説明

信号待ち居眠り目覚まし器

【課題】 車の運転中における,信号待ち等の時間に睡眠を取るための目覚まし器に関する
【解決手段】 車を運転中,赤信号等で停止した時,自分の車の前に停止している車との距離を測定し,この距離の変化を監視しながら,距離がが変化したとき運転者に目覚まし信号を発信することを特徴とした目覚まし器。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,車を運転中において,信号待ち,あるいは渋滞等で停止した時,この停止時間に睡眠を取ることに関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする課題は,車の運転中における,信号待ち等の時間に睡眠を取るための目覚まし器に関するものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は,車を運転中,赤信号等で停止した時,自分の車の前に停止している車との距離を測定し,この距離の変化を監視しながら,距離がが変化したとき運転者に目覚まし信号を発信することにより解決した。
【0004】
【従来の技術】車を運転中,極めて激しい眠気に襲われることがある。しかもこの状態は数十分にも及ぶことがおおく,交通事故を起こす可能性が極めて強い危険な状態であるから,ガムを噛んだり,外気に触れたり,その他の手段をいろいろと工夫して対応してきた。しかし効果的な手段は無く,このような状態に陥った時は,結局ねむい・ねたい,ねたい,のまま運転を続けるしかなかった。
【0005】
【発明の実態の形態】主要なユニットとして,自分の車の前に停止した車との距離を測定するレーダーユニット,測定結果を記憶するメモリーユニット,前に停止した車との距離の変化を検出する距離数値コンペアーユニット,および目覚まし信号ユニットを構成することにより解決した。
【0006】
【実施例】本発明について具体例を示し説明すると次のとおりである。図1は,赤信号のため前の車(4)が停止し,その後ろに自分の車(1)が車間距離(3)で停止した状態を示す。この状態において,図2−(9)の起動釦を押すと(6)のレーダーユニットが(5)のアンテナから信号を発し(3)の車間距離を測定する。(7)のメモリーユニットは測定数値を記憶する。以降は(6)が(3)の車間距離を繰り返し測定し続けるとともに,(11)の距離数値コンペアーユニットが車間距離測定のつど比較を行い,(3)の数値が変化するまでこの動作を継続する。ここで比較の結果(3)の数値に変化が検出されたときは,つまり前の車(4)が移動したときは,(12)の目覚まし信号ユニットが起動され運転者に目覚まし信号を発信する。よって運転者は目を覚まし,(10)のリセット釦を押すことになるが,自分の車を停止後起動釦を押し,前に停止している車との距離を目測および(8)の表示器の数値で確認した後,目覚ましアラームが鳴るまでの間,数十秒〜1分程度の間,睡眠を取ることが可能となる。
【0007】
【発明の効果】以上説明したとおり,運転者が車の運転中に激しい眠気に襲われたときにおいて,赤信号等で前の車の後ろに停止しているチャンスを利用し,前の車が移動するまでの数十秒〜1分程度の時間に睡眠を取ることができる。この睡眠は,極短時間ではあるが「従来の技術」では不可能であった激しい眠気状態から脱出させれくれるという大きな効果がある。つまり,居眠り運転事故の防止という極めて大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の運用図である。
【図2】図2は主要ユニットの構成および接続図である。
【図3】図3は動作のフロー図である。
【符号の説明】
(1) 自分の車
(2) 本発明
(3) 車間距離
(4) 前の車
(5) アンテナ
(6) レーダーユニット
(7) メモリーユニットー
(8) 表示器
(9) 起動釦
(10) リセット釦
(11) 距離数値コンペアーユニット
(12) 目覚まし信号ユニット
(13) 起動釦押
(14) 車間距離測定
(15) 車間距離記憶
(16) 距離変化監視
(17) 目覚まし信号発信
(18) リセット釦
(19) 終了
(20) 居眠り可能時間帯

【特許請求の範囲】
【請求項1】 車を運転中,赤信号,渋滞等で停止した時,自分の車の前に停止している車が移動したことを検出し,目覚まし信号を発信させることを特徴とした,居眠り目覚まし器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2001−141823(P2001−141823A)
【公開日】平成13年5月25日(2001.5.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願平11−365240
【出願日】平成11年11月17日(1999.11.17)
【出願人】(595131570)
【Fターム(参考)】