説明

個人ウェブページでの地理情報提供方法及びシステム

【課題】個人ウェブページでの地理情報提供システム及び方法を提供する。
【解決手段】移動通信端末機からユーザの位置に関するGPS座標情報及び付加情報を保存するGPS情報保存部、マップデータを保存するマップデータ保存部、GPS座標情報をマップデータに相応する座標情報に変換する座標変換部、周辺地域のマップデータをロードするマップデータローディング部、照会要請されたGPS座標情報に相応する位置をユーザが識別できる形態でロードされたマップに表示するために臨時レイヤーを生成し、照会要請されたGPS座標情報に相応する位置を表示するための制御情報を提供する臨時レイヤー生成制御部、を含む。移動通信端末機には、所定操作によりユーザの現在位置に相応するGPS座標情報を計算し、所定操作によって作成される付加情報と一緒に伝送するためのアプリケーションが設置される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、個人ウェブページでの地理情報提供方法及びシステムに係り、より詳細には、特定場所の位置情報を容易に保存し、これを個人ウェブページを介して確認することができる方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
GIS技術及びネットワーク通信技術の発達に伴い、特定地域のマップデータ及び特定場所に移動するための経路情報サービスがインターネットポータルサイト及び地理情報サイトから提供されている。
【0003】
インターネットによる地理情報サービスは、ユーザーの選択した地域に関するマップ情報を提供し、出発地から到着地までの経路を提供する経路情報サービスを提供するのが一般的だった。
【0004】
このような地理情報サービスは、ユーザーが特定場所の位置を探し、これに対する経路を提供するのには有用であるが、ユーザーが特定場所の位置を保存したり、特定場所の位置を他のユーザーに知らせるのには活用し難いという不具合があった。
【0005】
要するに、既存の地理情報サービスは、汎用的な地理情報しか提供できず、ユーザー一人一人に特化した地理情報サービスを提供するには足りない側面があった。ユーザーは、マップに登録されていない場所も地図上に保存できるような機能を要求しており、さらには、保存された情報を他のユーザーと共有できる機能を要求しているが、既存の地理情報サービスはこのような要求を満たすことができなかった。
【0006】
なお、既存の地理情報サービスでは、地図上に特定位置をユーザーが表示することはできるが、これは、極めて面倒で、手作業による表示であり不正確な問題点もあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記の従来技術の問題点を解決するためのもので、ユーザーの訪問した場所に関する位置情報を地図上に容易に保存することができる個人ウェブページでの地理情報提供システム及び方法を提供する。
【0008】
本発明は、移動通信端末機と連係し、ユーザーの訪問している場所の位置情報を実時間で個人ウェブページの掲示物の形態で保存することによって、位置情報を保存したユーザーはもちろん、他のユーザーも位置情報を共有できる個人ウェブページでの地理情報提供システム及び方法を提供する。
【0009】
本発明は、ユーザーの訪問した場所に関する位置情報と共に、当該位置と関連した写真、動画、テキストのような付加情報を容易に保存することができ、保存された位置情報を付加情報と共に照会できる個人ウェブページでの地理情報提供システム及び方法を提供する。
【0010】
それ以外の本発明の目的は、下記の説明から容易に分かることができる。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記の目的を達成するために、本発明の一側面によれば、個人ウェブページでの地理情報提供システムが提供される。
【0012】
本発明の一実施例による個人ウェブページでの地理情報提供システムは、移動通信端末機からユーザーの位置に関するGPS座標情報及び付加情報を受信して、前記GPS座標情報及び前記付加情報を蓄積して保存するGPS情報保存部と、マップデータを保存するマップデータ保存部と、前記蓄積して保存された、過去のGPS座標情報及び付加情報の照会要請を受信すると、GPS座標情報を前記マップデータ保存部のマップデータに相応する座標情報に変換する座標変換部と、変換された座標情報に基づいて周辺地域のマップデータをロードするマップデータローディング部と、前記照会要請されたGPS座標情報に相応する位置をユーザーが識別できる形態でロードされたマップに表示するために臨時レイヤーを生成し、前記照会要請されたGPS座標情報に相応する位置を表示するための制御情報を提供する臨時レイヤー生成制御部と、を含み、前記照会要請されたGPS座標情報に相応する位置を表示するためのポリゴンオブジェクトが動的に生成され、前記制御情報に相応して前記ポリゴンオブジェクトが前記臨時レイヤーの形態で前記ロードされたマップに表示されることができる。
【0013】
移動通信網または無線インターネットを経由して前記GPS座標情報及び付加情報を伝送する前記移動通信端末機には、ユーザーによって前記移動通信端末機に対する所定の操作が行われる場合、ユーザーの現在位置に相応するGPS座標情報を計算し、前記所定の操作によって作成される付加情報と一緒に伝送するためのアプリケーションが設置されることができる。
【0014】
前記付加情報は、ユーザーが入力したテキスト情報、イメージ情報及び動画情報のうち一つ以上を含むことができる。
【0015】
前記移動通信端末機から伝送するGPS座標情報及び付加情報を含むパケットには、ユーザー識別情報が含まれており、前記GPS情報保存部は、ユーザー識別情報に基づいてGPS座標情報を伝送したユーザーを判断し、該当のユーザーのあらかじめ設定された掲示板カテゴリーに提供されたGPS座標情報及び付加情報を掲示物の形態で保存することができる。
【0016】
前記掲示物の形態で保存されたGPS座標情報及び付加情報は他のユーザーと共有されることができる。
【0017】
前記マップデータ保存部のマップデータに相応する座標情報は、GIS座標情報である。
【0018】
上記個人ウェブページでの地理情報提供システムは、複数の位置に相応する経路情報を計算して提供する経路計算部をさらに含むことができる。ここで、GPS座標情報を保存する複数の掲示物が選択された場合、前記マップデータローディング部は、複数のGPS座標情報に相応する位置を包括できるマップデータを前記マップデータ保存部からロードし、前記経路計算部は、前記ロードされたマップデータに表示された複数の位置に対する経路情報を計算して提供することができる。
【0019】
前記個人ウェブページは、ブログウェブページ及び個人ホームページを含むことができる。
【0020】
前記ポリゴンオブジェクトは、個人ウェブページのサーバーで或いはスクリプトにより動的に生成され、照会要請をしたユーザークライアントに提供されることができる。或いは、前記ポリゴンオブジェクトは、照会要請をしたユーザークライアントにあらかじめ設置されたアプリケーションにより動的に生成されることができる。
さらに、前記ポリゴンオブジェクトを、ロードされたマップデータの地図上に表示するために臨時レイヤーが生成され、前記臨時レイヤーが前記ロードされたマップデータの地図レイヤーに重畳されることによって、前記ポリゴンオブジェクトが表示されることができる。
【0021】
本発明の他の実施例による個人ウェブページでの地理情報提供システムは、移動通信端末機からGPS座標情報及び付加情報を受信し、掲示物の形態で保存する個人ウェブページサーバーを含むことができる。ここで、前記個人ウェブページサーバーは、前記掲示物の形態で保存されたGPS座標情報及び付加情報の照会要請を受信すると、前記GPS座標情報に相応する位置を含むマップデータをロードし、前記ロードされたマップに前記GPS座標情報に相応する位置をユーザーが識別できる形態で表示したマップ情報を前記付加情報と一緒に提供することができる。
【0022】
移動通信網または無線インターネット網を介して前記GPS座標情報及び付加情報を伝送する前記移動通信端末機には、ユーザーの要請によってユーザーの位置に相応するGPS座標情報を計算し、付加情報と一緒に前記個人ウェブページサーバーに伝送するためのアプリケーションが設置されることができる。 前記個人ウェブページサーバーは、GPS座標情報及び付加情報の照会要請を受信すると、GPS座標情報を外部マップデータベースのマップに相応する座標情報に変換し、変換された座標情報に基づいて周辺地域のマップデータをロードすることができる。
【0023】
GPS座標情報を保存する複数の掲示物が選択された場合、前記個人ウェブページサーバーは、複数のGPS座標情報に相応する位置を包括できるマップデータを外部マップデータベースからロードし、複数の位置に対する経路情報を計算して提供することができる。
【0024】
本発明の他の側面によれば、個人ウェブページでの地理情報提供方法が提供されることができる。
【0025】
本発明の一実施例による個人ウェブページでの地理情報提供方法は、(a)移動通信端末機からGPS座標情報及び付加情報を受信して保存する段階と、(b)前記保存されたGPS座標情報及び付加情報に対する照会要請を受けた場合、前記GPS座標情報に相応する位置を含むマップデータをロードする段階と、(c)GPS座標情報に相応する位置を、前記段階(b)でロードされたマップデータに表示するためにポリゴンオブジェクトを生成する段階と、(d)前記生成されたポリゴンオブジェクトを臨時レイヤーを通じて表示するための制御情報を提供する段階と、を含むことができる。
【0026】
前記移動通信端末機から伝送するGPS座標情報及び付加情報を含むパケットには、ユーザー識別情報が含まれており、前記段階(a)は、ユーザー識別情報に基づいてGPS座標情報を伝送したユーザーを判断し、該当のユーザーのあらかじめ設定された掲示板カテゴリーに提供されたGPS座標情報及び付加情報を掲示物の形態で保存することができる。
【0027】
前記段階(b)は、GPS座標情報を前記マップデータに相応する座標情報に変換する段階と、変換された座標情報に基づいて周辺地域のマップデータをロードする段階と、を含むことができる。
【0028】
GPS座標情報を保存する複数の掲示物が選択された場合、複数のGPS座標情報に相応する位置を包括できるマップデータをロードし、複数の位置に対する経路情報を計算して提供する段階をさらに含むことができる。
【0029】
前記付加情報は、ユーザーが入力したテキスト情報、イメージ情報及び動画情報のうち一つ以上を含むことができる。
【0030】
上記した個人ウェブページでの地理情報提供方法は、プログラムで具現されることができ、本発明は、前記プログラムが記録された記録媒体を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
上記の目的、特徴及び長所は、添付の図面に基づく下記の詳細な説明から明確になる。
【0032】
本発明は、様々な変更を加え、様々な実施例が得られるので、以下では、特定の実施例を図面に例示し、その詳細について説明する。ただし、下記の実施例は、本発明を特定の形態に限定するためのものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるあらゆる変更、均等物または代替物はいずれも本発明に含まれるものとして理解すべきである。なお、下記の説明において、関連する公知の技術についての具体的な説明が、本発明の要旨を曖昧にすると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。
【0033】
“第1”及び“第2”などの用語は、様々な構成要素を説明するのに使われることができるが、これらの用語によって構成要素が限定されることはない。これらの用語は、単に、ある構成要素を他の構成要素から区別する目的にのみ使用することができる。例えば、本発明の権利範囲を逸脱しない限度内で、第1構成要素は第2構成要素と命名されることができ、同様に、第2構成要素も第1構成要素と命名されることができる。“及び/または”という用語は、複数の記載された関連項目の組み合わせまたは複数の記載された関連項目のいずれかの項目を含む。
【0034】
ある構成要素が他の構成要素に“連結されている”または“接続されている”と言及された時には、該当の他の構成要素に直接的に連結されていたり、または接続されている場合の他にも、中間に他の構成要素が存在する場合も含まれるものとして理解すべきである。一方、ある構成要素が他の構成要素に“直接連結されている”または“直接接続されている”と言及された時には、中間に他の構成要素が存在しないものと理解すべきである。
【0035】
本出願で使用した用語は、単に、特定の実施例を説明するためのもので、本発明を限定するためのものではない。なお、単数の表現は、文脈上、明白に別途に言及しない限り、複数の表現をも含む。本出願でいう“含む”または“有する”などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在するということを示すためのもので、1つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものの存在または付加可能性をあらかじめ排除するものではない。
【0036】
別に定義されない限り、技術的または科学的な用語を含め、ここで用いられる全ての用語は、本発明の属する技術分野における通常の知識を持つ者が一般的に理解できるものと同じ意味を有している。一般的に使われる辞書に定義されているような用語は、関連技術の文脈上で一致する意味を有するように解釈されるべきであり、本出願で明白に定義しない限り、理想的にまたは過度に形式的な意味として解釈されてはいけない。
【0037】
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。ただし、同一の構成要素には同一の参照番号を付し、その重複説明は省略するものとする。
【0038】
図1は、本発明の一実施例による個人ウェブページでの地理情報提供システムの構成を示す図である。
【0039】
図1を参照すると、本発明の一実施例による個人ウェブページでの地理情報提供システムは、個人ウェブページサーバー104が、ゲートウェイ102を介して移動通信システム100と連結されることができ、マップデータベース106をさらに含むことができる。
【0040】
本発明は、ユーザーの位置している場所に関する座標情報を、個人ウェブページに保存し、これを他のユーザーと共有する方法及びシステムに関するものである。
【0041】
ユーザーが旅行または他の目的で特定場所を訪問する場合、今までは該当の場所の正確な位置を記録として残す手段がなかった。そこで、本発明は、このようにユーザーの訪問した場所に関する情報を個人ウェブページに保存し、保存された情報を個人ウェブページを介して閲覧できるようにする方法及びシステムを提案する。
【0042】
図1で、移動通信システム100は、ユーザーの移動通信端末機108から、ユーザーの位置している場所のGPS座標情報を受信する機能を果たす。ユーザーの移動通信端末機108は、GPSサービスのためのモジュールを具備しており、ユーザーが現在位置情報伝送を要請する場合、GPS衛星との通信を介して、現在位置している場所のGPS座標情報を移動通信システム100に伝送する。移動通信端末機108には、現在の座標情報を移動通信システムに伝送するためのメニューまたはホットキーが予め備えられている。
【0043】
移動通信端末機108は、移動通信システムと通信可能な携帯電話を含め、PDA等のような携帯用端末機であればいずれも使用可能である。
【0044】
移動通信端末機108には、現在位置に関するGPS座標情報を抽出し伝送するためのGPSアプリケーションが設置(インストール)されることができ、ユーザーは、上記ホットキーまたはGPS座標伝送のための移動通信端末機のメニューを用いてGPS座標伝送を要請でき、このユーザーの要請に応答して移動通信端末機108は、現在位置のGPS座標情報を移動通信網を介して移動通信システム100に伝送する。
【0045】
本発明の実施例によれば、ユーザーが現在位置している場所のGPS座標情報だけでなく、その他の付加情報が一緒に移動通信システム100に伝送されてもよい。例えば、ユーザーは、GPS座標情報と一緒に、場所についての説明のようなテキスト情報をさらに伝送でき、移動通信システムは、GPS座標情報とテキスト情報とを移動通信網を介して共に受信する。
【0046】
付加情報には、テキスト情報だけでなく、写真、動画のようなマルチメディア情報も含まれることができる。例えば、ユーザーは、現在場所と関連して撮影した写真または動画をGPS座標情報と一緒に伝送でき、移動通信システム100はこのようなマルチメディア情報を移動通信網を介して受信する。
【0047】
本発明の他の実施例によれば、予め設定されたイベント発生時に、移動通信端末機108に設置されたGPSアプリケーションは、現在位置に関するGPS座標情報を抽出して保存する。例えば、移動通信端末機のGPSアプリケーションは、ユーザーが移動通信端末機を用いて写真を撮影する際に、自動的にGPS座標情報を保存する。このとき、ユーザーが撮影した写真データとGPS座標情報は互いに関連付けで保存されることができる。ユーザーは、時間が経過した後、当該保存されたGPS座標情報及び写真データを伝送でき、移動通信システム100はGPS座標情報及び写真データを受信する。
【0048】
移動通信システムは、受信したGPS座標情報及び付加情報をゲートウェイ102を介してインターネット網の個人ウェブページサーバー104に伝送する。ここで、ゲートウェイ102は、移動通信網のプロトコルパケットをインターネット網のプロトコルパケットに変換する機能を果たす。
【0049】
個人ウェブページサーバー104は、移動通信システムから受信したGPS座標情報及び付加情報を、掲示物の形態で保存する。個人ウェブページサーバー104は、ブログサーバー、個人ホームページサーバーなどのように、個人情報を保存して共有できる機能を提供するいずれの種類のサーバーも含むことができる。
【0050】
例えば、個人ウェブページサーバー104がブログ(Blog)サーバーである場合、個人ウェブページサーバー104は、地図情報を保存する掲示板領域に、受信したGPS座標及び付加情報を保存することができる。GPS座標情報及び付加情報が保存される掲示板領域は、予め設定されており、GPS座標情報及び付加情報の受信時に、該当の掲示板の掲示物として該受信した情報が保存される。
【0051】
個人ウェブページサーバー104は、掲示物として保存されたGPS座標情報及び付加情報の照会をユーザーが要請する場合、該当のGPS座標に相応する位置が表示された地図情報を提供する。GPS座標位置の表示された地図を提供するために、個人ウェブページサーバー104は、地図情報を提供できるGISエンジンを備えており、マップデータベース106から表示するGPS座標位置と関連した地図情報をロードし、ユーザーに提供する。もちろん、個人ウェブページサーバー104がGISエンジンを備えず、GIS地図情報を提供するサーバーと連動して、GPS座標位置の表示された地図をユーザーに提供してもよい。また、地図データをディスプレイするために、ユーザークライアントには、GIS地図データをディスプレイするためのアプリケーションが設置される。本発明の一実施例によれば、GIS地図データをディスプレイするためのアプリケーションは、アクティブエックスコントロール(Active X Control)の形態でユーザークライアントに設置されることができる。
【0052】
個人ウェブページサーバー104から提供するGPS座標位置が表示された地図がディスプレイされるウェブページには、ユーザーがGPS座標伝送時に一緒に伝送した付加情報が共にディスプレイされる。
【0053】
したがって、GPS座標情報を伝送したユーザー及び当該ユーザーの個人ウェブページを訪問した他のユーザーは、GPS座標情報を保存する掲示物照会を要請する場合、該当のGPS座標位置の表示された地図情報及び付加情報を確認することができる。
【0054】
上記では、個人ウェブページサーバー104が、GPS座標情報を受信したのち掲示物の形態として保存する機能と、保存されたGPS座標情報が表示される地図及び付加情報を提供する機能をいずれも行う場合を説明した。しかし、このような個人ウェブページサーバー104の機能は、複数のサーバーが分担して実施してもよいという点は当業者にとって自明である。
【0055】
上記のような本発明の一実施例による地図情報サービスシステムは、ユーザーの訪問している場所に関する位置情報を容易に地図上に保存することができるという長所がある。従来、ユーザーは、通常の地図情報サービスを介して訪問しようとする場所の位置情報または経路情報を受信できるだけで、特定場所を地図上に保存することはできなかった。しかし、本発明によれば、簡単な端末機操作だけで訪問している場所の位置情報を地図上に保存することができ、さらには、位置情報と一緒に付加情報を保存することも可能である。また、位置情報及び付加情報は、個人ウェブページに掲示物の形態で保存されるので、他のユーザーと位置情報及び付加情報を共有することができるというメリットがある。
【0056】
図2は、本発明の他の実施例による個人ウェブページでの地理情報提供システムの構成を示す図である。
【0057】
図2は、ユーザーが移動通信端末機を介して伝送するGPS座標情報及び付加情報が、移動通信網ではなく無線インターネット網を介して伝送される場合のシステムを示す図である。
【0058】
図2に示すように、移動通信端末機204は、移動通信網を経由せずにインターネット網に直接接続し、GPS座標情報及び付加情報を伝送してもよい。このとき、移動通信端末機204には、GPS座標情報及び付加情報をユーザーの要請に応じて個人ウェブページサーバー200に伝送するアプリケーションが設置されており、ユーザーの要請を迅速に処理するためのホットキーが、移動通信端末機に備えられてもよい。
【0059】
移動通信端末機204は、周辺のAP(Access Point)などへ無線でGPS座標情報及び付加情報を伝送でき、伝送されたGPS座標情報及び付加情報は、インターネット網を介して個人ウェブページサーバー200に伝送される。
【0060】
図2の実施例は、図1と比較し、移動通信端末機204からGPS座標情報及び付加情報を伝送する方法のみ異なり、個人ウェブページサーバー200及びマップデータベース202の動作は、図1と同一である。
【0061】
図3は、本発明の一実施例による個人ウェブページでの地理情報提供方法の全体的な流れを示すフローチャートである。
【0062】
図3を参照すると、まず、個人ウェブページサーバーは、ユーザーの移動通信端末機からユーザーの伝送したGPS座標情報及び付加情報を受信する(ステップ300)。前述の如く、GPS座標情報及び付加情報は、移動通信網を介して受信してもよく、無線インターネットを介して直接受信してもよい。GPS座標情報及び付加情報を伝送するパケットには、ユーザーの識別情報も含まれる。
【0063】
GPS座標情報及び付加情報を受信した個人ウェブページサーバーは、個人ウェブページの掲示物としてGPS座標及び付加情報を保存する(ステップ302)。個人ウェブページサーバーは、GPS座標情報及び付加情報を受信する場合、当該情報に対する掲示物IDを付与して掲示物の形態で保存する。個人ウェブページには様々なカテゴリーの掲示板が存在でき、GPS座標情報及び付加情報が保存される掲示板カテゴリーは、予め設定されている。例えば、地理情報を保存する掲示板が別に存在する場合、GPS座標情報及び付加情報は、地理情報掲示板の一つの掲示物として保存されることができる。掲示物の形態で保存されるので、掲示物タイトル、該当の掲示板における掲示物番号などが与えられる。掲示物タイトルは、ユーザーが入力した付加情報の中から抽出されることができ、付加情報がない場合、掲示物を送った時間などが掲示物タイトルに設定されてもよい。掲示物番号は、該当の掲示板に予め保存されている他の掲示物の番号と比較して順次に与えられる。
【0064】
このように掲示物の形態で保存されたGPS座標情報及び付加情報は、GPS情報を保存したユーザーはもちろん、他のユーザーによっても照会されることができる。個人ウェブページサーバーは、保存された掲示物に対して他のユーザーが照会要請をするか否かを判断する(ステップ304)。
【0065】
ユーザーの掲示物照会要請がある場合、個人ウェブページサーバーは、単に、保存されたGPS座標情報及び付加情報を提供するのではなく、GPS座標の位置が識別できる地図情報をユーザーに提供する。このため、個人ウェブページサーバーは、要請された掲示物に相応するGPS座標情報を含む地図を、マップデータベースからロードする(ステップ306)。前述の如く、個人ウェブページサーバーがマップデータをロードしてディスプレイできるGISモジュールを備えてもよく、地理情報を提供するサーバーと連動してもよい。
【0066】
マップデータがロードされると、ローディングされたマップデータにユーザーの伝送したGPS座標に相応する位置を表示した地図情報を、ユーザーに伝送する(ステップ308)。地図情報が表示されるウェブページには、ユーザーがGPS座標情報と一緒に伝送した付加情報も共に表示される。図3のような過程によって、GPS座標情報を伝送したユーザーは、自分が訪問した場所の正確な位置を、地図を介して容易に確認することができ、訪問した場所に関する位置情報を他のユーザーにも提供できる。また、付加情報を介して、訪問した場所に関する説明、写真、動画情報などが共に提供され、より様々な情報保存及び提供が可能になる。
【0067】
本発明の他の実施例によれば、一定区域に該当する複数のユーザーの付加情報を共に閲覧できるようにサービスが提供されてもよい。例えば、ユーザーが特定ユーザーの掲示物を選択する場合、当該掲示物のGPS座標を識別できる地図と付加情報の他に、当該掲示物のGPS座標と同一である、または、予め設定された範囲にいる他のユーザーの付加情報も共に照会できるメニューが提供されることができる。具体的に、選択した掲示物がソラク山のGPS座標である場合、選択した掲示物の付加情報の他、ソラク山のGPS座標に該当する他の掲示物情報が提供され、ユーザーは、提供された掲示物情報のうち一つを選択し、他のユーザーの付加情報を照会することができる。
【0068】
また、GPS座標情報を用いた検索により、様々なユーザーがアップロードした付加情報を照会することも可能である。例えば、ユーザーが検索窓に特定GPS座標を入力する場合、入力されたGPS座標と予め設定された範囲に在るGPS座標に該当する掲示物リストが提供され、ユーザーは、提供された掲示物のうち少なくとも一つを選択し、様々なユーザーの付加情報を照会できる。
【0069】
図4は、本発明の一実施例による個人ウェブページサーバーの構成を示すブロック図である。
【0070】
図4を参照すると、本発明の一実施例による個人ウェブページサーバーは、GPS情報保存部400、GPS座標変換部402、GIS地図ローディング部404、臨時レイヤー生成制御部406、経路計算部408及び掲示物管理部410を含むことができる。
【0071】
GPS情報保存部400は、ユーザーの移動通信端末機から伝送されるユーザーの現在位置に関するGPS座標情報及びこれと関連した付加情報を受信して保存する機能を果たす。GPS情報保存部400は、伝送されてくるパケットの識別子を用いて当該パケットがGPS座標情報を伝送するパケットであることを判断し、当該情報を掲示物の形態で保存する。前述の如く、GPS情報保存部400は、伝送されてくる情報を掲示物の形態で保存するために、掲示物IDを与え、予め設定された掲示板カテゴリーの掲示物として受信した情報を保存する。
【0072】
GPS座標変換部402は、ユーザーの掲示物照会要請時に、該当の掲示物として保存されたGPS座標情報を、GISマップにおける座標情報に変換する機能を果たす。すなわち、GPS座標に相応する位置をGISマップ上に表示するために、GPS座標をGIS座標に変換する過程が行われる。本発明の一実施例によれば、マッピングテーブルを用いてGPS座標をGIS座標に変換することができる。本発明の他の実施例によれば、GPSの緯度・経度情報を用いた所定の変換アルゴリズムによって変換が行われてもよい。座標変換は、既に公知の技術であるから、その詳細説明は省略する。
【0073】
GIS地図ローディング部404は、GPS座標変換部402により変換されたGIS座標を中心に周辺地域の地図をロードする機能を果たす。地図の縮尺及び範囲は、運営者の設定によって多様に変更されることができ、ユーザーの要請によって縮尺及び範囲を別にしてロードしてもよい。ロードされたGIS地図データは、ユーザークライアントに伝送される。
【0074】
臨時レイヤー生成制御部406は、GIS地図ローディング部404によりロードした地図上にユーザーにより伝送されたGPS座標に相応する位置を表示するための臨時レイヤーが、ユーザークライアントにディスプレイされる地図に生成されるように制御する機能を果たす。マップデータベースに保存されるマップデータは、建物、道などを表現するための様々な種類のポリゴンオブジェクトを保存しているが、ユーザーにより伝送された任意の位置及びこれを表示するためのポリゴンオブジェクトを全て保存しているわけではない。したがって、本発明の実施例によれば、ユーザーにより伝送されたGPS座標に相応する位置を地図上に表示するために、該当の位置を表示するポリゴンオブジェクトが動的に生成され、臨時レイヤーを通じて動的に生成されたポリゴンオブジェクトを表示するための制御情報を、ユーザークライアントに伝送し、このような制御情報は、臨時レイヤー生成制御部406により提供される。ポリゴンオブジェクトは、個人ウェブページサーバーで動的に生成され、ユーザークライアントに提供されてもよく、ウェブページのスクリプトまたは予め設置されたアプリケーションにより動的に生成されてもよく、生成されたポリゴンオブジェクトは、臨時レイヤー生成制御部406の制御情報に相応して表示された地図上に、臨時レイヤーの形態で表示される。
【0075】
経路計算部408は、一般的なGIS地図サービスで提供する経路情報を計算して提供する機能を果たす。上記の実施例では、ユーザーがあるGPS座標情報を伝送して掲示物として保存し、ユーザーが当該掲示物を選択した場合、GPS座標位置を地図上に表示する場合が説明された。しかし、ユーザーは、複数の掲示物を選択し、複数のGPS座標が一つの地図上に表示されるように要請することもできる。経路計算部408は、ユーザーが複数の掲示物を選択し、複数のGPS座標に相応する地点が地図に表示された場合、表示された地点間の経路を計算して提供する機能を果たす。経路の計算は、GISエンジンで行われる周知の技術であるから、その詳細説明は省略する。ユーザーが複数の掲示物を選択した場合、これを地図情報として提供する詳細な方法は、別の図面を用いて後述する。
【0076】
掲示物管理部410は、ユーザーの掲示物管理情報を受信して処理する機能を果たす。掲示物管理部410は、掲示物の削除・更新・生成のようなユーザーの要請情報を受信し、該当の要請情報を処理する。
【0077】
前述の如く、図4に示す個人ウェブページサーバーの複数の構成要素は、一つの個人ウェブページサーバーに全て備えられてもよく、複数のサーバーに分けて備えられてもよい。複数サーバーに分けて備えられる場合、複数サーバー間の通信を通じて本発明による地図情報サービスが提供されることができる。
【0078】
図5は、本発明の一実施例によるGPS座標情報及び付加情報が個人ウェブページサーバーに提供される過程を示すフローチャートである。
【0079】
図5を参照すると、ユーザーは、移動通信端末機を介して現在位置に相応するGPS座標情報の伝送を要請する(ステップ500)。ユーザーが現在位置に相応するGPS座標情報の伝送を要請する場合、移動通信端末機に設置されたアプリケーションは、GPS座標と共に伝送されるべき付加情報をユーザーが入力または選択できるようにする(ステップ502)。ユーザーは、付加情報として提供されるテキストを入力してもよく、移動通信端末機に保存された写真または動画を付加情報として選択してもよい。
【0080】
ユーザーの付加情報入力/選択が完了すると、移動通信端末機のGPSモジュールは、GPS衛星との通信を介してユーザーの現在位置に相応するGPS座標情報を計算する。なお、図5では、ステップ502及びステップ504が順次に行われるものとされているが、これらの過程は、独立して行ってもよく、その順序を変えて行ってもよいという点は、当業者にとって自明である。
【0081】
また、前述の如く、現在位置に関するGPS座標情報だけでなく、予め設定されたイベント発生時に自動的に保存されたGPS座標情報が、ユーザーの移動通信端末機から伝送されることができる。このとき、ユーザーは、既に保存されたGPS座標情報と付加情報を選択し、個人ウェブページサーバーへの伝送を要請する。
【0082】
ユーザーが入力または選択した付加情報及びGPS座標情報は、移動通信網または無線インターネット網のようなネットワークを介して個人ウェブページサーバーに伝送される(ステップ506)。当該付加情報及びGPS座標情報を含むパケットには、ユーザー識別を可能にする情報も含まれる。例えば、ユーザーの移動電話番号がユーザー識別情報として使われてもよく、個人ウェブページサーバーで認識可能なユーザーIDがパケットに含まれ、識別情報として使われてもよい。
【0083】
個人ウェブページサーバーは、パケットに含まれたユーザー識別情報を用いてどのユーザーによるパケット伝送かを判断し、GPS座標情報及び付加情報を掲示物の形態で保存するために掲示物IDを割り当てる(ステップ508)。
【0084】
個人ウェブページサーバーは、受信したGPS座標情報及び付加情報を、当該ユーザー識別情報によって判断されたユーザーの予め設定された掲示板カテゴリーに掲示物の形態で保存する(ステップ510)。
【0085】
図6は、本発明の一実施例による掲示物として保存されたGPS座標情報に相応する地図情報をユーザーに提供する過程を示すフローチャートである。
【0086】
図6を参照すると、ユーザーがGPS座標情報を保存している特定掲示物を選択し、照会を要請する場合(ステップ600)、個人ウェブページサーバーは、選択された掲示物に相応するGPS座標をGIS座標情報に変換する(ステップ602)。前述の如く、マッピングテーブルまたは所定のアルゴリズムによって座標変換作業が行わればよい。
【0087】
GIS座標への変換作業が完了すると、変換されたGIS座標周辺のマップデータがマップデータベースからロードされる(ステップ604)。
【0088】
マップデータがロードされた後、伝送されたGPS座標位置を地図に表示するためのポリゴンオブジェクトを生成する(ステップ606)。GPS座標位置を表示するためのポリゴンオブジェクトは、あらかじめ保存されていてもよく、動的に生成されてもよい。
【0089】
生成されたポリゴンオブジェクトを、ロードされた地図上に表示するために臨時レイヤーが生成され、生成されたオブジェクトを表示する臨時レイヤーは、ロードされた地図レイヤーに重畳される(ステップ608)。臨時レイヤーがロードされた地図レイヤーに重畳されることによって、伝送されたGPS座標位置に相応する地域にはポリゴンオブジェクトが表示され、ユーザーは伝送されたGPS座標地域に該当する位置を確認することが可能になる。
【0090】
図7は、本発明の一実施例によるGPS座標情報を保存する掲示物を複数個選択した時に、これに相応する地図情報をユーザーに提供する過程を示すフローチャートである。
【0091】
ユーザーは、旅行中に訪問した複数の場所に対するGPS座標情報を伝送でき、このような複数の場所に関する座標情報を一つの地図から見ることを要請することができる。例えば、ユーザーがカンウォン地域を旅行する場合、チュンチョン市、ウォンジュ市、ソラク山を順次に訪問し、それぞれの訪問位置でGPS座標情報を伝送したとき、図7は、ユーザーがチュンチョン市、ウォンジュ市、ソラク山に関する座標情報を一つの地図上に表示されるように要請する場合を示すフローチャートである。
【0092】
図7を参照すると、ユーザーは、GPS座標情報を保存する掲示物のうち、複数の掲示物を選択してそれらの照会を要請する(ステップ700)。
【0093】
複数の掲示物に対する照会要請情報を受信した個人ウェブページサーバーは、複数のGPS座標をそれぞれGIS座標に変換する(ステップ702)。座標変換が行われた後、複数のGIS座標を全て包括できるマップデータが、マップデータベースからロードされる(ステップ704)。例えば、チュンチョン市、ウォンジュ市、ソラク山に対するGPS座標を保存する掲示物を選択した場合、これらの地域を全て包括できる範囲の地図データがマップデータベースからロードされる。一つのGPS座標に相応するマップデータをロードする際とは違い、複数のGPS座標間の距離を考慮し、地図の縮尺及びロードする地図の範囲が動的に設定される。
【0094】
地図がロードされた後、図6のような過程により、複数のGPS座標地域を表示するポリゴンオブジェクトが生成され、これを臨時レイヤーを用いて表示する過程が行われる(ステップ706、708)。
【0095】
ユーザーが複数の掲示物を選択した場合、一つの掲示物を選択した場合とは違い、複数の地点に対する経路情報が提供されることができる。経路情報提供時には、複数の地点にどんな順序で経路情報が提供されるべきかが決定されなければならない。例えば、チュンチョン市→ウォンジュ市→ソラク山の順に経路情報が提供されるか、または、ウォンジュ市→ソラク山→チュンチョン市の順に経路情報が提供されるべきかが決定される必要がある。
【0096】
経路提供のために、複数の地点に対する順序情報は様々な方式で設定されることができる。例えば、ユーザーがGPS座標情報にアクセスした時間によって順序が設定されてもよく、掲示物を照会するユーザーが掲示物を選択した順序によって順序が設定されてもよく、掲示物番号によって順序が選択されてもよい。これに限定されず、他の様々な順序設定方法が可能であることは無論である。
【0097】
ユーザーが複数の地点に対する経路情報を要請した場合、複数の地点に対する経路を計算するための順序情報が判断される(ステップ712)。順序情報が判断されると、判断された順序情報に従って複数の地点に対する経路情報を提供する(ステップ714)。
【0098】
以上の図面と発明の詳細な説明は単に本発明を例示するためのもので、本発明の意味を限定したり、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するためのものではない。したがって、上記の説明から様々な変形及び均等な他の実施例が可能であるという点が、本技術分野における通常の知識を持つ者にとっては明らかである。したがって、本発明の真正な技術的保護範囲は、添付の特許請求の範囲による技術的思想によって定められるべきである。
【産業上の利用可能性】
【0099】
以上で説明した如く、本発明の実施例によれば、移動通信端末機を用いてユーザーの訪問した場所に関する位置情報を地図上に容易に保存することができ、移動通信端末機と連係してユーザーが訪問している場所の位置情報を実時間で個人ウェブページの掲示物の形態で保存することによって、位置情報を保存したユーザーだけでなく、他のユーザーも位置情報を共有することが可能になる。
【0100】
また、本発明の実施例によれば、ユーザーが訪問した場所に関する位置情報と一緒に当該位置と関連した写真、動画、テキストのような付加情報をさらに容易に保存することができ、保存された位置情報を付加情報と一緒に照会することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0101】
【図1】本発明の一実施例による個人ウェブページでの地理情報提供システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の他の実施例による個人ウェブページでの地理情報提供システムの構成を示す図である。
【図3】本発明の一実施例による個人ウェブページでの地理情報提供方法の全体的な流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例による個人ウェブページサーバーの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施例によるGPS座標情報及び付加情報が個人ウェブページサーバーに提供される過程を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施例による掲示物として保存されたGPS座標情報に相応する地図情報をユーザーに提供する過程を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施例によるGPS座標情報を保存する掲示物を複数個選択した時に、これに相応する地図情報をユーザーに提供する過程を示すフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動通信端末機からユーザーの現在位置に関するGPS座標情報及び付加情報を受信して、前記GPS座標情報及び前記付加情報を蓄積して保存するGPS情報保存部と、
マップデータを保存するマップデータ保存部と、
前記蓄積して保存された、過去のGPS座標情報及び付加情報の照会要請を受信すると、GPS座標情報を前記マップデータ保存部のマップデータに相応する座標情報に変換する座標変換部と、
変換された座標情報に基づいて周辺地域のマップデータをロードするマップデータローディング部と、
前記照会要請されたGPS座標情報に相応する位置をユーザーが識別できる形態でロードされたマップに表示するために臨時レイヤーを生成し、前記照会要請されたGPS座標情報に相応する位置を表示するための制御情報を提供する臨時レイヤー生成制御部と、を含み、
前記照会要請されたGPS座標情報に相応する位置を表示するためのポリゴンオブジェクトが動的に生成され、
前記制御情報に相応して前記ポリゴンオブジェクトが前記臨時レイヤーの形態で前記ロードされたマップに表示され、
移動通信網または無線インターネットを経由して前記GPS座標情報及び付加情報を伝送する前記移動通信端末機には、ユーザーによって前記移動通信端末機に対する所定の操作が行われる場合、ユーザーの現在位置に相応するGPS座標情報を計算し、前記所定の操作によって作成される付加情報と一緒に伝送するためのアプリケーションが設置されることを特徴とする、
個人ウェブページでの地理情報提供システム。
【請求項2】
前記付加情報は、ユーザーが入力したテキスト情報、イメージ情報及び動画情報のうち一つ以上を含み、
前記移動通信端末機から伝送するGPS座標情報及び付加情報を含むパケットには、ユーザー識別情報が含まれており、前記GPS情報保存部は、ユーザー識別情報に基づいてGPS座標情報を伝送したユーザーを判断し、該当のユーザーのあらかじめ設定された掲示板カテゴリーに提供されたGPS座標情報及び付加情報を掲示物の形態で保存することを特徴とする、
請求項1に記載の個人ウェブページでの地理情報提供システム。
【請求項3】
前記掲示物の形態で保存されたGPS座標情報及び付加情報は他のユーザーと共有されることを特徴とする、
請求項2に記載の個人ウェブページでの地理情報提供システム。
【請求項4】
前記ポリゴンオブジェクトは前記個人ウェブページのサーバーで動的に生成され、前記照会要請をしたユーザークライアントに提供されることを特徴とする、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の個人ウェブページでの地理情報提供システム。
【請求項5】
前記ポリゴンオブジェクトは前記個人ウェブページのスクリプトにより動的に生成され、前記照会要請をしたユーザークライアントに提供されることを特徴とする、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の個人ウェブページでの地理情報提供システム。
【請求項6】
前記ポリゴンオブジェクトは前記照会要請をしたユーザークライアントにあらかじめ設置されたアプリケーションにより動的に生成されることを特徴とする、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の個人ウェブページでの地理情報提供システム。
【請求項7】
前記ポリゴンオブジェクトを、前記ロードされたマップデータの地図上に表示するために臨時レイヤーが生成され、
前記臨時レイヤーが前記ロードされたマップデータの地図レイヤーに重畳されることによって、前記ポリゴンオブジェクトが表示されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の個人ウェブページでの地理情報提供システム。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−65313(P2013−65313A)
【公開日】平成25年4月11日(2013.4.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−235690(P2012−235690)
【出願日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【分割の表示】特願2008−553152(P2008−553152)の分割
【原出願日】平成19年1月24日(2007.1.24)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】