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信頼の置けないピアツーピア環境でのステップバイステップ操作による個人情報の交換方法
説明

信頼の置けないピアツーピア環境でのステップバイステップ操作による個人情報の交換方法

信頼の置けないピアツーピア環境での個人情報の漸次交換方法。好ましくはグラフィカル表示として用意された情報を複数の個々の部分に分解し、次にこれらをコミュニケーションパートナー相互間で交互に交換する。

【発明の詳細な説明】
【開示の内容】
【0001】
公共の施設又は公共の場所では、無線ネットワークにより他の人たちと連絡する可能性が増大している。特に、所謂ピアツーピア型ネットワークでは、相互識別が必要である場合が多い。典型的なモデルは、例えば、空港のラウンジでの同じ趣味を持った人たちとの連絡の段取りである。例えばPDA(パームトップ型コンピュータ)又はスマートフォン(インターネットにより使用可能な携帯機器)のようなモバイル装置により、かかる人たちを短距離無線リンク(例えば、ブルートゥース(Bluetooth)又はIEEE802.11ワイヤレスLAN)により識別し、個人情報を相互に交換することが可能である。現時点において、データを交換したいと思っている2人の人のうち一方は、前払いし、まず最初に自分の個人データを他方の人に送信しなければならない。これらの人たちの間にはまだ信頼の絆が無いので、その人は、他方の人が自分のデータを受け取るというリスクを冒す反面、その他方の人の個人データを明らかにする(暴露する)というリスクもある。このリスクを制限する可能性は、個人プロフィールの詳細をステップバイステップ操作でのみ明らかにすることである。この目的のため、モバイル装置は、コミュニケーションパートナーに応じてフラグ付きの詳細度で適合可能なパーソナルユーザプロフィールを作成する可能性を与える場合が多い。しかしながら、基本的な情報の一方的な暴露のリスクは、相変わらず存在する。
【0002】
かくして、本発明は、改善策を提供しようとするものである。本発明の目的は、信頼の置けないピアツーピア環境での個人情報のステップバイステップ交換のための方法であって、2人のコミュニケーションパートナーにバランスのとれたリスクの広がりを保証する方法を提供することにある。本発明によれば、この目的は、個人情報を幾つかの独立した部分に分解し、次にこれら独立部分を少なくとも2人のコミュニケーションパートナー相互間においてステップバイステップで相互に交換することによって達成される。
【0003】
本発明は、信頼の置けないピアツーピア環境での個人情報のステップバイステップ交換のための方法を提供する。情報の独立部分の相互交換により、これら部分は、2人のコミュニケーションパートナーにより等しく1つのコンテキストにマージするようになる。
【0004】
本発明の別の特徴では、情報のテキスト表示は、セグメント化前にグラフィックス表示に変換される。その結果、情報のシステム独立可読性が、個々の部分の合成後に保証される。さらに、アルゴリズムを用いる方法による欠けた情報部分の突き止めは、阻止される。
【0005】
本発明の実施形態では、セグメント化及び情報交換は、各情報ユニットがそれ自体ユーザに認識可能な情報提供を可能にするような仕方で生じる。これにより、受信者によって受け取られた部分情報の評価が可能になり、その結果、バランスのとれた情報交換が促進される。
【0006】
好ましくは、情報のグラフィックス表示は、n×m個のフィールドのマトリックスが形成されるようn行及びm列の状態に分割される。これにより、グラフィック図形による個々の部分の組合せを、訳の分からないものにすることができる。
【0007】
マトリックスのグリッドは、情報のセグメント化前にコミュニケーションパートナーの同意を受けると有利である。その結果、情報セグメント化が両方のページ上で均質に生じ、従って、交換プロセスの整合が取られるようになっている。さらに、ステップバイステップで組み合わされた情報の視覚化が容易になる。
【0008】
好ましくは、マトリックスのグリッドは、標準化される。この結果、グリッドに関する事前同意は不要であり、従って、情報交換が加速されるようになる。
【0009】
本発明の別の特徴では、各情報断片は、情報にアタッチされたマトリックス中にその位置を有する。この結果、全情報の合成が単純化される。
【0010】
本発明の実施形態では、いずれかのパートナーは情報交換をいつでも打ち切ることができる。その結果、各パートナーは、例えばマージ中の情報断片の情報内容がひどく異なっている場合、自分の個人情報の送信を中止することができる。
【0011】
本発明の別の実施形態では、まだ送信されていない情報部分を常に、いつでも1ステップで送信できる。これにより、いつでも情報交換の促進が可能になる。
【0012】
本発明の更に別の実施形態及び設計例は、従属形式の請求項に記載されている。本発明の実施形態の一例は、図面に記載されており、以下これについて詳細に説明する。
【0013】
図1の応用例では、AとBは、個人情報の相互交換に同意している。まず最初に、AはBに、全ピクチャが何サイズ(画素幅/高さ)であるか、BによりAに何が送られるべきかを伝える。Bはこれを同じように行う。全ピクチャの画素グリッドの定義に続き、AとBは、それぞれのピクチャを分割すべき行(n)及び列(m)の数について同意する。この定義されたデータに基づき、ついに、グラフィックス表示へのそれぞれの情報の変換が、AとBで行われる。データが例えばXMLの状態で存在している場合、XSLスタイルシートによって、HTML文書を作成することができ、このHTML文書は、ウェブブラウザによって表示できる。次いで、作成したグラフィックス表示をn行及びm列の状態に分割し、n×mのフィールドを備えたマトリックス(行列)が結果的に生じるようにする。かくして、n×mフィールドが明確に定義される。これらフィールドを通常のイメージフォーマット(JPEG、GIF又はこれらに類似した形式)の状態に保管するのがよい。Aは次に、フィールドを選択し、このフィールドに適当な行及び列の番号の指定を付けてBに送ることを行う。Bは、このフィールドを受け取り、これをマトリックス中の正しい位置に配置し、これをディスプレイ上に表示する。次に、Bは、このフィールドをAに送り、このフィールドは、Aからちょうど受け取ったフィールドと同じ位置にある。Aは、このフィールドを受け取り、このフィールドをマトリックス中の正しい位置に配置し、これをディスプレイ上に表示する。次に、このパターンに従って、残りのフィールドの交換が、同様な仕方で起こる。AとBには、この方法を時期尚早に終了させ、かくして、情報交換を打ち切る選択肢が常に存在する。一方のユーザは自分が他方のユーザを信頼できるという印象を持った場合、交換プロセスにおける任意の時点で、そのユーザは、プロセスを促進するためにイメージの残りを一ステップで交換する申し出を行うことができる。他方の人がこれに同意した場合、両人は、まだ残っているフィールドを一ステップでそれぞれ他方の人に送る。
【0014】
図2〜図7の応用例では、2人のユーザであるペーターとベラの視点から、この方法が例示的に明確化されている。個人情報から得られたイメージ又は画像は、300×300画素の解像度を有し、7×6個のフィールドに分割されている。したがって、それぞれ他方のユーザがイメージを完全に見ることができるまで42個のフィールドが全て送られるべきである。2人のユーザは、表示の9個のフィールドの交換後ではコヒーレントな情報を依然として推測することができないが(図4を比較参照)、既に24個のイメージの交換後では、部分情報、例えば体格又は髪の毛の色を推定できる(図5を比較参照のこと)。既に37個のフィールドの交換後では(図6を比較参照のこと)、相当多くの情報が交換され、例えば、ここでは、交換プロセスの促進のための残りのフィールドの送信が考えられる。42個全てのフィールドを交換した場合、ユーザであるペーターとベラはこの場合、それぞれの相手の完全な個人情報を有する(図7を比較参照のこと)。この応用例における情報の構造化は、任意的に選択されているが、当然のことながら、任意他の構造が可能である。同様な仕方で、パーソナルイメージ又は技術的な図面なども又、交換できる。この方法は、何ら修正を施すことなく交換されるべき情報が利用可能な任意のデータフォーマットについて利用できる。受信者は、データがどのようにユーザに提供されるかについて心配する必要はない。というのは、送信者は、再現される必要があるだけのイメージを送っているからである。ユーザは、送られた情報が自分にとって関心のあるものであるかどうかに即座に気が付く。(生のデータの場合、これは、発見するのがその人にとっては実質的に困難であり、必要ならば、その人は、データが完全に送られるまで待たなければならない。)その結果、早い時点で情報交換を打ち切ることが可能であり、従って、ユーザは、返礼としてサービス無しでは個人データを明らかにすることがないようになる。ユーザは、いつでも交換プロセスを停止することができる。さらに、グラフィックスフォーマットの使用により、機器による分析及びその後における第三者による個人データの処理ができないようになっている。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の方法のフローチャートである。
【図2】42個の部分に分割された情報のマージングのステップ1〜ステップ3を示す図である。
【図3】図2からの情報マージングのステップ4〜ステップ6を示す図である。
【図4】図2からの情報マージングのステップ7〜ステップ9を示す図である。
【図5】図2からの情報マージングのステップ22〜ステップ24を示す図である。
【図6】図2からの情報マージングのステップ37〜ステップ39を示す図である。
【図7】図2からの情報マージングのステップ40〜ステップ42を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
信頼の置けないピアツーピア環境でのステップバイステップ操作による個人情報の交換方法であって、前記個人情報を幾つかの独立した部分に分解し、次にこれら独立部分を少なくとも2人のコミュニケーションパートナー相互間においてステップバイステップで相互に交換する、方法。
【請求項2】
前記情報は、セグメント化及び送信前にグラフィックス表示に変換されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記セグメント化及び情報交換は、各情報ユニットがそれ自体ユーザに認識可能な情報提供を可能にするような仕方で生じることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記情報の前記グラフィックス表示は、n×m個のフィールドのマトリックスが形成されるよう行及び列の状態に分割されることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記マトリックスのグリッドは、前記情報のセグメント化前に前記コミュニケーションパートナーの同意を受けることを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記マトリックスの前記グリッドは、標準化されることを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項7】
各情報断片は、前記情報にアタッチされたマトリックス中にその位置を有することを特徴とする請求項4〜6のうちいずれか一に記載の方法。
【請求項8】
前記情報交換は、いつでもいずれかのパートナーによって打ち切り可能であることを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか一に記載の方法。
【請求項9】
まだ送信されていない前記情報部分は常に、いつでも1ステップで送信可能であることを特徴とする請求項1〜8のうちいずれか一に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2007−523510(P2007−523510A)
【公表日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−534900(P2006−534900)
【出願日】平成16年10月15日(2004.10.15)
【国際出願番号】PCT/IB2004/052103
【国際公開番号】WO2005/039149
【国際公開日】平成17年4月28日(2005.4.28)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】