説明

保湿効果の高い機能性皮膚外用剤

【課題】テイレキシ抽出物とリン酸化糖を組み合わせることにより、皮膚の乾燥を抑制することのできる機能性皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】植物アブラナ科イヌナズナ属テイレキシ種子からの、有機溶媒抽出物とグルコース−1−リン酸、グルコース−6−リン酸、フルクトース−1,6−ジリン酸、ホスホエノールピルビン酸から選ばれる1種又は2種以上のリン酸化糖とを含有することにより、皮膚の乾燥を抑制することを可能な機能性皮膚外用剤。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、リン酸化糖とテイレキシ(Draba nemorosa
L)抽出物を配合した機能性皮膚外用剤に関するものである。
【背景技術】
【0002】
肌は加齢による影響や紫外線、活性酸素等の影響により皮膚本来の保湿性が衰え、さらには収縮性、柔軟性が衰える。肌の保湿性が低下すると皮膚ではシワが生じ、見た目の美しさが低下するだけではなく、乾燥肌、荒れ肌となる。さらにアレルギー、アトピー性皮膚炎等でも皮膚の保湿性を高めることは治癒の方法においても非常に重要である。従来より、皮膚の保湿効果を求める際には、一般に、ソルビトール、グリセロール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、キシリトール、マルチトール等の湿潤剤が使用されてきた。
【0003】
リン酸化糖を配合した皮膚外用剤はすでに特許文献1,2に公開されている。しかし、特許文献1に記載されているリン酸化糖は、グルカン、グルカンの水素添加により還元をおこなった還元グルカン、マンナン、デキストラン、寒天、シクロデキストリン、フコイダン、ジェランガム、ローカストビーンガム、グアガム、タマリンドガム、およびキサンタンガムから選択される糖であり、本発明に記載する単糖とは異なるものである。また、特許文献2には、マンノース-6-リン酸に代表されるリン酸化糖を塗布することにより、刺激を与えることなく穏やかに皮膚の落屑を促し、皮膚中のグリコサミノグリカンの合成を高める方法が記載されている。しかし、個々に記載された方法は、リン酸化糖を単独で配合する組成物の作用が記載されているだけである。しかるに、本発明はリン酸化糖とテイレキシ抽出物を同時に含有することにより、リン酸化糖単独の配合では得られなかった相乗効果を新たに見出し、本発明の皮膚外用剤の発見に至ったものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006-249077
【特許文献2】特表2005-501062
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】The Journal of Cell Biology,Vol. 180, No. 3, 451-458, 2008
【非特許文献2】Nature Cell Biol. 9:666-674, 2007
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、これら一般に使用されている上記の湿潤剤は、湿潤作用に優れている反面、塗布した際のべたつき感があるうえ、一時的な保湿効果を示すに過ぎず、継続的に肌の保湿性を持続するような効果を生み出すものではなかった。いわゆる天然保湿因子といわれるNMF(natural moisturizing factor)は、肌の水分維持に欠かせない保湿物質である。このNMFは、角化細胞中のケラトヒアリン顆粒から分泌されたプロフィラグリンが分解されて出来たフィラグリンが、Caspase-14という酵素により分解されて生じることが報告されている。(非特許文献3) このため、Caspase-14を活性化することにより、皮膚中のNMFの産生が促進し、皮膚の水分保持能が著しく向上することが考えられる。実際に、Caspase-14ノックアウトマウスの皮膚においては、経皮水分蒸散量(TEWL)が著しく増加し、皮膚水分量が減少することが示されている。(非特許文献4)以上のことより、従来のように単に皮膚に保湿剤を塗布するのではなく、皮膚中に存在するCaspase-14を活性化することにより、皮膚中の水分量を維持し、潤いのある肌に導くことが有用であると考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる実情において、本発明者らは、持続的な保湿効果を有する素材を探索すべく鋭意研究を行った結果、リン酸化糖とテイレキシ(Draba nemorosa
L)抽出物を併用することによりCaspase-14活性が向上し、皮膚の水分量の維持により効果的であることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明はリン酸化糖とテイレキシ抽出物を含有することを特徴とする機能性皮膚外用剤に関するものである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明に係るリン酸化糖としては、グルコース−1−リン酸、グルコース−6−リン酸、フルクトース−1,6−ジリン酸、ホスホエノールピルビン酸等が用いられる。また、その塩としてアルカリ金属、アルカリ土類金属等の塩が挙げられ、なかでもナトリウム、カリウム、カルシウム等が好ましい。上記のリン酸化糖は、市販されている試薬を使用しても良いし、グルコースよりグルコキナーゼ、ヘキソキナーゼなどのリン酸化酵素やグルコホスホムターゼなどの転移酵素により合成したもの、また酵母のような微生物や、動物、植物などの細胞から抽出、精製したものでも本発明に使用できる。
【0009】
本発明に用いるテイレキシ(Draba nemorosa
L)は、イヌナズナの成熟種子である。春の七草のひとつであるナズナ(Capsella bursa-pastoris Medik)はアブラナ科ナズナ属であるが、イヌナズナはアブラナ科イヌナズナ属に属し、全く異なる植物である。テイレキシは漢方薬として利用されており、瀉下、利尿、鎮咳薬として古くから用いられているものである。皮膚外用剤に用いるには、適当な溶媒を用いて種子を直接抽出することが可能なほか、種子を粉砕した後に溶媒を加えてエキスを抽出する方法でも良い。
【0010】
本発明で使用する植物抽出物を得るための抽出溶媒としては、供する製品の使用目的、種類、あるいは後に行う加工処理等を考慮した上で選択すれば良いが、例えば、水;メチルアルコール、エチルアルコール等の低級1価アルコール;グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の液状多価アルコール;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン;酢酸エチルなどのアルキルエステル;ベンゼン、ヘキサン等の炭化水素;ジエチルエーテル等のエーテル類;ジクロルメタン、クロロホルム等のハロゲン化アルカン等の1種または2種以上を用いて抽出し、精製して使用することが出来る。
【0011】
抽出する植物は、成熟種子を採取し、乾燥したものを、重量比で1〜1000倍量、特に10〜100倍量の溶媒を用い、常温抽出の場合には、0℃以上、特に20℃〜40℃で1時間以上、特に3〜7日間行うのが好ましい。また、60〜100℃で1時間、加熱抽出しても良い。
【0012】
以上のような条件で得られる上記抽出物は、抽出された溶液のまま用いても良いが、さらに必要により精製、濾過等の処理をして、濃縮、粉末化したものを適宜使い分けて用いることが出来る。
【0013】
本発明で使用するリン酸化糖、および植物抽出物の形態としては、液状、固形状、粉末状、ペースト状、ゲル状等いずれの形状でも良く、最終的な製品を構成する上で最適な形状を任意に選択することができる。
【0014】
本発明の皮膚外用剤の剤型は任意であり、カプセル状、粉末状、顆粒状、丸剤、錠剤状、固形状、液状、ゲル状、気泡状、乳液状、クリーム状、軟膏状、シート状、エアゾール状等の形態をとることができる。さらに、医薬品類、医薬部外品類、化粧品類に配合して用いることができる。特に、外皮に適用される医薬品,医薬部外品,化粧品組成物といった外用剤組成物に適用される。
【0015】
本発明の具体的な使用形態としては、水性成分、油性成分、植物抽出物、動物抽出物、粉末、賦形剤、界面活性剤、油剤、アルコール、pH調整剤、防腐剤、酸化防止剤、増粘剤、甘味剤、色素、香料等を必要に応じて混合して適宜配合することにより外用剤組成物の化粧水、乳液、クリーム、パック、パウダー、スプレー、軟膏、分散液、および液体状、ペースト状、粉末状等種々の剤型とすることができる。
【0016】
本発明の皮膚外用剤へのリン酸化糖の配合量は、期待される作用の程度によって若干異なり特に限定しないが、通常、製剤全量中、固形分換算して、0.0001質量%以上、好ましくは0.01〜10.0質量%の濃度範囲とすることが有効である。
【0017】
また、本発明の皮膚外用剤へのテイレキシ抽出物の配合量は、期待される作用の程度によって若干異なり特に限定しないが、通常、製剤全量中、固形分換算して、0.0001質量%以上、好ましくは0.01〜10.0質量%の濃度範囲とすることが有効である。
【0018】
以下、本発明によるリン酸化糖、テイレキシ抽出物にかかわる試験実施例を示すと共にその素材を用いた外用剤への応用処方例等について述べるが、ここに記載された実施例に限定されないのは言うまでもない。
【実施例1】
【0019】
試験例1としてヒト皮膚のケラチノサイトを培養し、培養したケラチノサイトに各試料を添加した後、細胞抽出液中のCaspase-14活性の測定を行った。Caspase-14活性の測定は文献5に記載の方法により実施した。すなわち、基質となるWEHD-pNitro anilineがCaspase-14により分解されることにより生成するpNitro anilineを吸光度で測定する方法である。
文献5:FEBS Letters 577,
2004, 446-450
【0020】
[試料の調製]
テイレキシ10gに50%エタノール水溶液100mlを添加し、80℃で2時間加熱抽出を行い、溶液をろ過して抽出エキスを得た。抽出エキスは減圧濃縮を行い、1%水溶液になるように調製した。同じようにソバ種子、綿花子、黒米、赤米、亜麻子、エーデルワイス(全草)、ビャクシについてもエキスを調製した。調製した得られた抽出エキスを細胞培養培地に添加した。 グルコース-1-リン酸、ホスホエノールピルビン酸、グルコース-6-リン酸、フルクトース-1,6-2リン酸は市販の試薬(和光純薬工業、シグマ)を用い、水溶液にして培養培地に添加した。
〔細胞の調製〕
ヒト正常ケラチノサイト(NHEK)をEpi-Life KG2培地(クラボウ)で50cm2 plateで培養し、80%程度のコンフルーエントになった所で、各試料を添加し、添加後24時間後に細胞を回収した。
〔Caspase-14活性の測定〕
活性の測定は、Calbiochem社のAssay kitにより測定を行った。回収した細胞に200
μlのCell Lysis Bufferを添加し、細胞抽出液を得た。細胞抽出液のタンパク量を測定
し、タンパク量が200μgになる細胞抽出液を測定用試料として準備した。この測定用
試料にWEHD-pNA Substrate 5μlを加え、37℃で6時間インキュベートを行った後、
405mの吸光度を測定し、活性測定を行った。なお、Caspase-14活性化度は下記の
式により計算した。

Caspase-14活性化度(%)=(試料添加群の405nmの吸光度値/試料無添加群の405nmの吸光度値)×100

【0021】
【表1】

【0022】
表1にはテイレキシ以外の7種類の50%エタノール抽出エキスのCaspase-14活性
を測定した結果を示した。ソバ種子、黒米の活性は114%で比較的高かったが、その他のエキスの活性は全て100%以下であった。それに比較してテイレキシ抽出エキスの活性は136%を示し、特異的に高い活性を示すことがわかった。
【0023】
【表2】

【0024】
結果を表2に示す。表2からテイレキシ抽出物には136%のCaspase-14活性化度
を示した。また、グルコース-1-リン酸、ホスホエノールピルビン酸、グルコース-6-リン
酸、フルクトース-1,6-2リン酸はそれぞれ158%、139%、111%、121%と単独添加においても高い活性化度を示した。さらに、グルコース-1-リン酸とテイレキシ抽出物を併用することにより、Caspase-14活性は365%と非常に高い値を示した。
グルコース-1-リン酸のCaspase-14活性は158%であり、とテイレキシ抽出物のCaspase-14活性は136%である。理論的には2種類の試料を添加すれば活性は、158%と136%の積で現される215%の活性を示すが、ここでは365%の活性を示しており、グルコース-1-リン酸とテイレキシ抽出物の併用による相乗効果が認められた。同様にホスホエノールピルビン酸、グルコース-6-リン酸、フルクトース-1,6-2リン酸とテイレキシ抽出物を併用することにより相乗効果が認められる結果となった。
【実施例2】
【0025】
次に、人での効果を確認するために(表3.4)に示した皮膚外用剤を用いて、皮膚水分量の測定を行った。試験はリン酸化糖としてグルコース-1-リン酸、ホスホエノールピルビン酸を用い、テイレキシ抽出物を組み合わせて試験を行った。
人上腕内側にラウリル硫酸ナトリウム10%水溶液:エタノール=3:7溶液を2時間閉塞貼付した。貼付はフィンチャンバー(大正富山医薬品株式会社)のペーパーディスクに、20μlのラウリル硫酸ナトリウム溶液を添加して貼付した。2時間後フィンチャンバーを剥離し塗布部位を精製水で洗浄し、(表3.4)に示した皮膚外用剤を7日間塗布した。その後、SKICON-200EX(I.B.S.CO.,LTD.)を用いて塗布部位の皮膚水分量を測定した。
【0026】
【表3】

【0027】
【表4】

【0028】
【表5】

【0029】
【表6】

【0030】
表5に皮膚水分量の評価基準を示し、それに基づく結果を表6に示した。表6から明らかなようにグルコース-1-リン酸、ホスホエノールピルビン酸、およびテイレキシ抽出物を配合した皮膚外用剤は、単独においてもそれぞれコントロール区と比較して高い皮膚水分量を示した。しかし、リン酸化糖であるグルコース-1-リン酸およびホスホエノールピルビン酸とテイレキシ抽出物を併用した皮膚外用剤の皮膚水分量はさらに高い皮膚水分量を示し、併用による効果が高いことが確認できた。
【実施例3】
【0031】
(各種組成物の製造)
本発明による各種組成物を製造した。以下にその処方例を示すが、本発明はこれらに限定されるわけではない。なお、配合量は重量%にて示す。
【0032】
(1)クリーム組成物
a)ミツロウ:3.0
b)ステアリルアルコール:5.0
c)ステアリン酸:8.0
d)スクワラン:1.0
e)自己乳化型グリセリルモノステアレート:3.0
f)ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.):1.0
g)テイレキシ抽出物:10.0
h)グルコース-1-リン酸:10.0
i)1,3-ブチレングリコール:5.0
j)水酸化カリウム:0.3
k)防腐剤・酸化防止剤:適量
l)精製水:残部
製法 :a)〜f)までを加熱溶解し、80℃に保つ。g)〜l)までを加熱溶解し、
80℃に保ち、a)〜f)に加えて乳化し、40℃まで撹拌しながら冷却する。
【0033】
(2)クリーム組成剤
a)ミツロウ:2.0
b)ステアリルアルコール:5.0
c)ステアリン酸:8.0
d)スクワラン:10.0
e)自己乳化型グリセリルモノステアレート:3.0
f)ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O.):1.0
g)テイレキシ抽出物:1.0
h)ホスホエノールピルビン酸:2.0
i)1,3-ブチレングリコール:5.0
j)水酸化カリウム:0.3
k)防腐剤・酸化防止剤:適量
l)精製水:残部
製法 :a)〜f)までを加熱溶解し、80℃に保つ。g)〜l)までを加熱溶解し、
80℃に保ち、a)〜f)に加えて乳化し、40℃まで撹拌しながら冷却する。
【0034】
(3)乳液状組成物
a)ミツロウ:0.5
b)ワセリン:2.0
c)スクワラン:8.0
d)ソルビタンセスキオレエート:0.8
e)ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20E.O.):1.2
f)グルコース-6-リン酸:0.001
g)テイレキシ抽出物:0.001
h)1,3-ブチレングリコール:7.0
i)カルボキシビニルポリマー:0.2
j)水酸化カリウム:0.1
k)精製水:残部
l)防腐剤・酸化防止剤:適量
m)エタノール:7.0
製法 :a)〜e)までを加熱溶解し、80℃に保つ。f)〜l)までを加熱溶解し、
80℃に保ち、a)〜e)に加えて乳化し、50℃まで撹拌しながら冷却する。
50℃でm)を添加し、40℃まで冷却する。
【0035】
(4)乳液状組成物
a)ミツロウ:0.5
b)ワセリン:2.0
c)スクワラン:8.0
d)ソルビタンセスキオレエート:0.8
e)ポリオキシエチレンオレイルエーテル(20E.O.):1.2
f)フルクトース-1,6-2リン酸:0.1
g)テイレキシ抽出物:0.1
h)グルコース-6-リン酸:0.2
i)1,3-ブチレングリコール:7.0
j)カルボキシビニルポリマー:0.2
k)水酸化カリウム:0.1
l)精製水:残部
m)防腐剤・酸化防止剤:適量
n)エタノール:7.0
製法 :a)〜e)までを加熱溶解し、80℃に保つ。f)〜m)までを加熱溶解し、
80℃に保ち、a)〜e)に加えて乳化し、50℃まで撹拌し、
50℃でn)を添加し、40℃まで冷却する。
【0036】
(5)化粧水様組成物
a)テイレキシ抽出物:0.0001
b)グルコース-1-リン酸:0.0001
c)ホスホエノールピルビン酸:0.001
d)グリセリン:5.0
e)ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(20E.O.):1.0
f)エタノール:6.0
g)香料:適量
h)防腐剤・酸化防止剤:適量
i)精製水:残部
製法 :a)〜i)までを混合し、均一に溶解する。
【0037】
(6)ゲル様組成物
a)テイレキシ抽出物:0.1
b)グリセリン:5.0
c)ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(20E.O.):1.0
d)フルクトース-1,6-2リン酸:0.01
e)ホスホエノールピルビン酸:0.1
f)ハイビスワコー104:0.2
g)エタノール:6.0
h)香料:適量
i)防腐剤・酸化防止剤・中和剤:適量
j)精製水:残部
製法 :a)〜j)までを混合し、均一に溶解する。
【0038】
(7)パック剤
a)テイレキシ抽出液:1.0
b)ホスホエノールピルビン酸:2.0
c)酢酸ビニル樹脂エマルジョン:15.0
d)ポリビニルアルコール:10.0
e)グルコース-6-リン酸:3.0
f)グリセリン:5.0
g)酸化チタン:8.0
h)カオリン:7.0
i)エタノール:8.0
j)香料:適量
k)防腐剤・酸化防止剤:適量
l)精製水:残部
製法 :a)〜l)までを混合し、よく撹拌、分散させ均一にする。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
リン酸化糖及びテイレキシを含有する皮膚外用剤
【請求項2】
リン酸化糖がグルコース−1−リン酸グルコース−6−リン酸、フルクトース−1,6−ジリン酸、ホスホエノールピルビン酸から選ばれる1種
又は2種以上である請求項1記載の皮膚外用剤。


【公開番号】特開2010−235559(P2010−235559A)
【公開日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−87878(P2009−87878)
【出願日】平成21年3月31日(2009.3.31)
【出願人】(591230619)株式会社ナリス化粧品 (200)
【Fターム(参考)】