説明

信号を検出し、信号伝送要素に熱エネルギーを加えるためのシステム及び方法

【課題】反応容器の内容物により放出される信号を検出されるように構成される信号検出システムは、反応容器内で発生する反応に影響を及ぼす反応容器の一部に熱エネルギーを加えるためにも構成される。
【解決手段】具体的には、反応容器の内容物により放出される電磁放射線を検出するためのシステムは、容器の内容物由来の電磁放射線を伝送するように構成された伝送要素、伝送要素に関連し、容器の少なくとも一部に熱エネルギーを加えるように構成された熱素子、及び伝送要素由来の電磁放射線を受信し、検出器により受信された電磁放射線の特性に対応する信号を生成するように構成された検出器を含む。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器の内容物由来の電磁放射線を検出するシステムであって、前記システムは、
容器の内容物由来の電磁放射線を伝送するのに適応する伝送要素、
前記伝送要素の少なくとも一部と熱伝導して、前記伝送要素の少なくとも一部に熱エネルギーを加えるように構成され、配置された熱素子、及び
前記伝送要素により伝送された電磁放射線の少なくとも一部を受信するように構成され、更に検出要素により受信された電磁放射線の特徴に一致する信号を生成するように適合されている検出要素を含むシステム。
【請求項2】
前記検出要素が光ダイオードを含む、請求項1記載のシステム。
【請求項3】
電磁放射線を放射するのに適合する放射素子を更に含む、請求項1又は2記載のシステム。
【請求項4】
前記放射素子が発光ダイオードを含む、請求項3記載のシステム。
【請求項5】
前記伝送要素の少なくとも一部が、容器の少なくとも一部と接触するように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項記載のシステム。
【請求項6】
前記伝送要素が、容器の内容物由来の発光を伝送するように適合する光学素子を含む、請求項1〜5のいずれか1項記載のシステム。
【請求項7】
前記光学素子が、透明又は半透明の物質である、請求項6記載のシステム。
【請求項8】
前記光学素子がプラスチックである、請求項6又は7記載のシステム。
【請求項9】
前記光学素子が、前記光学素子の少なくとも一部を通して蛍光を伝送するように適合している、請求項6〜8のいずれか1項記載のシステム。
【請求項10】
前記熱素子が、前記伝送要素の表面に固定されているか前記伝送要素の少なくとも一部に埋め込まれ、またその中に電磁放射線が伝送し得る開口を有する電気抵抗性フィルムを含む、請求項1〜9のいずれか1項記載のシステム。
【請求項11】
前記伝送要素が、空洞を定義する周壁を含み、前記熱素子が、前記空洞内の空間に熱エネルギーを加えるするための、前記周壁の表面に固定されているか前記周壁の少なくとも一部に埋め込まれている電気抵抗性フィルムを含む、請求項1〜9のいずれか1項記載のシステム。
【請求項12】
前記熱素子が、前記伝送要素の表面に固定されているか前記伝送要素の少なくとも一部に埋め込まれている電気抵抗性フィルムを含み、該抵抗性フィルムは該抵抗性フィルムを通して電磁放射線を伝送するように適合されている、請求項1〜9のいずれか1項記載のシステム。
【請求項13】
前記電磁放射線が蛍光であり、前記検出要素が、蛍光強度に対応する信号を生成するように適合されている、請求項1〜12のいずれか1項記載のシステム。
【請求項14】
容器を保持するように構成された、容器保持領域を更に含み、前記伝送要素が、前記容器保持領域に隣接して配置されている、請求項1〜13のいずれか1項記載のシステム。
【請求項15】
更に、前記容器保持領域中に配置された容器を含み、前記伝送要素が、前記容器と前記検出要素との間に配置されている、請求項14記載のシステム。
【請求項16】
更に、前記容器保持領域内に配置された容器を含み、前記伝送要素が前記容器に接触している、請求項14又は15記載のシステム。
【請求項17】
更に、第一及び第二の位置の間の前記伝送要素を移動させるように構成され、配置されたアクチュエータ機構を含み、前記伝送要素が、第一の位置よりも第二の位置において、前記容器に、より接触している、請求項16記載のシステム。
【請求項18】
前記伝送要素が、第一の位置において前記容器に接触していない、請求項17記載のシステム。
【請求項19】
前記容器が、前記アクチュエータが、第一の位置から第二の位置に前記伝送要素を移動させる時に、前記伝送要素によって少なくとも部分的に圧縮される、圧縮可能な部分を含む、請求項17又は18記載のシステム。
【請求項20】
前記圧縮可能な部分が、柔軟性のある物質から形成され、前記チャンバーの少なくとも一部に外部から加えられた圧力で屈するように構成されたチャンバーを含む、請求項19記載のシステム。
【請求項21】
更に、前記伝送要素に対して反対の関係にある容器保持領域に隣接して配置される熱素子を含む、請求項14〜20のいずれか1項記載のシステム。
【請求項22】
容器の内容物由来の電磁放射線の検出方法であって、前記システムは、
容器に隣接して配置された伝送要素により、容器の内容物由来の電磁放射線を検出要素に伝送すること、
熱エネルギーを伝送要素に加えて、伝送要素の少なくとも一部に、室温とは異なる温度をもたらすこと、および
検出要素により、電磁放射線を検出することを含む方法。
【請求項23】
前記熱エネルギーを加える工程が、伝送要素の一部を、室温より高い温度に加熱することを含む、請求項22記載の方法。
【請求項24】
更に、伝送要素を、容器の少なくとも一部と接触させることを含む、請求項22又は23記載の方法。
【請求項25】
更に、伝送要素を第一及び第二の位置の間に移動させ、前記伝送要素を、第一の位置よりも第二の位置で、容器により接触させることを含む、請求項24記載の方法。
【請求項26】
伝送要素が、第一の位置において容器と接触していない、請求項25記載の方法。
【請求項27】
更に、容器の少なくとも一部を伝送要素により圧縮することを含む、請求項22〜25のいずれか1項記載の方法。
【請求項28】
前記伝送要素により圧縮された容器の一部が、柔軟性のある物質から形成され、チャンバーの少なくとも一部に外部から加えられた圧力により屈するように構成されたチャンバーを含み、
チャンバーの圧縮がチャンバーの内部容積を減少させる、請求項27記載の方法。
【請求項29】
前記伝送工程が、容器の内容物由来の発光を伝送することを含む、請求項22〜28のいずれか1項記載の方法。
【請求項30】
前記検出工程が、容器の内容物由来の蛍光発光を検出することを含む、請求項22〜29のいずれか1項記載の方法。
【請求項31】
更に、容器の内容物へ所定の波長の励起エネルギーを発することを含む、請求項22〜30のいずれか1項記載の方法。
【請求項32】
前記熱エネルギーが伝送要素に熱的に接触している熱素子により加えられる、請求項22〜31のいずれか1項記載の方法。
【請求項33】
前記熱素子が、電磁放射線が検出素子に伝送される、伝送要素の一部と熱的に接触している、請求項32記載の方法。
【請求項34】
前記熱素子が、電磁放射線が検出素子に伝送される、伝送要素の一部を包囲する伝送要素の一部と熱的に接触している、請求項32記載の方法。
【請求項35】
前記伝送要素が、空洞を定義する周壁を含み、熱素子が、周壁の少なくとも一部と熱的に接触している、請求項32記載の方法。
【請求項36】
前記熱素子が、伝送要素の表面に固定されているか伝送要素の少なくとも一部に埋め込まれている、請求項32〜35のいずれか1項記載の方法。
【請求項37】
更に、容器に隣接して配置され、伝送要素に対して反対の関係にある熱素子により、容器に熱エネルギーを加えることを含む、請求項22〜36のいずれか1項記載の方法。
【請求項38】
電磁放射線の検出が、所定の波長の電磁放射線を検出することを含む、請求項22〜37のいずれか1項記載の方法。
【請求項39】
電磁放射線の検出が、電磁放射線の強度を検出することを含む、請求項22〜37のいずれか1項記載の方法。
【請求項40】
前記容器の内容物が、実質的に均一の温度に維持される、請求項22〜39のいずれか1項記載の方法。
【請求項41】
前記容器の内容物が、前記方法の間、基本的に一定温度に維持される、請求項22〜40のいずれか1項記載の方法。
【請求項42】
更に、前記方法の間、容器内で増幅反応を実施することを含む、請求項22〜41のいずれか1項記載の方法。
【請求項43】
電磁放射線を伝送し、装置に隣接して配置されるボディに熱エネルギーを加えるのに適合した装置であって、前記装置は、
伝送要素の少なくとも一部を通して電磁放射線を伝送するのに適合した伝送要素:及び
前記伝送要素と熱伝導するように配置され、前記伝送要素の少なくとも一部に熱エネルギーを加えて、それによって前記伝送要素の外表面温度を上昇又は低下させるように構成及び配置された熱素子を含む装置。
【請求項44】
前記伝送要素が、光学素子の少なくとも一部からに由来する発光を伝送するように適合する光学素子を含む、請求項43記載の装置。
【請求項45】
前記光学素子が、透明又は半透明の物質である、請求項44記載の装置。
【請求項46】
前記光学素子がプラスチックである、請求項44又は45記載の装置。
【請求項47】
前記光学素子が、前記光学素子の少なくとも一部を通して蛍光を伝送するように適合している、請求項44〜46のいずれか1項記載の装置。
【請求項48】
前記熱素子が、前記伝送要素の表面に固定されているか前記伝送要素の少なくとも一部に埋め込まれ、またその中に電磁放射線が伝送し得る開口を有する電気抵抗性フィルムを含む、請求項43〜47のいずれか1項記載の装置。
【請求項49】
前記伝送要素が、空洞を定義する周壁を含み、前記熱素子が、前記空洞内の空間に熱エネルギーを加えるための、前記周壁の表面に固定されているか前記周壁の少なくとも一部に埋め込まれている電気抵抗性フィルムを含む、請求項43〜47のいずれか1項記載の装置。
【請求項50】
前記熱素子が、前記伝送要素の表面に固定されているか前記伝送要素の少なくとも一部に埋め込まれている電気抵抗性フィルムを含み、該抵抗性フィルムは該抵抗性フィルムを通して電磁放射線を伝送するように適合されている、請求項43〜47のいずれか1項記載の装置。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図10A】
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【図10B】
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【図11】
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【図12A】
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【図12B】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17A】
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【図17B】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21−1】
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【図21−2】
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【図22−1】
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【図22−2】
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【図22−3】
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【図23−1】
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【図23−2】
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【図23−3】
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【図24】
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【図25A】
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【図25B】
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【図26−1】
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【図26−2】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【公表番号】特表2012−516454(P2012−516454A)
【公表日】平成24年7月19日(2012.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−548337(P2011−548337)
【出願日】平成22年1月29日(2010.1.29)
【国際出願番号】PCT/US2010/022548
【国際公開番号】WO2010/088496
【国際公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【出願人】(500169900)ジェン−プローブ・インコーポレーテッド (32)
【Fターム(参考)】