップ204)。切替スイッチ31aがオンされると (ステップ205)、設定された時刻から決まる動作時間に重なりがないかどうかがマイクロコンピュータ35により判別され (ステップ206)、重なりがない場合には、設定された時刻がそのままRAM37の所定領域に格納される (ステップ207)。例えば、「タイマー1入時刻」モードにおいて設定された時刻は、RAM37上の「タイマー1入時刻」領域に格納される。他のモードにおいても同様である。
【0035】例えば、「タイマー1入時刻」モード、「タイマー1切時刻」モード、「タイマー2入時刻」モード、「タイマー2切時刻」モードの各モードで、それぞれ、午前6時、午前9時、午後4時、午後11時を設定したとすると、各設定時において時刻表示部32aに「AM 6:00」、「AM 9:00」、「PM 4:00」、「PM 11:00」が順次表示されると共に、これらの時刻に対応する時刻データが、RAM37上の対応する各領域に順次格納される。
【0036】また、切替スイッチ31aがオンされた時点で動作時間に重なりがあることが判った場合には、設定時刻が不適当であると見做してRAM37への格納は行わない。また、時刻表示部32aにおいて表示時刻を所定周期で点滅させることにより、設定が不可能であることを使用者に知らせる (ステップ208)。
【0037】例えば、「タイマー1入時刻」、「タイマー1切時刻」、「タイマー2入時刻」、「タイマー2切時刻」として、午前7時、午前9時、午前8時、午前11時を設定しようとした場合、「タイマー2入時刻」として午前8時を入力した時点で動作時間が重なることが判るので、この時点で使用者の注意を喚起するために入力された時刻を所定時間、例えば3秒間点滅表示し、その後、表示をブランクとして再入力待ち状態にする。
【0038】更に、各モードにおいて、一定時間(例えば、15秒間)時スイッチ31b或いは分スイッチ31cが操作されない場合は、時計表示モードに自動復帰し、時刻表示部32aには現在時刻が表示される。
【0039】予約スイッチ31dが押されておりタイマー動作が有効となっている場合には、時計回路33により示される現在時刻が、RAM37に格納されてる「タイマー1入時刻」と「タイマー1切時刻」との間の時間、或いは、「タイマー2入時刻」と「タイマー2切時刻」との間の時間にあるか否かが、すなわち、動作時間であるか否かが、マイクロコンピュータ35により判別され、動作時間である場合には温水洗浄制御回路39,暖房便座制御回路40及び室内暖房制御回路41を介して温水洗浄装置6,暖房便座3及び室内暖房装置7を動作可能とする。
【0040】なお、上述の実施例においては、時刻設定が不適当である場合には、表示装置により視覚的に使用者の注意を喚起するようにしたが、これに代えて音響的に、例えば、電子ブザー、合成音声等で警告するようにしてもよい。
【0041】また、上述の実施例においては、動作開始時刻と動作終了時刻の組で動作時間を規定するようにしたが、動作開始時刻(第1時刻)と動作継続時間の組で動作時間を規定するようにしてもよい。この場合、図2に示す通電終了時刻記憶器M−3の代わりに通電継続時間記憶器を設け、通電可能時間設定手段M−1から通電継続時間を設定すればよい。但し、この場合のタイマー動作は図8のフローチャートに示すような動作となる。すなわち、現在時刻が動作開始時刻になると (ステップ301)加熱手段の電源がオンとされ (ステップ302)、現在時刻が動作継続時間中である場合にはこの状態が継続され (ステップ303)、動作継続時間が終了すると加熱手段の電源がオフとされる (ステップ304)。
【0042】更に、上述の実施例においては、操作部が便座装置本体側に設けられているが、操作部及び表示部を備えた遠隔操作制御部を、便座装置本体から離れた操作容易な位置に設け、赤外線等による遠隔操作により便座装置本体を制御するようにしてもよい。
【0043】また、便座に着座検出手段M−7を設けて、この着座検出手段M−7が使用者の着座を検出した際には、非動作時間帯であっても着座を検出している間は各加熱部に通電を行うように動作判定手段M−4を構成してもよい。
【0044】
【効果】本発明は、通常の洗浄過程を行える動作時間帯と非動作時間帯とを、使用者の生活形態に合わせて複数回に分けて設定記憶させることができるので、電力消費を落とした非使用時間を長く設定することができ、効率的に経済性を向上させることができるという効果がある。また、使用者の錯誤等により不適切な動作時間を設定しようとした場合には、誤設定を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る便座装置の斜視図である。
【図2】 図1に示す便座装置の制御系のブロック図である。
【図3】 図1に示す通電可能時間設定手段の詳細を示すブロック図である。
【図4】 タイマー動作を示すフローチャートである。
【図5】 操作・表示装置の説明図である。
【図6】 タイマー回路の具体例を示すブロック図である。
【図7】 図6に示すタイマー回路の動作を示すフローチャートである。
【図8】 動作終了時刻に代えて動作継続時間を設定する場合のタイマー動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 便器、1a 便鉢、2 洗浄水タンク、3 暖房便座、4 便蓋、5 便座装置本体、6 温水洗浄装置、7 室内暖房装置、8 洗浄ノズル、9 温風吹出口、10 ヒータ、11 温度センサ、12 貯湯槽、13 電磁弁、14水量調節器、15 モータ、16 位置センサ、17 ヒータ、18 温度センサ、19 送風ファン、20 ヒータ、21 室内温度センサ、30 操作・表示装置、31 操作スイッチ部、32 表示部、31a 切替スイッチ、31b 時スイッチ,31c 分スイッチ、31d 予約スイッチ、31e 解除スイッチ、32 表示部、32a 時刻表示部、32b モード表示部、33 時計回路、34 入力インタフェース、35 マイクロコンピュータ、36 ROM、37 RAM、38 出力インタフェース、39 温水洗浄制御回路、40暖房便座制御回路、41 室内暖房制御回路、A 制御部、B 操作部、C−1 温水温度設定ボリューム、C−2 暖房温度設定ボリューム、C−3 便座温度設定ボリューム、M−1 通電可能時間設定手段、M−2 動作開始時刻記憶器、M−3 動作終了時刻記憶器、M−4 動作判定手段、M−5 表示装置、M−6 時計回路、M−7 着座検出手段、M−11 時刻設定スイッチ、M−12 保持回路、M−13 設定時刻判別回路、S−1 洗浄スイッチ、S−2 ビデ洗浄スイッチ、S−3 室内暖房スイッチ、S−4 停止スイッチ、S−5 温水スイッチ、S−6 便座スイッチ、S−7 水勢調節つまみ

【特許請求の範囲】
【請求項1】 通電により発熱する加熱手段を有し、該加熱手段への通電を制御する制御部を備えた便座装置において、動作時間を入力可能な動作時間入力手段と、動作時間を複数組記憶可能な記憶手段が接続され、該記憶手段に記憶された動作時間と該動作時間以外とで前記加熱手段の動作状態を変更する動作判定手段を前記制御部に備えると共に、前記動作時間入力手段の入力時、前記記憶手段に既に記憶されている動作時間との重なりを判別し、重なりがある場合には前記記憶手段に入力手段からの記憶を行わない判定手段を前記制御部に有したことを特徴とする便座装置。
【請求項2】 通電により発熱する加熱手段を有し、該加熱手段への通電を制御する制御部を備えた便座装置において、第1時刻と動作継続時間を入力可能な入力手段と、入力時刻及び時間を複数組記憶可能な記憶手段が接続され、該記憶手段からの信号により第1時刻から動作継続時間の間と該動作継続時間以外とで前記加熱手段の動作状態を変更する動作判定手段を前記制御部に備えると共に、前記入力手段の入力時、前記記憶手段に既に記憶されている動作時間との重なりを判別し、重なりがある場合には前記記憶手段に入力手段からの記憶を行わない設定時刻判定手段を前記制御部に有したことを特徴とする便座装置。

【図1】
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【図3】
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【図2】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【特許番号】特許第3011291号(P3011291)
【登録日】平成11年12月10日(1999.12.10)
【発行日】平成12年2月21日(2000.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願平3−227494
【出願日】平成3年9月6日(1991.9.6)
【公開番号】特開平5−64621
【公開日】平成5年3月19日(1993.3.19)
【審査請求日】平成9年12月17日(1997.12.17)
【出願人】(000010087)東陶機器株式会社 (3,889)
【参考文献】
【文献】特開 昭58−200391(JP,A)
【文献】実開 平3−55797(JP,U)
【文献】実開 昭61−202574(JP,U)
【文献】実開 昭62−177124(JP,U)
【文献】特公 昭61−596(JP,B2)