修飾ヒト血漿ポリペプチドまたは修飾ヒトFc足場タンパク質ならびにこれらの利用
修飾ヒト血漿ポリペプチドまたは修飾ヒトFcならびにこれらの利用が提供される。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つ以上の非天然にコードされるアミノ酸を包含するhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項2】
1つ以上の転写後修飾を包含する請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項3】
リンカー、重合体または生物学的に活性な分子に対して連結されている請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項4】
水溶性重合体に対して連結されている請求項3に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項5】
二機能性重合体、多機能性重合体、二機能性リンカー、多機能性リンカーまたは少なくとも1つの生物学的に活性な分子に対して連結されている請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項6】
上記リンカーまたは重合体が、第2のポリペプチドに対して連結されている請求項5に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項7】
上記第2のポリペプチドが、生物学的に活性な分子である請求項6に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項8】
上記水溶性重合体が、ポリ(エチレングリコール)部分を包含する請求項4に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項9】
上記水溶性重合体が、上記hPPポリペプチドまたはhAポリペプチドに存在する非天然にコードされるアミノ酸に対して連結されている請求項4に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項10】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、配列番号1に由来する17、34、55、5658、60、81、82、86、92、94、111、114、116、119、129、170、172、173、276、277、280、297、300、301、313、317、321、362、363、364、365、368、375、397、439、442、495、498、500、501、505、515、538、541、542、560、562、564、574、581番目の残基からなる群から選択される位置において置換される請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項12】
上記hPPまたはhAの少なくとも1つの生物学的な活性を調節する1つ以上のアミノ酸置換、アミノ酸付加またはアミノ酸欠失を包含する請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項13】
上記hPPポリペプチドまたはhAポリペプチドの安定性または可溶性を増強する1つ以上のアミノ酸置換、アミノ酸付加またはアミノ酸欠失を包含する請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項14】
組み換え宿主細胞におけるか、またはインビトロにおいて合成される、上記hPPポリペプチドの発現を増強する1つ以上のアミノ酸置換、アミノ酸付加またはアミノ酸欠失を包含する請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項15】
上記hPPポリペプチドまたはhAポリペプチドのプロテアーゼ耐性を増強する1つ以上のアミノ酸置換、アミノ酸付加またはアミノ酸欠失を包含する請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項16】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、ポリペプチドにおける20の通常のアミノ酸のあらゆるものに対して他方において非反応性であるリンカー、重合体または生物学的に活性な分子に対して、反応性である請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項17】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、カルボニル基、アミノオキシ基、ヒドラジン基、ヒドラジド基、セミカルバジド基、アジド基、またはアルキン基を包含する請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項18】
上記非天然アミノ酸が、カルボニル基を包含する請求項17に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項19】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、構造:
【化1】
(ここで、nは0−10であり;R1はアルキル、アリール、置換アルキル、または置換アリールであり;R2はH、アルキル、アリール、置換アルキル、および置換アリールであり;かつR3はH、アミノ酸、ポリペプチド、またはアミノ末端修飾基であり、かつR4はH、アミノ酸、ポリペプチド、またはカルボキシ末端修飾基である)
を有する請求項18に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項20】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、アミノオキシ基を包含する請求項18に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項21】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、ヒドラジド基を包含する請求項18に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項22】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、ヒドラジン基を包含する請求項18に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項23】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、セミカルバジド基を包含する請求項18に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項24】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、アジド基を包含する請求項18に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項25】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、構造:
【化2】
(ここで、nは0−10であり;R1はアルキル、アリール、置換アルキル、または置換アリールであるか、または存在せず;XはO、N、またはSであるか、または存在せず;mは0−10であり;R2はH、アミノ酸、ポリペプチド、またはアミノ末端修飾基であり、かつR3はH、アミノ酸、ポリペプチド、またはカルボキシ末端修飾基である)
を有する請求項24に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項26】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、アルキレン基を包含する請求項18に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項27】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、構造:
【化3】
(ここで、nは0−10であり;R1はアルキル、アリール、置換アルキル、または置換アリールであり;XはO、N、またはSであるか、または存在せず;mは0−10であり;R2はH、アミノ酸、ポリペプチド、またはアミノ末端修飾基であり、かつR3はH、アミノ酸、ポリペプチド、またはカルボキシ末端修飾基である)
を有する請求項26に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項28】
上記水溶性重合体が、約0.1kDaから約100kDaの間の分子量を有する請求項4に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項29】
上記水溶性重合体が、約0.1kDaから約50kDaの間の分子量を有する請求項28に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項30】
カルボニル含有アミノ酸を包含するhPPポリペプチドまたはhAポリペプチドを、アミノオキシ基、ヒドラジン基、ヒドラジド基またはセミカルバジド基を包含する水溶性重合体と反応させることによって作製される請求項4に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項31】
上記アミノオキシ基、ヒドラジン基、ヒドラジド基またはセミカルバジド基が、アミド結合を介して上記水溶性重合体に対して連結されている請求項30に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項32】
アミノオキシ基、ヒドラジン基、ヒドラジド基またはセミカルバジド基を包含する非天然にコードされるアミノ酸を包含する、ポリペプチドと、カルボニル基を包含する水溶性重合体を反応させることによって作製される請求項4に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項33】
アルキレン含有アミノ酸を包含するhPPポリペプチドまたはhAポリペプチドを、アジド部分を包含する水溶性重合体と反応させることによって作製される請求項4に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項34】
アジド含有アミノ酸を包含するhPPポリペプチドまたはhAポリペプチドを、アルキレン部分を包含する水溶性重合体と反応させることによって作製される請求項4に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項35】
上記アジド基またはアルキレン基が、アミド結合を介して水溶性重合体に対して連結される請求項18に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項36】
上記水溶性重合体が、分枝状の重合体または多腕を有する重合体である請求項4に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項37】
上記水溶性重合体の分枝のそれぞれが、約1kDaから約100kDaの間の分子量を有する請求項48に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項38】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、サッカライド部分を包含する請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド、
【請求項39】
上記リンカー、重合体、または生物学的に活性な分子が、サッカライド部分を介して上記ポリペプチドに対して連結されている請求項3に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項40】
アンバーコドン、オーカーコドン、オパールコドン、ユニークコドン(unique codon)、レアコドン(rare codon)および4塩基コドンからなる群から選択されるセレクターコドンを包含し、配列番号1に示されるアミノ酸配列をコードする単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項41】
非天然にコードされるアミノ酸を包含する単離したhPPポリペプチドまたはhAポリペプチドを、上記非天然にコードされるアミノ酸と反応する部分を包含するリンカー、重合体、または生物学的に活性な分子と接触させることを包含する、請求項3に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチドを作製する方法。
【請求項42】
上記重合体が、水溶性重合体およびポリ(エチレングリコール)からなる群から選択される部分を包含する請求項41に記載の方法。
【請求項43】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、カルボニル基、アミノオキシ基、ヒドラジド基、ヒドラジン基、セミカルバジド基、アジド基、またはアルキン基を包含する請求項41に記載の方法。
【請求項44】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、カルボニル部分を包含し、かつ上記リンカー、重合体、または生物学的に活性な分子が、アミノオキシ部分、ヒドラジン部分、ヒドラジド部分、またはセミカルバジド部分を包含する請求項41に記載の方法。
【請求項45】
上記アミノオキシ部分、ヒドラジン部分、ヒドラジド部分、またはセミカルバジド部分が、アミド結合を介して上記リンカー、重合体、または生物学的に活性な分子に対して連結されている請求項44に記載の方法。
【請求項46】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、アルキン部分を包含し、かつ上記リンカー、重合体、または生物学的に活性な分子が、アジド部分を包含する請求項41に記載の方法。
【請求項47】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、アジド部分を包含し、かつ上記リンカー、重合体、または生物学的に活性な分子が、アルキン部分を包含する請求項41に記載の方法。
【請求項48】
上記アジド部分またはアルキン部分が、アミド結合を介して上記リンカー、重合体、または生物学的に活性な分子に対して連結される請求項42に記載の方法。
【請求項49】
上記ポリ(エチレングリコール)部分が、約0.1kDaから約100kDaの間の平均分子量を有する請求項42に記載の方法。
【請求項50】
上記ポリ(エチレングリコール)部分が、分枝状の重合体または多腕を有する重合体である請求項42記載の方法。
【請求項51】
請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド、ならびに薬学的に受容可能な担体を包含する組成物。
【請求項52】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、水溶性重合体に対して連結されている請求項51に記載の組成物。
【請求項53】
請求項51に記載の組成物の薬学的有効量を患者に投与することを包含するhPPポリペプチドまたはhAポリペプチドによって調節される疾患にかかっている患者を処置する方法。
【請求項54】
請求項40に記載の核酸分子を包含する細胞。
【請求項55】
直交tRNAシンセターゼまたは直交tRNAを包含する請求項54に記載の細胞。
【請求項56】
セレクターコドンを含みかつhPPポリペプチドもしくはhAポリペプチドをコードするポリヌクレオチドもしくは複数のポリヌクレオチド、直交RNAシンセターゼおよびに直交tRNAを含む細胞を、非天然にコードされるアミノ酸を包含するhPPポリペプチドまたはhAポリペプチドの発現を許容する条件において培養すること;ならびに上記hPPポリペプチドまたはhAポリペプチドを精製することを、包含する非天然にコードされるアミノ酸を包含するhPPポリペプチドまたはhAポリペプチドを作製する方法。
【請求項57】
hPPポリペプチドまたはhAポリペプチドにおいて1つ以上の天然に生じるアミノ酸のあらゆるものに対して、1つ以上の非天然にコードされるアミノ酸を置換することを包含する、hPPポリペプチドまたはhAポリペプチドの血中半減期または循環時間を調節する方法。
【請求項58】
セレクターコドンを包含しかつ配列番号1に示される配列を有するポリヌクレオチドによってコードされ、かつ少なくとも1つの非天然にコードされるアミノ酸を包含するhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項59】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、リンカー、重合体、水溶性重合体、または生物学的に活性な分子に対して連結されている請求項58に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項60】
上記水溶性重合体が、ポリ(エチレングリコール)部分を包含する請求項59に記載の方法。
【請求項61】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、配列番号1に由来する17、34、55、5658、60、81、82、86、92、94、111、114、116、119、129、170、172、173、276、277、280、297、300、301、313、317、321、362、363、364、365、368、375、397、439、442、495、498、500、501、505、515、538、541、542、560、562、564、574、581番目の残基、およびあらゆるこれらの組み合わせからなる群から選択される位置において置換されている請求項58に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項62】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、カルボニル基、アミノオキシ基、ヒドラジド基、ヒドラジン基、セミカルバジド基、アジド基、またはアルキン基を包含する請求項58に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項63】
上記ポリ(エチレングリコール)部分が、約0.1kDaから約100kDaの間の分子量を有する請求項60に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項64】
上記ポリ(エチレングリコール)部分が、分枝状の重合体または多腕を有する重合体である請求項60に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項65】
上記ポリ(エチレングリコール)部分が、約1kDaから約100kDaの間の分子量を有する請求項64に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項66】
請求項58に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド、ならびに薬学的に受容可能な担体を包含する組成物。
【請求項67】
組み換え宿主細胞におけるhPPポリペプチドまたはhAポリペプチドの発現を増強する、1つ以上のアミノ酸置換、アミノ酸付加またはアミノ酸欠失を包含するhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項68】
小さな有機分子、化学合成ペプチド、リボソーム合成ポリペプチド、重合体およびリンカーからなる群から選択される分子に対して結合される1つ以上の非天然にコードされるアミノ酸を包含する、hPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項69】
上記hPPポリペプチドまたはhAポリペプチドに対する単一のアミノ酸における共有結合によって連結される水溶性重合体を包含する、HPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項70】
上記水溶性重合体がポリ(エチレングリコール)部分を包含する請求項69に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項71】
上記水溶性重合体に対して共有結合的に連結されている上記アミノ酸が、非天然にコードされるアミノ酸である請求項69に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項72】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、配列番号1に対応する17、34、55、5658、60、81、82、86、92、94、111、114、116、119、129、170、172、173、276、277、280、297、300、301、313、317、321、362、363、364、365、368、375、397、439、442、495、498、500、501、505、515、538、541、542、560、562、564、574、581番目の残基からなる群から選択される位置において置換される請求項71に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項73】
ポリペプチド内にリボソーム的に組み込まれた非天然にコードされるアミノ酸の官能基を介して、ポリペプチドに付着される少なくとも1つのリンカー、重合体または生物学的に活性な分子を包含する、hPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項74】
hPPポリペプチドまたはhAポリペプチドの免疫原性を調節する1つ以上のアミノ酸置換、アミノ酸付加、またはアミノ酸欠失を包含する請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項75】
生物学的に活性な分子の血中半減期または循環時間を調節する1つ以上のアミノ酸置換、アミノ酸付加、またはアミノ酸欠失を包含する請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項76】
hPPポリペプチドまたはhAポリペプチドにおいて天然に生じる1つ以上のアミノ酸のあらゆるものに対して非天然にコードされるアミノ酸を置換することを包含する、生物学的に活性な分子の免疫原性を調節する方法。
【請求項1】
1つ以上の非天然にコードされるアミノ酸を包含するhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項2】
1つ以上の転写後修飾を包含する請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項3】
リンカー、重合体または生物学的に活性な分子に対して連結されている請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項4】
水溶性重合体に対して連結されている請求項3に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項5】
二機能性重合体、多機能性重合体、二機能性リンカー、多機能性リンカーまたは少なくとも1つの生物学的に活性な分子に対して連結されている請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項6】
上記リンカーまたは重合体が、第2のポリペプチドに対して連結されている請求項5に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項7】
上記第2のポリペプチドが、生物学的に活性な分子である請求項6に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項8】
上記水溶性重合体が、ポリ(エチレングリコール)部分を包含する請求項4に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項9】
上記水溶性重合体が、上記hPPポリペプチドまたはhAポリペプチドに存在する非天然にコードされるアミノ酸に対して連結されている請求項4に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項10】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、配列番号1に由来する17、34、55、5658、60、81、82、86、92、94、111、114、116、119、129、170、172、173、276、277、280、297、300、301、313、317、321、362、363、364、365、368、375、397、439、442、495、498、500、501、505、515、538、541、542、560、562、564、574、581番目の残基からなる群から選択される位置において置換される請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項12】
上記hPPまたはhAの少なくとも1つの生物学的な活性を調節する1つ以上のアミノ酸置換、アミノ酸付加またはアミノ酸欠失を包含する請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項13】
上記hPPポリペプチドまたはhAポリペプチドの安定性または可溶性を増強する1つ以上のアミノ酸置換、アミノ酸付加またはアミノ酸欠失を包含する請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項14】
組み換え宿主細胞におけるか、またはインビトロにおいて合成される、上記hPPポリペプチドの発現を増強する1つ以上のアミノ酸置換、アミノ酸付加またはアミノ酸欠失を包含する請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項15】
上記hPPポリペプチドまたはhAポリペプチドのプロテアーゼ耐性を増強する1つ以上のアミノ酸置換、アミノ酸付加またはアミノ酸欠失を包含する請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項16】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、ポリペプチドにおける20の通常のアミノ酸のあらゆるものに対して他方において非反応性であるリンカー、重合体または生物学的に活性な分子に対して、反応性である請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項17】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、カルボニル基、アミノオキシ基、ヒドラジン基、ヒドラジド基、セミカルバジド基、アジド基、またはアルキン基を包含する請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項18】
上記非天然アミノ酸が、カルボニル基を包含する請求項17に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項19】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、構造:
【化1】
(ここで、nは0−10であり;R1はアルキル、アリール、置換アルキル、または置換アリールであり;R2はH、アルキル、アリール、置換アルキル、および置換アリールであり;かつR3はH、アミノ酸、ポリペプチド、またはアミノ末端修飾基であり、かつR4はH、アミノ酸、ポリペプチド、またはカルボキシ末端修飾基である)
を有する請求項18に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項20】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、アミノオキシ基を包含する請求項18に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項21】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、ヒドラジド基を包含する請求項18に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項22】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、ヒドラジン基を包含する請求項18に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項23】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、セミカルバジド基を包含する請求項18に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項24】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、アジド基を包含する請求項18に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項25】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、構造:
【化2】
(ここで、nは0−10であり;R1はアルキル、アリール、置換アルキル、または置換アリールであるか、または存在せず;XはO、N、またはSであるか、または存在せず;mは0−10であり;R2はH、アミノ酸、ポリペプチド、またはアミノ末端修飾基であり、かつR3はH、アミノ酸、ポリペプチド、またはカルボキシ末端修飾基である)
を有する請求項24に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項26】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、アルキレン基を包含する請求項18に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項27】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、構造:
【化3】
(ここで、nは0−10であり;R1はアルキル、アリール、置換アルキル、または置換アリールであり;XはO、N、またはSであるか、または存在せず;mは0−10であり;R2はH、アミノ酸、ポリペプチド、またはアミノ末端修飾基であり、かつR3はH、アミノ酸、ポリペプチド、またはカルボキシ末端修飾基である)
を有する請求項26に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項28】
上記水溶性重合体が、約0.1kDaから約100kDaの間の分子量を有する請求項4に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項29】
上記水溶性重合体が、約0.1kDaから約50kDaの間の分子量を有する請求項28に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項30】
カルボニル含有アミノ酸を包含するhPPポリペプチドまたはhAポリペプチドを、アミノオキシ基、ヒドラジン基、ヒドラジド基またはセミカルバジド基を包含する水溶性重合体と反応させることによって作製される請求項4に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項31】
上記アミノオキシ基、ヒドラジン基、ヒドラジド基またはセミカルバジド基が、アミド結合を介して上記水溶性重合体に対して連結されている請求項30に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項32】
アミノオキシ基、ヒドラジン基、ヒドラジド基またはセミカルバジド基を包含する非天然にコードされるアミノ酸を包含する、ポリペプチドと、カルボニル基を包含する水溶性重合体を反応させることによって作製される請求項4に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項33】
アルキレン含有アミノ酸を包含するhPPポリペプチドまたはhAポリペプチドを、アジド部分を包含する水溶性重合体と反応させることによって作製される請求項4に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項34】
アジド含有アミノ酸を包含するhPPポリペプチドまたはhAポリペプチドを、アルキレン部分を包含する水溶性重合体と反応させることによって作製される請求項4に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項35】
上記アジド基またはアルキレン基が、アミド結合を介して水溶性重合体に対して連結される請求項18に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項36】
上記水溶性重合体が、分枝状の重合体または多腕を有する重合体である請求項4に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項37】
上記水溶性重合体の分枝のそれぞれが、約1kDaから約100kDaの間の分子量を有する請求項48に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項38】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、サッカライド部分を包含する請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド、
【請求項39】
上記リンカー、重合体、または生物学的に活性な分子が、サッカライド部分を介して上記ポリペプチドに対して連結されている請求項3に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項40】
アンバーコドン、オーカーコドン、オパールコドン、ユニークコドン(unique codon)、レアコドン(rare codon)および4塩基コドンからなる群から選択されるセレクターコドンを包含し、配列番号1に示されるアミノ酸配列をコードする単離されたポリヌクレオチド分子。
【請求項41】
非天然にコードされるアミノ酸を包含する単離したhPPポリペプチドまたはhAポリペプチドを、上記非天然にコードされるアミノ酸と反応する部分を包含するリンカー、重合体、または生物学的に活性な分子と接触させることを包含する、請求項3に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチドを作製する方法。
【請求項42】
上記重合体が、水溶性重合体およびポリ(エチレングリコール)からなる群から選択される部分を包含する請求項41に記載の方法。
【請求項43】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、カルボニル基、アミノオキシ基、ヒドラジド基、ヒドラジン基、セミカルバジド基、アジド基、またはアルキン基を包含する請求項41に記載の方法。
【請求項44】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、カルボニル部分を包含し、かつ上記リンカー、重合体、または生物学的に活性な分子が、アミノオキシ部分、ヒドラジン部分、ヒドラジド部分、またはセミカルバジド部分を包含する請求項41に記載の方法。
【請求項45】
上記アミノオキシ部分、ヒドラジン部分、ヒドラジド部分、またはセミカルバジド部分が、アミド結合を介して上記リンカー、重合体、または生物学的に活性な分子に対して連結されている請求項44に記載の方法。
【請求項46】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、アルキン部分を包含し、かつ上記リンカー、重合体、または生物学的に活性な分子が、アジド部分を包含する請求項41に記載の方法。
【請求項47】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、アジド部分を包含し、かつ上記リンカー、重合体、または生物学的に活性な分子が、アルキン部分を包含する請求項41に記載の方法。
【請求項48】
上記アジド部分またはアルキン部分が、アミド結合を介して上記リンカー、重合体、または生物学的に活性な分子に対して連結される請求項42に記載の方法。
【請求項49】
上記ポリ(エチレングリコール)部分が、約0.1kDaから約100kDaの間の平均分子量を有する請求項42に記載の方法。
【請求項50】
上記ポリ(エチレングリコール)部分が、分枝状の重合体または多腕を有する重合体である請求項42記載の方法。
【請求項51】
請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド、ならびに薬学的に受容可能な担体を包含する組成物。
【請求項52】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、水溶性重合体に対して連結されている請求項51に記載の組成物。
【請求項53】
請求項51に記載の組成物の薬学的有効量を患者に投与することを包含するhPPポリペプチドまたはhAポリペプチドによって調節される疾患にかかっている患者を処置する方法。
【請求項54】
請求項40に記載の核酸分子を包含する細胞。
【請求項55】
直交tRNAシンセターゼまたは直交tRNAを包含する請求項54に記載の細胞。
【請求項56】
セレクターコドンを含みかつhPPポリペプチドもしくはhAポリペプチドをコードするポリヌクレオチドもしくは複数のポリヌクレオチド、直交RNAシンセターゼおよびに直交tRNAを含む細胞を、非天然にコードされるアミノ酸を包含するhPPポリペプチドまたはhAポリペプチドの発現を許容する条件において培養すること;ならびに上記hPPポリペプチドまたはhAポリペプチドを精製することを、包含する非天然にコードされるアミノ酸を包含するhPPポリペプチドまたはhAポリペプチドを作製する方法。
【請求項57】
hPPポリペプチドまたはhAポリペプチドにおいて1つ以上の天然に生じるアミノ酸のあらゆるものに対して、1つ以上の非天然にコードされるアミノ酸を置換することを包含する、hPPポリペプチドまたはhAポリペプチドの血中半減期または循環時間を調節する方法。
【請求項58】
セレクターコドンを包含しかつ配列番号1に示される配列を有するポリヌクレオチドによってコードされ、かつ少なくとも1つの非天然にコードされるアミノ酸を包含するhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項59】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、リンカー、重合体、水溶性重合体、または生物学的に活性な分子に対して連結されている請求項58に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項60】
上記水溶性重合体が、ポリ(エチレングリコール)部分を包含する請求項59に記載の方法。
【請求項61】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、配列番号1に由来する17、34、55、5658、60、81、82、86、92、94、111、114、116、119、129、170、172、173、276、277、280、297、300、301、313、317、321、362、363、364、365、368、375、397、439、442、495、498、500、501、505、515、538、541、542、560、562、564、574、581番目の残基、およびあらゆるこれらの組み合わせからなる群から選択される位置において置換されている請求項58に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項62】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、カルボニル基、アミノオキシ基、ヒドラジド基、ヒドラジン基、セミカルバジド基、アジド基、またはアルキン基を包含する請求項58に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項63】
上記ポリ(エチレングリコール)部分が、約0.1kDaから約100kDaの間の分子量を有する請求項60に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項64】
上記ポリ(エチレングリコール)部分が、分枝状の重合体または多腕を有する重合体である請求項60に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項65】
上記ポリ(エチレングリコール)部分が、約1kDaから約100kDaの間の分子量を有する請求項64に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項66】
請求項58に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド、ならびに薬学的に受容可能な担体を包含する組成物。
【請求項67】
組み換え宿主細胞におけるhPPポリペプチドまたはhAポリペプチドの発現を増強する、1つ以上のアミノ酸置換、アミノ酸付加またはアミノ酸欠失を包含するhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項68】
小さな有機分子、化学合成ペプチド、リボソーム合成ポリペプチド、重合体およびリンカーからなる群から選択される分子に対して結合される1つ以上の非天然にコードされるアミノ酸を包含する、hPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項69】
上記hPPポリペプチドまたはhAポリペプチドに対する単一のアミノ酸における共有結合によって連結される水溶性重合体を包含する、HPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項70】
上記水溶性重合体がポリ(エチレングリコール)部分を包含する請求項69に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項71】
上記水溶性重合体に対して共有結合的に連結されている上記アミノ酸が、非天然にコードされるアミノ酸である請求項69に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項72】
上記非天然にコードされるアミノ酸が、配列番号1に対応する17、34、55、5658、60、81、82、86、92、94、111、114、116、119、129、170、172、173、276、277、280、297、300、301、313、317、321、362、363、364、365、368、375、397、439、442、495、498、500、501、505、515、538、541、542、560、562、564、574、581番目の残基からなる群から選択される位置において置換される請求項71に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項73】
ポリペプチド内にリボソーム的に組み込まれた非天然にコードされるアミノ酸の官能基を介して、ポリペプチドに付着される少なくとも1つのリンカー、重合体または生物学的に活性な分子を包含する、hPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項74】
hPPポリペプチドまたはhAポリペプチドの免疫原性を調節する1つ以上のアミノ酸置換、アミノ酸付加、またはアミノ酸欠失を包含する請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項75】
生物学的に活性な分子の血中半減期または循環時間を調節する1つ以上のアミノ酸置換、アミノ酸付加、またはアミノ酸欠失を包含する請求項1に記載のhPPポリペプチドまたはhAポリペプチド。
【請求項76】
hPPポリペプチドまたはhAポリペプチドにおいて天然に生じる1つ以上のアミノ酸のあらゆるものに対して非天然にコードされるアミノ酸を置換することを包含する、生物学的に活性な分子の免疫原性を調節する方法。
【図1A】
【図1B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図8D】
【図9A】
【図9B】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図11】
【図12】
【図13A】
【図13B】
【図1B】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図8D】
【図9A】
【図9B】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図11】
【図12】
【図13A】
【図13B】
【公表番号】特表2010−502218(P2010−502218A)
【公表日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−527426(P2009−527426)
【出願日】平成19年9月7日(2007.9.7)
【国際出願番号】PCT/US2007/019528
【国際公開番号】WO2008/030558
【国際公開日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【出願人】(508048481)アンブルックス,インコーポレイテッド (22)
【氏名又は名称原語表記】Ambrx,Inc.
【住所又は居所原語表記】10975 North Torrey Pines Road,Suite 100,La Jolla,California 92037,United States of America
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年9月7日(2007.9.7)
【国際出願番号】PCT/US2007/019528
【国際公開番号】WO2008/030558
【国際公開日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【出願人】(508048481)アンブルックス,インコーポレイテッド (22)
【氏名又は名称原語表記】Ambrx,Inc.
【住所又は居所原語表記】10975 North Torrey Pines Road,Suite 100,La Jolla,California 92037,United States of America
【Fターム(参考)】
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