説明

保護用具

手を保護するための保護用具は、対衝撃性保護部と、保護部を手に固定するための固定手段とを備えている。保護部は使用時に手掌基部を覆うように配置され、手掌基部を越えて指または手首に向かって実質的に伸展しないように構成および寸法決めされている。転倒の際、本用具の耐衝撃性保護部は、手掌基部の地面との衝撃から装着者を守る。しかし、保護部は手掌基部を越えて指または手首に向かって実質的に伸展しないので、装着者の手首の動きは制限されない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、手掌基部を保護するための保護用具に関する。本発明は、例えば、スノーボードやスケートボード等のスポーツを行う際に使用される。
【背景技術】
【0002】
スノーボード、アイススケート、またはスケートボードのようなスポーツを行う際には、バランスを崩して転倒することがよくある。転倒して顔が地面にぶつかりそうなとき、人は腕を伸ばし転倒を手で「受け止める」ことで自分を守ろうとする。すなわち、手を地面に先に届かせることで、上半身または頭部が地面に(もし衝突するならば)衝突する速度を落とそうとする。これは、上半身や頭部の怪我を防ぐには効果的だが、しばしば、手、手首、および腕のすべてまたはいずれかに損傷を引き起こす。
【0003】
手および前腕の骨を図1に示す。手1は4本の指2と親指3を備える。各指2は3本の骨、すなわち、末節骨4、中節骨5および基節骨6を備える。一方、親指3を構成する骨は2本だけで、末節骨7と基節骨8である。
【0004】
手1はさらに、5本の中手骨9を備え、それらは各指および親指の基節骨(指骨)とそれぞれつながっている。中手骨9には8本の手根骨10が4本ずつ2列に並んでつながっている。手根骨10は前腕を形成する2本の骨、すなわち、橈骨11と尺骨12とつながっている。
【0005】
手は、言うまでもなく、さらに、骨を結び付けて制御する数々の靭帯、筋肉、腱を備え、そして、皮膚で覆われている。中手骨9(および、その周囲の靭帯、筋肉、皮膚等)によって手の下側になる範囲は「手のひら」として知られている。各中手骨9は球根状の基部9a、薄い骨幹9b、および球根状の上部9cを備える。手根骨10、親指の中手骨9の下半分、および、各指の中手骨9の基部9aで作られる範囲は、手の「基部」として知られている。手根骨10そのもの、および、手根骨10と橈骨11および尺骨12との間の関節が手首関節を構成している。
【0006】
図2に示すように、手を使って転倒を受け止める際、通常は本能的に、手首関節を伸ばして手を後方に曲げ、手掌基部が地面に当たるようにする。手をこの位置に置くことによって、衝撃力は、手根骨10から前腕の橈骨11および尺骨12へと、また、ある程度は直接橈骨11および尺骨12の端へとより効率的に伝達されるものと考えられている。そうすることで伝達される力の最大値が弱まり、従って、骨折のリスクが減少するという利点がある。それにもかかわらず、手首や手の損傷は、しばしば、橈骨遠位端骨折、手根骨骨折、手根靱帯損傷の原因となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
スノーボードやスケートボードのようなスポーツを行う際に損傷の予防や軽減のために保護用具を使用することはよく知られている。このような保護用具は手首副子をもとに作られたものが多い。手首副子は、手首に損傷を受けた場合に手首を保護するために使用するもので、特に、手首の動きを減らし、関節と付随する骨を休めさせ、痛みの伴う動作を減らすために使用する。このような保護用具の典型例を図3に示す。保護用具11は硬質の保護部12および13を備え、これらは、とりはずし可能なひも14および15によって合わされる。図4は保護用具11が装着された様子である。図に示すように、第1の保護部12は手と腕の下側に置かれ、前腕の一部、手首関節、および手のひらの大部分を覆う。第2の保護部13は手および腕の上側に置かれ、第1の保護部12と同様の場所を覆う。すなわち、前腕の一部、手首関節、および手の甲を中手骨と基節骨との間の関節まで覆う。他の既知の用具は、手および腕の下側を有意に保護するのみである。
【0008】
図4に示すように、転倒時に保護用具11は手、手首関節および腕をいくらか保護するものの、保護部12および13によって手首関節の動きが制限される。このため、図2に示すような位置に手をつくことができなくなり、手を正しい位置に置いて転倒を理想的に受け止めることができなくなる。また、手のひらの動きも制限される。すなわち、保護用具は、手首や手のひらが完全に可動することが望ましい状況には適していない。さらに、用具はかさばるため長時間の装用感に劣る可能性がある。
【0009】
上記の観点から、従来技術の上記の欠点のいくつかまたはすべてを解決または軽減する手掌基部を保護するための保護用具を有することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1の態様に従って、手掌基部保護のために下記を備える保護用具が提供される。
対衝撃性保護部
前記保護部を手に固定するための固定手段
前記保護部は使用時に手掌基部を覆うように配置され、手掌基部を越えて指または手首に向かって実質的に伸展しないように構成および寸法決めされている。
【0011】
転倒の際、本用具の耐衝撃性保護部は、手掌基部の地面との衝撃から装着者を守る。しかし、保護部は手掌基部を越えて指または手首に向かって実質的に伸展しないので、装着者の手首の動きは制限されない。このため、装着者は手首を理想的な位置に置いて転倒を受け止めることが可能となり、且つ、他の任意の目的のために手首を自由に動かすことも可能となる。
【0012】
保護部が手掌基部を実質的に越えて伸展しないことが有利である。これは、保護用具がかさばらなくなり、装着感が改善されることを意味している。
【0013】
保護部が手掌基部に合うように成形されることが有利である。これにより、いかなる衝撃も手掌基部のより広い面積に伝えられるために、保護が大きくなり、且つ、より快適に密着する。
【0014】
保護部はポリマー材料を備えていることが望ましい。これにより、保護部は強く、かつ、軽くなる。
【0015】
保護部の手首から手のひらに向かう方向の最大長が60mm未満であることが望ましい。保護部は厚さ5mm未満の材料で作られることが望ましい。保護部の平面投影での表面積が1800mmから6000mmであることが望ましい。
【0016】
保護部は所定の閾値を超える衝撃下で破壊するよう作られることが有利である。これにより、特に強い衝撃の場合に、地面との衝撃力の一部が保護用具そのものに分散される。
【0017】
保護用具は、さらに、保護部と手の間に合うように作られたパッド部を備えることが望ましい。これにより、快適さが改善され、いかなる衝撃も手掌基部のより広い面積に伝えられる。パッド部は、可撓性発泡材料で作られてもよい。
【0018】
固定手段は保護部に取り外し可能なように取付けてもよい。これにより、用具を簡単にはずすことができる。この場合、固定手段は保護部に対して面ファスナーで取付けてもよい。これにより、便利な調整機構が得られる。別の方法として、固定手段が保護部に固定的に取付けられてもよい。この場合固定手段は伸縮性材料を備えている。これにより、用具をはずすことができる。固定手段は固定手段の長さを変化させるための締め具を備えていてもよい。
【0019】
固定手段は、手袋またはミトンでもよい。この方法は、スノーボードのように手袋やミトンを既に着用している活動において特に、用具を手に固定するのに都合がよく、転倒時に保護すると同時に、たとえば、手を隔離することにもなる。手袋またはミトンはポケットを備え、保護部はポケット内に置かれていることが望ましい。保護用具は、ポケットから取り外し、且つ、ポケットの内で取り替えることができる点が有利である。これにより、保護部が必要ない場合には取り外すことができ、また、転倒時に破壊されて必要な場合は取り替えることができる。
【0020】
本発明の第2の態様に従って、手掌基部を保護するために下記を備える保護用具が提供される。
対衝撃性保護部
前記保護部を手に固定するための固定手段
前記保護部の形状は使用時に前記保護部が使用者の手を手首から広がるように覆うが、前記保護部が手のひらおよび手首関節を実質的に覆わないようになっている。
【0021】
本発明の第3の態様に従って、手掌基部を保護するために下記を備える保護用具が提供される。
対衝撃性保護部
前記保護部を手に固定するための固定手段
前記保護部が使用時に少なくとも手の一部を手首から広がるように覆うように作られ、前記保護部の平面投影での表面積が1800mmから6000mmである。
【発明の効果】
【0022】
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】前腕、手首および手の骨を示す図である。
【図2】転倒を受け止める際の手の位置を示す図である。
【図3】締めていない状態での既知の保護用具を示す図である。
【図4】着用状態での既知の保護用具を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る着用状態での保護用具を下から見た図である。
【図6】着用状態での保護用具を上から見た図である。
【図7】保護用具のバッド部を示す図である。
【図8】保護用具の保護部を示す図である。
【図9】転倒を受け止める際における保護用具の用法を示す図である。
【図10】着用状態での保護用具を下から見た図である。
【図11】本発明の第2の実施形態に係る着用状態での保護用具を横から見た図である。
【図12】保護用具の保護部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、例として本発明の2つの実施形態を、添付の図を参照して説明する。
【0025】
本発明に係る保護用具の第1の実施形態を図5から図9に示す。図5に示すように、保護用具101は硬質または半硬質で適切な耐衝撃性をもつ高分子材料製の保護部102を備える。保護部102は手掌基部に合うように成形され、手首関節の上部である手掌基部の下部から手のひらの下まで伸びている。パッド部103は保護部102と手の間に置かれ、保護部102の内側成形面(図には示されていない)に取付けられている。(パッド部は図5には示されていないが、図6および図7に示されている。)内部表面とは反対側に外部表面108があり、これは、図で示されている実施形態では、表面に現れているが、美的目的のためにカバーで覆うような実施形態もある。カバーは、必要ならば、パッド部の保護部を完全に包み込んでもよい。図8に示すように、本用具は円周方向に広がる端部を備えており、図中では、手首端部110、親指端部111、手のひら端部112、および折り返し端部113に分かれている。これら各端部は単なる便宜上の定義であることは理解されるだろう。これらは、独立した分離可能な構造体ではなく、全体として連続した端部を構成している。
【0026】
図8に詳細に明記されているように、面ファスナーを使った2個のフックパッド104および105が、例えば接着によって、保護部102の外側表面108に置かれている。第1のフックパッド104は、親指端部111の近くに置かれ、第2のフックパッド105は保護部102の折り返し端部113(つまり、小指に最も近い端部)に向けて置かれている。固定手段は可撓性材料からできた細長いストリップ106から構成され、片面に一種のループが付いており、フックパッド104および105に着脱可能である。細長いストリップ106は、第1の端を第1のフックパッド104に取付け、親指と手のひらの間を経由して手の甲を回り、そして、第2の端を第2のフックパッド105に取付ける(具体的には、図5、図6、および図9に示す)。さらに、図で示されている実施形態では、保護部上のフックパッドに着脱可能なよう片面にループを備えた細長い可撓性ストリップによって使用中の手に用具が取付けられているが、任意の適切な固定手段が用いられる可能性があることは理解されるだろう。たとえば、端部のみにループを備えている可撓性ストリップでもよい。あるいは、親指端部111または折り返し端部113のいずれかの位置で保護部に固定的に取り付けられた可撓性ストリップファスナーの固定されていない一端が、保護用具の反対側の端部近くの保護部に着脱可能となっていてもよい。あるいは、可撓性ストリップファスナーの両端が固定されていて、留め具によって2つの部分に分かれるようになっていてもよい。別の可能性として、伸縮性のある可撓性ストリップの各端を親指端部または折り返し端部のいずれか一方に固定的に取付けてもよい。
【0027】
実際には、保護部102は手掌基部に合わせて成形されているので、固定手段106によって手の適切な位置に置くと、一般的な使用においては一定の位置に保たれる。保護部102は小型なので、つまり、手掌基部の下部から手のひらの下部に広がるに過ぎないので、手首関節および手のひらの動きは、まったく制限されないか、制限されてもわずかである。しかし、図10に示すように、転倒した場合には保護部102が地面と手との間に置かれ、その結果、手と手首関節を保護し、損傷の発生を防ぐのに役立つ。保護部102が手掌基部に合わせて成形されていることは、使用中の保護用具を一定の位置に保つのに役立つだけではなく、地面との衝撃力を特定の一部に集中させずに手の覆われている部分全体に均等に分散させることになり、繰り返しになるが、損傷の発生を防ぐのに役立つ。パッド部103もまた、地面との衝撃力を手に対して均等に分散させることに役立つ。
【0028】
保護部102は、特別激しい衝撃の場合には亀裂が入るように設計されている。これにより、地面との衝撃力の一部は、保護用具そのものに分散される。
【0029】
実際に、保護部の典型的な寸法は下記のようになるであろう。
(i)手首端部から手のひら端部:30mmから60mm
(ii)親指端部から折り返し端部:60mmから100mm
【0030】
一般に、前記寸法がたがいに比例して増加することを理解されるだろう。一般に、寸法(i)は40%から70%となり、且つ、寸法(ii)の50%から60%であることが望ましい。
【0031】
図に示すような成形された保護部の場合、上記寸法は成形部の平面投影によって測定する。したがって、平面に投影された保護部は1800mmから6000mmの表面積を持つ。2750mmから5000mmの表面積を持つことが望ましい。
【0032】
保護部の成形は、既に述べたように、手に最も近い表面が概して手掌基部の表面に沿うようになっている。実際に、保護部の全体の深さ(成形を含む)は1cmから3cm程度である。また、保護部の厚さは0.3mmから0.75mmだが、0.3mmから0.5mmであることが望ましい。
【0033】
保護部は適切な耐衝撃性を備えた任意の適切な材料から作ることができる。適切な材料とは、ポリスチレン、アクリル、ポリウレタン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン等のそのもの、または、必要に応じて強化されたものを含むが、これらに限定されるものではない。
【0034】
耐衝撃性は、通常利用におけるほとんどの条件下での衝撃に耐える程度のもので、大きな転倒で受ける程の異常なレベルの衝撃下では破損できるように選択される。このような状況では、保護部が切断されたり砕けたりすることで、より多くの衝撃エネルギーが吸収されることになる。
【0035】
本発明に係る保護用具の第2の実施形態を図10から図12に示す。前記の実施形態と同様、保護用具201は保護部202およびパッド部203を備える。パッド部203は、保護部202の成形された内側表面に取付けられており、使用の際には、保護部202と手との間に置かれる。本用具は円周方向に広がる端部を備えており、図中では、手首端部210、親指端部211、手のひら端部212、および折り返し端部213に分かれている。繰り返しになるが、これら各端部は単なる便宜上の定義であることは理解されるだろう。これらは、独立した分離可能な構造体ではなく、全体として連続した端部を構成している。
【0036】
しかし、この例では、4つのフックパッド204から207が保護部202の手とは反対側の表面に置かれており、それぞれ、保護部202の各角に向かっている。固定手段は、可撓性材料からできた第1および第2の細長いストリップ208および209を備え、片面に一種のループが付いていて、フックパッド204から207に着脱可能である。第1のストリップ208は、第1の端を、手のひら端部212と折り返し端部213とが交わる保護部202の角でフックパッド204に取付け、手の甲を回って、親指と手首関節の間を経由して、第2の端を対角線上の角、すなわち、手首端部210と親指端部211が交わる角にあるフックパッド206に取付ける。第2のストリップ209は、第1の端を、手のひら端部212と親指端部211が交わる保護部202の角でフックパッド205に取付け、手の甲を回って、第2の端を対角線上の角、すなわち、手首端部210と折り返し端部213が交わる角にあるフックパッド207取付ける。
【0037】
これらの実施形態において保護部102と202は、ポリマー材料製の固体片を備えるが、代替品として、たとえば、単純に多数の穴の開いたポリマー材料のような有孔材料で作られてもよい。そうすることにより、保護用具が軽量になり、且つ、保護部の空気循環が可能になるため、涼しく着用でき、汗の蒸発に役立つ。
【0038】
本発明による保護用具の第3の実施形態は、前記実施形態のように保護部を備える(不図示)。しかし、本実施形態での固定手段は、手掌基部を覆う位置にポケットを有する手袋またはミトンである。ポケット内に配置された保護部が手掌基部を保護する。保護部はポケットから取り外すことができるので、破損した場合や、単に必要がない場合(たとえば、グローブやミトンを単に保温のために着用する場合やスポーツを行わないとき)、取り替えることができる。あるいは、保護部をポケット内に固定して取り外せないようにすることも可能である。
【0039】
理解を助けるために図や例によって前記発明を詳細に説明したが、特許請求の範囲内で変更や修正形態が実施されることは明らかであろう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
対衝撃性保護部と、
前記保護部を手に固定するための固定手段と、を備え、
前記保護部が使用時に手掌基部を覆うように配置され、前記手掌基部を越えて指や手首に向かって実質的に伸展しないように構成および寸法決めされた、前記手掌基部を保護する保護用具。
【請求項2】
前記保護部が前記手掌基部を越えて実質的に伸展しない、請求項1記載の保護用具。
【請求項3】
前記保護部が前記手掌基部に合うように成形された、請求項1または請求項2に記載の保護用具。
【請求項4】
前記保護部がポリマー材料を含む、請求項1から請求項3のいずれかに記載の保護用具。
【請求項5】
前記保護部の前記手首から前記手のひらに向かう方向の最大長が60mm未満である、上記請求項1から4のいずれかに記載の保護用具。
【請求項6】
前記保護部が厚さ5mm未満の材料で作られ成形されている、請求項1から請求項5のいずれかに記載の保護用具。
【請求項7】
前記保護部の平面投影での表面積が1800mmから6000mmである、請求項1から請求項6のいずれかに記載の保護用具。
【請求項8】
前記保護部が所定の閾値を超える衝撃下で破壊するように作られている、請求項1から請求項7のいずれかに記載の保護用具。
【請求項9】
さらに前記保護部と前記手との間に合うように作られたパッド部を備える、請求項1から請求項8のいずれかに記載の保護用具。
【請求項10】
前記パッド部が可撓性発泡材料で作られた、請求項9記載の保護用具。
【請求項11】
固定手段が前記保護部に取り外し可能なように取付けられている、請求項1から請求項10のいずれかに記載の保護用具。
【請求項12】
前記固定手段が面ファスナーによって前記保護部に取付けられている、請求項11に記載の保護用具。
【請求項13】
前記固定手段が前記保護部に固定的に取付けられている、請求項1から請求項10のいずれかに記載の保護用具。
【請求項14】
前記固定手段が伸縮性材料を備えている、請求項13に記載の保護用具。
【請求項15】
前記固定手段が前記固定手段の長さを変化させるための締め具を備えている、請求項13または請求項14に記載の保護用具。
【請求項16】
前記固定手段が手袋またはミトンである、請求項1から請求項10のいずれかに記載の保護用具。
【請求項17】
前記手袋または前記ミトンがポケットを備えており、且つ、前記保護部がポケット内に配置さかれている、請求項16に記載の保護用具。
【請求項18】
前記保護部が前記ポケットから取り外し可能かつ取り替え可能である、請求項17に記載の保護用具。
【請求項19】
対衝撃性保護部と、
前記保護部を手に固定するための固定手段と、を備え、
前記保護部の形状が使用時に前記保護部が使用者の手を手首から広がるように覆うが、前記保護部が手のひらや手首を実質的に覆わないようになっている、手を保護する保護用具。
【請求項20】
対衝撃性保護部と、
前記保護部を手に固定するための固定手段と、を備え、
前記保護部が使用時に少なくとも前記手の一部を手首から広がるように覆うように作られ、前記保護部の平面投影での表面積が1800mmから6000mmである、手を保護する保護用具。
【請求項21】
実質的に本出願の図5から図9に記述されているような保護用具。
【請求項22】
実質的に本出願の図10から図12に記述されているような保護用具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公表番号】特表2011−518593(P2011−518593A)
【公表日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−505599(P2011−505599)
【出願日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際出願番号】PCT/GB2009/050413
【国際公開番号】WO2009/130511
【国際公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【出願人】(510280501)