説明

保守管理装置、方法及びプログラム並びにこれを備えた光メディアコンバータ

【課題】 ユーザーフレームの破壊や保守フレームの送信漏れを確実に防止する。
【解決手段】 まず、ユーザーフレーム及び保守フレームの送信状態を検出する。その結果、ユーザーフレームが送信中と検出されると、当該ユーザーフレームの送信後に、一定のIFGを付加して保守フレームを送信する。一方、保守フレームが送信中と検出されると、当該保守フレームの送信後に、一定のIFGを付加してユーザーフレームを送信する。このように、ユーザーフレームを単純に遅延させてIFGに保守フレームを組み込むのではなく、ユーザーフレームの送信後に一定のIFGを付加して保守フレームを組み込むので、ユーザーフレームの破壊や保守フレームの送信漏れが本質的に起こらない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光通信ネットワークシステムの保守管理装置等に関する。以下、光メディアコンバータをMC(Media Converter)、インターフレームギャップをIFG(Inter
Frame Gap)」と略称する。
【背景技術】
【0002】
図13は、光通信ネットワークシステムの構成例を示すブロック図である。光通信ネットワークシステム90は、加入者91に加入者側端末93及び加入者側MC95が設置され、局舎92に局舎側MC97及び局舎側装置99が設置され、加入者側端末93と加入者側MC95とがUTPケーブル94で接続され、加入者側MC95と局舎側MC97とが光ファイバ96で接続され、局舎側MC97と局舎側装置99とがUTPケーブル98で接続されたものである。UTP(Unshield Twisted-Pair wire)ケーブル94,98は、銅ケーブルの一種である。加入者側MC95は、UTPケーブル94の信号と光ファイバ96の信号とを相互に変換する。局舎側MC97は、光ファイバ96の信号とUTPケーブル98の信号とを相互に変換する。
【0003】
光通信ネットワークシステムを運用する上で、システムの運用に影響を与えることなく、システムの保守を行うことが必要である。そこで、図14に示すように、システムを保守するための保守フレームを、運用中のユーザーフレームのIFGに組み込むことによって、システムの運用に影響を与えずにシステムを保守する方法が考えられている。IFGとは、ユーザーフレーム間の隙間のことである。ただし、運用中のユーザーフレームのIFGに、保守フレームを組み込む場合、ユーザーフレームの送信と保守フレームの送信とには競合が起こり得る。このとき、ユーザーフレームの破壊が発生したり、保守フレームの送信漏れが発生したりすると、システムの品質に関わる問題となる。
【0004】
【特許文献1】特開2003−18162号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
光通信ネットワークシステムにおいて、運用中のユーザーフレームのIFGに保守フレームを組み込む場合、保守フレームを組み込もうとするタイミングとユーザーフレームの位相関係によっては、保守フレームとユーザーフレームの送信には競合が起こり得る。そこで、競合制御が必要になる。競合制御の手段の一例として、図14に示すように、ユーザーフレームを単純にバッファ等で遅延させ、位相調節してユーザーフレームのIFGに保守フレームを組み込む手段が考えられている(例えば上記特許文献1)。しかし、この方法では保守フレーム送信の頻度や、ユーザーフレームのIFGサイズ等の条件によっては、保守フレームの組み込みがうまく行えない場合がある。例えば、ユーザーフレームのIFGが短い場合は、ユーザーフレーム間に適切なIFG(IEEE802.3では最低12バイトを規定)を確保して、保守フレームを組み込むことができない。
【0006】
そこで、本発明の目的は、ユーザーフレームの破壊や保守フレームの送信漏れを確実に防止できる保守管理装置等を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る保守管理装置は、光通信ネットワークシステムを保守するための保守フレームをユーザーフレーム間のIFGに組み込んで、MCから光通信ネットワークシステムへ出力するものである。そして、本発明に係る保守管理装置は、次の三つの手段を備えている。第一の手段は、ユーザーフレーム及び保守フレームの送信状態を検出する。第二の手段は、第一の手段によってユーザーフレームが送信中と検出されると、当該ユーザーフレームの送信後に、一定のIFGを付加して保守フレームを送信する。第三の手段は、第一の手段によって保守フレームが送信中と検出されると、当該保守フレームの送信後に、一定のIFGを付加してユーザーフレームを送信する。
【0008】
ユーザーフレームを単純に遅延させてIFGに保守フレームを組み込むのではなく、ユーザーフレームの送信後に一定のIFGを付加して保守フレームを組み込むので、ユーザーフレームの破壊や保守フレームの送信漏れが本質的に起こらない。
【0009】
また、第三の手段は、第一の手段によって保守フレームが送信中又は送信待ちと検出されると、当該保守フレームの送信後に、一定のIFGを付加してユーザーフレームを送信する、としてもよい。この場合は、送信待ちの保守フレームがユーザーフレームよりも優先的に送信されるので、より確実に保守フレームの送信漏れが防止される。
【0010】
更に、本発明に係る保守管理方法は、本発明に係る保守管理装置の各手段を手順として表現したものである。本発明に係る保守管理プログラムは、本発明に係る保守管理装置の各手段をコンピュータに機能させるためのものである。本発明に係るMCは、本発明に係る保守管理装置を備えたものである。なお、本発明に係る保守管理装置の各手段は、ソフトウェア(プログラムなど)によっても実現できるし、ハードウェア(ICなど)によっても実現できる。
【0011】
換言すると、本発明では、保守フレームの送信とユーザーフレームの送信とに競合が起きる場合、単純にユーザーフレームをバッファ等で遅延させ、位相調節して保守フレームを組み込むのではなく、保守フレームを組み込もうとするタイミングとユーザーフレームの位相との関係を常時把握して競合制御を実行する。保守フレームのタイミングの方が早い場合は、保守フレーム送信を優先し、ユーザーフレームの位相の方が早い場合は、ユーザーフレーム送信を優先する。
【0012】
つまり、本発明は、MCを用いた光通信ネットワークシステムの運用及び保守において、システムの運用に影響を与えず、システムの保守を可能にすることを特徴とする。図13において局舎側MC又は加入者側MCから光通信ネットワークシステムの保守を行うための保守フレームを、図8に示すように運用中のユーザーフレームのIFGに挿入する。このようにして、本発明では、運用中のユーザーフレームを破壊することなくシステムに保守フレームを組み込むことができるため、システムの運用に影響を与えず、システムの保守を可能にする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、ユーザーフレームを単純に遅延させてIFGに保守フレームを組み込むのではなく、ユーザーフレームの送信後に一定のIFGを付加して保守フレームを組み込むので、ユーザーフレームの破壊や保守フレームの送信漏れを確実に防止できる。
【0014】
換言すると、本発明によれば、光通信ネットワークシステムを保守するための保守フレームを、運用中のユーザーフレームへ組み込む際に、ユーザーフレームの送信と保守フレームの送信との競合制御を行うことにより、ユーザーフレームの破壊が発生したり、保守フレームの送信漏れが発生したりすることなく、確実にユーザーフレーム及び保守フレームを送信できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
図1は、本発明に係るMCの第一実施形態を示すブロック図である。以下、この図面に基づき説明する。
【0016】
MC10は図13における加入者側MC95及び局舎側MC97に相当し、UTPケーブル14は図13におけるUTPケーブル94,98に相当し、光ファイバ15は図13における光ファイバ96に相当する。MC10は、機能別に分割すると、電気側インタフェースである10BASE-T/100BASE-TXの物理層(第一層)を終端する物理機能部(PHY Function)11と、MCの機能を実現するMC機能部(MC
Function)12と、光側インタフェースである100BASE-FXの物理層(第一層)を終端する物理機能部13とから構成される。一般的な構成として、物理機能部11とMC機能部12との間には、ブリッジ処理を扱うMAC(Media Access Control)機能部が入る。ただし、MAC機能部は、本発明に直接関係しないので、本実施形態では省略する。
【0017】
図2は、物理機能部11,13の構成を示すブロック図である。以下、この図面に基づき説明する。
【0018】
物理機能部11,13は、IEEE802.3 Layer1で規定される更に三つの機能に分けられる。各機能は、PCS(Physical Coding Sub
Layer)21、PMA(Physical Medium Attachment)22、PMD(Physical Medium Dependent)23と呼ばれる。PCS21は、4ビットのデータを5ビットのコードに変換する又はその逆に変換する4B/5B符合変換を行う。PMA22は、シリアル/パラレル変換を行う。PMD23は、伝送媒体に合わせた信号波形変換を行う。本実施形態では、信号31,38で示されるMII(Media
Independent Interface)上で保守フレームの組み込み及び検出を行う。
【0019】
図3はMC機能部12の送信部12aを示すブロック図であり、図4はMC機能部12の受信部12bを示すブロック図である。以下、これらの図面に基づき説明する。
【0020】
MC機能部12は、MCの機能を実現するブロックであり、送信部12aと受信部12bとに分けられる。本実施形態では、保守フレームの送信及び受信にのみ言及する。その他の機能については、本発明に直接関係しないので、説明を省略する。
【0021】
送信部12aは、保守フレーム送信開始を指示する保守フレーム送信指示部41と、送信する保守フレームを生成する保守フレーム生成部42と、ユーザーフレームを格納するユーザーフレーム格納用バッファ44と、保守フレームの送信とユーザーフレームの送信との競合が発生したときに競合制御を行うフレーム送信制御部43と、競合制御で送信が許された保守フレーム又はユーザーフレームの送信を選択するフレーム送信選択部45とから構成される。特許請求の範囲における「第一の手段」はフレーム送信制御部43に相当し、同じく「第二及び第三の手段」はフレーム送信選択部45に相当する。
【0022】
受信部12bは、保守フレームを検出する保守フレーム検出部61と、検出した保守フレームを格納する保守フレーム格納用バッファ62とから構成される。
【0023】
次に、MC機能部12の各部について詳しく説明する。まず、送信部12aのブロックについて説明する。
【0024】
保守フレーム送信指示部41は、光通信ネットワークシステムの保守を行うために、保守フレームを送信するためのイベントが発生したことを通知するとともに、送信すべき保守フレームの送信内容を決定する。具体的には、保守フレーム送信イベント発生52をフレーム送信制御部43へ、保守フレーム送信内容51を保守フレーム生成部42へ、それぞれ通知する。
【0025】
また、ユーザーフレームは、保守フレームとの送信の競合が発生した場合の競合制御のために、ユーザーフレーム格納用バッファ44に取り込まれる。ユーザーフレーム格納用バッファ44の容量は、保守フレームの送信とユーザーフレームの送信との間で競合が発生した場合にシステム上で規定する競合制御時の待ち時間から、任意に決定できる。
【0026】
フレーム送信制御部43は、保守フレーム送信指示部41から通知される保守フレーム送信イベント発生52と、ユーザーフレーム格納用バッファ44の状態54とを常時モニタして、保守フレーム及びユーザーフレームのどちらを先に送信すべきかを判断する。保守フレームを送信する場合は、保守フレーム生成指示55を保守フレーム生成部42へ、フレーム送信選択(この場合は保守フレーム送信選択)58をフレーム送信選択部45へ、それぞれ通知する。一方、ユーザーフレームを送信する場合は、バッファ読み出し指示56をユーザーフレーム格納用バッファ44へ、フレーム送信選択(この場合はユーザーフレーム送信選択)58をフレーム送信選択部45へ、それぞれ通知する。
【0027】
保守フレーム生成部42は、フレーム送信制御部43から通知される保守フレーム生成指示55と、保守フレーム送信指示部41から通知される保守フレーム送信内容51とに基づき、送信する保守フレームを生成する。
【0028】
フレーム送信選択部45は、フレーム送信制御部43からフレーム送信選択58を受ける。その結果、保守フレームを送信する場合は、保守フレーム生成部42で生成された保守フレーム57を送信する。ユーザーフレームを送信する場合は、ユーザーフレーム格納用バッファ44に格納されているユーザーフレーム59を送信する。
【0029】
次に、受信部12bのブロックについて説明する。保守フレーム検出部61は、受信した保守フレーム及びユーザーフレームから保守フレーム63だけを検出して、保守フレーム格納用バッファ62に渡す。保守フレーム格納用バッファ62は、保守フレーム検出部61で検出された保守フレーム63を格納する。
【0030】
図5は、MC12の送信動作を示すフローチャートである。以下、図3及び図5に基づき、MC12の送信動作を説明する。なお、動作の主体はフレーム送信制御部43とする。
【0031】
フレーム送信制御部43は、保守フレーム送信指示部41から通知される保守フレーム送信イベント発生52と、ユーザーフレーム格納用バッファ44の状態54と、を常時モニタしている(ステップ101)。保守フレーム送信イベント発生52が通知されたら、その時点でユーザーフレームが送信されているか確認する(ステップ102)。ユーザーフレームが送信中でないことを確認したら、送信する保守フレームの前に最小規定値であるIFG12バイトが付加されるようタイムスケジュール管理を行った後に(ステップ103)、保守フレーム生成部42に対して保守フレーム生成指示55を通知する(ステップ104)。また、フレーム送信選択部45へ、フレーム送信選択(この場合は保守フレーム送信選択)58を通知し、保守フレーム生成部42で生成した保守フレーム57を送信する(ステップ104)。
【0032】
一方、ユーザーフレームが送信中ならば、そのユーザーフレームの送信が完了するのを待ち、ユーザーフレーム送信完了を確認した後(ステップ102)、送信する保守フレームの前に最小規定値であるIFG12バイトが付加されるようタイムスケジュール管理を行った後に(ステップ103)、保守フレーム生成部42に対して保守フレーム生成指示55を通知する(ステップ104)。また、フレーム送信選択部45へ、フレーム送信選択(この場合は保守フレーム送信選択)58を通知し、保守フレーム生成部42で生成した保守フレーム57を送信する(ステップ104)。
【0033】
保守フレーム送信イベント発生52の通知がなく、ユーザーフレーム格納用バッファ44にユーザーフレームが格納されている場合は、その時点で保守フレームが送信されているか確認する(ステップ111,112)。保守フレームが送信されていなければ、送信するユーザーフレームの前に最小規定値であるIFG12バイトが付加されるようタイムスケジュール管理を行った後に(ステップ113)、フレーム送信選択部45へ、フレーム送信選択(この場合はユーザーフレーム送信選択)58を通知し、ユーザーフレーム格納用バッファ44に格納されているユーザーフレーム59を送信する(ステップ114)。
【0034】
一方、保守フレームが送信されている場合は、保守フレームの送信が完了してから(ステップ112)、送信するユーザーフレームの前に最小規定値であるIFG12バイトが付加されるようタイムスケジュール管理を行った後に(ステップ113)、フレーム送信選択部45へ、フレーム送信選択(この場合はユーザーフレーム送信選択)58を通知し、ユーザーフレーム格納用バッファ44に格納されているユーザーフレーム59を送信する(ステップ114)。
【0035】
図6に競合制御がない場合の保守フレーム送信動作を示し、図7に競合制御がある場合の保守フレーム送信動作を示し、図8に図14の従来技術に対比させた場合の保守フレーム送信動作を示す。これらの図面に基づき、本実施形態を次のように総括する。まず、ユーザーフレーム及び保守フレームの送信状態を検出する。その結果、ユーザーフレームが送信中と検出されると、当該ユーザーフレームの送信後に、一定のIFGを付加して保守フレームを送信する。一方、保守フレームが送信中と検出されると、当該保守フレームの送信後に、一定のIFGを付加してユーザーフレームを送信する。このように、ユーザーフレームを単純に遅延させてIFGに保守フレームを組み込むのではなく、ユーザーフレームの送信後に一定のIFGを付加して保守フレームを組み込むので、ユーザーフレームの破壊や保守フレームの送信漏れが本質的に起こらない。
【0036】
なお、保守フレーム送信とユーザーフレーム送信とが全く同じタイミングで起きた場合は、どちらを優先するべきかシステム上の定義に従って、優先させたいフレームを送信することができる。
【0037】
図9は、本発明に係るMCの第二実施形態における送信動作を示すフローチャートである。以下、図3及び図9に基づき、本実施形態のMCにおける送信動作を説明する。なお、動作の主体はフレーム送信制御部43とする。また、本実施形態において、第一実施形態と同じ部分は、説明を省略する。
【0038】
保守フレームの送信中に、次の保守フレームを送信する必要性が発生した場合、保守フレーム送信待ちのキュー制御を行うことによって、保守フレームの送信漏れを防ぎ、確実に保守フレームを送信することができる。本実施形態は、保守フレーム送信待ちのキュー制御を、第一実施形態に加えた場合のフロー制御に関する。
【0039】
フレーム送信制御部43は、保守フレーム送信指示部41から通知される保守フレーム送信イベント発生52と、ユーザーフレーム格納用バッファ44の状態54と、を常時モニタしている。保守フレーム送信イベント発生52が通知されたら、既に保守フレーム送信イベント発生52を受けているかどうか確認する(ステップ201,202)。初めて保守フレーム送信イベント発生52を受けた場合は、その時点でユーザーフレームが送信されているか確認する(ステップ204)。既に保守フレーム送信イベント発生52を受けている場合は、保守フレームの送信待ちキューに登録を行い(ステップ203)、その後、ユーザーフレームを送信しているか確認するフェーズに進む(ステップ204)。
【0040】
ユーザーフレームが送信中でないことを確認したら、保守フレーム生成部42に対して保守フレーム生成指示55を通知する。また、フレーム送信選択部45へ、フレーム送信選択(この場合は保守フレーム送信選択)58を通知し、保守フレーム生成部42で生成した保守フレーム57を送信する(ステップ205,206)。
【0041】
一方、ユーザーフレームが送信中ならば、そのユーザーフレームの送信が完了するのを待ち、ユーザーフレーム送信完了を確認した後(ステップ204)、保守フレーム生成部42に対して保守フレーム生成指示55を通知する。また、フレーム送信選択部45へ、フレーム送信選択(この場合は保守フレーム送信選択)58を通知し、保守フレーム生成部42で生成した保守フレーム57を送信する(ステップ205,206)。
【0042】
保守フレームを送信した後、保守フレームの送信待ちキュー登録が存在しているならば(ステップ207)、登録されている送信待ちキューを削除して(ステップ208)、送信待ちの保守フレーム57を送信する(ステップ205,206)。
【0043】
また、保守フレーム送信イベント発生52の通知がなく、ユーザーフレーム格納用バッファ44にユーザーフレームが格納されている場合は、その時点で保守フレームが送信さているか、又は保守フレームの送信待ちが発生しているか確認する(ステップ211,212)。どちらも発生していなければ、フレーム送信選択部45へ、フレーム送信選択(この場合はユーザーフレーム送信選択)58を通知し、ユーザーフレーム格納用バッファ44に格納されているユーザーフレーム59を送信する(ステップ213,214)。
【0044】
一方、保守フレームが送信されているか、保守フレームの送信待ちが発生している場合は、それらが発生しなくなってから(ステップ212)、フレーム送信選択部45へ、フレーム送信選択(この場合はユーザーフレーム送信選択)58を通知し、ユーザーフレーム格納用バッファ44に格納されているユーザーフレーム59を送信する(ステップ213,214)。
【0045】
図10に保守フレームの送信待ちが発生した場合の保守フレーム送信動作を示す。
【0046】
図11及び図12は本発明に係るMCの第三実施形態を示すブロック図であり、図11は送信部を示し、図12は受信部を示す。以下、これらの図面に基づき説明する。ただし、図3及び図4と同じ部分は同じ符号を付すことにより説明を省略する。
【0047】
本実施形態では、図1におけるMC10と物理機能部11,13とのインタフェースが、MIIの代わりにRMII(Reduced MII)やSMII(Serial MII)になっている。この場合は、図11及び図12に示すように、送信部12cではインタフェース変換部46,47を設け、受信部12dではインタフェース変換部64を設けることにより、対応が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】第一実施形態を示すブロック図である。
【図2】第一実施形態における物理機能部の構成を示すブロック図である。
【図3】第一実施形態におけるMC機能部の送信部を示すブロック図である。
【図4】第一実施形態におけるMC機能部の受信部を示すブロック図である。
【図5】第一実施形態におけるMCの送信動作を示すフローチャートである。
【図6】第一実施形態において、競合制御がない場合の保守フレーム送信動作を示すタイムチャートである。
【図7】第一実施形態において、競合制御がある場合の保守フレーム送信動作を示すタイムチャートである。
【図8】第一実施形態において、従来技術に対比させた場合の保守フレーム送信動作を示すタイムチャートである。
【図9】第二実施形態における送信動作を示すフローチャートである。
【図10】第二実施形態において、保守フレームの送信待ちが発生した場合の保守フレーム送信動作を示すタイムチャートである。
【図11】第三実施形態における、MC機能部の送信部を示すブロック図である。
【図12】第三実施形態における、MC機能部の受信部を示すブロック図である。
【図13】光通信ネットワークシステムの構成例を示すブロック図である。
【図14】従来の保守フレーム送信動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
【0049】
10 MC(光メディアコンバータ)
11,13 物理機能部
12 MC機能部
12a,12c 送信部
12b,12d 受信部
14 UTPケーブル
15 光ファイバ
41 保守フレーム送信指示部
42 保守フレーム生成部
43 フレーム送信制御部(第一の手段)
44 ユーザーフレーム格納用バッファ
45 フレーム送信選択部(第二及び第三の手段)
46,47,64 インタフェース変換部
61 保守フレーム検出部
62 保守フレーム格納用バッファ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光通信ネットワークシステムを保守するための保守フレームをユーザーフレーム間のインターフレームギャップに組み込んで、光メディアコンバータから前記光通信ネットワークシステムへ出力する保守管理装置において、
前記ユーザーフレーム及び前記保守フレームの送信状態を検出する第一の手段と、
前記第一の手段によって前記ユーザーフレームが送信中と検出されると、当該ユーザーフレームの送信後に、一定のインターフレームギャップを付加して前記保守フレームを送信する第二の手段と、
前記第一の手段によって前記保守フレームが送信中と検出されると、当該保守フレームの送信後に、一定のインターフレームギャップを付加して前記ユーザーフレームを送信する第三の手段と、
を備えたことを特徴とする保守管理装置。
【請求項2】
光通信ネットワークシステムを保守するための保守フレームをユーザーフレーム間のインターフレームギャップに組み込んで、光メディアコンバータから前記光通信ネットワークシステムへ出力する保守管理装置において、
前記ユーザーフレーム及び前記保守フレームの送信状態を検出する第一の手段と、
前記第一の手段によって前記ユーザーフレームが送信中と検出されると、当該ユーザーフレームの送信後に、一定のインターフレームギャップを付加して前記保守フレームを送信する第二の手段と、
前記第一の手段によって前記保守フレームが送信中又は送信待ちと検出されると、当該保守フレームの送信後に、一定のインターフレームギャップを付加して前記ユーザーフレームを送信する第三の手段と、
を備えたことを特徴とする保守管理装置。
【請求項3】
光通信ネットワークシステムを保守するための保守フレームをユーザーフレーム間のインターフレームギャップに組み込んで、光メディアコンバータから前記光通信ネットワークシステムへ出力する保守管理方法において、
前記ユーザーフレーム及び前記保守フレームの送信状態を検出する第一のステップと、
前記第一のステップによって前記ユーザーフレームが送信中と検出されると、当該ユーザーフレームの送信後に、一定のインターフレームギャップを付加して前記保守フレームを送信する第二のステップと、
前記第一のステップによって前記保守フレームが送信中と検出されると、当該保守フレームの送信後に、一定のインターフレームギャップを付加して前記ユーザーフレームを送信する第三のステップと、
を備えたことを特徴とする保守管理方法。
【請求項4】
光通信ネットワークシステムを保守するための保守フレームをユーザーフレーム間のインターフレームギャップに組み込んで、光メディアコンバータから前記光通信ネットワークシステムへ出力する保守管理方法において、
前記ユーザーフレーム及び前記保守フレームの送信状態を検出する第一のステップと、
前記第一のステップによって前記ユーザーフレームが送信中と検出されると、当該ユーザーフレームの送信後に、一定のインターフレームギャップを付加して前記保守フレームを送信する第二のステップと、
前記第一のステップによって前記保守フレームが送信中又は送信待ちと検出されると、当該保守フレームの送信後に、一定のインターフレームギャップを付加して前記ユーザーフレームを送信する第三のステップと、
を備えたことを特徴とする保守管理方法。
【請求項5】
光通信ネットワークシステムを保守するための保守フレームをユーザーフレーム間のインターフレームギャップに組み込んで、光メディアコンバータから前記光通信ネットワークシステムへ出力するために用いられる保守管理プログラムにおいて、
前記ユーザーフレーム及び前記保守フレームの送信状態を検出する第一の手段、
前記第一の手段によって前記ユーザーフレームが送信中と検出されると、当該ユーザーフレームの送信後に、一定のインターフレームギャップを付加して前記保守フレームを送信する第二の手段、及び、
前記第一の手段によって前記保守フレームが送信中と検出されると、当該保守フレームの送信後に、一定のインターフレームギャップを付加して前記ユーザーフレームを送信する第三の手段、
としてコンピュータを機能させることを特徴とする保守管理プログラム。
【請求項6】
光通信ネットワークシステムを保守するための保守フレームをユーザーフレーム間のインターフレームギャップに組み込んで、光メディアコンバータから前記光通信ネットワークシステムへ出力するために用いられる保守管理プログラムにおいて、
前記ユーザーフレーム及び前記保守フレームの送信状態を検出する第一の手段、
前記第一の手段によって前記ユーザーフレームが送信中と検出されると、当該ユーザーフレームの送信後に、一定のインターフレームギャップを付加して前記保守フレームを送信する第二の手段、及び、
前記第一の手段によって前記保守フレームが送信中又は送信待ちと検出されると、当該保守フレームの送信後に、一定のインターフレームギャップを付加して前記ユーザーフレームを送信する第三の手段、
としてコンピュータを機能させることを特徴とする保守管理プログラム。
【請求項7】
請求項1又は2記載の保守管理装置を備えた光メディアコンバータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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