説明

信号提供方法及びシステム

【課題】
【解決手段】 顧客装置でサポートされていないスタンダードによってトランスポートされる信号の少なくとも一部を有するシステムにおいて顧客装置の動作をサポートする方法及びシステム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願のクロスリファレンス
本出願は、2004年1月29日に出願した米国暫定出願第60/540,161号、および、2004年8月3日に出願した米国暫定出願第60/598,241号の利益を請求する。これらの出願の開示はここに全て含まれている。
【0002】
発明の背景
1. 発明の属する技術分野
本発明は、メディア出力デバイスでの再生用デジタル信号を提供する方法及びシステムに関する。
【0003】
2. 背景技術
いくつかのケーブルシステムでは、より多くのチャネルがサポートされており、高品位テレビ(HDTV)や、ビデオオンデマンド(VOD)などの新規サービスが加わるため、周波数帯域が足りない。これを補償するために、新しい圧縮スタンダードを取り入れて、周波数帯域の消費を軽減するようにしている。
【0004】
しかしながら、通常、ケーブルオペレータは新しい圧縮スタンダードが入手可能になるたびに、新しいセットトップボックス(STBs)やその他の顧客装置を展開させることなく自分たちのプラントで入手可能な容量を最大にすることを望む。これは、レガシィシステムが新しい圧縮スタンダードをサポートできない環境においては問題になりうる。例えば、レガシィMPEG−2 STBsや、H.264およびMPEG−4などのアドバンスド映像圧縮(AVC)スタンダードとコンパチブルでないその他のデバイスにこの問題が見られる。
【0005】
上述したようなレガシィデバイスは、非常に人気があり、コストが安いため、ケーブルオペレータは、レガシィシステムを交換して更なる追加のサービスをサポートするコストと、更なる帯域を消費するサービスを所望することのバランスに関するジレンマに向かい合っている。
【0006】
発明の概要
本発明の非限定的な一の特徴は、レガシィ顧客装置によってサポートされていないスタンダードによって移送される信号の少なくとも一部を有するシステムにおける顧客装置のサポート操作に関する。
【0007】
本発明の非限定的な一の特徴は、顧客装置にサポートされているスタンダードへ信号をトランスコードするための顧客装置で動作可能なトランスコードユニットに関する。本発明は、トランスコードユニット用の多数のコンフィギュレーションと特徴を意図したものであり、顧客装置のスロット内に挿入するように構成したカードを含む。例えば、この信号は、デジタルテレビジョン(DTV)信号や、アドバンスド映像圧縮(AVC)スタンダード又はMPEG−2圧縮およびその他の非AVCスタンダードだけをサポートしているものなど、顧客装置でサポートされないその他のスタンダードによって圧縮されたその他の信号に関するものであっても良い。本発明の一の非限定的な特徴によれば、トランスコードユニットは、レガシィ顧客装置のカードスロットに挿入して、AVC、あるいは顧客装置によってサポートされないその他の信号を、非AVCや顧客装置によってサポートされているその他の信号にトランスコードすることができる。
【0008】
トランスコードユニットは、トランスポートストリームが、顧客装置によってサポートされているプロトコル、あるいはサポートされていないプロトコルに関する信号をペイロード中に有しているかどうかを決定するデマルチプレクサを含む、信号をトランスコードするいくつかの特徴を有している。本発明の一の非限定的な特徴では、デマルチプレクサは、サポートされていないプロトコルに関するサポートされていないペイロード/パケットをトランスコーダへ移送し、サポートされているペイロード/パケットをマルチプレクサへ移送するように構成されている。トランスコーダは、非サポートプロトコルに関連するペイロード/パケットをサポーテッドペイロード/パケットにトランスコードして、トランスコードしたペイロード/パケットをマルチプレクサに出力する。マルチプレクサは、トランスコードされたペイロード/パケット(あらかじめ非サポートプロトコルまたはスタンダードに関連していた)を、サポートペイロード/パケットと共に、共通のトランスポートストリームに組み入れ、顧客装置に出力する。
【0009】
本発明の一の非限定的な特徴は、メディア出力デバイスへデジタルテレビジョン信号あるいはその他の信号を提供するシステムに関する。このシステムは、メディア出力デバイスでの再生用に第1のペイロードタイプのペイロードにおいて搬送される信号を復号するように構成されたホストと、再生用にトランスコードペイロードをホストに出力させるようにするために、第2のペイロードタイプのペイロード中で搬送されるデジタルテレビジョン信号を第1のペイロードタイプへトランスコードするように構成されたユニットと、を具える。
【0010】
本発明の一の非限定的な特徴は、第1のトランスポートストリーム中で搬送される異なるペイロードをトランスコードする方法に関する。この方法は、第1のトランスポートストリームをデマルチプレクスして第1及び第2のペイロードを回復するステップと、第2のペイロードに関するプロトコルが、第1のペイロードに関するプロトコルと異なる場合に、第2のペイロードを第1のペイロードに関するプロトコルにトランスコードするステップと、第1のペイロードと、トランスコードした第2のペイロードを第2のトランスポートストリームに多重化するステップと、を具えていても良い。
【0011】
この方法は、更に、第1のペイロードをMPEG−2プロトコルに関連させるステップと、第2のペイロードをAVCプロトコルに関連させるステップを具え、第2のペイロードがMPEG−2プロトコルにトランスコードされるようにしても良い。
【0012】
この方法は、第1のトランスポートストリームの条件付アクセス(CA)の暗号を、デマルチプレクシング、特に、セットトップボックス(STB)中の第1のトランスポートストリームのCA暗号の解読とデマルチプレクシングに先立って解読するステップと、トランスコーディングと、STBのカードスロットに挿入されたカード中の第1及び第2のペイロードを多重化するステップと、を具える。
【0013】
上記の特徴と利点は、本発明のその他の特徴と利点と共に、添付の図面を参照して以下の本発明の詳細な説明から容易に明らかになる。
【0014】
好ましい実施例の詳細な説明
図1は、本発明の一の非限定的な特徴によるメディア出力デバイス14へ信号を提供するシステム10を示す図である。このシステムは一般的にケーブルシステムに関するものであり、ここでは、プロバイダ16がケーブルを介して、あるいはその他の送信メディアを介して、プロバイダの顧客のメディア出力デバイス14へ信号を送信している。もちろん、本発明は、その他のアプリケーションを企図しており、ケーブルシステムに限定するものではない。
【0015】
本発明は、システム10についてのいくつかの特徴と構成を企図しており、図1に示す特徴に限定するものではない。特に、本発明は、プロバイダ16からメディア出力デバイス14へ、無線、衛星、光ファイバ、およびその他の通信メディアなど、ケーブル以外のいくつかの通信メディアを介して信号の通信を行うことを企図している。更に、本発明は、マルチメディアあるいはデータ信号を含む、DTV信号(音響及び映像)以外のいくつかの信号の送信を企図している。
【0016】
本発明の一の非限定的な特徴によれば、ホスト20を設けてプロバイダ16からの信号を操作して、メディア出力デバイス14上で再生するのに好適な信号にしている。ホスト20は、セットトップボックス(STB)または、テレビジョンあるいは音響ユニット、コンピュータ、などの同様のメディア出力デバイス14に信号を出力するように構成されたその他の顧客装置であってもよい。特に、ホスト20は、デジタルビデオレコーダ(DVR)、メディアターミナルアダプタ(MTA)、出口デジタルアダプタ(ODA)、または、プロバイダ16から受信した非サポート信号を操作して、メディア出力デバイス14でサポートされた信号にするように構成されたその他のユニットであってもよい。
【0017】
ホスト20は、プロバイダ16から受信した信号を操作するいくつかの特徴及び構成要素を具えていても良い。特に、ホスト20は、マイクロコントローラ26、チューナ28、復調器30、条件付アクセス(CA)解読器32、コピープロテクションエンコーダ34、コピープロテクションデコーダ36、デマルチプレクサおよびデコーダ38、映像および音響エンコーダ40、音響ポート42、および映像ポート44を具えていてもよい。
【0018】
本発明の一の非限定的な態様によれば、システム10は、一般的に非サポート信号をサポート信号へトランスコードするように構成されたトランスコードユニット50を具えていても良い。特に、本発明の一の非限定的な態様は、MPEG−4や、H.264などのAVCスタンダードに関連する信号を、レガシィ顧客装置(すなわち、MPEG−2、MPEG−1、MPEG−1.5、あるいはその他のレガシィ圧縮スタンダードのみをサポートする顧客装置であり、多くは、AVCスタンダードより圧縮が少ないという特徴を持つ)で操作可能な信号にトランスコードすることに関する。このように、トランスコードユニット50は、レガシィSTBs、DVRs、あるいはその他のタイプの顧客装置とともに使用して、レガシィシステムでのトランスコードした信号の再生をサポートすることができ、これによって、ケーブルオペレータは、より新しい非サポートスタンダードとプロトコルで、レガシィ顧客装置を使用することが可能になる。
【0019】
本発明の一の非限定的な態様によれば、トランスコードユニット50は、ホスト20のオープンケーブルインターフェース(OCI)ケーブルカード(CableCard)インターフェース(スロット)に挿入するケーブルカード(CableCard)タイプのデバイスなど、インターフェース54を介してホスト20に接続するように構成されたインターフェース52を有するプラグ‐アンド‐プレイ型デバイスであってもよい。有利なことに、トランスコードユニットのプラグ‐アンド‐プレイ特性は、コスト効果がよく、レガシィ装置で非サポートスタンダードをサポートする実用可能な手段をケーブルオペレータに提供する。
【0020】
もちろん、本発明は、トランスコードユニット50の多くの構成を企図しており、プラグあるいはホスト20内に挿入するカードタイプのユニットに限定するものではない。特に、本発明は、リサイクルした顧客装置に追加することによって、あるいは、ケーブル又は無線リンクを介するなどしてそこへトランスコード信号を放送するように構成することによって、ホスト20に埋め込まれたあるいは、ホスト20内に含まれるトランスコードユニット50を企図している。
【0021】
トランスコードユニット50は、一のプロトコルまたはスタンダードから別のプロトコル又はスタンダードへの信号のトランスコードをサポートする多くの特徴と構成要素を含んでいても良い。より詳細には、トランスコードユニット50は、コピープロテクションデコーダ60、デマルチプレクサ62、トランスコーダ64、マルチプレクサ66、およびコピープロテクションエンコーダ68を具えていても良い。
【0022】
動作中は、プロバイダ16は、例えば、MPEG−2トランスポートストリーム中などの、トランスポートストリームを介してホスト20へ搬送される、デジタルテレビジョン(DTV)あるいはその他の信号をパケット(ヘッダ、ペイロード、他)にパケット化することができる。この信号は、チューナ28で受信され、マイクロコントローラ26から受信した指示に従って、復調器30に中継される。
【0023】
通常は、マイクロコントローラ26は、入ってくる信号から一又はそれ以上のチャネルを選択するようにチューナ28に指示を行い、ついで、CA解読器32への出力用に、この一またはそれ以上のチューナが選択したチャネルと同期して、これを復調するように復調器30に指示する。特に、チューナ28は、52乃至1002MHzの帯域中のCATV6MHzRF搬送波を選択して、チューニングした信号を復調器28へ出力して、直交増幅変調信号の復調を行うように構成されている。
【0024】
CA解読器32は、信号を安全に送信するためにプロバイダ16によって加えられた条件付アクセスのセキュリティを解読する。オンボードのCA解読器32は、顧客装置内に一体化されている特徴を提供するため有利である。CA解読信号は、コピープロテクションエンコーダ34に出力されて、コピープロテクションエンコーディングを行い、トランスコードユニット50への転送をプロテクションする。
【0025】
トランスコードユニット50のコピープロテクションデコーダ60は、ホスト20によって与えられたコピープロテクションを復号し、トランスポートストリームをデマルチプレクサ62に出力する。デマルチプレクサ62は、トランスポートストリームによって搬送されたペイロード及び/又はパケットタイプの信号を分析して、関連するペイロードをトランスコーダ64へ移送するかどうか、あるいは、トランスコーダ64をバイパスして、関連するペイロードをマルチプレクサ66に移送するかどうかを決定する。
【0026】
本発明の一の非限定的な態様によれば、非サポートスタンダード(すなわち、AVC、MPEG−4、他)に関連するタイプのペイロードが、サポートされたペイロードへのトランスコード用にトランスコーダ64に転送される一方、サポートされているペイロードは、トランスコーダ64をバイパスする。より詳細には、本発明の一の非限定的態様は、レガシィSTBs上でAVCスタンダードをサポートしており、トランスコーダ64がAVCスタンダード(すなわち、MPEG−4、H.264、他)をホストに関連するレガシィスタンダード(すなわち、MPEG−2)にトランスコードするように構成されていなければならない。このように、トランスコーダ64は、一又はそれ以上のタイプのペイロードをホスト20に関連する共通のペイロードへトランスコードするように構成することができる。
【0027】
トランスコードされたペイロードは、トランスコーダ64から、マルチプレクサ66に出力され、バイパスされたペイロード(すなわち、ホストによってサポートされているペイロード)と再多重化される。マルチプレクサ66は、トランスコードしたペイロードと非トランスコードペイロードをトランスポートストリームへ再多重化する。再多重化された信号は、コピープロテクションエンコーディング用にコピープロテクションエンコーダ68に出力され、ホスト20に出力する。
【0028】
トランスコードユニット50から出力された信号は、ホスト20で操作可能なタイプのペイロードのみを含んでおり、コピープロテクションデコーダ36で復号されて、デマルチプレクサとデコーダ38に出力され、ここではDTVや、関連する信号を回復するためにペイロードがトランスポートストリームから分離される。マイクロコントローラ26は、遠隔制御チャネル選択、EPGチャネル選択、VODプログラム選択、DVR再生選択、その他を介して、といったユーザによって選択されたプログラムを構成する適宜の映像及び音響パケット選択用のトランスポートストリーム内に含まれている制御及びメッセージ情報を読み取る。信号は、映像及び音響出力信号にエンコードするために映像及び音響エンコーダ40に出力され、メディア出力デバイスと通信するために音響及び映像ポート42−44にそれぞれ配信される。
【0029】
本発明の実施例を図に示して説明したが、これらの実施例は、本発明のすべての形を図示し、説明することを意図するものではない。むしろ、明細書で使用されている用語は、限定ではなく説明の用語であり、本発明の精神と範囲から外れることなく様々な変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】図1は、本発明の一の非限定的な特徴によるメディア出力デバイスへ信号を提供するシステムを示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
レガシィ顧客装置の少なくとも一部が非サポート信号を受信するシステム中でレガシィ顧客装置の操作をサポートする方法において:
レガシィ顧客装置による操作用のトランスコードユニットを構成するステップであって、前記トランスコードユニットが、前記顧客装置とコンパチブルである、非サポート信号をサポート信号にトランスコードするように構成されているステップ;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法において、前記レガシィ顧客装置がオンボードの条件付アクセス解読能力を有するセットトップボックス(STBs)であり、前記方法が更に、前記STBsのカードインターフェースを介してインターフェースを取るように前記トランスコードユニットを構成するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項3】
第1のトランスポートストリーム中で搬送される異なるペイロードをトランスコードする方法において:
第1のトランスポートストリームをデマルチプレクスして第1及び第2のペイロードを回復するステップと;
第2のペイロードに関連するプロトコルが、第1のペイロードに関連するプロトコルと異なる場合に、第1のペイロードに関するプロトコルに第2のペイロードをトランスコードするステップと;
第1のペイロードとトランスコードした第2のペイロードを第2のトランスポートストリームに多重化するステップ;
を具えることを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項3に記載の方法が更に、第1のペイロードをMPEG−2プロトコルに関連させるステップと、第2のペイロードを、第2のペイロードがMPEG−2のプロトコルにトランスコードするようにAVCプロトコルに関連させるステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項4に記載の方法が更に、前記AVCプロトコルをMPEG−4プロトコルと関連させるステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項4に記載の方法が更に、前記AVCプロトコルをH.264プロトコルと関連させるステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項7】
請求項3に記載の方法が更に、デマルチプレキシングに先立って前記第1のトランスポートストリームの条件付アクセス(CA)暗号を解読するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項8】
請求項7に記載の方法が更に、セットトップボックス(STB)中の前記第1のトランスポートストリームのCA暗号を解読するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項9】
請求項8に記載の方法が更に、前記STBのカードスロットに挿入されたカード内の第1及び第2のペイロードを、デマルチプレクス、トランスコード、およびマルチプレクスするステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項10】
請求項9に記載の方法が更に、前記デマルチプレキシング、トランスコーディング、およびマルチプレキシングに先立って、前記カード内の前記第1のトランスポートストリームのコピープロテクションを復号するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項11】
請求項10に記載の方法が更に、前記第2のトランスポートストリームにコピープロテクションをエンコードするステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項12】
請求項11に記載の方法が更に、前記カードからのコピープロテクションエンコードを行った第2のトランスポートストリームを前記STBに送信するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項13】
請求項3に記載の方法が更に、前記第1のトランスポートストリームをMPEG−2プロトコルに関連させるステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項14】
請求項13に記載の方法が更に、前記第2のペイロードに関連するプロトコルが、前記第1のトランスポートストリームのMPEG−2プロトコルに関連した指示機能としての前記第1のペイロードに関連するプロトコルと異なるかどうかを決定するステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項15】
請求項3に記載の方法が更に、前記第1及び第2のトランスポートストリームをMPEG−2プロトコルに関連させるステップを具えることを特徴とする方法。
【請求項16】
メディア出力デバイスにデジタルテレビジョン信号を提供するシステムにおいて:
前記メディア出力デバイスでの再生用に第1のペイロードタイプのペイロードで搬送される信号を復号するように構成したホストと;
前記ホストへの出力用に第2のペイロードタイプのペイロードで搬送されるデジタルテレビジョン信号を前記第1のペイロードタイプにトランスコードするように構成されたユニットであって、前記第2のペイロードタイプが前記第1のペイロードタイプに関連したプロトコルと異なるプロトコルに関連しているユニットと;
を具えることを特徴とするシステム。
【請求項17】
請求項16に記載のシステムにおいて、前記ホストが前記第1のペイロードタイプで搬送される信号のみを復号するように構成されていることを特徴とするシステム。
【請求項18】
請求項16に記載のシステムにおいて、前記第1のペイロードタイプがMPEG−2プロトコルに関連することを特徴とするシステム。
【請求項19】
請求項16に記載のシステムが更に、第1のトランスポートストリーム中に信号を提供するプロバイダを具え、前記第1のトランスポートストリームが前記第1及び第2のペイロードタイプのペイロード中の信号を搬送することを特徴とするシステム。
【請求項20】
請求項19に記載のシステムにおいて、前記ユニットが、前記第1のトランスポートストリームをデマルチプレキシングして前記ペイロードを回復するデマルチプレクサと;前記第2のペイロードタイプを前記第1のペイロードタイプにトランスコードするトランスコーダと;前記第1のペイロードタイプのペイロードを前記第2のペイロードタイプのトランスコードしたペイロードとともに前記ホストに出力するための第2のトランスポートストリームに多重化するマルチプレクサと;を具えることを特徴とするシステム。
【請求項21】
請求項20に記載のシステムにおいて、前記ユニットが、前記第1のペイロードタイプに関連するペイロードを前記トランスコーダを通って前記マルチプレクサにバイパスさせて、バイパスしたペイロードがトランスコードしたペイロードとマルチプレクサにおいて多重化されるようにするバイパスを具えることを特徴とするシステム。
【請求項22】
請求項21に記載のシステムにおいて、前記トランスコーダが前記第2のペイロードタイプから前記第1のペイロードタイプへのみペイロードをトランスコードすることを特徴とするシステム。
【請求項23】
請求項16に記載のシステムにおいて、前記ホストがセットトップボックス(STB)であることを特徴とするシステム。
【請求項24】
請求項23に記載のシステムにおいて、前記ユニットが前記STBのスロットに挿入するように構成されたカードであることを特徴とするシステム。
【請求項25】
請求項16に記載のシステムにおいて、前記ホストがデジタルビデオレコーダ(DVR)であることを特徴とするシステム。
【請求項26】
非アドバンス映像圧縮(AVC)スタンダードによってエンコードされたデジタルテレビジョン(DTV)信号の再生をサポートするのみで、AVCスタンダードによってエンコードされたDTV信号はサポートしていないレガシィセットトップボックス(STBs)と共に使用するトランスコードユニットにおいて:
前記レガシィSTBによってトランスコードしたDTV信号の再生が可能となるように、AVC標準に関連するDTV信号を非AVC標準に関連するDTV信号にトランスコードするように構成されたトランスコーダ;
を具えることを特徴とするトランスコードユニット。
【請求項27】
請求項26に記載のトランスコードユニットにおいて、前記トランスコーダに、前記レガシィSTBsのスロット内に挿入する用に構成されたカードが設けられており、前記STBがオンボードの条件付アクセス解読能力を具えることを特徴とするトランスコードユニット。
【請求項28】
請求項27に記載のトランスコードユニットにおいて、前記DTV信号が第1のトランスポートストリームのペイロード中で搬送され、前記トランスコードユニットが更に、前記第1のトランスポートストリームがAVCスタンダードに関連するペイロードあるいは非AVCスタンダードに関するペイロードを具えているかどうかを決定して、前記AVCスタンダードに関連するペイロードをトランスコーダに移送し、前記非AVCスタンダードに関連するペイロードをマルチプレクサに移送するデマルチプレクサを具え、前記トランスコーダが、前記AVCスタンダードに関連するペイロードを前記非AVCスタンダードに関連するペイロードにトランスコードして、前記マルチプレクサに前記トランスコードしたペイロードを出力し、前記マルチプレクサが、バイパスしたペイロードを、前記トランスコードしたペイロードと組み合わせて、レガシィSTBへの出力用の第2のトランスポートストリームとするマルチプレクサと、を具えることを特徴とするトランスコードユニット。

【図1】
image rotate


【公表番号】特表2007−520171(P2007−520171A)
【公表日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−551482(P2006−551482)
【出願日】平成17年1月31日(2005.1.31)
【国際出願番号】PCT/US2005/002623
【国際公開番号】WO2005/072389
【国際公開日】平成17年8月11日(2005.8.11)
【出願人】(506260467)
【出願人】(506260456)
【Fターム(参考)】