説明

保険設計書生成及び訂正システム、保険内容変更装置、保険設計書生成及び訂正方法およびプログラム

【課題】設計書と契約内容との齟齬による加入者の不安を解消し、かつ契約締結を迅速化できるようにする。
【解決手段】営業員端末200は、保険データセンタサーバ300から設計書の内容を取得し、加入希望者の希望に応じて、設計書の内容に変更を加える。そして、当該変更が確定された後に、変更後の契約内容を示すラベルを印刷する。このラベルを設計書に添付することにより、設計書と契約内容との齟齬を解消できる。また、保険営業職員は、設計書を印刷するために営業所に戻る必要がなくなり、より迅速に契約を締結できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、保険設計書生成及び訂正システム、保険内容変更装置、保険設計書生成及び訂正方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、保険営業職員が保険の加入希望者との間で保険契約を締結する際、以下の手順で業務を遂行している。
(1)まず、加入希望者に提案する保険の内容を記載した設計書を作成し、印刷して加入希望者の元へ持参する。
(2)そして、加入希望者の希望により保険の内容に変更が生じた場合、保険営業職員は、営業所に戻り、変更内容に沿って設計書を訂正し、印刷して加入希望者の元へ再度持参する。
(3)この訂正した設計書の内容で確定した場合、保険営業職員が、決済端末等でクレジット処理等を行うことにより契約が成立する。
(4)そして、後日、印刷された保険証書が加入者に送付される。
【0003】
これに対して、事務処理のペーパーレス化が進むと、以下のような業務手順となることが考えられる。
(1)まず、加入希望者に提案する保険の内容を記載した設計書を作成し、印刷して加入希望者の元へ持参する。
(2)そして、加入希望者の希望により保険の内容に変更が生じた場合、保険営業職員は、変更内容をモバイル端末等に入力し、契約内容を確定させて申し込みを受け付ける。このように、保険営業職員が加入希望者の元へ出向いた状態のまま、変更内容を電子的に登録して確定させ、登録した変更内容が電子的に管理されることが考えられる。これにより、保険営業職員が営業所に戻る必要がなくなり、より迅速に契約締結を行える。
(3)内容確定後、保険営業職員が、決済端末等でクレジット処理等を行うことにより契約が成立する。
(4)そして、後日、印刷された保険証書が加入者に送付される。
【0004】
また、契約内容等の変更があった場合に、当該変更内容を電子的に管理する技術に関連して、特許文献1では、契約書等に訂正が発生した場合に、訂正事項と、当該訂正事項を特定する識別子とを、元の内容を示すファイルと関連付けて保管する方法が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】国際公開第2006/008847号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
保険契約が締結されてから保険証書が加入者に届くまでの間、従来であれば、加入者(加入希望者)は、手元にある設計書にて契約内容を確認できた。保険の内容に変更が生じた場合には、保険営業職員が設計書を訂正し再印刷して加入希望者の元へ持参するため、加入者の手元には契約内容と齟齬のない設計書が残っていた。
これに対して、事務処理のペーパーレス化に伴い考えられる業務手順では、契約の内容は、掛け金の額や補償内容など保険の内容に直接関係する部分も含めて、モバイル端末等に入力されて電子的に変更されるのみであり、設計書には変更内容が反映されない。そのため、加入者は、設計書にて契約内容を正確に確認することが出来ない。これにより、希望通りに変更された内容で契約が締結されたか否かを確認することが出来ず、保険証書が届くまで不安を抱いた状態となるおそれがある。
【0007】
これに対して、保険営業職員が、契約締結時に変更内容が反映された設計書を印刷できれば加入者の不安を解消し得る。しかしながら、保険営業においては、A3サイズなど比較的大きなサイズの用紙にて設計書が印刷されるのが通常である。このため、契約締結時に設計書を印刷するためには、保険営業職員が、用紙サイズに応じた大きさのプリンタを加入希望者の元に持ち運ぶ必要があり、保険営業職員にとって大きな負担となる。このため、加入者に不安を抱かせないためには、結局、従来どおり保険営業職員が営業所等に戻って設計書を印刷し直すことが考えられ、契約締結を迅速化することは出来なくなってしまう。
【0008】
また、特許文献1に記載の方法は、訂正された契約内容の管理方法に関するものであり、設計書と契約内容との齟齬による加入者の不安を解消する方法は示されていない。このため、特許文献1に記載の方法を用いても、設計書と契約内容との齟齬による加入者の不安を解消し、かつ契約締結を迅速化することは出来ない。
【0009】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、設計書と契約内容との齟齬による加入者の不安を解消し、かつ契約締結を迅速化可能な保険設計書生成及び訂正システム、保険内容変更装置、保険設計書生成及び訂正方法およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明は上述した課題を解決するためになされたもので、本発明の一態様による保険設計書生成及び訂正システムは、保険内容の入力を受けて保険設計書を印刷する保険設計書生成装置と、前記保険設計書に対する変更内容の入力を受けて前記保険設計書に添付可能な内容訂正ラベルを印刷する保険内容変更装置と、を具備することを特徴とする。
【0011】
また、本発明の一態様による保険設計書生成及び訂正システムは、上述の保険設計書生成及び訂正システムであって、前記変更内容を取得する通信部と、前記通信部の取得する前記変更内容を表示する表示部と、を具備する変更内容確認装置を具備することを特徴とする。
【0012】
また、本発明の一態様による保険設計書生成及び訂正システムは、上述の保険設計書生成及び訂正システムであって、前記保険設計書生成装置に入力される保険内容に、前記内容変更装置に入力される前記変更内容を反映させた保険内容に対する保険料の支払い処理である決済処理を指示する操作入力を受け付けて、前記変更内容を反映させた保険内容に対する決済処理を行う決済処理装置を具備し、前記内容変更装置は、前記決済処理装置が決済処理を行った後に、前記内容訂正ラベルを印刷する、ことを特徴とする。
【0013】
また、本発明の一態様による保険内容変更装置は、保険内容を取得する保険内容取得部と、前記保険内容取得部が取得した保険内容を変更する操作入力を受け付ける入力部と、前記入力部の受け付けた入力に基づいて、変更内容を示す内容訂正ラベルを印刷する印刷部と、を具備することを特徴とする。
【0014】
また、本発明の一態様による保険設計書生成及び訂正方法は、保険設計書生成及び訂正システムの保険設計書生成及び訂正方法であって、保険設計書生成装置が、保険内容の入力を受けて保険設計書を印刷する保険設計書生成ステップと、保険内容変更装置が、前記保険設計書に対する変更内容の入力を受けて前記保険設計書に添付可能な内容訂正ラベルを出力する保険内容変更ステップと、を具備することを特徴とする。
【0015】
また、本発明の一態様によるプログラムは、保険内容変更装置としてのコンピュータに、保険内容を取得する保険内容取得ステップと、前記保険内容取得ステップにて取得した保険内容を変更する操作入力を受け付ける入力ステップと、前記入力ステップにて受け付けた入力に基づいて、変更内容を示す内容訂正ラベルを印刷する印刷ステップと、を実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0016】
この発明によれば、設計書と契約内容との齟齬による加入者の不安を解消し、かつ契約締結を迅速化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の一実施形態における保険設計書生成及び訂正システムの概略構成を示す構成図である。
【図2】同実施形態において、設計書データベースが記憶する設計書データの構成を示すデータ構成図である。
【図3】同実施形態における訂正前の設計書の例を示す図である。
【図4】同実施形態における訂正後の設計書の例を示す図である。
【図5】同実施形態において、保険設計書生成及び訂正システムが設計書の生成および変更を行う処理手順の例を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態における保険設計書生成及び訂正システムの概略構成を示す構成図である。同図において、保険設計書生成及び訂正システム1は、営業所端末(保険設計書生成装置)100と、営業員端末(保険内容変更装置)200と、保険データセンタサーバ300と、決済サーバ(決済処理装置)400と、利用者端末(変更内容確認装置)500と、ネットワーク600とを具備する。営業所端末100は、入力部101と、通信部102と、処理部103と、表示部104と、印刷部105とを具備する。営業員端末200は、入力部201と、通信部202と、処理部203と、表示部204と、印刷部205とを具備する。処理部203は、変更処理部211と、電子サイン処理部212と、決済処理部213と、ラベル生成部214と、領収書発行部215とを具備する。保険データセンタサーバ300は、通信部302と、処理部303と、設計書データベース(保険設計内容記憶装置)306とを具備する。処理部303は、識別子採番部311と、保存部312と、照会受付部313と、申込情報作成部314と、認証部315と、訂正処理受付部316と、契約処理実行部317と、保険証書発行部318と、訂正内容照会受付部319と、変更履歴発行部320とを具備する。決済サーバ400は、通信部402と、処理部403とを具備する。処理部403は、認証部411と、決済実行部412と、保存部413とを具備する。利用者端末500は、入力部501と、通信部502と、処理部503と、表示部504とを具備する。
また、営業所端末100と、営業員端末200と、保険データセンタサーバ300と、決済サーバ400と、利用者端末500とは、ネットワーク600に接続されている。
【0019】
営業所端末100は、営業所に設置される端末であり、保険営業職員が設計書を作成する際に用いられる。
入力部101は、マウスやキーボードやタッチパネル等の入力デバイスを具備し、保険内容の入力等の入力操作を受け付ける。通信部(保険内容取得部)102は、ネットワーク600を介して各端末や各サーバと通信を行う。
処理部103は、入力部101の受け付ける入力操作に応じて、設計書の作成等の処理を行う。表示部104は、液晶パネル等の表示デバイスを具備し、処理部103の指示に従って、設計書や各種データなどを表示する。印刷部105は、A3サイズを印刷可能なプリンタを具備し、処理部103の指示に従って設計書等を印刷する。
【0020】
営業員端末200は、保険営業職員が、加入希望者の元へ持参する携帯用端末装置である。
入力部201は、マウスやキーボードやタッチパネルやペン型入力デバイス等の入力デバイスを具備し、保険内容の変更等の入力操作を受け付ける。また、入力部201は、クレジットカードあるいはデビットカード等の読取装置(カードリーダー)を具備し、読取装置に挿入されるカードのカード情報を読み取る。
処理部203は、入力部201の受け付ける入力操作に応じて、各種処理を行う。変更処理部211は、保険内容の変更処理を行う。具体的には、入力部201の受け付ける保険内容の変更を、通信部202を介して保険データセンタサーバ300に送信する。
【0021】
電子サイン処理部212は、契約を締結する際に、加入者による電子サインを、例えば画像データなど、保険データセンタサーバ300が保存可能なデータ形式に変換する。そして、電子サイン処理部212は、変更処理部211が保険データセンタサーバ300に送信する保険内容の変更を示す情報に、データ形式を変換した電子サインを挿入する。
ここでいう「電子サイン」は、保険の内容や変更内容などの契約内容を、加入者が確認したことを示す証跡としての、加入者の手書きによるサインである。電子サインは、例えば入力部201の具備するペン型入力デバイスを用いて入力される。
【0022】
決済処理部213は、保険の内容が確定された際に、決済を求める処理を行う。ここでいう「決済」は、保険料の支払処理である。例えば、決済処理部213は、入力部201が読み取るカード情報と、保険料など確定した保険の内容とを含む決済要求を、通信部202を介して決済サーバ400に送信し、決済サーバ400からの、決済処理が完了した旨を示す決済完了通知を待受ける。
ラベル生成部214は、変更後の保険の内容にて決済された場合に、設計書に添付するラベルを生成し、印刷部205に印刷させる。このラベルには、変更後の保険の内容が示されており、このラベルを設計書に添付することにより、設計書の内容を契約内容に合致させることができる。
領収書発行部215は、決済を受けた場合、すなわち、保険料等の支払処理が行われた場合に、領収書を生成し、印刷部205に印刷させる。
【0023】
通信部202は、ネットワーク600を介して各端末や各サーバと通信を行う。なお、通信部202は、無線にてネットワーク600に接続されていてもよい。無線接続されることにより、加入希望者の元に出向いた際に、容易にネットワーク600に接続できる。
表示部204は、液晶パネル等の表示デバイスを具備し、処理部203の指示に従って、変更された設計書や各種データなどを表示する。
印刷部205は、処理部203の指示に従ってラベルや領収書等を印刷する。
【0024】
なお、保険設計書生成及び訂正システム1が、営業員端末200と別筺体の決済端末装置を具備するようにしてもよい。
例えば、決済端末装置は、営業員端末200および決済サーバ400と通信を行う通信部と、通信部が営業員端末200から受信する決済情報を表示する表示部と、クレジットカード等の読取装置および暗証番号の入力ボタンを備える入力部と、決済を求める処理を行う決済処理部と、変更後の保険の内容にて決済された場合に、設計書に添付するラベルを生成するラベル生成部と、決済を受けた場合に領収書を生成する領収書発行部と、ラベル生成部の生成するラベルや領収書発行部の生成する領収書を印刷する印刷部と、を具備する。
【0025】
そして、通信部が、保険料を含む決済情報を営業員端末200から受信し、表示部が決済情報を表示する。加入希望者が決済情報を確認してクレジットカード等を読取装置に読み取らせると、決済処理部は、読取装置が読み取ったカード情報および暗証番号を含む決済要求を暗号化し、通信部202を介して決済サーバ400に送信する。そして、決済サーバ400から送信される決済完了通知を通信部が受信すると、ラベル生成部が設計書に添付するラベルを生成し、また、領収書発行部が領収書を生成する。そして、印刷部が、当該ラベルや領収書を印刷する。
【0026】
保険データセンタサーバ300は、例えば、本社の保険データセンタに設置されるサーバ装置であり、営業所端末100から送信される設計書の内容や、営業員端末200から送信される設計書の訂正内容を記憶する。
通信部302は、ネットワーク600を介して各端末や決済サーバ400に接続される。
処理部303は、通信部302の受信する信号に応じて様々な処理を行う。
識別子採番部311は、営業所端末100の要求に応じて、設計書番号を採番して送信し、また、営業員端末200の要求に応じて、訂正番号を採番して送信する。
【0027】
保存部312は、設計書の内容や訂正内容を設計書データベース306に記憶させる。
照会受付部313は、営業員端末200等からの要求に応じて、設計書データベース306からデータを読み出し、通信部302を介して返信する。
申込情報作成部314は、設計書データベース306の記憶する設計書の内容、および設計書の変更情報に基づいて、最新の保険内容を示す情報を生成する。
認証部315は、営業所端末100や営業員端末200からの要求を受け付ける際に、要求者が保険営業職員本人であることを確認する認証処理を行う。認証処理は、例えばパスワード認証によって行われる。
【0028】
訂正処理受付部316は、営業員端末200からの訂正要求に従って、訂正の内容を設計書データベース306に記憶させる。
契約処理実行部317は、クレジット処理など、契約締結時の処理を実行する。
保険証書発行部318はプリンタを備え、契約が締結された後に、契約内容を記載した保険証書を発行(生成して印刷)する。
訂正内容照会受付部319は、利用者端末500からの訂正内容の照会を受け付けて、設計書データベース306から訂正内容を読み出す。
変更履歴発行部320は、訂正内容照会受付部319が読み出した訂正内容を必要に応じて整形して変更履歴を生成し、利用者端末500に返信する。
設計書データベース306は、設計書の内容や変更の内容を記憶する。
【0029】
決済サーバ400は、営業員端末200から送信される決済要求に基づいて、決済処理を行う。例えば、決済サーバ400は、営業員端末200から、加入希望者のクレジットカード等のカード情報と、保険料など確定した保険の内容とを含む決済要求を受信する。そして、決済サーバ400は、金融機関のサーバにカード情報および支払金額を送信してクレジットの引受を要求する。金融機関のサーバから、クレジットを引き受ける旨の返信を受けると、決済サーバ400は、決済完了通知を営業員端末200に返信する。
通信部402は、ネットワーク600を介して各端末および保険データセンタサーバ300に接続される。また、ネットワーク600は、保険設計書生成及び訂正システム1の外部に位置する金融機関のサーバに接続されており、通信部402は、ネットワーク600を介して当該金融機関のサーバに接続される。
【0030】
処理部403は、入力部401の受け付ける操作に基づいて、各種処理を行う。
認証部411は、決済を行う際に、クレジットカードの使用者が使用権限を有する者か否かを判定する認証処理を行う。例えば、営業員端末200が、加入希望者のカード情報を読み取った後、入力部201のキーボードからの暗証番号の入力を受け付け、決済サーバ400に送信する。そして、認証部411は、通信部402を介して暗証番号を取得し、取得した暗証番号を、通信部402を介して金融機関のサーバに送信して認証処理(本人確認)を受ける。
なお、営業員端末200が、暗証番号を決済要求に含めて決済サーバ400に送信するようにしてもよいし、別個に送信するようにしてもよい。また、決済サーバ400が、暗証番号をクレジットの引受要求に含めて金融機関のサーバに送信するようにしてもよいし、別個に送信するようにしてもよい。
決済実行部412は、営業員端末200から送信される決済要求に基づいて、決済処理を行い、決済処理が完了した旨を、通信部402を介して営業員端末200に返信する。
保存部413は、決済処理の結果を記憶する。
【0031】
利用者端末500は、例えば加入希望者(加入者)の有するパソコン(Personal Computer)であり、ネットワークに接続して保険内容の変更履歴を取得し表示する。
入力部501は、マウスやキーボードやタッチパネル等の入力デバイスを具備し、保険内容の変更履歴の取得指示を受け付ける。
通信部502は、ネットワーク600を介して各端末および保険データセンタサーバ300に接続される。
処理部503は、入力部501の受け付ける操作に従って、保険データセンタサーバ300から変更履歴を取得し、表示部504に表示させる。
表示部504は、処理部503の指示に従って、保険の内容の変更履歴を表示する。
【0032】
図2は、設計書データベースが記憶する設計書データの構成を示すデータ構成図である。
同図において、設計書データは、設計書生成時のデータを格納する行L1と、設計書訂正時のデータを格納する行L2とを含む。
行L1には、設計書を識別する番号である設計書番号を格納する領域a11と、設計書作成日時を格納する領域a12と、加入者の姓名や年齢や性別や住所や電話番号や保険金受取人などの加入者情報を格納する領域a13と、契約対象の保険の種別を格納する領域a14と、契約対象の保険の名称を格納する領域a15と、契約金額を格納する領域a16と、設計書生成に用いられた端末を識別する端末番号を格納する領域a17とが含まれる。さらに、特約などのオプション項目があれば、当該オプション項目およびその内容を示す情報も行L1に格納される。
【0033】
行L2には、設計書に対する訂正毎に採番されて訂正を識別する番号である訂正番号を格納する領域a21と、設計書に対する訂正が入力された日時を格納する領域a22と、契約内容が確定したか否かを示すフラグである契約確定フラグを格納する領域a23と、加入者による電子サインを格納する領域a24と、訂正項目および訂正内容を示す訂正情報を格納する領域a25とが含まれる。訂正箇所が複数ある場合は、行L2に訂正箇所分の訂正情報が格納される。訂正情報として、さらに、訂正後の契約内容全体を示す情報(例えば、行L1の領域a13以降の各項目の情報)を含むようにしてもよい。
また、訂正が複数回にわたって行われた場合は、設計書データは、それぞれの訂正時における情報を示す複数の行を含む。
【0034】
このように、設計書データベースが設計書生成時のデータと設計書訂正時のデータとを対応付けて格納することにより、設計書の訂正履歴の確認および、訂正前後の保険の内容を確認することが出来る。
なお、契約内容が変更されずに契約内容確定に至った場合、設計書データは、設計書生成時のデータを格納する行L1のみを含み、設計書訂正時のデータを格納する行L2を含まない。この場合、行L1に、契約確定フラグを格納する領域(領域a23)と、電子サインを格納する領域(領域a24)とが含まれる。
【0035】
次に、図3および図4を参照して、保険設計書生成及び訂正システム1を用いた設計書の訂正について説明する。
図3は、訂正前の設計書の例を示す図である。同図の設計書は、保険営業職員が加入希望者に提案する保険内容を示している。そして、同図の設計書に示される保険には、特約Aが付加されており、行L21には、特約Aの保険料が示されている。また、行L22に示される保険料合計は、特約Aの保険料を含む保険料合計となっている。
また、図3に示される設計書は、未だ訂正が行われていない設計書であり、訂正履歴の行L23は空白となっている。
【0036】
一方、図4は、訂正後の設計書の例を示す図である。同図の設計書は、加入希望者の希望に応じて変更された保険の内容を示しており、保険内容に応じて設計書が修正されている。
同図の設計書に示される保険では、特約Aを付加しない設定となっており、行L31の特約Aの保険料欄には、特約Aを付加せず特約Aの保険料が発生しないことを示す「*」が記載されている。また、行L32に示される保険料合計は、特約Aの保険料を含まない保険料合計となっている。
また、図4に示される設計書は、訂正履歴欄の行L33に訂正の日付および訂正番号「1512」が示されている。
【0037】
これら行L31とL32と、L33との訂正は、営業員端末200の出力する、訂正後の内容を示したラベルを設計書に貼り付けることによって行われる。その際、営業員端末200がラベルとしてシールを出力することにより、保険営業職員はラベル(シール)を設計書に容易に添付することができる。
【0038】
次に、図5を参照して、保険設計書生成及び訂正システム1の動作について説明する。
図5は、保険設計書生成及び訂正システム1が設計書の生成および変更を行う処理手順の例を示すシーケンス図である。
まず、保険営業職員は、営業所に設置された営業所端末100を用いて設計書の作成および印刷を行う。
具体的には、営業所端末100において、入力部101が保険営業職員による保険内容の入力操作を受け付けると、処理部103は、予め記憶する設計書のフォーマットに保険内容を挿入して設計書のデータを作成する(シーケンスS101)。例えば、営業所端末100が、保険データセンタサーバ300にアクセスして、保険内容入力用のWeb画面を表示し、入力部101が、このWeb画面上の各項目への入力を受け付ける。
【0039】
保険営業職員による保険内容の入力操作が完了し、入力部101が、印刷ボタンの押下を受け付けると(シーケンスS102)、処理部103は、通信部102を介して、設計書の内容(例えば、図2の行L1で説明した、加入者情報や、保険種別や、保険名や、契約金額や、端末番号等の各種情報)を保険データセンタサーバ300に送信し、設計書番号を要求する(シーケンスS103)。
【0040】
保険データセンタサーバ300では、通信部302が、営業所端末100からの設計書の内容の送信、および、設計書番号の要求を受け付けると、まず、識別子採番部311が、設計書番号を採番(生成)する(シーケンスS104)。そして、保存部312は、通信部302が受信した設計書の内容と、識別子採番部311が採番した設計書番号と、設計書作成日時として、営業所端末100から設計書の内容を受信した日時とを、設計書データベース306に記憶させる(シーケンスS105)。また、識別子採番部311は、シーケンスS104にて採番した設計書番号と、設計書作成日時とを、通信部302を介して営業所端末100に返信する(シーケンスS106)。
そして、営業所端末100の処理部103は、保険データセンタサーバ300から送信される設計書番号を、設計書のフォーマットに挿入し、印刷部105は、設計書番号の挿入された設計書をプリントアウトする(シーケンスS107)。
【0041】
なお、営業所端末100が、印刷ボタンと別に設計書確定ボタンを具備する(例えば表示部104が画面上にボタンを表示し、入力部101がマウスクリック等による押下を受け付ける)ようにしてもよい。この場合、保険営業職員は、まず設計書確定ボタンを押下して設計書番号を取得し、その後、印刷ボタンを押下する。
【0042】
保険営業職員は、プリントされた設計書を持参して、必要に応じて保険内容の変更を行い、変更された保険内容にて契約を締結する。
具体的には、保険営業職員は、設計書を加入希望者に提示し、加入希望者の希望により保険内容に変更が生じると、入力部201にて、変更処理の開始を要求する入力操作を行う。
入力部201が、変更処理の開始を要求する入力操作を受け付けると(シーケンスS111)、通信部202は、保険データセンタサーバ300に対して、設計書の内容を要求する信号を送信する(シーケンスS112)。その際、営業員端末200(通信部202)は、設計書の内容を要求する信号に、シーケンスS106で取得した設計書番号を含めて送信する。これにより、内容情報を要求する設計書を特定することができる。
保険データセンタサーバ300では、通信部302が当該信号を受け付けると、照会受付部313が、設計書データベース306から、設計書の内容を読み出し、通信部302を介して営業員端末200に返信する(シーケンスS113)。
【0043】
営業員端末200では、通信部202が設計書の内容を受信すると、変更処理部211は、当該設計書の内容(保険の内容)を表示部204に表示させ、入力部201からの保険の内容の修正操作と、修正完了後の、加入希望者による電子サインとを受け付ける(シーケンスS114)。
例えば、シーケンスS113において、営業員端末200が、シーケンスS101の保険入力用のWeb画面と同様のWeb画面に、設計書データベースの記憶する保険の内容が含まれたWeb画面を取得し、表示部204にて表示する。そして、入力部201が、タッチパネルにて設計書の一部のタッチを検出することにより、変更対象となる項目の選択を受け付け、キーボードからの変更後の保険の内容の入力を受け付ける。
そして、保険営業職員による保険の内容の修正が完了すると、保険営業職員が営業員端末200を加入希望者に手渡して、電子サインの入力を依頼する。加入希望者が、入力部201のペン型入力デバイスを用いて電子サインを行うと、入力部201の受け付ける電子サインを、電子サイン処理部212が、保険データセンタサーバ300の保存可能なデータ形式に変換する。
【0044】
そして、変更処理部211は、入力部201が変更確定操作(例えば、画面上に表示された変更確定ボタンの、タッチによる押下)を受け付けると、変更内容を確定させ(シーケンスS115)、電子サインを含む変更内容を、通信部202を介して保険データセンタサーバ300に送信する(シーケンスS116)。
なお、加入希望者が設計書に示される内容の保険を希望する場合は、シーケンスS114において、保険の内容の修正操作は行われないまま、加入希望者による電子サインが行われる。そして、シーケンスS116において、変更処理部211は、変更が行われなかったことを示す情報と電子サインとを、通信部202を介して保険データセンタサーバ300に送信する。上述したように、この場合の電子サインは、設計書生成時のデータを格納する行(図2の行L1)に格納される。
【0045】
保険データセンタサーバ300では、シーケンスS116にて送信された変更内容を、保存部312が、設計書データベース306に記憶させる。また、識別子採番部311は、訂正番号を採番し、通信部302を介して当該訂正番号を営業員端末200に返信する(シーケンスS117)。
営業員端末200では、通信部202が訂正番号を受信すると、変更処理部211が、変更された設計書に訂正番号を挿入し、表示部204が、訂正番号の挿入された変更後の設計書を表示する。
【0046】
その後、入力部201が、クレジットカードの挿入、および、暗証番号と確定ボタンとの押下など、決済要求の入力操作を受け付けると(シーケンスS118)、変更処理部211は、通信部202を介して決済サーバ400に決済要求を送信する(シーケンスS119)。
【0047】
決済要求を受けた決済サーバ400では、決済実行部412が決済処理を行う(シーケンスS120)。具体的には、決済実行部412は、営業員端末200から送信される決済要求からカード情報と保険料など確定した保険の内容とを読み出し、カード情報および支払金額を含む、クレジットの引受を要求する信号を生成する。また、認証部411は、決済要求から暗証番号を読み出し、決済実行部412の生成するクレジットの引受を要求する信号に暗証番号を含める。そして、通信部402が、暗証番号の挿入されたクレジットの引受を要求する信号を、金融機関のサーバに送信する。
そして、決済サーバ400は、クレジットを引き受ける旨の返信を金融機関のサーバから受信すると、決済完了通知を営業員端末200に返送する(シーケンスS121)。
【0048】
また、決済サーバ400は、決済されたことを示す信号を保険データセンタサーバ300に送信し、保険データセンタサーバ300は、設計書データベース306の契約確定フラグ(図2の領域a23)を立てる(決済されたことを示す値とする)。なお、保険内容の変更が複数回行われた場合は、保険データセンタサーバ300は、最新の変更内容を含む行の契約確定フラグを立てる。なお、上述したように、保険内容が変更されずに決済された場合は、設計書生成時のデータを格納する行(図2の行L1)に契約確定フラグを含め、この契約確定フラグを立てる。
【0049】
さらに、決済されたことを示す信号を受けた保険データセンタサーバ300の保険証書発行部318は、決済された保険の内容にて保険証書を発行(生成し印刷)する。加えて、保険証書発行部318は、訂正番号と変更の内容とを示す訂正履歴を発行する。これら保険証書および訂正履歴は、加入者に郵送される。保険データセンタサーバ300が、訂正番号を含む訂正履歴を発行することにより、加入者は、設計書に添付されるラベルの訂正番号と、訂正履歴の訂正番号とを比較(同一の番号であることを確認)して、ラベルの示す変更内容と変更履歴の示す変更内容との対応関係を把握し、変更内容が保険証書に反映されていることを容易に確認することができる。
【0050】
営業員端末200では、決済されたことを示す信号を通信部202が受け、さらに、入力部201が、例えば訂正印刷ボタンの押下など、設計書の訂正箇所の印刷を要求する入力操作を受け付けると(シーケンスS122)、ラベル生成部214は、設計書において訂正のあった箇所を特定し(シーケンスS123)、訂正のあった箇所に添付するラベルを、印刷部205に印刷させる(シーケンスS124)。ここで、設計書の訂正箇所の印刷を要求する入力操作は、例えば入力部201が訂正印刷ボタンを具備し、当該ボタンが押下されることによる。また、ラベルとしてシールを出力することにより、当該ラベルを訂正箇所に添付する処理が容易となる。
【0051】
その後、営業員端末200によって印刷されたラベルを取得した保険営業職員は、当該ラベルを設計書の該当箇所に添付する。これにより、設計書と契約内容との間に齟齬がなくなり、加入者は、設計書にて契約内容を確認しうる。したがって、設計書と契約内容との齟齬による加入者の不安を解消できる。また、保険営業職員は、ラベルを添付した設計書を提示することができる。従って、加入希望者の元へ出向いた先で保険内容の変更や設計書への変更の反映や保険の締結など、一連の処理を行うことができ、設計書印刷のために営業所に戻る必要がない。この点で、契約締結を迅速化することができる。
【0052】
また、加入者は、利用者端末500を用いて保険の内容の訂正履歴を確認することもできる。
まず、利用者端末500の入力部501が、訂正履歴の確認を求める操作を受け付けると(シーケンスS131)、処理部503は、通信部502を介して、訂正履歴の確認要求を保険データセンタサーバ300に送信する(シーケンスS132)。
保険データセンタサーバ300では、訂正内容照会受付部319が、当該要求に基づいて設計書データベース306から変更履歴を読み出し、変更履歴発行部320が、読み出した変更履歴を整形して(シーケンスS133)、訂正番号と共に、通信部302を介して利用者端末500に返信する(シーケンスS134)。
利用者端末500では、通信部502が受信した当該変更履歴および訂正番号を、処理部503が表示部504に表示させる(シーケンスS135)。
これにより、加入者は、訂正内容が記載されたラベルの訂正番号と、画面に表示された訂正番号とを比較(同一の番号であることを確認)して、ラベルの示す変更内容と画面に表示された変更内容との対応関係を把握し、変更内容が正しく登録されていることを容易に確認することができる。
【0053】
以上のように、保険設計書生成及び訂正システム1は、保険内容の変更に応じて、設計書に添付するラベルを出力する。当該ラベルを設計書に添付することにより、設計書と契約内容との齟齬を解消できる。したがって、保険営業職員が設計書の印刷のために営業所に戻る必要がなく、迅速に契約を締結しうる。
【0054】
また、利用者端末500の通信部502が、保険の変更内容(変更履歴)を保険データセンタサーバ300から取得し、表示部504が、通信部502の取得した変更内容を表示することにより、加入者は、設計書に添付されたラベルの示す変更内容が、契約内容に反映されていることを容易に確認できる。これにより、加入者の不安を、より確実に解消することができる。
なお、保険データセンタサーバ300が、訂正番号(図2の領域a21)を含む変更履歴を送信し、利用者端末500が、訂正番号を含む変更履歴を表示するようにしてもよい。これにより、加入者は、ラベルに印刷された訂正番号と、変更履歴に含まれる訂正番号とを比較することで、ラベルの示す変更内容と変更履歴の示す変更内容との対応関係を、より容易に把握できる。
【0055】
また、決済サーバ400にて決済が行われた後に営業員端末200がラベルを生成することにより、決済されていない変更を示すラベルの出力を防止できる。これにより、未決済による支払いトラブルを防止することができる。
【0056】
なお、保険設計書生成及び訂正システム1の各部は、コンピュータによって実現できる。すなわち、保険設計書生成及び訂正システム1の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各部の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、コンパクトディスク等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
【0057】
以上、この発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【符号の説明】
【0058】
1 保険設計書生成及び訂正システム
100 営業所端末
200 営業員端末
300 保険データセンタサーバ
400 決済者端末サーバ
500 利用者端末



【特許請求の範囲】
【請求項1】
保険内容の入力を受けて保険設計書を印刷する保険設計書生成装置と、
前記保険設計書に対する変更内容の入力を受けて前記保険設計書に添付可能な内容訂正ラベルを印刷する保険内容変更装置と、
を具備することを特徴とする保険設計書生成及び訂正システム。
【請求項2】
前記変更内容を取得する通信部と、
前記通信部の取得する前記変更内容を表示する表示部と、
を具備する変更内容確認装置を具備することを特徴とする請求項1に記載の保険設計書生成及び訂正システム。
【請求項3】
前記保険設計書生成装置に入力される保険内容に、前記内容変更装置に入力される前記変更内容を反映させた保険内容に対する保険料の支払い処理である決済処理を行う決済処理装置を具備し、
前記内容変更装置は、前記決済処理装置が決済処理を行った後に、前記内容訂正ラベルを印刷する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の保険設計書生成及び訂正システム。
【請求項4】
保険内容を取得する保険内容取得部と、
前記保険内容取得部が取得した保険内容を変更する操作入力を受け付ける入力部と、
前記入力部の受け付けた入力に基づいて、変更内容を示す内容訂正ラベルを印刷する印刷部と、
を具備することを特徴とする保険内容変更装置。
【請求項5】
保険設計書生成及び訂正システムの保険設計書生成及び訂正方法であって、
保険設計書生成装置が、保険内容の入力を受けて保険設計書を印刷する保険設計書生成ステップと、
保険内容変更装置が、前記保険設計書に対する変更内容の入力を受けて前記保険設計書に添付可能な内容訂正ラベルを出力する保険内容変更ステップと、
を具備することを特徴とする保険設計書生成及び訂正方法。
【請求項6】
保険内容変更装置としてのコンピュータに、
保険内容を取得する保険内容取得ステップと、
前記保険内容取得ステップにて取得した保険内容を変更する操作入力を受け付ける入力ステップと、
前記入力ステップにて受け付けた入力に基づいて、変更内容を示す内容訂正ラベルを印刷する印刷ステップと、
を実行させるためのプログラム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−103961(P2012−103961A)
【公開日】平成24年5月31日(2012.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−252875(P2010−252875)
【出願日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【出願人】(000102728)株式会社エヌ・ティ・ティ・データ (438)